JPH0718742U

JPH0718742U - 足温台

Info

Publication number: JPH0718742U
Application number: JP5596393U
Authority: JP
Inventors: 榮子加藤
Original assignee: 榮子加藤
Priority date: 1993-09-08
Filing date: 1993-09-08
Publication date: 1995-04-04

Abstract

(57)【要約】【目的】冬期および冷房時などに足を暖めたり、血液
の循環を良くし、冷え症、神経痛、関節炎や筋肉疲労の
場合などに、電気を使用しないで簡単に足部を暖められ
るようにしたり、座面の高い椅子に座った場合の足載せ
台として使用するものである。【構成】人の両足を載せるのに適した適宜形状の台２
を発泡スチロールにて形成し、その表面を覆った布、ま
たは布を使用せず直接台２に遠赤外線放射体の粉末を一
様にまたは水玉状に付着して構成したことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、人の足の裏およびふくらはぎ等の足部を暖めるための足温台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、冬期などに足を暖めたり、また足の関節炎や足の筋肉疲労の場合などに足部を暖める足温器や電気あんかなどがあったが、これらは電気を利用し、電熱によって暖めるようにしたものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の足温器や電気あんかは、全て電気を利用していたので、電気のコンセントがない場所または停電時には使用することができなかった。また構造が複雑で取扱いが面倒であり、故障することもあり、且つ電気を消費するなどの問題点があった。本考案は、これらの上記従来における問題点を解消するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

人の両足を載せるのに適した適宜形状の台を発泡スチロールにて形成した台で、上面に布を設けたり、または布を設けなかったり、また遠赤外線放射体の粉末を台または布に付着した足温台であり、電気を全く使用せず、発泡スチロール及び遠赤外線の適当な温暖作用によって足部を暖めるようにしたものである。

【０００５】

【作用】

本考案の足温台に足を載せると、台を形成した発泡スチロールの温暖作用によって足部が暖められる。または台の上面に設けた遠赤外線放射体の粉末を付着した布による温暖作用、または布を用いないで台に直接に付着した遠赤外線放射体の温暖作用により足部が暖められる。

【０００６】

【実施例】

図面に基づいて本考案の実施例を説明する。足温台１を構成する台２は、発泡スチロールにより人の両足を十分に載せることができる程度の大きさの上面が楕円形の立体に形成され、その高さは、使用に適当な高さになっている。また該足温台１は全表面を布３で覆われているが、足を載せる部分である上面の布４のみは、遠赤外線を放射するセラミックスの粉末を蒸着した布４が使用してある。また台２を覆った布３の側面の上部には、ファスナー５が楕円の円周のほぼ２分の１の部分に設けてあって、該ファスナー５を開けると出入口６が現われ、台２を出入させることができる。さらにまた遠赤外線を放射するセラミックスの粉末を布４の上面全体に一様に蒸着してもよいが、図４に示すように多数の水玉状に形成して布４の上面に塗布してもよい。

【０００７】本実施例の足温台１を使用する場合は、足温台１を床の上に置き、椅子に腰を掛け、両足を足温台１の上面の布４の上に載せるのである。こうすれば足の裏は台２の発泡スチロールの温暖作用と、上面の布４の遠赤外線放射体の温暖作用によって暖められ、次第に足の上方が暖められるが、足の上に布などを掛けると一層温度が上昇して暖かい。また台を覆っている布は適宜取り外して洗うことができるので、常に清潔な足温台を使用することができる。

【０００８】次に本考案の第２実施例について説明する。発泡スチロールによって第１実施例の台２の形状とほぼ同様に形成された台２Ａは、布で覆われていないもので、その上面には遠赤外線を放射するセラミックスの粉末が直接に塗布されている。該セラミックスの粉末は、第１実施例と同様に台２Ａの上面全体に一様に塗布されていてもよいが、多数の水玉状に形成されて塗布されてもよい。その他の使用方法も第１実施例とほぼ同様である。また台２のみをそのまま、または台２を布で全表面を覆った状態で足温台として使用したり、台２Ａおよび布４に遠赤外線を放射するセラミックスの粉末を付着したものを足温台として使用してもよいし、台２Ａの表面に種々の色彩を施したものを使用してもよい。これは外観がよく室内のインテリアにもなる。さらにまた足を載せる台の上面において、足の土ふまずに対応する部分を少し突出した形状としてもよい。

【０００９】また図５に示すように前実施例の台の高さを高く形成し、通常オットマンなどと称せられる足載せ台と同様に、足のふくらはぎ等を暖めるようにしてもよい。これは足のふくらはぎ等の筋肉が疲労した場合などに好適である。なおこの場合の台においては、台の上面をゆるやかな円弧状に凹ませて、足のふくらはぎの形状に合わせるようにしてもよい。

【００１０】なお上記の種々の足温台の形状は、楕円形に限定するものではなく、正方形、長方形などその他の形状としてもよい。また幅や大きさなどを大、中、小と種々製作し、男性向き、女性向き、子供向きなどの用途に合わせてもよい。また図１に示す台上面の足形の図形は特に設けなくてもよいし、楕円形の台を縦長にして足を閉じるように置いて使用してもよい。また座面の高い椅子に座った場合の足載せ台として使用すれば、疲労を緩和し健康にも良い。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の足温台は、発泡スチロールおよび遠赤外線放射体の適当な温暖作用によって足部を暖めるようになっており、電気を全く使用しないので省エネ効果があり、且つ危険性がない。また軽い発泡スチロールを主として使用し、且つ構造が簡単であるので製作費が安価になるとともに、持ち運びが便利であり、老人や主婦、学生等が家庭で使用したり、またオフィスで事務をとる場合などにも、簡単容易に使用することができる利点がある。また発泡スチロールおよび遠赤外線の温暖作用により安全に足部を暖めることができ、血液の循環を良くし、冷え症、神経痛、関節炎や筋肉疲労の場合などにも効果的に利用することができる。さらにまた座面の高い椅子に座った場合の足載せ台としても効果的に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の足温台の一部破断斜視図である。

【図２】本考案の足温台の一部破断側面図である。

【図３】本考案の台の平面図である。

【図４】本考案の実施例の台の平面図である。

【図５】本考案の他の実施例の使用状態を示す説明図で
ある。

【符号の説明】

１・・・足温台２，２Ａ・・・台３・・・布４・・・上面の布５・・・ファスナー６・・・出入口

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】人の両足を載せるのに適した適宜形状の
台（２）を発泡スチロールにて形成し、その全表面を布
（３）にて覆うが、台（２）上面の布（４）には遠赤外
線放射体の粉末などを付着した布を使用し、且つ開閉自
在とした出入口（６）を設けて構成したことを特徴とす
る足温台。
【請求項２】人の両足を載せるのに適した適宜形状の
台（２）を発泡スチロールにて形成し、その表面を布で
覆うことはせず、発泡スチロールの台（２）の上面に遠
赤外線放射体の粉末などを付着して構成したことを特徴
とする請求項１の足温台。
【請求項３】人の両足を載せるのに適した適宜形状の
台（２）を発泡スチロールにて形成し、該台（２）の上
面に遠赤外線放射体の粉末などを付着し、且つ台（２）
の全表面を布（３）にて覆うとともに、その上面の布
（４）には遠赤外線放射体の粉末などを付着して構成し
たことを特徴とする請求項１の足温台。
【請求項４】人の両足を載せるのに適した適宜形状の
台（２）を発泡スチロールにて形成し、該台（２）の上
面に遠赤外線放射体の粉末などを付着し、さらに該台
（２）の全表面を布（３）にて覆って構成したことを特
徴とする請求項１の足温台。