JPH0718419U - 高圧ボビン - Google Patents

高圧ボビン

Info

Publication number
JPH0718419U
JPH0718419U JP5391493U JP5391493U JPH0718419U JP H0718419 U JPH0718419 U JP H0718419U JP 5391493 U JP5391493 U JP 5391493U JP 5391493 U JP5391493 U JP 5391493U JP H0718419 U JPH0718419 U JP H0718419U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
voltage
iron core
winding
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5391493U
Other languages
English (en)
Inventor
豊 山口
哲郎 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP5391493U priority Critical patent/JPH0718419U/ja
Publication of JPH0718419U publication Critical patent/JPH0718419U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多分割構造の高圧ボビンにおいて、ボビン外
周に巻回された高圧側の巻線と、ボビン内に挿入された
鉄心との距離を高圧部側に向かって大きくし、部分放電
が起こりにくいようにする。 【構成】 巻線が複数のフランジによって多分割される
高圧ボビンにおいて、胴部11に形成された鉄心挿入用
の開口部11aの大きさが、一端部から他端部の高圧部
側に向かって順次大きく形成され、開口部11aに挿入
された鉄心部分と胴部11の外周に巻回された高圧巻線
間の距離が高圧部側に向かって大きくなる構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えばインバータの如き機器に組み込まれる高圧電源トランスに 用いられる高圧ボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の高圧電源トランスに組込まれるボビンとしては、図5に示すように、 低圧の1次側ボビン1a′と、2次側の高圧ボビン1b′とからなり、この高圧 ボビン1b′は複数のフランジ4b′,81 ′〜8n ′,6′が所定間隔で形成 され多分割構造となっている。そして、1次側ボビン1a′,多分割構造の高圧 ボビン1b′の胴部外周にそれぞれ1次巻線5′,2次巻線7′が巻回され、こ の組立体E型の鉄心12′,I型の鉄心13′を組み込んで高圧電源トランスを 構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合、鉄心12′の中央脚が挿入される胴部11′の開口部11a′の大 きさは低圧部から高圧部にかけて全て同一であるため、高圧の2次巻線7′と鉄 心12′の中央脚12a′との距離が同距離となり、接近しているため、図示の 状態の右側の高圧部側で部分放電が発生するおそれがあり、電源トランスとして の故障率が高く、寿命が短い、という課題があった。
【0004】 この考案は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的とするところは、多分 割構造の高圧ボビンにおいて、高圧側の巻線と鉄心との間の部分放電の防止を図 り、故障率を少なくし、かつ寿命を伸ばした高圧ボビンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、巻線が複数のフランジによって多分割される高圧ボビンにおいて、 胴部11に形成された鉄心挿入用の開口部11aの大きさが、一端部側から他端 部側の高圧部側に向かって順次大きく形成され、開口部11aに挿入された鉄心 部分と胴部11の外周に巻回された高圧巻線間の距離が高圧部側に向かって大き くなる構成とし、上記目的を達成している。
【0006】
【作用】
本考案では、2次側の高圧巻線と高圧ボビン1b内に挿入された鉄心12との 距離を高圧部側に向かうに従い大きくし、その間において放電が起こりにくいよ うにしている。
【0007】
【実施例】
図1ないし図4は本考案の一実施例であり、このうち図1は正面図、図2は平 面図、図3は側面図、図4は要部説明図である。
【0008】 まず、図1ないし図3において、1はボビンで、このボビン1は、低圧の1次 側ボビン1aと、2次側の高圧ボビン1bとからなっている。2はこの1次側ボ ビン1aの一端部に形成された第1のフランジで、このフランジ2の一部に肉厚 部2aが形成され、この肉厚部2aに端子3が植設されている。
【0009】 また、4aは第1のフランジ2と離間対向して形成された1次側ボビン1a側 の第2のフランジであり、この第1,第2のフランジ2,4aの間に1次巻線5 が巻回される。
【0010】 また、4bは高圧ボビン1b側の一端部に形成された第1のフランジ、6は高 圧ボビン1bの他端部に形成された第2のフランジで、この第2のフランジ6と 上記第1のフランジ4bとの間に高圧側の2次巻線7が巻回されるもので、この 2次巻線7は、第1,第2のフランジ4a,6の間は所定間隔でもって複数形成 されたn個のフランジ81 〜8n によって多分割構造となっている。これらフラ ンジ81 〜8n には、図2に示すように、2次巻線7を左から右側へ向かって巻 回していく際に電線を移行させるための切欠きaが形成されている。
【0011】 なお、第1のフランジ4aの上端面には上方に向かって端子9が突設されてい る。この端子9は2次巻線7の巻始めの引出線を絡げるためのものである。また 、第2のフランジ6の上部には巻終わりの引出線を絡げ付けるための端子10が 植設されている。
【0012】 しかして、1次側ボビン1aやこの高圧ボビン1bの胴部11には鉄心12の 中央脚12aを挿通する開口部11aが形成され、組立てにあたり、これら1次 側ボビン1aの開口部、2次側の高圧ボビン1bの開口部11aを介しE型の鉄 心12の中央脚12aに各ボビンをそれぞれ取付ける。この場合、高圧ボビン1 bの開口部11aの大きさは他端部側、つまり第2のフランジ6側に向かって末 広がりになっており、中央脚12aと開口部11aの内周壁との間の距離が大き くなるように形成されている。
【0013】 換言すると、2次巻線7の高圧側に向かって中央脚12aと2次巻線7との間 の距離が増大するようになっており、その間の放電が起こりにくいようになって いる。なお、中央脚12aの周囲の隙間には必要に応じ絶縁材が充填される。
【0014】 図4はこの状態を示す。この場合、2次巻線7の巻数も低圧側は多く、高圧側 は少なくなっている。
【0015】 なお、E型の鉄心12の各脚部の先端部には、図2に示すように、I型の鉄心 13が接合、一体化される。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、高圧部に向かって2次巻線7と鉄心12との 距離を大きくとるようにしたため、部分放電を防止し、電源トランスとしての故 障を少なくし、かつ寿命を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の高圧ボビンによって構成さ
れた高圧電源トランスの一例の正面図。
【図2】同上の平面図。
【図3】同上の側面図。
【図4】同上の要部説明図。
【図5】従来例。
【符号の説明】
1 ボビン 1a 1次側ボビン 1b 高圧ボビン 2 第1のフランジ 2a 肉厚部 3 端子 4a 第1のフランジ 4b 第1のフランジ 5 1次巻線 6 第2のフランジ 7 2次巻線 81 〜8n フランジ 9,10 端子 11 胴部 11a 開口部 12 E型の鉄心 12a 中央脚 13 I型の鉄心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が複数のフランジによって多分割さ
    れる高圧ボビンにおいて、胴部(11)に形成された鉄
    心挿入用の開口部(11a)の大きさが、一端部側から
    他端部側の高圧部側に向かって順次大きく形成され、開
    口部(11a)に挿入された鉄心部分と胴部(11)の
    外周に巻回された高圧巻線間の距離が高圧部側に向かっ
    て大きくなることを特徴とした高圧ボビン。
JP5391493U 1993-09-09 1993-09-09 高圧ボビン Pending JPH0718419U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5391493U JPH0718419U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 高圧ボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5391493U JPH0718419U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 高圧ボビン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718419U true JPH0718419U (ja) 1995-03-31

Family

ID=12955985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5391493U Pending JPH0718419U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 高圧ボビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0718419U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3939450A (en) Electrical coil assembly with means for securing external leads
JPH0718419U (ja) 高圧ボビン
JP3582864B2 (ja) トランス
JP2000331850A (ja) 高圧発生コイル
JPH0588522B2 (ja)
JPS6214651Y2 (ja)
TWI390558B (zh) 變壓器結構
JPS605747Y2 (ja) フライバツクトランス
KR200234413Y1 (ko) 플라이백 트랜스포머의 고압보빈 터미널 단자부
JPS6015293Y2 (ja) フライバツクトランス
JPS638094Y2 (ja)
JPH02108317U (ja)
JPH0727130U (ja) インバータ用トランス
JPS5816515A (ja) 螢光灯用インバ−タ−トランス
KR200156839Y1 (ko) 플라이백 트랜스의 일체형 보빈에서 저압코일 인출유도 구조
JP3989073B2 (ja) 内燃機関の点火コイル
JPS5821148Y2 (ja) フライバツクトランス
TW200836222A (en) Structure of transformer
JPS6122610A (ja) フライバツクトランス
JPS61142712A (ja) フライバツクトランス
JPH0129780Y2 (ja)
JP3055934U (ja) 内燃機関用点火コイル
JPS5937553Y2 (ja) 圧電ユニツトのインダクタンス装置
JP3026859U (ja) インバータトランス
JPS6314416Y2 (ja)