JPH07185823A - プラズマトーチ - Google Patents

プラズマトーチ

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JPH07185823A
JPH07185823A JP5312877A JP31287793A JPH07185823A JP H07185823 A JPH07185823 A JP H07185823A JP 5312877 A JP5312877 A JP 5312877A JP 31287793 A JP31287793 A JP 31287793A JP H07185823 A JPH07185823 A JP H07185823A
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plasma torch
electrode
nozzle
working gas
arc
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JP5312877A
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English (en)
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Shunichi Sakuragi
俊一 桜木
Naoya Tsurumaki
直哉 鶴巻
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプラズマトーチに係わり、特には、
移行式アークジェットを発生するプラズマトーチによる
切断時の品質向上に関する。 【構成】 プラズマトーチ内を流れ、スワラー部材で旋
回気流にされる作動ガスを電極端面よりテーパ部を有す
る電極の外周に沿って被切断材側に流し、作動ガスをプ
ラズマトーチの先端のノズルより被切断材に向けて噴出
するプラズマトーチにおいて、電極の外周に沿って流れ
る作動ガスの軸方向速度成分を小さくする速度緩和空間
を、電極下端面の同一面近傍からプラズマトーチの先端
のノズル側に設けている。また、速度緩和空間は円筒形
よりなり、円筒形の直径が電極下端面の直径より大き
く、かつ、円筒形の高さより大きく形成される。さら
に、アークジェットの持つエネルギー密度が4×105
A・S/kgより大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマトーチに係わ
り、特には、移行式アークジェットを発生させて被切断
材を切断するプラズマトーチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄鋼やステンレス鋼等の被切断材
を精度良く、溶融金属(以下、ドロスという。)の付着
が無く、かつ、切断幅が狭く、厚板まで切断可能で長寿
命なプラズマトーチが望まれている。このため、本出願
人は実願平1−72919号等で移行式プラズマトーチ
についての提案を行っている。例えば、図7および図8
は従来提案した移行式プラズマトーチに装着されている
ノズルおよび電極部の断面図の一例を示し、作動ガスに
旋回気流を生じさせている。図7に示す移行式プラズマ
トーチ50は、電極51の電極部材51aとノズル52
との間に生じたアークをスイッチ53で切り換え、被切
断材54に移行させている。このプラズマトーチ50で
は、ノズル52内に配設されている電極51の周囲にス
ワラー部材55が挿入され、このスワラー部材55には
斜め下方に向けて複数個の穴55aがあけられている。
作動ガスは、この複数個の穴55a内を通過した後に旋
回気流になるとともに、ノズル52の先端部のV形状の
一様な傾斜角の加速区間52aで連続的に加速され、ア
ークジェット56を拘束するノズル拘束部52bに至
り、アークジェット56が直進するように拘束してい
る。
【0003】図8のプラズマトーチ60では、ノズル6
1内に配設されている電極62の周囲にスワラー部材6
3が挿入され、このスワラー部材63にはプラズマトー
チ60の軸芯Zに対して垂直方向で、かつ、スワラー部
材63の内周面に対して接線方向に向けて複数個の穴6
3aがあけられている。また、電極62の下方側のノズ
ル61の先端側には、電極62の電極部材62aの下端
面から下方に離れて速度緩和空間61aが配設されてい
る。作動ガスは、この複数個の穴63a内を通過した後
に旋回気流になるとともに、速度緩和空間61a内では
旋回気流によりトーチの中心軸およびその近傍部に形成
される低圧空間部でアークジェット56を保持してい
る。また、ノズル61は上流側に速度緩和空間61aを
有するのでノズル拘束部61bから噴出されるアークジ
ェット56の偏向を防止し直線性の良いアークジェット
56を生成し、被切断材54を良好に切断している。
【0004】また、別の従来技術として、切断時に作動
ガスである酸素ガスの周囲を更に酸素カーテンで覆った
アークジェットによって被切断材を切断する方法によ
り、ドロスの付着を無くすることが知られている(例え
ば特開昭59−229282号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術には次のような問題点がある。上記移行式プラ
ズマトーチにおいて、従来使用されている電流を電極に
流し、かつ、従来の作動ガス流量を供給した場合には、
ドロスの付着が無い切断は困難であり、また、条件を変
更しても達成するのは困難であると考えられていた。次
の、酸素カーテンを使用する切断方法においては、カー
テンとなる酸素の使用により、ガス消費量が多く、また
バーニング現象による切断面の寸法等の精度低下という
問題がある。
【0006】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、プラズマトーチに係わり、特には、移行式アー
クジェットを発生するプラズマトーチにおいて、ドロス
の付着が無い、さらには、アークジェットを安定にし、
ノズル等の寿命が長いプラズマトーチを提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係わるプラズマトーチの第1の発明では、プラズ
マトーチ内を流れ、スワラー部材で旋回気流にされる作
動ガスを電極端面よりテーパ部を有する電極の外周に沿
って被切断材側に流し、前記作動ガスをプラズマトーチ
の先端のノズルより被切断材に向けて噴出するプラズマ
トーチにおいて、電極の外周に沿って流れる作動ガスの
軸方向速度成分を小さくする速度緩和空間を、電極下端
面の同一面近傍からプラズマトーチの先端のノズル側に
設けることを特徴とする。
【0008】第1の発明を主体とする第2の発明では、
速度緩和空間は円筒形よりなり、かつ、円筒形の直径が
電極下端面の直径より大きく形成される。第2の発明を
主体とする第3の発明では、円筒形の直径は電極下端面
の直径より大きく、かつ、円筒形の高さより大きく形成
される。第1の発明乃至第3の発明を主体とする第4の
発明では、スワラー部材で旋回気流にされる作動ガス
が、電極の外周にほぼ平行に設けられるパイプ状の円筒
形よりなる助走区間、電極のテーパ部に設けられる薄い
円錐形よりなる加速区間、速度緩和空間、速度緩和空間
の下方に設けられる円錐形よりなる加速空間、およびノ
ズルの円筒形よりなる拘束部の通路を順順に流れ、被切
断材に向かい噴出する。
【0009】第5の発明では、プラズマトーチ内を流
れ、スワラー部材で旋回気流にされる作動ガスを電極端
面よりテーパ部を有する電極の外周に沿って被切断材側
に流し、前記作動ガスを電極により発生するアークとと
もにアークジェットとしてプラズマトーチの先端のノズ
ルより被切断材に向かい噴出するプラズマトーチにおい
て、アークジェットの持つエネルギー密度が4×105
〔(アンペア×秒)/kg〕より大きいことを特徴とす
る。このとき、アークジェットの持つエネルギー密度
は、〔アーク電流値I(アンペア)/作動ガス流量m
(kg/秒)〕よりなる(以下、mは単位時間(秒)当
たりに流れる作動ガスの流量(kg)を表す。)。
【0010】また、第6の発明では、プラズマトーチの
中心軸とほぼ垂直な平面上で、接線方向の旋回速度成分
Vθのみを有する噴流を生成する複数個の噴出孔からな
る作動ガスに旋回気流を与えるスワラー部材を所有する
プラズマトーチにおいて、ほぼ円筒形の速度緩和空間を
有し、以下に示す寸法形状よりなることを特徴とする。
寸法形状は、0≦Hd≦7De、30°≦φ≦100
°、 90°≦θ≦150°、 0.5De≦Ha≦2.5De、 4De≦Dd≦10De、 −0.4De≦Hb≦0.6De、 2.5De≦Hc≦4De、 但し、Deはノズルの口径を表す。
【0011】
【作用】上記構成による本発明の作用を説明する。本発
明の第1の特徴は、まず、速度緩和空間を電極下端面の
同一面近傍からプラズマトーチの先端のノズル側に設け
ることにより、プラズマトーチ内部のアークジェットの
大半を速度緩和空間内で保持することが可能になり、プ
ラズマトーチ内部でのアークジェットの安定性が良くな
る。次に、速度緩和空間が円筒形よりなり、かつ、円筒
形の直径を電極下端面の直径より大きくすることによ
り、プラズマトーチ内部のアークジェットの半径方向の
揺らぎ、すなわち、アークジェットのふらつきに対し
て、安定性を増すことができる。これは半径方向の気体
絶縁層の厚さを大きくすることであり、ダブルアーク等
の不正放電の発生を防止することが可能となる。また、
円筒形の直径が電極下端面の直径より大きく、かつ、円
筒形の高さより大きく形成することで、速度緩和空間内
で保持されるアークジェットの軸方向の長さが相対的に
短くなり、アークジェットの増長時に発生するキンク不
安定性等の不具合現象を防止できる。さらに、スワラー
部材で旋回気流にされる作動ガスを、助走区間、加速区
間、速度緩和空間、加速空間、および拘束部の通路を順
順に流すことで、プラズマトーチ内部での作動ガスのス
ムーズな流れとアークジェットの安定保持とを両立可能
にする。
【0012】本発明の第2の特徴は、アークジェットの
持つエネルギー密度を4×105 A・S/kgより大き
くすることで、ドロス付着のない切断を可能とする。ま
た、本発明の第3の特徴は、ほぼ円筒形の速度緩和空間
を有し、所定の寸法形状よりなるプラズマトーチとする
ことで、ドロス付着のない切断を可能とすると共に、必
要に応じた設計が可能になる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係るプラズマトーチの実施
例につき、図面を参照して詳細に説明する。図1にプラ
ズマトーチのノズル先端部の概要図を示す。図1(a)
は断面図であり、図1(b)は図1(a)の寸法符号等
を表す図である。プラズマトーチ1の軸芯部には電極3
が、その外方には電極3と同心的に絶縁部材5が、さら
にその外方には電極3と同心的にスワラー部材7とノズ
ル9が配設されている。
【0014】電極3は、銅等の導電性部材と、先端のほ
ぼ中央部に埋め込まれるハフニウム、タングステン、あ
るいは銀等の電極部材3aとからなる。電極下端面3b
は電極部材3aより外方径となる直径daの平面部であ
り、電極下端面3bより上方の電極外径dbに向けてテ
ーパ部E(テーパ角度α)が設けられている。絶縁部材
5は、セラミック等の絶縁材料より構成され、電極3と
ノズル9とを電気的に絶縁するものである。絶縁部材5
の内周面には外径dbの電極3が、絶縁部材5の下部の
外周面には内径Daのスワラー部材7が、各々に枢密に
嵌合されている。また、絶縁部材5の外径dcの外周面
と、ノズル9の内径Dbなる内周面との間には供給ガス
通路11が形成されている。また、絶縁部材5の下端部
5aの下方にはスワラー部材7からのガス通路13が配
設されている。
【0015】スワラー部材7は快削鋼、銅等の耐高温
性、加工性に優れた材料から構成され、その内周面には
絶縁部材5が、その外周面にはノズル9の内径Dbなる
内周面が枢密に嵌合されている。また、スワラー部材7
の外周には、軸芯方向に沿って2カ所以上のガス通路の
スリット7aが等間隔に形成され、さらに、このスリッ
ト7aから図2に示すように内径方向に向けて、軸芯
(図2においては、X軸あるいはY軸)とほぼ垂直方向
に、かつ、供給ガス通路11の径に対して接線方向に向
けて等間隔の噴出孔である穴7bがあけられている。な
お、本実施例では、スリットを設けたがスワラー部材7
の外周を小さく切削し通路を設けても良い。この穴7b
の軸芯は垂直方向(図1の図示の上下方向)に±5°以
下であり、好ましくは±3°以下が良い。穴7bは絶縁
部材5の下端部5aより下方に開けられている。
【0016】ノズル9は鉄系材料、銅系材料、あるいは
ステンレス等の導電体で構成され、その内径Dbの内周
面にはスワラー部材7の外周面が枢密に嵌合されるとと
もにスワラー部材7の一端面7cが当接する。さらに、
ノズル9は上方において、図示しない陽極に接続され、
かつ、図示しないトーチ本体にネジ等により着脱自在に
係止されている。また、スワラー部材7の内径Daとほ
ぼ等しいノズル9の内径Dcの面は、電極3の外径db
の面とほぼ平行であり、平行部長さがHdである。この
ノズル9の内径Dc面と、電極3の外周面で内径Dc面
に対応する面から構成されるパイプ状の円筒形を助走区
間Lという。なお、この助走区間Lにおける電極3の外
周面は、下部外径部がテーパ、例えばテーパ部Eの一部
を含む構成にしても良い。
【0017】さらに、ノズル9は内径Dcより下方(ノ
ズル先端部)に向けて先細りとなるテーパ部Mを形成
し、このテーパ部Mの角度φは電極3のテーパ角度αと
ほぼ等しいか、それより大きく形成されている。このテ
ーパ部Mからさらに下方で、かつ、電極下端面3bの近
傍(軸芯方向の距離)において、円筒部(以下、速度緩
和空間Nという。)が形成される。速度緩和空間Nは電
極軸芯と同心で、円筒形状よりなり、かつ、直径Ddが
電極下端面3bの直径daより大きく、さらに、速度緩
和空間Nの高さHaが直径Ddより小さく形成されてい
る。なお、上記の速度緩和空間Nの円筒形の上端と電極
下端面3bとの軸芯方向の距離Hb関し、図1では電極
下端面3bが速度緩和空間Nのの上方に示されている
が、電極下端面3bが速度緩和空間Nの中に入っていて
も良い。この場合、速度緩和空間Nの形状は、上端部が
凹形の円筒形となる。
【0018】さらに、速度緩和空間Nの直径Ddから下
方に向かって角度θにより形成されるテーパ部(以下、
加速空間Pという。)により先細りとなり、ノズル7の
端面に形成されたノズル口径Deに接続されている。ノ
ズル口径Deは被切断材の材質、厚さ、あるいは、切断
幅精度、等により所定の寸法に設定される。また、ノズ
ル口径Deの長さHcも同様に設定される。以下、ノズ
ル口径Deおよび長さHcを含めてノズル拘束部9aと
いう。
【0019】以上の各部品の構成に於いて、作動ガス通
路をまとめると、作動ガス通路は電極3の外周とスワラ
ー部材7およびノズル9の内径との間に設けられたパイ
プ状のほぼ平行な円筒形よりなる助走区間Lから、助走
区間Lに滑らかな角度で接続された電極3のテーパ部E
とノズル9のテーパ部Mとの間に設けられた内外両面が
テーパ状の薄い円錐形よりなる加速区間(以下、加速区
間Mという。)に続き、さらに、加速区間Mの終端部で
は、電極下端面3bの近傍に設けられた円筒形よりなる
速度緩和空間Nになる。速度緩和空間Nに流入した作動
ガスは、速度緩和空間Nの下方に設けられた加速空間P
を経て、ノズル9の先端部で円筒形よりなるノズル拘束
部9aの通路を順順に流れ、図示しない被切断材に向け
てアークジェットとして噴出する。なお、上記構成にお
いて、各構成部材の材料を記載したが、これに限定され
ることはない。
【0020】上記構成において、次に作動について説明
する。作動ガスは、絶縁部材5の外径dcとノズル7の
内径Dbとの間の供給ガス通路11から、スワラー部材
7のスリット7aを経て、スワラー部材7に等間隔に設
けられた穴7bから内方のガス通路13に流入する。流
入時、図2に示すように、等価となる複数の穴7bから
でるガス流体は接線方向の速度成分Vθのみを有する噴
流となって流れ、接線スワラーとなっている。この接線
スワラーは、ガス通路13から助走区間Lを通過するこ
とにより一様な旋回気流の作動ガスとなり、さらに助走
区間Lから滑らかな角度で接続された下方の加速区間M
に入る。加速区間Mで加速された旋回気流は電極下端面
3bの近傍に設けられた速度緩和空間Nに流入する。
【0021】速度緩和空間Nでは、接線スワラーによる
旋回気流が生成する旋回中心部の低い圧力、即ち、気流
の旋回速度成分による遠心力にて発生する軸対称圧力勾
配(中心軸線上で最小となる)を用いて、プラズマトー
チ内のアークジェット(以下、アーク柱という。)を電
極軸芯に安定的に保持する。なお、このとき、速度緩和
空間Nでは、通路面積の拡大にともない軸方向速度成分
の大きさは減少する反面、旋回速度成分の大きさは減少
すること無く良好に保たれ、アーク柱を安定的に保持す
るために必要な急峻な軸対称圧力勾配を作り出すことが
できる。また、速度緩和空間Nの直径Ddが大きいの
で、アーク柱外縁(電流境界)と速度緩和空間Nの壁と
の間の距離が大きくなり、気体絶縁層の厚さが増し、耐
ダブルアーク性を向上させるとともに、ダブルアークの
発生を抑制している。
【0022】速度緩和空間Nから次の加速空間Pでは、
短距離の間に作動ガスを漸次加速するとともに絞り、速
度緩和空間Nで電極軸芯に保持したアーク柱を細くして
ノズル拘束部9aに流す。ノズル拘束部9aでは所定の
プラズマアークとなり、電極3から被切断材に短距離に
て到達する。以上のように電極下端面3bからノズル拘
束部9aの入口までの長さを短くすることにより、アー
ク柱の保持長さを短くし、気流中に形成されるアーク柱
の保有する種々の不安定性、例えば、アーク柱のふらつ
き等を減少させる。
【0023】以上詳述した本発明に係わるプラズマトー
チ1と、本発明者が提案した従来のプラズマトーチ60
との実験例を以下に述べる。実験例1.付着ドロス高さ
の実験、本実験例では、旋回気流を発生し、かつ速度緩
和空間61aを有する従来のプラズマトーチ60(図8
参照)を用いて、作動ガス流量および切断速度を変えた
ときに発生する付着ドロス高さを調べた。本実験は、従
来のノズルおよび電極を用いたプラズマトーチの場合
に、ダブルアークの発生限界電流が小さいためアークジ
ェットの持つエネルギー密度I/mを大きくすることが
困難であり、特に、移行式アークジェットを用いたプラ
ズマトーチで鋼板を切断する場合には、アークジェット
の持つエネルギー密度I/mを大きくする必要があり、
ドロスの付着が無い切断を行うことをさらに困難にして
いることの確認と、従来行われていないエネルギー密度
I/m領域でのドロス付着等の解明とをするために実施
した。図3にプラズマトーチ60の寸法符号等の説明図
を示す。なお、同一部品には同一符号を付して説明は省
略する。
【0024】(1)実験に用いたプラズマトーチ60の
主要な寸法形状 電極62の外径dbX =5.5mm 電極62の下端面の直径daX =2.7mm 電極62のテーパ角度αX =90° スワラー部材63の内径DaX =8.5mm プラズマトーチ1の平行部長さHdに相当する長さ=0
mm 速度緩和空間61aの直径DdX =2.0mm 速度緩和空間61aの高さHaX =1.5mm 速度緩和空間61aの下方のノズル61の角度θX =1
20° ノズル61の角度φX =90° ノズル61の口径De=0.8mm 電極62の下端面と速度緩和空間61aの距離HbX
1.3mm ノズル拘束部61aの長さHcX =2.6mm
【0025】(2)切断時の条件 アーク電流値I=37A 作動ガスの種類=酸素 作動ガス流量m(以下の4種類) =11.5×10-5kg/S (図4の線L1) =9.5×10-5kg/S (図4の線L2) =7.5×10-5kg/S (図4の線L3) =6.0×10-5kg/S (図4の線L4) スタンドオフ=2mm 被切断材の材料=軟鋼板 板厚=6mm
【0026】(3)実験結果 この付着ドロス高さの実験結果を図4に示す。本実験よ
り、従来の作動ガスが多い2種類の線L1、L2の領
域、即ち、エネルギー密度I/mが小さい領域では、ド
ロスの付着が見られた。作動ガスが少ない領域、即ち、
エネルギー密度I/mが大きい領域の線L4(エネルギ
ー密度I/m=6.2×105 A・S/kg)、およ
び、線L3(エネルギー密度I/m=4.9×105
・S/kg)の場合、ドロスの付着が無い切断を達成す
ることが可能であることを見出した。切断速度60〜1
00cm/minのところの付着が少なかったが、これ
は板厚、電流値などにより異なる。また、本発明者は多
くの実験結果より、エネルギー密度I/mがほぼ4×1
5 A・S/kgより大きいときに、ドロスの付着が無
い切断を達成することが可能であることを確認したが、
切断時、あるいは切断回数を重ねるとダブルアークの発
生が見られとともに、後述する、プラズマトーチの耐久
性に問題があることが判明した。
【0027】実験例2.ダブルアークの累積発生回数 次に、本発明の一つである図1に示すプラズマトーチ1
を用いて、ダブルアークの発生状況およびドロスの付着
を確認した。ノズル9は同じ形状の3個を用いて各々の
ノズルに対して、後述の切断を実施した。また、従来の
プラズマトーチ60は、ノズル口径De=0.6mmと
した以外は、上記実験例1.と同じ寸法形状で、同様に
実施した。
【0028】(1)実験に用いたプラズマトーチ1の主
要な寸法形状 電極下端面3bの直径da=2.7mm 電極3の外径db=5.5mm テーパ角度α=40° ノズル9の内径Dc=8.5mm 助走区間Lの平行部長さHd=2.7mm 速度緩和空間Nの内径Dd=4mm 速度緩和空間Nの高さHa=0.6mm 加速空間Pの角度θ=120° 加速区間Mの角度φ=60° ノズル口径De=0.6mm ノズル拘束部9aの長さHc=2.0mm
【0029】(2)切断時の条件(プラズマトーチ1、
プラズマトーチ60共同じ) アーク電流値I=27A エネルギー密度I/m=6.5×105 A・S/kg スタンドオフ=2mm 作動ガスの種類=酸素 被切断材の材料=軟鋼板 板厚=1.6mm
【0030】(3)実験結果 ピアシングスタートによる10cm長の直線切断を10
00回繰り返して行い、この時のダブルアークの累積発
生回数を調査した。ダブルアークの発生は入力電圧値の
変化より測定し、ドロスの付着は目視測定により測定し
た。図5にピアシングの回数とダブルアークの累積発生
回数との関係を示す。まず、従来のプラズマトーチ60
について、この実験結果は線L5、L6、L7に示すよ
うに、当初ドロスの付着は無かったが、切断回数が60
0回近くになるとダブルアークの累積回数はほぼ50回
発生してドロスの付着が若干見られた。また、800回
を越すとダブルアークの発生が急激に増大し、ドロスの
付着が多く見られるようになった。本発明者は多くの実
験結果より、エネルギー密度I/mがほぼ4×105
・S/kgより大きいときに、ドロスの付着が無い切断
を達成することが可能であることを確認したが、切断
時、あるいは切断回数を重ねるとダブルアークの発生が
見られとともに、ドロスの付着が多く見られ、プラズマ
トーチの耐久性に問題があることが判明した。
【0031】次に、本発明のプラズマトーチ1に関し
て、線L8、L9、L10に示すように、この実験結果
では、1000回繰り返して切断しても、ダブルアーク
の累積発生回数は最大でもほぼ50回発生となってい
る。また、この時の切断面を見てもドロスの付着は見ら
れなかった。これは、同じエネルギー密度I/mを与え
ても、従来構造のプラズマトーチと比較して、アーク柱
を電極軸芯に安定的に保持する力が増加しているのでア
ークの不安定性が減じ、かつ長時間にわたり安定してド
ロスの付着のない、すなわちドロスフリー切断が可能で
あることを示している。
【0032】実験例3.種々の口径の付着ドロス高さの
実験 実験結果を図6に示す。図6は本発明のプラズマトーチ
1で種々のノズル口径Deを用いて切断電流を変化させ
たときのドロスフリー切断が可能なガス流量と電流の関
係を調べた図表である。図中、例えば、アーク電流値I
が40Aのときの、ドロスフリー切断が可能な限界の作
動ガス流量mはほぼ10×10-5kg/s(図中の○印
表示)であり、それ以下の領域ではドロスフリー切断が
可能であることを示している。この実験より、限界とな
るエネルギー密度I/m=4×105 A・S/kgの値
が導かれる。したがって、ドロスフリー域は、この限界
のエネルギー密度I/mの値より大きい領域となる。
【0033】実験例4.拡大模型のプラズマトーチによ
る測定実験 本実験は、本発明のプラズマトーチ1の好ましい寸法、
形状を求めるために行ったものである。そこで、プラズ
マトーチ形状と旋回気流強度、均一性の関係を解明すべ
く、基本構成がプラズマトーチ1の5倍モデル相当を多
数の水準に渡り作製し、作動ガスが流れるトーチ内部の
各点の静圧(静的圧力)を測定した。なお、本プラズマ
トーチはプラズマトーチ1の符号等と対応し、説明は省
略する。 (1)実験に用いたプラズマトーチの共通の寸法形状お
よびガス流量 ノズル口径De=3.0mm ノズル口径Deの長さHc=3De 作動ガス(酸素)流量=9.5×10-4kg/S (2)プラズマトーチ内部の静圧測定位置 電極下端面3bの中央(この位置での静圧をPeとい
う) 速度緩和空間Nの底部壁面(この位置での静圧をPvr
という)
【0034】(3)実験結果 実験結果は次の通りである。 a)速度緩和空間Nの高さHa=ノズル口径De、電極
下端面3bと速度緩和空間Nの距離Hb=0、速度緩和
空間Nの内径Dd=7Deの時、(助走区間Lの平行部
長さHd/ノズル口径De)と静圧Peとの関係を図9
に示す。流体である作動ガスに作用する遠心力のため、
旋回速度成分Vθ(図2参照)の大きい旋回流ほど、電
極下端面3bの静圧Peは低い値となる。上述した多く
の実験結果より、静圧Peが0.7kg/cm2 程度以
下の場合が好ましいので、助走区間Lの平行部長さHd
/ノズル口径Deについては、0≦Hd/De≦7が好
ましい範囲である。 b)例えば前記a)と同じくHa=De、Hb=0、D
d=7Deの時、加速区間Mの角度φと静圧Peとの関
係について調べた。その結果、静圧Peが前記a)と同
じく好ましい値である0.7kg/cm2 程度以下とな
る角度φは、30°≦φ≦100°である。
【0035】c)加速空間Pの角度θに関しては、アー
クジェットの安定性を確保するために好ましい角度θが
選択された。すなわち、角度θ<90°では、速度緩和
空間Nの底面からノズル拘束部9aまでの長さが長くな
りすぎるため、アークジェットの不安定性が増加する。
また、θ>150°では、作動ガスがノズル拘束部9a
に至まで急速に加速されるため、流れの不安定性が生じ
やすい。したがって、好ましい角度θは、90°<θ<
150°である。
【0036】d)(速度緩和空間Nの高さHa/ノズル
口径De)と速度緩和空間Nの底部壁面の静圧Pvrと
の関係を図10に示す。ここでは、距離Hb=0、内径
Dd=7Deの時の結果を示す。この静圧Pvrの値が
大きいほど、速度緩和空間Nの底面で有効な圧力分布が
形成される。静圧Pvrが大きく安定している範囲、例
えば、Pvr≧1.2kg/cm2 程度、が好ましい静
圧Pvrである。したがって、Ha/De≦2.5が適
当であるが、Ha/De<0.5では適切な放電ギャッ
プが確保されないので、0.5≦Ha/De≦2.5が
好ましい領域である。
【0037】e)(内径Dd/ノズル口径De)と静圧
Peとの関係について調べた結果、好ましい静圧Peが
得られる範囲、つまりプラズマトーチ内部でのアークジ
ェット中心が有効な低圧空間に入る範囲は、4≦Dd/
De≦10が好ましいと判断された。 f)電極下端面3bと速度緩和空間Nとの好ましい距離
Hbを求めるために、高さHa=ノズル口径De、内径
Dd=7Deで実験した。(距離Hb/ノズル口径D
e)と静圧Peとの関係と調べた結果、好ましい静圧P
eとなるのは、−0.4≦Hb/De≦0.6が好まし
いと判断された。
【0038】実験例5.プラズマトーチ1による測定実
験 本実験は、本発明のプラズマトーチ1のノズル口径De
の長さHcについて、好ましい寸法を求めるために行っ
たものである。図11に(ノズル口径Deの長さHc/
ノズル口径De)とダブルアーク発生限界電流Icとの
関係を示す。ここで、ノズル口径De=0.6mm、作
動ガスは酸素である。種々の実験より、要求されるダブ
ルアーク発生限界電流Ic(例えばIcがおおよそ30
A以上)を満足する(長さHc/ノズル口径De)は4
以下が適切と考えられる。しかし、Hc/De<2.5
では熱ピンチ効果によるアークジェットの収縮が不十分
であり、良好な切断品質が得られない。したがって、
2.5≦Hc/De≦4が好ましい範囲である。
【0039】実験例6.切断速度の測定実験 本実験は、本発明のプラズマトーチ1と従来のプラズマ
トーチ60を用いて、ドロスフリーの切断可能な切断速
度を調べた。主な条件は、被切断材料の厚さが1.6m
m、ノズル口径Deが0.6mm、アーク電流値Iが2
7A、作動ガスが酸素、作動ガス流量はエネルギー密度
I/mが4×105 A・S/kgより大きくなる流量で
ある。
【0040】種々の切断速度で切断した結果、プラズマ
トーチ1のドロスフリー領域は約100〜190cm/
minであり、プラズマトーチ60のドロスフリー領域
は約100〜155cm/minであった。これより、
I/m≧4×105 A・S/kgの領域でドロスフリー
ので切断が可能であるとともに、実用的切断速度であ
り、かつ本発明のプラズマトーチ1は従来のものと比べ
約1.23倍高速である。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載される様な効果を奏する。少な
い作動ガス流量で、高エネルギー密度移行式アークジェ
ットを安定的に発生することができ、ドロスの付着がな
いドロスフリー切断が可能となり、高品質の切断面が得
られる。これにより、切断された被切断材の付着ドロス
除去などの二次加工が不要となり、工数が大幅に低減で
き生産性が向上する。しかも、少ない作動ガス流量で済
むために生産原価の低減が可能となる。次に、耐ダブル
アーク性が向上すると共に、ダブルアークの発生が抑制
されるので、プラズマトーチの耐久性が大幅に向上でき
る。さらに、寸法形状は広範囲に選択可能であり、必要
に応じた設計が容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマトーチのノズル先端部の概要
図である。
【図2】図1のスワラー部材からの作動ガスの旋回気流
を説明する図である。
【図3】従来のプラズマトーチである図8のノズル先端
部の寸法符号等の説明図である。
【図4】作動ガス流量および切断速度を変えたときのド
ロス付着高さを示す実験結果の図である。
【図5】ダブルアークの累積発生回数の実験結果を示す
図である。
【図6】本発明のノズルで種々の口径を変えたときの付
着ドロス高さの実験結果を示す図である。
【図7】従来のプラズマトーチのノズル先端部の断面図
である。
【図8】従来の別のプラズマトーチのノズル先端部の断
面図である。
【図9】本発明の平行部長さ/ノズル口径と静圧との関
係の実験結果を示す図である。
【図10】本発明の速度緩和空間の高さ/ノズル口径と
静圧との関係の実験結果を示す図である。
【図11】本発明のノズル口径の長さ/ノズル口径とダ
ブルアーク発生限界電流との関係実験結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 プラズマトーチ、 3 電極、 3b 電極下端
面、 5 絶縁部材、7 スワラー部材、 9 ノズ
ル、 9a ノズル拘束部、L 助走区間、 M 加速
区間、 N 速度緩和空間、 P 加速空間、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマトーチ内を流れ、スワラー部材
    で旋回気流にされる作動ガスを電極端面よりテーパ部を
    有する電極の外周に沿って被切断材側に流し、前記作動
    ガスをプラズマトーチの先端のノズルより被切断材に向
    けて噴出するプラズマトーチにおいて、電極の外周に沿
    って流れる作動ガスの軸方向速度成分を小さくする速度
    緩和空間を、電極下端面の同一面近傍からプラズマトー
    チの先端のノズル側に設けることを特徴とするプラズマ
    トーチ。
  2. 【請求項2】 速度緩和空間は円筒形よりなり、かつ、
    円筒形の直径が電極下端面の直径より大きく形成される
    請求項1記載のプラズマトーチ。
  3. 【請求項3】 円筒形の直径は電極下端面の直径より大
    きく、かつ、円筒形の高さより大きく形成される請求項
    2記載のプラズマトーチ。
  4. 【請求項4】 スワラー部材で旋回気流にされる作動ガ
    スが、電極の外周にほぼ平行に設けられるパイプ状の円
    筒形よりなる助走区間、電極のテーパ部に設けられる薄
    い円錐形よりなる加速区間、速度緩和空間、速度緩和空
    間の下方に設けられる円錐形よりなる加速空間、および
    ノズルの円筒形よりなる拘束部の通路を順順に流れ、被
    切断材に向かい噴出する請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のプラズマトーチ。
  5. 【請求項5】 プラズマトーチ内を流れ、スワラー部材
    で旋回気流にされる作動ガスを電極端面よりテーパ部を
    有する電極の外周に沿って被切断材側に流し、前記作動
    ガスを電極により発生するアークとともにアークジェッ
    トとしてプラズマトーチの先端のノズルより被切断材に
    向かい噴出するプラズマトーチにおいて、アークジェッ
    トの持つエネルギー密度が4×105 〔(アンペア×
    秒)/kg〕より大きいことを特徴とするプラズマトー
    チ。
  6. 【請求項6】 プラズマトーチの中心軸とほぼ垂直な平
    面上で、接線方向の旋回速度成分Vθのみを有する噴流
    を生成する複数個の噴出孔からなる作動ガスに旋回気流
    を与えるスワラー部材を所有するプラズマトーチにおい
    て、ほぼ円筒形の速度緩和空間を有し、以下に示す寸法
    形状よりなることを特徴とするプラズマトーチ。寸法形
    状は、0≦Hd≦7De、30°≦φ≦100°、 90°≦θ≦150°、 0.5De≦Ha≦2.5De、 4De≦Dd≦10De、 −0.4De≦Hb≦0.6De、 2.5De≦Hc≦4De、 但し、Deはノズルの口径を表す。
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