JPH07184421A - 移植機のトレイ縦送り装置 - Google Patents

移植機のトレイ縦送り装置

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Publication number
JPH07184421A
JPH07184421A JP33450493A JP33450493A JPH07184421A JP H07184421 A JPH07184421 A JP H07184421A JP 33450493 A JP33450493 A JP 33450493A JP 33450493 A JP33450493 A JP 33450493A JP H07184421 A JPH07184421 A JP H07184421A
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JP
Japan
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seedling
tray
pot
vertical
absence
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Application number
JP33450493A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kanezaki
雅弘 兼崎
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 苗トレイの有無を、ポット苗収容部の配列ピ
ッチが異なる種類に拘らず、高精度に検出でき、苗継ぎ
忘れによる不具合を解消する。 【構成】 苗載台29に苗トレイ22を押し付けるトレ
イ押え71,72,73を設けると共に、苗載台29に
おけるトレイ受止面29aの幅方向一側に、苗トレイ2
2の幅方向最外側に位置するポット苗収容部の底部に接
触してトレイ有無を検出するトレイ有無検出センサ74
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移植機のトレイ縦送り装
置、詳しくは多数のポット苗収容部をもつ苗トレイを、
苗取出し側に搬送する移植機のトレイ縦送り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、主として野菜苗を圃場に移植する
移植機において、前記野菜苗を収容した苗トレイを苗取
出し側に搬送するトレイ縦送り装置は、特開平4−17
3005号公報に示されているように、所定間隔を置い
て対向状に配設される駆動チェン間に複数の主としてピ
ンから成る搬送部材を架設し、これら搬送部材により、
前記苗トレイのポット収容部(セル部)を引っ掛けて前
記トレイを1ピッチ毎、苗取出し側に強制搬送するよう
にしたものが提案されている。そして、苗取出し部での
苗取出しの進行で苗トレイにおけるポット苗収容部から
の苗取出しが終了する前に次の苗トレイを前記トレイ縦
送り装置に補充し、欠株が生じないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、トレイ縦送り装
置への苗トレイの補充は、この縦送り装置での苗トレイ
の苗取り進行状態を視覚により確認した上、補充時期を
見計らって苗継ぎを行っているのであり、このため、苗
取り進行状態を見誤ったり、苗取出し終了が補植等によ
り作業者の視界に入らなかったりした場合、苗継ぎが遅
れて欠株が生じてしまう不具合があったし、また、苗継
ぎタイミングがずれた場合、トレイ位置修正をしなけれ
ばならない不具合があった。
【0004】本発明の目的は、苗トレイの有無を、ポッ
ト苗収容部の配列ピッチが異なる苗トレイの種類に拘ら
ず、高精度に検出して、苗継ぎ忘れによる不具合を有効
に解消しようとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するため縦送り駆動体49と縦送り従動体50及びこ
れら駆動体49と従動体50との間に掛設され、多数の
ポット苗収容部22aをもつ苗トレイ22の前記ポット
苗収容部22a間に介入して前記苗トレイ22を強制搬
送する搬送部材をもつ搬送帯51とを備え、苗載台29
に受止められる前記苗トレイ22を、苗取出し側に該苗
トレイ22における前記ポット苗収容部22aの縦方向
1ピッチ毎縦送りするトレイ縦送り装置において、前記
苗トレイ22を前記苗載台29のとレイ受止面側に押し
付けるトレイ押えを設けると共に、前記苗載台29にお
けるトレイ受止面29aの幅方向一側に、前記苗トレイ
22における幅方向最外側に位置するポット苗収容部2
2aの底部に接触してトレイ有無を検出するトレイ有無
検出センサ74を設けたのである。
【0006】
【作用】前記トレイ押えにより苗トレイ22を苗載台2
9のトレイ受止面29aに押し付けた状態で、前記トレ
イ受止面29aの幅方向一側に設ける前記トレイ有無検
出センサ74によりトレイ有無を検出するようにしたか
ら、前記苗トレイ22が浮上がって誤検出したりするこ
となく、該トレイ22の有無を高精度に検出できるし、
また、前記検出センサ74は、前記苗トレイ22におけ
る幅方向最外側に位置するポット苗収容部22aの底部
に接触してトレイ有無を検出するようにしたから、前記
ポット苗収容部22aの配列ピッチが異なる場合でも、
前記苗トレイ22の有無を検出できるのであって、前記
検出センサ74による苗トレイ22の不存在検出によ
り、作業者に苗継ぎタイミングを確実に知らせることが
でき、苗継ぎ忘れによる従来の不具合を有効に解消でき
るのである。
【0007】
【実施例】図4,5に示したものは、本発明トレイ付搬
送装置を備えた移植機の一例であって、走行機体1の前
部にエンジン2と該エンジン2に伝動ベルト3aを介し
て連動する発電機3とを搭載し、後部に移植装置4を支
持すると共に、ミッションケ−ス5の車幅方向両側から
後方下方に延び、上下揺動可能に支持した一対の伝動ケ
ース6にそれぞれ左右駆動輪7を支持し、また、前記走
行機体1の前部には、前記伝動ケース6の揺動に応動し
て上下に揺動する揺動アーム8を介して一対の前輪9を
支持すると共に畝Aの側面に沿って転動する一対のガイ
ド輪10を設けたものである。
【0008】前記走行機体1は、前フレーム11とこの
前フレーム11の後部に固定する前記ミッションケ−ス
5と、このミッションケ−ス5の後部に固定する中間フ
レーム12及びこの中間フレ−ム12の後部に固定する
後フレーム13とから構成し、この後フレーム13に前
記移植装置4を設けるのであり、また、前記ミッション
ケ−スケース5の後部に、移植伝動ケース14を介して
後記する苗植付装置を設けている。尚、図4,5におい
て、15は前記移植装置4の下方に設けるケージ輪、1
6は前記後フレ−ム13の後部に取付ける操向ハンドル
であり、17は主変速レバ−18や株間変速レバ−19
を支持する操作盤である。また、20は植付深さ調節レ
バ−、21は左右サイドクラッチレバ−である。
【0009】また、前記移植装置4は、前記移植伝動ケ
ース14からの動力を受け、縦横に多数のポット苗収容
部22aを配列した苗トレイ22の前記ポット苗収容部
22aから1つのポット苗を取出す苗取出爪23と、こ
の苗取出爪23から落下するポット苗を受取って畝Aに
移植する開閉可能な移植爪24とをもつ苗植付装置25
及び、前記苗トレイ11を保持し、前記苗植付装置25
に前記苗トレイ11を供給する苗供給装置26、並びに
前記畝Aに敷設するマルチフィルムに植付孔を穿孔する
作孔体27をもつ作孔装置28とにより構成している。
【0010】前記苗供給装置26は、図5に示したよう
に、前記苗トレイ22を載置する苗載台29をもった苗
台支持フレ−ム30を左右往復移動させるフレ−ム横送
り装置31と、前記苗台支持フレ−ム30の左右移動終
端位置で、前記苗トレイ22を、該苗トレイ22の縦方
向1ピッチごと縦送りするトレイ縦送り装置32とから
構成されている。
【0011】そして、前記フレ−ム横送り装置31の横
送り駆動軸33は、植付クラッチ(図示せず)を設けた
植付クラッチケース34の出力側に、伝動チェン35、
カウンタ軸36及び伝動チェン37を介して連動させる
と共に、この横送り駆動軸33に、図示していないが駆
動ケース38に内装する間歇ギヤ、横送り停止カム及び
一対の横送り切換ギヤを介してトラバース溝39aをも
った横送り軸39を連動させ、この横送り軸39の間歇
駆動により、前記苗台支持フレ−ム30を、前記苗トレ
イ22の横方向1ピッチ毎左右方向に横送りさせるので
ある。
【0012】尚、前記苗台支持フレ−ム30は、その上
部に前記苗載台29を設け、また、下部には苗取出後の
苗トレイ22を上方に案内するトレイ回収用ガイド30
aを設け、一方の側板、即ち、図に示した実施例では左
側板30bの外側には縦送り装置32の縦送り駆動ユニ
ット40を取付けると共に、前記苗台支持フレ−ム30
の前方下部にはガイドローラ41を設け、後方下部には
図示していないがスライドガイドを設けている。
【0013】そして、前記後部フレ−ム13の中間部に
は、図5に示したように左右サイドフレ−ム42,43
を固定し、これらサイドフレ−ム42,43と前記後部
フレ−ム13の中間部とで囲まれる部位に前記苗台支持
フレ−ム30を配設し、前記サイドフレ−ム42,43
間に横架したガイドレール44,45に、前記横送り軸
39の駆動で左右往復移動するように支持するのであ
り、また、前記右サイドフレ−ム43には、前記した横
送り装置31における前記駆動ケース38を取付けると
共に、この駆動ケース38から延びる前記横送り軸39
の軸端部を前記左サイドフレ−ム42に軸支するのであ
る。
【0014】また、前記トレイ縦送り装置32は、前記
左右サイドフレ−ム42,43間に支持され、前記駆動
ケース38において、前記横送り駆動軸33と連動し、
該横送り駆動軸33からの動力を受けて移植作業時、常
時駆動される縦送り駆動軸46と、この縦送り駆動軸4
6から、該駆動軸46に横移動ストローク間隔を置いて
設けた主としてローラから成る一対の縦送り操作部材4
7を介して動作するフォロワカム(図示せず)をもつ前
記駆動ユニット40及び、この駆動ユニット40の出力
側に設けられ、前記フォロワカムの動作により前記苗台
支持フレ−ム30の左右移動終端位置で間歇駆動される
出力軸48に結合される主としてスプロケットから成る
縦送り駆動体49と、縦送り従動体50並びに主として
ローラチェンからなり、前記苗トレイ22のポット苗収
容部22a間に介入して、該苗トレイ22を強制搬送す
る主としてピンから成る搬送部材51aをもつ搬送帯5
1とにより構成されるものである。
【0015】前記駆動ユニット40は、前記苗台支持フ
レ−ム30に着脱可能に取付けられる縦送り駆動ケース
52をもち、この駆動ケース52に、図示していないが
前記縦送り操作部材47に連動して動作する前記フォロ
ワカムをもつ駆動部を内装すると共に、この駆動部に設
ける複数の増速ギヤのシフター操作による選択で、前記
出力軸48の回転量、つまり前記苗トレイ22の縦方向
ピッチに応じた縦送り量が得られるようになっている。
【0016】しかして、以上の構成において、前記苗台
支持フレ−ム30は、前記苗取出爪23によりポット苗
が取出されると、その都度前記フレ−ム横送り装置31
により左方向又は右方向に移動され、その移動終端位置
に至ると、常時駆動している前記縦送り駆動軸46の縦
送り操作部材47に連動して前記出力軸48が駆動さ
れ、この駆動で前記縦送り駆動体49が、所定角回転
し、前記縦送り従動体50との間に掛設される前記搬送
帯51の搬送部材51aを介して前記苗トレイ22が、
該苗トレイ22における縦方向1ピッチ相当量縦送りさ
れるのであり、また、前記苗取出爪23により前記苗ト
レイ22から取出されたポット苗は前記移植爪24に落
され、この移植爪24により前記作孔体27で穿孔され
た植付孔に移植されるのである。
【0017】また、前記作孔装置28は、電気ヒータ
(図示せず)を埋設した作孔体27を、昇降アーム54
を介して昇降可能に支持して成るもので、前記ミッショ
ンケ−ス5の後部側に設ける前記移植伝動ケース14
に、ブラケット63を介して一対の連結リンク59,6
0を上下揺動可能に設け、これら連結リンク59,60
に前記昇降アーム54を昇降可能に支持すると共に、前
記移植伝動ケース14の出力軸64にカム板65を取付
け、前記連結リンク59,60のうち、上部連結リンク
59の途中に前記カム板65の外周カム面に接触するロ
ーラ66を設けて、前記カム板65の回転で前記移植爪
24による移植動作直前に前記昇降アーム54を下降さ
せて前記作孔体27により、前記畝A上に敷設するマル
チシートに植付孔を焼切りにより穿孔するようにしてい
る。
【0018】本発明は以上のように構成する移植機にお
いて、前記苗トレイ22と縦送りする前記トレイ縦送り
装置32を次のように構成したのである。
【0019】図1,2に示した実施例のトレイ縦送り装
置は、前記苗載台29をもった苗台支持フレ−ム30の
縦送り終端近くにおける幅方向両側と中央部との3箇所
に、3つのトレイ押え71,72,73を設けると共
に、前記苗載台29におけるトレイ受止面29aの幅方
向一側に、前記苗トレイ22における幅方向最外側に位
置するポット苗収容部22aの底部に接触してトレイ有
無を検出するトレイ有無検出センサ74を設ける一方、
図3に示したように前記検出センサ74の作動で動作す
る主として警報ブザーから成る報知装置75を設けたの
である。尚、図3においてSWは手動操作スイッチ、B
は電源である。
【0020】前記トレイ押え71,72,73のうち、
左右トレイ押え71,72は、其の一端側を、前記苗台
支持フレ−ム30に横架される連結杆76に固定の取付
片77に、前記苗取出爪23によりポット苗を取出すポ
ット苗収容部22aを回避してボルト止めすると共に、
その先端側を折り返して、この折り返し部により前記苗
トレイ22の幅方向両側を前記苗載台29のトレイ受止
面29aに向かって押し付ける押し付け部71a,72
aを形成し、そして、折り返し後端側を、前記苗台支持
フレ−ム30に設ける取付台78にボルト止めしてい
る。
【0021】また、中央に位置する中央トレイ押え73
は、その一端側を、前記左右トレイ押え71,72と同
様、前記連結杆76に固定の取付片79にボルト止め
し、先端側を側面視山形状に折り曲げ、その折り曲げ先
端を自由端として、この折り曲げ部により前記苗トレイ
レイ22の幅方向中央部を前記トレイ受止面29aに押
し付ける押し付け部73aを形成している。
【0022】しかして、図1,2において実施例では、
前記各トレイ押え71,72,73の各押し付け部71
a,72a,73aは、前記苗取出爪23でポット苗を
取出すポット苗収容部22aに対し次のポット苗収容部
22aの位置から、前記トレイ有無検出センサ74でト
レイ有無を検出する検出位置近くに配設するのであっ
て、斯く配設することで、前記苗取出爪23による苗取
出しに影響を与えることなく苗トレイ22を押し付ける
ことができながら、前記検出センサ74によるトレイ有
無の検出する位置で、苗トレイ22が前記トレイ受止面
29aから浮き上がるのを有効に防止でき、その上、前
記センサ74からの情報で苗継ぎした場合、補給した苗
トレイ22も押し付けることができるのである。また、
前記トレイ押え71,72,73を左右両側と中央部と
に設け、前記苗トレイ22の幅方向両側と中央部とを押
し付けるようにしているのは、前記苗トレイ22のポッ
ト苗収容部22aのピッチが異なる場合でも、これら苗
トレイ22に対し有効に押し付けができるようにするた
めである。
【0023】即ち、前記苗トレイ22は、その全体の長
さ及び幅方向寸法を一定大きさとしているが、前記ポッ
ト苗収容部22aの大きさを変えたものがあり、従っ
て、このポット苗収容部22aの数も例えば200個及
び128個のように変更されるのであって、200個の
場合、前記ポット苗収容部22aの横配列は10個で、
縦配列が20列となり、また、128個の場合の横配列
は8個で、縦配列が16列となる。
【0024】しかしながら、何れの場合も、幅方向最外
側に位置する前記ポット苗収容部22aの苗トレイ22
の最外側縁に対する位置は決まり、また、幅方向中心部
には、ポット苗収容部22a間の連結部位が位置するこ
とになるのである。従って、左右両側の所定位置と中央
部位置とにトレイ押え71,72,73を設けることに
より、ポット苗収容部22aの大きさの異なる苗トレイ
22でも、そのに押し付け作用はともに有効に行えるの
である。
【0025】また一方、前記トレイ有無検出センサ74
は、リミットスイッチ80と前記苗トレイ22における
ポット苗収容部22aの底部に接触する揺動可能なセン
サアーム81及びこのセンサアーム81を前記ポット苗
収容部22aの底部に向かって付勢するスプリング82
と、前記センサアーム81の揺動に応動して前記リミッ
トスイッチ80をオン・オフ操作する操作片83とによ
り構成するもので、前記リミットスイッチ80を、前記
苗載台29の幅方向一側で、前記トレイ受止面29aの
外側上面に取付けると共に、このリミットスイッチ80
の取付部位近くにおける前記苗載台29の下面には幅方
向に延び、その内側が前記トレイ受止面29aの内側に
突入する支持軸84を回転可能に取付け、この支持軸8
4の外側に前記操作片83を取付け、この操作片83
を、前記苗載台29に設ける切欠窓85により先端部が
前記トレイ受止面29aの外側上面に臨むように貫通さ
せてこの先端部を前記リミットスイッチ80に対向させ
ると共に、前記支持軸84の内側に前記センサアーム8
1を取付け、そして前記苗トレイ22の幅方向最外側に
位置するポット苗収容部22aの底部が搬送される前記
苗載台29の底部搬送軌跡部位に、搬送方向に沿って延
びるスリット状の切欠窓86を設け、前記センサーアー
ム81を、前記切欠窓86を介して、その途中の膨出部
81aが前記トレイ受止面29aの上面上方に突入でき
るようにしたのである。
【0026】しかして、前記苗載台29に供給された苗
トレイ22からポット苗の取出しが進み、この苗トレイ
22の搬送方向終端側に位置するポット苗収容部22a
が前記センサアーム81の位置に至り、該センサアーム
81の膨出部81aを通過するとき、次の苗トレイ22
が補給されていないと、前記ポット苗収容部22aの通
過により前記センサアーム81は、前記スプリング82
の付勢力で上向きに揺動し、この揺動で前記操作片83
は図2において時計方向に回動し、前記リミットスイッ
チ80から離れるのである。そして、この操作片83の
前記リミットスイッチ80に対する離反で、該リミット
スイッチ80はオン動作し、前記報知装置75により警
報が発せられるのである。
【0027】所で、前記リミットスイッチ80のオン動
作によるトレイ有無検出は、ポット苗収容部22aの大
きさが大きい苗トレイ22の場合は、小さい苗トレイ2
2より底部大きさの差だけ遅れることになるが、何れの
場合でも、前記トレイ受止面29aの終端近くで検出で
きるのであって、この検出による警報をもとに苗継ぎを
行うことにより、補給された苗トレイ22の搬送始端側
を、先の苗トレイ22における搬送終端側に連続させら
れるのである。
【0028】またこの補給により補給された苗トレイ2
2のポット苗収容部22aの底部が前記センサアーム8
1に接当することで、該センサアーム81は前記スプリ
ング82に抗して下向きに揺動させられ、この揺動で前
記リミットスイッチ80がオフ動作し、警報が中止され
る。このとき、補給された苗トレイ22は、先の苗トレ
イ22と共に、前記トレイ押え71,72,73により
トレイ受止面29aに押し付けられることになるのであ
って、横送り又は縦送りのときに生ずる機械振動等によ
り補給された苗トレイ22が浮き上がって、前記トレイ
有無検出センサ74の誤動作を招くことはない。
【0029】以上のように、前記トレイ有無検出センサ
74を、トレイ受面29aの幅方向一側で、前記苗トレ
イ22の幅方向最外側に位置するポット苗収容部22a
の底部が搬送される搬送軌跡に設け、前記底部の接触で
トレイ有無を検出するようにしたから、前記ポット苗収
容部22aの大きさが異なる複数種の苗トレイ22であ
ってもその有無を有効に検出できるのであり、このトレ
イ有無の検出結果をもとに警報を発することができるの
であるから、視覚のみならず、聴覚によっても苗継ぎタ
イミングを知らせることができ、苗継ぎ忘れによる植付
の欠株や、苗載台29での苗トレイ22の位置修正の必
要をなくし得るのである。
【0030】その上、前記トレイ有無検出センサ74
は、前記トレイ押え71,72,73の押し付け部71
a,72a,73aで苗トレイ22を押し付けている位
置に設けているから、誤検出を少なくでき、苗継ぎタイ
ミングのずれをなくし得るのである。
【0031】尚、以上の実施例において、前記トレイ押
え71,72,73は、前記トレイ有無検出センサ74
でトレイ有無を検出する検出位置近くに設ける以外、離
れた位置に設けてもよいし、検出位置近くから搬送方向
後方側に延長させてもよいし、この搬送方向後方側に別
のトレイ押えを追加してもよい。
【0032】また、以上の実施例において、更に次の
(1)(2)の構成を追加してもよい。 (1) 即ち、図6に示したものは、前記縦送り駆動軸4
6の中央部で、前記苗取出爪23による苗取出位置に突
上げカム90を設けると共に、前記左右サイドフレ−ム
42,43間に連結パイプ91を設け、この連結パイプ
91の中央部で前記突上げカム90の取付部位近くに、
苗押出ピンユニット92の取付ブラケット93を設け、
前記苗押出ピンユニット92を必要に応じて後付けがで
きるようにしたものである。
【0033】前記苗押出ピンユニット92は、前記取付
ブラケット93にボルト止めにより着脱可能としたベー
ス部材94にガイド体95を設けて、このガイド体95
に前記苗トレイ22におけるポット苗収容部22aの底
部に設ける貫通孔に挿入し、前記収容部22aのポット
苗を突上げる突上げピン96をもつ押上体97を、押上
位置と退避位置とに上下往復動可能に支持すると共に、
前記突上げカム90により揺動する押上駆動体98を枢
着したもので、前記ガイド体95と押上体97との間に
復帰ばね99を介装し、前記突上げカム90の回転によ
り押上駆動体98が揺動することにより前記押上体97
を押上位置に往動させ、前記突上げピン96により前記
ポット苗を突上げて枝根の多いポット苗でも、前記苗取
出爪23による苗取出しを適確に行えるようにし、この
突上げ後は、前記復帰ばね99の作用で前記突上げピン
96を押上体97と共に退避位置に復帰するようにした
ものである。
【0034】このように、前記ベース部材94を基に前
記押上体97、押上駆動体98及び復帰ばね99を組付
けて苗押出ピンユニット92を形成し、このユニット9
2を、前記取付ブラケット93にセットすることによ
り、必要に応じてオプションにより組込むことができ、
また、この組込時も組付性を向上できるし、取外しも容
易にでき、取外すことで前記突上げピン96の位置調節
も容易にできる。
【0035】(2) また、図7に示したものは、図3に
も図示したように前記苗台支持フレ−ム30に設けるト
レイ回収用ガイド30aにおける前記操作盤17に対向
する位置に、苗トレイ22のは幅方向大きさより幅広と
した透明な合成樹脂製カバ−100を、前記操作盤17
の位置を基点に上方に向かい、該操作盤17を覆うよう
に設け、前記トレイ回収用ガイド30aの背面側に設け
る取付片101にビス止めにより固定したものである。
【0036】このように前記カバ−100を設るけこと
により、前記トレイ回収用ガイド30aで回収される苗
トレイ22から残留土が落下しても前記操作盤17に付
着して堆積するのを防止できるし、また、透明としてい
るから、操縦者の足元の視界を確保できるのである。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように、前記トレイ押え
により苗トレイ22を苗載台29のトレイ受止面29a
に押し付けた状態で、前記トレイ受止面29aの幅方向
一側に設ける前記トレイ有無検出センサ74によりトレ
イ有無を検出するようにしたから、前記苗トレイ22が
浮上がって誤検出したりすることなく、該トレイ22の
有無を高精度に検出できるし、また、前記検出センサ7
4は、前記苗トレイ22における幅方向最外側に位置す
るポット苗収容部22aの底部に接触してトレイ有無を
検出するようにしたから、前記ポット苗収容部22aの
配列ピッチが異なる場合でも、前記苗トレイ22の有無
を検出できるのであって、前記検出センサ74による苗
トレイ22の不存在検出により、作業者に苗継ぎタイミ
ングを確実に知らせることができ、苗継ぎ忘れによる従
来の不具合を有効に解消できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例を示す要部の平面図。
【図2】 同じくその側面図。
【図3】 報知装置の電気回路図。
【図4】 本発明装置を備えた移植機全体の1部省略側
面図。
【図5】 図3に示した移植機の1部省略平面図。
【図6】 図3に示した移植機の変更一例を示す要部の
側面図。
【図7】 図3に示した移植機の変更他例を示す説明
図。
【符号の説明】
22 苗トレイ 22a ポッ
ト苗収容部 29 苗載台 29a トレ
イ受止面 49 縦送り駆動体 50 縦送
り従動体 51 搬送帯 71,72,7
3 トレイ押え 74 トレイ有無検出センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦送り駆動体(49)と縦送り従動体
    (50)及びこれら駆動体(49)と従動体(50)と
    の間に掛設され、多数のポット苗収容部(22a)をも
    つ苗トレイ(22)の前記ポット苗収容部(22a)間
    に介入して前記苗トレイ(22)を強制搬送する搬送部
    材をもつ搬送帯(51)とを備え、苗載台(29)に受
    止められる前記苗トレイ(22)を、苗取出し側に該苗
    トレイ(22)における前記ポット苗収容部(22a)
    の縦方向1ピッチ毎縦送りするトレイ縦送り装置におい
    て、 前記苗トレイ(22)を前記苗載台(29)のトレイ受
    止面側に押し付けるトレイ押えを設けると共に、 前記苗載台(29)におけるトレイ受止面(29a)の
    幅方向一側に、前記苗トレイ(22)における幅方向最
    外側に位置するポット苗収容部(22a)の底部に接触
    してトレイ有無を検出するトレイ有無検出センサ(7
    4)を設けていることを特徴とする移植機のトレイ縦送
    り装置。
JP33450493A 1993-12-28 1993-12-28 移植機のトレイ縦送り装置 Pending JPH07184421A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN116267142B (zh) * 2023-05-04 2024-06-07 河南科技大学 一种具有自动取苗补苗功能的高效移栽装置

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