JPH07187617A - 高い溶解速度を有する耐摩耗性過炭酸ナトリウムの製造法および過炭酸ナトリウム - Google Patents
高い溶解速度を有する耐摩耗性過炭酸ナトリウムの製造法および過炭酸ナトリウムInfo
- Publication number
- JPH07187617A JPH07187617A JP6273779A JP27377994A JPH07187617A JP H07187617 A JPH07187617 A JP H07187617A JP 6273779 A JP6273779 A JP 6273779A JP 27377994 A JP27377994 A JP 27377994A JP H07187617 A JPH07187617 A JP H07187617A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sodium percarbonate
- coating
- sodium
- solution
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D17/00—Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
- C11D17/0039—Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
- C01B15/055—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof
- C01B15/10—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon
- C01B15/106—Stabilisation of the solid compounds, subsequent to the preparation or to the crystallisation, by additives or by coating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2/00—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
- B01J2/003—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic followed by coating of the granules
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2/00—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
- B01J2/16—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by suspending the powder material in a gas, e.g. in fluidised beds or as a falling curtain
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B15/00—Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
- C01B15/055—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof
- C01B15/10—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon
- C01B15/103—Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof containing carbon containing only alkali metals as metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
- C11D3/3942—Inorganic per-compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高いOa−含量とともに高い溶解速度並びに
高い耐摩耗性を有する生成物を生じる過炭酸ナトリウム
の製造法。 【構成】 渦動層中で、渦動層温度で、被覆成分を含有
する溶液と一緒に過炭酸ナトリウム粒子を噴霧し、かつ
水を同時に蒸発させることによって、過炭酸ナトリウム
粒子の上で被覆層を塗布する。
高い耐摩耗性を有する生成物を生じる過炭酸ナトリウム
の製造法。 【構成】 渦動層中で、渦動層温度で、被覆成分を含有
する溶液と一緒に過炭酸ナトリウム粒子を噴霧し、かつ
水を同時に蒸発させることによって、過炭酸ナトリウム
粒子の上で被覆層を塗布する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い活性酸素含量の場
合に同時に高い耐摩耗性および高い溶解速度を有する過
炭酸ナトリウムの製造法に関する。
合に同時に高い耐摩耗性および高い溶解速度を有する過
炭酸ナトリウムの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】式:2Na2CO3・3H2O2で示される
過炭酸ナトリウムの製造のためには、種々の方法が知ら
れている。過炭酸ナトリウムの物質特性は、使用された
方法に著しい範囲で左右される。
過炭酸ナトリウムの製造のためには、種々の方法が知ら
れている。過炭酸ナトリウムの物質特性は、使用された
方法に著しい範囲で左右される。
【0003】工業的に有用な方法原理は、炭酸ナトリウ
ムと過酸化水素との水相中での反応および過炭酸ナトリ
ウムの結晶化に基づいている。前記方法は、一般に、次
の工程: (a)過酸化水素水溶液と、炭酸ナトリウム、塩化ナト
リウムおよび場合によっては他の助剤を含有する水溶液
または懸濁液とを合わせ、(b)過炭酸ナトリウムを晶
出し、(c)晶出した過炭酸ナトリウムを母液から分離
し、(d)炭酸ナトリウムおよび必要に応じて塩化ナト
リウムおよび他の助剤を、場合によっては予め生成した
母液の一部にに添加し、かつこうして増量された溶液ま
たは懸濁液を工程(a)に返送することを包含する。
ムと過酸化水素との水相中での反応および過炭酸ナトリ
ウムの結晶化に基づいている。前記方法は、一般に、次
の工程: (a)過酸化水素水溶液と、炭酸ナトリウム、塩化ナト
リウムおよび場合によっては他の助剤を含有する水溶液
または懸濁液とを合わせ、(b)過炭酸ナトリウムを晶
出し、(c)晶出した過炭酸ナトリウムを母液から分離
し、(d)炭酸ナトリウムおよび必要に応じて塩化ナト
リウムおよび他の助剤を、場合によっては予め生成した
母液の一部にに添加し、かつこうして増量された溶液ま
たは懸濁液を工程(a)に返送することを包含する。
【0004】前記方法原理の詳細に関連して、ドイツ連
邦共和国特許出願公開第2328803号明細書、同第
2652776号明細書、ドイツ連邦共和国特許第28
00760号明細書が指摘される。
邦共和国特許出願公開第2328803号明細書、同第
2652776号明細書、ドイツ連邦共和国特許第28
00760号明細書が指摘される。
【0005】前記の種類の結晶化法によって取得された
過炭酸ナトリウムは、十分な活性酸素含量(Oa)を有
し、この場合、工業製品のOaは約14%を有する。こ
の結晶構造は、放射状であり、一方で、望ましい高い溶
解速度を引き起こすが、しかし他方で、しばしば、空気
による運搬の際に問題を生じうる望ましくない高い摩耗
を引き起こす。従って、結晶化によって取得された過炭
酸ナトリウムに関連して、耐摩耗性を向上させ、高い溶
解速度および高いOa−含量に対して極く僅かにもマイ
ナスに影響を及ぼさないことに大きな関心が払われてい
る。
過炭酸ナトリウムは、十分な活性酸素含量(Oa)を有
し、この場合、工業製品のOaは約14%を有する。こ
の結晶構造は、放射状であり、一方で、望ましい高い溶
解速度を引き起こすが、しかし他方で、しばしば、空気
による運搬の際に問題を生じうる望ましくない高い摩耗
を引き起こす。従って、結晶化によって取得された過炭
酸ナトリウムに関連して、耐摩耗性を向上させ、高い溶
解速度および高いOa−含量に対して極く僅かにもマイ
ナスに影響を及ぼさないことに大きな関心が払われてい
る。
【0006】良好な耐摩耗性を有する生成物を生じる過
炭酸ナトリウムの製造のためのもう1つの方法原理は、
種晶の寸法が製造すべき生成物の寸法よりも小さい種晶
を含有する渦動層(Wirbelschicht)中、過酸化水素水
溶液および炭酸ナトリウム水溶液中へ供給し、かつ導入
された水を蒸発させることにある。前記方法の種々の実
施態様に関連して、フランス共和国特許第207643
0号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2733
935号明細書およびドイツ連邦共和国特許出願番号第
P4329205.4号明細書が指摘される。
炭酸ナトリウムの製造のためのもう1つの方法原理は、
種晶の寸法が製造すべき生成物の寸法よりも小さい種晶
を含有する渦動層(Wirbelschicht)中、過酸化水素水
溶液および炭酸ナトリウム水溶液中へ供給し、かつ導入
された水を蒸発させることにある。前記方法の種々の実
施態様に関連して、フランス共和国特許第207643
0号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2733
935号明細書およびドイツ連邦共和国特許出願番号第
P4329205.4号明細書が指摘される。
【0007】前記渦動層法により得られた過炭酸ナトリ
ウムの構造は、本質的に球形状かつ緊密である。十分な
Oa−含量および高い耐摩耗性にもかかわらず、前記方
法原理により得られた生成物は、溶解速度を、結晶化に
よって取得された生成物と比べて本質的に減速させ、そ
の結果、洗浄液中で、活性酸素は、減速していく場合に
のみ過炭酸ナトリウムから遊離されることによって、使
用技術的欠点を有する。
ウムの構造は、本質的に球形状かつ緊密である。十分な
Oa−含量および高い耐摩耗性にもかかわらず、前記方
法原理により得られた生成物は、溶解速度を、結晶化に
よって取得された生成物と比べて本質的に減速させ、そ
の結果、洗浄液中で、活性酸素は、減速していく場合に
のみ過炭酸ナトリウムから遊離されることによって、使
用技術的欠点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、高いOa−含量とともに高い溶解速度並びに高い耐
摩耗性を有する生成物を生じる過炭酸ナトリウムの製造
法を記載することである。
は、高いOa−含量とともに高い溶解速度並びに高い耐
摩耗性を有する生成物を生じる過炭酸ナトリウムの製造
法を記載することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、渦動層中
で、40〜95℃の範囲内の渦動層温度で、1つまたは
それ以上の被覆成分を含有する溶液と一緒に過炭酸ナト
リウム粒子を噴霧し、かつ水を同時に蒸発させることに
よって、過炭酸ナトリウム粒子の上で被覆層を塗布する
ことを包含する方法によって解決され、前記方法は、結
晶化によって水相中で得られる過炭酸ナトリウム粒子
を、過炭酸ナトリウムを含有する水溶液または同時に過
酸化水素水溶液および炭酸ナトリウム水溶液と一緒に噴
霧し、この場合、Na2CO3対H2O2のモル比は双方の
溶液中で本質的に2対3であることによって特徴付けら
れる。
で、40〜95℃の範囲内の渦動層温度で、1つまたは
それ以上の被覆成分を含有する溶液と一緒に過炭酸ナト
リウム粒子を噴霧し、かつ水を同時に蒸発させることに
よって、過炭酸ナトリウム粒子の上で被覆層を塗布する
ことを包含する方法によって解決され、前記方法は、結
晶化によって水相中で得られる過炭酸ナトリウム粒子
を、過炭酸ナトリウムを含有する水溶液または同時に過
酸化水素水溶液および炭酸ナトリウム水溶液と一緒に噴
霧し、この場合、Na2CO3対H2O2のモル比は双方の
溶液中で本質的に2対3であることによって特徴付けら
れる。
【0010】本発明により得られた過炭酸ナトリウム
は、結晶化法によって得られた過炭酸ナトリウムからの
核および渦動層法で塗布された過炭酸ナトリウムからの
被覆からなる。この被覆を用いて、孔は充填され、かつ
結晶縁部および結晶角が覆われ、その結果、高い耐摩耗
性が達成される。
は、結晶化法によって得られた過炭酸ナトリウムからの
核および渦動層法で塗布された過炭酸ナトリウムからの
被覆からなる。この被覆を用いて、孔は充填され、かつ
結晶縁部および結晶角が覆われ、その結果、高い耐摩耗
性が達成される。
【0011】被覆は、常法では、核に対して1〜20重
量%である。既に、数重量%の被覆は、高い耐摩耗性の
維持のために十分である。好ましくは、過炭酸ナトリウ
ム被覆は、核に対して3〜10重量%である。薄い被覆
層によって、溶解速度は、極く僅かでも影響を及ぼされ
ず、その結果、結晶化によって取得された過炭酸ナトリ
ウムの公知の高い溶解速度は、本質的に維持されたまま
である。更に、過炭酸ナトリウムを含有する本発明によ
る被覆によって、Oa−含量は減少されないだけでな
く、それどころかむしろ0.1〜0.2%増大し、その
結果、14重量%以上のOa−含量を有する生成物が良
好に入手可能である。
量%である。既に、数重量%の被覆は、高い耐摩耗性の
維持のために十分である。好ましくは、過炭酸ナトリウ
ム被覆は、核に対して3〜10重量%である。薄い被覆
層によって、溶解速度は、極く僅かでも影響を及ぼされ
ず、その結果、結晶化によって取得された過炭酸ナトリ
ウムの公知の高い溶解速度は、本質的に維持されたまま
である。更に、過炭酸ナトリウムを含有する本発明によ
る被覆によって、Oa−含量は減少されないだけでな
く、それどころかむしろ0.1〜0.2%増大し、その
結果、14重量%以上のOa−含量を有する生成物が良
好に入手可能である。
【0012】過炭酸ナトリウムを渦動層中で核に対して
僅かな過炭酸ナトリウムの被覆量を用いて工業的に簡単
な方法で再現可能であるように被覆することによって、
高いOa−含量、高い耐摩耗性および高い溶解速度を有
する過炭酸ナトリウムを得ることができることは予測不
可能であった。本質的に閉鎖された表面構造によって、
生成物は、付加的に、貯蔵安定性を減少させる物質のよ
り少ない攻撃にさらされ、その結果、本発明により得ら
れた過炭酸ナトリウムの貯蔵安定性は、被覆されず、結
晶化によってのみ取得された過炭酸ナトリウム核の貯蔵
安定性よりも高い。
僅かな過炭酸ナトリウムの被覆量を用いて工業的に簡単
な方法で再現可能であるように被覆することによって、
高いOa−含量、高い耐摩耗性および高い溶解速度を有
する過炭酸ナトリウムを得ることができることは予測不
可能であった。本質的に閉鎖された表面構造によって、
生成物は、付加的に、貯蔵安定性を減少させる物質のよ
り少ない攻撃にさらされ、その結果、本発明により得ら
れた過炭酸ナトリウムの貯蔵安定性は、被覆されず、結
晶化によってのみ取得された過炭酸ナトリウム核の貯蔵
安定性よりも高い。
【0013】望ましい場合には、過炭酸ナトリウムから
の被覆の塗布と一緒にかまたは塗布後に公知の活性酸素
安定剤を塗布することも可能であり、その結果、前記安
定剤は、過炭酸塩からの被覆層の中または上に存在す
る。有利に、炭酸ナトリウム、マグネシウム塩、アルカ
リ珪酸塩、硼酸塩および過硼酸塩の順序からなる被覆形
成安定剤は、1つまたはそれ以上の水溶液を使用しなが
ら、渦動層中で過炭酸塩被覆の上に塗布される。Oa−
含量を本質的に低下させないために、前記の付加的な被
覆の量は、例えば1〜10重量%の間で低く維持され
る。
の被覆の塗布と一緒にかまたは塗布後に公知の活性酸素
安定剤を塗布することも可能であり、その結果、前記安
定剤は、過炭酸塩からの被覆層の中または上に存在す
る。有利に、炭酸ナトリウム、マグネシウム塩、アルカ
リ珪酸塩、硼酸塩および過硼酸塩の順序からなる被覆形
成安定剤は、1つまたはそれ以上の水溶液を使用しなが
ら、渦動層中で過炭酸塩被覆の上に塗布される。Oa−
含量を本質的に低下させないために、前記の付加的な被
覆の量は、例えば1〜10重量%の間で低く維持され
る。
【0014】この方法の実施のために、渦動層乾燥のた
めの通常の装置、殊に、被覆成分または反応成分含有の
水溶液の噴霧のための噴霧ノズルが設けられている円筒
状または管状の渦動層乾燥機が重要である。核の上に被
覆すべき被覆量は僅かであるので、この方法は、簡単
に、いずれにしてもしばしば結晶化によって取得された
過炭酸ナトリウムの乾燥のために使用されている多帯域
の管状流動床乾燥機中で実施することができる:この場
合、第一の帯域中で結晶化された生成物は散布され、か
つ最後の帯域中で最終的に乾燥される。
めの通常の装置、殊に、被覆成分または反応成分含有の
水溶液の噴霧のための噴霧ノズルが設けられている円筒
状または管状の渦動層乾燥機が重要である。核の上に被
覆すべき被覆量は僅かであるので、この方法は、簡単
に、いずれにしてもしばしば結晶化によって取得された
過炭酸ナトリウムの乾燥のために使用されている多帯域
の管状流動床乾燥機中で実施することができる:この場
合、第一の帯域中で結晶化された生成物は散布され、か
つ最後の帯域中で最終的に乾燥される。
【0015】過炭酸ナトリウムを有する核の均質な被覆
を達成するために、濃厚なソーダ水溶液および過酸化水
素水溶液を、三成分系ノズルを使用しながら、溶液と噴
射剤としての空気との外部からの混合物と一緒に噴霧す
ることは特に好ましい。この流量は、Na2CO3対H2
O2のモル比が約2対3であるように選択され;10%
までの過少量または好ましくは過剰量の僅かなH2O2の
使用は可能である。三成分系ノズルを使用しながらの噴
霧過程の特に有利な実施態様並びに三成分系ノズルの構
造は、このことについて開示されているドイツ連邦共和
国特許出願第P4329205.4号から確認すること
ができる。前記の三成分系ノズルの使用によって、溶液
の確実かつ均質な混和が達成され;更に、燐含有結晶化
阻害剤は不用である。
を達成するために、濃厚なソーダ水溶液および過酸化水
素水溶液を、三成分系ノズルを使用しながら、溶液と噴
射剤としての空気との外部からの混合物と一緒に噴霧す
ることは特に好ましい。この流量は、Na2CO3対H2
O2のモル比が約2対3であるように選択され;10%
までの過少量または好ましくは過剰量の僅かなH2O2の
使用は可能である。三成分系ノズルを使用しながらの噴
霧過程の特に有利な実施態様並びに三成分系ノズルの構
造は、このことについて開示されているドイツ連邦共和
国特許出願第P4329205.4号から確認すること
ができる。前記の三成分系ノズルの使用によって、溶液
の確実かつ均質な混和が達成され;更に、燐含有結晶化
阻害剤は不用である。
【0016】
例1および2並びに比較例 食塩とヘキサメタリン酸ナトリウムとを含有する水相を
使用しながら結晶化法によって取得された8重量%の残
留湿分を有する過炭酸ナトリウムを、管状渦動層乾燥機
中で乾燥させるか(比較例VB)もしくは過炭酸ナトリ
ウムを形成する溶液の種々の量と一緒に噴霧しかつ乾燥
させる(=例1および2)。
使用しながら結晶化法によって取得された8重量%の残
留湿分を有する過炭酸ナトリウムを、管状渦動層乾燥機
中で乾燥させるか(比較例VB)もしくは過炭酸ナトリ
ウムを形成する溶液の種々の量と一緒に噴霧しかつ乾燥
させる(=例1および2)。
【0017】渦動層乾燥機は、噴霧帯域(S)(0.5
m2)および乾燥帯域(T)を包含した。前記帯域への
供給空気および排出空気の温度(TS/zuおよびTT/zu;
TS/ abおよびTT/ab)は、供給および排出された過炭酸
ナトリウム(NaPc)および噴霧溶液の質量流と同様
に表から明らかである。噴霧溶液とは、ソーダ水溶液
(30重量%)と過酸化水素水溶液(70重量%)とか
らなる混合物であり、三成分系のズルを用いて、溶液と
噴射剤としての空気との外部からの混合物と一緒に噴霧
され;Na2CO3対H2O2のモル比は、双方の溶液中で
2対3であり、混合物中の過炭酸ナトリウム含量は3
6.9重量%であった。
m2)および乾燥帯域(T)を包含した。前記帯域への
供給空気および排出空気の温度(TS/zuおよびTT/zu;
TS/ abおよびTT/ab)は、供給および排出された過炭酸
ナトリウム(NaPc)および噴霧溶液の質量流と同様
に表から明らかである。噴霧溶液とは、ソーダ水溶液
(30重量%)と過酸化水素水溶液(70重量%)とか
らなる混合物であり、三成分系のズルを用いて、溶液と
噴射剤としての空気との外部からの混合物と一緒に噴霧
され;Na2CO3対H2O2のモル比は、双方の溶液中で
2対3であり、混合物中の過炭酸ナトリウム含量は3
6.9重量%であった。
【0018】
【表1】
【0019】実施例は、摩耗を本発明方法によって本質
的に減少させることができることを示している。既に、
約6重量%の被覆材料を用いる被覆(=例1)は、更に
僅かな溶解時間で、耐摩耗性の生成物を生じる。被覆量
が更に増大する場合(例2:約18%)、耐摩耗性は、
溶解時間が同時に増大する場合に、僅かにのみ減少す
る。
的に減少させることができることを示している。既に、
約6重量%の被覆材料を用いる被覆(=例1)は、更に
僅かな溶解時間で、耐摩耗性の生成物を生じる。被覆量
が更に増大する場合(例2:約18%)、耐摩耗性は、
溶解時間が同時に増大する場合に、僅かにのみ減少す
る。
【0020】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨッヘン レーベルト ドイツ連邦共和国 ラインフェルデン ブ ルステルシュトラーセ 9 (72)発明者 ペーター シューベルト ドイツ連邦共和国 グレンツアッハ−ヴィ ーレン イン デン アプツマッテン 11 (72)発明者 トーマス リーザー ドイツ連邦共和国 ハーナウ トロイエナ ー シュトラーセ 1
Claims (5)
- 【請求項1】 渦動層中で、40〜95℃の範囲内の渦
動層温度で、1つまたはそれ以上の被覆成分を含有する
溶液と一緒に過炭酸ナトリウム粒子を噴霧し、かつ水を
同時に蒸発させることによって、過炭酸ナトリウム粒子
の上で被覆層を塗布することを包含する、高い溶解速度
を有する耐摩耗性の過炭酸ナトリウムを製造するための
方法において、結晶化によって水相中で得られる過炭酸
ナトリウム粒子を、過炭酸ナトリウムを含有する水溶液
または同時に過酸化水素水溶液および炭酸ナトリウム水
溶液と一緒に噴霧し、この場合、Na2CO3対H2O2の
モル比は双方の溶液中で本質的に2対3であることを特
徴とする、高い溶解速度を有する耐摩耗性の過炭酸ナト
リウムの製造法。 - 【請求項2】 過炭酸ナトリウム粒子を、三成分系ノズ
ルを使用しながら、過酸化水素溶液と炭酸ナトリウム溶
液および噴射ガス、好ましくは空気との外部からの混合
物と、前記溶液とを一緒に噴霧する、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】 被覆層の量が、使用された過炭酸ナトリ
ウム粒子の1〜20重量%、好ましくは3〜10重量%
である、請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 過炭酸ナトリウムの塗布と同時にかまた
は塗布後に、他の被覆成分を塗布し、この場合、前記成
分は、過炭酸ナトリウム被覆中に包接されているかまた
は過炭酸ナトリウム被覆の上の1つまたは2つの付加的
な被覆層を形成する、請求項1から3までのいずれか1
項に記載の方法。 - 【請求項5】 過炭酸ナトリウムにおいて、結晶化法に
よって得られた過炭酸ナトリウムからなる核および該核
に対して1〜20重量%の量で、渦動層中で該核の上に
塗布された過炭酸ナトリウムからなる被覆を有し、被覆
中または付加的に被覆上に、安定化作用を有する被覆成
分が配置されていてもよいことを特徴とする、過炭酸ナ
トリウム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4338401A DE4338401A1 (de) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | Verfahren zur Herstellung von abriebfestem Natriumpercarbonat mit hoher Lösegeschwindigkeit |
DE4338401.3 | 1993-11-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07187617A true JPH07187617A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=6502272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6273779A Pending JPH07187617A (ja) | 1993-11-10 | 1994-11-08 | 高い溶解速度を有する耐摩耗性過炭酸ナトリウムの製造法および過炭酸ナトリウム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0654440B2 (ja) |
JP (1) | JPH07187617A (ja) |
KR (1) | KR100321534B1 (ja) |
AT (1) | ATE169888T1 (ja) |
DE (2) | DE4338401A1 (ja) |
ES (1) | ES2122120T5 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19717729A1 (de) * | 1997-04-26 | 1998-10-29 | Degussa | Umhüllte Natriumpercarbonatpartikel, Verfahren zu ihrer Herstellung und deren Verwendung |
WO2008135461A1 (en) * | 2007-05-02 | 2008-11-13 | Solvay (Société Anonyme) | Process for the preparation of coated sodium percarbonate |
WO2008135464A1 (en) * | 2007-05-02 | 2008-11-13 | Solvay (Societe Anonyme) | Process for the preparation of coated sodium percarbonate |
CN101687640A (zh) * | 2007-05-02 | 2010-03-31 | 索尔维公司 | 用于制备包覆的过碳酸钠的方法 |
DE102013211093A1 (de) | 2013-06-14 | 2014-12-18 | Evonik Treibacher Gmbh | Umhüllte Natriumpercarbonatpartikel |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2076430A5 (fr) † | 1970-01-14 | 1971-10-15 | Solvay | Procede de fabrication du percarbonate de sodium |
BE790351A (fr) † | 1971-11-15 | 1973-04-20 | Solvay | Procede de fabrication de percarbonate de sodium |
DE2328803C3 (de) * | 1973-06-06 | 1982-11-25 | Peroxid-Chemie GmbH, 8023 Höllriegelskreuth | Verfahren zur Herstellung eines abriebfesten, grobkörnigen Natriumpercarbonats |
LU75466A1 (ja) * | 1976-07-27 | 1978-02-08 | ||
FI76054C (fi) * | 1985-11-15 | 1988-09-09 | Gnii Khim T Elemento Organ | Foerfarande foer framstaellning av natriumperkarbonat i granulatform. |
-
1993
- 1993-11-10 DE DE4338401A patent/DE4338401A1/de not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-10-12 AT AT94116033T patent/ATE169888T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-10-12 EP EP94116033A patent/EP0654440B2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-12 DE DE59406723T patent/DE59406723D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-12 ES ES94116033T patent/ES2122120T5/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-08 JP JP6273779A patent/JPH07187617A/ja active Pending
- 1994-11-09 KR KR1019940029238A patent/KR100321534B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE59406723D1 (de) | 1998-09-24 |
EP0654440B1 (de) | 1998-08-19 |
KR950014278A (ko) | 1995-06-15 |
KR100321534B1 (ko) | 2002-06-26 |
DE4338401A1 (de) | 1995-05-11 |
ES2122120T3 (es) | 1998-12-16 |
EP0654440B2 (de) | 2003-01-22 |
ATE169888T1 (de) | 1998-09-15 |
ES2122120T5 (es) | 2003-09-01 |
EP0654440A1 (de) | 1995-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1149800B1 (en) | Granular coated sodium percarbonate for detergent and its manufacturing process | |
JP3599737B2 (ja) | 被覆されたペルオキシ炭酸ナトリウム粒子、その製造法ならびに該化合物を含有する洗剤組成物、清浄剤組成物および漂白剤組成物 | |
KR100309586B1 (ko) | 피복된 과탄산나트륨 입자, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 세제,세정제 및 표백제 | |
US5902682A (en) | Coated sodium percarbonate particles, a process for their preparation and their use | |
US5478488A (en) | Detergent composition containing alkali metal peroxysalt stabilized with alkali metal sulfate and chloride | |
JP3579441B2 (ja) | 被覆材料で被覆された過炭酸ナトリウム粒子及びその製法 | |
EP0364840B2 (en) | Process for manufacturing a soda ash peroxygen | |
JPS5824361B2 (ja) | 被覆によって安定化された過炭酸ナトリウムの微粒子 | |
JPS6251883B2 (ja) | ||
EP1572852B1 (en) | Coated peroxygen compounds with controlled release, a process for their preparation and their use | |
US7241433B2 (en) | Process for the preparation of coated granular sodium percarbonate, and product obtainable by the process | |
KR930006689B1 (ko) | 안정화된 과탄산나트륨의 제조방법 | |
JPH07187617A (ja) | 高い溶解速度を有する耐摩耗性過炭酸ナトリウムの製造法および過炭酸ナトリウム | |
EP0658150B1 (en) | A process for preparing a crystalline, stable sodium percarbonate | |
JP2004509828A (ja) | 過炭酸ナトリウム−流動床粒状物及びその製造方法 | |
KR0127993B1 (ko) | 세제 배합물에서 안정한 탄산나트륨 과수화물의 제조 및 피복 방법 | |
JPH09124308A (ja) | 過炭酸ナトリウム粒子の製造又は被覆の際の溶解時間の短縮法 | |
US5632965A (en) | Method for the preparation of stabilized sodium percarbonate | |
KR20040004471A (ko) | 과탄산나트륨의 내부 안정성 개선방법 | |
RU2454365C2 (ru) | Способ получения покрытых оболочкой частиц перкарбоната натрия | |
JPS6096511A (ja) | 安定化された粒状過炭酸ナトリウムの製法 | |
CN1134374C (zh) | 稳定的过饱和过硼酸钠溶液及其在稳定的过碳酸钠粒子制造中的应用 | |
US4410444A (en) | Process for the production of a stable per salt |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040624 |