JPH07184199A - 画像データ符号化回路およびそれを用いた圧縮データベース回路 - Google Patents

画像データ符号化回路およびそれを用いた圧縮データベース回路

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JPH07184199A
JPH07184199A JP32840793A JP32840793A JPH07184199A JP H07184199 A JPH07184199 A JP H07184199A JP 32840793 A JP32840793 A JP 32840793A JP 32840793 A JP32840793 A JP 32840793A JP H07184199 A JPH07184199 A JP H07184199A
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JP
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data
circuit
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image data
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Application number
JP32840793A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Oka
賢一郎 岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 符号化圧縮した状態で画像編集ができるとと
もに、多値画像に対しても圧縮効率がよく且つ画像デー
タの可逆性を保つことのできる画像データ符号化回路を
得る。 【構成】 固定長符号化方式で画像データに対し符号化
および復号化を複数回繰り返して符号化または復号化を
行うものであって、画像データおよび符号データを、符
号データおよび画像データ間で変化が起こらない可逆状
態に収束させるためのデータ収束手段100と、初期の
画像データと可逆状態に収束した後の画素データとの間
の平均自乗誤差が所定のレベル以下であることを確認す
るデータ収束確認手段18Aとを設け、準可逆符号化方
式による収束データを復号データとして用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像データを符号化
圧縮するための画像データ符号化回路およびそれを用い
た圧縮データベース回路に関し、特に符号化圧縮した状
態で画像編集が可能で、且つ多値画像に対しても効率が
良い状態で画像データの可逆性を維持することのできる
画像データ符号化回路およびそれを用いた圧縮データベ
ース回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮データベース回路において
は、画像データを符号化圧縮することで大量のデータを
蓄積しており、符号の圧縮率を高めるために、符号化効
率のよい可変長符号が用いられている。このような画像
データ符号化回路およびそれを用いた圧縮データベース
回路は、たとえば、特開昭63−24761号公報およ
び特開平1−305666号公報に記載されている。
【0003】一般に、圧縮データベース回路が単に画像
を蓄積するためのみに用いられる場合には、可変長符号
を用いても問題ないが、圧縮データベース回路が符号デ
ータから変倍または回転などの画像編集を行うような機
能を持つためには、可変長符号を用いると処理が困難に
なる。
【0004】また、中間調を持たない2値画像に対して
は、符号データを復号したときに完全に元の画像データ
に復元できる可逆符号化回路を用いても高い圧縮率が得
られるが、中間調を持つ多値画像に対して圧縮率を高め
るためには、非可逆符号化回路を用いたほうが有利であ
る。
【0005】ただし、非可逆符号化回路を用いた場合、
圧縮データベース回路の性質上、原画像と再生画像とが
完全に一致しないことになり、用途によっては好ましく
ない状況となり得る。なお、画像の性質上、画像データ
が一致しなくても、主観的には同一と見なされるように
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像データ符号
化回路およびそれを用いた圧縮データベース回路は以上
のように、符号化圧縮の効率向上のために可変長符号を
用いているので、符号データから変倍または回転などの
画像編集機能を実現しようとする場合には処理が困難に
なるという問題点があった。また、中間調を持つ多値画
像に対して圧縮率を高めるために非可逆符号化回路を用
いた場合、原画像データと再生画像データとが完全に一
致しなくなるという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、符号化圧縮した状態で画像編
集ができるとともに、多値画像に対しても圧縮効率がよ
く且つ画像データの可逆性を保つことのできる画像デー
タ符号化回路およびそれを用いた圧縮データベース回路
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る画像データ符号化回路は、固定長符号化方式で画像デ
ータに対し符号化および復号化を複数回繰り返して符号
化または復号化を行うものであって、画像データおよび
符号データを、符号データおよび画像データ間で変化が
起こらない可逆状態に収束させるためのデータ収束手段
と、初期の画像データと可逆状態に収束した後の画素デ
ータとの間の平均自乗誤差が所定のレベル以下であるこ
とを確認するデータ収束確認手段とを備えたものであ
る。
【0009】また、この発明の請求項2に係る画像デー
タ符号化回路は、請求項1において、データ収束手段
は、それぞれが複数の画素からなる複数のブロックに原
画像を分割するブロック分割手段と、ブロック毎の画素
データに基づいて、基準レベル、レベル間隔およびレベ
ル指定信号を生成する符号化演算手段と、基準レベル、
レベル間隔およびレベル指定信号をそれぞれデータ長を
固定化して独立に符号化し、全体としてブロック毎の固
定長データとなる符号データを生成するデータ長固定化
手段とを備え、符号化演算手段は、ブロック毎の複数の
画素の階調レベルを代表させるための代表階調レベルを
設定する代表階調レベル設定手段と、各代表階調レベル
のうちの1つを基準レベルとして作成するための基準レ
ベル作成手段と、各ブロックの代表階調レベルの分布範
囲をレベル間隔として作成するレベル間隔作成手段と、
各ブロック内の各画素が代表階調レベルのいずれに相当
するかを示す信号をレベル指定信号として作成するレベ
ル指定信号作成手段とを含むものである。
【0010】また、この発明の請求項3に係る画像デー
タ符号化回路は、請求項1において、画像データを取り
込む入力制御回路と、入力された画像データの一部また
は全体を一時的に蓄えるための画像データバッファと、
画像データを符号化する符号化回路と、符号化回路から
の符号データを一時的に蓄える符号データバッファと、
符号データを繰り返し作成する過程で、符号データバッ
ファから一時的に得られた符号データを復号化して画像
データバッファに入力する復号化回路と、符号データバ
ッファからの最終的な符号データを外部の記憶媒体に書
込むための符号メモリ書込み制御回路と、画像データバ
ッファ、符号化回路、符号データバッファおよび復号化
回路を制御する収束コントローラとを備え、収束コント
ローラは、復号化回路からの復号データを画像データバ
ッファに戻し、画像データバッファからの画像データと
復号化回路からの復号データとの収束状態を監視しなが
ら、画像データおよび復号データが収束状態になるまで
符号化回路および復号化回路による符号化および復号化
を繰り返し、収束状態に達したときに符号データバッフ
ァからの符号データを符号メモリ書込み制御回路に出力
するものである。
【0011】また、この発明の請求項4に係る画像デー
タ符号化回路は、請求項3において、収束コントローラ
は、種々の原画像に対して符号化回路および復号化回路
による符号化および復号化を繰り返し、可逆状態に収束
するまでに要する最も多い繰り返し回数を決定し、決定
された繰り返し回数だけ符号化および復号化を繰り返す
ものである。
【0012】また、この発明の請求項5に係る画像デー
タ符号化回路を用いた圧縮データベース回路は、請求項
1から請求項4までのいずれかの画像データ符号化回路
を用い、画像データを予め圧縮した符号データとして格
納する符号メモリと、符号メモリから読み出した符号デ
ータを復号化する復号化回路と、復号化回路からの復号
データを一時的に蓄えて画像編集を行う復号データバッ
ファと、復号データバッファからの復号データを出力す
るための出力制御回路と、符号データを符号メモリから
読出して復号化回路で復号させるとともに、復号データ
の画像編集および出力制御を行うコントローラとを備
え、符号メモリは、可逆状態に収束された固定長の符号
データを記憶するものである。
【0013】
【作用】この発明の請求項1においては、固定長の符号
データを用いることにより、符号データからの画像編集
に対応可能にする。また、準可逆符号化方式により得ら
れた収束符号データを用いることにより、多値画像に対
して圧縮効率がよい状態でデータの可逆性を保つ。
【0014】また、この発明の請求項2においては、原
画像を複数のブロックに分割し、ブロック毎の画素デー
タに基づいて、基準レベル、レベル間隔およびレベル指
定信号を生成し、基準レベル、レベル間隔およびレベル
指定信号をそれぞれデータ長を固定化して独立に符号化
し、全体としてブロック毎の固定長データとなる符号デ
ータを生成する。また、この符号化演算において、ブロ
ック毎の複数の画素の階調レベルを代表させるための代
表階調レベルを設定し、各代表階調レベルのうちの1つ
を基準レベルとして作成し、各ブロックの代表階調レベ
ルの分布範囲をレベル間隔として作成し、各ブロック内
の各画素が代表階調レベルのいずれに相当するかを示す
信号をレベル指定信号として作成する。
【0015】また、この発明の請求項3においては、入
力された画像データの一部または全体を一時的に蓄えて
符号化し、この符号データを一時的に蓄えて復号化する
ことにより、符号データを繰り返し作成する。この繰り
返し過程で、符号データバッファから一時的に得られた
符号データを復号化し、最終的な符号データを外部の記
憶媒体に書込む。前回の画像データおよび復号データ
(今回の画像データ)の収束状態を監視しながら、画像
データおよび復号データが収束状態になるまで符号化お
よび復号化を繰り返して、収束状態に達したときの符号
データを作成する。
【0016】また、この発明の請求項4においては、種
々の原画像に対して符号化および復号化を繰り返し、可
逆状態に収束するまでに要する最も多い繰り返し回数を
決定し、決定された繰り返し回数だけ符号化および復号
化を繰り返す。
【0017】また、この発明の請求項5においては、画
像データを予め可逆状態に収束された固定長の圧縮した
符号データとして格納し、この符号データを復号化して
復号データとし、一時的に蓄えて画像編集した後、出力
する。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1(請求項1、請求
項2および請求項5に対応)を図について説明する。図
1はこの発明の実施例1による圧縮データベース回路を
示すブロック図であり、図において、1は画像データを
予め圧縮した符号データとして格納する符号メモリ、2
は符号メモリ1から読み出した符号データを復号化する
復号化回路、3は復号化回路2からの復号データを一時
的に蓄えて画像編集等を行う復号データバッファ、4は
復号データバッファ3を介した復号データを出力するた
めの出力制御回路である。
【0019】5は符号メモリ1、復号化回路2、復号デ
ータバッファ3および出力制御回路4を制御するコント
ローラであり、符号データを符号メモリ1から読出して
復号化回路2で復号させ、復号データバッファ3におい
て画像編集を行うとともに復号データの出力を制御す
る。
【0020】図2はこの発明の実施例1による画像デー
タ符号化回路を示す機能ブロック図である。図におい
て、100は画像データを取り込んで復号データを生成
するデータ収束手段であり、符号化手段15Aと、符号
化手段15Aと協動する復号化手段17Aとを含んでい
る。データ収束手段100は、符号化手段15Aおよび
復号化手段17Aを用いて、画像データおよび符号デー
タを、符号データおよび画像データ間で変化が起こらな
い可逆状態に収束させる。
【0021】18Aはデータ収束手段100と協動する
データ収束確認手段であり、初期の画像データと可逆状
態に収束した後の画素データとの間の平均自乗誤差が所
定のレベル以下(画質が良好)であることを確認する。
データ収束確認手段18Aは、データ収束手段100を
制御しながら、固定長符号化方式で画像データに対し符
号化および復号化を複数回繰り返して、符号化または復
号化を行う。
【0022】図3は図2内の符号化手段15Aを具体的
に示す機能ブロック図である。図において、110は画
素データ(原画像)を複数のブロック7に分割するブロ
ック分割手段であり、後述するように、各ブロック7は
それぞれが複数の画素からなる。120はブロック7の
画素データを取り込む符号化演算手段であり、画素デー
タに基づいて、基準レベル9、レベル間隔10およびレ
ベル指定信号11を生成する。
【0023】符号化演算手段120は、各ブロック7毎
の複数の画素の階調レベルを代表させるための代表階調
レベルを設定する代表階調レベル設定手段121と、設
定された各代表階調レベルの中から1つの基準レベル9
を作成する基準レベル作成手段122と、各ブロック7
の代表階調レベルの分布範囲を示すレベル間隔10を作
成するレベル間隔作成手段123と、各ブロック7内の
各画素が代表階調レベルのいずれに相当するかを示すレ
ベル指定信号11を作成するレベル指定信号作成手段1
24とから構成されている。
【0024】130は固定長データからなる符号データ
を生成するデータ長固定化手段であり、基準レベル作成
手段122からの基準レベル9と、レベル間隔作成手段
123からのレベル間隔10と、レベル指定信号作成手
段124からのレベル指定信号11とをそれぞれ独立に
符号化する。したがって、データ長固定化手段130か
ら生成される符号データは、全体としてブロック7毎に
固定長データで表わすデータとなる。
【0025】次に、図1〜図3とともに図4および図5
の説明図を参照しながら、この発明の実施例1による画
素データ符号化回路およびそれを用いた圧縮データベー
ス回路の動作について説明する。まず、図3に示した符
号化手段15Aによる可逆状態に収束した固定長の符号
データの生成方式について説明する。固定長の符号デー
タは、以下の(1)〜(3)の3点の性質を持つ符号化
方式により生成される。
【0026】すなわち、固定長の符号データは、(1)
固定長符号化方式と、(2)非可逆符号化方式である
が、任意の画像データに有限回符号化と復号化を繰り返
すことにより、最終的に可逆状態に収束し、その後符号
化や復号化を行ってもそれ以上データの変化が起こらな
い符号化方式と、(3)任意の画像データに対し、最初
の画像データと可逆状態に収束した復号画像データと
が、以下の式で定義されるSN比で評価したとき、所定
の値以上が得られ且つ双方の画像の差異が所定値以下で
ある符号化方式と、により生成される。
【0027】 S/N=10・log10(2552/MSE)
【0028】ただし、上式において、「255」は中間
調を8ビットと想定したときの最大値、MSEは全画素
の平均自乗誤差である。なお、SN比は平均自乗誤差を
常用対数により表現した評価値なので、本質的にSN比
と平均自乗誤差は等価である。SN比が所定値以上のと
き、平均自乗誤差はあるレベル(所定値)以下になる。
【0029】なお、説明を簡略化するため、上記(2)
および(3)の性質を持つ符号化方式を「準可逆符号化
方式」と表現し、可逆状態に収束した符号を「収束符
号」と表わす。このような固定長符号を用いることによ
り、符号データからの画像編集に対応することができ
る。また、準可逆符号化方式によって得られた収束符号
を用いることにより、多値画像に対して圧縮効率がよい
状態でデータの可逆性を保つことができる。
【0030】図1の圧縮データベース回路において、符
号メモリ1には、予め固定長符号化方式で且つ準可逆符
号化方式により得られた収束符号として、複数の画像情
報が蓄えられている。この圧縮データベース回路に対し
て画像をアクセスする指示が与えられたとき、コントロ
ーラ5は、符号メモリ1の中に書込まれている画像(符
号データ)のうち、指定画像に対応する符号データを符
号メモリ1から読み出す。
【0031】読出された符号データは、復号化回路2に
送られ、画像データに復号化されて復号データとなる。
この復号データは、一時的に復号データバッファ3に保
持され、画像編集等の処理が行われた後、出力制御回路
4を通して出力される。
【0032】図4は符号化方式の具体例(すなわち、固
定長のブロックトランケーション符号化方式)の原理を
示す説明図であり、6は原画像、7は4×4画素の正方
形で構成されるブロックである。8はブロック7内の個
々の画素データであり、xij(i,j=1,2,3,
4)で表わされる。
【0033】Lmax、Lmin、P1およびP2はブ
ロック7内の画素データの値であり、Lmaxはブロッ
ク7内の画素の最大値、Lminはブロック7内の画素
の最小値、P1は最大値Lmaxと最小値Lminとの
間を4等分したときの下から1/4の値、P2は上から
1/4の値である。Q1は最小値Lmin以上でP1以
下の下部ハッチング部の画素値の平均値、Q4はP2以
上で最大値Lmax以下の上部ハッチング部の画素値の
平均値である。
【0034】9はブロック7の基準レベル、10はブロ
ック7のレベル間隔、11は各画素データxijに対応
するレベル指定信号であり、基準レベル9は「La」、
レベル間隔10は「Ld」、レベル指定信号11は「φ
ij(i,j=1,2,3,4)」で表わされる。以下
の表1は、固定長ブロックトランケーション符号化方式
の符号化および復号化アルゴリズムを示す。
【0035】表1 [符号化アルゴリズム] P1=(Lmax+3Lmin)/4 (切捨て) P2=(3Lmax+Lmin)/4 (切捨て) Q1=mean of all xij such that xij≦P1 (切捨て) Q4=mean of all xij such that xij≧P2 (切捨て) La=(Q1+Q4)/2 (切捨て) Ld=Q4−Q1 L1=La−Ld/4 (切捨て) L2=La+Ld/4 (切捨て) for(i=1,…,4) for(j=1,…,4) if xij≦L1 φij=01 (binary) else if xij≦La φij=00 (binary) else if xij≦L2 φij=10 (binary) else φij=11 (binary) end_if end_for end_for [復号化アルゴリズム] for(i=1,…,4) for(j=1,…,4) if φij=01 yij=La−Ld/2 (切捨て) else if φij=00 yij=La−Ld/6 (切捨て) else if φij=10 yij=La+Ld/6 (切捨て) else yij=La+Ld/2 (切捨て) end_if end_for end_for
【0036】この場合、画素データxijは、それぞれ
1バイトで構成されていると仮定する。図4において、
原画像6を4×4画素毎のブロック7に分割し、ブロッ
ク7毎に符号化する。以下の演算は、処理の効率化のた
め、全て整数型で行い、小数点以下の値は切り捨てるこ
とにする。
【0037】まず、符号化手段15A内の符号化演算手
段120は、ブロック7の画素データを取り込み、ブロ
ック7内の画素の最大値Lmaxと最小値Lminとの
間を4等分し、下から1/4の値をP1、上から1/4
の値をP2、下部ハッチング部の画素値の平均値をQ
1、上部ハッチング部の画素値の平均値をQ4とし、ブ
ロック7の基準レベル9を、以下のLaとして求める。
【0038】La=(Q1+Q4)/2
【0039】また、レベル間隔10を、以下のLdとし
て求める。
【0040】Ld=Q4−Q1
【0041】さらに、レベル間隔10の値Ldを4等分
して、下から1/4の値をL1、上から1/4の値をL
2とし、レベル間隔10の下から1/4の値L1と、基
準レベル9の値Laと、レベル間隔10の上から1/4
の値L2とを閾値として、以下のように、ブロック7内
の16画素をそれぞれ4値に量子化する。
【0042】 Lmin≦xij≦L1の場合 φij=01(2進値) L1<xij≦Laの場合 φij=00(2進値) La<xij≦L2の場合 φij=10(2進値) L2<xij≦Lmaxの場合 φij=11(2進値)
【0043】ここで、符号データとして、基準レベル9
の値Laおよびレベル間隔10の値Ldに対してそれぞ
れ1バイト、レベル指定信号11の値φ11〜φ44に
対して2ビットずつ割り当てると、図4から明らかなよ
うに、1ブロック分の符号データ長は6バイトになる。
【0044】このように、各ブロック7の符号長は6バ
イトの固定長になるので、符号系列の中から任意ブロッ
クの符号部分を取り出すことは簡単である。したがっ
て、画像の任意部分を再生することができるので、画像
の変倍や回転などの画像編集に対応することできる。
【0045】次に、図2に示したデータ収束手段100
内の復号化手段17Aによる復号化動作について説明す
る。図5は復号画素データ12の値yijを求める処理
を示す説明図である。図5のように、符号データは、基
準レベル9の値Laと、レベル間隔10の値Ldと、レ
ベル指定信号11の値φijとから構成されている。し
たがって、復号化手段17Aは、これらのパラメータL
a、Ldおよびφijから復号画素データ12の値yi
jを求める。
【0046】レベル指定信号11の値φijにより、復
号画素データ12の値φijは、以下のように表わされ
る。
【0047】 φij=01の場合 yij=La−Ld/2 φij=00の場合 yij=La−Ld/6 φij=10の場合 yij=La+Ld/6 φij=11の場合 yij=La+Ld/2
【0048】なお、この場合の符号化および復号化方式
は、非可逆方式である。各画素毎の値xijは、符号化
により4値のレベル指定信号値φijに量子化され、復
号化により、以下のように各量子化範囲の復号画素デー
タの代表値yijとして再生される。
【0049】 Lmin≦xij≦L1の場合 yij=La−Ld/2 L1<xij≦Laの場合 yij=La−Ld/6 La<xij≦L2の場合 yij=La+Ld/6 L2<xij≦Lmaxの場合 yij=La+Ld/2
【0050】この符号化および復号化方式は、演算精度
に制限がないと仮定すれば、任意の画像に対して1回目
の符号化により収束符号になり、これを復号した画像も
収束した復号画像になる。ところが、現実的には、演算
を実行するときにレジスタの桁数を制限せざるを得ず、
また、演算のうちの除算によって小数以下の部分に値が
発生することがあり、この少数以下の部分を切捨てによ
り整数化すると、符号データおよび復号データの収束は
遅らされることになる。以上の符号化および復号化方式
について、復号データおよび符号データの収束性の特徴
は、以下の(A)および(B)のようにまとめることが
できる。
【0051】(A)復号データについては、最も遅くと
も2回目の復号化時に収束する。言い換えると、偶然に
原画像から収束状態にある場合と、1回目の復号化で収
束する場合と、2回目の復号化で収束する場合との3通
りの可能性がある。なお、画質に関しては、復号を繰り
返しても、原画像からの主観的な劣化は認識できない程
度である。
【0052】(B)符号データについては、最も遅くと
も3回目の符号化時に収束する。言い換えると、1回目
の符号化で収束する場合と、2回目の符号化で収束する
場合と、3回目の符号化で収束する場合との3通りの可
能性がある。しかし、3回目で収束するのは非常に特殊
な場合である。
【0053】このように、最終的に収束して得られた符
号データは、図1の圧縮データベース回路内の符号メモ
リ1に適宜書込まれ得る。なお、上記実施例1では、演
算途中で発生した小数点以下の部分を切捨てたが、四捨
五入の場合も考えられる。また、符号化方式が固定長で
準可逆方式であれば、固定長のブロックトランケーショ
ン符号化方式以外の方式を用いてもよい。
【0054】実施例2.また、上記実施例1では、主に
画素データ符号化回路について説明したが、特に図1の
圧縮データベース回路に関連させてもよい。図6は生成
された符号データを図1に示した圧縮データベース回路
に登録するようにしたこの発明の実施例2(請求項3お
よび請求項4に対応)による画像データ符号化回路を示
すブロック図である。
【0055】図6において、13は画像データ(原画
像)を取り込む入力制御回路、14は入力制御回路13
を介して入力された画像データの一部または全体を一時
的に蓄える画像データバッファ、15は画像データを符
号化する符号化回路、16は符号化回路15からの符号
データを一時的に蓄える符号データバッファ、17は符
号データを繰り返し作成する過程で符号データバッファ
16から一時的に得られた符号データを復号化して画像
データバッファ14に入力する復号化回路である。
【0056】画像データバッファ14〜復号化回路17
は、前述のデータ収束手段100(図2参照)に対応
し、符号化回路15および復号化回路17は、それぞ
れ、符号化手段15Aおよび復号化手段17Aに対応す
る。18は画像データバッファ14、符号化回路15、
符号データバッファ16および復号化回路17を制御す
る収束コントローラであり、図2内のデータ収束確認手
段18Aに対応する。
【0057】19は符号データバッファ16からの最終
的な符号データを外部の符号メモリ(たとえば、図1内
の符号メモリ1)に書込むための符号メモリ書込み制御
回路、Mは種々のメモリを構成するためのたとえば磁気
ディスク等からなる記憶媒体である。
【0058】収束コントローラ18は、復号化回路17
からの復号データを画像データバッファ14に戻し、画
像データバッファ14からの画像データと復号化回路1
7からの復号データとの収束状態を監視しながら、画像
データおよび復号データが収束状態になるまで符号化回
路15および復号化回路17による符号化および復号化
を繰り返し、収束状態に達したときに符号データバッフ
ァ16からの符号データを符号メモリ書込み制御回路1
9に出力させる。
【0059】符号化回路15および復号化回路17は、
固定長の準可逆方式、たとえば、実施例1に示した固定
長のブロックトランケーション符号化方式等を適用して
いる。
【0060】図7および図8はこの発明の実施例2の符
号化および復号化演算処理によるデータ収束動作を示す
説明図である。図7は準可逆符号化方式で同一画像デー
タに対して符号化および復号化を繰り返し、3回目の符
号化で符号データから収束状態に到達する例を示し、図
8は同様の演算処理により2回目の復号化で復号データ
から収束状態に到達する例を示す。
【0061】図7において、20aは原画像6を符号化
して得られる符号データ、21aは符号データ20aを
復号化して得られる復号画像、20bは復号画像21a
を符号化して得られる符号データ、21bは符号データ
20bを復号化して得られる復号画像、22は復号画像
21bを符号化して得られる収束符号データ、23は収
束復号画像22を復号化して得られる収束復号画像であ
る。
【0062】図7の場合、まず収束符号データ22が収
束し、これに続いて収束復号画像23も収束しており、
符号データおよび画像が一度収束した後に収束復号画像
23を再度符号化し、符号化および復号化を繰り返して
も、それ以上の劣化が起こることはない。したがって、
収束した後は実質的に可逆符号化方式になったのと等価
である。
【0063】一方、図8において、21は符号データ2
0aを復号化して得られる復号画像であり、復号画像2
1の符号化により符号データ20bが得られる。図8の
場合、まず収束復号画像23が収束し、続いて収束符号
データ22も収束している。
【0064】次に、図1、図7および図8を参照しなが
ら、図6に示したこの発明の実施例2の動作について説
明する。まず、図1の圧縮データベース回路に登録する
ための原画像6は、入力制御回路13を通って、画像デ
ータバッファ14に一部または全部が蓄えられる。続い
て、収束コントローラ18は、符号データバッファ14
から符号化に必要な画像データを順次取り出して、符号
化回路15に入力する。
【0065】符号化回路15で得られる符号データは、
符号データバッファ16に蓄えられ、符号データバッフ
ァ16を介した符号データは、復号化回路17に入力さ
れる。さらに、復号化回路17で復号化された復号デー
タは、収束コントローラ18の制御下で、画像データバ
ッファ14にフィードバックされ、符号データおよび復
号データの双方が収束するまで繰り返される。
【0066】図7の場合は3回目の符号化、図8の場合
は2回目の復号化で収束する最終的な収束符号データ2
2は、符号データバッファ16から符号メモリ書込み制
御回路19に送られ、たとえば符号メモリ1となる記憶
媒体Mに書込まれる。すなわち、最終的な符号データが
書込まれた記憶媒体Mは、図1内の符号メモリ1に用い
られることになる。なお、収束した符号データを蓄える
記憶媒体Mは、たとえば不揮発性の半導体メモリや磁気
記憶媒体などが考えられる。
【0067】なお、収束コントローラ18がフィードバ
ック動作を繰り返す回数は、予め決定されてもよい。た
とえば、収束コントローラ18は、適用対象とする準可
逆符号化方式について、種々の原画像に対して符号化回
路15および復号化回路17による符号化および復号化
を繰り返し、可逆状態に収束するまでに要する最も多い
繰り返し回数を予め決定する。
【0068】すなわち、あらゆる原画像の中で可逆状態
に収束するのに最高で何回符号化および復号化を繰り返
す必要があるかを調べておき、この最高回数を設定し、
設定された繰り返し回数だけ符号化および復号化を繰り
返せばよい。前述の固定長ブロックトランケーション符
号化方式の場合、フィードバックの回数を2回に固定し
ておくと、符号化回路15を3回、復号化回路17を2
回動作させることになり、任意の原画像6に対応するこ
とができる。
【0069】また、収束コントローラ18がフィードバ
ック動作を終了するのを決定する方式として、以下のよ
うな方式も考えられる。すなわち、符号データおよび復
号データの双方とも収束したことを確認した段階でフィ
ードバック動作を終了する方式である。
【0070】この場合、画像データバッファ14および
符号データバッファ16は、それぞれ1画面分のデータ
を保持することを仮定する。符号データの収束状態は、
符号化回路15の出力データ値(今回の符号データ)と
符号データバッファ16に保持されている前回の符号デ
ータ値とを比較し、両者が一致したことを確認すること
により判定することができる。
【0071】また、復号データの収束状態は、復号化回
路17の出力データ(今回の復号画像)と、画像データ
バッファ14に蓄えられていたデータ(前回の復号画
像)とを比較し、両者が一致したことを確認することに
より判定することができる。
【0072】なお、必要最多のフィードバック回数が分
かっていれば、最終フィードバック時に上記データの比
較を行う必要はない。具体的には、前述の固定長ブロッ
クトランケーション符号化方式の場合、1回目のフィー
ドバック時のデータ比較で一致すればフィードバックを
終了し、2回目のフィードバック時にはデータ比較を実
施せずに終了すればよい。これにより、収束コントロー
ラ18の処理として、フィードバック制御を効率よく実
現することができる。
【0073】実施例3.次に、図6の画像データ符号化
回路を図1の圧縮データベース回路に組み込んで、両者
を接続したこの発明の実施例3(請求項3および請求項
5に対応)について説明する。図9はこの発明の実施例
3を示すブロック図であり、1〜5および13〜19は
前述と同様のものである。この場合、図6の画像データ
符号化回路の後段に図1の圧縮データベース回路を接続
した構成になっている。
【0074】ここで扱う符号化および復号化方式は、固
定長で準可逆性があるもので、たとえば固定長のブロッ
クトランケーション符号化方式等が適用される。また、
図9の動作は、実施例1および実施例2を組み合わせた
ものになる。
【0075】すなわち、入力制御回路13〜符号メモリ
書込み制御回路19からなる前段の画像データ符号化回
路(圧縮画像作成部)は、画像データを読込んで収束し
た符号データを作成し、符号メモリ1に収束符号データ
を書込むまでの処理を行う。また、符号メモリ1〜コン
トローラ5からなる後段の圧縮データベース回路は、符
号メモリ1に書込まれた符号データを読出し、画像に再
生して出力する処理を行う。
【0076】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、固定長符号化方式で画像データに対し符号化および
復号化を複数回繰り返して、符号化または復号化を行う
ものであって、画像データおよび符号データを、符号デ
ータおよび画像データ間で変化が起こらない可逆状態に
収束させるためのデータ収束手段と、初期の画像データ
と可逆状態に収束した後の画素データとの間の平均自乗
誤差が所定のレベル以下であることを確認するデータ収
束確認手段とを設け、準可逆符号化方式による収束デー
タを用いるようにしたので、符号化圧縮した状態で画像
編集ができるとともに、多値画像に対しても圧縮効率が
よく且つ画像データの可逆性を保つことのできる画像デ
ータ符号化回路が得られる効果がある。
【0077】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、データ収束手段は、それぞれが複数の画
素からなる複数のブロックに原画像を分割するブロック
分割手段と、ブロック毎の画素データに基づいて、基準
レベル、レベル間隔およびレベル指定信号を生成する符
号化演算手段と、基準レベル、レベル間隔およびレベル
指定信号をそれぞれデータ長を固定化して独立に符号化
し、全体としてブロック毎の固定長データとなる符号デ
ータを生成するデータ長固定化手段とを備え、符号化演
算手段は、ブロック毎の複数の画素の階調レベルを代表
させるための代表階調レベルを設定する代表階調レベル
設定手段と、各代表階調レベルのうちの1つを基準レベ
ルとして作成するための基準レベル作成手段と、各ブロ
ックの代表階調レベルの分布範囲をレベル間隔として作
成するレベル間隔作成手段と、各ブロック内の各画素が
代表階調レベルのいずれに相当するかを示す信号をレベ
ル指定信号として作成するレベル指定信号作成手段とを
含み、準可逆符号化方式による収束データを用いるよう
にしたので、符号化圧縮した状態で画像編集ができると
ともに、多値画像に対しても圧縮効率がよく且つ画像デ
ータの可逆性を保つことのできる画像データ符号化回路
が得られる効果がある。
【0078】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、画像データを取り込む入力制御回路と、
入力された画像データの一部または全体を一時的に蓄え
る画像データバッファと、画像データを符号化する符号
化回路と、符号化回路からの符号データを一時的に蓄え
るための符号データバッファと、符号データを繰り返し
作成する過程で、符号データバッファから一時的に得ら
れた符号データを復号化して画像データバッファに入力
する復号化回路と、符号データバッファからの最終的な
符号データを外部の記憶媒体に書込むための符号メモリ
書込み制御回路と、画像データバッファ、符号化回路、
符号データバッファおよび復号化回路を制御する収束コ
ントローラとを設け、収束コントローラは、復号化回路
からの復号データを画像データバッファに戻し、画像デ
ータバッファからの画像データと復号化回路からの復号
データとの収束状態を監視しながら、画像データおよび
復号データが収束状態になるまで符号化回路および復号
化回路による符号化および復号化を繰り返し、収束状態
に達したときに符号データバッファからの符号データを
符号メモリ書込み制御回路に出力するようにしたので、
符号化圧縮した状態で画像編集ができるとともに、多値
画像に対しても圧縮効率がよく且つ画像データの可逆性
を保つことのできる画像データ符号化回路が得られる効
果がある。
【0079】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、収束コントローラは、種々の原画像に対
して符号化回路および復号化回路による符号化および復
号化を繰り返し、可逆状態に収束するまでに要する最も
多い繰り返し回数を決定し、決定された繰り返し回数だ
け符号化および復号化を繰り返すようにしたので、符号
化圧縮した状態で画像編集ができるとともに、多値画像
に対しても圧縮効率がよく且つ画像データの可逆性を保
つことのできる画像データ符号化回路が得られる効果が
ある。
【0080】また、この発明の請求項5に係る画像デー
タ符号化回路を用いた圧縮データベース回路は、請求項
1から請求項4までのいずれかの画像データ符号化回路
を用い、画像データを予め圧縮した符号データとして格
納する符号メモリと、符号メモリから読み出した符号デ
ータを復号化する復号化回路と、復号化回路からの復号
データを一時的に蓄えて画像編集を行う復号データバッ
ファと、復号データバッファからの復号データを出力す
るための出力制御回路と、符号データを符号メモリから
読出して復号化回路で復号させるとともに、復号データ
の画像編集および出力制御を行うコントローラとを設
け、符号メモリは、可逆状態に収束された固定長の符号
データを記憶するようにしたので、符号化圧縮した状態
で画像編集ができるとともに、多値画像に対しても圧縮
効率がよくかつ画像データの可逆性を保つことのできる
画像データ符号化回路を用いた圧縮データベース回路が
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による画像データ符号化回
路を用いた圧縮データベース回路(請求項5に対応)を
示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の実施例1による画像データ符号化回
路(請求項1に対応)を示す機能ブロック図である。
【図3】この発明の実施例1による画像データ符号化回
路(請求項2に対応)内の符号化手段の具体的構成例を
示す機能ブロック図である。
【図4】この発明の実施例1に用いられる固定長ブロッ
クトランケーション符号化方式による符号化演算処理動
作を示す説明図である。
【図5】この発明の実施例1に用いられる固定長ブロッ
クトランケーション符号化方式による復号化演算処理動
作を示す説明図である。
【図6】この発明の実施例2による圧縮画像作成用の画
像データ符号化回路(請求項3に対応)を示す機能ブロ
ック図である。
【図7】この発明の実施例2による画像データ符号化回
路を用いて3回目の符号化演算処理で符号データから収
束状態に到達する場合を示す説明図である。
【図8】この発明の実施例2による画像データ符号化回
路を用いて2回目の復号化演算処理で復号データから収
束状態に到達する場合を示す説明図である。
【図9】この発明の実施例3による画像データ符号化回
路およびそれを用いた圧縮データベース回路を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
1 符号メモリ 2 復号化回路 3 復号データバッファ 4 出力制御回路 5 コントローラ 6 原画像(画像データ) 7 ブロック 9 基準レベル 10 レベル間隔 11 レベル指定信号 13 入力制御回路 14 画像データバッファ 15 符号化回路 15A 符号化手段 16 符号データバッファ 17 復号化回路 17A 復号化手段 18 収束コントローラ 18A データ収束確認手段 19 符号メモリ書込み制御回路 100 データ収束手段 110 ブロック分割手段 120 符号化演算手段 121 代表階調レベル設定手段 122 基準レベル作成手段 123 レベル間隔作成手段 124 レベル指定信号作成手段 130 データ長固定化手段 M 記憶媒体 La 基準レベル値 Ld レベル間隔値 φij レベル指定信号値
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に、図1〜図3とともに図4および図5
の説明図を参照しながら、この発明の実施例1による
データ符号化回路およびそれを用いた圧縮データベー
ス回路の動作について説明する。まず、図3に示した符
号化手段15Aによる可逆状態に収束した固定長の符号
データの生成方式について説明する。固定長の符号デー
タは、以下の(1)〜(3)の3点の性質を持つ符号化
方式により生成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】LmaxおよびLminはブロック7内の
画素データの値であり、Lmaxはブロック7内の画素
の最大値、Lminはブロック7内の画素の最小値、P
1は最大値Lmaxと最小値Lminとの間を4等分し
たときの下から1/4の値、P2は上から1/4の値で
ある。Q1は最小値Lmin以上でP1以下の下部ハッ
チング部の画素値の平均値、Q4はP2以上で最大値L
max以下の上部ハッチング部の画素値の平均値であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】実施例2.また、上記実施例1では、主に
画像データ符号化回路について説明したが、特に図1の
圧縮データベース回路に関連させてもよい。図6は生成
された符号データを図1に示した圧縮データベース回路
に登録するようにしたこの発明の実施例2(請求項3お
よび請求項4に対応)による画像データ符号化回路を示
すブロック図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】図7において、20aは原画像6を符号化
して得られる符号データ、21aは符号データ20aを
復号化して得られる復号画像、20bは復号画像21a
を符号化して得られる符号データ、21bは符号データ
20bを復号化して得られる復号画像、22は復号画像
21bを符号化して得られる収束符号データ、23は
束符号データ22を復号化して得られる収束復号画像で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長符号化方式で画像データに対し符
    号化および復号化を複数回繰り返して符号化または復号
    化を行うための画像データ符号化回路であって、 前記画像データおよび前記符号データを、前記符号デー
    タおよび前記画像データ間で変化が起こらない可逆状態
    に収束させるためのデータ収束手段と、 初期の画像データと可逆状態に収束した後の画素データ
    との間の平均自乗誤差が所定のレベル以下であることを
    確認するデータ収束確認手段とを備えたことを特徴とす
    る画像データ符号化回路。
  2. 【請求項2】 前記データ収束手段は、 それぞれが複数の画素からなる複数のブロックに原画像
    を分割するブロック分割手段と、 前記ブロック毎の画素データに基づいて、基準レベル、
    レベル間隔およびレベル指定信号を生成する符号化演算
    手段と、 前記基準レベル、前記レベル間隔および前記レベル指定
    信号をそれぞれデータ長を固定化して独立に符号化し、
    全体として前記ブロック毎の固定長データとなる符号デ
    ータを生成するデータ長固定化手段とを備え、 前記符号化演算手段は、 前記ブロック毎の複数の画素の階調レベルを代表させる
    ための代表階調レベルを設定する代表階調レベル設定手
    段と、 前記各代表階調レベルのうちの1つを前記基準レベルと
    して作成するための基準レベル作成手段と、 前記各ブロックの代表階調レベルの分布範囲を前記レベ
    ル間隔として作成するレベル間隔作成手段と、 前記各ブロック内の各画素が前記代表階調レベルのいず
    れに相当するかを示す信号を前記レベル指定信号として
    作成するレベル指定信号作成手段とを含むことを特徴と
    する請求項1の画像データ符号化回路。
  3. 【請求項3】 画像データを取り込む入力制御回路と、 入力された前記画像データの一部または全体を一時的に
    蓄える画像データバッファと、 前記画像データを符号化する符号化回路と、 前記符号化回路からの符号データを一時的に蓄えるため
    の符号データバッファと、 前記符号データを繰り返し作成する過程で、前記符号デ
    ータバッファから一時的に得られた符号データを復号化
    して前記画像データバッファに入力する復号化回路と、 前記符号データバッファからの最終的な符号データを外
    部の記憶媒体に書込むための符号メモリ書込み制御回路
    と、 前記画像データバッファ、前記符号化回路、前記符号デ
    ータバッファおよび前記復号化回路を制御する収束コン
    トローラとを備え、 前記収束コントローラは、前記復号化回路からの復号デ
    ータを前記画像データバッファに戻し、前記画像データ
    バッファからの画像データと前記復号化回路からの復号
    データとの収束状態を監視しながら、前記画像データお
    よび前記復号データが収束状態になるまで前記符号化回
    路および前記復号化回路による符号化および復号化を繰
    り返し、収束状態に達したときに前記符号データバッフ
    ァからの符号データを前記符号メモリ書込み制御回路に
    出力することを特徴とする請求項1の画像データ符号化
    回路。
  4. 【請求項4】 前記収束コントローラは、種々の原画像
    に対して前記符号化回路および前記復号化回路による符
    号化および復号化を繰り返し、前記可逆状態に収束する
    までに要する最も多い繰り返し回数を決定し、決定され
    た前記繰り返し回数だけ前記符号化および復号化を繰り
    返すことを特徴とする請求項請求項3の画像データ符号
    化回路。
  5. 【請求項5】 画像データを予め圧縮した符号データと
    して格納する符号メモリと、 前記符号メモリから読み出した符号データを復号化する
    復号化回路と、 前記復号化回路からの復号データを一時的に蓄えて画像
    編集を行う復号データバッファと、 前記復号データバッファからの復号データを出力するた
    めの出力制御回路と、 前記符号データを前記符号メモリから読出して前記復号
    化回路で復号させるとともに、前記復号データの画像編
    集および出力制御を行うコントローラとを備え、 前記符号メモリは、可逆状態に収束された固定長の符号
    データを記憶することを特徴とする請求項1から請求項
    4までのいずれかの画像データ符号化回路を用いた圧縮
    データベース回路。
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