JP2002335409A - 画像符号化装置、画像復号化装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像符号化装置、画像復号化装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002335409A JP2002059887A JP2002059887A JP2002335409A JP 2002335409 A JP2002335409 A JP 2002335409A JP 2002059887 A JP2002059887 A JP 2002059887A JP 2002059887 A JP2002059887 A JP 2002059887A JP 2002335409 A JP2002335409 A JP 2002335409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚的に一定以上の画質で最高の圧縮率を得
ることができる画像符号化装置および復号化装置を提出
すること。 【解決手段】 本発明は、入力画像と領域分割画像を用
いて各領域画像を作成処理する領域画像作成処理手段
と、領域分割画像を可逆圧縮方式に基づいて符号化処理
し領域分割画像符号化データを作成する領域分割画像符
号化処理手段と、領域分割処理手段により分割された所
定の領域を前記不可逆圧縮方式に基づいて画像符号化す
る第1領域画像符号化手段と、他の領域を要求する画質
で画像符号化する第2領域画像符号化手段と、前記領域
分割画像符号化データと各領域の符号化データを一つの
符号化データにまとめる符号化データ接合処理手段と、
を有することを特徴とする画像符号化装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画質劣化を抑えつ
つ、容量を削減することができる画像符号化装置及びそ
の画像復号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットやデジタルカメラ等で、
広く用いられている画質圧縮方式のほとんどが、画像の
データ容量を効率的に削減する不可逆圧縮方式である。
不可逆圧縮方式により、ネットワークを介した画像デー
タのやり取りや、画像データの蓄積等が容易になった。
また、前記の不可逆画像圧縮方式には、たとえばJPE
G圧縮方式のように圧縮率を圧縮パラメータ設定によっ
て、柔軟に調節することが可能な方式があり、画質を劣
化させることによって圧縮率を高めたり、逆に圧縮率を
下げることによって画質の劣化を抑えることが可能であ
るものがある。
【0003】また、圧縮パラメータを最適値に自動設定
する画像圧縮装置として、たとえば特許第280722
2号公報で開示されているものが挙げられる。ここで開
示されている画像圧縮装置は入力画像である原画像と復
元画像との間で減算して残差画像を作成し、この残差画
像のデータより平均2乗誤差を計算し、これを画質評価
値として圧縮パラメータを最適化するものであった。ま
た、従来、表示端末等の特性を考慮せずに全画素領域を
同じように圧縮するか、特開平8−242376号公報
で開示されている画像処理装置のように表示端末等の特
性を考慮に入れガンマ曲線を用いて表示端末等で詳細の
わかりにくい画素領域のダイナミックレンジを拡大する
補正をし、復号後の画質を向上させる技術があった。
【0004】また、画像を領域別に異なった画像圧縮方
式を用いて符号化する画像符号化装置の例として、特開
平6−225160号公報で開示されている画像データ
圧縮装置が挙げられる。ここで開示されている画像デー
タ圧縮装置は、入力画像データの所定領域内に含まれる
色数の多さにより、画像圧縮方式を変えるものであり、
所定領域内の色数が多ければその領域を可逆圧縮方式で
圧縮すると圧縮データ容量が大きくなるため、その領域
は、不可逆圧縮方式で圧縮し、逆に色数が少なければ可
逆圧縮方式で圧縮するという技術を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記不
可逆画像圧縮方式は、画質と圧縮率を圧縮パラメータに
より非常に柔軟に調節可能であるが、前記圧縮方式性能
を十分活用しきれていなかった。その主な原因に圧縮パ
ラメータが同じ値であっても、原画像によって圧縮後の
画質、圧縮率が大きく異なるため、圧縮パラメータから
圧縮後の画質を推測することが困難であったことが挙げ
られる。また、従来、圧縮パラメータを自動設定する装
置もあったが、平均2乗誤差や、SN比を評価値として
用いているので、人間の視覚特性を十分考慮したもので
はなかった。したがって、ユーザが許容しうる画質の範
囲内で最高の圧縮率を必要とする場合は圧縮パラメータ
は手動で設定しなければならず、また圧縮後の画質を肉
眼で確認しながら圧縮パラメータを調節しなければなら
なかった。
【0006】本発明は、視覚上劣化していると感じる画
素領域を抽出して、その歪みの度合いのみを画質評価に
用いるか又は、ブロックを性質により分類しそれぞれ別
の評価基準を置くことで、人間の視覚特性を反映した圧
縮パラメータの自動設定を可能とすることを目的とす
る。特にブロック単位で画像圧縮を行うJPEG圧縮方
式等のDCT変換技術を用いた画像圧縮方式では、基本
的にはブロック毎に独立して圧縮が行われており、ブロ
ック間で圧縮後の画質に影響があることがない。
【0007】そこで、本発明では、圧縮時に用いられる
ブロック単位で歪みを計算することにより、ブロック単
位で画質の優劣を判定する評価法を示しており、局所的
な画質劣化を的確に検出する。また、DCT変換技術を
用いた画像圧縮方式で圧縮した画質を、従来用いられて
いた平均2乗誤差やSN比を用いると、画素値のアクテ
ィビティが小さい画像に対して評価値が小さく、アクテ
ィビティが大きい画像に対しては、評価値が大きくなる
傾向があった。
【0008】DCT変換を用いた画像圧縮特有の歪みと
して、ブロックノイズ(ブロックの周辺が不連続になる
ノイズ)とモスキートノイズ(急峻なエッジ部周辺に発
生するノイズ)がよく知られているが、ブロックノイズ
は、画素値のアクティビティが小さい画像に生じるが、
前述のとおり、平均2乗誤差やSN比では評価値が小さ
くなり、ブロックノイズを正確に検出することが難し
い。また、ブロックノイズは、平坦化された(AC成分
が0になっている)時に視覚的に目立つ傾向がある。
【0009】X方向Y方向のAC成分が全て0になって
いるブロックは、ブロック内の全画素値が一致する。ま
た、X方向の全てのAC成分が0になっているブロック
は、ブロック内の全ての行内で画素値が一致し、Y方向
の全てのAC成分が0になっているブロックは、ブロッ
ク内の全ての列内で画素値が一致する。そこで、本発明
の画像符号化装置では、圧縮後の画像のブロックのブロ
ック内の画素値の性質によりブロックを分類し、分類し
たブロック毎のブロックノイズの生じ易さを考慮にいれ
て評価基準をそれぞれ設定することでブロックノイズが
生じるブロックを検出することが出来る。
【0010】また、モスキートノイズが発生するブロッ
クは、従来の最小2乗誤差やSN比の評価値も大きくな
るが、アクティビティが大きいブロックは、モスキート
ノイズが発生しなくてもこれらの評価値は大きくなる場
合があり、正しくモスキートノイズを検出することが出
来ない。モスキートノイズは、ブロック内の一部の急峻
なエッジの影響が、周辺に現れる現象であり、モスキー
トノイズが発生したブロックは、ブロック内の各画素の
歪みにバラツキが大きくなる。
【0011】本発明は、原画と圧縮画像との画素値の差
のバラツキを計算することにより、モスキートノイズを
正しく検出することを可能にしている。また、従来、特
開平8−242376号公報で開示されている画像処理
装置のように表示端末等の特性を考慮に入れガンマ曲線
を用いて表示端末等で詳細のわかりにくい画素領域のダ
イナミックレンジを拡大する補正をし、復号後の画質を
向上させる技術はあったが、表示端末等の特性により劣
化が目立ちにくい低画素領域のダイナミックレンジを削
減することにより画素値全域のダイナミックレンジを削
減した後、符号化処理をし、画像復号化装置で、復号画
素値全域のダイナミックレンジを戻す画像符号化装置お
よび画像復号化装置はなかった。
【0012】本発明の画像符号化装置は、たとえば。図
8(a)のように、画素値が低い領域のダイナミックレ
ンジを削減することにより、画素値全域のダイナミック
レンジを削減する変換をした後、符号化処理を施すこと
により、圧縮率を大幅にあげることを目的とする。ま
た、本発明の画像復号化装置は、復号化処理後、復号画
像の画素値全域のダイナミックレンジを符号化前の画像
の画素値全域のダイナミックレンジと等しくなるように
ダイナミックレンジを拡大するものであり、この画像復
号化装置と組み合わせて使うことにより、視覚上の画質
を落とさずに圧縮率を大幅に高めることを目的とする。
【0013】本発明の画像符号化装置は、複数の画像圧
縮方式を組み合わせる方式であり、圧縮性能が高い画像
圧縮方式に重点を置き、前述の視覚的に劣化が目立つモ
スキートノイズ、ブロックノイズを正確に検出できる評
価手法を用いて、圧縮性能の高い画像圧縮方式で視覚的
に設定した一定以上の画質が確保できる領域は、全て圧
縮性能の高い画像圧縮方式で圧縮し、他の領域中で次に
圧縮性能の高い画像圧縮方式で同様に画質が保つことの
出来る領域を検出し、その画像圧縮方式で圧縮すると圧
縮効率の高い方式から順に圧縮する領域を決定してい
き、視覚的に一定以上の画質を保ち、最高の圧縮率を得
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力画像を不
可逆圧縮方式に基づいて画像符号化処理する画像符号化
処理手段と、前記画像符号化処理手段により作成された
符号化データを復号化処理する画像復号化処理手段と、
復号画像と前記入力画像を小領域単位で比較し、特徴的
な歪みを演算処理する特徴歪み演算処理手段と、前記特
徴的な歪みの大きさにより前記小領域単位で領域分割処
理して領域分割情報を持った領域分割画像を作成する領
域分割処理手段と、前記入力画像と前記領域分割画像を
用いて各領域画像を作成処理する領域画像作成処理手段
と、領域分割画像を可逆圧縮方式に基づいて符号化処理
し領域分割画像符号化データを作成する領域分割画像符
号化処理手段と、前記領域分割処理手段により分割され
た所定の領域を前記不可逆圧縮方式に基づいて画像符号
化する第1領域画像符号化手段と、他の領域を要求する
画質で画像符号化する第2領域画像符号化手段と、前記
領域分割画像符号化データと各領域の符号化データを一
つの符号化データにまとめる符号化データ接合処理手段
と、を有することを特徴とする画像符号化装置を提供す
る。
【0015】また、本発明は、前記特徴歪み演算処理手
段は、前記入力画像と前記復号画像との各画素値の差の
分散に基づいて前記小領域単位で前記特徴的な歪みの大
きさを演算処理することを特徴とする画像符号化装置を
提供する。
【0016】また、本発明は、前記特徴歪み演算処理手
段は、前記入力画像と前記復号画像との各画素値の差
と、前記各画素値の差の前記小領域内での平均値を求
め、前記各画素値の差と前記平均値との差の絶対値の和
に基づいて前記小領域単位で前記特徴的な歪みの大きさ
を演算処理することを特徴とする画像符号化装置を提供
する。
【0017】また、本発明は、前記領域分割処理手段
は、前記小領域の画素値に関する性質を分類する手段を
有し、前記分類別に前記特徴的な歪みの大きさの閾値を
別々に設定することを特徴とする画像符号化装置を提供
する。
【0018】また、本発明は、前記小領域がブロック単
位であり、前記分類する手段は、全ての画像が一致して
いる完全平坦ブロックと、完全平坦ブロック以外で全て
の列内または全ての行内で画素値が一致しているブロッ
クと、それら以外のブロックとに分類することを特徴と
する画像符号化装置を提供する。
【0019】また、本発明は、前記画像符号化装置によ
り生成された符号化データを領域分割画像符号化データ
と各領域の符号化データに分離処理する符号化データ分
離処理手段と、前記領域分割画像符号化データを復号化
して領域分割画像を作成する領域分割画像復号化装置
と、前記各領域の符号化データを復号化して各領域画像
を作成処理する各領域復号化処理手段と、前記領域分割
画像に従って前記各領域画像を組み合わせて一つの復号
画像を作成する復号画像データ接合処理手段とを有する
ことを特徴とする画像復号化装置を提供する。
【0020】また、本発明は、入力画像を不可逆圧縮方
式に基づいて画像符号化処理する画像符号化処理ステッ
プと、前記画像符号化処理ステップにより作成された符
号化データを復号化処理する画像復号化処理ステップ
と、復号画像と前記入力画像を小領域単位で比較し、特
徴的な歪みを演算処理する特徴歪み演算処理ステップ
と、前記特徴的な歪みの大きさにより前記小領域単位で
領域分割処理して領域分割情報を持った領域分割画像を
作成する領域分割処理ステップと、前記入力画像と前記
領域分割画像を用いて各領域画像を作成処理する領域画
像作成処理ステップと、領域分割画像を可逆圧縮方式に
基づいて符号化処理し領域分割画像符号化データを作成
する領域分割画像符号化処理ステップと、前記領域分割
処理ステップにより分割された所定の領域を前記不可逆
圧縮方式に基づいて画像符号化する第1領域画像符号化
ステップと、他の領域を要求する画質で画像符号化する
第2領域画像符号化ステップと、前記領域分割画像符号
化データと各領域の符号化データを一つの符号化データ
にまとめる符号化データ接合処理ステップと、をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0021】また、本発明は、前記画像符号化装置によ
り生成された符号化データを領域分割画像符号化データ
と各領域の符号化データに分離処理する符号化データ分
離処理ステップと、前記領域分割画像符号化データを復
号化して領域分割画像を作成する領域分割画像復号化ス
テップと、前記各領域の符号化データを復号化して各領
域画像を作成処理する各領域復号化処理ステップと、前
記領域分割画像に従って前記各領域画像を組み合わせて
一つの復号画像を作成する復号画像データ接合処理ステ
ップ、をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
を用いて、以下で用いる画像のブロックと画素の表記法
について説明する。画像0101はブロックに分割さ
れ、ブロックには左上から右下にかけて番号が付けられ
ている。各ブロックは、m画素×n画素(m,nは任意
の自然数)であり、ブロック内の画素はブロック010
2のように座標で表される。
【0023】また、図2を用いて、以下で用いる平坦ブ
ロックを定義する。平坦ブロックとは、ブロック内で画
素値の変化が小さく高周波成分が所定の閾値よりも少な
いブロックのことであるとする。平坦ブロックは、ブロ
ック内のたとえば画素値のアクティビティの大きさや、
分散の大きさ等を用いて決定することができる。具体的
には、数式1に示すようなブロック内の画素値のアクテ
ィビティaや、ブロック内の画素値の分散σ等を計算
し、その値の大きさにより平坦ブロックかどうかを判定
することができる。
【0024】
【数1】
【0025】図2(a),(b),(c)はそれぞれブ
ロックを表している。ブロックの小さな区切りは画素を
表している。したがってブロックは8画素×8画素のブ
ロックであることになるが、n画素×m画素のブロック
であれば良い。(n,mは自然数)また、ブロック内の
各画素に付けられた模様は画素値を表している。
【0026】ブロック(a)は、横方向に隣り合う全て
の画素値が一致している。ブロック(b)は、縦方向に
隣り合う全ての画素値が一致している。このように、縦
方向、横方向の少なくとも一方向の隣り合う画素値が一
致しているブロックを以下の説明で言う平坦ブロックの
定義とする。また、平坦ブロックの中でもブロック
(c)のように、ブロック内の全画素値が一致している
ブロックを特に完全平坦ブロックと呼ぶことにする。ま
た、平坦ブロック、完全平坦ブロック以外のブロックを
一般ブロックと呼ぶことにする。
【0027】(第一の実施の形態)図3は、本発明の第
一の実施の形態の画像符号化装置の構成を示す図であ
る。画像符号化装置0302は、入力画像バッファ03
04、画像符号化処理部0305、符号化データバッフ
ァ0306、画像復号化処理部0307、復号画像バッ
ファ0308、特徴画素抽出処理部0309、特徴画素
データバッファ0310、特徴歪み演算処理部031
1、符号化パラメータ制御部0312から構成されてい
る。また、画像符号化装置0302は画像入力装置03
01から画像データを受け取り、データ出力装置030
3に符号化データを出力する。
【0028】入力画像バッファ0304は、画像入力装
置0301から入力された入力画像データを格納する。
画像符号化処理部0305は、入力画像バッファ030
4から入力画像データを読み込み符号化データを出力す
る。符号化データバッファ0306は、画像符号化処理
部0305から出力された符号化データを格納する。画
像復号化処理部0307は、符号化データバッファ03
06から符号化データを読み込み復号画像データを出力
する。復号画像バッファ0308は、画像復号化処理部
0307から出力された復号画像データを格納する。
【0029】特徴画素抽出処理部0309は、入力画像
バッファ0304と復号画像バッファ0308からそれ
ぞれ入力画像データと復号画像データを読み込み、特徴
画素を抽出し、抽出した特徴画素データを出力する。特
徴画素とは、歪みの計算に用いる画素のことである。特
徴ブロックは、ブロック内の全画素が特徴画素であるブ
ロックのことをいう。特徴画素データバッファ0310
は、特徴画素抽出処理部0309から出力された特徴画
素データを格納する。特徴歪み演算処理部0311は、
特徴画素データバッファ0310から、特徴画素データ
を読み込み、特徴歪み演算を行い、特徴歪みをデータを
出力する。
【0030】符号化パラメータ制御部0312は、特徴
歪み演算処理部0311から出力された特徴歪みデータ
を受け取り、データ圧縮の度合いを決定するパラメータ
値を決定する。入力画像バッファ0304、符号化デー
タバッファ0306、復号画像バッファ0308、特徴
画素データバッファ0310は、フラッシュメモリ、ハ
ードディスク等のRAM(ランダムアクセスメモリ)に
よって、画像符号化処理部0305、画像復号化処理部
0307、特徴画素抽出処理部0309、特徴歪み演算
処理部0311および符号化パラメータ制御部0312
は、たとえばそれぞれ独立した回路によって実現され
る。また、たとえばコンピュータ等の演算処理回路によ
って実現される仮想回路とされてもよい。画像符号化処
理部0305と画像復号化処理部0307は、任意の小
領域単位で処理を行い、かつデータ圧縮の度合いをパラ
メータで調節できる不可逆圧縮方式であればどのような
ものでも良い。
【0031】以下、前記不可逆圧縮方式の一例であるJ
PEG圧縮方式を用いて説明を行う。画像符号化装置0
302の処理の流れを図4に示した。JPEG圧縮方式
の量子化パラメータQとその最大値Qmaxと最小値Qmin
の初期値と特徴歪みの度合いSNの閾値SNthをステッ
プS0402で設定する。ステップS0403で入力画
像データをメモリに格納し、必要に応じて参照できるよ
うにする。画像符号化処理部0305において、ステッ
プS0404で、量子化パラメータQを用いて入力画像
データのJPEG符号化を行い、ステップS0405で
符号化データを復号化して得られる復号画像をステップ
S0406でメモリに格納し、必要に応じて参照できる
ようにする。
【0032】特徴画素抽出処理部0309において、ス
テップS0407で、入力画像で平坦ブロックになって
いない一般ブロックを検索し、対応する復号画像が平坦
ブロックになっていれば、そのブロック内の入力画像と
復号画像の画素を特徴画素として抽出する。すなわち、
圧縮により、一般ブロックから平坦ブロックに変化した
ブロックの画素を特徴画素として抽出している。特徴歪
み演算処理部0311において、ステップS0408
で、数式2で示すように抽出された特徴画素に対して、
入力画像と復号画像との画素値の差の分散をブロック単
位でそれぞれ計算しその最大値をそのブロックの特徴歪
みの度合いSNとする。なお、数式2のSNiの代わり
に数式3のSNiを用いても良い。
【0033】
【数2】
【0034】
【数3】
【0035】符号化パラメータ制御部0312におい
て、ステップS0409でSNが設定した閾値SNthよ
り大きいかどうかを判定し、大きければステップS04
10でQmaxに量子化パラメータQの値を、それ以外の
場合はステップS0411でQminにQの値を代入し、
Qの範囲を絞っていく。ステップS0412では、量子
化パラメータQの範囲が絞られたことによって収束した
かどうか判定する。QmaxとQminの差が2より小さいか
どうかを判定し、小さくなければ収束していないとみな
されステップS0413で量子化パラメータQがQmin
とQmaxとの平均値に設定されステップS0404から
ステップS0412までの処理が再び行われ、小さけれ
ば量子化パラメータQが収束したとみなされステップS
0414でQに最適値としてQminが代入されステップ
S0415でJPEG符号化が行われ出力符号化データ
がデータ出力装置0303に出力される。なお、量子化
パラメータQの最適値をサーチするのに、ステップS0
412、ステップS0413、ステップS0414で、
バイナリサーチを構成しているが、これは他のどのよう
なサーチ手法と置き換えても良い。
【0036】(第二の実施の形態)第二の実施の形態の
画像符号化装置の構成は、第一の実施の形態の画像符号
化装置と同様に図3で表されるため、構成図の説明は省
略する。画像符号化装置0302の処理の流れを図5に
示した。JPEG圧縮方式の量子化パラメータQとその
最大値Qmaxと最小値Qminの初期値と完全平坦ブロッ
ク、完全平坦ブロック以外の平坦ブロック、一般ブロッ
クの特徴歪みの度合いをそれぞれSN1、SN2、SN
3とし、それぞれの閾値をSN1th、SN2th、SN3
thとして、ステップS0502で設定する。
【0037】ステップS0503で入力画像データをメ
モリに格納し、必要に応じて参照できるようにする。画
像符号化処理部0305において、入力画像データをス
テップS0504で量子化パラメータQを用いてJPE
G符号化を行い符号化データをステップS0505で復
号化して得られる復号化画像をステップS0506でメ
モリに格納し、必要に応じて参照できるようにする。特
徴画素抽出処理部0309において、ステップS050
7で、復号画像の各ブロックを完全平坦ブロック、完全
平坦ブロック以外の平坦ブロック、一般ブロックに分類
し、ブロック内の入力画像と復号画像の画素を特徴画素
として分類して抽出する。
【0038】特徴歪み演算処理部0311において、ス
テップS0508で、数式4で示すように完全平坦ブロ
ックに分類されて抽出された特徴画素に対して、入力画
像と復号画像との画素値の差の分散をブロック単位でそ
れぞれ計算しその最大値を完全平坦ブロックの特徴歪み
の度合いSN1とする。同様にして、完全平坦ブロック
以外の平坦ブロックの特徴歪みの度合いSN2と一般ブ
ロックの特徴歪みの度合いSN3を計算する。なお、数
式4のSN1iの代わりに数式5のSN1iを用いても良
い。
【0039】
【数4】
【0040】
【数5】
【0041】符号化パラメータ制御部0312におい
て、ステップS0509、ステップS0510、ステッ
プS0511で、それぞれSN1、SN2、SN3が設
定した閾値SN1th、SN2th、SN3thより大きいか
判定し、すべて小さければ、ステップS0512でQmi
nにQの値を、それ以外の場合はステップS0513で
QmaxにQの値を代入し、Qの範囲をしぼっていく。ス
テップS0514では、量子化パラメータQの範囲が絞
られたことによって収束したかどうか判定をおこなって
おり、QmaxとQminの差が2より小さいかどうかを判定
し、小さくなければ収束していないとみなされ、ステッ
プS0515で量子化パラメータQがQminとQmaxとの
平均値に設定されてステップS0504からステップS
0514までの処理が再び行われ、小さければ量子化パ
ラメータQが収束したとみなされステップS0516で
Qに最適値としてQminが代入されステップS0517
でJPEG符号化が行われ出力符号化データがデータ出
力装置0303に出力される。なお、量子化パラメータ
Qの最適値をサーチするのに、ステップS0514、ス
テップS0515、ステップS0516で、バイナリサ
ーチを構成しているが、これは他のどのようなサーチ手
法と置き換えても良い。
【0042】(第三の実施の形態)図6、図7はそれぞ
れ本発明による画像符号化装置と画像復号化装置の構成
を示す図である。画像符号化装置0602は、入力画像
バッファ0604、画素値変換テーブル作成部060
5、画素値変換テーブルバッファ0606、画素値変換
処理部0607、画素値変換画像バッファ0608、画
像符号化処理部0609、符号化データバッファ061
0から構成されており、画像入力装置0601から画像
データを受け取り、データ出力装置0603に符号化デ
ータを出力する。また、画像復号化装置0702は入力
データバッファ0704、画像復号化処理部0705、
復号画像バッファ0706、画素値逆変換テーブル作成
部0707、画素値逆変換テーブルバッファ0708、
画素値逆変換処理部0709、画素値逆変換画像バッフ
ァ0710から構成されており、データ入力装置070
1から符号化データを受け取り、画像出力装置0703
に復元画像を出力する。
【0043】ここで、画像符号化装置0602内の各部
の説明を行う。入力画像バッファ0604は、画像入力
装置0601から入力された入力画像データを格納す
る。画素値変換テーブル作成部0605は、画素値変換
テーブルデータ(図8及び図9で後述する)を作成し出
力する。画素値変換テーブルバッファ0606は、画素
値変換テーブル作成部0605から出力された画素値変
換テーブルデータを格納する。
【0044】画素値変換処理部0607は、入力画像バ
ッファ0604と画素値変換テーブルバッファ0606
からそれぞれ入力画像データと画素値変換テーブルデー
タを読み込み入力画像の画素値変換を行い画素値変換画
像データを出力する。画素値変換画像バッファ0608
は、画素値変換処理部0607から出力された画素値変
換画像データを格納する。画像符号化処理部0609
は、画素値変換画像バッファ0608から画素値変換画
像データを読み込み、符号化を行い符号化データを出力
する。符号化データバッファ0610は画像符号化処理
部0609から出力された符号化データを格納する。
【0045】ここで、画像復号化装置0702の各部に
ついて説明する。入力データバッファ0704は、デー
タ入力装置0701から入力された入力符号化データを
格納する。画像復号化処理部0705は、入力データバ
ッファ0704から入力符号化データを読み込み復号し
復号画像データを出力する。復号画像バッファ0706
は、画像復号化処理部0705から出力された復号画像
データを格納する。
【0046】画素値逆変換テーブル作成部0707は、
画素値逆変換テーブルデータを作成し出力する。画素値
逆変換テーブルバッファ0708は、画素値逆変換テー
ブル作成部0707から出力された画素値逆変換テーブ
ルデータを格納する。画素値逆変換処理部0709は、
復号画像バッファ0706と画素値逆変換テーブルバッ
ファ0708からそれぞれ復号画像データと画素値逆変
換テーブルデータを入力し画素値逆変換を行い画素値逆
変換画像を出力する。画素値逆変換画像バッファ071
0は、画素値逆変換処理部0709から出力された画素
値逆変換画像データを格納する。
【0047】入力画像バッファ0604、画素値変換テ
ーブルバッファ0606、画素値変換画像バッファ06
08、符号化データバッファ0610、入力データバッ
ファ0704、復号画像バッファ0706、画素値逆変
換テーブルバッファ0708、画素値逆変換画像バッフ
ァ0710は、フラッシュメモリ、ハードディスク等の
RAM(ランダムアクセスメモリ)によって、画素値変
換テーブル作成部0605、画素値変換処理部060
7、画像符号化処理部0609、画像復号化処理部07
05、画素値逆変換テーブル作成部0707、画素値逆
変換処理部0709は、たとえばそれぞれ独立した回路
によって実現される。また、たとえばコンピュータ等の
演算処理回路によって実現される仮想回路とされてもよ
い。
【0048】以下で用いられる画素値変換テーブルと画
素値逆変換テーブルは、それぞれ画素値変換関数と画素
値逆変換関数から作成される。画素値変換関数は、線形
または非線形な関数であり、画素値逆変換関数は、基本
的には画素値変換関数の逆関数(y=xに対して対象)
である。画素値変換関数と画素値逆変換関数の組み合わ
せの一例を図8に示す。(a)は画素値変換関数、
(b)は画素値逆変換関数である。画素値変換関数
(a)は、ガンマ曲線の傾きが1以下の領域(γ<1)
と傾き1の直線を組み合わせもので、表示端末等の特性
を利用し低画素域のダイナミックレンジを効率的に減少
させている。画素値逆変換関数(b)は、画素値変換関
数(a)の逆関数である。画素値変換関数(a)から図
9の画素値変換テーブルが得られる。
【0049】画素値変換テーブルより全体の画素値域が
0〜255から0〜191に削減されたのがわかる。画
素値逆関数テーブルは、画素値変換テーブルの入力と出
力を入れ替えたものになる。なお、画素値変換関数は任
意の関数であり、対応する画素値逆変換関数は画素値変
換関数の基本的には逆関数であるが、明るさ改善、ノイ
ズ除去等の目的により逆関数にしなくても良い。画像符
号化装置0602、画像復号化装置0702の処理の流
れを図10に示した。
【0050】まず、画像符号化装置0602の処理の流
れを説明する。ステップS1002で入力画像データを
メモリに格納し、必要に応じて参照できるようにする。
画素値変換テーブル作成部0605において、ステップ
S1003で画素値変換テーブルを画素値変換関数から
作成し、ステップS1004で画素値変換テーブルデー
タをメモリに格納し、必要に応じて参照できるようにす
る。
【0051】次に画素値変換処理部0607において、
入力画像データの画素を画素値変換テーブルデータによ
りステップS1005で画素値変換を行い、画素値変換
後の画素値変換画像をステップS1006でメモリに格
納する。画像符号化処理部0609において、ステップ
S1007でメモリ内の画素値変換画像を読み込み、J
PEG符号化し出力符号化データをデータ出力装置06
03に出力する。
【0052】次に、画像復号化装置0702の処理の流
れを説明する。データ入力装置0701からステップS
1010で入力符号化データをメモリに格納する。画素
値逆変換テーブル作成部0707において、ステップS
1011で、画素値逆変換テーブルを作成し、ステップ
S1012で画素値逆変換テーブルメモリに格納する。
画像復号化処理部0705においてステップS1013
でJPEG復号化を行い、ステップS1014で復号画
像をメモリに格納する。次に、画素値逆変換処理部07
09においてステップS1015で、メモリ内から復号
画像と画素値逆変換テーブルを読み込み、画素値逆変換
画像を復元画像として画像出力装置0703に出力す
る。
【0053】(第四の実施の形態)図11、図12は、
本発明による画像符号化装置の構成を示す図である。入
力画像バッファ1104は、入力画像バッファ1201
と、領域分割画像符号化装置1106は、領域分割画像
符号化装置1205と、領域1画像符号化装置1108
は、領域1画像符号化装置1203と、領域2画像符号
化装置1110は、領域2画像符号化装置1204と、
それぞれ同一のバッファまたは装置を表している。
【0054】画像符号化装置1102は、画像入力装置
1101から入力画像を受け取り、データ出力装置11
03に接合符号化データを出力する。画像符号化装置1
102は、入力画像バッファ1104(1201)、領
域分割部1105、領域分割画像符号化装置1106
(1205)、領域分割符号化データバッファ110
7、領域1画像符号化装置1108(1203)、領域
1符号化データバッファ1109、領域2画像符号化装
置1110(1204)、領域2符号化データバッファ
1111、符号化データ接合処理部1112、接合符号
化データバッファ1113、から構成されている。
【0055】図12は、領域分割部1105の構成を示
している。図11の領域分割部1105は、図12で
は、領域分割部1202に相当する。領域分割部110
5(1202)は、画像符号化処理部1206、符号化
データバッファ1207、画像復号化処理部1208、
復号画像バッファ1209、ブロック抽出処理部121
0、抽出ブロックデータバッファ1211、特徴歪み演
算処理部1212、領域分割処理部1213、領域分割
画像バッファ1214、領域画像作成処理部1215、
領域1画像バッファ1216、領域2画像バッファ12
17から構成されている。
【0056】入力画像バッファ1104は、画像入力装
置1101から入力された入力画像データを格納する。
画像符号化処理部1206は、入力画像バッファ110
4(1201)から入力画像データを受け取り、画像符
号化を行い、符号化データを符号化データバッファ12
07に書き込む。画像復号化処理部1208は、符号化
データバッファ1207から復号画像データを読み込
み、復号を行い復号化画像を復号画像バッファ1209
に書き込む。
【0057】ブロック抽出処理部1210は、入力画像
バッファ1104(1201)から、入力画像データを
復号画像バッファから復号画像データを読み込み、ブロ
ック内画素を抽出し、抽出画素を抽出ブロックデータバ
ッファ1211に書き込む。特徴歪み演算処理部121
2は、抽出ブロックデータバッファ1211から抽出ブ
ロックデータを読み込み、特徴歪み演算を行い、特徴歪
みデータを出力する。領域分割処理部1213は、特徴
歪みデータの大きさにより、領域分割を行い、領域分割
画像データを領域分割画像バッファ1214に書き込
む。領域画像作成処理部1215は、領域分割画像バッ
ファ1214、入力画像バッファ1201からそれぞれ
領域分割画像データと入力画像データを読み込み領域分
割画像データにしたがって、領域1画像データ、領域2
画像データを作成し、それぞれ領域1画像バッファ12
16、領域2画像バッファ1217に書き込む。
【0058】領域分割画像符号化装置1106(120
5)は、領域分割画像データを領域分割画像バッファ1
214から読み込み符号化を行い、符号化データを領域
分割画像符号化データとして領域分割符号化データバッ
ファ1107に書き込む。領域1画像符号化装置110
8(1203)は、領域1画像データを領域1画像バッ
ファ1216から読み込み、符号化を行い、符号化デー
タを領域1符号化データとして、領域1符号化データバ
ッファ1109に書き込む。領域2画像符号化装置11
10(1204)は、領域2画像データを領域2画像バ
ッファ1217から読み込み、符号化を行い、符号化デ
ータを領域2符号化データとして、領域2符号化データ
バッファ1111に書き込む。
【0059】符号化データ接合処理部1112は、領域
分割画像符号化データ、領域1符号化データ、領域2符
号化データをそれぞれ、領域分割画像符号化データを領
域分割符号化データバッファ1107、領域1符号化デ
ータバッファ1109、領域2符号化データバッファ1
111から読み込み、これら3つの符号化データを1つ
に接合し、接合符号化データを作り、接合符号化データ
バッファ1113に書き込み、データ出力装置1103
に出力する。
【0060】図13は、本発明による画像復号化装置の
構成を示す図である。画像復号化装置1302は、入力
データバッファ1304、符号化データ分離処理部13
05、領域分割画像復号化装置1306、領域1画像復
号化装置1308、領域2画像復号化装置1310、領
域分割復号画像バッファ1307、領域1復号画像バッ
ファ1309、領域2復号画像バッファ1311、復号
画像データ接合処理部1312、接合復号画像バッファ
1313から構成されており、データ入力装置1301
から、符号化データを受け取り接合復号画像データを画
像出力装置1303に出力する。
【0061】入力データバッファ1304は、データ入
力装置1301から入力された入力データを格納する。
符号化データ分離処理部1305は、入力データバッフ
ァ1304から、入力データを読み込み、入力データ
を、領域分割画像符号化データ、領域1画像符号化デー
タ、領域2画像符号化データに分離し、それぞれ領域分
割画像復号化装置1306、領域1画像復号化装置13
08、領域2画像復号化装置1310に出力する。
【0062】領域分割画像復号化装置1306は、符号
化データ分離処理部1305から、領域分割画像符号化
データを受け取り、復号して得られた復号画像を領域分
割復号画像として、領域分割復号画像バッファ1307
に書き込む。領域1画像復号化装置1308は、符号化
データ分離処理部1305から、領域1画像符号化デー
タを受け取り、復号して得られた復号画像を領域1復号
画像として、領域1復号画像バッファ1309に書き込
む。領域2画像復号化装置1310は、符号化データ分
離処理部1305から、領域2画像符号化データを受け
取り、復号して得られた復号画像を領域2復号画像とし
て、領域2復号画像バッファ1311に書き込む。
【0063】復号画像データ接合処理部1312は、領
域分割復号画像バッファ1307、領域1復号画像バッ
ファ1309、領域2復号画像バッファ1311から、
それぞれ領域分割復号画像データ、領域1復号画像デー
タ、領域2復号画像データを読み込み、それらを接合し
て接合復号画像データとして、接合復号画像バッファ1
313に書き込み、画像出力装置1303に出力する。
【0064】入力画像バッファ1104(1201)、
領域分割符号化データバッファ1107、領域1符号化
データバッファ1109、領域2符号化データバッファ
1111、接合符号化データバッファ1113、符号化
データバッファ1207、復号画像バッファ1209、
抽出ブロックデータバッファ1211、領域分割画像バ
ッファ1214、領域1画像バッファ1216、領域2
画像バッファ1217、入力データバッファ1304、
領域分割復号画像バッファ1307、領域1復号画像バ
ッファ1309、領域2復号画像バッファ1311、接
合復号画像バッファ1313は、フラッシュメモリ、ハ
ードディスク等のRAM(ランダムアクセスメモリ)に
よって、領域分割画像符号化装置1106(120
5)、領域1画像符号化装置1108(1203)、領
域2画像符号化装置1110(1204)、符号化デー
タ接合処理部1112、画像符号化処理部1206、画
像復号化処理部1208、ブロック抽出処理部121
0、特徴歪み演算処理部1212、領域分割処理部12
13、領域画像作成処理部1215、符号化データ分離
処理部1305、領域分割画像復号化装置1306、領
域1画像復号化装置1308、領域2画像復号化装置1
310、復号画像データ接合処理部1312は、たとえ
ばそれぞれ独立した回路によって実現される。また、た
とえばコンピュータ等の演算処理回路によって実現され
る仮想回路とされてもよい。
【0065】領域画像作成処理部1215で行われる処
理は、たとえば図18に示すように入力画像1802の
各ブロックを領域分割画像によりどの領域になるのか判
断し、ブロックの番号順にブロックをコピーし領域1画
像1801、領域2画像1803を作成する。復号画像
データ接合処理部1312では、領域分割復号画像にし
たがって、逆の作業を行えば良い。このように、領域分
割画像は各領域画像の各ブロックが、入力画像のどのブ
ロックに対応するのかわかる形式であれば画像以外も含
めてどのようなものでもよい。
【0066】領域の分割数は、2となっているが制限は
ない。領域分割画像復号化装置1306、領域1画像復
号化装置1308、領域2画像復号化装置1310は、
それぞれ領域分割画像符号化データ、領域1符号化デー
タ、領域2符号化データを復号できなければならない。
領域1画像符号化装置1108と、画像符号化処理部1
206の同一の画像符号化方式でなければならず、その
画像符号化方式は、たとえば、JPEG圧縮方式のよう
に小領域単位で処理を行うことが可能な不可逆圧縮方式
であればどのようなものでも良い。
【0067】また、領域分割画像符号化装置1106
は、可逆符号化方式であれば何を用いても良い。領域1
以外の領域の画像符号化は、目的に合った画質を確保で
きるどのような符号化方式を用いても良い。符号化デー
タ接合処理部1112で作成される接合符号化データ
は、分割符号化データ、各領域符号化データを1つにま
とめたもので、接合符号化データは、元の分割符号化デ
ータ、各領域符号化データに分離できるだけの情報を含
んでいればどのよな形式でもよい、たとえば、図17に
示すように、ヘッダ部に元の各符号化データの容量、入
力画像の縦横サイズの情報を持たせ、本体部は元の各符
号化データを並べたもので良い。
【0068】領域1画像符号化装置1108、領域2画
像符号化装置1110は、単に符号化に必要なパラメー
タをある値にして符号化を行うものでも良い。また、第
一の実施の形態、第二の実施の形態で説明した画像符号
化装置のように符号化に必要なパラメータを最適化して
符号化を行うもの、第三の実施の形態で説明した画像符
号化装置のように符号化前に画像処理を施すものなど、
符号化以外にどのような特徴を持ったものでもよい。
【0069】以下、領域分割画像符号化装置1106、
領域2画像符号化装置1110、領域分割画像復号化装
置1306、領域2画像復号化装置1310は、ハフマ
ン符号化方式を用い、領域1画像符号化装置1108
は、第二の実施の形態で挙げたJPEG圧縮方式を用い
た画像符号化装置0302を用い、領域1画像復号化処
理装置1308は、JPEG圧縮方式を用いた例で説明
する。
【0070】画像符号化装置1102の処理の流れを図
14に示した。JPEG圧縮方式の量子化パラメータQ
と完全平坦ブロック、平坦ブロック、一般ブロックの特
徴歪みSNの閾値SN1th、SN2th、SN3thをステ
ップS1402で設定する。画像入力装置1101から
入力された画像をステップS1403で入力画像バッフ
ァ1104(1201)に格納する。
【0071】画像符号化処理部1206において、ステ
ップS1404で量子化パラメータQでJPEGを行
い、画像復号化処理部1208において、ステップS1
405でステップS1404で符号化したデータを復号
化する。復号化された復号画像データは、ステップS1
406で復号画像バッファ1209に格納される。ステ
ップS1407で入力画像をブロック(8×8画素)に
分けたときの縦横のブロック数すべてに対応する縦横の
画素数のための領域分割画像用のメモリ領域を確保す
る。
【0072】ステップS1408の領域分割を行うが、
その詳細な処理の流れを図15に示した。ステップS1
502で、ブロックの番号を示すnに0を代入する。ブ
ロック抽出処理部1210で、ステップS1503を行
い、入力画像データと復号画像データのn番目のブロッ
クを抽出して、抽出ブロックデータバッファ1211に
ブロックの画素値を格納する。特徴歪み演算処理部12
12で、ステップS1504を行い、n番目のブロック
の数式6で表される特徴歪みSNを計算する。
【0073】
【数6】
【0074】領域分割処理部1213では、まずステッ
プS1505、S1507により、復号画像のn番目の
ブロックが完全平坦ブロック、完全平坦ブロック以外の
平坦ブロック、一般ブロックにより分岐させ、S150
6、S1508、S1509のいずれかで、ブロックの
種類に応じた特徴歪みの閾値により評価され、閾値より
小さければ、JPEG方式で符号化する領域1となり、
ステップS1510により領域分割画像のn番目の画素
値を0にする。閾値以上であれば、ハフマン符号化方式
で符号化する領域2となり、ステップS1511により
領域分割画像のn番目の画素値を1にして領域分割画像
バッファ1214に書き込む。
【0075】ステップS1512は、nをインクリメン
トし次のブロックの番号に更新している。ステップS1
513は、ブロックの番号nが全ブロック数Nとの大小
を比較し、全てのブロックの評価が終わったかどうか判
定している。ステップS1503からステップS151
3までを繰り返し、全ブロックに対して領域分割が終了
すると、領域画像作成処理部1215で、ステップS1
409を行い、領域分割画像を用いて、図18に示すよ
うに、領域1の入力画像のブロックを横一列に並べた領
域1画像データと、領域2の入力画像のブロックを横一
列に並べた領域2画像データを作成する。
【0076】領域1画像符号化装置1108において、
ステップS1410で領域1画像データをJPEG量子
化パラメータを最適化して符号化し、符号化データを領
域1符号化データとして、S1411で領域1符号化デ
ータバッファ1109に格納する。なお、領域1画像符
号化装置1108は、第二の実施の形態で挙げた画像符
号化装置0302なので、その処理であるステップS1
410の細かい処理の流れは省略した。
【0077】次に、領域分割画像符号化装置1106と
領域2画像符号化装置1110において、ステップS1
412で、領域分割画像データおよび領域2画像データ
をハフマン符号化し、S1413で領域分割画像符号化
データを領域分割符号化データバッファ1107に、領
域2符号化データを領域2符号化データバッファ111
1に格納する。符号化データ接合処理部1112におい
て、ステップS1414で領域分割画像符号化データ、
領域1符号化データ、領域2符号化データを図17に示
すような1つの接合符号化データに接合し、接合符号化
データをデータ出力装置1103に出力する。
【0078】次に、画像復号化装置1302の処理の流
れを図16に示した。データ入力装置1301から入力
された入力データをステップS1602で入力データバ
ッファ1304に格納する。符号化データ分離処理部1
305において、ステップS1603により、領域分割
画像符号化データ、領域1画像符号化データ、領域2画
像符号化データに分離する。領域分割画像復号化装置1
306と領域2画像復号化装置1310において、ステ
ップS1604のハフマン復号化を行いステップS16
05で領域分割復号画像データを領域分割復号画像バッ
ファ1307に、領域2復号画像データを領域2復号画
像バッファ1311に格納する。
【0079】領域1画像復号化装置1308において、
ステップS1606で領域1符号化データを復号し、復
号された領域2復号画像をステップS1607で領域2
復号画像データバッファに格納する。復号画像データ接
合処理部1312において、ステップS1608で領域
分割復号画像の画素値により、対応するブロックに領域
1復号画像のブロックと領域2復号画像のブロックをコ
ピーしていき、復号画像である接合復号画像データが作
成し、画像出力装置1303に出力する。ステップS1
609で終了する。なお、本発明は上記実施の形態に限
定されるものではない。第三の実施の形態は他の実施の
形態と組合せてもよい。
【0080】
【発明の効果】本発明の画像符号化装置は、不可逆画像
圧縮方式の復号画像の画質評価指標として、復号画像で
人間が劣化を感じやすい部分を抽出し解析することによ
り、復号画像の画質を的確に評価でき、視覚的に一定以
上の画質で最高の圧縮率を得ることができる。さらに、
ユーザは求める復号画像の画質の度合いを設定すれば、
符号化パラメータを最適値に自動設定して求める画質内
で最適な圧縮率を得ることができる。また、本発明の画
像復号化装置は、前記画像符号化装置と組み合わせて使
うことにより、視覚上の画質を落とさずに圧縮率を大幅
に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像のブロックと画素の表記法を説明する図で
ある。
【図2】平坦ブロックを説明する図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態の画像符号化装置の
構成を示す図である。
【図4】第一の実施の形態の画像符号化装置の処理の流
れを示すフロー図である。
【図5】第二の実施の形態の画像符号化装置の処理の流
れを示すフロー図である。
【図6】第三の実施の形態の画像符号化装置の構成を示
す図である。
【図7】第三の実施の形態の画像復号化装置の構成を示
す図である。
【図8】第三の実施の形態の画素値変換関数及び画素値
逆変換関数を示す図である。
【図9】第三の実施の形態の画素値変換テーブルを示す
図である。
【図10】(a)は第三の実施の形態の画像符号化装置
の処理の流れを示すフロー図である。(b)は第三の実
施の形態の画像復号化装置の処理の流れを示すフロー図
である。
【図11】第四の実施の形態の画像符号化装置の構成を
示す図である。
【図12】第四の実施の形態の領域分割部の詳細な構成
を示す図である。
【図13】第四の実施の形態の画像復号化装置の構成を
示す図である。
【図14】第四の実施の形態の画像符号化装置の処理の
流れを示すフロー図である。
【図15】第四の実施の形態の領域分割の詳細な処理の
流れを示すフロー図である。
【図16】第四の実施の形態の画像復号化装置の処理の
流れを示すフロー図である。
【図17】第四の実施の形態の接合符号化データの構成
を示す図である。
【図18】第四の実施の形態の領域画像作成処理部で行
われる処理を説明する図である。
【符号の説明】
0302 画像符号化装置 0304 入力画像バッファ 0305 画像符号化処理部 0306 符号化データバッファ 0307 画像復号化処理部 0308 復号画像バッファ 0309 特徴画素抽出処理部 0310 特徴画素データバッファ 0311 特徴歪み演算処理部 0312 符号化パラメータ制御部 0602 画像符号化装置 0604 入力画像バッファ 0607 画素値変換処理部 0608 画素値変換画像バッファ 0609 画像符号化処理部 0610 符号化データバッファ 0704 入力データバッファ 0705 画像復号化処理部
フロントページの続き (72)発明者 岩崎 圭介 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK03 KK04 KK47 MA00 MA23 MA45 MC11 PP01 SS08 SS14 TA46 TB13 TC10 TD04 TD05 TD06 TD12 UA02 UA38 5C078 AA04 BA57 CA21 DA01 DB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を不可逆圧縮方式に基づいて画
    像符号化処理する画像符号化処理手段と、 前記画像符号化処理手段により作成された符号化データ
    を復号化処理する画像復号化処理手段と、 復号画像と前記入力画像を小領域単位で比較し、特徴的
    な歪みを演算処理する特徴歪み演算処理手段と、 前記特徴的な歪みの大きさにより前記小領域単位で領域
    分割処理して領域分割情報を持った領域分割画像を作成
    する領域分割処理手段と、 前記入力画像と前記領域分割画像を用いて各領域画像を
    作成処理する領域画像作成処理手段と、 領域分割画像を可逆圧縮方式に基づいて符号化処理し領
    域分割画像符号化データを作成する領域分割画像符号化
    処理手段と、 前記領域分割処理手段により分割された所定の領域を前
    記不可逆圧縮方式に基づいて画像符号化する第1領域画
    像符号化手段と、 他の領域を要求する画質で画像符号化する第2領域画像
    符号化手段と、前記領域分割画像符号化データと各領域
    の符号化データを一つの符号化データにまとめる符号化
    データ接合処理手段と、を有することを特徴とする画像
    符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記特徴歪み演算処理手段は、前記入力
    画像と前記復号画像との各画素値の差の分散に基づいて
    前記小領域単位で前記特徴的な歪みの大きさを演算処理
    することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装
    置。
  3. 【請求項3】 前記特徴歪み演算処理手段は、前記入力
    画像と前記復号画像との各画素値の差と、前記各画素値
    の差の前記小領域内での平均値を求め、前記各画素値の
    差と前記平均値との差の絶対値の和に基づいて前記小領
    域単位で前記特徴的な歪みの大きさを演算処理すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記領域分割処理手段は、前記小領域の
    画素値に関する性質を分類する手段を有し、前記分類別
    に前記特徴的な歪みの大きさの閾値を別々に設定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記小領域がブロック単位であり、前記
    分類する手段は、全ての画像が一致している完全平坦ブ
    ロックと、完全平坦ブロック以外で全ての列内または全
    ての行内で画素値が一致しているブロックと、それら以
    外のブロックとに分類することを特徴とする請求項4に
    記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像符号化装置により生
    成された符号化データを領域分割画像符号化データと各
    領域の符号化データに分離処理する符号化データ分離処
    理手段と、前記領域分割画像符号化データを復号化して
    領域分割画像を作成する領域分割画像復号化装置と、前
    記各領域の符号化データを復号化して各領域画像を作成
    処理する各領域復号化処理手段と、前記領域分割画像に
    従って前記各領域画像を組み合わせて一つの復号画像を
    作成する復号画像データ接合処理手段とを有することを
    特徴とする画像復号化装置。
  7. 【請求項7】 入力画像を不可逆圧縮方式に基づいて画
    像符号化処理する画像符号化処理ステップと、 前記画像符号化処理ステップにより作成された符号化デ
    ータを復号化処理する画像復号化処理ステップと、 復号画像と前記入力画像を小領域単位で比較し、特徴的
    な歪みを演算処理する特徴歪み演算処理ステップと、 前記特徴的な歪みの大きさにより前記小領域単位で領域
    分割処理して領域分割情報を持った領域分割画像を作成
    する領域分割処理ステップと、 前記入力画像と前記領域分割画像を用いて各領域画像を
    作成処理する領域画像作成処理ステップと、 領域分割画像を可逆圧縮方式に基づいて符号化処理し領
    域分割画像符号化データを作成する領域分割画像符号化
    処理ステップと、 前記領域分割処理ステップにより分割された所定の領域
    を前記不可逆圧縮方式に基づいて画像符号化する第1領
    域画像符号化ステップと、 他の領域を要求する画質で画像符号化する第2領域画像
    符号化ステップと、前記領域分割画像符号化データと各
    領域の符号化データを一つの符号化データにまとめる符
    号化データ接合処理ステップと、をコンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の画像符号化装置により生
    成された符号化データを領域分割画像符号化データと各
    領域の符号化データに分離処理する符号化データ分離処
    理ステップと、前記領域分割画像符号化データを復号化
    して領域分割画像を作成する領域分割画像復号化ステッ
    プと、前記各領域の符号化データを復号化して各領域画
    像を作成処理する各領域復号化処理ステップと、前記領
    域分割画像に従って前記各領域画像を組み合わせて一つ
    の復号画像を作成する復号画像データ接合処理ステップ
    と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005166021A (ja) * 2003-11-07 2005-06-23 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 画像中の画素を分類する方法
JP2006148878A (ja) * 2004-10-14 2006-06-08 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 画像中の画素を分類する方法
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JP2010124104A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Kddi Corp 映像の客観画質評価装置

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