JPH07184774A - アラミドトレイ及びその製造方法 - Google Patents

アラミドトレイ及びその製造方法

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JPH07184774A
JPH07184774A JP6151027A JP15102794A JPH07184774A JP H07184774 A JPH07184774 A JP H07184774A JP 6151027 A JP6151027 A JP 6151027A JP 15102794 A JP15102794 A JP 15102794A JP H07184774 A JPH07184774 A JP H07184774A
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JP
Japan
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tray
aramid
paper
fibrids
mold
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JP6151027A
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English (en)
Inventor
Shiro Yamamoto
至郎 山本
Tsutomu Nakamura
勤 中村
Tetsuo Kanda
哲男 神田
Kouji Wakumoto
好士 涌本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストパフォーマンスに優れた耐熱性の調理
用トレイを提供する。 【構成】 アラミドフィブリッドからなるか、またはア
ラミドフィブリッド及び繊維からなることを特徴とする
アラミドトレイ。例えばプレスによりトレイを成形する
際に水分を含んだウエブ又は紙状物を用いることで成形
を容易に実施できる。この得られたトレイは、電子レン
ジ、オーブンの双方での使用に耐える十分な耐熱性あ
り、食品、特に高温処理が求められる肉類、魚類等を含
む高級でグルメ志向のレトルト食品の加工に適してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成紙製のトレイ、特に
耐熱性のトレイに関する。さらに詳しくは、主としてレ
トルト食品等の調理に用いるアラミドトレイ及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レトルト食品用のトレイとして、近年、
アルミトレイとともに合成樹脂トレイが開発され、用い
られている。
【0003】グルメ時代の到来と共に、レトルト食品は
電子レンジ加熱を経て高温加熱になり、その調理温度は
上がる傾向にあり、これに用いるトレイも非金属であっ
て耐熱性を求められるようになってきた。この中には、
ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)、ポリアリ
レート等の耐熱性に富むものも用いられ始めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】調理用トレイは、レト
ルト食品時代の到来と共に広く用いられるようになり、
グルメ時代の到来と共に改善されてきているが、なお全
ての場合に十分なものが開発されているのではない。電
子レンジによる加熱を経て、グルメ時代に対応して高温
加熱の出来る耐熱性の素材を用いたトレイが開発されて
いるが、食肉、魚類系統を調理する場合においてはなお
耐熱性が不足している。例えばプラスチックや紙のごと
く電子レンジで加熱調理を行うことができ、高温加熱が
可能なアルミ製のごとくオーブンで焦げ目をつけること
ができる、耐熱性を有するトレイが望まれている。
【0005】このような調理、加熱の出来るトレイとし
て、コストパーフォーマンスを考慮してポリエステル、
ポリアリレート等のトレイが開発されたが、コストと耐
熱性を共に満たすものにはなっていない。特に、これら
の素材でも調理温度は十分には上げられず、更に耐熱性
に富み、且つ、グルメ時代に対応できる、例えば不要な
結露、調理時の過乾燥等も避けられるような、調理用ト
レイが求められているが、これに適合するものは実用上
は開発されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者の検討した結果
によると、電子レンジとオーブンとで調理するためのト
レイは適度の透気性、程度の保水性、耐熱性、非導電性
を兼ね備えたものが望ましい。電子レンジで調理するト
レイは、全く透気性や吸水性(保水性)が無かったり、こ
れらが必要以上があれば、調理時に乾燥し過ぎたり調理
後に結露したりする。また、オーブンで調理するには所
定の耐熱性が必要であり、マイクロ波加熱を行うには所
定の非導電性(絶縁性)が必要である。従って、金属、紙
(この場合の紙は従来の木材パルプ等の紙をさす)、プラ
スチック成形物等は好ましくない。本発明者は、鋭意検
討の結果、このような目的に適合する調理用トレイとし
て、アラミドパルプを用いたいわゆる合成紙型のトレイ
を見出だし、本発明に到達した。
【0007】すなわち本発明は、アラミドフィブリッド
からなるか、またはアラミドフィブリッド及び繊維から
なるアラミドトレイであり、透気度がガーレー法で20秒
以上100,000秒以下で、体積固有抵抗が106Ω/cm3以上で
あることが調理用のトレイとして好ましい。さらに、
肉、魚等を調理し、トレイが酷くは痛まないためには230
℃以上の耐熱性があることが望ましい。
【0008】ここでいう「アラミド」とは、全芳香族ポ
リアミドのことであり、具体的には、ポリ(m-フェニレ
ンイソフタルアミド)またはこれを主とする共重合ポリ
アミドで代表されるm-アラミド、及び(p-フェニレンテ
レフタルアミド)、3,4−ジアミノジフェニルエーテ
ルとp-フェニレンジアミンとからなるジアミン成分とテ
レフタル酸クロライドとからなる酸成分とから得られる
共重合ポリアミドで代表されるp-アラミドとに分類され
る。
【0009】これらのアラミドは耐熱性に富み、その合
成紙は既に市販されている。この合成紙は、具体的には
m-アラミドフィブリッドを用いた紙であり、なかでもm-
アラミドフィブリッドとm-アラミド繊維との混合抄紙物
が多く製造、市販されている。このようなm-アラミド紙
としてはデュポン社の「ノーメックス」、帝人の「コー
ネックス」ペーパー、日本アロマ社の「Aティシュー」
などが知られている。これらはいずれも本発明の素材に
なり得る。このほかに繊維としてm-アラミド繊維の他に
ポリエステル繊維等を用いたものやm-アラミドフィブリ
ッドのみからなる合成紙もある。ここで用いているフィ
ブリッドは元来はデュポン社の造語で、ポリマー溶液か
ら沈殿法により製造した抄紙性のある微小高分子片であ
り、例えば特公昭37-5732に記載があって、往々にして合
成パルプ(または単にパルプ)と呼ばれることがある。
【0010】本発明において使用するアラミドフィブリ
ッドは、上述の如き全芳香族ポリアミドを主体とするも
のであり、例えば上述の共重合ポリアミドの如き全芳香
族ポリエーテルアミドとも称されるポリマーからなるも
の等も含む。なかでもm-アラミドすなわちポリ(m-フェ
ニレンイソフタルアミド)を主体としたm-アラミドフィ
ブリッドが好ましい。これらのフィブリッドは上記の特
公昭37ー5732号や特公昭35ー11851号広報に記載されてい
る方法で製造されるが、さらに、全芳香族ポリエーテル
アミドについては、特公昭60ー24879号広報、p-アラミド
については特公昭59ー11720号広報等に記載されている方
法で製造される。
【0011】一方繊維は、アラミドフィブリッドと混合
した場合に著しく耐熱性を損なうものであってはならな
い。かかる理由からm-アラミド繊維、p-アラミド繊維等
のアラミド繊維、ポリエステル等の合成繊維、リンター
や木綿等の天然繊維も用いることが好ましく、取扱いに
注意すればガラス繊維等も用いられるが、調理時のトレ
イの焦げ等を無くすためには耐熱性に富んだm-アラミド
繊維が好ましい。
【0012】上記繊維は、その長さをトレイの強度と成
形時の取扱い性から選択されるべきである。この点を考
慮すると、繊維長は3〜10mm程度が好ましい。
【0013】水性スラリーを構成するアラミドフィブリ
ッドと繊維との混合割合は、重量比でフィブリッド/繊維
=100/0〜5/95程度が好ましい。繊維分が多いと、湿紙
の強度が不足して成形がし難い他、得られるトレイも熱
圧しないと物性不良になり易い。フィブリッドが多い
と、湿紙の抄造に際して、水が切り難く、水分を含んだ
ままのウエブまたは紙状物を成形する際に型くずれが起
こり易い。この比率は、フィブリッドの性格、例えば濾
水度や形状によっても異なる。この濾水度は、ショッパ
ーリグラー法で20゜以上、カナダ標準濾水度で600
ミリリットル以下が好ましく、濾水度が大きい(カナダ
標準濾水度基準)ものは繊維の混率が低くなるのが普通
である。したがって対象食品あるいは調理法によりかか
る割合を選ぶこともできる。例えば水分の多い食品では
繊維混率は低く選べばよい。強度、生産性も含めて、10
0/0〜20/80がより好ましく、90/10〜30/70がさらに好ま
しく、85/15〜30/70が特に好ましい。
【0014】透気度は調理時の食品の乾燥、結露、流れ
出す液等、及び多くの場合冷凍食品であるので、凍結時
のトレイの吸水量に関係があり、対象とする食品、調理
法により異なるが、ガーレー法で20秒以上100,000秒以
下が好ましい。透気度は大きすぎると調理対象によって
はマイクロ波調理時に乾燥し過ぎたり、食品の汁が滲み
だしたりし、小さすぎると調理後に結露して食品の風味
を損なうことがある。又、適度の吸水がトレイの加熱時
の保護にもなる。又、例えば商品(冷凍)食品として凍結
させる場合に、トレイに水分が滲み込みすぎていればト
レイが破壊することがある。
【0015】体積固有抵抗はマイクロ波加熱のためには
106Ω/cm3以上であることが好ましい。この体積固有抵
抗は小さければマイクロ波加熱時に内包する食品の加熱
が効果的には行われないことがある。例えば、導電性の
材料、炭素繊維等を含めば、炭素繊維そのものが灼熱す
ることになる。
【0016】実用上の利便性として、トレイの合成紙の
破断強度(引張強度)は1.0kg/25mm以上が好ましい。調
理する対象と量によるが、低強度では、調理時の取扱い
に実用上の難点が生じる。
【0017】本発明におけるトレイを構成する合成紙の
透気度と体積固有抵抗、耐熱性、強度は上記で示唆した
ように、原料素材の選択と調合が重要な要素になる。例
えばm-フェニレンジアミンとイソフタル酸からなるポリ
マーからなるフィブリッドは、重合に際する処理法如何
で導電性を帯びた不純物が残り体積固有抵抗を小さくす
ることがおおい。このためにはこれらの不純物を残さな
いように重合方法を選んだり、重合体やフィブリッドの
洗浄を行うことが望ましく、導電不純物が残る可能性の
ある重合方法を選んだ時には重合体やフィブリッドの比
表面積を大きく選ぶことが望ましい。この比表面積は一
般にはフィブリッドの濾過比抵抗で代弁され、2×108cm
/g程度は欲しく、これは5m2/g程度の比表面積に相当す
る。しかし、これを大きくし過ぎると透気性に富んだト
レイが作り難い。
【0018】透気性を維持するためにはフィブリッドの
比表面積は小さい方が好ましく、これは前記の固有体積
抵抗の上昇と相容れない。このためフィブリッドは限定
された形態に仕上げたものを用いるか、比表面積の小さ
な繊維等との混合物として用いることが好ましい。混合
物として用いる場合は濾過比抵抗の値は107〜109cm/gで
あることが好ましく、特に0.5〜40×107cm/g程度が好ま
しい。
【0019】一方、透気性と強度は素材、すなわちフィ
ブリッドと繊維、特にフィブリッドによっているところ
が大きい。フィブリッドはその表面積で紙構造を支える
ので強度にも重要な要素である。かかるフィブリッドは
濾過比抵抗として107cm/g程度はあることが望ましく、1
08g/cm以上が好ましい。
【0020】透気性と強度はまた、後述する成形時また
は成形後のプレス条件にもよる。プレス条件を強化すれ
ば透気性は低下し、強度は上昇する。また、これらは用
いるフィブリッド、繊維及び後述する抄造条件にもよる
が、プレスにより透気度と強度を調整できる。プレスは
常温で実施しても良いが200℃以上で行うことが好まし
い場合が多い。
【0021】このようなトレイはアラミドフィブリッ
ド、またはこれに特定の繊維を混合してスラリーから抄
き上げることにより得ることが出来る。フィブリッドの
大きさ、形状によりこれに応じた繊維と混合する量を定
め、繊維を含まないものから95%程度含有するものまで
を選択できる。
【0022】本発明によれば、第一の実施態様として、
上記アラミドフィブリッドのみから、あるいはアラミド
フィブリッドと上記繊維とから、これらを水中に分散さ
せて水性スラリーを調製し、これを成形に使用する。か
かる水性スラリーは、上記のm-アラミドフィブリッドと
好ましくはm-アラミド繊維とを、重量比で100/0〜5/95
で混合した希薄水性スラリーが好ましい。かかる混合比
は重合比で100/0〜20/80がより好ましく、90/10〜30/70
がさらに好ましく、85/15〜30/70が特に好ましい。この
スラリーからウエブ又は紙状物を抄造成形し、更に好ま
しくはその上にアラミドフィブリッドの水性スラリーか
らウエブ又は紙状物を積層するよう抄造して一体に成形
した合成紙を用いてトレイを製造する。あるいは、ウエ
ブ又は紙状物を形成し、これを水分を含んだ状態で成形
物に対応した型、例えばトレイの形状を有する透水性の
型を用いてプレス、圧縮し、脱水しながら成形すること
によりトレイを製造する。
【0023】水分を含んだ状態のウエブまたは紙状物、
即ち、湿紙は、水分を(ウエブまたは紙状物、つまりフィ
ブリッド+繊維に対して)100重量%以上1000重量%以下
の水分として成形することが好ましく、200重量%以上8
00重量%以下がより好ましい。水分が100重量%より少
なければ所期の形を得難く、1000重量%より多ければプ
レスに際して紙層が破壊し易い。成形に際して金型を用
いてプレス、圧縮し、脱水しながら成形することが好ま
しい。従って、金型は透水性のある、例えば金網、多孔
板等で作ることが好ましい。金網と多孔板等を組み合わ
せて作ることも出来る。脱水しながら(水分を低下させ
ながら)成形することが多く、従って、プレス圧は調理
用のトレイを基準に、100 kg〜10トン程度で成形するこ
とが好ましい。
【0024】成形に際して予め金型を加熱昇温してお
き、水分を含んだウエブ又は紙をプレスすると、成形物
の形が容易に固められる等、好ましい結果が得られるこ
とが多い。
【0025】このようにして得られた成形物は、透気
度、強度等の調整と共に、見栄え等の向上などの目的
で、熱圧することが好ましい。プレス温度は200℃以上が
好ましく、特に250℃以上であることが一層好ましい。
ただし、温度を上げすぎると着色することがあり、350℃
以上ではことに顕著である。成形した後、金型から取り
外さずにそのまま加熱して熱圧することも出来る。この
ような場合には複数の成形物を同時に得る金型を用い、
成形後に個々に切り放すことが好ましい。
【0026】調理時の熱変形を抑える等のために、抄造
したトレイをプレスしなくても熱処理することは好まし
い。
【0027】図1は湿紙をプレスする際の手順の概要を
示している。抄紙機(図では円網抄紙機を示しているが
この形式に限定されない)で湿紙を抄き上げた後、水分を
含んだ状態でプレスすることが好ましい。抄紙工場とプ
レス工場が離れている場合などには湿紙を乾燥して輸送
し、再湿潤することが好ましい場合が多い。この際には
図3に示すような金型も用いられるが(後述する実施例
1などに相当)、水分を調節して通常の、網目でない金
型を、特に高温にして、用いることが好ましい場合があ
る。(後述する実施例10などの例)このようにして成型し
たトレイは高温の金型で再プレスして透気度、強度を調
節することが出来る。
【0028】湿紙を乾燥させ、これを用いる方法もあ
る。しかし、プレス成形することは容易ではなく、たと
え加熱してプレスする等を行っても深絞りの容器はほと
んど得られない。紙を折り畳み、トレイとすることも可
能であるが、これでは見栄え、高級感を保った商品価値
のあるものにはなり難い。
【0029】本発明のトレイの製造方法における、第二
の実施態様としては、トレイに対応した形状の金網もし
くは多孔体で作った透水性を有する抄造用金型によって
上記水性スラリーを濾過して該金型の表面に紙状物を蓄
積させ、トレイの概形を成形する。この際に、このよう
な抄造用の金型に、背面に真空吸引できる設備を連結
し、これをアラミドフィブリッド(及び繊維)を水に分
散したスラリー浴中に投入し、該金型表面に紙状物を蓄
積させることも好ましい。
【0030】このようにして得られた成形物は第一の実
施態様と同様にプレス、圧縮し、脱水しながら(水分を
低下させながら)成形することが好ましい。また熱圧す
ることも好ましい。
【0031】図2は後述する実施例6,7等に相当する
実施方法の手順を図示するものである。成型抄造物を作
る方法としては固定枠に金型(抄き枠)を装着してフィブ
リッド/繊維の混合スラリーである原料スラリーを金型
(抄き枠)に均一にフィブリッド/繊維混合物が付着する
ように注ぐ。この際、原料スラリーを注ぐ反対の面を吸
引することが好ましい場合が多い。このようにして得た
成型物を乾燥したものが実施例6のサンプルに相当す
る。
【0032】この成型物を相当する金型で加熱しながら
プレスしたものが後述の実施例7のサンプルに相当す
る。このサンプルは通常はプレスしないものより透気度
は低下し、強度が増加する。表面が平滑になるので、そ
の意味でも商品価値が上がる場合がある。
【0033】図3は抄造成型する場合の金型(抄き枠)の
具体例である。単に抄造するのみでなく、プレスするこ
とにより成型時間を縮めることができ、且つ、透気度を
調整出来る。このような場合には金型は抄き枠であると
共にプレス金型でもあるので、フィブリッドや繊維の洩
らない抄き枠とプレス可能な強靭な枠を重ねることが好
ましい。
【0034】図4は図3に示した実施方法の変形の一つ
で、吸引管の先に抄き枠を取り付けたものである。後述
する実施例9などの方法を示している。
【0035】成形物であるトレイは、紙としての目付け
(坪量)は40〜400g/m2程度が好ましく、薄すぎれば強
度、剛性が目的製品として十分ではないものが多く、厚
すぎればコストが問題になる。上記目付けは100〜150g/
m2 が好ましい。また必要に応じて、これに耐熱性の合
成樹脂を塗布または含浸し硬化させたものでもよい。
【0036】本発明におけるアラミドトレイの形状は、
基本形状として、円形、長円形、正方形、長方形など任
意の形状を選択でき、これらの周縁部を立ち上げた形態
にすることによってトレイとすることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、コストパーフォーマン
スに優れた耐熱性の調理用トレイが提供される。特にプ
レスによりトレイを成形する際に水分を含んだウエブ又
は紙状物を用いることで成形を容易に実施できる。この
得られたトレイは、電子レンジ、オーブンの双方での使
用に耐える十分な耐熱性あり、食品、特に高温処理が求
められる肉類、魚類等を含む高級でグルメ志向のレトル
ト食品の加工に適している。
【0038】
【実施例】次に例をあげて本発明を詳細に説明する。こ
れらは本発明の例示を行うものであり、本発明を制約す
るものではない。
【0039】なお、透気度の測定は、JIS/P8117に準じ
て行った。
【0040】体積固有抵抗の測定は、JIS/K6911に準じ
て行った。
【0041】引張強度の測定は、JIS/P8113に準じて行
った。
【0042】[実施例1]特公昭47-10863に基づいて界
面重合法でポリメタフェニレンイソフタルアミドのポリ
マーを準備した。N-メチル-2-ピロリドンに溶解して
測定した固有粘度(I.V.)は1.35であり、実質的に無機
塩類を含まないものである。
【0043】このポリマーを特公昭52-151621号公報に
記載の沈澱装置(直径150mm)を用いてフィブリッドとし
た。このフィブリッドは、濾水度はショッパーリグラー
法で650SRであった。
【0044】このフィブリッドと、上記ポリマーを湿式
紡糸して延伸した繊維(約2.0デニール、長さ6mm程度)と
を60/40の比率で水に分散させ約0.4%のスラリーとし、
家庭用のミキサーで低速(電圧を65ボルトとした)で十分
に分散混合し、水性スラリーを作った。
【0045】かかるスラリーを用いて、タッピー式の手
漉きの抄紙機で計算上の坪量70g/m2の紙を抄き、脱水し
て湿紙とした。
【0046】直径150mmの球の一部を切りとった大径106
mm,小径89mm,深さ15mmの小径側の角を落とした部分球
を牡型として雌型を作り一対の金型を作った。この金型
に合わせて、80メッシュの金網を成形し、同様に厚さ2mm
の多孔板を作った。両者を金網を内にして重ね合わせて
成形用金型とした。その概略図を図3に示す。
【0047】上記の湿紙を、成形用金型の内面に設置
し、牡型の原型金型を用いて湿紙を挟んで、1トンの荷
重をかけて成形物を得た。この際プレスしながら脱水
し、乾燥させて成形した。得られたトレイの底部を切り
とって透気度を測定した結果はガーレー法で600秒、引
っ張り強度は1.25kg/15mm、体積固有抵抗は7×1015Ωcm
であった。
【0048】得られたトレイで、冷凍したグラタンを調
理した。電子レンジで加熱し、更にオーブンで230℃に
昇温して調理した。トレイの損傷はなく、グラタンも適
度の焦げ目が付いて過乾燥、調理後の結露も無く、良好
に調理できた。
【0049】[実施例2]実施例1の湿紙を充分に加熱
して乾燥した後、予熱しておいた実施例1の金型(成形
用金型を作った金型)で270℃で熱圧した。このときのプ
レスの操作圧力は7トンとした。得られたトレイは実施
例1のものより高級感があった。このトレイの底部を切
りとって透気度を測定した結果はガーレー法で26,000
秒、引張り強度は2.58kg/15mm、体積固有抵抗は2×1015
Ωcmであった。実施例1のトレイ同様に、電子レンジと
オーブンでグラタンが良好に調理でき、トレイの損傷は
なかった。
【0050】[実施例3]実施例1で用いたフィブリッ
ドとリンター(約2.4デニール、定義により10mm長以下、
用いたものは4〜5mm程度)を80/20の比率で水に分散させ
約0.4%のスラリーとし、家庭用のミキサーで低速(電圧
を65ボルトとした)で十分に分散混合し、実施例1同様に
タッピー型抄紙機で湿紙を作り、成形用金型で10トンで
プレスし、トレイ状物とした。このトレイ状の湿紙は金
型内で十分に搾水して乾燥し、トレイとした。
【0051】このトレイを充分に加熱して乾燥した後、
それの一部を切り出して測定した結果、坪量は165g/
m2、引張強度は2.4kg/15mm、透気度はガーレー法で600
秒、体積固有抵抗は2×1012Ωcmであった。
【0052】このトレイを用いて、市販のオーブンレン
ジで上限(約230℃)まで温度を上げて調理しても問題は
起きなかった。
【0053】[実施例4]実施例1で用いたフィブリッ
ドをディスクリファイナー及び高速離解機で処理して濾
水度をショッパーリグラー法で700SRとした。これを
水で希釈して0.1%スラリーとした。
【0054】実施例1で用いた繊維を水に分散させスラ
リーを作り、フィブリッドと繊維が60/40の比率になる
ように、上述のスラリーと混合し0.1%スラリーとし
た。
【0055】このスラリーを水で希釈して坪量130g/m2
の湿紙をフォードリニア抄紙機で抄造した。ワィアパー
ト、プレスロールを用い、乾燥機の前で取り出した湿紙
の水分率は約400重量%であった。
【0056】実施例1の成形金型に類似の、長さ150m
m、幅100mm、深さ20mmの舟底型の雌金型とこれに対応す
る牡型を作り、これを用いて80メッシュの金網と、1.5mm
φの穴をあけた多孔板で成形用金型を作った。成形用金
型の縁の先には幅10mmの鍔をつけた。この牡型に合わせ
て牡型を作った。
【0057】湿紙を成形金型と牡型に夾み、プレスし
た。10トンの荷重をかけてプレスしながら圧搾、脱水して
成形した。
【0058】成形物を半乾燥後に成形金型から取り外し
た。この成形物(群)の一部を、完全に乾燥して250℃に
予熱しておいた、牡型と雌型に挟み、プレスで熱圧しト
レイを製造した。紙の一部を切り出して測定した結果、
坪量は約170g/m2、引張強度は12.1kg/15mm、透気度はガ
ーレー法で32,000秒、体積固有抵抗は2×1015Ωcmであ
った。
【0059】熱圧前の成形物、熱圧後の成形物ともに、
レンジでグラタンを調理でき、特に後者は冷凍原料のポ
タージュスープも調理できた。
【0060】[実施例5]実施例4において、得られた
湿紙を、そのまま、予め300℃に昇温しておいた雌型と牡
型を用いてプレス成形してトレイを得た。これの一部を
切り出して測定した結果、坪量は約160g/m2、引張強度
は3.2kg/25mm、透気度はガーレー法で2,000秒、体積固
有抵抗は1.5×1015Ωcmであった。
【0061】得られた成形物は軽量強固で、保形性に優
れ、グラタンを電子レンジとオーブンで加熱調理でき
た。
【0062】[実施例6]実施例1同様にしてポリメタ
フェニレンイソフタルアミドのフィブリッドと繊維を準
備した。これを実施例1同様にしてそれぞれ叩解、分散
させ、スラリーとし、両者を混合した。
【0063】直径150mmの球の一部を切りとった大径106
mm,小径89mm,深さ15mmの小径側の角を落とした部分球
を牡型として雌型を作り一対の金型を作った。この金型
に合わせて、80メッシュの金網を絞り出し、抄造用金型
とした。
【0064】上記のスラリーを0.1%に薄めて、抄造用金
型の内面に万遍なく散布し、乾燥させて70g/m2程度の紙
皿状の抄造物を得た。抄造物の一部を切り出して測定し
た結果、坪量は71g/m2、引張強度は1.6kg/15mm、透気度
はガーレー法で260秒、体積固有抵抗は2×1015Ωcmであ
った。
【0065】得られた抄造物のトレイで、冷凍したグラ
タンを調理した。電子レンジで加熱し、更にオーブンで
230℃に昇温して調理した。トレイの損傷はなく、良好
に調理できた。
【0066】[実施例7]実施例6の抄造物を充分に加
熱して乾燥した後、予熱しておいた実施例1の金型(抄
造用金型を作った金型)で270℃で熱圧しトレイを成形し
た。このときのプレスの操作圧力は200トンとした。
【0067】このトレイは実施例6のものより高級感が
あった。これの一部を切り出して測定した結果、坪量は
75g/m2、引張強度は4.5kg/15mm、透気度はガーレー法で
26,000秒、体積固有抵抗は2×1015Ωcmであった。
【0068】このトレイは実施例1のトレイ同様に、電
子レンジとオーブンでグラタンが調理でき、トレイの損
傷はなかった。
【0069】[実施例8]実施例1で用いたフィブリッ
ドとリンター(約2.4デニール、定義により10mm長以下、
用いたものは4〜5mm程度)を80/20の比率で水に分散させ
約0.4%のスラリーとし、家庭用のミキサーで低速(電圧
を65ボルトとした)で十分に分散混合し、実施例6の抄造
用金型で抄紙し、トレイ状物の湿紙を得た。この湿紙は
搾水して乾燥した。
【0070】さらにこれを充分に加熱して乾燥した後、
テストのため230℃で熱圧した。できた紙の一部を切り
出して測定した結果、坪量は140g/m2、透気度はガーレ
ー法で1,600秒、体積固有抵抗は2×1015Ωcmであった。
【0071】同じようにして作ったトレイの一部を切り
出して引張試験をした結果は、引張強度は4.2kg/15mmで
あった。
【0072】このトレイを用いて、市販のオーブンレン
ジで上限(約250℃)まで温度を上げて調理しても問題は
起きなかった。
【0073】[実施例9]実施例1で用いたフィブリッ
ドをディスクリファイナー及び高速離解機で処理して濾
水度をショッパーリグラー法で700SRとした。これを
水で希釈して0.1%スラリーとした。
【0074】同様に実施例1で用いた繊維を水に分散さ
せスラリーを作り、フィブリッドと繊維が60/40の比率
になるように両者のスラリーを混合し、0.1%スラリー
とした。
【0075】実施例1の抄造金型に類似の、長さ150m
m、幅100mm、深さ20mmの舟底型の金型を80メッシュの金
網で作った。金網金型の縁の先に幅10mmの鍔をつけた。
金型を取り付けられる大きさで、中空の治具を作った。
(第4図参照) この治具は内部を吸引出来る。
【0076】治具に凹面を外にして取り付けた。治具を
介して、抄造金型の内面に真空吸引可能なものとした。
【0077】パルプと繊維のスラリーにこの抄造金型を
入れ、真空吸引して水を排出しながらスラリーを吸い付
けた。
【0078】成形物を半乾燥後に抄造金型から取り外し
た。この成形物(群)の一部を、完全に乾燥して250℃に
予熱しておいた、抄造金型の同型の金型に挟み、プレス
で熱圧しトレイを得た。
【0079】成形したトレイの紙の一部を切り出して測
定した結果、坪量は45g/m2、透気度はガーレー法で26,0
00秒、体積固有抵抗は2×1015Ωcmであった。
【0080】同じようにして作ったトレイの一部を切り
出して引張試験をした結果は、引張強度は2.0kg/15mmで
あった。
【0081】熱圧前の成形物、熱圧後の成形物ともに、
レンジでグラタンを調理でき、特に後者は調理時の変形
も少なかった。
【0082】[実施例10]実施例1同様にしてポリメ
タフェニレンイソフタルアミドのフィブリッドとポリエ
ステル繊維を準備した。これを実施例1同様にしてそれ
ぞれ叩解、分散させ、スラリーとし、両者を混合した。
【0083】これからタッピー式の手漉きの抄紙機を用
いて計算上の坪量75g/m2の紙を抄き、脱水して湿紙を得
た。
【0084】直径150mmの球の一部を切りとった大径106
mm,小径89mm,深さ15mmの小径側の角を落とした部分球
を牡型としてこれに合わせた雌型を作り、一対の金型を
作った。
【0085】上記の湿紙を、水分を75%程度にして、あ
らかじめ200℃に加熱しておいた金型て挟んで、1トン
の荷重をかけてプレスしながら脱水し、乾燥、成型し成
形物を得た。
【0086】紙の一部を切り出して測定した結果は、坪
量は80g/m2、透気度はガーレー法で26,000秒、体積固有
抵抗は1×1015Ωcmであった。
【0087】同じようにして作ったトレイの一部を切り
出して引張試験をした結果は、引張強度は2.4kg/15mmで
あった。
【0088】得られたトレイで、冷凍したグラタンを調
理した。電子レンジで加熱し、更にオーブンで230℃に
昇温して調理した。トレイの損傷はなく、良好に調理で
きた。
【0089】[実施例11]市販の帝人アラミドペーパ
ーCP−200−130を準備した。この紙はメタ−ア
ラミド(ポリメタフェニルイソフタルアミド)と同じメ
タ−アラミドの短繊維からなる秤量約130g/m2
合成紙であり、密度が高く、表面が平滑である。
【0090】この紙を図5に示すように折り畳んでトレ
イ(A)とし、図中の端部(イ)を、同じメタ−アラミ
ドをN−メチル−2−ピロリドンに溶かした接着剤を用
いて接着した。
【0091】このトレイを用いて、市販のオーブンレン
ジで上限(約250℃)まで温度を上げて調理しても問
題は起きなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィブリッド/繊維の水性スラリーからトレイ
の概形を成形し、成形物の形状に対応した型を用いてプ
レスによりトレイを成形する製造方法の一例を示す工程
概略図。
【図2】水性スラリーから、抄紙機を用いて湿紙を抄き
上げ、次いでプレスによりトレイを成形する製造方法の
一例を示す工程概略図。
【図3】ウエブ又は紙状物を脱水しながら成形する、牡
型、金網及び多孔板よりなる、金型の例を示す簡略断面
図。
【図4】スラリー浴中に浸して使用する真空吸引型の抄
造金型の例を示す簡略断面図。
【図5】折り畳みと接着とにより作製したアラミド合成
紙トレイの一例を示す見取り図であって、上方は作製中
の状態を示し、下方は完成品を示す。
【図6】トレイの製造方法を示す三つのフローチャー
ト。
【符号の説明】
A トレイ イ トレイ作製時の接着部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 涌本 好士 山口県岩国市日の出町2番1号 帝人株式 会社岩国研究センター内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラミドフィブリッドからなるか、また
    はアラミドフィブリッド及び繊維からなることを特徴と
    するアラミドトレイ。
  2. 【請求項2】 透気度がガーレー法で20秒以上100,000
    秒以下で、体積固有抵抗が106Ω/cm3以上であることを特
    徴とする請求項1記載のアラミドトレイ。
  3. 【請求項3】 破断強度が1.0kg/15mm以上であることを
    特徴とする請求項1記載のアラミドトレイ。
  4. 【請求項4】 繊維がm-アラミド繊維であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のアラミドトレ
    イ。
  5. 【請求項5】 アラミドフィブリッド、またはアラミド
    フィブリッド及び繊維の水性スラリーからウエブまたは
    紙状物を形成し、次いでトレイを成形することを特徴と
    するアラミドトレイの製造方法。
  6. 【請求項6】 ウエブまたは紙状物を形成し、次いで水
    分を含んだ状態で、成形物に対応した型を使用して成形
    することを特徴とする請求項5記載のアラミドトレイの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 ウエブまたは紙状物が 100重量%以上10
    00重量%未満の水分を含む状態で成形することを特徴と
    する請求項6記載のアラミドトレイの製造方法。
  8. 【請求項8】 成形後熱圧することを特徴とする請求項
    5または6記載のアラミドトレイの製造方法。
  9. 【請求項9】 アラミドフィブリッド、またはアラミド
    フィブリッド及び繊維の水性スラリーからトレイの概形
    を成形することを特徴とするアラミドトレイの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 トレイの概形を成形後熱圧することを
    特徴とする請求項8記載のアラミドトレイの製造方法。
  11. 【請求項11】 ウエブまたは紙状物の水分を低下させ
    ながらプレス成形することを特徴とする請求項5〜10
    のいずれかに記載のアラミドトレイの製造方法。
  12. 【請求項12】 繊維がm-アラミド繊維であることを特
    徴とする請求項5または9記載のアラミドトレイの製造
    方法。
  13. 【請求項13】 200℃以上の金型を使用して成形す
    ることを特徴とする請求項5〜11のいずれかに記載の
    アラミドトレイの製造方法。
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