JPH0718725Y2 - 病人用下着 - Google Patents

病人用下着

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JPH0718725Y2
JPH0718725Y2 JP1992032404U JP3240492U JPH0718725Y2 JP H0718725 Y2 JPH0718725 Y2 JP H0718725Y2 JP 1992032404 U JP1992032404 U JP 1992032404U JP 3240492 U JP3240492 U JP 3240492U JP H0718725 Y2 JPH0718725 Y2 JP H0718725Y2
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JP
Japan
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locking
cloth
hook
protrusions
underwear
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JP1992032404U
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JPH0585812U (ja
Inventor
朝子 橋本
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朝子 橋本
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  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は病人用下着に関する。
【0002】
【従来の技術】他人の手を借りなければ下着(パンティ
型の下着)を着脱することができない病人等は、通常の
下着と相違する病人用下着を使用していた。
【0003】従来、この種の下着としては、T字型の帯
体を使用するものがあった。
【0004】即ち、この帯体は、該帯体に付着された細
い紐を結ぶことにより、装着されるようになっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
ものでは、病人が動くことによってその結び目が締って
ゆく場合があり、このような場合、その結び目をほどく
のに手間がかかり、病人の苦痛となっていた。
【0006】また、着くずれも起こしやすく、病人にと
って心地のよいものではなかった。
【0007】そこで、本考案では、簡単かつ迅速に着脱
することができ、しかも、極めて着くずれを起こしにく
い病人用下着を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係る病人用下着は、中央部にて折り返さ
れて前身頃と後身頃とを形成する布製本体と、該本体の
上方の両側端部から突設される左右一対の布製突出部
と、を備え、かつ、該突出部の裏面の外端部に、多数の
フック状体を有する係止体を付設すると共に、折り返
されて形成される前身頃の上端部を、該係止体のフッ
ク状体が係脱自在に係止する引掛り表面を有する係止用
生地とした病人用下着に於いて、上記布製突出部を、細
長帯状とし、かつ、上記前身頃の上端部の表て面の両端
部に多数のフック状体を有する係止体片を付設すると共
に、外端部を除く上記突出部の裏面略全体を、上記係止
体片のフック状体が係脱自在に係止する引掛り表面を有
する係止用生地とし、かつ、該前身頃の上端部の係止用
生地の上下幅寸法を、上記突出部の外端部の幅寸法の2
倍よりも大きく設定し、さらに、平ゴムが内装された伸
縮部を、全体の外周縁に沿って形成したものである。
【0009】
【作用】布製本体をその中央部にて折り返した後、左右
の布製突出部を内方へ折畳んで、前身頃の両側端部の係
止体片を該突出部の裏面の係止用生地に係止させると共
突出部の係止体を前身頃の上端部の係止用生地に係
止させれば、全体がパンティ型の下着となり、病人に装
着することができる。
【0010】即ち、装着する場合、後身頃となる布製本
体の上半部に、臀部を対応させ、この状態で布製本体を
中央部にて折り返し前身頃にて陰部等を被覆状とし、次
に、左右の突出部を内方へ折畳んで係止部を係止用生地
に係止させればよい。布製突出部が細長帯状であるた
め、装着時に両足の動きの邪魔とならない。また、布製
本体の前身頃の表て面の両端部の係止体片が左右の突出
部の係止用生地に係止し、かつ、左右の突出部の先端部
の係止体片が前身頃の係止用生地に係止して、各突出部
は夫々2個所にて前身頃の上端部に係止されるため、各
突出部は確実に前身頃の上端部に保持され、使用中に、
着崩れが起こらない。
【0011】また、前身頃の上端部の係止用生地の上下
幅寸法が、突出部の外端部の幅寸法の2倍よりも大きい
ため、左右の突出部の外端部を、前身頃の係止用生地に
対して重複状に係止させることでき、突出部の係止位置
調整範囲が広くなる。このため、病人の体の大きさに対
応できる範囲が広くなる。さらに、平ゴムが内装された
伸縮部により、全体の外周縁が下半身の凹凸に対応して
はき心地が良くなる。また、取外す場合は、逆に、突出
部を係止用生地から外し、布製本体を展開すればよい。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を
詳説する。
【0013】図1〜図3は本考案に係る病人用下着を示
し、この下着は、中央部にて折り返されて前身頃1と後
身頃2とを形成する布製本体3と、該布製本体3の上方
の両側端部4,4から突設される左右一対の布製突出部
5a,5bと、を備える。
【0014】即ち、本体3は、その両側縁に切欠き部
6,6が形成され、下端部、つまり、折り返されて形成
される前身頃1の台形状の上端部10が、係止用生地7
とされる。
【0015】ここで係止用生地7aとは、例えば、図5
に示すように、多数のループ状体8…からなる引掛り表
面9を有するものをいい、基布13と、該基布13から
突設されるループ状体8からなり、パネル地等である。
【0016】この場合、前身頃1の上端部10の係止用
生地7aは、図2と図3に示すように、引掛り表面9が
表て面側となる。
【0017】次に、布製突出部5a,5bを、細長帯状
とする。かつ、外端部19,19を除く突出部5a,5
bの裏面略全体を、前身頃1の後述の係止体片16,1
6のフック状体11…が係脱自在に係止する引掛り表面
9を有する係止用生地7b,7bとする。即ち、突出部
5a,5bは、平面視において外端(先端)に向って順
次幅寸法が小となる直角三角形状体であり、多数のルー
プ状体8…からなる引掛り表面9を有する係止用生地か
らなる。
【0018】この場合、突出部5a,5bの引掛り表面
9は図1に示すように、裏面側に配設され、本体3の上
端縁3aと突出部5a,5bの上端縁20,20とは略
同一直線上に配設される。
【0019】また、突出部5a,5bの裏面(つまり、
引掛り表面9側)の外端部19,19には、図5に示す
ように、多数のフック状体11…を有する係止体
2,12が付設される。
【0020】即ち、係止体12は、平板状の基材21
と、該基材21の表て面から突設されるフック状体11
…と、からなり、基材21の裏面を、外端部19に当接
させた状態で、該係止体12が外端部19に縫い付け
られる。
【0021】そして、係止体12は、そのフック状体
11…が、引掛り表面9のループ状体8に係止自在に係
止する。即ち、係止体12を引掛り表面9に押付けれ
ば、フック状体11…がループ状体8…に係止し、係止
12を引掛り表面9から引き離せば、フック状体1
1…がループ状体8…から外れる。
【0022】なお、フック状体11としては、図例のよ
うに釣針形状のものに限らず、軸部と該軸部の先端の大
径部とからなるきのこ形状のものとするも自由である。
【0023】また、図2と図3に示すように、前身頃1
の表て面の両端部にも、上述の係止体12,12と同
様の係止体16,16を縫い付ける。つまり、前身頃
1の上端部10の表て面の両端部に多数のフック状体1
1…を有する係止体片16,16を付設する。さらに、
該前身頃1の上端部10の係止用生地7aの上下幅寸法
を、突出部5a,5bの外端部19,19の幅寸法
の2倍よりも大きく設定する(図1参照)。
【0024】しかして、布製本体3と突出部5a,5b
とは縫い合わされ、前身頃1の上端部10を形成する
止用生地7aも縫い合わされる。
【0025】また、この下着の外縁部には、図4に示す
ように、平ゴム14が内装された伸縮部15が形成され
る。つまり、平ゴム14が内装された伸縮部15を、全
体の外周縁に沿って形成する
【0026】即ち、図4に示すように、本体1、突出部
5a,5bの端部にて平ゴム14を包み込んで、縫い合
わせ、オーバーロックする。
【0027】従って、上述の如く構成された下着を使用
するには、まず、図1に示すように、展開状態として、
後身頃2となる本体3の上半部を臀部に対応させる。
【0028】次に、図2に示すように、布製本体3をそ
の中央部にて折り返し、前身頃1と後身頃2とを形成す
る。この際、前身頃1の上端縁1aと後身頃2の上端縁
2aとを略一致させる。従って、この前身頃1により陰
部等が被覆状とされる。
【0029】その後、一方の突出部5aを内方へ折畳ん
で、係止体12を前身頃1の上端部10の引掛り表面
9に係止させると共に、係止体片16を突出部5aの引
掛り表面9に係止させる。
【0030】その後、図3に示すように、他方の突出部
5bを内方へ折畳んで、係止体12を前身頃1の上端
部10の引掛り表面9に係止させると共に、係止体
6を突出部5bの引掛り表面9に係止させる。
【0031】従って、左右のレッグホール17,17及
び、ウエスト対応上方開口部18が形成され、病人等に
装着することができる。
【0032】ところで、この場合、突出部5a,5bの
ラップしている範囲の長さ寸法Lを変化させることによ
り、上方開口部18の径寸法を変化させることができ、
種々の人に対応させることができる。
【0033】また、この実施例では、前身頃1の上端部
10の両側端部にも係止体16,16が付設され、し
かも、突出部5a,5bの裏面側も引掛り表面9,9を
有するものであり、各突出部5a,5bは夫々2個所に
て前身頃1の上端部10に係止され、各突出部5a,5
bは確実に前身頃1の上端部10に保持され、使用中
に、不意に外れることがない。また、外縁部には、伸縮
部15が形成され、装着した際には、装着者に対応し、
はき心地のよいものとなる。
【0034】なお、本考案は上述の実施例に限らず、本
考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例
えば、突出部5a,5bの内方への折畳みかたとして
は、実施例では、一方の突出部5aが下方となり他方の
突出部5bが上方となっているが、逆に、一方の突出部
5aを上方として他方の突出部5bを下方とするも自由
である。
【0035】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 装着状態に於い
て、左右の布製突出部5a,5bは夫々2個所にて前身
1の上端部に係止されるため、突出部5a, 5bを
確実に前身頃1の上端 部に保持することができ、使用中
の着崩れを防止できる。 (布製突出部5a,5bが
細長帯状であるため)装着時に両足を自由に動 かすこと
ができ、病人が楽な姿勢を取り易くなる。 左右の布
製突出部5a,5bの外端部19,19を、前身頃1の
係止用生 地7aに対して重複状に係止させることができ
るため、病人の体の大きさに 対応できる範囲が広くな
る。 (平ゴム14が内装された伸縮部15により)
全体の外周縁が下半身の凹 凸に対応するため、はき心地
が良くなると共に、下半身に当てられたガーゼ や生理用
品等の位置ずれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す展開状態の正面図であ
る。
【図2】折畳み途中を示す正面図である。
【図3】折畳み状態を示す正面図である。
【図4】要部拡大断面図である。
【図5】係止体と係止用生地との簡略断面図である。
【符号の説明】
1 前身頃 2 後身頃 3 布製本体 4 側端部 5a 布製突出部7a 係止用生地 7b 係止用生地 9 引掛り表面 10 上端部 11 フック状体 12 係止体 14 平ゴム 15 伸縮部 16 係止体 17 レッグホール 18 ウエスト対応上方開口部 19 外端部 上下幅寸法 幅寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61F 13/70

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部にて折り返されて前身頃1と後身
    頃2とを形成する布製本体3と、該本体3の上方の両側
    端部4,4から突設される左右一対の布製突出部5a,
    5bと、を備え、かつ、該突出部5a,5bの裏面の外
    端部19,19に、多数のフック状体11…を有する係
    止体12,12を付設すると共に、折り返されて形成
    される前身頃1の上端部10を、該係止体12のフッ
    ク状体11…が係脱自在に係止する引掛り表面9を有す
    る係止用生地7aとした病人用下着に於いて、上記布製
    突出部5a,5bを、細長帯状とし、かつ、上記前身頃
    1の上端部10の表て面の両端部に多数のフック状体1
    1…を有する係止体片16,16を付設すると共に、外
    端部19,19を除く上記突出部5a,5bの裏面略全
    体を、上記係止体片16,16のフック状体11…が係
    脱自在に係止する引掛り表面9を有する係止用生地7
    b,7bとし、かつ、該前身頃1の上端部10の係止用
    生地7aの上下幅寸法W を、上記突出部5a,5bの
    外端部19,19の幅寸法W の2倍よりも大きく設定
    し、さらに、平ゴム14が内装された伸縮部15を、全
    体の外周縁に沿って形成したことを特徴とする病人用下
    着。
JP1992032404U 1992-04-16 1992-04-16 病人用下着 Expired - Lifetime JPH0718725Y2 (ja)

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JPH0585812U JPH0585812U (ja) 1993-11-19
JPH0718725Y2 true JPH0718725Y2 (ja) 1995-05-01

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Families Citing this family (4)

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