JPH07185107A

JPH07185107A - カードカウンター

Info

Publication number: JPH07185107A
Application number: JP33417793A
Authority: JP
Inventors: Atsuhito Takagai; 篤人高貝; Masao Maruyama; 雅生丸山
Original assignee: Oizumi Corp
Current assignee: Oizumi Corp
Priority date: 1993-12-28
Filing date: 1993-12-28
Publication date: 1995-07-25

Abstract

(57)【要約】【目的】各種カードを一括して計数でき防犯性も高く
する。【構成】投入口の各種カード３を１枚づつ供給する供
給部と、このカード３を種類及び真偽判別しかつ計数す
る判別部と、真正カード３ａのみを種類別に収納する収
納部６と、判別部により真判別されたカード３ａを種類
別に分別して収納部６に送り偽判別されたカード３ｂを
排出口７に送る分別部と、投入口から投入された各種カ
ード３の種類及び真偽判別をさせ真正カード３ａのみを
計数かつ収納させる制御をする制御部とで構成し、各種
カード３を一括計数でき、そのまま収納部６に収納す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、遊技場で使用する景品
としての各種カードを計数するカードカウンターに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、景品としてのカードは、遊技場で
の遊技の結果として客が得ることが出来、このカードを
換金所に持参すれば、現金化することができるものであ
る。そして、このカードをめぐる種々の作業が存在す
る。まず、換金所での店員の最も基本的な作業は、客か
ら受け取ったカードを、種類別に数えてそのカードを金
額に換算し、それに見あう現金を数えて客に渡し、客が
帰ったあと受け取ったカードを種類別にカードケースに
詰めることである。更に、換金所での作業は長時間にわ
たるため、店員は交代勤務となっており、その交代時買
取ったカードを集計して金額に換算し、その金額と客に
支払った合計金額とのつき合せを行ない、誤まりがない
かどうか確認し、加えて在庫のカード数、客に支払うた
めの現金残額等の確認、記録を行なう必要がある。更
に、開店時及び閉店時の集計、確認などの作業や在庫し
たカードの卸し作業、すなわち、集計、確認などの作業
が１日に１〜３回ほどある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
換金所での店員の作業は、そのほとんどが手作業となっ
ているため、カードの数え間違い、カードから金額への
換算間違い、現金を客に支払う際の誤り等の種々の誤り
を犯し易く、その手間も大きい。また、運搬用のカード
ケースにカードを種類別に詰める作業も多いから、店員
に大きな負担をかけている。

【０００４】更に、上記作業は、手作業であるため、多
量の換金性のあるカードや現金が実質的にむき出しの状
況にならざるをえず、防犯上種々の危険性をはらむこと
になる。

【０００５】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたもので、店員の手を煩わすことなく、カードの計数
を行い、しかもカード、現金等の計数誤りの発生がほと
んどなく、従って、店員の負担を軽減し、かつ防犯上の
危険性を解消するようにしたカードカウンターを提供す
ることを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のカードカウンターは、１個所の投入口から
投入された各種のカードを１枚づつ供給する供給部と、
供給されたカードを種類及び真偽判別しかつ計数する判
別部と、真正カードのみを種類別に収納する収納部と、
前記判別部により真判別されたカードを種類別に分別し
て収納部に送り偽判別されたカードを分別して排出口に
送る分別部と、前記１個所の投入口から投入された各種
のカードの種類及び真偽判別をさせ真正カードのみを計
数かつ収納させるための制御をする制御部と、からなる
ものであり、また、前記分別部は、各種のカードが通過
できる複数の分別口を並設し、この複数の分別口上方に
エンドレスベルトと輪体とによりカードを搬送する搬送
路を設け、前記複数の分別口の上方部に位置する輪体を
必要時前記エンドレスベルトから離脱自在に設けてな
り、カードを特定の分別口内に落下させるのが良く、ま
た、前記分別部の各分別口と各収納部との間に真正カー
ド数検出センサをそれぞれ設け、該真正カード数検出セ
ンサごとの情報と前記判別部での情報とで各種のカード
を計数すると良い、また、前記排出口に偽カード検出セ
ンサを設け、該偽カード検出センサにより偽カードの検
出中は計数動作を停止すると良く、また、前記収納部は
着脱自在に設置したカードケースであると良く、更に、
前記カードケースは、これにカードを積み重ね収納した
際の最上部のカードの位置と分別部の設置位置とを一定
にするために昇降すると良く、そして、前記カードケー
ス近傍にカードの収納状態を監視するカード監視センサ
を設けると共に正常の収納状態にする修正機構を設けた
ものが良い。

【０００７】

【作用】上記構成になるカードカウンターによれば、１
個所の投入口から供給部内に各種カードを投入すると、
供給部が作動し各種のカードを１枚づつ判別部に供給し
種別及び真偽判別すると共に計数する。判別結果が真判
別されたカードは、分別部によりその種類ごとに分別さ
れてそれぞれの収納部に収納される。一方偽判別された
カードは、分別部により分別されて排出口に送られる。

【０００８】また、判別部から分別部に受け渡され搬送
路を通過中の各種のカードは、判別された種類の分別口
の上方にある輪体がエンドレスベルトから離脱するか
ら、その分別口内に落下し、その種類の収納部内に収納
される。

【０００９】また、判別部におけるカードの種類別の計
数情報と、各真正カード数検出センサにおける計数情報
とを対比して、カードの計数及びそのチェックを行なう
から、計数がより確実になる。

【００１０】また、排出口に偽カードがあると、偽カー
ド検出センサにより検出してそれ以上の計数動作を中止
し、偽カードの取り出し忘れを防ぐ。また、カードケー
ス内がカードにて満杯になると、収納部からカードケー
スをカードごと外すことになる。

【００１１】更に、カードケース内に積み重ね収納した
最上位のカード位置と、分別部の設置位置とが一定の高
低差であると、分別収納でき、かつカードが立つなど不
自然な収納状態を防ぐ。

【００１２】そして、カードケース内におけるカードの
収納状態の異常をカード監視センサが検知すると、修正
機構が作動して修正する。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図１は本発明のカードカウンターを示す斜視
図、図２は本発明のカードカウンターの主要部を側面か
ら見た説明図、図３は本発明のカードカウンターの構成
を示す概要図である。図において、１はカードカウンタ
ーを示し、このカードカウンター１は、各種のカード、
例えば、200 円、1000円、2000円の３種類に対応できる
場合を示すが、２種類あるいは４種類の場合でも良い。
このカードカウンター１は、１個所の投入口２から投入
された各種のカード３を１枚づつ供給する供給部４と、
供給されたカード３を種類及び真偽判別しかつ計数する
判別部５と、真正カード３ａのみを種類別に収納する収
納部６と、判別部５により真判別された真正カード３ａ
を種類別に分別して収納部６に送り偽判別された偽カー
ド３ｂを分別して排出口７に送る分別部８と、１個所の
投入口２から投入された各種のカード３の種類及び真偽
判別をさせ真正カード３ａのみを計数かつ収納させるた
めの制御をする制御部９とを、主要な構成要素としてな
り、更に、制御部９に客側及び店側操作部10及び11並び
に客側及び店側表示部12及び13を電気的に接続してい
る。

【００１４】前記供給部４は、カード３を一旦収納する
ために投入口２に一定のスペースがあり、このスペース
にカード３が入るとそれを検知するスタートセンサ20を
設けてあり、更に、投入口２の底部にプッシャーツメ21
及びこれを間欠して往復作動させるためのゼネバギヤー
22及び往復スライダクランク機構23があり、これらは同
期させるため後述の搬送路24に設けられたフィーダモー
タ27により作動される。従って、カード３が投入口２か
ら入ると、スタートセンサ20によりその存在を検出して
フィーダモータ27を作動させ、カード３を１枚づつプッ
シャーツメ21により判別部５に供給することになる。

【００１５】前記判別部５は、供給されたカード３をフ
ィーダモータ27により作動する搬送路24によって移動さ
せながら、その搬送路24中に設けてある判別センサ25に
より、カード３の真偽を判定するものである。なお、図
２中26はカードを押えるための輪体である。

【００１６】判別センサ25は、カード３の種類及びその
真偽を判別できかつ計数できるものであれば、その方式
は限定しない。例えば以下のようなものがある。すなわ
ち、カードに光を反射するシール・マーク等を貼り付
け、レーザー等の光を当ててその反射データを読む光反
射方式、バーコードデータを読むバーコード方式、磁気
ストライプのデータを読む磁気ストライプ方式、カード
の種類によってカードに埋め込まれている金属の種類
（金、銀、パラジウム等）や質量が異なるので、その違
いを検出する金属検出方式等を主に採用することにな
る。その他に考えられるものとして、カードにＩＣを埋
め込みそのデータを読むＩＣカード方式、カードに発信
回路を埋め込みそれを検出する発信機方式、カードの種
類別にカードの色を分け、その色の違いを見る色検出方
式、カードに磁気塗装を行いこれを検出する磁気塗装方
式、カードの印刷、模様、形状により濃淡を付け、その
透光量をみる光透過量方式、カードにパンチ穴をあけ、
その光の透過ポイントを見るパンチ穴方式、カードの表
面又は側面を凹凸形状にし、センサを接触させて読み取
る凹凸形状方式などがある。

【００１７】前記分別部８は、本体30に３種類のカード
３、例えば、200 円、1000円、2000円がそれぞれ通過で
きる３個所の分別口31を並設し、これらの３個所の分別
口31の上方に前記搬送路24を設けてなり、この搬送路24
は、これら分別口31の上方をそれぞれ通過する棧付のエ
ンドレスベルト32と、前記輪体26及び３個所の分別口31
の上方部に位置して必要時エンドレスベルト32から自在
に離脱できる可動輪体33とにより構成し、このエンドレ
スベルト32はフィーダモータ27からタイミングベルト45
により回転する。

【００１８】そして、前述の判別部５の判別が真であ
り、種類も特定されれば、その特定された分別口31の上
方に位置する可動輪体33のソレノイド35がオン動作して
収縮するから、エンドレスベルト32から可動輪体33が離
脱し、真正カード３ａは、支持を失いその特定された分
別口31内に落下してシュート36を通過して収納部６の特
定された後述のカードケース50内に入る。その判別が偽
であれば、各分別口31の上方にそれぞれ位置する可動輪
体33のすべてのソレノイド35がオフ動作して、可動輪体
33はそのままであるから、偽カード３ｂは排出用の分別
口37に落下してシュート38を通過して前記排出口７に送
られる。

【００１９】また、この排出口７には偽カード３ｂを検
出するための偽カード検出センサ39がある。この偽カー
ド検出センサ39が作動中は、偽カード３ｂを排出口７か
ら取り忘れるのを防止するために、計数動作が停止す
る。

【００２０】なお、真正カード数検出センサ40は、各分
別口31とそれに対応する収納部６のカードケース50との
間に設けてあり、カード３の計数は、判別センサ25で検
出した真正カード数（Ａ）と、真正カード数検出センサ
40で検出した真正カード数（Ｂ）と、同様に判別センサ
25により偽と判別された偽カード数（Ｃ）とで、Ａ−Ｃ
＝Ｂなる数式が成立する場合に、前記客側及び店側表示
部11及び12にその計数量を表示するものである。このた
め、Ｃが０である場合はＡ＝Ｂとなり、例えば、途中で
カード３が抜き取られた場合は、計数が不可となるもの
であり、Ｃが０であるのにＡ≠Ｂとなる場合も計数が不
可となり、カード３の正確な計数をすることを可能にし
ている。

【００２１】前記収納部６は、真正カード３ａを収納す
るカードケース50を有し、このカードケース50は、カー
ドの種類数、すなわち、３個あるこれらカードケース50
の構造はすべて同一なので、その一つについて説明す
る。この収納部６は、このカードケース50を載せて昇降
させるためのエレベータ51を有してなる。このカードケ
ース50は、収納部６に対して着脱自在になっており、真
正カード３ａを積み重ねて収納するものである。このカ
ードケース50は、エレベータ51の保持アーム52に載せ
て、ネジ53をモータ54によりかさ歯車55を通して正逆回
転させることで昇降する。

【００２２】このエレベータ51には、上限センサ56、ニ
アボトムセンサ57及び下限センサ58が取り付けられ、こ
れらにより昇降高さを制御させることができるようにな
っている。これは、前記カードケース50がこれに真正カ
ード３ａを積み重ね収納した際、その最上位の真正カー
ド３ａの位置と分別部８の設置位置とを一定の高低差に
して、常にカードケース50に真正カード３ａをシュート
36から収納できるようにするために昇降させるのであ
る。また、このようにすると、真正カード３ａがカード
ケース50内で立ってしまうような異常な状態をも防止し
し易くなるものである。

【００２３】更に、カードケース50内の真正カード３ａ
の収納状態を常にチェックするために、カード位置セン
サ59、カード監視センサ60が設けてある。このカード位
置センサ59により、エレベータ51を昇降させ、上述の現
象が生じないようにしている。また、カード監視センサ
60により上述の現象を検出した場合は、エレベータ51に
よりカードケース50を上昇させ人が手で直したり、ある
いはバイブレーター（図示せず）などの修正機構により
振動させて直すようにする。更に、収納部６にカードケ
ース50があるかないかを検出するためのカードケースセ
ンサ61が設けられている。

【００２４】また、このカードケース50は、図６に示す
簡易カードカウンター62に使用されるカードケースと併
用される。すなわち、この簡易カードカウンター62は、
カードケース50に入ったカード３をレーザー光線をあて
計数するものであり、この簡易カードカウンター62をこ
のカードケースと併用するすることで、本願のカードケ
ース50は、通称「かよい箱」という換金所からカード３
の卸し業者に納品する際の運搬箱としても使用できるも
のである。

【００２５】前記制御部９は、図３に示すように、各種
センサ、各種モータ、ソレノイド等に電気的に接続して
おり、更に、客側及び店側操作部10及び11並びに客側及
び店側表示部12及び13の各種スイッチ、表示ランプ等に
も電気的に接続して、予め定められた通りに、各種モー
タの作動、ソレノイドの作動、各表示を行なうように、
指令するものである。

【００２６】前記客側操作部10は、図３に示すように、
計数スタートスイッチ70及び計数エンドスイッチ71あ
り、前記客側表示部12にはスタートランプ72、エンドラ
ンプ73、中止ランプ74及び偽カードランプ75があり、前
記制御部９の表示信号により各ランプ72、73、74、75に
表示する。すなわち、客が投入口２から各種のカード３
を入れるとスタートランプ72は点灯し、計数スタートス
イッチ70をオンすると計数を開始すると共にスタートラ
ンプ72が点滅し、カードの計数が終了するとスタートラ
ンプ72が消灯しエンドランプ73が点灯する。そして、計
数エンドスイッチ71をオンすると客側表示部12の表示が
クリアする。なお、偽カード３ｂがあると偽カードラン
プ75が点灯し、排出口７から偽カード３ｂを取ると消灯
する。何らかの原因により計数が中止になった場合は、
中止ランプ74が点灯する。

【００２７】また、図６の金額表示器76がある場合は、
これに金額表示され、かつスピーカ77から計数エンドス
イッチ71のオン後「アリガトウゴザイマシタ」なる音声
が出る。

【００２８】前記店側操作部11は、図１、３に示すよう
に、電源スイッチ80、カードケース上昇スイッチ81、異
常・エラーリセットスイッチ82及び設定・集計テンキー
83があり、更に前記店側表示部13は、カード枚数表示8
4、金額・エラーコード表示85、カードケース満杯表示8
6、偽カード表示87及びカードケース異常表示88を有
し、前述の制御部９の表示信号により、各表示84、85、
86、87、88に表示する。

【００２９】なお、以上詳述したカードカウンター１
は、図８に示すように、投入口２、客側操作部11及び客
側表示部13を客側に向けて設置し、他の部分は店側に位
置するように設置されるから、防犯性が高いものとな
る。

【００３０】次に、上記構成になるカードカウンター１
の使用について説明する。まず、換金所の店員は、カー
ドカウンター１の店側操作部11の電源スイッチ80をオン
して、カードカウンター１を計数可能にし、更に各カー
ドケース50が収納部６にセットされているかどうか、カ
ードケースセンサ61によりチェックし、かつカード位置
センサ59によりエレベータ51の保持アーム52が適正位置
にあるかどうか、その他を確認して、準備完了となる。

【００３１】次に、遊技者である客は、景品としてのカ
ード３を供給部４の投入口２に投入すると、スタートセ
ンサ20が働きスタートランプ72が点灯し、計数スタート
スイッチ70をオンするとスタートランプ72が点滅し、制
御部９から作動信号が出てフィーダモータ27が作動し、
カード３をプッシャーツメ21にて１枚づつ判別部５にあ
る搬送路24に供給してゆく、カード３をエンドレスベル
ト32及び輪体26により移動させ、その過程で判別センサ
25によりそのカード３の種類、真偽を判別しかつ計数す
る。この判別結果が真であり、その種類も特定されれ
ば、制御部９からその特定された分別部８の可動輪体33
のソレノイド35に作動信号が出て、通電し収縮動作を行
ない、分別口31から可動輪体33が引込むから、エンドレ
スベルト32より可動輪体33が離脱することになり、真正
カード３ａはその特定された分別口31内に落下し、シュ
ート36を通過して収納部６の特定されたカードケース50
内に入り、その過程で真正カード数検出センサ40により
真正カード３ａを計数する。従って、これら真正カード
数検出センサ40及び判別センサ25の検出結果に基づい
て、客側表示部12では、図７の金額表示器76に結果とし
て金額表示され、店側表示部13ではカード枚数表示84に
表示される。

【００３２】そして、順次真正カード３ａがカードケー
ス50内に収納されて行くと、カードケース50内の最上位
の真正カード３ａの位置は、常時カード位置センサ59に
て検出されているから、分別部８の設置位置とを一定の
高低差に保持するために、エレベータ51のエレベータモ
ータ54に制御部９から作動信号が出て、保持アーム52が
下降して修正する。その間カードケース50内のカード３
ａの収納状態は、常にカード監視センサ60により検出さ
れており、異常な状態になると、制御部９から表示信号
が出てカードケース異常表示88に表示されるから、異常
・エラーリセットスイッチ82をオンして、カードケース
50を前記修正機構であるバイブレータを振動させて修正
したり、それでも直らない場合は、カードケース上昇ス
イッチ81をオンして、店員が手で修正する。このように
真正カード３ａが計数されてゆくと、カードケース50は
エレベータ51により下降して行き、ニアボトムセンサ57
により検出され、カードケース満杯表示86を点滅させて
満杯が近いことを知らせる。更に、真正カード３ａがカ
ードケース50に入ると、下降センサ58により検出されて
制御部９によりカードケース満杯表示86により表示をし
て、更に上昇信号が出て、エレベータ51は上限センサ56
に検出されるまで上昇するので、カードケース50を空の
ものと交換する。

【００３３】また、カードケース50に満杯の計数設定を
した設定・集計テンキー83により場合には、その設定枚
数がカードケース50内に入った時に満杯とし、カードケ
ース満杯表示86に表示すると共にエレベータ51を上昇さ
せるから、空のものに交換する。

【００３４】一方、判別結果が偽、すなわち、投入誤
り、不正カードなどであると、ソレノイド35は作動しな
いから、偽カード３ｂとして搬送路24中を通過して、排
出用の分別口37内に落下してシュート38を通って前記排
出口７に入る。偽カード検出センサ39により偽カード３
ｂが検出されると、計数動作が停止すると共に偽カード
表示87に表示される。これは、偽カード３ｂの取り忘れ
を防止するためであり、店員が排出口７から偽カード３
ｂを取り出すと、計数動作は再開され、不正カードの場
合はしかるべき処置をする。このようにして計数が終了
したら、客は、客側操作部10の計数エンドスイッチ71を
オンすると、金額表示器76に金額表示が出て同時にスピ
ーカ77から音声が出る。一方、店員は店側表示部13のカ
ード枚数表示84を見て現金を客にわたす。

【００３５】なお、本発明のカードカウンター１に現金
自動払出機及び換金所用集計機を接続することで、カー
ド種類、カード計数間違い等の人為的ミスの防止、偽造
カード防止、集計作業、カードを通称「かよい箱」とい
われる運搬箱に詰める作業の手間をはぶくことが可能に
なることは無論のこと、カード相当の現金を自動的に払
い出し、現金管理及び防犯管理も完全になる。

【００３６】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明のカードカ
ウンターによれば、１個所の投入口から供給部内に各種
カードを投入すると、供給部が作動し各種のカードを１
枚づつ判別部に供給し種別及び真偽判別すると共に計数
する。判別結果が真判別されたカードは、分別部により
その種類ごとに分別されてそれぞれの収納部に収納され
る。一方偽判別されたカードは分別部により分別されて
排出口に送られる。従って、各種のカードが混っていて
もそのまま投入口に投入すれば良いから、客に計数させ
得えて、カードの計数手間が省け、その誤りもなくな
り、カードの収納手間が省けて、店員に対する負担を軽
減できる。また、換金性のあるカードがむき出しになっ
ている状況がほとんどなくなり、防犯上も望ましい。

【００３７】また、判別部から分別部に受け渡され搬送
路を通過中の各種のカードは、判別された種類の分別口
の上方にある輪体がエンドレスベルトから離脱するか
ら、その分別口内に落下し、その種類の収納部内に収納
される。従って、構成単純にして分別が確実になる効果
がある。

【００３８】また、判別部におけるカードの種類別の計
数情報と、各真正カード数検出センサにおける計数情報
とを対比して、カードの計数及びそのチェックを行なう
から、計数がより確実になる効果がある。

【００３９】また、排出口に偽カードがあると、偽カー
ド検出センサにより検出してそれ以上の計数動作を中止
し、偽カードの取り出し忘れを防ぐ効果がある。また、
カードケース内がカードにて満杯になると、収納部から
カードケースをカードごと外すことになる。従って、こ
のカードケースを通称「かよい箱」という運搬箱として
使用すれば、収納手間及びその中に入っているカード数
の計数手間を省略でき、更に、ロック機構と併用すれ
ば、防犯上も更に良くなる。

【００４０】更に、カードケース内に積み重ね収納した
最上位のカード位置と、分別部の設置位置とが一定の高
低差であると、分別収納でき、かつカードが立つなど不
自然な収納状態を防ぐことになり、都合が良い。

【００４１】そして、カードケース内におけるカードの
収納状態の異常をカード監視センサが検知すると、修正
機構が作動して修正するから、カードケース内に常にカ
ードを正常に収納することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のカードカウンターを示す斜視図。

【図２】本発明のカードカウンターの主要部を側面から
見た説明図。

【図３】本発明のカードカウンターの構成を示す概要
図。

【図４】判別部及び分別部を示す平面図。

【図５】供給部、判別部及び分別部を示す側面図。

【図６】簡易型のカードカウンターを示す斜視図。

【図７】金額表示器を示す斜視図。

【図８】本発明のカードカウンターを交換所に設置した
場合を示す断面図。

【符号の説明】

１カードカウンター２投入口３カード３ａ真正カー
ド３ｂ偽カード４供給部５判別部６収納部７排出口８分別部９制御部 24 搬送路 26 輪体 31、37 分別口 32 エンドレスベルト 33 可動輪体 39 偽カード検出センサ 40 真正カード
数検出センサ 50 カードケース 60 カード監視
センサ

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｇ０７Ｄ 7/00 Ｇ０７Ｆ 7/08

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】１個所の投入口から投入された各種のカ
ードを１枚づつ供給する供給部と、供給されたカードを
種類及び真偽判別しかつ計数する判別部と、真正カード
のみを種類別に収納する収納部と、前記判別部により真
判別されたカードを種類別に分別して収納部に送り偽判
別されたカードを分別して排出口に送る分別部と、前記
１個所の投入口から投入された各種のカードの種類及び
真偽判別をさせ真正カードのみを計数かつ収納させるた
めの制御をする制御部と、からなることを特徴とするカ
ードカウンター。
【請求項２】前記分別部は、各種のカードが通過でき
る複数の分別口を並設し、この複数の分別口上方にエン
ドレスベルトと輪体とによりカードを搬送する搬送路を
設け、前記複数の分別口の上方部に位置する輪体を必要
時前記エンドレスベルトから離脱自在に設けてなり、カ
ードを特定の分別口内に落下させる請求項１記載のカー
ドカウンター。
【請求項３】前記分別部の各分別口と各収納部との間
に真正カード数検出センサをそれぞれ設け、該真正カー
ド数検出センサごとの情報と前記判別部での情報とで各
種のカードを計数する請求項１又は２記載のカードカウ
ンター。
【請求項４】前記排出口に偽カード検出センサを設
け、該偽カード検出センサにより偽カードの検出中は計
数動作を停止する請求項１又は２記載のカードカウンタ
ー。
【請求項５】前記収納部は着脱自在に設置したカード
ケースである請求項１又は２記載のカードカウンター。
【請求項６】前記カードケースは、これにカードを積
み重ね収納した際の最上部のカードの位置と分別部の設
置位置とを一定の高低差にするために昇降する請求項５
記載のカードカウンター。
【請求項７】前記カードケース近傍にカードの収納状
態を監視するカード監視センサを設けると共に正常の収
納状態にする修正機構を設けた請求項５又は６記載のカ
ードカウンター。