JPH0718666A - 地下穿孔機用スクリューロッドのジョイント部構造 - Google Patents

地下穿孔機用スクリューロッドのジョイント部構造

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JPH0718666A
JPH0718666A JP5159285A JP15928593A JPH0718666A JP H0718666 A JPH0718666 A JP H0718666A JP 5159285 A JP5159285 A JP 5159285A JP 15928593 A JP15928593 A JP 15928593A JP H0718666 A JPH0718666 A JP H0718666A
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JP
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screw rod
plug
packing
socket
supply passage
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JP5159285A
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English (en)
Inventor
Yuji Sano
雄二 佐野
Chikashi Shimada
史 嶋田
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KENCHIYOU KOBE KK
Original Assignee
KENCHIYOU KOBE KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結時にプラグ部とソケット部との間に介装
されるパッキンを適切に位置決めできてそれが不所望な
挙動を起こすことがないようにされた、地下穿孔機用ス
クリューロッドのジョイント部構造を提供すること。 【構成】 パッキン70’に複数の流体供給通路45
A,46Aのそれぞれに対応した開口部72,74が形
成されるとともに、厚み方向に突出する凸部76が設け
られ、かつ、プラグ部54’又はソケット部55’に上
記凸部76が嵌合する凹部55hが設けられ、上記凸部
76を上記凹部55hに嵌合させることにより上記パッ
キン70’を上記プラグ部54’又はソケット部55’
に位置決めすることができるようにされてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穿孔すべき掘削穴の深
さ等に応じて継ぎ足すことができるようにされてなる地
下穿孔機用スクリューロッドのジョイント部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、地下穿孔機として、例えば、
特開昭55−119885号公報等にも見られる如く
に、ギヤードモーターやスイベル装置等からなる動力装
置部に、外周に螺旋羽根が設けられたスクリューロッド
を所要本数順次連接するとともに、それらの最下段にエ
アーハンマーを連結し、それらをリーダーマストに沿っ
て一体に回転させながら下降させることにより地盤に掘
削穴を穿設するようにされたものが知られている。
【0003】このような地下穿孔機に用いられるスクリ
ューロッドは、通常、図8及び図9にそれぞれ全体形状
と相互連結状態とが示される如くの構成となっている。
すなわち、スクリューロッド50は、ロッド本体部51
の外周に螺旋羽根52が設けられるとともに、上下端部
にそれぞれオスジョイント及びメスジョイントを構成す
るプラグ部54及びこのプラグ部54が嵌合するソケッ
ト部55が設けられ、かつ、内部にエアーハンマー駆動
用の圧縮エアーを供給するためのパイプ45aからなる
エアー通路45Aが縦貫するように設けられてなり、上
記プラグ部54又はソケット部55を連結相手(のスク
リューロッド50)に設けられたソケット部55又はプ
ラグ部54に、それぞれの先端面間にパッキン70を介
在させた状態で差し込むことにより連結されるようにな
っている。
【0004】ここで、上記オスジョイントを構成するプ
ラグ部54は、図9に示される如くに、先端側から順
次、断面外形が正六角形の柱状嵌合部54a、この柱状
嵌合部54aの根元側に設けられた、それより大径の断
面外形が円形の雄型いんろう部54b、この雄型いんろ
う部54bより大径で本体部51の先端とメスジョイン
トを構成するソケット部55の先端の双方を受ける断面
外形が円形の鍔状部54c、及び、この鍔状部54cの
下側に突設されて上記ロッド本体部51の先端部(上端
部)に挿着される挿入部54d、からなっており、その
中央部を縦貫するように上記エアー通路45を形成する
パイプ45aの一端部が嵌挿されている。
【0005】一方、上記メスジョイントを構成するソケ
ット部55は、先端側から順次、上記プラグ部54の雄
型いんろう部54bが嵌合せしめられる雌型いんろう部
55b、プラグ部54の柱状嵌合部54aが嵌め込まれ
る内周が断面正六角形の筒状嵌合部55a、パッキン7
0が嵌め込まれる、上記筒状嵌合部55aより若干大径
のパッキン挿入部55e、上記プラグ部54の鍔状部5
4cと同径でパッキン70が当接せしめられるとともに
ロッド本体部51の先端を受ける底壁部55c、及び、
この底壁部55cの下側に突設されて上記ロッド本体部
51の先端部(下端部)に挿着される挿入部55d、か
らなっており、その中央部を縦貫するように上記エアー
通路45を形成するパイプ45aの他端部が嵌挿されて
いる。
【0006】また、上記パッキン70は、弾性及び伸縮
性を有したゴム製の円板形状とされていて、上記ソケッ
ト部55のパッキン挿入部55cに比してロッド連結時
の延伸量相当分程度小径とされており、その中央部分に
エアー供給通路45aより若干大径の円形のエアー用開
口部72が形成されている。なお、上記の如き構成のス
クリューロッド50は、プラグ部54とソケット部55
とをそれらの頂面−底面間に上記パッキン70を介在さ
せたもとで嵌合させて、プラグ部54とソケット部55
の左右に段違いにそれぞれ設けられたピン挿入部57,
57、58,58にそれぞれスプリングピン56,56
を差し込んで連結するようにされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本願の出願
人は、上記した如くのスクリューロッドを備えた地下穿
孔機において、上記スクリューロッドの最下段に連結さ
れるエアーハンマーの先端部付近からセメントミルクの
ような土質補強材を噴出させるようにしたものを提案し
ている(特願平5−93145号明細書等を参照)。
【0008】このようにオーガースクリューの先端部付
近からセメントミルク類を噴出させることのできる地下
穿孔機が開発されれば、穿孔作業時又は穿孔作業後のオ
ーガースクリュー引き上げ時に、穿孔された掘削穴の内
部又は内周面に壁を作るようにセメントミルク類を供給
ないし吹き付けることが可能となって、地層強度を増大
させることができるとともに掘削穴をくずれ難くするこ
とができることになり、掘削穴の原形を保持できてパイ
ル等を掘削穴に容易に挿入することが可能となるととも
に、パイル等の周辺の摩擦力が増大することからパイル
の沈下量を最小限に抑えることが可能となり、施工を迅
速かつ容易に行え、施工コストを激減できるという画期
的な効果が得られることになる。
【0009】ところが、上記のように地下穿孔機におい
てセメントミルク類をオーガースクリューの先端部付近
から噴出させるようになすには、連接された複数本のス
クリューロッドを通じてエアーハンマー駆動用(掘削ビ
ット振動用)の圧縮エアーとセメントミルク類とをその
スクリューロッドの下段に連接されるエアーハンマーに
導くことが要求される。
【0010】そこで、上記要求に応えるべく、図9にお
いて一点鎖線で示される如くに、前記したプラグ部54
及びソケット部55を含むスクリューロッド50におけ
る上記エアー供給通路45Aの両脇に、パイプ46a等
からなるセメントミルク類供給通路46Aを設けること
が考えられている。このように、エアー供給通路45A
に加えてセメントミルク類供給通路46Aが設けられる
場合には、当然ながら、スクリューロッド50間に配さ
れるパッキン70にもエアー用開口部72に加えてその
周囲にセメントミルク類用開口部74を形成する必要が
生じる。
【0011】ところが、上記のようにパッキン70に開
口部を複数箇所、つまりエアー用開口部72とセメント
ミルク類用開口部74,74とを設けた場合には、次の
ような問題が生じることが明らかになった。すなわち、
パッキン70を一方のスクリューロッド50のプラグ部
54と他方のソケット部55との間に配する際、パッキ
ン70にエアー用開口部72が一箇所だけ中央部に形成
されている場合にはパッキン70(開口部72)をプラ
グ部55及びソケット部54(の通路45A)に対して
特に位置めする必要はないが、上記のように開口部が2
箇所以上形成されている場合には、各開口部72,7
4,74の位置を各通路45A,46A,46Aに一致
させるように位置決めする必要が生じる。
【0012】しかしながら、従来のパッキン70にあっ
ては、それを一方のスクリューロッド50のプラグ部5
4又は他方のスクリューロッド50のソケット部55に
位置決めして配したとしても、それらのスクリューロッ
ド50,50のプラグ部54とソケット部55とを嵌合
させて連結する際に、かかるパッキン70が動いて(特
に回転方向に)しまい、上記開口部74と通路46Aと
が一致せず、パッキン70の開口部72,74以外の部
分が通路46Aを塞いでしまう事態が頻発するおそれが
あった。
【0013】この場合、パッキン70によって通路46
Aが塞がれたか否かは外部からは判別し難く、パッキン
70によって通路46Aが塞がれていることが判明した
際には、スクリューロッド50,50の連結状態を解除
して再度パッキン70をセットし直さなければならない
ため、スクリューロッド50の継ぎ足し作業が極めて手
間がかかって面倒であり、このような問題を改善できる
方策が要望されていた。また、上記問題は、スクリュー
ロッド50と他の部材、すなわちプラグ部又はソケット
部が設けられたエアーハンマーやスイベル装置等との連
結に際しても同様に生じる。
【0014】かかる点に鑑み本発明は、上下端部にそれ
ぞれオスジョイント及びメスジョイントを構成するプラ
グ部及び該プラグ部が嵌合するソケット部が設けられ、
かつ、内部に複数本の流体供給通路が縦貫するように設
けられてなり、上記プラグ部又はソケット部を連結相手
に設けられたソケット部又はプラグ部に、それぞれの先
端面間にパッキンを介在させた状態で差し込むことによ
り連結される地下穿孔機用スクリューロッドにおいて、
連結時にプラグ部とソケット部との間に介装されるパッ
キンを適切に位置決めできてそれが不所望な挙動を起こ
すことがないようにされた、地下穿孔機用スクリューロ
ッドのジョイント部構造を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る地下穿孔機用スクリューロッドのジョ
イント部構造は、パッキンに流体供給通路のそれぞれに
対応した開口部が形成されるとともに、厚み方向に突出
する凸部が設けられ、かつ、上記プラグ部又はソケット
部に上記凸部が嵌合する凹部が設けられ、上記凸部を上
記凹部に嵌合させることにより上記パッキンを上記プラ
グ部又はソケット部に位置決めすることができるように
されてなる。
【0016】本発明のジョイント部構造のより実際的な
一例としては、スクリューロッドにその中心を通るよう
にエアー供給通路が縦貫するように設けられるととも
に、該エアー供給通路の左右にセメントミルク類供給通
路が縦貫するように設けられ、パッキンにそれらエアー
供給通路とセメントミルク類供給通路に対応した開口部
が形成されるとともに、断面円形の凸部が中心部を挟ん
で対称的に2箇所に突設され、かつ、それらの凸部が嵌
合するようにプラグ部又はソケット部に断面円形の凹部
が2箇所穿設されているものが挙げられる。
【0017】
【作 用】上述の如くの構成とされた本発明に係る地下
穿孔機用スクリューロッドのジョイント部構造において
は、スクリューロッドの連結に際しては、そのスクリュ
ーロッドのプラグ部又はソケット部、あるいは連結相手
のソケット部又はプラグ部に設けられた凹部に、パッキ
ンに設けられた凸部を嵌め込む。それにより、パッキン
とプラグ部又はソケット部との位置決めがなされ、パッ
キンに設けられた複数の開口部とプラグ部又はソケット
部の流体供給通路とが合致せしめられる。
【0018】そして、上記状態でスクリューロッドのプ
ラグ部又はソケット部に連結相手のソケット部又はプラ
グ部を差し込んでピン等でプラグ部−ソケット部を固定
することにより、それらの先端面間にパッキンが介在せ
しめられた状態でスクリューロッドと連結相手のスクリ
ューロッド又はエアーハンマーやスイベル装置等とが連
結される。
【0019】上記のように本発明のジョイント部構造で
は、パッキンの凸部をプラグ部又はソケット部の凹部に
嵌合させてスクリューロッドを連結するようにされるの
で、パッキンの位置決めを常に容易にかつ適正に行うこ
とができるとともに、スクリューロッドの継ぎ足し時等
において、パッキンの不所望な挙動が封じられ、その結
果、パッキンの開口部以外の部分が流体供給通路を塞い
でしまうような事態が確実に回避され、継ぎ足し作業等
を極めて手際よく迅速に行うことが可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1〜図6は本発明に係るジョイント部構造
が適用された地下穿孔機用スクリューロッドの一例とそ
の連結状態を示しており、これらの図においては、前述
した図8及び図9に示される従来のものの各部に対応す
る部分には同一の符号を付している。
【0021】図1に示されるスクリューロッド50’
は、その最下段に連接されるエアーハンマーの先端部付
近からセメントミルクのような土質補強材を噴出させる
ようにした地下穿孔機(特願平5−93145号明細書
等を参照)に適用されるもので基本的には前述した図8
に示されるもの同様な構成となっている。すなわち、ス
クリューロッド50’は、ロッド本体部51の外周に螺
旋羽根52が設けられるとともに、上下端部にそれぞれ
オスジョイント及びメスジョイントを構成する平面視が
図2及び図3に示される如くのプラグ部54’及びソケ
ット部55’が設けられ、上記プラグ部54’又はソケ
ット部55’を連結相手(のスクリューロッド50’)
に設けられたソケット部55’又はプラグ部54’に、
それぞれの先端面間に図6に示される如くのパッキン7
0を介在させた状態で差し込むことにより連結されるよ
うになっている。
【0022】このスクリューロッド50’には、それを
縦貫するようにエアー供給通路45Aとセメントミルク
類供給通路46Aとが設けられている。具体的には、上
記プラグ部54’とソケット部55’との間に、該スク
リューロッド50’の中心線上を通るようにエアー供給
通路45Aを構成するパイプ45aが橋架され、さら
に、そのエアー供給通路45Aを構成するパイプ45a
の両脇に、セメントミルク類供給通路46Aの中間部分
を構成するパイプ46a,46aが橋架されており、プ
ラグ部54’及びソケット部55’にはエアー供給通路
45A及びセメントミルク類供給通路46A、46Aの
両端部を構成する貫通穴45b,46b,45c及び4
6cが形成されている。
【0023】また、上記エアー供給通路45Aを構成す
るパイプ45aとセメントミルク類供給通路46Aの中
間部分を構成するパイプ46a,46aの両端部には外
筒部51に内接する金属製の円板からなる仕切板92,
92が取り付けられており、さらに、上記パイプ45
a,46a,46aの中央部分には振れ止め具80が取
り付けられている。
【0024】そして、上記オスジョイントを構成するプ
ラグ部54’は、図4及び図5に示される如くに、断面
外形が正六角形の柱状嵌合部54a、この柱状嵌合部5
4aの根元側に設けられた、それより大径の断面外形が
円形の雄型下いんろう部54b、この雄型いんろう部5
4bより大径で本体部51の先端とメスジョイントを構
成するソケット部55’の先端の双方を受ける断面外形
が円形の鍔状部54c、及び、この鍔状部54cの下側
に突設されて上記ロッド本体部51の先端部(上端部)
に挿着される挿入部54d、に加えて、上記柱状嵌合部
54aの先端にそれより小径の断面外形が円形の雄型上
いんろう部54fが突設されており、その中央部を縦貫
するように上記エアー通路45を形成するパイプ45a
の端部が嵌挿されるとともに、その両脇に上記セメント
ミルク類供給通路46A,46Aを構成するパイプ46
a、46aの端部が挿入されている。
【0025】一方、上記メスジョイントを構成するソケ
ット部55’は、上記プラグ部54’の雄型下いんろう
部54bが嵌合せしめられる雌型上いんろう部55b、
プラグ部54’の柱状嵌合部54aが嵌め込まれる内周
が断面正六角形の筒状嵌合部55a、この筒状嵌合部5
5aより大径の円環状部55g、上記雄型上いんろう部
54fが嵌合せしめられる雌型下いんろう部55f、後
述のパッキン70’が嵌め込まれる、上記筒状嵌合部5
5aより若干大径のパッキン挿入部55e、上記プラグ
部54’の鍔状部54cと同径で上記パッキン70’が
当接せしめられるとともにロッド本体部51の先端を受
ける底壁部55c、及び、この底壁部55cの下側に突
設されて上記ロッド本体部51の先端部(下端部)に挿
着される挿入部55d、に加えて、上記底壁部分55c
における上記エアー供給通路45A(45c)の両脇で
一対のセメントミルク類供給通路46A,46A(46
c,46c)間に位置する部位に、上記パッキン70’
の凸部76,76(後述)が嵌め込まれる一対の円形断
面を有した凹部55h,55hが180°間隔で穿設さ
れており、その中央部を縦貫するように上記エアー通路
45を形成するパイプ45aの端部が嵌挿されるととも
に、その両脇に上記セメントミルク類供給通路46A,
46Aを構成するパイプ46a、46aの端部が挿入さ
れている。
【0026】また、上記パッキン70’は、図6に示さ
れる如くに、弾性及び伸縮性を有したゴム製の円板形状
とされていて、上記ソケット部55’のパッキン挿入部
55cに比してロッド連結時の延伸量相当分程度小径と
されており、その中央部分にエアー供給通路45aより
若干大径の円形のエアー用開口部72が形成されるとと
もに、その両脇に上記セメントミルク類供給通路46A
より大きな小判形のセメントミルク類用開口部74,7
4が形成されており、さらに、一方の面側には上記ソケ
ット部55’に設けられた凹部55h,55hに嵌め込
まれる一対の円形断面を有した凸部76,76が180
°間隔で突設されている。
【0027】上述の如き構成のスクリューロッド50’
は、プラグ部54’とソケット部55’とをそれらの頂
面−底面間に上記パッキン70を介在させたもとで嵌合
させて、プラグ部54’とソケット部55’の左右に段
違いにそれぞれ設けられたピン挿入部57,57、5
8,58にそれぞれスプリングピン56,56を差し込
んで連結するようにされる。
【0028】この場合、パッキン70’をスクリューロ
ッド50,50間に配する際には、スクリューロッド5
0のソケット部55’に設けられた凹部55h,55h
に、パッキン70’に設けられた凸部76,76を嵌め
込む。それにより、パッキン70’とソケット部55’
との位置決めがなされ、パッキン70’に設けられたエ
アー用開口部72及びセメントミルク類用開口部74,
74とソケット部55’に設けられたエアー供給通路4
5A(45c)及びセメントミルク類供給通路46A,
46A(46c,46c)とが合致せしめられる。
【0029】そして、上記状態でスクリューロッド5
0’のソケット部55’に連結相手スクリューロッド5
0’のプラグ部54’を位置合わせして差し込むと、上
記ソケット部55側のエアー供給通路45A(45c)
及びセメントミルク類供給通路46A,46A(46
c,46c)とプラグ部54’側のエアー供給通路45
A(45b)及びセメントミルク類供給通路46A,4
6A(46b,46b)とがパッキン70’を介して連
通する。
【0030】このように本発明のジョイント部構造で
は、パッキン70’の凸部76,76をソケット部5
5’の凹部55h、55hに嵌合させてスクリューロッ
ド50’を連結するようにされるので、パッキン70’
の位置決めを常に容易にかつ適正に行うことができると
ともに、スクリューロッド50’の継ぎ足し時等におい
て、パッキン70’の不所望な挙動が封じられ、その結
果、パッキン70’の開口部72,74以外の部分がエ
アー供給通路45A,セメントミルク類供給通路46
A,46Aを塞いでしまうような事態が確実に回避さ
れ、継ぎ足し作業等を極めて手際よく迅速に行うことが
可能となる。
【0031】なお、以上はスクリューロッド50’同士
の連結を例にとって説明したが、スクリューロッド5
0’と他の部材、例えばスイベル装置やエアーハンマー
等との連結にも、それらに上記と同様なプラグ部54’
又はソケット部55’を設ければ適用できることは勿論
である。また、上記例ではソケット部55’に凹部55
h,hを設けているが、プラグ部54’に凹部を設けて
もよく、その場合も同様な作用効果が得られる。
【0032】さらに、プラグ部54’,ソケット部5
5’に設けられる凹部及びパッキン70’に設けられる
凸部は、必ずしも上記例のように断面円形にする必要は
なく、例えば角形や楕円形にしてもよい。また、その個
数も1個又は3個以上にしてもよい。なおまた、上記例
では、エアー供給通路45A及びセメントミルク類供給
通路46Aをパイプ45a、46aで構成したスクリュ
ーロッド50’を例示したが、スクリューロッドとして
は、その他、図7に示される如くに、中実のものにエア
ー供給通路45A及びセメントミルク類供給通路46A
を穿孔したもの(50’’)等でもよいことは勿論であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係るジョイント部構造によれば、パッキンの凸部を
プラグ部又はソケット部の凹部に嵌合させてスクリュー
ロッドを連結するようにされるので、パッキンの位置決
めを常に容易にかつ適正に行うことができるとともに、
スクリューロッドの継ぎ足し時等において、パッキンの
不所望な挙動を封じることができ、その結果、パッキン
の開口部以外の部分が流体供給通路を塞いでしまうよう
な事態が確実に回避され、継ぎ足し作業等を極めて手際
よく迅速に行うことが可能となる、という極めて優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジョイント部構造に適用されるス
クリューロッドの一例を示す図
【図2】図1のスクリューロッドの平面図。
【図3】図1のスクリューロッドの底面図。
【図4】スクリューロッドの連結状態の説明に供される
図。
【図5】実施例のジョイント部構造におけるプラグ部、
パッキン、及びソケット部を示す分解斜視図。
【図6】実施例のジョイント部構造におけるパッキンの
平面図(A)及び断面図(B)。
【図7】スクリューロッドの他の例を示す図。
【図8】従来のジョイント部構造の説明に供されるスク
リューロッドの側面図。
【図9】従来のジョイント部構造の説明に供される断面
図。
【符号の説明】
50’−スクリューロッド 54’−プラグ部 54a−柱状嵌合部 55’−ソケット部 55a−筒状嵌合部 55h−凹部 70−パッキン 72−エアー用開口部 74−セメントミルク類用開口部 76−凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に螺旋羽根が設けられるとともに、
    上下端部にそれぞれオスジョイント及びメスジョイント
    を構成するプラグ部及び該プラグ部が嵌合するソケット
    部が設けられ、かつ、内部に複数本の流体供給通路が縦
    貫するように設けられてなり、上記プラグ部又はソケッ
    ト部を連結相手に設けられたソケット部又はプラグ部
    に、それぞれの先端面間にパッキンを介在させた状態で
    差し込むことにより連接される地下穿孔機用スクリュー
    ロッドのジョイント部構造であって、 上記パッキンに上記流体供給通路のそれぞれに対応した
    開口部が形成されるとともに、厚み方向に突出する凸部
    が設けられ、かつ、上記プラグ部又はソケット部に上記
    凸部が嵌合する凹部が設けられ、上記凸部を上記凹部に
    嵌合させることにより上記パッキンを上記プラグ部又は
    ソケット部に位置決めすることができるようにされてな
    る、地下穿孔機用スクリューロッドのジョイント部構
    造。
  2. 【請求項2】 スクリューロッドにその中心を通るよう
    にエアー供給通路が縦貫するように設けられるととも
    に、該エアー供給通路の左右にセメントミルク類供給通
    路が縦貫するように設けられ、パッキンにそれらエアー
    供給通路とセメントミルク類供給通路に対応した開口部
    が形成されるとともに、断面円形の凸部が中心部を挟ん
    で対称的に2箇所に突設され、かつ、それらの凸部が嵌
    合するようにプラグ部又はソケット部に断面円形の凹部
    が2箇所穿設されてなる、請求項1記載の地下穿孔機用
    スクリューロッドのジョイント部構造。
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