JPH0718794B2 - 油分濃度計 - Google Patents

油分濃度計

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JPH0718794B2
JPH0718794B2 JP60142333A JP14233385A JPH0718794B2 JP H0718794 B2 JPH0718794 B2 JP H0718794B2 JP 60142333 A JP60142333 A JP 60142333A JP 14233385 A JP14233385 A JP 14233385A JP H0718794 B2 JPH0718794 B2 JP H0718794B2
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省三 矢野
伊藤  博
昇平 石田
和弘 林田
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、船舶や工場などの排水中に含まれる油分を
測定する油分濃度計、特に試料水を超音波照射によって
乳化白濁させ、この乳化濁度を光学的に測定して油分濃
度を表示する形式の油分濃度計に関する。
〔従来技術〕
油濁による河川、港湾などにおける汚染は、典型的な公
害として大きな社会問題となり、この防止と抑制のため
に厳しい排水基準が立法化されいる。特に船舶内に発生
したビルジ(船底沈澱の油性混合物)は、国際条約によ
っても許容の含有油分が規定されており、その規定を守
る計測器として油分濃度計が船底などに設置される。
従来の油分濃度計の構成の一例を第2図に示すが、この
ブロックダイヤグラムに基づき油分濃度計における測定
動作について説明する。
まず試料水Wを採取するために電磁弁6を一定時間開
き、セル1中の試料水Wを入れ換える。その後セル1内
の乱流がおさまってから濁度を測定する。濁度測定手段
は、光源3、透過光の検出器4、散乱光の検出器5及び
差動増幅器11から構成されている。差動増幅器11からは
透過光に対する散乱光の比が出力され、光源の明るさの
変動や試料水Wの着色による影響を軽減させる。
採取した直後、即ち乳化前の試料水Wの濁度は、それに
相当した信号が差動増幅器11から出力され演算回路12に
記憶される。それと同時に差動増幅器11からの出力信号
はコンパレータ15に入り、予め設定した設定値と比較さ
れ、浮遊懸濁物質SS成分の濃度が基準を上回るときは、
コンパレータ15から警報回路18へ異常信号を送出し、警
報回路18から装置異常を知らせる警報信号を発する。
次に、試料水W中に超音波を照射してそれに含まれる油
分を乳化白濁させる。乳化手段は、機械的な振動子2
と、その振動子2の励振回路7とから構成される。この
乳化動作時において超音波が正常に発生されているかど
うかを検知するため、超音波機能判定回路8を設けてお
き、その機能が低下したときは、これを検知して警報回
路18へ異常信号を送り、警報回路18から外部に対して装
置異常の警報信号を発する。尚、図中19は電源回路であ
る。
超音波照射により試料水Wの乳化を行なった後、乱流が
おさまってから試料水Wの乳化後における濁度を測定
し、演算回路12において前のステップで測定し記憶して
おいた乳化前の濁度との差分、すなわち油分の乳化によ
り増加した濁度を算出し、その値から試料水Wの油分濃
度を演算し、その濃度値を表示器13に表示する。そし
て、測定された油分濃度はコンパレータ14において比較
され、その値が設定基準値(通常15ppm程度)を超える
ときは油分濃度の異常を知らせる警報信号を発し、船外
への排水を停止する。
これらの動作のタイミングはシーケンスコントローラ20
によって制御され、第3図のタイムチャートに示すよう
に、順次各ステップが動作するように組み込まれてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この油分濃度計は、常に排水中に含まれる油分が基準値
以下に抑えられるように監視するために、正常に作動し
ていることが絶対に必要である。従って、装置に異常が
発生すれば取り敢えず船外排水を中止することとなる。
ここで、装置の作動中における異常を示す警報信号の内
容としては、ヒューズ切れ、SS成分の異常高濃度、超音
波発生機能の低下などの諸元がある。
しかし従来の装置にあっては、装置の作動中、例えば約
15秒に1回の割合でサンプリングしながら連続監視を行
なっている途中で、僅か1回だけSS成分の異常高濃度や
超音波発生機能の低下による警報信号が発せられた場合
でも、その都度船外排水を中止しなければならない。ま
た、試料水Wを収容するセル1に気泡が混入したりして
その気泡の影響によってもこれらの警報信号を発する場
合があり、その度毎に船外排水を中断していたのでは作
業上の効率が悪く、使用に耐えない。
この発明は前述の問題点を解決するために、装置の作動
中における異常を効率的に捉えて作業の能率を向上さ
せ、装置の異常による点検修理回数を減少することがで
きる油分濃度計を提供しようとしてなされた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る油分濃度計は、装置の作動中における異
常を示す信号が、電源のヒューズ切れといったような場
合を除き、予め設定した回数だけ連続して発生した場合
に限り、外部へ警報信号を発するようにすることによっ
て前述した問題点を解決した。
ここで、装置の作動中における異常を示す信号について
より具体的に述べるならば、例えばその1つは、乳化前
の試料水の濁度の信号に基づきSS成分の異常高濃度を検
知して発せられる信号であり、また別の1つは、超音波
発生機能の低下を検知して発せられる信号である。
〔作用〕
この発明は以上の構成をとるから、例えば約15秒間隔で
試料水をサンプリングして連続測定を行なっている場合
において、複数回連続して異常信号が発生した時点で初
めて警報信号が外部に対して発せられ、瞬間的な一過性
の異常については外部への警報は発せられない。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について第1図を参照しながら
説明するが、従来の技術(第2図参照)において説明し
た諸構成については、重複するのでその説明を省略す
る。
まず、乳化前における試料水Wの濁度信号は、差動増幅
器11から出力されて演算回路12へ送られると同時に、コ
ンパレータ15において設定値と比較され、SS成分が異常
高濃度であるかどうかの判定が行なわれるが、従来装置
と異なる点は、このときスイッチ16を閉じ、判定信号を
次のカウンタ回路17へ送ることである。カウンタ回路17
は、判定結果がSS成分異常高濃度の場合には1だけカウ
ントアップし、正常な場合にはリセットされるようにな
っている。
そして第3図に示すタイムチャートに従って何回か測定
を繰り返し、連続してカウントアップするときは、予め
設定されたカウント数に達した時点で初めて、カウンタ
回路17から警報回路18へ信号が送られ、警報回路18から
外部機器へ装置における異常を知らせる信号が発せられ
る。
また、乳化動作時においては、正常に超音波を発生して
いるかどうかを、超音波発生機能の判定回路8によって
判定し、その判定信号を、スイッチ9を開閉することに
よってカウンタ回路10に入れる。そして、超音波発生機
能が低下していると判定されたときは、1だけカウント
アップし、正常な場合にはリセットされる。その後、何
回か測定を繰り返し、連続してカウントアップすること
により、予め設定したカウント数に達した時点で初め
て、カウンタ回路10から警報回路18へ信号を送り、警報
回路18から外部機器に対して警報信号を発して装置異常
を知らせる。
尚、他の装置異常として、電源回路19のヒューズ切れが
あるが、このときは直ちに警報回路18から外部機器に対
して警報信号を発する。
以上説明した実施例においては、カウンタ回路を複数設
け、それぞれにおいてSS成分の異常高濃度及び超音波発
生機能の低下の異常信号を個別に計数するようにしてい
るが、共通の1つのカウンタ回路だけを設け、SS成分高
濃度の異常信号と超音波発生機能低下の異常信号とを加
算しながら計数するような構成としてもよい。また、異
常信号の内容としては、上述したものに限らず、それ以
外の装置異常であってもよいことは言うまでもない。
〔効果〕
この発明は以上のような構成を有し、装置の作動中にお
ける異常を示す警報信号が、電源回路のヒューズ切れと
いったような場合を除いて、複数回の測定において連続
して異常であった場合に限り、外部に対して発せられる
から、連続した船外排水作業において一過的な装置異常
により警報信号が発せられて作業が停止するような事態
を避けることができ、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例である油分濃度計の構成を
示すブロックダイヤグラム、第2図は、従来の油分濃度
計の構成を示すブロックダイヤグラム、第3図は、油分
濃度計における測定動作の1例を示すタイムチャートで
ある。 1……セル、2……振動子、3……光源、4、5……光
検出器、6……電磁弁、7……振動子励振回路、8……
超音波機能判定回路、9、16……スイッチ、10、17……
カウンタ回路、11……差動増幅器、12……演算回路、13
……表示器、14、15……コンパレータ、18……警報回
路、19……電源回路、20……シーケンスコントローラ。
フロントページの続き (72)発明者 林田 和弘 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (56)参考文献 特開 昭52−5172(JP,A) 特開 昭53−20988(JP,A) 特開 昭58−37544(JP,A) 実開 昭57−20645(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油分を含む試料水を採取する手段と、採取
    した試料水に超音波を照射して油分を乳化させる手段
    と、超音波の照射前後にわたる試料水の濁度を測定する
    手段と、超音波の照射前後における濁度の差分から油分
    濃度を演算する手段と、その結果を表示する手段と、算
    出された油分濃度と設定基準値とを比較して油分濃度が
    設定基準値を越えた時に警報信号を発する手段と、装置
    の作動中における各種異常を判定し検出する手段と、異
    常を検出した時に警報信号を発する手段と、これらの各
    手段を順次動作させるためのシーケンスコントローラ
    と、を備えてなる油分濃度計において、前記異常判定手
    段に複数回連続して開閉されるスイッチを設けるととも
    に、このスイッチの閉成によって検出された異常信号
    が、予め設定された回数だけ連続して発生した時に前記
    警報信号発生手段に信号を送出するカウンタ回路を付設
    したことを特徴とする油分濃度計。
  2. 【請求項2】装置の作動中における異常が浮遊懸濁物質
    SS成分の異常高濃度であり、異常判定手段によって超音
    波照射前における試料水の濁度と設定値とを比較して判
    定信号を発生するようにした特許請求の範囲第1項記載
    の油分濃度計。
  3. 【請求項3】装置の作動中における異常が乳化手段にお
    ける超音波発生手段の機能低下であり、異常判定手段に
    よって超音波発生機能の低下を検出して判定信号を発生
    するようにした特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    油分濃度計。
  4. 【請求項4】各異常判定手段からの判定信号を共通のカ
    ウンタ回路に入力するようにした特許請求の範囲第3項
    記載の油分濃度計。
JP60142333A 1985-06-27 1985-06-27 油分濃度計 Expired - Lifetime JPH0718794B2 (ja)

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