JP3048130U - 介護用筒編地 - Google Patents

介護用筒編地

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JP3048130U
JP3048130U JP1997007427U JP742797U JP3048130U JP 3048130 U JP3048130 U JP 3048130U JP 1997007427 U JP1997007427 U JP 1997007427U JP 742797 U JP742797 U JP 742797U JP 3048130 U JP3048130 U JP 3048130U
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Japan
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knitted fabric
tubular knitted
nursing care
fastener
fabric
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JP1997007427U
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English (en)
Inventor
善治 新名
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松本繊維株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履いたり着たりしやすく、また脱がせること
もしやすいもので、さらにずり落ちを防止した介護用の
筒編地を提供する。 【解決手段】 足または腕等に挿脱する介護用の筒編地
1,21において、該筒編地1,21の一部2,3を縦
方向W1 に切断してなり、該切断面O1 の両側4a,4
bに着脱自在の係合型係止具5a,5bを取着し、挿着
離脱を容易にした介護用の筒編地1を構成するものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、靴下またはサポータ等からなる介護用の筒編地に係り、さらに詳し くは着脱容易な介護用の筒編地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
靴下やサポータ等は筒編地からなるために、特にオーバーニィソックスのよう に長いものは、手の不自由な身障者自身を始め、介護者や医者等にとっては、履 かせずらく、脱がせずらいものとなっていた。
【0003】 しかし、靴下やサポータ等からなる筒編地は、一般に端部が締付部になってい る。この締付部は、一般に太いゴム糸を挿通しているので、従来の筒編地は切断 して切り離すことがしにくかった。
【0004】 ゴム糸を挿通した筒編地が、必ずしも切断できないわけではない。例えば、切 断面に当布をして完全なかがり縫いをしたり、切断箇所に広幅のル−プ係合式布 製ファスナーを縫いつけて、ゴム糸の縮みを防止するようにすれば出来ないこと はない。しかし一般的には、切断箇所にゴム糸を挿通しないで、締め付け機能を 有する組織にするることが望ましいが、従来はこのような配慮のなされたものは 見当らず、切断して履きやすくしたものは市場に出回つてはいなかった。
【0005】 またオーバーニィソックスのような長い靴下は、ずり落ちやすいことが以前か らの欠点となっていた。
【考案が解決しようとする課題】
叙上の事情に鑑み、本考案は履いたり着たりしやすく、脱がせることもしやす いもので、またずり落ちを防止した介護用の筒編地の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 そのため本考案は、足または腕等に挿脱する介護用の筒編地において、該筒編 地の一部を縦方向に切断してなり、該切断面の両側に着脱自在の係合型係止具を 取着し、挿着離脱を容易にした介護用の筒編地にして、上記の課題を解決した。
【0007】
【考案の実施の形態】
次に本考案の介護用の筒編地を、以下図面に基づいて、詳細に説明する。図1 は、靴下からなる介護用の筒編地の一実施例を示す、使用状態の斜視図である。
【0008】 オーバーニィソックスの靴下からなる介護用の筒編地1は、膝K1 の上部まで の長さを有する靴下からなる。本考案でいう筒編地とは、靴下やサポータ、ある いは足または腕に挿脱する編地に限られるものではない。例えばズボン下や腹巻 等の肌着を主体とする、筒状のメリヤス製品に適用することも出来る。
【0009】 また本考案の筒編地は、介護用を主体としたものではあるが、勿論介護を必要 としない健康体向きの筒編地に適用しても差し支えない。先の口ゴム部2とレッ グ部3の外側の側面からなる一部は、本考案の場合、上端Uが縦方向Wに約30 糎切断O1 して開くようになっている。
【0010】 本考案でいう縦方向W1 とは、筒編地のウェ−ル方向を指している。従って切 断していない下の方は、筒状のままの靴下になっている。上端に設けた切断面O 1 の両側4a,4bには、着脱自在の係合型係止具5a,5bを取着している。
【0011】 本実施例の係合型係止具5a,5bはファスナーからなり、そのファスナーは ループ係合式布製ファスナーを使用している。本考案でいうル−プ係合式布製フ ァスナーとは、通称マジックファスナー(商標)と称し、図2はその一実施例を 示す拡大分解断面図である。
【0012】 係止具の一側5aは、その表面上に多数のル−プ6…6を備えている。一方、 係止具の他側5bは、その表面上に鉤となる多数のキノコ型小片7…7を備えて いる。ループ6…6とキノコ型小片7…7の両鉤止め部材で係合離脱させるが、 これ等の鉤止部材は、可撓性の布8a,8b上に植毛されている。
【0013】 本実施例の場合、ループ6…6からなる係止具5aの方は、切断面O1 の外側 に、またこれと係合させるキノコ型小片7…7からなる係止具5bは切断面O1 の内側に取着している。
【0014】 なお、図示してないが、本実施例のループ係合式布製ファスナー5a,5bに 代えて、従来から使用されてきた、金属製または合成樹脂製からなるスライド式 凹凸嵌合のファスナーを使ってもよく、さらにボタン式等の係止具でも差し支え ない。
【0015】 図3は、ゴム糸を挿通しない組織の一実施例を示す組織図であり、本実施例の 切断面O1 のコ−ス方向C1 には、ゴム糸を挿通しないようにしている。紡績糸 からなる地糸9には、ポリウレタン糸からなる弾性糸10を添え糸として使用し 弾性糸10が収縮するために、表裏共地糸9が浮き出る包み編になっている。こ の包み編のパイルをフロ−トさして浮き編組織11に編成している。
【0016】 B式やK式の靴下編機を使用すると、通常伸縮性がよく、縦縞模様を呈するあ ぜ編(ゴム編)にすることが出来ない。然し、浮き編組織11にすると、一見あ ぜ編組織に近い性能にすることが出来る。そのため、挿通せずにル−プを形成さ せても、十分な弾性糸を使用していれば、伸縮性に支障はない。また図示は省略 するが、この場合、地糸9と弾性糸10を共にシンカ−の大爪に乗せて編成する ようにしてもよい。
【0017】 そしてこの切断面O1 は、両端に取着した係止具5a,5bによつて、強く締 め加減に係止させるので、伸縮性やずり落ちの問題は、全く解消させることが出 来る。
【0018】 次の図4は、本考案のサポータからなる介護用の筒編地の、別の実施例を示す 、使用状態の斜視図である。
【0019】 膝用のサポータからなる介護用の筒編地21は、肘用のサポータにも適用され る。筒編地21は、膝部22の組織は図示してないが、厚地に太いゴム糸を挿通 した締付組織になっている。この膝部22を挟む上部23と下部24の両端は、 縦のウェール方向W2 に約20cmづつ切断O2 ,O3 して開くようになってい る。
【0020】 従って、切断していない膝部22は、筒状のままのサポータになっている。こ れに対し、上部23と下部24の両端に設けた切断面O2 ,O3 の両側25a, 25bと26a,26bには、着脱自在のル−プ係合式布製ファスナーからなる 、係合型係止具27a,27bと28a,28bを取着している。
【0021】 係止具の一つの側27aと28aは、その表面上に多数のループを備え、もう 一つの側27bと28bは、その表面上に鉤となる多数のキノコ型小片を備えて いる。ループは切断面O2 ,O3 の外側に、キノコ型小片は切断面O2 ,O3 の内 側に取着し、この両鉤止め部材で係合離脱させるようになつている。
【0022】 なお図示してないが、本実施例のループ係合式布製フアスナ−に代えて、従来 から使用されてきた、金属製または合成樹脂製からなるスライド式凹凸嵌合のフ ァスナーを使ってもよく、さらにボタン式の係止具でも差し支えない。
【0023】 そして本実施例の切断面O2 ,O3 のコ−ス方向C2 には、ゴム糸を挿通しな いようにしている。
【0024】
【考案の効果】
本考案の介護用の筒編地は、筒編地の一部を切断して開くようにしたので、手 の不自由な介護者や診察する医者等が、介護者の筒編地を拭がせだり、着用させ やすく出来るようになった。
【0025】 本考案の介護用筒編地に、ループ係合式布製ファスナーを使用すると、締め付 け具合を自由に調節することが出来るので、ずり落ちないように強く締め付ける ことも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の靴下からなる介護用筒編地の一実施例
を示す、使用状態の斜視図である。
【図2】本考案に使用されるループ係合式布製ファスナ
ーからなる係合型係止具の一実施例を示す拡大分解断面
図である。
【図3】本考案の切断面のコース方向に使用されてい
る、ゴム糸を挿通しない組織の一実施例を示す組織図で
ある。
【図4】本考案のサポータからなる介護用筒編地の、別
の実施例を示す使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 靴下からなる介護用筒編地 2 靴下の口ゴム部 3 靴下のレッグ部 4a 切断面の一方の側 4b 切断面の他方の側端 5a ループ係合式布製ファスナーからなる係合型係
止具の一つの側 5b ループ係合式布製ファスナーからなる係合型係
止具のもう一つの側 6 ループ 7 キノコ型小片 8a 可撓性の布 8b 可撓性の布 9 地糸 10 弾性糸 11 浮き編組織 21 サポータからなる筒編地 22 サポータの膝部 23 膝部の上部 24 膝部の下部 25a 上部切断面の一側 25b 上部切断面の他側 26a 下部切断面の一側 26b 下部切断面の他側 27a ル−プ係合式布製ファスナーからなる係合型係
止具の一つの方 27b ル−プ係合式布製ファスナーからなる係合型係
止具のもう一つの方 28a ル−プ係合式布製ファスナーからなる係合型係
止具の一つの方 28b ル−プ係合式布製ファスナーからなる係合型係
止具のもう一つの方 C1 コ−ス方向 C2 コ−ス方向 K1 膝 K2 膝 O1 切断面 O2 切断面 O3 切断面 U 靴下の上端 W1 縦のウェ−ル方向 W2 縦のウェ−ル方向
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 介護用筒編地

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足または腕等に挿脱する介護用の筒編地
    において、該筒編地の一部を縦方向に切断してなり、該
    切断面の両側に着脱自在の係合型係止具を取着し、挿着
    離脱を容易にしたことを特徴とする介護用の筒編地。
  2. 【請求項2】 筒編地が靴下からなり、該靴下が切断面
    を上側に設けるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の介護用の筒編地。
  3. 【請求項3】 筒編地がサポータからなり、該サポータ
    が切断面を上下の両側に設けるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の介護用の筒編地。
  4. 【請求項4】 切断面に、ゴム糸を挿通しないようにし
    たことを特徴とする請求項2または3記載の介護用の筒
    編地。
  5. 【請求項5】 ゴム糸を挿通しない組織が、地糸に弾性
    糸を添えた包み編のパイルを浮き編組織にしたことを特
    徴とする請求項4記載の介護用筒編地。
  6. 【請求項6】 係止具がファスナーからなり、該ファス
    ナーがル−プ係合式布製ファスナーまたはスライド式金
    属樹脂製ファスナーの何れかに形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の介護用の筒編地。
JP1997007427U 1997-08-07 1997-08-07 介護用筒編地 Expired - Lifetime JP3048130U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106410A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Pigeon Corp 肘用サポーター
JP2014234575A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 株式会社松本義肢製作所 膝サポータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010106410A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Pigeon Corp 肘用サポーター
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