JPH071861Y2 - 出力インピーダンス切換回路 - Google Patents

出力インピーダンス切換回路

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JPH071861Y2
JPH071861Y2 JP1862789U JP1862789U JPH071861Y2 JP H071861 Y2 JPH071861 Y2 JP H071861Y2 JP 1862789 U JP1862789 U JP 1862789U JP 1862789 U JP1862789 U JP 1862789U JP H071861 Y2 JPH071861 Y2 JP H071861Y2
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佐藤  明弘
博紀 長谷川
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、出力インピーダンス切換回路に関するもの
で、特に出力直流電圧を変化させること無く出力インピ
ーダンスを切換えることの出来る出力インピーダンス切
換回路を提供せんとするものである。
(ロ)従来の技術 例えば、特公昭59-37604号公報には、ラジオ受信機のAG
C回路が記載されている。前記AGC回路は、第2図に示す
如く、抵抗(1)及びコンデンサ(2)から成り、検波
回路(3)の出力信号を平滑する為のローパスフィルタ
(4)と、前記コンデンサ(2)を急速充電する為の急
速充電回路(5)とを備えており、通常受信時には前記
抵抗(1)とコンデンサ(2)とによって決まる時定数
で前記コンデンサ(2)が充電され、電源投入時等に
は、急速充電回路(5)によって前記コンデンサ(2)
を充電する様に成されている。その為、第2図の回路を
用いれば、コンデンサ(2)を充電する為のインピーダ
ンスを切換えることが出来、AGC回路の応答速度を切換
えることが出来る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、第2図の如く、コンデンサを充電する為の抵
抗が、前記コンデンサと直列接続される構成の場合は、
インピーダンスの切換を行なっても直流レベルが変化し
ない。
しかしながら、信号源となる回路の出力電流を抵抗に供
給し、該抵抗の端子電圧によってコンデンサの充電を行
なう様にすると、充電時定数を変更する為に抵抗の切換
を行なったとき、直流レベルが変動するという問題を生
じる。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、等しい値の
出力電流を発生する第1及び第2出力段と、等しい値の
インピーダンスを呈し、前記第1及び第2出力段の出力
電流がそれぞれ供給される第1及び第2インピーダンス
手段と、前記第1及び第2インピーダンス手段の一端間
に接続され、導通時の出力インピーダンスが小になるス
イッチ手段とを備える点を特徴とする。
(ホ)作用 本考案に依れば、スイッチ手段が非導通の時は、第1出
力段の出力電流が第1インピーダンス手段に供給され、
出力端子に所定の出力電圧が発生する。その場合、出力
インピーダンスは、第1インピーダンス手段のインピー
ダンスによって決まり、出力直流電圧は第1出力段の出
力直流電流と第1インピーダンス手段とによって決ま
る。その時、第2インピーダンス手段の一端に生じる直
流電圧は、第1出力段の出力直流電流と第2インピーダ
ンス手段とによって決まり、前記第1及び第2出力段の
出力直流電流と第1及び第2インピーダンス手段のイン
ピーダンスはそれぞれ等しいので、前記出力端子の出力
直流電圧と等しい値になる。スイッチ手段が導通する
と、出力端子の出力インピーダンスは第1出力インピー
ダンス手段のインピーダンスとスイッチ手段の出力イン
ピーダンスとの並列インピーダンスとなり、前記スイッ
チ手段の出力インピーダンスは第1出力インピーダンス
手段のインピーダンスよりも小であるから、前記並列イ
ンピーダンスは、スイッチ手段が非導通のときの出力イ
ンピーダンスよりも小になり、出力インピーダンスの切
換が達成される。その時、第2インピーダンス手段の一
端における直流電圧は、スイッチ手段が非導通のときと
同じ値を維持するので、出力端子の直流電圧が変化する
ことは無い。
(ヘ)実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図で、(6)は
入力信号が印加される入力端子、(7)は該入力端子
(6)に印加される入力信号に応じた出力電流を発生す
る第1出力トランジスタ、(8)はベースが前記入力端
子(6)に接続され、該第1出力トランジスタ(7)と
等しい出力電流を発生する第2出力トランジスタ、
(9)は前記第1出力トランジスタ(7)の出力電流が
供給される第1抵抗、(10)は前記第2出力トランジス
タ(8)の出力電流が供給される第2抵抗、(11)はベー
スが前記第1抵抗(9)の一端に接続されたダイオード
接続型の第1トランジスタ(12)と、エミッタが該第1
トランジスタ(12)のエミッタに、ベースが前記第2抵
抗(10)の一端にそれぞれ接続された第2トランジスタ
(13)と、入力端が前記第2トランジスタ(13)のコレ
クタに、出力端が前記第1トランジスタ(12)のコレク
タにそれぞれ接続された第1電流ミラー回路(14)と、
コレクタが前記第1及び第2トランジスタ(12)及び
(13)の共通エミッタに接続された電流源トランジスタ
(15)とによって構成されたスイッチ回路、及び(16)
は前記電流源トランジスタ(15)と電流ミラー関係に接
続されたダイオード接続型の第3トランジスタ(17)
と、制御端子(18)に印加される制御信号に応じて、前
記第3トランジスタ(17)に制御電流を供給する第2電
流ミラー回路(19)とから成る制御回路である。
次に、第1図の出力インピーダンス切換回路を、ラジオ
受信機のAGC回路の時定数切換に用いる場合について、
その動作を説明する。前記AGC回路の時定数は、通常受
信時に第1の値となり、オートサーチ時に前記第1の値
よりも小なる第2の値に設定されなければならない。い
ま、通常受信状態であるとすれば、制御入力端子(18)
に「L」の制御信号が印加され、第2電流ミラー回路
(19)がオフになる。その為、第3トランジスタ(17)
に制御電流が供給されず、第3トランジスタ(17)及び
電流源トランジスタ(15)がオフになり、スイッチ回路
(11)は非導通状態になる。従って、AGC回路を構成する
積分コンデンサ(20)の時定数は、該積分コンデンサ
(20)の容量と第1抵抗(9)の抵抗値とによって決ま
る第1の値T1となり、前記積分コンデンサ(20)は第1
出力トランジスタ(7)の出力電流により、前記時定数
T1で充電され、出力端子(21)に所定のAGC信号が発生
する。その時、前記出力端子(21)における直流電圧
は、第1出力トランジスタ(7)の出力直流電流と第1
抵抗(9)の抵抗値とによって決まる所定値V1となり、
第2抵抗(10)の一端における直流電圧も前記所定値V1
と同じ値となる。
この状態において、オートサーチ動作を行なうと、制御
入力端子(18)に印加される制御信号が「H」になり、
第2電流ミラー回路(19)に所定の制御電流が流れ、該
制御電流が第3トランジスタ(17)及び電流源トランジ
スタ(15)にも流れる。その為、スイッチ回路(11)を構
成する第1及び第2トランジスタ(12)及び(13)がオ
ンし、スイッチ回路(11)が導通状態になる。スイッチ回
(11)が導通状態になると、第1抵抗(9)の抵抗値よ
りも小なる前記スイッチ回路(11)の出力インピーダンス
が、前記第1抵抗(9)と並列接続されることになり、
出力端子(21)の出力インピーダンスの切換が達成され
る。その場合、第1抵抗(9)の値をR1、スイッチ回路
(11)の出力インピーダンスをZ1とすれば、出力端子(2
1)の出力インピーダンスは となり、R1≫Z1とすれば、略Z1となる。スイッチ回路(1
1)が導通状態になったとしても、第2抵抗(10)の一端
の直流電圧はV1に維持されている。その為、第1抵抗
(9)の一端の直流電圧は、前記第2抵抗(10)の一端
の直流電圧V1に固定され、変化しない。従って、第1図
の出力インピーダンス切換回路を用いれば、出力インピ
ーダンスを切換えることが出来るとともに、出力端子
(21)における直流電圧の変化を防止することが出来
る。
第1図の出力インピーダンス切換回路は、上述の如きAG
C回路の時定数切換の他に、様々な用途に利用出来る。
例えば、FMラジオ受信機のステレオマルチプレックス回
路の後段に接続されるディエンファシス回路の時定数切
換に、利用する場合、第1図の積分コンデンサ(20)を
ディエンファシスコンデンサと見做し、制御入力端子
(18)に、FM放送受信時「L」の制御信号を、AM放送受
信時「H」の制御信号を印加すれば、前記ディエンファ
シスコンデンサにFM時所定の時定数を持たせ、AM時前記
コンデンサの時定数を極く小にすることが出来る。
(ト)考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、出力インピーダンス
を自在に切換えることが出来、かつ切換時に出力直流電
圧が変化しない出力インピーダンス切換回路を提供出来
る。そして、前記出力インピーダンス切換回路は、トラ
ンジスタと抵抗とによって構成し得るので、IC化に適
し、かつAGC回路の時定数切換等、様々な応用が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、及び第2図
は従来の出力インピーダンス切換回路を示す回路図であ
る。 (7)……第1出力トランジスタ、(8)……第2出力
トランジスタ、(9)……第1抵抗、(10)……第2抵
抗、(11)……スイッチ回路、(12)……第1トランジス
タ、(13)……第2トランジスタ、(15)……電流源ト
ランジスタ、(16)……制御回路。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力直流電圧を変化させること無く出力イ
    ンピーダンスを切換えることの出来る出力インピーダン
    ス切換回路であって、 出力電流を発生する第1出力段と、 前記出力電流が供給される第1インピーダンス手段と、 前記出力電流と等しい値の出力電流を発生する第2出力
    段と、 前記第1インピーダンス手段と等しい値のインピーダン
    スを有し、前記第2出力段の出力電流が供給される第2
    インピーダンス手段と、 該第2インピーダンス手段の一端を前記第1インピーダ
    ンス手段の一端に接続する為のスイッチ手段と、 前記第1インピーダンス手段の一端に接続された出力端
    子と を備え、前記スイッチ手段は、前記出力端子から前記ス
    イッチ手段を見たときのインピーダンスが小となる様、
    導通時の出力インピーダンスを小にしたことを特徴とす
    る出力インピーダンス切換回路。
  2. 【請求項2】前記スイッチ手段は、ダイオード接続さ
    れ、ベースが第1インピーダンス手段の一端に接続され
    た第1トランジスタと、ベースが第2インピーダンス手
    段の一端に接続された第2トランジスタと、前記第1及
    び第2トランジスタの共通エミッタにコレクタが接続さ
    れた電流源トランジスタと、入力端が前記第2トランジ
    スタのコレクタに、出力端が前記第1トランジスタのコ
    レクタにそれぞれ接続された電流ミラー回路とを備え、
    前記電流源トランジスタをオン・オフさせることによ
    り、切換を行なう様にしたことを特徴とする請求項第1
    項記載の出力インピーダンス切換回路。
  3. 【請求項3】前記出力端子とアースとの間にコンデンサ
    を接続し、前記出力インピーダンス切換回路の呈する出
    力インピーダンスと前記コンデンサとによって、所定の
    時定数を得る様にしたことを特徴とする請求項第1項記
    載の出力インピーダンス切換回路。
  4. 【請求項4】前記第1出力段は、ラジオ受信機の検波回
    路から得られる検波出力信号のレベルに応じた出力電流
    を発生し、前記出力端子に得られる出力信号は、AGC信
    号として利用されることを特徴とする請求項第3項記載
    の出力インピーダンス切換回路。
  5. 【請求項5】前記スイッチ手段は、ラジオ受信機が通常
    受信状態にあるときオフし、オートサーチ状態にあると
    きオンすることを特徴とする請求項第4項記載の出力イ
    ンピーダンス切換回路。
  6. 【請求項6】前記出力インピーダンス切換回路は、FMラ
    ジオ受信機のステレオマルチプレックス回路の後段に接
    続されるディエンファシス回路の時定数切換に利用され
    ることを特徴とする請求項第1項記載の出力インピーダ
    ンス切換回路。
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