JP3270678B2 - 導電性靴底の構成を有する安全靴 - Google Patents

導電性靴底の構成を有する安全靴

Info

Publication number
JP3270678B2
JP3270678B2 JP08422696A JP8422696A JP3270678B2 JP 3270678 B2 JP3270678 B2 JP 3270678B2 JP 08422696 A JP08422696 A JP 08422696A JP 8422696 A JP8422696 A JP 8422696A JP 3270678 B2 JP3270678 B2 JP 3270678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
sock
insert
safety shoe
seam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08422696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08299017A (ja
Inventor
ノゾルト グンテール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WL Gore and Associates GmbH
Original Assignee
WL Gore and Associates GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WL Gore and Associates GmbH filed Critical WL Gore and Associates GmbH
Publication of JPH08299017A publication Critical patent/JPH08299017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3270678B2 publication Critical patent/JP3270678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/12Special watertight footwear
    • A43B7/125Special watertight footwear provided with a vapour permeable member, e.g. a membrane
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/36Footwear with health or hygienic arrangements with earthing or grounding means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、甲被と、この甲被
と連結した少なくとも1つの本底と1つの中底を備えた
靴底構成とを有しており、この靴底構成が靴の内部から
靴底構成の下側まで電気的漏れ抵抗を形成していて、こ
の漏れ抵抗が所定の最小漏れ抵抗の限界と所定の最大漏
れ抵抗の限界との間にあり、本底は、導電性粒子の添加
によって必要な漏れ抵抗を生じる比抵抗を持たせた合成
物質によって構成されており、しかも靴内部と本底が電
気的に結合している安全靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電気的
環境下での作業、たとえば電気機器や電子機器を使う作
業の際に着用する安全靴には、特定の範囲、たとえば1
5 KΩから109 KΩの間にある電気伝導抵抗または
漏れ抵抗を要求した規格がある。一方で、このような安
全靴は最小絶縁と、したがって最小漏れ抵抗を有しなけ
ればならず、そうすることによって安全靴を着用する人
間は、帯電している装置に触れたときに有害な電気的衝
撃から保護されている。他方で、安全靴はある程度の電
荷の漏れも可能にしなければならない。靴底構成が非常
に高い電気的漏れ抵抗を持ち、その結果この靴底構成は
事実上絶縁体をなすと、この靴底構成は、安全靴を着用
する人間の体を一方の電極とし、この人間が立っている
床を他方の電極とするコンデンサの誘電体として作用す
る。この人間が帯電している装置に触れると、このコン
デンサは帯電する。この電荷を解消できないと、帯電し
た人間が触れる電子機器に支障ないし障害をきたすこと
があり、またそのような帯電が人体に有害な作用を及ぼ
す可能性もある。それゆえ、この帯電を適当な時間内に
解消できるように、靴底構成の電気的漏れ抵抗はある最
大抵抗値を越えてはならない。
【0003】冒頭に記載した種類の従来の安全靴は、導
電性粒子、たとえばカーボン粒子または黒鉛粒子を添加
して導電性にしたポリウレタン(PU)製の靴底を有す
る。安全靴を着用した人間の体が帯電した後に、人体か
ら電荷を逃がすことができるために、公知の方法では中
底上にある裏皮の内側に導電性テープを縫い付ける。こ
の導電性テープは中底に巻き付いているので、テープの
一部は靴内部にあり、別の部分は中底の下にあって導電
性PU底と電気的に接触している。
【0004】中底を貫通して導電性糸で縫うことも知ら
れている。この場合、導電性糸は、導電性テープとPU
底、したがって人間の足と導電性PU底を電気的に結合
する。別の公知の方法では、足趾球区域で中底に穴があ
けられ、カーボン粒子を添加して導電性にした加硫材料
または合成物質材料を中底の下側に取り付ける。このよ
うに構成することにより、中底を貫通して導電性PU底
に至る導電が成立する。この場合、通常存在する中敷き
は半中敷きにすぎない。つまり、該中敷きは靴の縦方向
で足のかかとから、くるぶしまでしか延びておらず、足
趾球の下方まで延びていない。
【0005】通気性透水性甲被材料を使用し、靴内部の
全部または一部を防水透湿性機能層、好ましくは微多孔
性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)で内張りす
ることによって、防水で、しかも透湿性のある安全靴を
含む靴が知られており、また有効であることが分かっ
た。靴内部に防水透湿性機能層を有するソックス状イン
サートを挿入することによって靴内部全体を機能層で内
張りした防水透湿性靴がある。もう1つの従来の方法
は、靴内部全体にそのようなソックス状インサートを内
張りせず、甲被材料の内側のみを防水透湿性機能層で内
張りするものである。この種類の靴では、通常甲被上部
材料と、たいてい裏皮積層材である機能層とを甲被上端
部で互いに連結し、次に甲被上部材料と機能層もしくは
裏皮積層材とを中底の下側につりこむ。つまり、甲被上
部材料と機能層もしくは裏皮積層材の下側を、靴型に載
せた中底の周縁をめぐらせて強い力でぴんと引っ張り、
それによって生じるつりこみ代、すなわち甲被材料と機
能層もしくは裏皮積層材の、中底の下にある区域を中底
の下側に張り付ける。靴底の輪郭に基づき、つりこみ代
を中底の下側に入れるときに必ず強いしわが発生する。
このことは、特につま先やかゝとの領域のように丸みの
強い箇所に当てはまる。特にサイズの小さい靴の場合、
過度のつりこみしわが生じるので、これは本底を張り合
わせる前に研磨(削り取り)されなければならない。こ
の研磨はしばしば機能層を傷つけ、その結果破損箇所で
靴の防水が損なわれる。
【0006】安全靴の領域ではマルチサイズ靴で作業す
ることが多いので、この問題はいっそう大きくなる。つ
まり、すべてのサイズの靴に唯一の大きさの甲被を使用
するのである。その結果、サイズの小さい靴の場合はつ
りこみ代に過度のしわが発生し、これらのしわは徹底的
に研磨しなければならないが、それは機能層破損の大き
いリスクを伴う、という上記の問題はいっそう深刻とな
る。サイズの大きい靴の場合は、甲被材料と機能層もし
くは裏皮積層材はほとんど靴型の縁をめぐらず、機能層
と本底との防水結合は保証されない。
【0007】甲被上部材料と一緒に中底につりこまれた
機能層の代わりに、機能層を有するソックス状インサー
ト(しばしばブーティと呼ぶこともある)を用いれば、
この問題は回避できよう。ソックス状インサートは甲被
上部材料の内側だけでなく、中底の内側、つまり靴内部
側にもあるので、甲被上部材料のつりこみしわを研磨す
る際に機能層は損なわれず、またサイズの大きい靴で甲
被材料が靴型および中底の縁をわずかしか越えない場合
でも、防水破損の危険がない。
【0008】しかしながら、これまで機能層材料を備え
たソックス状インサートは導電性靴底構成を有する安全
靴に使用しなかった。なぜならば、機能層材料は非常に
大きい比抵抗、すなわち高度の電気的絶縁をなすからで
ある。ソックス状インサートの底部は足と安全靴の中底
との間にあるので、安全靴を着用している人間の電荷の
排出は機能層によって阻止されている。
【0009】本発明の課題は、機能層材料を備えたソッ
クス状インサートによって構成されているが、安全靴を
着用している人間の足と導電性本底との間に十分な導電
を可能にする、冒頭に記載した種類の安全靴を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに冒頭に記載した種類の安全靴は、甲被と、中底の、
靴内部に向いた上側とが、防水透湿性機能層によって構
成されたソックス状インサートで内張りされており、ソ
ックス状インサートの、靴内部に向いた内側から本底ま
で導電結合が設けられている。
【0011】本発明の方策により、ソックス状インサー
トの機能層の高い絶縁抵抗がブリッジされ、または無効
にされて、安全靴を着用する人間の足と導電性本底との
電気的結合が可能になる。好適な構成形態において、ソ
ックス状インサートは少なくとも足趾球区域に靴内部と
中底との接触区間を有しており、中底が少なくとも足趾
球区域では、それ自体公知の仕方で中底を貫通して作用
する導電材料によって構成されている。
【0012】それ自体公知の仕方で、中底全部か、また
は足趾球区域のみを導電材料で構成できる。後者の場合
は、中底の足趾球区域に導電材料で閉じた穴を設けるこ
とができる。これは、導電材料からなる部片を中底穴の
縁に固定するか、中底穴は本底を吹き付けるときに導電
性本底材料で充填できる。ソックス状インサートは足底
全体を絶縁材料で構成するか、足趾球区域のみ接触区間
を形成する導電材料に置き換えた絶縁材料で構成する
か、あるいは少なくとも足趾球区域または全部を導電性
機能層材料で構成することができる。後者の場合、導電
性は、導電性粒子、たとえばカーボン粒子または黒鉛粒
子を埋め込むことによって得られる。
【0013】ソックス状インサートをすべて絶縁材料で
構成し、少なくとも導電性中底材料の区域にある箇所で
はソックス状インサートを貫通して導電性糸で縫うこと
も可能である。この場合には、ソックス状インサートを
貫通して縫うことによって生じる透水性は、縫い目をシ
ールすることによって除去できる。このことは、少なく
とも導電性中底材料と向き合う区域で導電性接着剤によ
って行われる。
【0014】ソックス状インサートは、所望のソックス
形状を維持するために通常複数の部分から縫い合わされ
ている。この場合、縫い目はソックス状インサートの外
側で防水シール用テープでシールされる。このソックス
状インサートの導電性を維持するために、少なくともこ
れらの縫い目の一部、またはこれらの縫い目の1つの一
部に導電性糸を使用し、少なくとも導電性縫い目区域を
導電性接着剤でシールできる。 靴内部に向いた内側に
は、ソックス状インサートの底区域に公知の仕方で中敷
きを配置できる。中敷きは少なくとも足趾球区域が導電
材料からなるか、または全部絶縁材料からなる。この場
合、中敷きは足のかかとから、くるぶしまでしか延びて
いない半中敷きとして構成されている。
【0015】ソックス状インサートの機能層に適した材
料は、アメリカ合衆国特許第3953566号および第
4187390号に記載された微多孔性延伸膨張ポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)、アメリカ合衆国特
許第4194041号に記載された、親水含浸剤および
/または含浸層を有する延伸膨張PTFE、透湿性ポリ
ウレタン層、アメリカ合衆国特許第4725481号お
よび第4493870号に記載されたエラストマー、た
とえばコポリエーテルエステルおよびその積層材を包含
する。
【0016】ソックス状インサートの接触区間を、ソッ
クス状インサート自体が全部または少なくとも足趾球区
域で導電性であるように形成するべき場合には、これは
導電性粒子、たとえば黒鉛粒子を埋め込むことによって
達成される。本発明の安全靴の特別好適な構成形態にお
いて、黒鉛を充填した微多孔性PTFEをソックス状イ
ンサートの導電性機能層に用いる。
【0017】本発明の靴底構成のその他の構成要素に
は、次の材料を用いることが好ましい。 中底:テクスタイル、不織材またはプレスボード;導電
性は黒鉛粒子の埋め込みによって達成される。 中敷き:テクスタイル、不織材またはプレスボード;導
電性は黒鉛粒子の埋め込みによって達成される。
【0018】ソックス状インサートの一部に置き換える
導電材料:黒鉛粒子を埋め込んで導電性にしたテクスタ
イルまたは不織材。 本底:ポリウレタンまたはゴムまたは弾性ゴム 導電性糸:銅などの金属糸 導電性接着剤:黒鉛充填ポリウレタンなど
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図面は非常に図式化されており、縮尺は
正確ではない。図1は、靴底部が導電性材料からなり、
ソックス状インサートを有する、本発明の安全靴の第1
の構成形態を示す図である。
【0020】図2は、全体が導電性材料からなり、ソッ
クス状インサートを有する、本発明の安全靴の第2の構
成形態を示す図である。図3は、足趾球区域を貫通して
導電性糸で縫ったソックス状インサートを有する、本発
明の安全靴の第3の構成形態を示す図である。図4は、
ソックス状インサートの足趾球区域の一部を導電材料に
置き換えた、本発明の安全靴の第4の構成形態を示す図
である。
【0021】すべての構成形態の図面において、安全靴
の同じ部材は同じ参照符号で表す。足に長靴下やソック
スをはかずに安全靴を着用することは非常に稀である
が、特に足趾球区域を分かりやすくするために、図には
靴の中を素足で描いている。図1には、甲被13と靴底
構成15とを有する安全靴11の垂直断面図を示す。靴
底構成15は中底17を含んでいる。中底17の下側外
周区域では、甲被13の靴底側下端部がつりこみ代によ
って接着剤(図示せず)を用いて張り付けてある。中底
17の下側とつりこみ代19の下側には、導電性合成物
質からなる本底21が吹き付けられている。本底は、好
ましくは導電性粒子、たとえばカーボン粒子を充填して
導電性にしたポリウレタン(PU)などからなる。靴内
部、つまり足に向いた甲被13の内側と、足に向いた中
底17の上側には、防水透湿性機能層によって構成され
たソックス状インサート23がある。機能層は通常多層
積層材の一部であり、その積層材は足に向いた機能層の
内側には裏皮テクスタイル層を有し、足から離れた機能
層の外側には補強テクスタイル層を有する。
【0022】つま先区域には、靴を着用する人間の足指
区域を機械的に保護するために、甲被とソックス状イン
サートの間に鋼製つま皮24がある。このことは、好ま
しくは本発明のすべての構成形態に当てはまる。図1に
示す本発明の好適な第1の構成形態において、機能層
は、電荷が機能層を通って足27から導電性本底21へ
伝わるのを阻止するほど高い比抵抗を有する高絶縁合成
物質からなる。この理由で、ソックス状インサート23
の足底区域または底部23aは、黒鉛粒子を埋め込んで
導電性にしたテクスタイルまたは不織材からなる導電材
料に置き換えてある。ソックス状インサート23の甲部
23bは、絶縁機能層材料、たとえば微多孔性延伸膨張
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなる。
【0023】図1に示す構成形態において、ソックス状
インサート23の底部23aは縫い目26aによって甲
部23bと結合されている。縫い目26aは、ソックス
状インサート23の外側で縫い目シール用テープ26b
によって防水シールされている。少なくとも中底17の
足趾球区域41は導電性を有しているので、足27と導
電性本底21とは、足趾球31からソックス状インサー
ト23の導電性底部23aと中底17の導電性足趾球区
域を通して電気的に結合している。
【0024】ソックス状インサート23の足底区域また
は底部23aの足に向いた内側には、足全長ではなく、
足27のかかとから、ほぼくるぶしまで丈け延びている
半中敷き25がある。本半中敷き25は電気絶縁材料か
らなるので、足趾球区域を越えて延びると、足趾球31
と中底17の導電性足趾球区域41との間に絶縁バリヤ
を生じることになるであろう。
【0025】図1に示す構成形態の変形において、ソッ
クス状インサート23の底部23aは導電材料に置き換
えてはなく、導電材料からなる粒子、たとえば黒鉛粒子
を埋め込むことによって導電性にしてある。この場合、
縫い目26aおよび縫い目シール用テープ26bは必要
ない。図2に示す本発明の第2の構成形態において、ソ
ックス状インサート23全体が導電材料、好ましくは黒
鉛粒子を充填した微多孔性PTFEからなる。
【0026】図2には、全体が導電材料からなる中底1
7および中敷き39を使用する変形例を示す。それゆ
え、中敷き39は完全中敷きとして構成できる。足趾球
区域のみ導電性の中底17もしくは半中敷き39の代わ
りに、全体が導電性の中底17および/または全体が導
電性の完全中敷き39は、選択によりここで考察する本
発明の他の構成形態にも使用できる。
【0027】図3に示す本発明の第3の構成形態におい
て、ソックス状インサート23全体は、電荷が機能層を
通って足27から導電性本底21へ伝わるのを阻止する
ほど高い比電気抵抗を有する高絶縁合成物質の機能層か
らなる。この構成形態では、この絶縁バリアは、少なく
とも足趾球区域においてソックス状インサート23を貫
通して導電性糸28で、好ましくはジグザグ縫い目によ
って縫ってあることによって克服できる。この縫い目は
導電性接着剤(図示せず)によって防水シールされてい
る。
【0028】少なくとも導電性糸28による縫い目と向
き合う足趾球区域41において、中底17は導電性があ
る。図示の構成形態では、絶縁材料からなる半中敷き2
5が設けられている。本発明の第3の構成形態の変形例
(図示せず)において、縫い目の一部、または少なくと
も縫い目の1つの一部を導電性糸で縫って、ソックス状
インサート23を複数の部片から縫い合わせている。少
なくとも、そのような導電性縫い目が導電性中底材料と
接する所では、この縫い目は導電性接着剤によってシー
ルされている。単数または複数の縫い目のその他の区域
は、シール用テープでシールできる。
【0029】硬化した状態でフレキシビリティーが非常
に大きくない接着剤を縫い目のシールに用いる場合、こ
のような接着剤でシールした縫い目は関節区域に置くこ
とが好ましい。図4に示す本発明の第4の構成形態で
は、足趾球区域でソックス状インサート23から一部取
り除き、その跡にできた穴を導電材料からなる継ぎ布4
3で閉じている。たとえば、継ぎ布43はジグザグ縫い
目44でソックス状インサート23に縫い付けられてい
る。
【0030】図4に示す構成形態では、中底17は中底
穴33を有する。この中底穴33は本底21を吹き付け
るときに、導電性本底材料で充填される。したがって、
この構成形態では、中底17の導電性足趾球区域は導電
性本底材料のみによって形成される。その際、中底穴3
3を充填する本底材料によって縫い目44がシールされ
るように、中底穴33はすべての方向で継ぎ布43より
も大きい直径を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の安全靴の第1の構成形態を示す図であ
る。
【図2】本発明の安全靴の第2の構成形態を示す図であ
る。
【図3】本発明の安全靴の第3の構成形態を示す図であ
る。
【図4】本発明の安全靴の第4の構成形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
11…靴 13…甲被 15…靴底構成 17…中底 21…本底 23…インサート 35…導電結合
フロントページの続き (72)発明者 グンテール ノゾルト ドイツ連邦共和国,デー−84036 ラン トシュート,ビルヘルム−ハウフ−シュ トラーセ 33アー (56)参考文献 特開 昭59−228801(JP,A) 特開 昭63−46101(JP,A) 実開 昭63−61903(JP,U) 西独国特許出願公開3447205(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A43B 7/36 A43B 19/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 甲被と、この甲被と連結した少なくとも
    1つの本底と1つの中底を含む靴底構成とを有してお
    り、この靴底構成が靴の内部から靴底構成の下側まで電
    気的漏れ抵抗を形成していて、この漏れ抵抗が所定の最
    小漏れ抵抗の限界と所定の最大漏れ抵抗の限界との間に
    あり、本底は、導電性粒子の添加によって必要な漏れ抵
    抗を生じる比抵抗を持たせた合成物質によって構成され
    ており、しかも靴内部と本底が電気的に結合している安
    全靴において、甲被と、中底の、靴内部に向いた上側と
    が、防水透湿性機能層によって構成されたソックス状イ
    ンサートで内張りされており、ソックス状インサート
    の、靴内部に向いた内側から本底まで導電結合が設けら
    れていることを特徴とする安全靴。
  2. 【請求項2】 ソックス状インサートが少なくとも足趾
    球区域に靴内部と中底との接触区間を有しており、中底
    が少なくとも足趾球区域では中底を貫通して作用する導
    電材料によって構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の安全靴。
  3. 【請求項3】 ソックス状インサートが、少なくとも足
    趾球区域で接触区間をなす導電材料によって構成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の安全
    靴。
  4. 【請求項4】 ソックス状インサートが絶縁材料によっ
    て構成されており、足趾球区域でソックス状インサート
    から一部を除去して、その跡にできた穴を導電材料から
    なる継ぎ布で閉じたことを特徴とする請求項3に記載の
    安全靴。
  5. 【請求項5】 継ぎ布が、導電材料、好ましくは黒鉛粒
    子を埋め込んで導電性にしたテクスタイルまたは不織材
    からなることを特徴とする請求項4に記載の安全靴。
  6. 【請求項6】 ソックス状インサートが、少なくとも足
    趾球区域で導電性粒子を埋め込んで導電性にした機能層
    によって構成されていることを特徴とする請求項3に記
    載の安全靴。
  7. 【請求項7】 ソックス状インサートの機能層が、微多
    孔性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)によって
    構成されたことを特徴とする請求項1から6のいずれか
    1項に記載の安全靴。
  8. 【請求項8】 ソックス状インサートの微多孔性PTF
    Eは、少なくとも足趾球区域で導電性粒子、特に黒鉛粒
    子を充填することによって導電性にしたPTFEである
    ことを特徴とする請求項7に記載の安全靴。
  9. 【請求項9】 ソックス状インサートが電気的な絶縁材
    料によって構成されており、少なくとも足趾球区域で導
    電性糸によってソックス状インサートを貫通して縫い付
    けられていることを特徴とする請求項2に記載の安全
    靴。
  10. 【請求項10】 導電性糸によって作られた縫い目がジ
    グザグ縫い目であることを特徴とする請求項9に記載の
    安全靴。
  11. 【請求項11】 導電性糸によって作られた縫い目が導
    電性接着剤によって防水シールされていることを特徴と
    する請求項9または10に記載の安全靴。
  12. 【請求項12】 ソックス状インサートが複数の部片か
    ら部片縫い目によって縫い合わされており、導電性糸に
    よって作られた縫い目が前記部片縫い目の1つをなして
    いることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項
    に記載の安全靴。
  13. 【請求項13】 前記部片縫い目はソックス状インサー
    トの外側で縫い目シール用テープによって防水シールさ
    れているが、導電性糸で作られた縫い目は、導電性中底
    区域と向き合う区域で導電性接着剤によってシールされ
    ていることを特徴とする請求項12に記載の安全靴。
JP08422696A 1995-04-05 1996-04-05 導電性靴底の構成を有する安全靴 Expired - Fee Related JP3270678B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE29505886U DE29505886U1 (de) 1995-04-05 1995-04-05 Sicherheitsschuh mit elektrisch leitendem Sohlenaufbau
DE29505886:2 1995-04-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08299017A JPH08299017A (ja) 1996-11-19
JP3270678B2 true JP3270678B2 (ja) 2002-04-02

Family

ID=8006482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08422696A Expired - Fee Related JP3270678B2 (ja) 1995-04-05 1996-04-05 導電性靴底の構成を有する安全靴

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0736266A1 (ja)
JP (1) JP3270678B2 (ja)
DE (1) DE29505886U1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19627030C2 (de) * 1996-07-04 1998-07-23 Gore W L & Ass Gmbh Wasserdichter, wasserdampfdurchlässiger Schuh
GB9625763D0 (en) * 1996-12-11 1997-01-29 Shico Uk Limited Anti-static footwear
ITTV20010027A1 (it) * 2001-03-13 2002-09-13 Calzaturificio Play Sport Srl Procedimento per l'ottenimento di una calzatura impermeabile e calzatura cosi' ottenuta
JP2003088404A (ja) * 2001-09-20 2003-03-25 Achilles Corp 導電性防水靴
JP4841087B2 (ja) * 2001-09-27 2011-12-21 アキレス株式会社 導電性防水靴
US7795346B2 (en) 2003-11-03 2010-09-14 Porex Corporation Sintered porous high melt-flow index materials and methods of making same
ITBO20050776A1 (it) * 2005-12-20 2007-06-21 Calzaturificio Valleverde S P Suola antistatica,scarpa provvista di tale suola e procedimento per produrre tale suola
US8628843B2 (en) 2008-10-24 2014-01-14 Porex Corporation Composite PTFE materials and applications thereof
DE102011010119A1 (de) 2011-02-02 2012-08-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Schutzanzug zur Verwendung in einem Kühlraum
JP6454079B2 (ja) * 2014-04-14 2019-01-16 ミドリ安全株式会社 導電性防水靴の内装体
US10201212B2 (en) * 2016-03-15 2019-02-12 Nike, Inc. Article of footwear with a tensioning system including a guide assembly

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH635234A5 (en) * 1980-04-02 1983-03-31 Eric Empeyta Antistatic sock
DE3447205A1 (de) * 1984-12-22 1986-07-03 Uvex Winter Optik GmbH, 8510 Fürth Antistatischer schuh, stiefel o.dgl.
JPH0518962Y2 (ja) * 1987-01-20 1993-05-19
WO1992020249A1 (en) * 1991-05-17 1992-11-26 Phurness Pty. Ltd. An antistatic shoe sole

Also Published As

Publication number Publication date
EP0736266A1 (de) 1996-10-09
JPH08299017A (ja) 1996-11-19
DE29505886U1 (de) 1996-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3270678B2 (ja) 導電性靴底の構成を有する安全靴
US3906185A (en) Heated insole construction
JP2651256B2 (ja) 改善された防水通気性ソックス
US6665954B2 (en) Breathable rubber boot
CN100528022C (zh) 抗静电的鞋
US20010007180A1 (en) Shoe with viscoelastic interior liner
US2857556A (en) Conductive shoe
US3898538A (en) Anti-static footwear
US7424782B2 (en) Electrically conductive shoe and system
CN108577016A (zh) 一种防静电导电安全鞋
JP3521314B2 (ja) 導電性靴
CN201595252U (zh)
CN208510174U (zh) 一种防静电导电安全鞋
GB2306392A (en) Waterproof insole material
US20140200492A1 (en) Foot orthosis
TWM559081U (zh) 接地氣鞋
CN211984059U (zh) 消防靴
CN219628927U (zh) 一种劳保鞋
KR200208437Y1 (ko) 전도성 고분자층이 형성된 구두
JP2003093105A (ja) 導電性防水靴
CN215685162U (zh) 一种火场勘察鞋
CN215423087U (zh) 一种防鞋带松脱的运动鞋
WO2001005261A1 (en) Boot or shoe with moulded sole extending to upper
CN217337599U (zh) 排湿加热鞋垫
JP3041010U (ja) 静電気帯電防止用靴

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees