JPH0718466Y2 - 鋳造品の押し湯除去装置 - Google Patents
鋳造品の押し湯除去装置Info
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- JPH0718466Y2 JPH0718466Y2 JP14310589U JP14310589U JPH0718466Y2 JP H0718466 Y2 JPH0718466 Y2 JP H0718466Y2 JP 14310589 U JP14310589 U JP 14310589U JP 14310589 U JP14310589 U JP 14310589U JP H0718466 Y2 JPH0718466 Y2 JP H0718466Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、鋳造品に並列した状態で一体的に取り付け
られた複数の押し湯部分を除去するための押し湯除去装
置に関する。
られた複数の押し湯部分を除去するための押し湯除去装
置に関する。
[従来の技術] 一般に、押し湯を利用した鋳型から鋳造品を成形する場
合には、鋳型を取り除いた状態において、鋳造品には、
並列した状態で一体的に複数の押し湯部分(押し湯にお
いて溶湯が冷却・固化した部分)が取り付けられている
ことになる。このような押し湯部分は不要部分であり、
鋳造品から取り除かれなければならない。
合には、鋳型を取り除いた状態において、鋳造品には、
並列した状態で一体的に複数の押し湯部分(押し湯にお
いて溶湯が冷却・固化した部分)が取り付けられている
ことになる。このような押し湯部分は不要部分であり、
鋳造品から取り除かれなければならない。
ここで、鋳造品の余剰部分を取り除く技術としては、特
開昭62-254963号公報に示されるように、この余剰部分
を押圧ヘツドにより上方から押し下げて、折り曲げ切断
して、取り除くようにする技術が知られている。
開昭62-254963号公報に示されるように、この余剰部分
を押圧ヘツドにより上方から押し下げて、折り曲げ切断
して、取り除くようにする技術が知られている。
[考案が解決しようとする課題] ここで、各押し湯は、縦長の開口を介して、鋳造品を規
定するキヤビテイに連通しているので、各押し湯部分
も、縦長の連接部分を介して、鋳造品に一体的に接続さ
れていることにある。この為、このような縦長の連接部
分を介して鋳造品に一体的に接続された押し湯部分を、
従来技術に示すような押圧ヘツドにより上方から押し下
げて、折り曲げ切断しようとすると、この折り曲げ切断
時に、除去される連接部分が、鋳造品の肉を部分的にこ
そげ取る状態で、取り除かれることになる所の、所謂肉
食い込み状態が発生する虞が有る。このように肉食い込
み状態が発生した鋳造品は、不良品として廃棄されるこ
ととなり、問題である。
定するキヤビテイに連通しているので、各押し湯部分
も、縦長の連接部分を介して、鋳造品に一体的に接続さ
れていることにある。この為、このような縦長の連接部
分を介して鋳造品に一体的に接続された押し湯部分を、
従来技術に示すような押圧ヘツドにより上方から押し下
げて、折り曲げ切断しようとすると、この折り曲げ切断
時に、除去される連接部分が、鋳造品の肉を部分的にこ
そげ取る状態で、取り除かれることになる所の、所謂肉
食い込み状態が発生する虞が有る。このように肉食い込
み状態が発生した鋳造品は、不良品として廃棄されるこ
ととなり、問題である。
この考案は上述した課題に鑑みてなされたもので、この
考案の目的は、押し湯部分を除去するに際して、鋳造品
への肉食い込み状態が発生することなく、良好に押し湯
部分を除去することの出来る鋳造品の押し湯除去装置を
提供することである。
考案の目的は、押し湯部分を除去するに際して、鋳造品
への肉食い込み状態が発生することなく、良好に押し湯
部分を除去することの出来る鋳造品の押し湯除去装置を
提供することである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、本考案
は、鋳造品に対して略水平方向に延設されるとともに互
いに並列した状態で一体的に取り付けられた複数の押し
湯部分を除去するための押し湯除去装置において、鋳造
品を保持するクランプ機構と、該クランプ機構によりク
ランプされた前記鋳造品の前記押し湯部分の側面部位を
押圧し、かつ前記押し湯部分の延設方向に対して略直交
する線分から構成される面内において上方から下方に向
けて幅狭となるテーパ面を有する複数のくさび部材と、
該くさび部材の前記テーパ面を、夫々対応する前記押し
湯部分に上方から下方に係合移動させることにより、前
記押し湯部分を側方に折り曲げて除去する駆動手段とを
具備している。
は、鋳造品に対して略水平方向に延設されるとともに互
いに並列した状態で一体的に取り付けられた複数の押し
湯部分を除去するための押し湯除去装置において、鋳造
品を保持するクランプ機構と、該クランプ機構によりク
ランプされた前記鋳造品の前記押し湯部分の側面部位を
押圧し、かつ前記押し湯部分の延設方向に対して略直交
する線分から構成される面内において上方から下方に向
けて幅狭となるテーパ面を有する複数のくさび部材と、
該くさび部材の前記テーパ面を、夫々対応する前記押し
湯部分に上方から下方に係合移動させることにより、前
記押し湯部分を側方に折り曲げて除去する駆動手段とを
具備している。
また、好ましくは、前記各くさび部材は、前記クランプ
機構によりクランプされた鋳造品の互いに隣接する一対
の押し湯部分に夫々係合するテーパ面を両側に有し、こ
れら複数のくさび部材は、時間差を有して、対応する両
押し湯部分に対して係合移動するように、その突出量が
各々設定されている。
機構によりクランプされた鋳造品の互いに隣接する一対
の押し湯部分に夫々係合するテーパ面を両側に有し、こ
れら複数のくさび部材は、時間差を有して、対応する両
押し湯部分に対して係合移動するように、その突出量が
各々設定されている。
そして、好ましくは、前記各くさび部材は、前記クラン
プ機構によりクランプされた鋳造品の各押し湯部部分に
各々係合するテーパ面を一側に有し、これら複数のくさ
び部材は、対応する両押し湯部分に同時に係合移動する
ように、その突出量を同一に設定されている。
プ機構によりクランプされた鋳造品の各押し湯部部分に
各々係合するテーパ面を一側に有し、これら複数のくさ
び部材は、対応する両押し湯部分に同時に係合移動する
ように、その突出量を同一に設定されている。
[作用] 以上のように構成されるこの考案に係わる鋳造品の押し
湯除去装置においては、押し湯部分の除去に際して、先
ず、鋳造品がクランプ機構によりクランプされてその載
置位置を保持され、この後、複数のくさび部材が下降し
て、そのテーパ面を押し湯部分に係合させて、テーパ面
の傾斜に基づいて、押し湯部分を側方に折り曲げつつ、
下方にねじり曲げることになる。このようにして、押し
湯部分は、鋳造品から肉食い込み状態を発生することな
く、除去されることになる。
湯除去装置においては、押し湯部分の除去に際して、先
ず、鋳造品がクランプ機構によりクランプされてその載
置位置を保持され、この後、複数のくさび部材が下降し
て、そのテーパ面を押し湯部分に係合させて、テーパ面
の傾斜に基づいて、押し湯部分を側方に折り曲げつつ、
下方にねじり曲げることになる。このようにして、押し
湯部分は、鋳造品から肉食い込み状態を発生することな
く、除去されることになる。
[実施例] 以下に、この考案に係わる鋳造品の押し湯除去装置の一
実施例の構成を添付図面を参照して、詳細に説明する。
実施例の構成を添付図面を参照して、詳細に説明する。
この押し湯除去装置(以下、単にばらし機と呼ぶ。)10
は、第1図にその概略構成を示すように、図示しない土
台上に立設された基台12と、この基台12上に4本の支柱
14a〜14dを介して支持された天井部16とを備えている。
ここで、基台12上には、第2図に示すような被ばらし部
材としての、鋳造型から取り出された直後の鋳造品W
(基本的には、シリンダヘツドCHとこれに接続された不
要部分FBとから構成されている。)が載置される下型18
が取り付けられている。この下型18は、図示しない移動
機構により、紙面に直交する方向に沿つて移動自在に支
持されている。
は、第1図にその概略構成を示すように、図示しない土
台上に立設された基台12と、この基台12上に4本の支柱
14a〜14dを介して支持された天井部16とを備えている。
ここで、基台12上には、第2図に示すような被ばらし部
材としての、鋳造型から取り出された直後の鋳造品W
(基本的には、シリンダヘツドCHとこれに接続された不
要部分FBとから構成されている。)が載置される下型18
が取り付けられている。この下型18は、図示しない移動
機構により、紙面に直交する方向に沿つて移動自在に支
持されている。
一方、天井部16の下方には、昇降台20が上下動自在に取
り付けられている。この昇降台20は、これの両側に配設
された主駆動シリンダ機構22により上下駆動されるよう
に接続されている。また、天井部16上には、昇降台20を
高速で上昇させるための上昇シリンダ機構24が配設され
ている。
り付けられている。この昇降台20は、これの両側に配設
された主駆動シリンダ機構22により上下駆動されるよう
に接続されている。また、天井部16上には、昇降台20を
高速で上昇させるための上昇シリンダ機構24が配設され
ている。
ここで、昇降台20の下面には、この考案の特徴となる上
型26が取り付けられており、この上型26は、下型18上に
載置された鋳造品Wの不要部分FBに当接して、これを取
り除くことが出来るように構成されており、この構成の
詳細については後述する。尚、上述した主駆動シリンダ
機構22は、タクトタイム短縮のため、上型26が鋳造品W
に当接するまでは昇降台20を高速で下降させるための空
圧シリンダと、上型26が鋳造品Wに当接した後は、高い
駆動力で昇降台20を下降させるための油圧シリンダとを
備えている。
型26が取り付けられており、この上型26は、下型18上に
載置された鋳造品Wの不要部分FBに当接して、これを取
り除くことが出来るように構成されており、この構成の
詳細については後述する。尚、上述した主駆動シリンダ
機構22は、タクトタイム短縮のため、上型26が鋳造品W
に当接するまでは昇降台20を高速で下降させるための空
圧シリンダと、上型26が鋳造品Wに当接した後は、高い
駆動力で昇降台20を下降させるための油圧シリンダとを
備えている。
尚、この一実施例において被ばらし部材として対象とな
る鋳造品Wは、第2図に示すように、シリンダヘツドCH
と、このシリンダヘツドCHに一体的に接続された不要部
分FBとから構成されており、この一実施例においては、
鋳造品Wは、押し上げ方式の鋳造型(図示せず)から鋳
造されるよう設定されており、詳細は図示していない
が、シリンダヘツドCHを規定する製品キヤビテイと、こ
の製品キヤビテイに一側から溶湯を流し込むための一端
に湯口が形成された湯道と、製品キヤビテイの他側に、
堰を夫々介して複数の、この一実施例においては8個連
接された押し湯と、各押し湯から外方に向けて短い距離
だけ突出するように設定された連接キヤビテイと、全て
の連接キヤビテイを互いに接続するように、製品キヤビ
テイの他側に沿つて延出するように設定されたガス抜き
枝とを備えている。
る鋳造品Wは、第2図に示すように、シリンダヘツドCH
と、このシリンダヘツドCHに一体的に接続された不要部
分FBとから構成されており、この一実施例においては、
鋳造品Wは、押し上げ方式の鋳造型(図示せず)から鋳
造されるよう設定されており、詳細は図示していない
が、シリンダヘツドCHを規定する製品キヤビテイと、こ
の製品キヤビテイに一側から溶湯を流し込むための一端
に湯口が形成された湯道と、製品キヤビテイの他側に、
堰を夫々介して複数の、この一実施例においては8個連
接された押し湯と、各押し湯から外方に向けて短い距離
だけ突出するように設定された連接キヤビテイと、全て
の連接キヤビテイを互いに接続するように、製品キヤビ
テイの他側に沿つて延出するように設定されたガス抜き
枝とを備えている。
このように構成された鋳造型で鋳造される鋳造品Wにお
いては、この不要部分FBは、シリンダヘツドCHの一側に
おいて、湯口から湯道に渡り冷却・固化して溶湯から形
成された湯道部分FBaと、シリンダヘツドCHの他側にお
いて、堰に対応した接続部分FBb1〜FBb8を夫々介して互
いに並列に8個連接された押し湯部分FBc1〜FBc8と、各
押し湯部分FBc1〜FBc8の先端に各々外方に突出するよう
に形成され、連接キヤビテイに対応して形成されたた連
接部分FBd1〜FBd8と、各連接部分FBd1〜FBd8を互いに接
続するように、ガス抜き枝に対応して形成されたガス抜
き枝部分FBeとから構成されることになる。
いては、この不要部分FBは、シリンダヘツドCHの一側に
おいて、湯口から湯道に渡り冷却・固化して溶湯から形
成された湯道部分FBaと、シリンダヘツドCHの他側にお
いて、堰に対応した接続部分FBb1〜FBb8を夫々介して互
いに並列に8個連接された押し湯部分FBc1〜FBc8と、各
押し湯部分FBc1〜FBc8の先端に各々外方に突出するよう
に形成され、連接キヤビテイに対応して形成されたた連
接部分FBd1〜FBd8と、各連接部分FBd1〜FBd8を互いに接
続するように、ガス抜き枝に対応して形成されたガス抜
き枝部分FBeとから構成されることになる。
ここで、接続部分FBb1〜FBb8と、押し湯部分FBc1〜FBc8
と、連接部分FBd1〜FBd8とは、広義の意味での押し湯部
分を構成している。即ち、広義の意味での押し湯部分を
不要部分としてシリンダヘツドCHから取り除くために
は、狭義の意味での押し湯部分FBc1〜FBc8と、連接部分
FBd1〜FBd8との何れか一方に当接して、これを折曲し
て、対応する接続部分FBb1〜FBb8で折り曲げて、ここで
切り離すようにするものであり、この一実施例において
は、許容された間隔に鑑み、広義の意味での押し湯部分
を取り除くために、連接部分FBd1〜FBd8に上型26が当接
するように設定されている。
と、連接部分FBd1〜FBd8とは、広義の意味での押し湯部
分を構成している。即ち、広義の意味での押し湯部分を
不要部分としてシリンダヘツドCHから取り除くために
は、狭義の意味での押し湯部分FBc1〜FBc8と、連接部分
FBd1〜FBd8との何れか一方に当接して、これを折曲し
て、対応する接続部分FBb1〜FBb8で折り曲げて、ここで
切り離すようにするものであり、この一実施例において
は、許容された間隔に鑑み、広義の意味での押し湯部分
を取り除くために、連接部分FBd1〜FBd8に上型26が当接
するように設定されている。
尚、上述した堰に対応する各接続部分FBb1〜FBb8は、従
来と同様に、縦長の断面形状を有するように形成されて
いる。また、各連接部分FBd1〜FBd8は、接続部分FBb1〜
FBb8と比較して、その断面積を小さく設定されると共
に、その断面形状を横長の断面形状(少なくとも、正方
形状)に設定されている。
来と同様に、縦長の断面形状を有するように形成されて
いる。また、各連接部分FBd1〜FBd8は、接続部分FBb1〜
FBb8と比較して、その断面積を小さく設定されると共
に、その断面形状を横長の断面形状(少なくとも、正方
形状)に設定されている。
ここで、上述したように、上型26は、この不要部分FBを
シリンダヘツドCHから切断して取り除くことが出来るよ
うに構成されている。詳細には、第3図に示すように、
この上型26は、直方体状の上型本体28を備えている。こ
の上型本体28の一側(シリンダヘツドCHの一側に対応し
ており、図中向う側)には、図示していないが、これの
下面において下方に突出し、上述した不要部分FBの中の
湯道部分FBaのシリンダヘツドCHへの接合部分に上方か
ら当接するように形成された第1の当接部が形成されて
いる。
シリンダヘツドCHから切断して取り除くことが出来るよ
うに構成されている。詳細には、第3図に示すように、
この上型26は、直方体状の上型本体28を備えている。こ
の上型本体28の一側(シリンダヘツドCHの一側に対応し
ており、図中向う側)には、図示していないが、これの
下面において下方に突出し、上述した不要部分FBの中の
湯道部分FBaのシリンダヘツドCHへの接合部分に上方か
ら当接するように形成された第1の当接部が形成されて
いる。
一方、この上型本体28の他側には、図示するように、8
個の連接部分FBd1〜FBd8の中で、互いに隣接する各対の
連接部分FBd1〜FBd8に夫々当接するように設定された、
くさび部材としての4つの第2の当接部30a〜30dが、下
方に向けて突出した状態で一体的に形成されている。こ
こで、第2の当接部30a〜30dは、各々、連接部分FBd1〜
FBd8の連接長さ(即ち、突出長さ)よりも薄く設定さ
れ、両側面をテーパ面としたくさび形状に形成されてい
る。
個の連接部分FBd1〜FBd8の中で、互いに隣接する各対の
連接部分FBd1〜FBd8に夫々当接するように設定された、
くさび部材としての4つの第2の当接部30a〜30dが、下
方に向けて突出した状態で一体的に形成されている。こ
こで、第2の当接部30a〜30dは、各々、連接部分FBd1〜
FBd8の連接長さ(即ち、突出長さ)よりも薄く設定さ
れ、両側面をテーパ面としたくさび形状に形成されてい
る。
詳細には、左端の第2の当接部30aは、第1及び第2の
連接部分FBd1,FBd2の間に挿入され、その左側のテーパ
面において、第1の連接部分FBd1の右側上端縁に上方か
ら当接し、その右側のテーパ面において、第2の連接部
分FBd1の左側上端縁に上方から当接するように設定され
ている。また、左から2番目の第2の当接部30bは、第
3及び第4の連接部分FBd3,FBd4の間に挿入され、その
左側のテーパ面において、第3の連接部分FBd3の右側上
端縁に上方から当接し、その右側のテーパ面において、
第4の連接部分FBd4の左側上端縁に上方から当接するよ
うに設定されている。
連接部分FBd1,FBd2の間に挿入され、その左側のテーパ
面において、第1の連接部分FBd1の右側上端縁に上方か
ら当接し、その右側のテーパ面において、第2の連接部
分FBd1の左側上端縁に上方から当接するように設定され
ている。また、左から2番目の第2の当接部30bは、第
3及び第4の連接部分FBd3,FBd4の間に挿入され、その
左側のテーパ面において、第3の連接部分FBd3の右側上
端縁に上方から当接し、その右側のテーパ面において、
第4の連接部分FBd4の左側上端縁に上方から当接するよ
うに設定されている。
また、右から2番目の第2の当接部30cは、第5及び第
6の連接部分FBd5,FBd6の間に挿入され、その左側のテ
ーパ面において、第5の連接部分FBd5の右側上端縁に上
方から当接し、その右側のテーパ面において、第6の連
接部分FBd6の左側上端縁に上方から当接するように設定
されている。また、右端の第2の当接部30dは、第7及
び第8の連接部分FBd7,FBd8の間に挿入され、その左側
のテーパ面において、第7の連接部分FBd7の右側上端縁
に上方から当接し、その右側のテーパ面において、第8
の連接部分FBd8の左側上端縁に上方から当接するように
設定されている。
6の連接部分FBd5,FBd6の間に挿入され、その左側のテ
ーパ面において、第5の連接部分FBd5の右側上端縁に上
方から当接し、その右側のテーパ面において、第6の連
接部分FBd6の左側上端縁に上方から当接するように設定
されている。また、右端の第2の当接部30dは、第7及
び第8の連接部分FBd7,FBd8の間に挿入され、その左側
のテーパ面において、第7の連接部分FBd7の右側上端縁
に上方から当接し、その右側のテーパ面において、第8
の連接部分FBd8の左側上端縁に上方から当接するように
設定されている。
ここで、これら4つの第2の当接部30a〜30dは、時間差
を有して、対応する互いに隣接する連接部分FBd1〜FBd8
に係合するように設定されている。詳細には、左端の第
2の当接部30aと、これから1つ置いた所の、右から2
番目の第2の当接部30cとは、所定の第1の突出量だけ
下方に突出するように設定され、左から2番目の第2の
当接部30bと、これから1つ置いた所の、右把持の第2
の当接部30dとは、上述した第1の突出量よりも少なく
設定された第2の突出量だけ下方に突出するように設定
されている。この結果、昇降台20の下降に伴ない、先
ず、左端及び右から2番目の第2の当接部30a,30cが同
時に、第1及び第2と、第5及び第6との連接部分FB
d1,FBd2,FBd5,FBd6とに当接し、その後、更に、昇降台2
0が下降することにより、所定時間遅れた状態で、左か
ら2番目及び右端の第2の当接部30b,30dが同時に、第
2及び第3と、第7及び第8との連接部分FBd3,FBd4,FB
d7,FBd8とに当接することになる。
を有して、対応する互いに隣接する連接部分FBd1〜FBd8
に係合するように設定されている。詳細には、左端の第
2の当接部30aと、これから1つ置いた所の、右から2
番目の第2の当接部30cとは、所定の第1の突出量だけ
下方に突出するように設定され、左から2番目の第2の
当接部30bと、これから1つ置いた所の、右把持の第2
の当接部30dとは、上述した第1の突出量よりも少なく
設定された第2の突出量だけ下方に突出するように設定
されている。この結果、昇降台20の下降に伴ない、先
ず、左端及び右から2番目の第2の当接部30a,30cが同
時に、第1及び第2と、第5及び第6との連接部分FB
d1,FBd2,FBd5,FBd6とに当接し、その後、更に、昇降台2
0が下降することにより、所定時間遅れた状態で、左か
ら2番目及び右端の第2の当接部30b,30dが同時に、第
2及び第3と、第7及び第8との連接部分FBd3,FBd4,FB
d7,FBd8とに当接することになる。
一方、これら第2の当接部30a〜30dの外側面には、上述
したガス抜き枝部分FBeに同時に当接して、先ず、これ
を連接部分FBd1〜FBd8から折り曲げて切断せしめるため
の第3の当接部32a〜32dが夫々一体的に取り付けられて
いる。ここで、これら第3の当接部32a〜32dは、第3図
から明らかなように、夫々、同一高さまで延出するよう
に設定されると共に、この高さは、4つの第2の当接部
30a〜30dの中で最も下方に突出した左端及び右から2番
目の第2の当接部30a,30cの突出高さと同一となるよう
に設定されている。
したガス抜き枝部分FBeに同時に当接して、先ず、これ
を連接部分FBd1〜FBd8から折り曲げて切断せしめるため
の第3の当接部32a〜32dが夫々一体的に取り付けられて
いる。ここで、これら第3の当接部32a〜32dは、第3図
から明らかなように、夫々、同一高さまで延出するよう
に設定されると共に、この高さは、4つの第2の当接部
30a〜30dの中で最も下方に突出した左端及び右から2番
目の第2の当接部30a,30cの突出高さと同一となるよう
に設定されている。
以上のように構成された、この一実施例におけるばらし
機10において、以下に、そのばらし動作を説明する。
機10において、以下に、そのばらし動作を説明する。
図示しない搬送機構を介して下型18上に鋳造品Wが搬送
されてきて、所定の位置に位置決めされると、ばらし動
作が開始される。尚、この所定位置は、下降される上型
26の第1の当接部(図示せず)が湯道部分FBaに、4つ
の第2の当接部30a〜30dが広義の意味での押し湯部分、
即ち、狭義の意味での連接部分FBd1〜FBd8に、また、第
3の当接部32a〜32dがガス抜き枝部分FBeに、夫々上方
から当接し得る位置になるよう設定されている。
されてきて、所定の位置に位置決めされると、ばらし動
作が開始される。尚、この所定位置は、下降される上型
26の第1の当接部(図示せず)が湯道部分FBaに、4つ
の第2の当接部30a〜30dが広義の意味での押し湯部分、
即ち、狭義の意味での連接部分FBd1〜FBd8に、また、第
3の当接部32a〜32dがガス抜き枝部分FBeに、夫々上方
から当接し得る位置になるよう設定されている。
そして、上述したように、ばらし動作が起動されると、
主駆動シリンダ機構22の空圧シリンダが作動して、昇降
台20をこれに取り付けられた上型26が鋳造品Wに当接す
るまで高速で下降させる。この後、上型26が鋳造品Wに
当接すると、今度は主駆動シリンダ機構22の油圧シリン
ダが作動して、昇降台22を強い押し下げ力で下降させ
る。この昇降台22の強い押し下げ力での下降に応じて、
先ず、第1の当接部が湯道部分FBaに上方から当接し、
これを下方に折り曲げて切断し、シリンダヘツドCHから
取り除く(除去)する。
主駆動シリンダ機構22の空圧シリンダが作動して、昇降
台20をこれに取り付けられた上型26が鋳造品Wに当接す
るまで高速で下降させる。この後、上型26が鋳造品Wに
当接すると、今度は主駆動シリンダ機構22の油圧シリン
ダが作動して、昇降台22を強い押し下げ力で下降させ
る。この昇降台22の強い押し下げ力での下降に応じて、
先ず、第1の当接部が湯道部分FBaに上方から当接し、
これを下方に折り曲げて切断し、シリンダヘツドCHから
取り除く(除去)する。
一方、この第1の当接部の湯道部分FBaへの当接と実質
的に同時に、第4図に示すように、第3の当接部32a〜3
2dがガス抜き枝部分FBeに上方から当接して、これを下
方に折り曲げて切断し、8個の連接部分FBd1〜FBd8から
取り除く(除去)する。このようにガス抜き枝部分FBe
が除去されることにより、広義の意味での押し湯部分は
左右に折り曲げ可能な状態となる。
的に同時に、第4図に示すように、第3の当接部32a〜3
2dがガス抜き枝部分FBeに上方から当接して、これを下
方に折り曲げて切断し、8個の連接部分FBd1〜FBd8から
取り除く(除去)する。このようにガス抜き枝部分FBe
が除去されることにより、広義の意味での押し湯部分は
左右に折り曲げ可能な状態となる。
この後、更に昇降台20が下降すると、4つの第2の当接
部30a〜30dの中で、最も下方まで突出している左端及び
右から2番目の第2の当接部30a,30cの両テーパ面が、
夫々対応する第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と第5
及び第6の連接部分FBd5,FBd6に上方から当接すること
になる。この結果、第1及び第5の連接部分FBd1,FBd5
は、共に図中左方に向けて折り曲がりつつ、下方に向け
て押し付けられることになる。一方、第2及び第6の連
接部分FBd2,FBd6は、共に図中右方に向けて折れ曲がり
つつ、下方に向けて押し付けられることになる。このよ
うにして、第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と第5及
び第6の連接部分FBd5,FBd6の折れ曲りに応じて、対応
する接続部分FBb1,FBb2,FBb5,FBb6は、シリンダヘツドC
Hから切断して、広義の意味での押し湯部分は、シリン
ダヘツドCHから切断され、取り除かれることになる。
部30a〜30dの中で、最も下方まで突出している左端及び
右から2番目の第2の当接部30a,30cの両テーパ面が、
夫々対応する第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と第5
及び第6の連接部分FBd5,FBd6に上方から当接すること
になる。この結果、第1及び第5の連接部分FBd1,FBd5
は、共に図中左方に向けて折り曲がりつつ、下方に向け
て押し付けられることになる。一方、第2及び第6の連
接部分FBd2,FBd6は、共に図中右方に向けて折れ曲がり
つつ、下方に向けて押し付けられることになる。このよ
うにして、第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と第5及
び第6の連接部分FBd5,FBd6の折れ曲りに応じて、対応
する接続部分FBb1,FBb2,FBb5,FBb6は、シリンダヘツドC
Hから切断して、広義の意味での押し湯部分は、シリン
ダヘツドCHから切断され、取り除かれることになる。
この後、更に昇降台20が下降することにより、4つの第
2の当接部30a〜30dの中で、最も上方位置で終端してい
る左から2番目及び右端の第2の当接部30b,30dの両テ
ーパ面が、夫々対応する第3及び第4の連接部分FBd3,F
Bd4、第7及び第8の連接部分FBd7,FBd8に上方から当接
することになる。この結果、第3及び第7の連接部分FB
d3,FBd7は、共に図中左方に向けて折れ曲がりつつ、下
方に向けて押し付けられることになる。
2の当接部30a〜30dの中で、最も上方位置で終端してい
る左から2番目及び右端の第2の当接部30b,30dの両テ
ーパ面が、夫々対応する第3及び第4の連接部分FBd3,F
Bd4、第7及び第8の連接部分FBd7,FBd8に上方から当接
することになる。この結果、第3及び第7の連接部分FB
d3,FBd7は、共に図中左方に向けて折れ曲がりつつ、下
方に向けて押し付けられることになる。
一方、第4及び第8の連接部分FBd4,FBd8は、共に図中
右方に向けて折れ曲がりつつ、下方に向けて押し付けら
れることになる。このようにして、第3及び第4の連接
部分FBd3,FBd4と第7及び第8の連接部分FBd7,FBd8の折
れ曲りに応じて、対応する接続部分FBb3,FBb4,FBb7,FBb
8は、シリンダヘツドCHから切断して、広義の意味での
押し湯部分は、シリンダヘツドCHから切断され、取り除
かれることになる。
右方に向けて折れ曲がりつつ、下方に向けて押し付けら
れることになる。このようにして、第3及び第4の連接
部分FBd3,FBd4と第7及び第8の連接部分FBd7,FBd8の折
れ曲りに応じて、対応する接続部分FBb3,FBb4,FBb7,FBb
8は、シリンダヘツドCHから切断して、広義の意味での
押し湯部分は、シリンダヘツドCHから切断され、取り除
かれることになる。
このように、この一実施例においては、全ての連接部分
FBd1〜FBd8を下方に折り曲げるのではなく、側方に折り
曲げてているので、シリンダヘツドCHからの切断時にお
いて、切断面に肉食い状態が発生しないことになる。
FBd1〜FBd8を下方に折り曲げるのではなく、側方に折り
曲げてているので、シリンダヘツドCHからの切断時にお
いて、切断面に肉食い状態が発生しないことになる。
ここで、全ての連接部分FBd1〜FBd8が同時に側方に折り
曲げられると、例えば、第2の連接部分FBd2は図中右方
に折り曲げられ、これの右側に隣接する第3の連接部分
FBd3は図中左方に折り曲げられることになるので、互い
に当接して、充分な折り曲げ角度が得られず、結局、切
断するに至らない状態となる虞がある。
曲げられると、例えば、第2の連接部分FBd2は図中右方
に折り曲げられ、これの右側に隣接する第3の連接部分
FBd3は図中左方に折り曲げられることになるので、互い
に当接して、充分な折り曲げ角度が得られず、結局、切
断するに至らない状態となる虞がある。
しかしながら、この一実施例においては、上述したよう
に、4つの第2の当接部30a〜30dの中で、1つ置きの第
2の当接部30a,30cを第1の群として規定し、他方で、
1つ置きの第2の当接部30b,30dを第2の群として規定
している。そして、第1の群の第2の当接部30a,30cを
先ず、対応する第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と第
5及び第6の連接部分FBd5,FBd6とに夫々当接させ、こ
れらに対応する接続部分FBb1,FBb2,FBb5,FBb6を充分な
折り曲げ角度で、側方に折り曲げるようにしてる。この
ようにして、第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と第5
及び第6の連接部分FBd5,FBd6に対応する広義の意味で
の押し湯部分は確実にシリンダヘツドCHから除去される
ことになる。
に、4つの第2の当接部30a〜30dの中で、1つ置きの第
2の当接部30a,30cを第1の群として規定し、他方で、
1つ置きの第2の当接部30b,30dを第2の群として規定
している。そして、第1の群の第2の当接部30a,30cを
先ず、対応する第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と第
5及び第6の連接部分FBd5,FBd6とに夫々当接させ、こ
れらに対応する接続部分FBb1,FBb2,FBb5,FBb6を充分な
折り曲げ角度で、側方に折り曲げるようにしてる。この
ようにして、第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と第5
及び第6の連接部分FBd5,FBd6に対応する広義の意味で
の押し湯部分は確実にシリンダヘツドCHから除去される
ことになる。
また、このように第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と
第5及び第6の連接部分FBd5,FBd6に対応する広義の意
味での押し湯部分が除去された後において、第2の群の
第2の当接部30b,30dを、対応する第3及び第4の連接
部分FBd3,FBd4と第7及び第8の連接部分FBd7,FBd8に夫
々当接させ、これらに対応する接続部分FBb3,FBb4,FB
b7,FBb8を側方に折り曲げるようにしている。ここで、
上述したように、第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と
第5及び第6の連接部分FBd5,FBd6に対応する広義の意
味での押し湯部分は既に除去されているので、第3及び
第4の連接部分FBd3,FBd4と第7及び第8の連接部分FBd
7,FBd8は充分な折り曲げ角度で、側方に折り曲げられる
ことになる。このようにして、第3及び第4の連接部分
FBd3,FBd4と第7及び第8の連接部分FBd7,FBd8に対応す
る広義の意味での押し湯部分は確実にシリンダヘツドCH
から除去されることになる。
第5及び第6の連接部分FBd5,FBd6に対応する広義の意
味での押し湯部分が除去された後において、第2の群の
第2の当接部30b,30dを、対応する第3及び第4の連接
部分FBd3,FBd4と第7及び第8の連接部分FBd7,FBd8に夫
々当接させ、これらに対応する接続部分FBb3,FBb4,FB
b7,FBb8を側方に折り曲げるようにしている。ここで、
上述したように、第1及び第2の連接部分FBd1,FBd2と
第5及び第6の連接部分FBd5,FBd6に対応する広義の意
味での押し湯部分は既に除去されているので、第3及び
第4の連接部分FBd3,FBd4と第7及び第8の連接部分FBd
7,FBd8は充分な折り曲げ角度で、側方に折り曲げられる
ことになる。このようにして、第3及び第4の連接部分
FBd3,FBd4と第7及び第8の連接部分FBd7,FBd8に対応す
る広義の意味での押し湯部分は確実にシリンダヘツドCH
から除去されることになる。
このように、この一実施例のばらし機10によれば、シリ
ンダヘツドCHに接続された接続部分FBb1〜FBb8を側方に
折り曲げるようにしてシリンダヘツドCHから切断される
ようにしているので、切断面に肉食い状態を発生させる
ことなく、良好な切断状態で切断されることとなり、肉
食いによる不良品の発生が確実に防止されることにな
る。
ンダヘツドCHに接続された接続部分FBb1〜FBb8を側方に
折り曲げるようにしてシリンダヘツドCHから切断される
ようにしているので、切断面に肉食い状態を発生させる
ことなく、良好な切断状態で切断されることとなり、肉
食いによる不良品の発生が確実に防止されることにな
る。
また、この一実施例によれば、テーパ面を上方から対応
する連接部分に当接するよう設定しているので、例え
ば、被ばらし部材として、大きさの異なるシリンダヘツ
ドを規定する鋳造品が載置されたとしても、このばらし
機10において、上型26を取り換えなくても、現在装着さ
れている上型26を用いてばらし動作を実行させることが
出来ることになる。即ち、このように大きさの異なるシ
リンダヘツドを規定する鋳造品においては、連接部分FB
d1〜FBd8の配設位置、換言すれば、連接部分FBd1〜FBd8
の配設距離が異なることになるが、例え、このように連
接部分FBd1〜FBd8の配設距離が異なる場合においても、
これらにテーパ面が当接するタイミングが単に変わるの
みで、ばらし動作は、上述したと同様にして確実に実行
されることになる。
する連接部分に当接するよう設定しているので、例え
ば、被ばらし部材として、大きさの異なるシリンダヘツ
ドを規定する鋳造品が載置されたとしても、このばらし
機10において、上型26を取り換えなくても、現在装着さ
れている上型26を用いてばらし動作を実行させることが
出来ることになる。即ち、このように大きさの異なるシ
リンダヘツドを規定する鋳造品においては、連接部分FB
d1〜FBd8の配設位置、換言すれば、連接部分FBd1〜FBd8
の配設距離が異なることになるが、例え、このように連
接部分FBd1〜FBd8の配設距離が異なる場合においても、
これらにテーパ面が当接するタイミングが単に変わるの
みで、ばらし動作は、上述したと同様にして確実に実行
されることになる。
この考案は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
なく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、1つの第2の当
接部(例えば、左端の第2の当接部30a)により、同時
に2つの連接部分(例えば、第1及び第2の連接部分FB
d1,FBd2)に当接するように、両側にテーパ面を有する
ように説明したが、この考案は、このような構成に限定
されることなく、第2の当接部を連接部分に夫々対応し
て1つづつ設けるように配設しても良い。このように構
成することにより、各第2の当接部のテーパ面は同一方
向に傾斜させることが可能となり、この結果、全ての連
接部分の折り曲げ方向は、同一向きの側方とすることが
可能となる。従つて、上述した一実施例のように、第2
の当接部を時間差を有して連接部分に当接させる必要は
無くなり、同時に当接せる構成を採用することが出来る
ことになる。
接部(例えば、左端の第2の当接部30a)により、同時
に2つの連接部分(例えば、第1及び第2の連接部分FB
d1,FBd2)に当接するように、両側にテーパ面を有する
ように説明したが、この考案は、このような構成に限定
されることなく、第2の当接部を連接部分に夫々対応し
て1つづつ設けるように配設しても良い。このように構
成することにより、各第2の当接部のテーパ面は同一方
向に傾斜させることが可能となり、この結果、全ての連
接部分の折り曲げ方向は、同一向きの側方とすることが
可能となる。従つて、上述した一実施例のように、第2
の当接部を時間差を有して連接部分に当接させる必要は
無くなり、同時に当接せる構成を採用することが出来る
ことになる。
[考案の効果] 以上説明のように本考案によれば、押し湯部分を除去す
るに際して、鋳造品への肉食い込み状態が発生すること
なく、良好に押し湯部分を除去することの出来る鋳造品
の押し湯除去装置が提供されることになる。
るに際して、鋳造品への肉食い込み状態が発生すること
なく、良好に押し湯部分を除去することの出来る鋳造品
の押し湯除去装置が提供されることになる。
第1図はこの考案に係わる鋳造品の押し湯除去装置の一
実施例の構成を概略的に示す正面図; 第2図は第1図に示す押し湯除去装置により押し湯部分
を取り除かれる鋳造品の形状を示す斜視図; 第3図は押し湯除去装置に採用される上型の構成を示す
正面図;そして、 第4図は上型が鋳造品に上方から当接する状態を示す斜
視図である。 図中、CH……シリンダヘツド、FB……不要部分、FBa…
…湯道部分、FBb……接続部分、FBc……押し湯部分、FB
d……連接部分、FBe……ガス抜き枝部分、W……鋳造
品、10……押し湯除去装置(ばらし機)、12……基台、
14a〜14d……支柱、16……天井部、18……下型、20……
昇降台、22……主駆動シリンダ機構、24……上昇シリン
ダ機構、26……上型、28……上型本体、30a〜30d……第
2の当接部、32a〜32d……第3の当接部である。
実施例の構成を概略的に示す正面図; 第2図は第1図に示す押し湯除去装置により押し湯部分
を取り除かれる鋳造品の形状を示す斜視図; 第3図は押し湯除去装置に採用される上型の構成を示す
正面図;そして、 第4図は上型が鋳造品に上方から当接する状態を示す斜
視図である。 図中、CH……シリンダヘツド、FB……不要部分、FBa…
…湯道部分、FBb……接続部分、FBc……押し湯部分、FB
d……連接部分、FBe……ガス抜き枝部分、W……鋳造
品、10……押し湯除去装置(ばらし機)、12……基台、
14a〜14d……支柱、16……天井部、18……下型、20……
昇降台、22……主駆動シリンダ機構、24……上昇シリン
ダ機構、26……上型、28……上型本体、30a〜30d……第
2の当接部、32a〜32d……第3の当接部である。
Claims (3)
- 【請求項1】鋳造品に対して略水平方向に延設されると
ともに互いに並列した状態で一体的に取り付けられた複
数の押し湯部分を除去するための押し湯除去装置におい
て、 鋳造品を保持するクランプ機構と、 該クランプ機構によりクランプされた前記鋳造品の前記
押し湯部分の側面部位を押圧し、かつ前記押し湯部分の
延設方向に対して略直交する線分から構成される面内に
おいて上方から下方に向けて幅狭となるテーパ面を有す
る複数のくさび部材と、 該くさび部材の前記テーパ面を、夫々対応する前記押し
湯部分に上方から下方に係合移動させることにより、前
記押し湯部分を側方に折り曲げて除去する駆動手段とを
具備する事を特徴とする鋳造品の押し湯除去装置。 - 【請求項2】前記各くさび部材は、前記クランプ機構に
よりクランプされた鋳造品の互いに隣接する一対の押し
湯部分に夫々係合するテーパ面を両側に有し、 これら複数のくさび部材は、時間差を有して、対応する
両押し湯部分に対して係合移動するように、その突出量
が各々設定されている事を特徴とする請求項第1項に記
載の鋳造品の押し湯除去装置。 - 【請求項3】前記各くさび部材は、前記クランプ機構に
よりクランプされた鋳造品の各押し湯部部分に各々係合
するテーパ面を一側に有し、 これら複数のくさび部材は、対応する両押し湯部分に同
時に係合移動するように、その突出量を同一に設定され
ている事を特徴とする請求項第1項に記載の鋳造品の押
し湯除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14310589U JPH0718466Y2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 鋳造品の押し湯除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14310589U JPH0718466Y2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 鋳造品の押し湯除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381256U JPH0381256U (ja) | 1991-08-20 |
JPH0718466Y2 true JPH0718466Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=31689905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14310589U Expired - Fee Related JPH0718466Y2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 鋳造品の押し湯除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718466Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110216241B (zh) * | 2019-06-04 | 2024-03-19 | 雒应学 | 一种高效金型铸造模具 |
-
1989
- 1989-12-13 JP JP14310589U patent/JPH0718466Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381256U (ja) | 1991-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |