JPH07184888A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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Publication number
JPH07184888A
JPH07184888A JP5333593A JP33359393A JPH07184888A JP H07184888 A JPH07184888 A JP H07184888A JP 5333593 A JP5333593 A JP 5333593A JP 33359393 A JP33359393 A JP 33359393A JP H07184888 A JPH07184888 A JP H07184888A
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JP
Japan
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circuit
motor
time
electric current
current
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Application number
JP5333593A
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English (en)
Inventor
Isao Komiyama
功 小宮山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転源としての駆動モータに過負荷が掛かり、
ある一定レベルを越えた負荷がかかった場合でも、オペ
レータの経験によらずに確実に、装置の破損やモータの
焼損に至る事態を未然に回避できる超音波診断装置を提
供する。 【構成】回転制御機構部4に、電流制限回路20を介挿
する。電流制限回路20は、過電流遮断回路21と検出
比較回路22とを有する。過電流遮断回路21は駆動モ
ータ18の一方の端子とモータ駆動電源19との間に接
続し、復帰スイッチ23を設ける。検出比較回路22
は、駆動モータ18の一方の端子と過電流遮断回路21
との間に並列に接続し、駆動モータ18の一方の端子に
接続されたモータ電流検出回路24、この検出回路24
の出力側に基準電流設定回路25、過電流比較回路2
6、過電流流入時間計測回路27、基準時間設定回路2
8、過電流時間比較回路29及びリセット回路30を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、体腔内のメカニカル
走査型の超音波診断装置に係り、とくに超音波プローブ
の回転機構としての駆動モータに基準電流値よりも大き
な電流が基準時間を越えて流れたときに、その電流を遮
断できるようにした超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メカニカルラジアル走査型の超音
波診断装置としては、例えば図4に示すものがある。
【0003】この超音波診断装置は、体腔内に挿入され
るメカニカルラジアル走査型の超音波プローブ100
と、この超音波プローブ100に接続される送信部10
1、受信・表示部102、及び回転制御機構部103を
備える。
【0004】超音波プローブ100は、細くて可撓性の
あるカテーテル104と、このカテーテル104の先端
側の内部に装着された、例えば振動子105及びこの振
動子105と対向する音響ミラー106を備えた超音波
送受信部107と、振動子105のボディに連結された
回転シャフトとしての可撓性のあるフレキシブルシャフ
ト108と、このフレキシブルシャフト108の内部を
通る信号線109とを有している。この信号線109の
一端は振動子105の電極に接続され、他端はロータリ
トランス110を介して送信部101及び受信・表示部
102に至る。ロータリトランス110により、信号線
109の回転側と固定側とが電気的に非接触でありなが
ら通信可能となっている。
【0005】また送信部101及び受信・表示部102
は、ロータリトランス110の固定側に並接されてい
る。この内、送信部101は駆動パルスを信号線109
を介して振動子105に送る。また、受信・表示部10
2は信号線109を介して受信エコー信号を受けるプリ
アンプ111を有し、このプリアンプ111の出力側に
振幅値の対数変換用のログアンプ112、包絡線検波用
の検波回路113、STC発生器114、画像データを
記憶する画像メモリ115、及び表示器としてのCRT
116を備えている。
【0006】回転制御機構部103は、図示の如く、回
転源としての駆動モータ(直流モータ)117と、この
駆動モータ117に電力を供給するモータ駆動電源11
8を備えている。駆動モータ117の出力軸(回転軸)
はフレキシブルシャフト108の装置本体側の端部に連
結され、その回転力がフレキシブルシャフト108を介
して超音波発生部107に伝わるようになっている。モ
ータ駆動電源118は、常に一定の電流を駆動モータ1
17に供給する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の回転制御機構部にあっては、モータ駆動電
源は回転負荷の大小に無関係に電流を供給する構成であ
ったために、つぎに説明する不都合が生じていた。
【0008】例えば、超音波プローブを内視鏡と組み合
わせて体腔内に挿入するときに、その体腔が内視鏡によ
ってはその内部の様子を確認するのが比較的困難な部
位、例えば膵管や胆管等、また胆管内の末端分岐部等で
あった場合、オペレータは体腔内の様子を、内視鏡より
は分解能が劣るレントゲンを通して確認しているため、
誤って穿刺することがあった。
【0009】また、内視鏡を通してその体腔内の様子を
確認するのが比較的容易な部位においても、例えば胃体
部前壁や襞の裏側等にできた病変部を観察しようする場
合、オペレータは画像を出そうとして、無意識のうちに
超音波プローブを壁に強く押しつけたり、内視鏡のアン
グルをかなり掛けたりすることがある。その結果、超音
波送受信部107の破損を招いたり、ひいてはオペレー
タは誤って病変部を穿刺することがあった。
【0010】このように、生体への無理な押付けや超音
波プローブの極端な曲りが生じると回転負荷が急激に上
昇し過負荷になる。それにもかかわらず、回転制御機構
はそのような事態を認識していないから、駆動モータは
さらに回転しようとして過電流が流れる。その結果、最
悪の場合、フレキシブルシャフトとモータ出力軸の接続
部分が破損したり、モータ回路が焼き切れたり、さらに
ロータリトランスの部分で信号線が断線したりすること
があった。
【0011】この発明は、上述した従来技術の問題を考
慮してなされたもので、回転源としての駆動モータに過
負荷が掛かり、ある一定レベルを越えた負荷がかかった
場合でも、オペレータの経験によらずに確実に、装置の
破損やモータの焼損に至る事態を未然に回避できる超音
波診断装置を提供することを、目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る超音波診断装置は、細径
超音波プローブの先端側に配置された超音波送受信部を
回転伝達ケーブルを介して回転させる駆動モータと、こ
の駆動モータに電力を供給する駆動電源とを備えたメカ
ニカル走査型の構成とし、上記駆動電源から上記駆動モ
−タに供給されるモータ電流を検出する検出手段と、こ
の検出手段により検出されたモータ電流値と予め設定し
た基準電流値を比較する第1比較手段と、この第1比較
手段により上記モータ電流値が上記基準電流値よりも大
きいと判断される間、上記モータ電流値の通電時間を計
測する時間計測手段と、この時間計測手段により計測さ
れた通電時間と予め設定した基準時間を比較する第2比
較手段と、この第2比較手段により計測された上記通電
時間が上記基準時間を越えたと判断されたとき、上記モ
ータ電流を遮断する遮断手段とを備えている。
【0013】また、請求項2記載の発明では、前記遮断
手段により遮断された前記モータ電流を手動で復帰させ
る手動操作手段を備えている。
【0014】
【作用】請求項1記載の超音波診断装置にあっては、検
出手段が駆動電源から駆動モ−タに供給されるモータ電
流を検出すると、この検出されたモータ電流値が第一比
較手段により予め設定された基準電流値と比較される。
この結果、検出されたモータ電流値が基準電流値よりも
大きいと判断される間、時間計測手段によりそのモータ
電流値の通電時間が計測される。次いで、この計測され
た通電時間が第二比較手段により予め設定された基準時
間と比較される。この結果、その通電時間がこの基準時
間を越えたと判断されたとき、遮断手段によりモータ電
流が遮断される。
【0015】また、請求項2記載の超音波診断装置で
は、安全性確保のため遮断手段により遮断されたモータ
電流を手動操作手段により手動で復帰させる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜3に基づき
説明する。
【0017】図1に示す超音波診断装置は、体腔内に挿
入されるメカニカルラジアル走査型の超音波プローブ1
と、この超音波プローブ1に接続される送信部2、受信
・表示部3、及び回転制御機構部4を備える。
【0018】超音波プローブ1は、細くて可撓性のある
カテーテル5と、このカテーテル5の先端側の内部に装
着された、例えば振動子6及びこの振動子6と対向する
音響ミラー7を備えた超音波送受信部8と、振動子6の
ボディに連結された回転シャフトとしての可撓性のある
フレキシブルシャフト9と、このフレキシブルシャフト
9の内部を通る信号線10とを有している。この信号線
10の一端は振動子6の電極に接続され、他端はロータ
リトランス11を介して送信部2及び受信・表示部3に
至る。ロータリトランス11により、信号線10の回転
側と固定側とが電気的に非接触でありながら通信可能と
なっている。
【0019】また送信部2及び受信・表示部3は、ロー
タリトランス11の固定側に並接されている。この内、
送信部2は駆動パルスを信号線10を介して振動子6に
送る。また、受信・表示部3は信号線10を介して受信
エコー信号を受けるプリアンプ12を有し、このプリア
ンプ12の出力側に振幅値の対数変換用のログアンプ1
13、包絡線検波用の検波回路14、STC発生器1
5、画像データを記憶する画像メモリ16、及び表示器
としてのCRT17を備えている。
【0020】回転制御機構部4は、図示の如く、回転源
としての直流の駆動モータ18と、この駆動モータ18
に電力を供給するモータ駆動電源19と、駆動モータ1
8及びモータ駆動電源19の間に介挿された電流制御回
路20とを備えている。駆動モータ18は、その出力軸
がフレキシブルシャフト9に接続されており、モータ駆
動電源19から一定の電流を受けて回転する。この回転
力はフレキシブルシャフト9を介して超音波送受信部8
の振動子6に伝わるようになっている。
【0021】電流制限回路20は、図2に示すように駆
動モータ18の一方の端子SP1とモータ駆動電源19
との間に設けられており(駆動モータ18の他方の端子
SP2はモータ駆動電源19に接続されている)、過電
流遮断回路21と、検出比較回路22と有する。
【0022】過電流遮断回路21は、駆動モータ18の
一方の端子SP1とモータ駆動電源19との間に接続さ
れている。この過電流遮断回路21は、電流のオンオフ
制御を行なうための、例えばサイリスタ等の半導体素子
を用いたスイッチング回路から構成される。また、過電
流遮断回路21には、この遮断回路21の遮断状態(オ
フ)を通電状態(オン)に手動で復帰操作可能な復帰ス
イッチ23が取り付けられている。
【0023】検出比較回路22は、駆動モータ18の一
方の端子SP1と上記過電流遮断回路21との間に並列
に接続されている。この検出比較回路22は、駆動モー
タ18の一方の端子SP1に接続されたモータ電流検出
回路24を有し、この検出回路24の出力側に、基準電
流設定回路25、電流比較回路26、電流流入時間計測
回路27、基準時間設定回路28、電流時間比較回路2
9、及びリセット回路30を備えている。
【0024】モータ電流検出回路24は、例えばオペア
ンプ等の半導体素子から成り、モータ駆動電源19から
駆動モータ18に供給されるモータ電流を常時検出し、
この検出値に対応した電圧を電流比較回路26の一方の
入力端に出力する。
【0025】基準電流設定回路25は、予め定めたモー
タ電流の基準電流値I0 に対応した基準電圧を電流比較
回路26の他方の入力端に出力するようになっている。
基準電流値I0 は、起動時などの過負荷時に相当する電
流値Iaと安定回転時に相当する電流値Ibとの間の適
宜な値に設定されている(図3参照)。
【0026】電流比較回路26は、モータ電流検出回路
24で検出されたモータ電流値と、基準電流設定回路2
5から出力された基準電流値I0 とを比較するようにな
っている。この比較した結果は、検出したモータ電流値
が基準電流値I0 よりも小さいときに論理Lレベル、大
きいときに論理Hレベルの2通りの信号に変換される。
これらの判断結果である2値信号は、次段の電流流入時
間計測回路27に出力される。
【0027】電流流入時間計測回路27は、判断信号L
レベルの立上がりからHレベルの立上がりに付勢されて
動作し、その判断信号がHレベルを維持している時間を
計測するものである。この計測された時間に対応する電
圧信号は、電流時間比較回路29の一方の入力端にリア
ルタイムに出力されるようになっている。
【0028】基準時間設定回路28は、予め定めた基準
時間t0 に対応した電圧信号を過電流時間比較回路29
の他方の入力端に出力する構成になっている。基準時間
0は、例えば駆動モータ18の特性等に基づいて、起
動時や一過性の過負荷時に相当する時間よりは長い適宜
な値に設定されている。
【0029】電流時間比較回路29は、計測回路27か
ら送られてくる計測時間と基準時間t0 とを逐時比較す
るようになっている。そして、計測時間tiが基準時間
0よりも短い間は、その判断結果である電流遮断信号
Siをオフに維持するが、ti≧t0 になった時点で電
流遮断信号Siをオンに立ち上げる。この電流遮断信号
Siは、前述した過電流遮断回路21に出力されるよう
になっている。過電流遮断回路21は、電流遮断信号S
i=オフのときオンとなり、Si=オンのときオフとな
る。
【0030】リセット回路30は、電流時間比較回路2
9からの電流遮断信号Siがオフからオンに立ち上がっ
たときにリセット信号RSを生成し、このリセット信号
RSを比較回路26に出力するようになっている。これ
により、電流比較回路26は強制的にリセットされる。
【0031】次に、この実施例の動作を、図2及び3に
基づいて説明する。
【0032】いま、ある時刻Tnにて、モータ駆動電源
19が起動したとする。この起動に際して、一時的にモ
ータ電流値が増加した後、徐々に低下してくる。この電
流がモータ電流検出回路24でリアルタイムに検出され
る。この検出された電流値Iは電流比較回路26で基準
電流値I0 と比較され、図3に示すように論理Hレベル
と判断される間、判断信号Hレベルが電流流入時間計測
回路27に出力される。この計測回路27において、こ
のHレベルの継続時間が計測がされている間、その計測
時間tnが電流時間比較回路29にリアルタイムに出力
される。この比較回路29において、計測時間tnが基
準時間t0 と比較され、tn<t0 と判断される間、電
流遮断信号Si=オフ状態が維持される。これにより、
過電流遮断回路21ではオン状態、即ち通電状態が維持
される。従って、起動時刻Tnに端を発して生成される
過電流に対しては、トータルの計測時間tnもtn<t
0であるからモータ電流は遮断されない。
【0033】次いで、モータ電流値が、図3に示すよう
に安定な状態Sbを保つようになったとする。この安定
状態Sbでは、モータ電流値Iは、電流値Ib付近でほ
ぼ一定の値を保っている。この間、前記と同様にモータ
電流検出回路24で検出されるモータ電流値Iは、電流
比較回路26で比較され、今回は判断信号Lレベルが出
力される。この結果、通電時間は計測されず、電流遮断
信号Siもオフ状態のままで、通電状態が維持される。
【0034】次いで、上記安定状態Sbを経て、時刻T
1に示すように、外乱などによりモータ電流値が急激に
上昇後、すぐに低下したとする。この場合、モータ電流
検出回路24で検出されたモータ電流値Iが電流比較回
路26において、基準電流値I0 を越えた時点で論理H
レベルの判断信号が出力される。この判断信号は電流流
入時間計測回路27でその継続時間が計測されると同時
に,その計測時間が電流時間比較回路29に出力され
る。この計測時間tnが、比較回路29で基準時間t0
と比較され、tn<t0 と判断される間、電流遮断信号
Siがオフ状態のまま維持される。この場合も電流上昇
が一過性であり、トータルの計測時間tnもtn<0
であるから、過電流遮断回路21ではオン状態、即ち通
電状態が維持されて、モータ電流は遮断されない。
【0035】次いで、上記安定状態Sbを経て、時刻T
2に示すように、モータ電流値が急激に上昇後、すぐに
低下したとする。この場合も上記時刻T1の場合と同様
に、判断信号Hレベルの継続時間tnが基準時間t0
越えず、電流遮断信号Siがオフのまま維持されるた
め、モータ電流は遮断されない。
【0036】このように、時刻T1及びT2にみられる
如く、一過性の過電流に対しても、起動時刻Tnの場合
と同様に通電状態が保たれ、モータ電流は遮断されな
い。
【0037】次いで、上記安定状態Sbを経て、時刻T
3に示すように、先端が長時間押しつけられるなどによ
り、モータ電流値が上昇し、その状態が長時間続いたと
する。この場合も、起動時や時刻T1及びT2の場合と
同様に、判断信号Hレベルが出力されて、その継続時間
が電流時間比較回路29で基準時間t0 と比較される。
ただし、今回については、判断信号Hレベルを維持する
継続時間tnが基準時間t0 を越えた、即ちtn≧t0
となった時刻T31で恒常的な過電流であると判断され
る。即ち、時刻T3から基準時間t0 を経過した時刻T
31で、電流遮断信号Siが、起動時刻Tnより維持し
てきたオフ状態から始めてオン状態に立上がる。この遮
断信号Siは過電流遮断回路21に出力され、この遮断
回路21がオフ状態、即ち遮断状態にされる。また同時
に、リセット回路30では、電流時間比較回路29から
の電流遮断信号Siがオフからオンへの立ち上がりに付
勢されてリセット信号RSが生成され、このリセット信
号RSが電流比較回路26に出力されるから、電流比較
回路26も強制的にリセットされる。これにより、起動
時刻Tnに対応する過電流や時刻T1及びT2のように
一過性の過電流に対しては通電状態を保っていたモータ
電流が、時刻T3から基準時間t0 を経過した時点T3
1で始めて遮断される。
【0038】その後、遮断されたモータ電流は、復帰ス
イッチ23により、手動で復帰される。この場合、手動
で操作しない限り、モータ電流が復帰されない。このた
め、オペレータは、継続して流れる過電流又は長時間の
過電流の原因を除去するまで遮断状態を維持でき、オペ
レータの意思に沿った診断再開が可能となる。
【0039】ここで、上記時刻T1、T2及びT3に示
す過電流の流れる状態は、例えば体腔内に挿入された超
音波プローブ1が極端に曲がったために、回転源として
の駆動モータ18に一定レベルを越えた回転負荷が掛か
ったときに生じている。ただし、時刻T1及びT2の状
態では、駆動モータ18に掛かる回転負荷が一過性のた
めに、すぐに過負荷が解除されているが、これに対し
て、時刻T3の状態は、回転負荷が継続して掛かったと
きに生じている。
【0040】つまり、起動時刻Tnや途中の時刻T1及
びT2に示すように、一時的に過電流が流れた場合には
モータ電流の通電状態を維持し、これに対して、時刻T
3に示すように、継続的に過電流が流れた場合にはモー
タ電流を遮断することができる。
【0041】従って、超音波プローブ1に回転負荷が掛
かることによって、回転源としての駆動モータ18に過
負荷が掛かり、モータ電流値が上昇した場合、その過負
荷の持続状態、例えば一時的なのか継続的なのかに応じ
て、モータ電流の通電及び遮断が自動で制御される。こ
れにより、起動時等に回転負荷が一時的に掛かった場合
は、モータ電流は通電状態を保つため、駆動モータ18
の回転が頻繁に停止するといった不都合が生じることは
ない。これに対して、駆動モータ18に一定レベルを越
えた回転負荷が継続して掛かった場合は、モータ電流が
自動的に遮断され、駆動モータ18の回転が停止される
ため、装置の破損や駆動モータの焼損に至る事態が未然
に回避されることになる。
【0042】以上により、オペレータは、超音波プロー
ブを内視鏡と組み合わせて体腔内に挿入し、例えばその
体腔内が内視鏡によって内部の様子を確認するのが比較
的困難な部位等を診断するときでも、駆動モータに掛か
る回転負荷の状態を心配しないでよい。
【0043】なお、上記実施例に係る超音波診断装置
は、メカニカルラジアル走査型の構成としたが、この発
明は必ずしもこの構成に限定される必要はない。例え
ば、メカニカルセクタ走査型でも可能となる。
【0044】またなお、上記実施例では、復帰スイッチ
を手動操作としているが、これに対して、モータ電流が
遮断された後、適宜な時間が経過すると、自動的にモー
タ電流が復帰される自動操作としてもよい。さらに、手
動と自動の両方の操作を備えることも可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の超音波
診断装置によると、駆動モータに流れるモータ電流を常
時検出させ、そのモータ電流値と予め設定した基準電流
値とを比較させ、モータ電流値が基準電流値よりも大き
いと判断される間、モータ電流の通電時間を計測させ、
その計測時間と予め設定した基準時間を比較させ、計測
時間が基準時間を越えたと判断されたとき、モータ電流
を遮断させる構成としたため、超音波プローブに回転負
荷が掛かり、一定レベルを越えたモータ電流が流れた場
合でも、負荷の持続する状態、即ち一時的なのものか継
続的なのものかに応じて、自動的にモータ電流、即ち駆
動モータの回転が制御されることになる。これによっ
て、オペレータの操作上の負担を軽減でき、装置の破損
やモータの焼損に至る事態を未然に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るメカニカルラジアル走
査型の超音波診断装置のブロック図。
【図2】回転制御機構部の構成を示すブロック図。
【図3】モータ電流値の変化に対応する各部の動作を示
すタイミングチャート。
【図4】従来技術のメカニカルラジアル走査型超音波診
断装置の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 超音波プローブ 3 受信・表示部 4 回転制御機構部 5 カテーテル 6 振動子 7 音響ミラー 8 超音波発生部 9 フレキシブルシャフト 10 信号線 20 電流制限回路 22 検出比較回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細径超音波プローブの先端側に配置され
    た超音波送受信部を回転伝達ケーブルを介して回転させ
    る駆動モータと、この駆動モータに電力を供給する駆動
    電源とを備えたメカニカル走査型の超音波診断装置にお
    いて、上記駆動電源から上記駆動モ−タに供給されるモ
    ータ電流を検出する検出手段と、この検出手段により検
    出されたモータ電流値と予め設定した基準電流値を比較
    する第1比較手段と、この第1比較手段により上記モー
    タ電流値が上記基準電流値よりも大きいと判断される
    間、上記モータ電流値の通電時間を計測する時間計測手
    段と、この時間計測手段により計測された通電時間と予
    め設定した基準時間を比較する第2比較手段と、この第
    2比較手段により計測された上記通電時間が上記基準時
    間を越えたと判断されたとき、上記モータ電流を遮断す
    る遮断手段とを備えたことを特徴とする超音波診断装
    置。
  2. 【請求項2】 前記遮断手段により遮断された前記モー
    タ電流を手動で復帰させる手動操作手段を備えた請求項
    1記載の超音波診断装置。
JP5333593A 1993-12-27 1993-12-27 超音波診断装置 Pending JPH07184888A (ja)

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JP5333593A JPH07184888A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 超音波診断装置

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