JPH0718601U - 帯電防止用地下足袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下足袋が有する足なじみがよく、かつ屈撓
性にすぐれた点を損うことなく、帯電防止機能を付加
し、異和感がなく、その構成が容易で、加工工数が少な
く、従来設備・材料がそのまま使用可能である等の効果
を奏する。 【構成】 外底１に導電性ゴムを用い、ふまず部４から
踵部５にかけて任意の位置に金属製部材１４または前記
外底よりも電気抵抗が小さい導電性部材により中底布１
２から中しん１０を貫通し前記外底１と接触する導電路
を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、地下足袋が有する足なじみがよく、かつ屈撓性にすぐれた点を損う ことなく、帯電防止機能を付加した帯電防止用地下足袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図３は従来の地下足袋の概要説明図を示す。図においてはり付け地下足袋は、 導電性ゴムからなる外底１と、外かぶせ布６と、内かぶせ部７と、外つま先ゴム ８と、内つま先ゴム９と、中しん１０と、中底１１および中底布１２とから構成 される。また、外底１は、外底つま先部２と、外底踏み付け部３と、外底ふまず 部４および外底踵部５とからなる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、このような地下足袋は帯電防止の機能を有するものではなく、従来 帯電防止用靴、サンダル等の履物には帯電防止を考慮したものがあったが、帯電 防止用地下足袋は存在しなかった。しかし、靴、サンダル等は地下足袋の特徴で ある足なじみ性、屈撓性にすぐれた点には到達し得ないから、帯電防止機能を付 加された地下足袋の実現が作業現場において要望されていた。

【０００４】 本考案の目的は、上記問題点を改善するために、地下足袋が有する足なじみ がよく、かつ屈撓性にすぐれた点を損うことなく、帯電防止機能を付加した帯電 防止用地下足袋を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は、外底に導電性ゴムを用い、ふまず部か ら踵部にかけて金属製部材または前記外底よりも電気抵抗が小さい導電性部材に より中底布から中しんを貫通し前記外底と接触する導電路を設けたことを特徴と する帯電防止用地下足袋である。

【０００６】

【作用】

本考案の帯電防止用地下足袋を採用することにより、外底に導電性ゴムを用 い、ふまず部から踵部にかけて金属製部材または前記外底よりも電気抵抗が小さ い導電性部材により中底布から中しんを貫通し前記外底と接触する導電路を設け ることによって、地下足袋が有する足なじみがよく、かつ屈撓性にすぐれた点を 損うことなく、帯電防止機能を付加する。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて、詳細に説明する。

【０００８】 図２は本考案が実施された帯電防止用地下足袋の概略構成図を示す。図におい て、はり付け地下足袋１３は、導電性ゴムが使用された外底１と、外かぶせ布６ と、内かぶせ部７と、外つま先ゴム８と、内つま先ゴム９と、中しん１０と、中 底１１および中底布１２とから構成される。また、外底１は、外底つま先部２と 、外底踏み付け部３と、外底ふまず部４および外底踵部５とからなる。

【０００９】 図１は本考案の一実施例である図２のＰ部拡大図を示す。図において外底ふま ず部４から外底踵部５にかけて任意の位置に、本実施例ではかしめである金属部 材１４が中底布１２から中底１１および中しん１０を貫通し、外底１と接触する ように設けられ、帯電された電気を外部に逃す導電路を形成するものである。

【００１０】 このように、金属部材１４により形成された導電路を、外底ふまず部４から外 底踵部５にかけて任意の位置に設けることにより、異和感がなく、かつ屈撓性お よび足なじみ性を損わず、また元来屈撓性および足なじみ性がよい地下足袋は歩 行中、作業中でも外底踵部５が足から浮いて離れることがないために、一般の静 電靴のように特に外底踏み付け部３に導電路を設ける必要がない。

【００１１】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜の設計的変更を 行うことにより、他の態様においても実施することが可能で、例えばかしめまた ははとめのような金属部材１４に限ることなく、外底１よりも電気抵抗が小さい 導電性部材により導電路を形成してもよい。

【００１２】

【考案の効果】

上述の説明ですでに明らかなように、本考案の帯電防止用地下足袋は、外底に 導電性ゴムを用い、ふまず部から踵部にかけて任意の位置に金属製部材または前 記外底よりも電機抵抗が小さい導電性部材により中底布から中しんを貫通し前記 外底と接触する導電路を設けることによって、地下足袋が有する足なじみがよく 、かつ屈撓性にすぐれた点を損うことなく、帯電防止機能を付加し、異和感がな く、その構成が容易で、加工工数が少なく、従来設備材料がそのまま使用可能で ある等の効果を奏する。

【提出日】平成５年１０月２１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００２

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００２】

【従来の技術】

図３は従来の地下足袋の概要説明図を示す。図においてはり付け地下足袋は、 外 底１と、外かぶせ布６と、内かぶせ部７と、外つま先ゴム８と、内つま先ゴム ９と、中しん１０と、中底１１および中底布１２とから構成される。また、外底 １は、外底つま先部２と、外底踏み付け部３と、外底ふまず部４および外底踵部 ５とからなる。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００８

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】 図２は本考案が実施された帯電防止用地下足袋の概略構成図を示す。図におい て、はり付け帯電防止用地下足袋１３は、導電性ゴムが使用された外底１と、外 かぶせ布６と、内かぶせ部７と、外つま先ゴム８と、内つま先ゴム９と、中しん １０と、中底１１および中底布１２とから構成される。また、外底１は、外底つ ま先部２と、外底踏み付け部３と、外底ふまず部４および外底踵部５とからなる 。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１２】

【考案の効果】

上述の説明ですでに明らかなように、本考案の帯電防止用地下足袋は、外底に 導電性ゴムを用い、ふまず部から踵部にかけて任意の位置に金属製部材または前 記外底よりも電気抵抗が小さい導電性部材により中底布から中しんを貫通し前記 外底と接触する導電路を設けることによって、地下足袋が有する足なじみがよく 、かつ屈撓性にすぐれた点を損うことなく、帯電防止機能を付加し、異和感がな く、その構成が容易で、加工工数が少なく、従来設備材料がそのまま使用可能で ある等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の概略構成図である図２のＰ
部拡大図である。

【図２】本考案の実施された帯電防止用地下足袋の概略
構成図である。

【図３】従来の地下足袋の概略構成図である。

【符号の説明】

１ 外底 ４ 外底ふまず部 ５ 外底踵部 １０ 中しん １１ 中底 １２ 中底布 １３ 帯電防止用地下足袋 １４ 金属部材

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【手続補正書】

【提出日】平成５年１０月２１日

【手続補正４】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図２

【補正方法】変更

【補正内容】

【図２】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外底に導電性ゴムを用い、ふまず部から
   踵部にかけて金属製部材または前記外底よりも電気抵抗
   が小さい導電性物質により中底布から中しんを貫通し前
   記外底と接触する導電路を設けたことを特徴とする帯電
   防止用地下足袋。