JPH07187305A - ごみ収容装置 - Google Patents

ごみ収容装置

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Publication number
JPH07187305A
JPH07187305A JP33381893A JP33381893A JPH07187305A JP H07187305 A JPH07187305 A JP H07187305A JP 33381893 A JP33381893 A JP 33381893A JP 33381893 A JP33381893 A JP 33381893A JP H07187305 A JPH07187305 A JP H07187305A
Authority
JP
Japan
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dust
container
waste
garbage
waste container
Prior art date
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Pending
Application number
JP33381893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kimura
一夫 木村
Ryohei Murakami
良平 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP33381893A priority Critical patent/JPH07187305A/ja
Publication of JPH07187305A publication Critical patent/JPH07187305A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークトップの手近な投入口からごみを投入
して、ワークトップの下で出し入れされるごみ容器に収
容し、このごみ容器を適正な位置にて簡易に出し入れし
て投入口との適正な接続を図れるようにする。 【構成】 作業台1のワークトップ2にごみを投入する
投入口8を設けてこれの下面に投入ごみを案内する投入
口本体94を取付けるとともに、この投入口本体94の
下部に接続してごみを受入れるごみ容器15を投入口本
体94の下部8bにワークトップ2の前部側から出し入
れするのをガイドレール35により案内するようにし、
このガイドレール35を前記ワークトップ2の下面に前
記投入口本体94と同じ取付け基準を持って取付けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキッチンの流し台で代表
される各種作業台構造に設けられるごみ収容装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭の台所では、キッチンに設けら
れる流し台で代表される各種作業台での調理および調理
の準備作業、調理器類および食器類の洗浄作業、ごみ処
理作業、整理作業等その他の作業上、水気のある生ご
み、あるは包装材が主体となる水気のない乾燥ごみ等が
多く発生する。
【0003】従来、生ごみは水気があり流し台外で処理
し難く、流し台のシンク底部の排水口に設けられるごみ
収納器付きのトラップで受けたり、シンク内のコーナー
部等に置いたごみ収納器に収容したりしている。また実
公平5−27561号公報はシンクの横に小さなシンク
を設けて、これに蓋付きの生ごみ容器と洗い具容器とを
嵌め置き、生ごみを生ごみ容器に収容し、洗い具を洗い
具容器に収容して、それぞれに蓋をしておくようにした
ものを開示している。
【0004】一方、乾燥ごみは、かさ高く量も多いの
で、水気がなく流し台外にて処理できることを利用し
て、流し台近くに一般のごみ容器を置き、これに乾燥ご
みを収容するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ごみの種類
を問わず、作業台のワークトップに設けた手近な投入口
からごみを収容して処理できれば便利である。
【0006】しかし、前記従来のように流し台上の一部
で単に収容しておくだけでは、ごみの量に対処し切れな
いし、たとえできるようにしても、大量のごみが人の目
に付くので好ましくない。
【0007】そこで、作業台のワークトップの下にごみ
容器を出し入れできるようにして用い、このごみ容器に
ワークトップに設けたごみ投入口からごみを投入できる
ようにすることが考えられる。
【0008】本発明者等は、近時このようなごみ収容装
置を研究開発し、別途提案もしている。しかし、ワーク
トップの下に大きなごみ容器を出し入れするのは困難で
ある。
【0009】これを解消するには、ごみ容器をガイドレ
ールにより案内して出し入れし易くすればよいが、作業
台の設置は現場施工であり寸法的な統一が図られないの
で、ワークトップ側の投入口に対しごみ容器を適正な位
置にて支持案内するようにガイドレールを取付けること
が困難である。このため、ごみ容器を投入口に適正に接
続できず、投入口を蓋で閉じていても隙間から臭気が漏
れ出たり、生ごみの水気や細かいごみが漏れ出るような
不都合が生じる。
【0010】本発明は、このような問題をも解消するこ
とを課題とし、ワークトップに設けた手近な投入口から
ごみを投入して、ワークトップの下で出し入れされるご
み容器に収容するのに、ごみ容器を適正な位置にて簡易
に出し入れして投入口との適正な接続を図れるようにし
たごみ収容装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のごみ収容装置
は、上記のような目的を達成するために、作業台のワー
クトップにごみを投入する投入口を設けてこれの下面に
投入ごみを案内する投入口本体を取付けるとともに、こ
の投入口本体の下部に接続してごみを受入れるごみ容器
を投入口本体の下部にワークトップの前部側から出し入
れするのをガイドレールにより案内するようにし、この
ガイドレールを前記ワークトップの下面に前記投入口本
体と同じ取付け基準を持って取付けたことを特徴とする
ものである。
【0012】ここで、ごみ容器はガイドレールに案内さ
れるスライドレールに支持し、このスライドレールをご
み容器が投入口本体の下部に位置しているときガイドレ
ール側との間で昇降させる昇降機構を設けて、ごみ容器
を投入口本体に下方より押しつけて接続し、またこの接
続を解除するようにすることができる。
【0013】この昇降機構は手動操作部材により昇降操
作され、この手動操作部材は昇降機構を下降状態にして
いるときは閉じ状態にある作業台の扉と干渉する位置に
あり、昇降機構を上昇状態にしているときは前記扉の内
側に退避する位置にあるようにすると好適である。
【0014】スライドレールはごみ容器の左右に位置し
て、これらに対応する左右のガイドレールにより案内さ
れ、昇降機構は各ガイドレール側の前後に位置して、各
スライドレールをそれぞれの前後で昇降させる回動部材
を有し、手動操作部材はこれら各回動部材を連動動作さ
せるレバーであるようにすることができ、ごみ容器はス
ライドレールに固定しておくことができる。
【0015】ごみ投入口にはこれを開閉する蓋を施し、
投入口本体およびこれに接続されたごみ容器内の空気を
吸引排気する吸引排気手段を設けるようにすることがで
きる。
【0016】
【作用】本発明のごみ収容装置の上記構成では、作業台
のワークトップに設けた手近な投入口からごみを投入す
るにも拘らず、ワークトップ下のごみ容器に収容するよ
うにして、大量のごみを人目に付かずに処理することが
できる。しかも、この容器は、ワークトップの投入口の
下面に取り付けた投入口本体の下部にワークトップの前
部側から出し入れするのをガイドレールにより案内され
るので、ごみ容器が大型であっても、これを人が支持す
るようなことなく軽快に出し入れすることができるし、
このガイドレールを前記ワークトップの下面に前記投入
口本体と同じ取付け基準を持って取付けるので、ガイド
レールと投入口本体下端部との位置関係を、現場施工に
てもワークトップ側の同一取付け基準面により一義的に
正確に設定してごみ容器を投入口本体の下部との適正な
位置関係で支持案内し、投入口本体下部に隙間なく適正
に接続されるようにすることができる。
【0017】ごみ容器をガイドレールに案内されるスラ
イドレールに支持し、このスライドレールをごみ容器が
投入口本体の下部に位置しているときガイドレール側と
の間で働く昇降機構を設けることにより、ごみ容器を投
入口本体の下部で人手によらずに昇降させて投入口本体
に下方より押しつけてさらに確実に接続することができ
るし、この接続を容易に解除することができる。また、
ガイドレールとスライドレールとの間で昇降させること
により、特別な摺動構造を付加しなくても円滑に昇降さ
せることができる。
【0018】この昇降機構を手動操作部材により昇降操
作するものとすると構造が簡単で手軽に用いられるもの
とすることができるし、この手動操作部材を昇降機構を
下降状態にしているときは閉じ状態にある作業台の扉と
干渉する位置にあり、昇降機構を上昇状態にしていると
きは前記扉の内側に退避する位置にあるようにすること
により、ごみ容器が投入口本体に接続されていない下降
状態にあるとき、扉が手動操作部材と干渉して閉じられ
ないことで使用者等に警告し、接続解除状態のままでご
みの投入が行われないようにすることが、警告手段を特
別に設けることなく行える。
【0019】スライドレールがごみ容器の左右に位置し
て、これらに対応する左右のガイドレールにより案内さ
れるようにすると、ごみ容器を安定して出し入れできる
ようにすることができると共に、昇降機構を各ガイドレ
ール側の前後に位置する回動部材により、各スライドレ
ールをそれぞれの前後で昇降させるようにすると、ごみ
容器の昇降を適正な姿勢にて円滑に行いかつ投入口本体
の下部に偏りなく適正に接続することができ、かつ、手
動操作部材をレバーとしてこれに各回動部材を連動動作
させる構造とすることにより、回動動作部材間の単純な
連動構造にて前記昇降機能を達成できる。
【0020】ごみ投入口にはこれを開閉する蓋を施すこ
とにより、投入口からごみの収容状態が外観されるのを
防止するとともに臭気が外部に発散するようなことを抑
えることができるし、投入口本体およびこれに接続され
たごみ容器内の空気を吸引排気する吸引排気手段を設け
ることにより、投入口本体およびごみ容器内に充満し、
またごみに捕捉され停滞している空気を強制的に吸引排
気して臭気を吸引除去することができ、生ごみ等でも長
い時間問題なく収容しておける。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例としてのごみ収容装置
について、図1〜図13を参照しながら説明する。
【0022】本実施例の作業台構造は図1に示している
ように、一般家庭のキッチンに設置される流し台1に適
用されている。流し台1は、ワークトップ2の一端に調
理用のコンロ部3が設けられ、ワークトップ2の中央部
にコンロ部3との間に調理作業スペース4を残してシン
ク5が設けられ、ワークトップ2の他端にシンク5との
間に少しの空きスペース6を持った第1、第2のごみ投
入口7、8が並設されている。
【0023】この結果、第1、第2のごみ投入口7、8
は、ワークトップ2の上面に開口しているが、コンロ部
3や調理作業スペース4から大きな距離を隔てているの
で、コンロ部3や調理作業スペース4に余りに近くで作
業者が気になるようなことを回避することができる。ま
た第1、第2のごみ投入口7、8はシンク5の直ぐ横に
あり、シンク5部では、調理作業時、あるいは調理後や
食後の洗い物を行うときの調理屑や残りものの処理、あ
るいは調理材料を出すのに解いた包装材料の処理と云っ
た作業が行われ、生ごみや乾燥ごみが出やすい場所であ
るのに対応している。
【0024】もっとも、このような配置は各種の条件や
好み等に合わせて種々に設定することができるし、流し
台1以外のキッチンに設置される各種の作業台にも適用
することができる。
【0025】第1、第2のごみ投入口7、8は前後に並
設され、図1〜図4に示すように第1のごみ投入口7に
は第1のごみ容器11を上方から着脱できるように嵌め
付け、第2の投入口8に対しては、流し台1の扉13や
引出し14等が設けられる前面側からワークトップ2の
下に図2の矢印Aで示すように出し入れされる第2のご
み容器15を、ワークトップ2の下面に開口する第2の
投入口8に接続できるようにしてある。
【0026】このように、ワークトップ2の上面に第
1、第2の投入口7、8が並設されていることにより、
作業者は流し台のひと所、本実施例では前記したように
流し台1のほぼシンク5の近傍に居るだけで、第1、第
2の投入口7、8およびこれらに上方から嵌め付けら
れ、あるいは下方より接続された第1、第2のごみ容器
11、15を使い分けて、種類の異なるごみをそれらに
応じて個別に処理することができるとともに、生ごみが
乾燥ごみをベタつかせたり、乾燥ごみを汚して取扱い難
くするとか、かさ高い乾燥ごみが生ごみの収容スペース
を狭めてしまうと言うような相互影響の問題が生じない
ようにすることができる。
【0027】また、第1のごみ容器11は図2の矢印B
で示すように第1の投入口7に上方から着脱できるよう
に嵌め付けるようにしてあるため、これを迅速かつ手軽
に着脱できるので、少量であるが異臭の発散防止等のた
め比較的頻繁に廃棄したいような生ごみの処理に適した
ものとなるし、第2のごみ容器15は流し台1の前面側
から扉13を開けることにより、ワークトップ2の下に
出し入して、ワークトップ2の下面に開口する第2の投
入口8に接続できるようにしてあり、これによって第2
のごみ容器15を本実施例のように第1のごみ容器11
に比して格段に大きなものとして流し台1内に収容し、
これが外観されない状態にて多量のごみを収容すること
ができ、かさ高く多量となることが多いものの、異臭を
発しにくく比較的長く放置できる乾燥ごみの処理に適し
たものとなる。
【0028】要するに、本実施例のような並設した第
1、第2のごみ投入口7、8と、これに上方より嵌め付
けられ、あるいはワークトップ2の下に出し入れして下
方から接続される第1、第2のごみ容器11、15とに
よって、異なる種類のごみを種類に応じて適正に処理す
ることができる。
【0029】また、第1、第2の投入口7、8を、ワー
クトップ2の前後方向に並設してあり、これによって、
流し台1の奥行きスペースを有効利用して、前記異なっ
た種類のごみの処理を流し台1の横のスペースを大きく
とらないで処理することができる。第2の投入口8は、
第1の投入口7の前側に位置させ、これに対応して第2
のごみ容器15が流し台1の前面直ぐの位置、つまり扉
13の直ぐ内側に位置して第2の投入口8と接続できる
ようにしてあるので、大きな第2のごみ容器15でもワ
ークトップ2の下に出し入れし易い。
【0030】しかし、必要に応じて第1の投入口7を第
2の投入口8の前に位置させてもよく、この場合第1の
投入口7を生ごみ用とすることにより、頻繁に投入し、
廃棄したい生ごみを作業者に近い位置の投入口7にて簡
易に処理することができる。
【0031】本実施例では前記適性の上から、第1の投
入口7は生ごみ用、第2の投入口8は乾燥ごみ用として
あるが、これに対応して、第1のごみ容器11は樹脂フ
ィルムからなるごみ袋21を採用するものとし、図6に
示すようにこのごみ袋21の口21aを止め枠22との
間で挟持し、第1の投入口7の角型上部と丸みの有る下
部との境界にできる上向き段部7aへ着脱できるように
嵌め付ける保持枠23を第1の投入口7に組み合わせ備
えたものとしてある。しかし、これに限らずハードな材
料からなる種々の容器を着脱できるように嵌め付けて用
いることができる。
【0032】本実施例では特に、前記ごみ袋21を採用
するのに伴い、第1の投入口7にごみ袋21を収容する
外容器24を接続してあり、外容器24の底部にドレン
排出口24aを設けてドレンパイプ25を接続し、この
ドレンパイプ25を図12に示すようにシンク5の底部
に有する排水口5aからの排水路26の途中に接続して
ある。
【0033】これにより、第1の投入口7から外容器2
4に収容して生ごみを受入れるごみ袋21に穴が開いた
り、破れたりして水気が漏れ出たり、内面を洗浄したり
したりしても、これら水気や洗浄液を所定の箇所、本実
施例ではシンク5からの排水路26に排出することがで
きる。
【0034】第2のごみ容器15は、人手が把持して出
し入れし、また第2の投入口8に接続したり、この接続
を解除することができる。
【0035】しかし、本実施例では、第2のごみ容器1
5を樹脂製のハードなものとしてこれをワークトップ2
の下に出し入れできるように支持する図2〜図5に示す
ような支持機構31と、この支持機構31に図4、図
5、図8〜図10に示すように設けられて第2のごみ容
器15を昇降させて第2の投入口8に押し付けて接続
し、またこの接続を解除する昇降機構32とを備えたも
のとしている。
【0036】本実施例ではワークトップ2自体の投入口
としての開口95の下面に投入口本体としての樹脂製の
外ボックス94を取付けてねじ97により取付けるのに
双方間に介装する金属製の補強枠板90を設けており、
支持機構31はこの補強枠板90を利用して外ボックス
94とこれが形成する投入口8の下端部に接続するごみ
容器15を支持案内する支持機構31との取付け基準面
が同一であるようにしている。
【0037】具体的には、この補強枠板90に、これの
左右の前後から一体に垂下される支持腕90aを設ける
とともに、この支持腕90aの下端を内側に折り曲げた
折曲げ部90bを形成して、前後に並ぶ折曲げ部90b
どうしで、左右のL型ブラケット40支持し、この左右
のブラケット40上に左右のガシドレール35を取り付
けて流し台1の前後方向に向いてそれぞれ平行になるよ
うにし、この各ガイドレール35に案内されるスライド
レール36間に第2のごみ容器15の両側に取付けて前
後に移動できるように支持し、ガイドレール35の前端
にスライドレール36の上部フランジ36aを下方より
受けるガイドローラ37と、スライドレール36の後端
に設けられてガイドレール35のガイド溝35a内に受
けられるガイドローラ38との案内によってスライドレ
ール36が円滑に前後動されるようにしている。そして
このスライドレール36の前後動によって、第2のごみ
容器15を軽快に、かつ第2のごみ容器15が底板33
や第2の投入口8とに干渉しない適性な高さを保って、
ワークトップ2の下に出し入れできる。
【0038】第2のごみ容器15は上部の側周面に設け
た図7に示すフランジ部15aの下面に取り付けた金属
製の枠材39を利用して前記スライドレール36に取付
けられ、前部では出し入れするための樹脂製の把手41
が取付けられている。
【0039】第2のごみ容器15が第2の投入口8の下
に正しく対向する送り込み位置は、ガイドローラ38が
ガイドレール35の後端に折曲げ形成されたストッパー
片35bに当接することにより規制され、スライドレー
ル36の上部フランジ36aに設けられている凹部36
a1がガイドレール35上のガイドローラ37上に嵌ま
り込み、スライドレール36上のガイドローラ38がガ
イドレール35のガイド溝35a底部に設けられた凹部
35a1に落ち込むときの感触によって前記送り込み位
置に達したことを作業者に告知することができる。
【0040】また、第2ごみ容器15の図2に仮想線で
示す所定の引出し位置は、スライドレール36上のガイ
ドローラ38が、ガイドレール35のガイド溝35aの
上部に形成されたストッパー突部35a2に当接し、ス
ライドレール36の上部フランジ36aに形成されたス
トッパー突部36a2が、ガイドレール35上のガイド
ローラ37に当接することにより規制される。
【0041】要するに、本実施例では、流し台1のワー
クトップ2に設けた手近な投入口8からごみを投入する
にも拘らず、ワークトップ2下のごみ容器15に収容す
るようにして、大量のごみを人目に付かずに処理するこ
とができる。しかも、このごみ容器15は、ワークトッ
プ2の投入口8にワークトップ2の前部側から出し入れ
するのをガイドレール35によりスライドレール36を
介し案内されるので、ごみ容器15が大型であっても、
これを人が支持するようなことなく軽快に出し入れする
ことができるし、このガイドレール35を前記ワークト
ップ2の下面に前記投入口8のごみ容器15が接続され
る下端開口8bをなす投入口本体としての外ボックス9
4と同じ取付け基準を持って取付けるので、ガイドレー
ル35と投入口8の下端開口8bとの位置関係を、現場
施工にてもワークトップ2側の同一取付け基準面により
一義的に正確に設定してごみ容器15を投入口下端開口
8bとの適正な位置関係で支持案内し、投入口下端開口
8bに隙間なく適正に接続されるようにすることができ
る。
【0042】しかも、第2のごみ容器15を支持機構3
1に取り付けてあると、第2のごみ容器15を前記のよ
うにハードなものとしてこれを着脱せず、ごみ袋61を
収容してまわりからこれを保護することにより、手軽に
取り扱えるごみ袋61を利用して、これが破れたりする
ことなく各種の乾燥ごみを処理することができる。この
ような使用形態に併せ、図3、図7に示すように第2の
ごみ容器15の口縁15bとの間でごみ袋61の口61
aを挟持する止め枠62を組み合わせ備えている。
【0043】これにより、第2のごみ容器15にごみ袋
61を収容して利用するのに、このごみ袋61の口61
aを第2のごみ容器15の口縁15b部に対し、取外し
可能であるが確固に固定でき、ごみ袋61の口61aの
第2の投入口8との図3に示すような接続を確実に図る
ことができる。
【0044】なお、ガイドレール35の溝35aの底部
の凹部35a3は、ガイドローラ38をストッパー突起
35a2から逃がし、溝35aの前端上部の切欠き35
a4はガイドローラ38をガイドローラ37から逃がし
て、第2のごみ容器15をスライドレール36ごと、ガ
イドレール35に対して着脱させられるようにしてい
る。
【0045】ガイドレール35の溝35aの後端上部の
切欠き35a5は、昇降機構32によって第2のごみ容
器15を持ち上げこれを第2の投入口8に接続するとき
の、ガイドローラ38に対する逃げをなしている。
【0046】そこで昇降機構32は、図8〜図10に示
すようにガイドレール35を支持しているL型ブラケッ
ト40の下部フランジ40aと、スライドレール36と
の間に働かせてある。具体的には、左右ブラケット40
の各下部フランジ40a上の前後に樹脂製の軸受部材4
2、43をそれぞれ取付け、これら前部に位置している
左右の軸受部材42、42にスライドレール36の前端
部をローラ44aを介し下方おより押し上げたり、この
押し上げを解除するカム44を軸45によってそれぞれ
枢支し、後部に位置する左右の軸受部材43、43に
は、スライドレール36の後端部をローラ46aを介し
下方より押し上げたり、この押し上げを解除するカム4
6を、左右の軸受43、43の双方に跨がる1つの軸4
7によってこれと一体回動するように枢支してある。
【0047】そして、少なくとも左右に設ける前後のカ
ム44、46どうしをリンク板48によってローラ44
aおよび46aの枢軸49、50を共用して連結するこ
とにより、全てのカム44、44、46、46が連動す
るようにしてある。これにより、左右の前部カム44、
44の一方の軸45に連結したレバーハンドル51の操
作で、左右の前部カム44、44と、左右の後部カム4
6、46との全てを連動して回動させ、前記送り込み位
置にある左右のスライドレール36の前後を同時に昇降
させられるようになっている。
【0048】左右のスライドレール36がカム44、4
6の一方向への回動によって持ち上げられると、これに
支持している第2のごみ容器15の口縁15bにごみ袋
61の口61aを固定している止め枠62の上向きエッ
ジ62aが、図3、図10に示すように第2の投入口8
の下部開口8bの口縁に設けている環状のシールパッキ
ング64に圧接状態で、第2のごみ容器15に収容して
いるごみ袋61の口61aを第2の投入口8に確固に接
続し、臭気等の漏れもないようにすることができる。
【0049】この接続状態はカム44、46がスライド
レール36を上死点を少し越えるまで回動して押し上げ
ると云ったことにより、またカム44、46が直接スラ
イドレール36を押し上げるときの形状によって安定さ
せることができ、カム44、46をこの安定位置から前
記とは逆の方向に回動させることにより左右のスライド
レール36を下降させて前記の接続を解除し、第2のご
み容器15を出し入れできる状態とする。
【0050】要するに、支持機構31に第2のごみ容器
15を昇降させる昇降機構32を備えることにより、第
2のごみ容器15を、出し入れできる高さ位置と、適正
な送り込み位置にて第2の投入口に押しつけて接続する
位置とに適正かつ簡易に昇降させることができ、このた
めの具体的構成は本実施例のものに限定されない。
【0051】特に昇降機構32を手動操作部材としての
レバーハンドル51により昇降操作するものとしてあ
る。これにより、構造が簡単で手軽に用いられるものと
することができる。
【0052】そして、この手動操作部材であるレバーハ
ンドル51を、昇降機構32を下降状態にしているとき
は閉じ状態にある流し台1の扉13と図3に仮想線で示
すように干渉する位置にあり、昇降機構32を上昇状態
にしているときは図3に破線で示すように前記扉13の
内側に退避する位置にあるようにしてある。これによ
り、ごみ容器が投入口本体に接続されていない下降状態
にあるとき、扉が手動操作部材と干渉して閉じられない
ことで使用者等に警告し、接続解除状態のままでごみの
投入が行われないすることが、警告手段を特別に設ける
ことなく行える。
【0053】また、スライドレール36がごみ容器15
の左右に位置して、これらに対応する左右のガイドレー
ル35により案内されるようにしてあるので、ごみ容器
15を安定して出し入れできるようにすることができる
と共に、昇降機構32を各ガイドレール35側の前後に
位置する回動部材であるカム44、46により、各スラ
イドレール36をそれぞれの前後で昇降させるようにし
てあるので、ごみ容器15の昇降を適正な姿勢にて円滑
に行いかつ投入口下端開口8bに偏りなく適正に接続す
ることができる。しかも手動操作部材がハンドルレバー
51としてこれに各回動部材である左右前後の各カム4
4、46を連動動作させる構造であるので、回動動作部
材間の単純な連動構造にて前記昇降機能を達成できる。
【0054】しかし、支持機構31および昇降機構32
の具体的な構成は種々に設計することができる。
【0055】本実施例ではさらに、図1、図3、図11
に示すように第1、第2の投入口7、8には個別に上下
のすれ違いで開閉できるスライド蓋71、72を設けて
ある。
【0056】これによって、第1、第2の投入口7、8
の使用しないものを常時閉じ状態に保って、内部が外観
されたり、異臭が発散したり、あるいは物が不用意に落
ち込んだりするのを防止しながら、必要なもののみ必要
な時間だけ開放して、必要な作業ができる。
【0057】具体的には、スライド蓋71、72は図
3、図11に示すように、第1、第2のごみ投入口7、
8に共通して設けた下段落とし込み口縁73と、これの
外周部で一段上がった上段落とし込み口縁74とにそれ
ぞれ段違いにすれ違って個別にスライドできるように嵌
め込んである。
【0058】したがって、スライド蓋71を下段落とし
込み口縁73上に第1のごみ投入口7の上から、第2の
ごみ投入口8の上へスライド蓋72の下をスライドさせ
ることにより第1のごみ投入口7を単独で開き、また逆
方向のスライドで第1のごみ投入口7を単独で閉じるこ
とができる。
【0059】スライド蓋72を上段落とし込み口縁74
上にて第2のごみ投入口8の上から、第1のごみ投入口
7の上へスライド蓋71の上をスライドすることによ
り、第2のごみ投入口8を単独で開き、また逆方向のス
ライドで第2のごみ投入口8を単独で閉じることができ
る。
【0060】第1、第2のごみ投入口7、8に、第1の
ごみ容器11や第2のごみ容器15が装着されていない
のに気づかず、ごみを投入することが考えられ、流し台
1の内部を汚損してしまう嫌いがある。
【0061】そこで、図6、図7に示すように、第1、
第2のごみ容器11、15の装着を、これらを嵌め付
け、または接続する第1、第2のごみ投入口7、8との
間に、マグネット173、174と、リードスイッチ1
75、176とによる検出手段を設け、第1、第2のご
み投入口7、8側のリードスイッチ75、76が、第
1、第2のごみ容器11、15側のマグネット173、
174の存在を検出しない間は、図1に示すように流し
台1のワークトップ2前部に設けた表示部77に、この
旨を表示したり、ブザー78を作動させて、警告するよ
うにしてある。このような警告は第1、第2のごみ投入
口7、8対応して個別に行うのが好適である。
【0062】なお、本実施例では、図2〜図5、図12
に示してあるように、ファン81によって、第1、第2
のごみ投入口7、8およびこれらに嵌め付けられ、また
接続される第1、第2のごみ容器11、15内に、オゾ
ン発生器82を経た外気を供給し、また第1、第2のご
み投入口7、8および第1、第2のごみ容器11、15
内の空気を吸引排気することが適宜に行えるようにして
ある。
【0063】オゾンを含んだ外気の供給によっては、第
1、第2のごみ容器11、15内のごみ、特に生ごみの
腐敗をオゾンにて抑制するとともに生ごみから発生する
臭気成分をオゾンにて分解し消臭することができる。吸
引排気によっては、第1、第2のごみ容器11、15や
これに通じる第1、第2のごみ投入口7、8の内部空間
に漂い充満する空気、およびごみの間に補足され、また
停滞している空気を強制排気することにより、隅々まで
の臭気を空気とと排出し除去することができる。本実施
例では、この排気をシンク5からの排水路26に向けて
行い、排水路26が繋がっている升27を経て大気に発
散させるか、下水道28中に発散されるようにしてい
る。シンク5の排水口5aにはトラップ84が設けられ
るので、前記排出空気がこれに含む臭気成分とともに排
水路26を通じてシンク5に上がることはない。
【0064】図12はこのようなオゾン供給、および強
制排気と、前記第1ごみ投入口7に接続した外容器24
からのドレンパイプ25の排水路26への接続との各経
路を模式的に示している。
【0065】この図で明らかなように、ファン81は第
1、第2のごみ容器11、15からの排気路85の途中
に設けられ、第1、第2のごみ容器11、15への吸気
路86を通じた第1、第2のごみ容器11、15への吸
気を伴って強制排気を行う。
【0066】一方オゾン発生器82は吸気路86の途中
に設けられ吸引された外気中にオゾンを混入させること
により、第1、第2のごみ容器11、15内にオゾンを
供給する。
【0067】そして、排気路85と吸気路86とはソレ
ノイド87によって同時に動作される排気弁88、吸気
弁89によってファン81のオン、オフに連動して開閉
され、前記吸気方式の排気が行えるようにしている。な
おオゾン発生器82はこれを、吸引排気している間のさ
らに適時なときに動作させられるように、個別にオン、
オフ制御できるようにする。
【0068】排気路85および吸気路86の排気弁8
8、吸気弁89は、吸気路86が通じている第1、第2
のごみ容器11、15および排気路85、下水道26内
の臭気が流し台1側に逆流しないためのものである。な
お、排気弁88、吸気弁89は樹脂製の1つの弁ボック
ス111に内装してある。ファン81のオフとともに排
気弁88、吸気弁89を閉じると、ファン81の惰性回
転による影響で排気路85内空気が排気弁88、吸気弁
89にて外部に吹き出す嫌いがあるので、排気弁88、
吸気弁89はファン81をオフした後、ファン81が惰
性回転を終えて停止するまでの時間だけ遅延して閉じる
のが好適である。
【0069】シンク5は排水路26、排気路85、およ
び排気弁88等と連通しており、排水路26の詰まりが
あると、排気路85、排気弁88の側に逆流する恐れが
ある。そこで、これを回避するのに排気路85の排水路
26から排気弁88に至るまでの途中を図12に示すよ
うにシンク5の少なくとも底部よりも上の位置を迂回す
る迂回路85bを設けてある。
【0070】これにより、排気弁88やファン81等の
機器が逆流水に浸ってしまうようなことを回避すること
ができる。
【0071】オゾンの供給は、オゾンの無駄な発散やま
わりへの影響を防止する上で、第1、第2のごみ投入口
7、8の双方が蓋71、72によって閉じられていると
きが好適であり、生ごみの腐敗を有効に抑制し、また第
1、第2のごみ容器11、15とこれに通じる第1、第
2のごみ投入口7、8の空間に臭気が広がる都度これを
有効に消臭できればよく、連続で行う必要はない。
【0072】吸気を伴った排気は、第1、第2のごみ投
入口7、8の一方が少しでも開かれているときには、こ
れを十分に働かせるのが好適であり、臭気が開口部から
キッチン内に発散しようとするのを、第1、第2のごみ
投入口7、8の開口部からキッチン内の空気を吸引しな
がら排気路85へ強制排気して、キッチン内に臭気が発
散するようなことを確実に防止することができる。
【0073】第1、第2のごみ投入口7、8の双方が閉
じられているときは、強制排気を弱めて行うか、間欠的
に行うかして負荷を少なくするのがよく、場合によって
は間欠動作でしかも低速としてもよい。これら強制排気
時間の間の極く一部の時間ずつオゾン発生器82を働か
せてオゾンを供給するのが好都合である。
【0074】このような制御のために、蓋71、72の
開閉を、図11に示すようにこれら蓋71、72に設け
たマグネット191、192と第1、第2のごみ投入口
7、8の内側に設けたリードスイッチ193、194と
によって、蓋71、72の開閉を検出できるようにして
ある。
【0075】また、これによる蓋71、72の一方でも
所定時間以上開かれている場合は、蓋71、72が不用
意に開いているか、閉め忘れと判断して、前記表示部7
7にて警告を行うようにする。
【0076】もっとも、前記第1、第2のごみ容器1
1、15が装着されていないことの警告と、蓋71、7
2の閉め忘れの警告の表示とは異ならせるのが好適であ
り、文字表示や絵での表示によって個別化できる。
【0077】上記のような第1、第2のごみ投入口7、
8への第1、第2のごみ容器11、15の嵌め付けおよ
び接続と、蓋71、72の装着、吸引排気のために、本
実施例では以下のような具体的構造にしてある。
【0078】図3、図13に示すように、前記外ボック
ス94は、ファン81および弁ボックス111を側周外
面に取り付けられ、上端部外向きフランジ94aをワー
クトップ2自体に設ける投入口としての開口95の口縁
下面に、前記補強枠板90を介して下方より当てがい、
開口95に上方から嵌め付けて外向きフランジ96aが
開口95の口縁上に下方より受られる樹脂製の通路カバ
ー96とを組み合わせ、前記両フランジ部94aおよび
96aを、フランジ部96aの上面から挿通した前記ね
じ97によって一体化し、前記強制排気のための吸気通
路および排気通路を持った第1、第2のごみ投入口7、
8と、第1投入口7の外容器24とを形成している。
【0079】外ボックス94と通路カバー96とは第
1、第2のごみ投入口7、8双方に対応するだけの大き
さを有し、外ボックス94は図3、図13に示すように
ファン81を取付けてある一端側に第2のごみ投入口8
を筒状に一体形成するとともに、他端側に第1のごみ投
入口7および外容器24を一体形成している。第2のご
み投入口8と外容器24との間には、上部で第1、第2
のごみ投入口7、8に通じる中間吸気通路室99をも一
体に形成している。この中間吸気通路室99は外ボック
ス94の側周外面に図13に示すように開口99aを有
し、この開口99aの部分からファン81の取付け部に
まで外ボックス94の側周面にて延びてファン81の吸
引口81aに通じている連絡通路101によって、中間
吸気通路室99にファン81の吸引が及ぶようにしてあ
る。
【0080】外容器24の底部外面部と後部外面の上部
とに、第1、第2のごみ投入口7、8に連通する樹脂製
の吸気路接続部102、103が図3に示すように嵌め
付けられ、それぞれの接続口102a、103aが外容
器24の後部外面にて上下で向き合うように開口し、こ
れに吸気路86が図3に仮想線で示すように接続されて
いる。外容器24の後部壁の上部には、外容器24内が
第1のごみ投入口7を経て前記吸気接続部103に通じ
る吸気連通穴104が設けられている。また第2のごみ
投入口8の下端開口8bにて前記シールパッキング64
を取付けた外向きフランジ8cには吸気連通穴105が
設けられ、この吸気連通穴105を通じて第2のごみ投
入口8およびこれに接続される第2のごみ容器15が吸
気路接続部102に通じるようにしてある。ファン81
の吐出口81bには前記排気路85が接続されている。
【0081】通路カバー96は、第1、第2のごみ投入
口7、8の上部開口部の内側上部に上方から嵌まり合う
カバー部96b、96cを有し、前記吸気連通穴104
と第1のごみ投入口7および外容器24、本実施例では
これに収容され第1のごみ投入口7に嵌め付けられるご
み袋21に通じる部分および、中間吸気通路室99が第
1、第2のごみ投入口7、8に通じる部分を上方から覆
うことにより、これらの連通部分に異物が侵入したり詰
まったりするようなことを防止している。
【0082】さらに、本実施例では第1、第2のごみ投
入口7、8の内周を覆う口部カバー121、122が通
路カバー96にこれの上から着脱できるように嵌め付け
られ、カバー部96bおよび96cの内周深くにまで筒
部121b、122bが嵌まり合って、前記連通部は勿
論、前記通路構成を投入物から保護するとともに、これ
が汚損しても取外して洗浄できるようにしている。そし
て口部カバー121、122が2つに分かれていること
により、例えば口部カバー121の側が生ごみによって
汚れ易く、頻繁に洗浄しなければならないとしても、こ
れを単独で取り外して対処できる。
【0083】また第1のごみ投入口7に設ける口部カバ
ー121の筒部121bは特に第1のごみ投入口7に深
く入り込んで、ごみ袋21内に生ゴミが確実に投入され
るように案内できるようにしてあるし、この外周部の下
端部には吸気路接続部102、および中間吸気通路室9
9がごみ袋21内に確実に連通するようにする吸気ガイ
ド121cおよび121dが形成されている。
【0084】口部カバー121、122は、通路カバー
96の上面に形成した段落とし部96dにフランジ部1
21e、122eが嵌め合わされて、双方の上面に、前
記スライド蓋71、72を上下の段違いでのすれ違い方
式にて開閉させるための前記上下段の落とし込み口縁7
3、74を形成している。
【0085】さらに吸気路86は流し台1内に開口して
いるが、外気は流し台1の前部の幕板100と扉13の
間の隙間Sと開口100aを通じてキッチン内から流し
台1に導入しこれを吸引するようにしており、特別な吸
気口構造を不要としてある。
【0086】ところで、蓋71、72を開いたときファ
ン81を連続動作させると、第1、第2のごみ投入口
7、8およびこれに装着されたごみ容器11、15内の
空気を吸引排気することになり、第1、第2のごみ投入
口7、8およびこれに装着されたごみ容器11、15内
には第1、第2のごみ投入口7、8の開かれた部分を通
じた外気の補給が連続的に行われて、この外気が第1、
第2のごみ投入口7、8およびこれに装着されたごみ容
器11、15内のほぼ全域を連続的に強制通過しながら
ファン81によって吸引排気されるので、ごみ容器1
1、15に収容されている生ごみ等からの臭気が、第
1、第2のごみ投入口7、8の開いている部分からキッ
チン内に発散するのを確実に防止することができるし、
第1、第2のごみ投入口7、8およびこれに装着された
ごみ容器11、15内に漂い充満し、またはごみの間に
補足され、停滞している空気のほとんど全てを吸引排気
して新鮮な外気と更新して、第1、第2のごみ投入口
7、8およびこれに装着されているごみ容器11、15
内の臭気を一掃させてしまうことができる。
【0087】また、蓋71、72の閉じ状態では、蓋7
1、72が閉じられていることによって第1、第2のご
み投入口7、8およびこれに装着されているごみ容器1
1、15内の生ごみ等からの臭気がキッチン内に発散す
るのを防止することができるが、これに加え蓋71、7
2が閉じられている間も、ファン81を間欠的に動作さ
せることにより、蓋71、72と第1、第2のごみ投入
口7、8との隙間、および本実施例では特に吸気路86
からの外気の第1、第2のごみ投入口7、8およびこれ
に装着されているごみ容器11、15内への吸気を図り
ながら、第1、第2のごみ投入口7、8およびこれに装
着されているごみ容器11、15内の空気を吸引排気
し、内部空気中に収容中の生ごみからの臭気が蓋71、
72を閉じた時点から再度蓄積するにしても、前記ファ
ン81の間欠動作のため蓋71、72が閉じられている
ことの負荷の影響が無いか、少ない状態にて、前記蓄積
を十分に抑えて、臭気がキッチン内に漏れ出るようなこ
とを防止することができる。
【0088】また、蓋71、72が閉じられている間
は、吸引排気手段を低速動作させるようにしても、前記
間欠の場合と同様な負荷少なく臭気発散を防止する作用
効果を発揮することができるし、低速動作を間欠に行う
ことにより負荷をさらに軽減することができる。
【0089】なお、本実施例での第1のごみ投入口7お
よび第1のごみ容器11、とこれらに関連する構造を省
略して、第2の投入口および第2のごみ容器15のみと
し、これに生ごみ、乾燥ごみの別なく収容するようにす
ることもできる。
【0090】
【発明の効果】本発明のごみ収容装置によれば、作業台
のワークトップに設けた手近な投入口からごみを投入す
るにも拘らず、ワークトップ下のごみ容器に収容するよ
うにして、大量のごみを人目に付かずに処理することが
でき、しかも、この容器は、ワークトップの投入口の下
面に取り付けた投入口本体の下部にワークトップの前部
側から出し入れするのをガイドレールにより案内される
ので、ごみ容器が大型であっても、これを人が支持する
ようなことなく軽快に出し入れすることができるし、こ
のガイドレールを前記ワークトップの下面に前記投入口
本体と同じ取付け基準を持って取付けるので、ガイドレ
ールと投入口本体下端部との位置関係を、現場施工にて
もワークトップ側の同一取付け基準面により一義的に正
確に設定してごみ容器を投入口本体の下部との適正な位
置関係で支持案内し、投入口本体下部に隙間なく適正に
接続されるようにして臭いや生ごみの水気、あるいは細
かなごみが漏れ出るような不都合を回避することができ
る。
【0091】ごみ容器をガイドレールに案内されるスラ
イドレールに支持し、このスライドレールをごみ容器が
投入口本体の下部に位置しているときガイドレール側と
の間で働く昇降機構を設けることにより、ごみ容器を投
入口本体の下部で人手によらずに昇降させて投入口本体
に下方より押しつけてさらに確実に接続することができ
るし、この接続を容易に解除することができる。また、
ガイドレールとスライドレールとの間で昇降させること
により、特別な摺動構造を付加しなくても円滑に昇降さ
せることができる。
【0092】この昇降機構を手動操作部材により昇降操
作するものとすると構造が簡単で手軽に用いられるもの
とすることができるし、この手動操作部材を昇降機構を
下降状態にしているときは閉じ状態にある作業台の扉と
干渉する位置にあり、昇降機構を上昇状態にしていると
きは前記扉の内側に退避する位置にあるようにすること
により、ごみ容器が投入口本体に接続されていない下降
状態にあるとき、扉が手動操作部材と干渉して閉じられ
ないことで使用者等に警告し、接続解除状態のままでご
みの投入が行われないすることが、警告手段を特別に設
けることなく行える。
【0093】スライドレールがごみ容器の左右に位置し
て、これらに対応する左右のガイドレールにより案内さ
れるようにすると、ごみ容器を安定して出し入れできる
ようにすることができると共に、昇降機構を各ガイドレ
ール側の前後に位置する回動部材により、各スライドレ
ールをそれぞれの前後で昇降させるようにすると、ごみ
容器の昇降を適正な姿勢にて円滑に行いかつ投入口本体
の下部に偏りなく適正に接続することができ、かつ、手
動操作部材をレバーとしてこれに各回動部材を連動動作
させる構造とすることにより、回動動作部材間の単純な
連動構造にて前記昇降機能を達成できる。
【0094】ごみ投入口にはこれを開閉する蓋を施すこ
とにより、投入口からごみの収容状態が外観されるのを
防止するとともに臭気が外部に発散するようなことを抑
えることができるし、投入口本体およびこれに接続され
たごみ容器内の空気を吸引排気する吸引排気手段を設け
ることにより、投入口本体およびごみ容器内に充満し、
またごみに捕捉され停滞している空気を強制的に吸引排
気して臭気を吸引除去することができ、生ごみ等でも長
い時間問題なく収容しておける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての作業台構造を適用し
たキッチンの流し台を示す正面図である。
【図2】図1の流し台の第1、第2のごみ投入口部の縦
断面図である。
【図3】図2の第1、第2のごみ投入口部の断面図であ
る。
【図4】図1の流し台の第1、第2のごみ投入口部の断
面図で第2のごみ容器の支持構造を示している。
【図5】第2のごみ容器の第2の投入口への接続状態を
示す流し台一部の断面図である。
【図6】第1のごみ容器の接続部の断面図である。
【図7】第2のごみ容器の接続部の断面図である。
【図8】第2のごみ容器の昇降機構を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の昇降機構の下降状態を示す側面図であ
る。
【図10】図8の昇降機構の上昇状態を示す側面図であ
る。
【図11】図2の第1、第2のごみ投入口7、8部の一
部の分解視図である。
【図12】第1、第2のごみ投入口および第1、第2の
ごみ容器内へのオゾン供給経路、および吸排気経路を示
す模式図である。
【図13】第1、第2のごみ投入口部の吸排気経路を示
す横断面図である。
【符号の説明】
1 作業台 2 ワークトップ 8 第2の投入口 8b 下端開口 15 第2のごみ容器 31 支持機構 32 昇降機構 35 ガイドレール 36 スライドレール 42、43 軸受部材 45、47 軸 44、46 カム 48 リンク板 71、72 蓋 81 ファン 85 排気路 90 補強枠板 90a 支持腕 90b 折曲げ部 94 投入口本体 95 投入口開口 97 ねじ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業台のワークトップにごみを投入する
    投入口を設けてこれの下面に投入ごみを案内する投入口
    本体を取付けるとともに、この投入口本体の下部に接続
    してごみを受入れるごみ容器を投入口本体の下部にワー
    クトップの前部側から出し入れするのをガイドレールに
    より案内するようにし、このガイドレールを前記ワーク
    トップの下面に前記投入口本体と同じ取付け基準を持っ
    て取付けたことを特徴とするごみ収容装置。
  2. 【請求項2】 ごみ容器はガイドレールに案内されるス
    ライドレールに支持し、このスライドレールをごみ容器
    が投入口本体の下部に位置しているときガイドレール側
    との間で昇降させる昇降機構を設けて、ごみ容器を投入
    口本体に下方より押しつけて接続し、またこの接続を解
    除するようにした請求項1に記載のごみ収容装置。
  3. 【請求項3】 昇降機構は手動操作部材により昇降操作
    されるものであり、この手動操作部材は昇降機構を下降
    状態にしているときは閉じ状態にある作業台の扉と干渉
    する位置にあり、昇降機構を上昇状態にしているときは
    前記扉の内側に退避する位置にあるようにしてある請求
    項2に記載のごみ収容装置。
  4. 【請求項4】 スライドレールはごみ容器の左右に位置
    して、これらに対応する左右のガイドレールにより案内
    され、昇降機構は各ガイドレール側の前後に位置して、
    各スライドレールをそれぞれの前後で昇降させる回動部
    材を有し、手動操作部材はこれら各回動部材を連動動作
    させるレバーである請求項2、3のいずれかに記載のご
    み収容装置。
  5. 【請求項5】 ごみ容器はスライドレールに固定してあ
    る請求項2〜4のいずれかに記載のごみ収容装置。
  6. 【請求項6】 ごみ投入口にはこれを開閉する蓋が施さ
    れ、投入口本体およびこれに接続されたごみ容器内の空
    気を吸引排気する吸引排気手段を設けた請求項1〜5の
    いずれかに記載のごみ収容装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2435607A (en) * 2006-02-01 2007-09-05 Suzanne Mary Emerson A kitchen bin frame
WO2008086677A1 (fr) * 2007-01-15 2008-07-24 Lingge Lu Récipient à déchets permettant la mise en place automatique de sacs et l'emballage automatique
CN106955856A (zh) * 2017-03-31 2017-07-18 浙江华庆元生物科技有限公司 有机垃圾微生物处理机的分拣台

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