JPH07183852A - 光ファイバ伝送装置 - Google Patents
光ファイバ伝送装置Info
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- JPH07183852A JPH07183852A JP3121887A JP12188791A JPH07183852A JP H07183852 A JPH07183852 A JP H07183852A JP 3121887 A JP3121887 A JP 3121887A JP 12188791 A JP12188791 A JP 12188791A JP H07183852 A JPH07183852 A JP H07183852A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/06—Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
- H04L25/061—Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K5/01—Shaping pulses
- H03K5/08—Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding
- H03K5/082—Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold
- H03K5/086—Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold generated by feedback
- H03K5/088—Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold generated by feedback modified by switching, e.g. by a periodic signal or by a signal in synchronism with the transitions of the output signal
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/06—Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
- H04L25/061—Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset
- H04L25/066—Multilevel decisions, not including self-organising maps
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- Power Engineering (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チャネル能力の限界における使用、ファイバ
の非線形性等に原因する信号歪、色彩分散及び偏光分散
等を補償できるファイバ光伝送装置を提供する。 【構成】 受信信号は、光検出器21で電気信号に変換
され、増幅器/フィルタ23、フィードフォーワードイ
コライザ26を介して、検出器/非線形相殺器28に加
えられ、データ源11により発生されたビットについて
の決定がされる。検出器/非線形相殺器28は、少なく
とも1つ前の決定を使用してリード線351に帰還信号
を発生する回路を有する。帰還信号は、ファイバを伝送
される信号についてなされた決定の関数である。帰還信
号は、決定を発生させるために受信信号を比較するしき
い値の値である。
の非線形性等に原因する信号歪、色彩分散及び偏光分散
等を補償できるファイバ光伝送装置を提供する。 【構成】 受信信号は、光検出器21で電気信号に変換
され、増幅器/フィルタ23、フィードフォーワードイ
コライザ26を介して、検出器/非線形相殺器28に加
えられ、データ源11により発生されたビットについて
の決定がされる。検出器/非線形相殺器28は、少なく
とも1つ前の決定を使用してリード線351に帰還信号
を発生する回路を有する。帰還信号は、ファイバを伝送
される信号についてなされた決定の関数である。帰還信
号は、決定を発生させるために受信信号を比較するしき
い値の値である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ伝送装置に
係り、特に信号分散及び非線形性によって生じる歪の補
償に関する。
係り、特に信号分散及び非線形性によって生じる歪の補
償に関する。
【0002】
【従来の技術】情報をファイバの光伝送チャネルを介し
て伝送する際、チャネル装置及び伝送装置による種々の
影響により、そのビット速度及び伝送距離が制限を受け
るということは、長い間認識されている。これらには、
例えば、偏光分散及び色彩分散がある。
て伝送する際、チャネル装置及び伝送装置による種々の
影響により、そのビット速度及び伝送距離が制限を受け
るということは、長い間認識されている。これらには、
例えば、偏光分散及び色彩分散がある。
【0003】特に、ビット速度及び距離が増大すると、
伝送情報への歪効果も増大し、正確な情報回復が不可能
となる場合がある。1つの問題である色彩分散は、線形
性を保持するコヒーレント検出を行なうとき、簡単な線
形等化技術によって容易に補償できる線形遅延対周波数
特性を有している。
伝送情報への歪効果も増大し、正確な情報回復が不可能
となる場合がある。1つの問題である色彩分散は、線形
性を保持するコヒーレント検出を行なうとき、簡単な線
形等化技術によって容易に補償できる線形遅延対周波数
特性を有している。
【0004】更に、偏光分散の度合が十分に小さい場合
には、簡単な等化技術を使用することにより偏光分散の
歪効果を補償できるということがわかった。
には、簡単な等化技術を使用することにより偏光分散の
歪効果を補償できるということがわかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この等化技術
は適当ではないかも知れない。例えば、コヒーレントよ
りもむしろ直接的な検出が、しばしば好まれる。それ
は、実施する場合の複雑さの度合いがより少ないからで
ある。しかしながら直接検出が使用されるときに、受信
器では色彩分散により電気信号に非線形歪が生じる。
は適当ではないかも知れない。例えば、コヒーレントよ
りもむしろ直接的な検出が、しばしば好まれる。それ
は、実施する場合の複雑さの度合いがより少ないからで
ある。しかしながら直接検出が使用されるときに、受信
器では色彩分散により電気信号に非線形歪が生じる。
【0006】この歪は、前述の線形等化技術を使用して
補償することはできない。更に、偏光分散がより大きく
なると、線形等化は実用性が低くなり、そして効果が小
さくなる。それは、等化装置に多数の遅延素子が必要と
なるからである。
補償することはできない。更に、偏光分散がより大きく
なると、線形等化は実用性が低くなり、そして効果が小
さくなる。それは、等化装置に多数の遅延素子が必要と
なるからである。
【0007】前述の問題に加えて、信号電力が増加し、
ビット速度が高くなり、伝送距離が長くなり、多重チャ
ネルを使用することにより、チャネルの能力がその限界
まで達するとファイバの非線形性が現れる。まず、その
本来の性質である非線形性のために、送信信号に非線形
歪があらわれる。更に、色彩分散及び偏光分散が組み合
わさることにより、ファイバの非線形性は全体の歪効果
を個々の効果の和よりも大きく増大させる。
ビット速度が高くなり、伝送距離が長くなり、多重チャ
ネルを使用することにより、チャネルの能力がその限界
まで達するとファイバの非線形性が現れる。まず、その
本来の性質である非線形性のために、送信信号に非線形
歪があらわれる。更に、色彩分散及び偏光分散が組み合
わさることにより、ファイバの非線形性は全体の歪効果
を個々の効果の和よりも大きく増大させる。
【0008】本発明は、信号分散及び非線形性による受
信信号の歪を補償でき、正確な信号回復ができる光ファ
イバ伝送装置を提供することができる。
信信号の歪を補償でき、正確な信号回復ができる光ファ
イバ伝送装置を提供することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
問題は、音声帯域データの伝送のような関連しない分野
においてこれまで適用されてた技術をファイバの光伝送
分野に利用することにより解決することができる。この
技術によれば、伝送された情報についての決定は、受信
信号と帰還信号の結合関数として形成される。この後者
は、ファイバを介して伝送された少なくとも1つの信号
についてなされた決定の関数である。
問題は、音声帯域データの伝送のような関連しない分野
においてこれまで適用されてた技術をファイバの光伝送
分野に利用することにより解決することができる。この
技術によれば、伝送された情報についての決定は、受信
信号と帰還信号の結合関数として形成される。この後者
は、ファイバを介して伝送された少なくとも1つの信号
についてなされた決定の関数である。
【0010】本発明の一実施例では、特に、音声帯域デ
ータシステムのような一般的な従来装置とで同様に、し
きい値と受信信号との比較により決定が形成される。こ
の従来技術の構成では、帰還信号は受信信号を変形する
ために使用されるが、本発明では、しきい値を発生させ
るために帰還信号を使用する。
ータシステムのような一般的な従来装置とで同様に、し
きい値と受信信号との比較により決定が形成される。こ
の従来技術の構成では、帰還信号は受信信号を変形する
ために使用されるが、本発明では、しきい値を発生させ
るために帰還信号を使用する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1において、データ源11からのデータ符号
の流れは、レーザ12を変調する。このレーザ12は、
光信号を光ファイバ15内へ送る。この実施例では、各
データ符号は、単一データビットからなり、そのビット
速度は、例えば、1ギガビット/秒よりも大きい。ファ
イバの遠端で、光信号が光検出器21の入力端子19で
受信される。
明する。図1において、データ源11からのデータ符号
の流れは、レーザ12を変調する。このレーザ12は、
光信号を光ファイバ15内へ送る。この実施例では、各
データ符号は、単一データビットからなり、そのビット
速度は、例えば、1ギガビット/秒よりも大きい。ファ
イバの遠端で、光信号が光検出器21の入力端子19で
受信される。
【0012】この受信信号は、いわゆる直接検出器とし
て作用する光検出器21により電気信号に変換される。
その結果得られる電気信号は、増幅器/フィルタ23に
より増幅され、かつ低域フィルタリングされる。あるい
は、この受信信号は、コヒーレント検出のために光信号
局部発振器で混合される。その場合、フィルタリング
は、ホモダイン検波が使用される場合には低域通過型と
なり、ヘテロダイン検波が使用される場合には帯域通過
型となる。
て作用する光検出器21により電気信号に変換される。
その結果得られる電気信号は、増幅器/フィルタ23に
より増幅され、かつ低域フィルタリングされる。あるい
は、この受信信号は、コヒーレント検出のために光信号
局部発振器で混合される。その場合、フィルタリング
は、ホモダイン検波が使用される場合には低域通過型と
なり、ヘテロダイン検波が使用される場合には帯域通過
型となる。
【0013】その後、用途によっては必要ないかも知れ
ないが、標準的には、フィードフォーワードイコライザ
26は、主に先駆的な線形符号間干渉を補償する信号を
発生する。結果として得られる信号は、検出器/非線形
相殺器28に加えられる。この検出器/非線形相殺器2
8は、データ源11により発生されたビットについての
決定をリード線39に出力する。そのシーケンスは、デ
ータシンク42に加えられる。j番目の通信区間につい
てなされた決定はajとして示される。
ないが、標準的には、フィードフォーワードイコライザ
26は、主に先駆的な線形符号間干渉を補償する信号を
発生する。結果として得られる信号は、検出器/非線形
相殺器28に加えられる。この検出器/非線形相殺器2
8は、データ源11により発生されたビットについての
決定をリード線39に出力する。そのシーケンスは、デ
ータシンク42に加えられる。j番目の通信区間につい
てなされた決定はajとして示される。
【0014】本実施例によれば、検出器/非線形相殺器
28は、以下に詳細に説明するように、少なくとも1つ
前の決定を使用してリード線351に帰還信号を発生す
る回路を有する。検出器/非線形相殺器28は、受信信
号における線形及び非線形の歪の更なる補償を行うため
に使用される。この回路の詳細な説明をする前に、図2
によりその動作理論を説明する。
28は、以下に詳細に説明するように、少なくとも1つ
前の決定を使用してリード線351に帰還信号を発生す
る回路を有する。検出器/非線形相殺器28は、受信信
号における線形及び非線形の歪の更なる補償を行うため
に使用される。この回路の詳細な説明をする前に、図2
によりその動作理論を説明する。
【0015】図2は、フィードフォーワードイコライザ
26の出力点におけるリード線27に現れる可能性のあ
る一般的な信号波形を示す。上述のように、送信される
符号は、個々のデータビットであり、信号は2進的であ
る。しかし、多段通信方法も可能である。特に、伝送ビ
ット列の2進の「1」は、リード線27では「高」信号
値として表され、一方、2進の「0」は「低」信号値と
して現れる。
26の出力点におけるリード線27に現れる可能性のあ
る一般的な信号波形を示す。上述のように、送信される
符号は、個々のデータビットであり、信号は2進的であ
る。しかし、多段通信方法も可能である。特に、伝送ビ
ット列の2進の「1」は、リード線27では「高」信号
値として表され、一方、2進の「0」は「低」信号値と
して現れる。
【0016】しかし、チャネルの歪は、一定の通信区間
の間の信号波形の値がこの特定の通信区間に関連したビ
ットばかりでなく、時間隣接ビットにも依存するような
ものとなる。特に、この簡略化した実施例では、一対の
「1」(「0」)は、実際、図2において201(20
2)で示されるように最大(最小)の信号値を発生する
と仮定する。
の間の信号波形の値がこの特定の通信区間に関連したビ
ットばかりでなく、時間隣接ビットにも依存するような
ものとなる。特に、この簡略化した実施例では、一対の
「1」(「0」)は、実際、図2において201(20
2)で示されるように最大(最小)の信号値を発生する
と仮定する。
【0017】一方、「01」又は「10」のビット対
は、205と210で示した2つの波形の間にある信号
波形を発生する。206と207で示した波形205の
2つのブランチは、ビット対に続くビットの値が、それ
ぞれ、「1」であるか「0」であるかの関数として発生
する。これは、波形210の2つのブランチ211と2
12についても同様である。このような全ての波形の時
間的重複を、信号の「目」と称することにし、波形20
5と210の間の領域221は「目開き」と称すること
にする。
は、205と210で示した2つの波形の間にある信号
波形を発生する。206と207で示した波形205の
2つのブランチは、ビット対に続くビットの値が、それ
ぞれ、「1」であるか「0」であるかの関数として発生
する。これは、波形210の2つのブランチ211と2
12についても同様である。このような全ての波形の時
間的重複を、信号の「目」と称することにし、波形20
5と210の間の領域221は「目開き」と称すること
にする。
【0018】ビット対の内の第2のビットは、現在の通
信期間中に検出されるべき送信ビットであり、この現在
の通信期間は、時間の約t0に中心があると仮定する。
このビット検出は、時間t0でリード線27の信号を観
察し、それをしきい値と比較することにより達成され
る。従来技術によれば、一定のしきい値THfは、通
常、最大の受信信号レベルと最小の受信信号レベルとの
中間レベル、即ち、波形201と202のレベルの中間
に設定される。
信期間中に検出されるべき送信ビットであり、この現在
の通信期間は、時間の約t0に中心があると仮定する。
このビット検出は、時間t0でリード線27の信号を観
察し、それをしきい値と比較することにより達成され
る。従来技術によれば、一定のしきい値THfは、通
常、最大の受信信号レベルと最小の受信信号レベルとの
中間レベル、即ち、波形201と202のレベルの中間
に設定される。
【0019】また、歪が中間レベル付近に中心がない目
開口部を発生する場合、チャネルにより導入された歪が
時間に対し変化しない限り、目開口部が下がったときに
も、しきい値はその目開口部の中央にあるように設定す
ることができる。
開口部を発生する場合、チャネルにより導入された歪が
時間に対し変化しない限り、目開口部が下がったときに
も、しきい値はその目開口部の中央にあるように設定す
ることができる。
【0020】上記の更なる歪補償を達成する1つの方法
は、一定のしきい値THfを使用し、そして、目開口部
の大きさを増加させ、それにより、上記の決定により得
られたリード線351の帰還信号を使用して、波形20
5と210のような「0」を表す信号と「1」を表す信
号との間に最大の距離を形成して更に信頼性ある決定を
なし得るようにリード線27の信号を変えることであ
る。
は、一定のしきい値THfを使用し、そして、目開口部
の大きさを増加させ、それにより、上記の決定により得
られたリード線351の帰還信号を使用して、波形20
5と210のような「0」を表す信号と「1」を表す信
号との間に最大の距離を形成して更に信頼性ある決定を
なし得るようにリード線27の信号を変えることであ
る。
【0021】この方法によれば、波形202(201)
に接近するよりも時間t0において波形205(21
0)に更に接近することはせずに、しきい値THfがそ
れらの中間にあるように波形202と205(201と
210)を上(下)へ移すことができる。
に接近するよりも時間t0において波形205(21
0)に更に接近することはせずに、しきい値THfがそ
れらの中間にあるように波形202と205(201と
210)を上(下)へ移すことができる。
【0022】しかし、リード線351の帰還信号はビッ
ト速度で変化する。結果として、この信号をリード線2
7の信号と組み合わせると、高ビット速度で反射及びフ
ィードスルーのようないくつかの問題が発生し、これに
より、歪補償技術の実施が著しく犠牲にされることがあ
る。
ト速度で変化する。結果として、この信号をリード線2
7の信号と組み合わせると、高ビット速度で反射及びフ
ィードスルーのようないくつかの問題が発生し、これに
より、歪補償技術の実施が著しく犠牲にされることがあ
る。
【0023】本実施例では、これらの問題は、リード線
27の信号を変えずに、むしろ変化するしきい値を提供
するためにリード線351の帰還信号を使用することに
よって克服することができるということがわかった。か
くして、図2において、以前の決定は「0」であり正し
かったと仮定すると、リード線27の波形は検出すべき
ビットが「1」か又は「0」であるかに依存して波形2
05又は202の何れかとなるはずである。
27の信号を変えずに、むしろ変化するしきい値を提供
するためにリード線351の帰還信号を使用することに
よって克服することができるということがわかった。か
くして、図2において、以前の決定は「0」であり正し
かったと仮定すると、リード線27の波形は検出すべき
ビットが「1」か又は「0」であるかに依存して波形2
05又は202の何れかとなるはずである。
【0024】そうならば、リード線351の帰還信号
は、TH0のこれら2つの波形の期待した値の中間に時
間t0においてしきい値を決定し、それにより、最初に
述べた試みと同様に正に信頼性ある決定をなすように発
生することができる。同様に、しきい値は、以前の決定
が「1」であった場合に、TH1に設定することができ
る。更に、帰還信号の値を決定する別の以前の決定を使
用すると、更に精密に位置決めされたしきい値、従っ
て、更に正確なデータ回復を行うことができる。
は、TH0のこれら2つの波形の期待した値の中間に時
間t0においてしきい値を決定し、それにより、最初に
述べた試みと同様に正に信頼性ある決定をなすように発
生することができる。同様に、しきい値は、以前の決定
が「1」であった場合に、TH1に設定することができ
る。更に、帰還信号の値を決定する別の以前の決定を使
用すると、更に精密に位置決めされたしきい値、従っ
て、更に正確なデータ回復を行うことができる。
【0025】なお、この方法では、信号から歪は除去さ
れない。即ち、目開口部は、増加されなかった。本発明
では、むしろ、等価な効果を達成するような方法でしき
い値を設定するために、その歪に関する情報を使用す
る。
れない。即ち、目開口部は、増加されなかった。本発明
では、むしろ、等価な効果を達成するような方法でしき
い値を設定するために、その歪に関する情報を使用す
る。
【0026】図1において、検出器/非線形相殺器28
は、しきい値検出器29、T秒遅延素子31(Tは通信
期間の継続部分である)、N個から1個を選択する選択
器35を有する。リード線351の信号は、実際、上記
の変化するしきい値である。しきい値検出器29は、リ
ード線27の信号とリード線351の信号とを比較し
て、どちらが任意の与えられた通信期間の場合に大きい
かに依存して、上記のごとく、リード線39に値「1」
又は値「0」のいずれかを有するデータシンク42に対
する決定aj-1を出力する。
は、しきい値検出器29、T秒遅延素子31(Tは通信
期間の継続部分である)、N個から1個を選択する選択
器35を有する。リード線351の信号は、実際、上記
の変化するしきい値である。しきい値検出器29は、リ
ード線27の信号とリード線351の信号とを比較し
て、どちらが任意の与えられた通信期間の場合に大きい
かに依存して、上記のごとく、リード線39に値「1」
又は値「0」のいずれかを有するデータシンク42に対
する決定aj-1を出力する。
【0027】同時に、この点までに既になされた決定が
使用されて、次の決定ajを発生するためにリード線3
51に帰還信号を発生する。これらの決定は、今後、
「入力以前決定」と呼ぶことにし、決定aj-1・・・a
j-(n-1)、aj-n(nは整数)からなる。理論的には、リ
ード線351に帰還信号を発生する回路は、ランダムア
クセスメモリの場所のアドレスとして入力以前の決定を
使用するランダムアクセスメモリ又は他のルックアップ
テーブルを使用して構成することができる。
使用されて、次の決定ajを発生するためにリード線3
51に帰還信号を発生する。これらの決定は、今後、
「入力以前決定」と呼ぶことにし、決定aj-1・・・a
j-(n-1)、aj-n(nは整数)からなる。理論的には、リ
ード線351に帰還信号を発生する回路は、ランダムア
クセスメモリの場所のアドレスとして入力以前の決定を
使用するランダムアクセスメモリ又は他のルックアップ
テーブルを使用して構成することができる。
【0028】このランダムアクセスメモリの場所には、
しきい値検出器29により使用されるアナログ信号に変
換し得る適当な帰還信号レベルの表現で記憶されてい
る。しかし、この種の現在知られた回路は、この種の用
途では十分高いデータ速度で動作することはできない。
リード線351に帰還信号を発生するために、代わりに
使用できる種々の他の手段を以下に述べることにする。
しきい値検出器29により使用されるアナログ信号に変
換し得る適当な帰還信号レベルの表現で記憶されてい
る。しかし、この種の現在知られた回路は、この種の用
途では十分高いデータ速度で動作することはできない。
リード線351に帰還信号を発生するために、代わりに
使用できる種々の他の手段を以下に述べることにする。
【0029】まず、図1において、入力された従来の決
定aj-2・・・aj-(n-1)、aj-nは、T秒遅延素子31
から伸びるリード線296で選択器35に加えられ、入
力以前決定aj-1は、以下に述べるように、しきい値検
出器29内から伸びるリード線295で供給される。こ
うして、多数の以前決定が同時に選択器35に加えられ
る。次に選択値35は、入力決定の関数としてリード線
351に帰還信号を発生する。特に、入力以前決定の各
異なる組合せにより、帰還信号は、問題の通信期間にそ
れぞれの値を帯びる。
定aj-2・・・aj-(n-1)、aj-nは、T秒遅延素子31
から伸びるリード線296で選択器35に加えられ、入
力以前決定aj-1は、以下に述べるように、しきい値検
出器29内から伸びるリード線295で供給される。こ
うして、多数の以前決定が同時に選択器35に加えられ
る。次に選択値35は、入力決定の関数としてリード線
351に帰還信号を発生する。特に、入力以前決定の各
異なる組合せにより、帰還信号は、問題の通信期間にそ
れぞれの値を帯びる。
【0030】特に、選択器35は、入力以前決定の値の
関数として基準信号発生器38により供給されるN個の
信号レベルV1、V2、・・・VNの1つを選択する。こ
こで、パラメータNは2nに等しく、nはリード線29
5と296の数全体を表す。V1、V2、・・・VNの値
はこれから述べる方法で決定される。
関数として基準信号発生器38により供給されるN個の
信号レベルV1、V2、・・・VNの1つを選択する。こ
こで、パラメータNは2nに等しく、nはリード線29
5と296の数全体を表す。V1、V2、・・・VNの値
はこれから述べる方法で決定される。
【0031】好都合にも、今記載した回路は、上述のよ
うに、受信信号の線形及び非線形の両方の歪を補償す
る。特に、1つの通信期間から他の通信期間へ干渉によ
り生じた歪は、1個の以前決定を選択器35に入力する
ことによって補償することができる。多数の通信期間か
らの特定の他の通信期間への歪は、図1に示した一般的
な場合である複数の以前決定を選択器35に入力するこ
とにより補償することができる。一般的に、特定の実施
例で選択器に入力される以前決定の数は、多分、価格と
他の考慮事項により妥協される、期待した歪の厳格さ及
び特性に基づいて選択される。
うに、受信信号の線形及び非線形の両方の歪を補償す
る。特に、1つの通信期間から他の通信期間へ干渉によ
り生じた歪は、1個の以前決定を選択器35に入力する
ことによって補償することができる。多数の通信期間か
らの特定の他の通信期間への歪は、図1に示した一般的
な場合である複数の以前決定を選択器35に入力するこ
とにより補償することができる。一般的に、特定の実施
例で選択器に入力される以前決定の数は、多分、価格と
他の考慮事項により妥協される、期待した歪の厳格さ及
び特性に基づいて選択される。
【0032】リード線351の帰還信号が取ることがで
きる種々のレベルは、チャネル内の期待された一定分散
に基づいて予め決定してもよい。しかし、大部分の分散
は、時間と共に変化する。従って、常に分散を最適に補
償する方法でチャネル変化の特性としてこれらのレベル
を適応的に変化させることが望ましい。このような試み
により、その分散が時間と共に変化しなくても、先験的
に正確にその分散を知らなければならないという要求は
消滅もする。
きる種々のレベルは、チャネル内の期待された一定分散
に基づいて予め決定してもよい。しかし、大部分の分散
は、時間と共に変化する。従って、常に分散を最適に補
償する方法でチャネル変化の特性としてこれらのレベル
を適応的に変化させることが望ましい。このような試み
により、その分散が時間と共に変化しなくても、先験的
に正確にその分散を知らなければならないという要求は
消滅もする。
【0033】また、選択器の出力は、入力以前決定の線
形関数又は非線形関数の何れかとすることができる。特
に、それが、入力以前決定の非線形関数の場合、回路
は、好都合にも、多数の通信期間からの干渉によって生
じる非線形歪を補償することができる。実際、本実施例
は、入力以前決定の非線形関数として値V1、V2,・・
・VNを適用するアルゴリズムを利用する。
形関数又は非線形関数の何れかとすることができる。特
に、それが、入力以前決定の非線形関数の場合、回路
は、好都合にも、多数の通信期間からの干渉によって生
じる非線形歪を補償することができる。実際、本実施例
は、入力以前決定の非線形関数として値V1、V2,・・
・VNを適用するアルゴリズムを利用する。
【0034】特に、現在の通信期間中に使用される
V1、V2,・・・VNの内のあるものの値は、その後、
βsgn(ej)に等しい更新増分により更新される。
ここでβは、チャネル内の歪の期待された変化率及び適
用時間に基づいて決定される小さな一定のステップの大
きさであり、sgn()は、符号関数であり、ejはj
番目の通信期間に関連した誤差信号であって、減算器3
6により形成されたリード線27と351の信号の差の
関数である。
V1、V2,・・・VNの内のあるものの値は、その後、
βsgn(ej)に等しい更新増分により更新される。
ここでβは、チャネル内の歪の期待された変化率及び適
用時間に基づいて決定される小さな一定のステップの大
きさであり、sgn()は、符号関数であり、ejはj
番目の通信期間に関連した誤差信号であって、減算器3
6により形成されたリード線27と351の信号の差の
関数である。
【0035】特に、この実施例では、ejは、a)j番
目の信号期間の決定ビットが「1」の場合、「1」を表
す信号と「0」を表す信号のリード線27の所望レベル
間の差の半分をその差にプラスし、b)j番目の信号期
間の決定ビットが「0」の場合、「1」を表す信号と
「0」を表す信号のリード線27の所望レベル間の差の
半分をその差からマイナスすることにより与えられる。
βsgn(ej)を表す信号は、更新回路37により発
生されて基準信号発生器38に加えられる。
目の信号期間の決定ビットが「1」の場合、「1」を表
す信号と「0」を表す信号のリード線27の所望レベル
間の差の半分をその差にプラスし、b)j番目の信号期
間の決定ビットが「0」の場合、「1」を表す信号と
「0」を表す信号のリード線27の所望レベル間の差の
半分をその差からマイナスすることにより与えられる。
βsgn(ej)を表す信号は、更新回路37により発
生されて基準信号発生器38に加えられる。
【0036】j番目の信号期間については、1つのしき
い値レベルのみが調整される。即ち、入力以前決定の調
和ある全体が、その信号期間に実際にそれらが有する値
を持つときに出力されるレベルが調整される。もちろ
ん、j番目の信号期間の後で、入力以前決定が再び同一
の組の値を有するときには、この調整されたレベルが使
用される。このために、図面には示してないが、基準信
号発生器38は、更新されるべきしきい値レベルを識別
するようにリード線295と296で信号を受信する。
い値レベルのみが調整される。即ち、入力以前決定の調
和ある全体が、その信号期間に実際にそれらが有する値
を持つときに出力されるレベルが調整される。もちろ
ん、j番目の信号期間の後で、入力以前決定が再び同一
の組の値を有するときには、この調整されたレベルが使
用される。このために、図面には示してないが、基準信
号発生器38は、更新されるべきしきい値レベルを識別
するようにリード線295と296で信号を受信する。
【0037】解決すべき他の問題は、ギガビット/秒速
度で要求時間にリード線351に帰還信号を提供するこ
とを可能にすることである。この問題は、一般的に最も
有用な場合であるが、j番目の信号期間についてなされ
る決定が次の(j+1)st信号期間にしきい値に提供す
るために使用されるべきであるときに特に重大となる。
度で要求時間にリード線351に帰還信号を提供するこ
とを可能にすることである。この問題は、一般的に最も
有用な場合であるが、j番目の信号期間についてなされ
る決定が次の(j+1)st信号期間にしきい値に提供す
るために使用されるべきであるときに特に重大となる。
【0038】特に、図1においては、リード線39のビ
ット決定が通信期間の終わりの近くでのみ現れて安定と
なるように保証されるので問題が生じる。そのときに
は、aj+1を決定するために使用されるしきい値は、リ
ード線351に存在する必要がある。それは、しきい値
検出器29が、そのときにリード線27と351の信号
レベルを比較し始めるからである。
ット決定が通信期間の終わりの近くでのみ現れて安定と
なるように保証されるので問題が生じる。そのときに
は、aj+1を決定するために使用されるしきい値は、リ
ード線351に存在する必要がある。それは、しきい値
検出器29が、そのときにリード線27と351の信号
レベルを比較し始めるからである。
【0039】従って、後者のリード線351には適当な
しきい値レベルが、既に存在してなければならない。選
択器35による(たとえ比較的小さくても)遅延及び回
路の信号通路に沿う信号伝ぱん遅延のために、この帰還
信号は、リード線39の決定ビットが、選択器35に対
し直前決定の値を提供するために使用される場合には、
時間に間に合う利用はできない。
しきい値レベルが、既に存在してなければならない。選
択器35による(たとえ比較的小さくても)遅延及び回
路の信号通路に沿う信号伝ぱん遅延のために、この帰還
信号は、リード線39の決定ビットが、選択器35に対
し直前決定の値を提供するために使用される場合には、
時間に間に合う利用はできない。
【0040】本発明の一実施例では、この問題は、図3
に示したように、2つのラッチすなわちラッチ281、
ラッチ282を使用して標準的なしきい値検出器29を
構成することにより解決される。一定の通信期間の最初
の半分においては、ラッチ281は、そのいわゆる獲得
モードにあり、この獲得モード中に、ラッチ281は、
その出力リード線284に2つの入力信号の差に比例し
た差信号を提供する。
に示したように、2つのラッチすなわちラッチ281、
ラッチ282を使用して標準的なしきい値検出器29を
構成することにより解決される。一定の通信期間の最初
の半分においては、ラッチ281は、そのいわゆる獲得
モードにあり、この獲得モード中に、ラッチ281は、
その出力リード線284に2つの入力信号の差に比例し
た差信号を提供する。
【0041】ラッチ281は、このように比較器として
動作する。ラッチ282は、このときはいわゆる保持モ
ードにあって、リード線284の信号を無視する。信号
期間の次の半分では、ラッチ281は、保持モードに切
り換えられて、この保持モードにおいてリード線284
に信号の極性を示す一定の論理レベルを出力する。これ
と同時に、ラッチ282は、前の通信期間中に得られた
リード線284の信号の極性を示す信号を保持していた
保持モードから、獲得モードに切り替わる。
動作する。ラッチ282は、このときはいわゆる保持モ
ードにあって、リード線284の信号を無視する。信号
期間の次の半分では、ラッチ281は、保持モードに切
り換えられて、この保持モードにおいてリード線284
に信号の極性を示す一定の論理レベルを出力する。これ
と同時に、ラッチ282は、前の通信期間中に得られた
リード線284の信号の極性を示す信号を保持していた
保持モードから、獲得モードに切り替わる。
【0042】その後、次の通信期間の最初の半分では、
再び保持モードにあるラッチ282は、前の信号期間の
次の半分にリード線284から得た信号を表す一定の論
理レベルをリード線39に与える。このように、リード
線39の出力は、信号期間の次の半分の終わりの近くに
のみ現れて安定することを保証されるということが分か
る。これは余りに遅過ぎる。
再び保持モードにあるラッチ282は、前の信号期間の
次の半分にリード線284から得た信号を表す一定の論
理レベルをリード線39に与える。このように、リード
線39の出力は、信号期間の次の半分の終わりの近くに
のみ現れて安定することを保証されるということが分か
る。これは余りに遅過ぎる。
【0043】次にわかったことは、リード線284にお
いて、リード線39でいつか後でのみ現れるajの値を
示す信号が利用でき、そして、前者の信号がこの後者の
信号の代わりに好都合に使用できるということである。
特に、セレクタ35は、帰還信号を発生させる通信期間
の半分を付加的に有している。単一の以前決定の場合に
は、この帰還信号は、図11に示し、以下に述べるよう
に乗算ラッチを使用して発生することもできる。
いて、リード線39でいつか後でのみ現れるajの値を
示す信号が利用でき、そして、前者の信号がこの後者の
信号の代わりに好都合に使用できるということである。
特に、セレクタ35は、帰還信号を発生させる通信期間
の半分を付加的に有している。単一の以前決定の場合に
は、この帰還信号は、図11に示し、以下に述べるよう
に乗算ラッチを使用して発生することもできる。
【0044】この場合、帰還信号351がアナログ信号
であるという点で欠点を持っており、高周波での動作で
はアナログプロセスの精度を維持することが困難であ
る。かくして、入力以前決定の数が増加するに従って、
同時に、種々の可能なしきい値レベル間の徐々なる変化
は小さくなり、プロセス全体の精度は悪くなることがあ
る。
であるという点で欠点を持っており、高周波での動作で
はアナログプロセスの精度を維持することが困難であ
る。かくして、入力以前決定の数が増加するに従って、
同時に、種々の可能なしきい値レベル間の徐々なる変化
は小さくなり、プロセス全体の精度は悪くなることがあ
る。
【0045】図4は、図1のシステムで使用される検出
器/非線形相殺器28の別の実施例を示す。この場合、
データ速度で変化しなければならない帰還信号は、デジ
タル信号であり、それにより実施の問題が緩和される。
器/非線形相殺器28の別の実施例を示す。この場合、
データ速度で変化しなければならない帰還信号は、デジ
タル信号であり、それにより実施の問題が緩和される。
【0046】図4において、検出器/非線形相殺器42
8は、基準信号発生器438を有している。唯一の入力
以前決定が使用されるので、基準信号発生器438は、
2つの信号レベルのV1とV2のみを提供する。決定出力
を発生するために入力信号を比較すべきこれら2つの信
号レベルのうちの特定の1つは、図1の実施例の場合の
ように、第1の場合には、選択されない。
8は、基準信号発生器438を有している。唯一の入力
以前決定が使用されるので、基準信号発生器438は、
2つの信号レベルのV1とV2のみを提供する。決定出力
を発生するために入力信号を比較すべきこれら2つの信
号レベルのうちの特定の1つは、図1の実施例の場合の
ように、第1の場合には、選択されない。
【0047】むしろ、本実施例によれば、入力信号は、
比較器411と412により信号レベルV1とV2の各々
と比較される。これらの比較の各々の結果は、「0」又
は「1」としてクロックサイクルの前半即ち前位相中に
それぞれのフリップフロップ431と432にクロック
入力され、そして、AjとBjとして示したフリップフロ
ップ431と432の出力は、多重化フリップフロッ
プ、即ち、マックスフロップ439のそれぞれの入力に
与えられる。
比較器411と412により信号レベルV1とV2の各々
と比較される。これらの比較の各々の結果は、「0」又
は「1」としてクロックサイクルの前半即ち前位相中に
それぞれのフリップフロップ431と432にクロック
入力され、そして、AjとBjとして示したフリップフロ
ップ431と432の出力は、多重化フリップフロッ
プ、即ち、マックスフロップ439のそれぞれの入力に
与えられる。
【0048】リード線434の信号Ajは、V1が本来の
しきい値となるべき場合に得られる決定値を表し、リー
ド線434の信号Biは、V2が本来のしきい値となるべ
き場合に得られる決定値を表す。かくして、これら2つ
の信号は、「試験的」決定として考慮されてもよい。こ
のとき、マックスフロップ439は、保持状態であり、
そして、即座の以前決定aj-1をリード線39でその出
力点に供給する。
しきい値となるべき場合に得られる決定値を表し、リー
ド線434の信号Biは、V2が本来のしきい値となるべ
き場合に得られる決定値を表す。かくして、これら2つ
の信号は、「試験的」決定として考慮されてもよい。こ
のとき、マックスフロップ439は、保持状態であり、
そして、即座の以前決定aj-1をリード線39でその出
力点に供給する。
【0049】この決定「0」又は「1」の値は、もちろ
ん、2つの値のV1とV2のどちらが、リード線27の入
力信号により現在表されているビット値についての決定
をするためのしきい値として用いられるべきかについて
の決定要因である。従って、クロックサイクルの第2段
階中に、マックスフロップ439は、リード線39から
マックスフロップ自体の「選択」入力点に帰還信号とし
て供給されるaj-1の値によって示されるように、該当
する試験的な決定を取り入れる。
ん、2つの値のV1とV2のどちらが、リード線27の入
力信号により現在表されているビット値についての決定
をするためのしきい値として用いられるべきかについて
の決定要因である。従って、クロックサイクルの第2段
階中に、マックスフロップ439は、リード線39から
マックスフロップ自体の「選択」入力点に帰還信号とし
て供給されるaj-1の値によって示されるように、該当
する試験的な決定を取り入れる。
【0050】同時に、aj-1は、更新回路437内で、
減算器436と440からの出力のどれが更新を行う場
合に使用されるべきかを制御する。図1の更新回路37
のように動作するこの後者は、基準信号発生器438に
対して更新情報を提供する。
減算器436と440からの出力のどれが更新を行う場
合に使用されるべきかを制御する。図1の更新回路37
のように動作するこの後者は、基準信号発生器438に
対して更新情報を提供する。
【0051】検出器/非線形相殺器428の実行可能性
の中心となるのは、1つのクロックサイクル段階中に選
択された値に実際にラッチすることができ、そして、第
2段階中に、その値をそれ自体の選択入力点にすべてギ
ガビット/秒速度で戻すことができるマックスフロップ
の利用可能性である。好都合にも、これらの装置は、市
販されており、そして、この実施例の場合のように、唯
一の入力以前決定が使用される。
の中心となるのは、1つのクロックサイクル段階中に選
択された値に実際にラッチすることができ、そして、第
2段階中に、その値をそれ自体の選択入力点にすべてギ
ガビット/秒速度で戻すことができるマックスフロップ
の利用可能性である。好都合にも、これらの装置は、市
販されており、そして、この実施例の場合のように、唯
一の入力以前決定が使用される。
【0052】ここで、図4で行われた試みの、更に一般
的な場合への拡張、即ち、複数の入力以前決定が、使用
されるべき次のしきい値を決定するために使用される場
合を考える。例えば、2つの入力以前決定が使用された
とすると、検出器/非線形相殺器428は、結局、2つ
の最近の以前決定を受信するために、結局、2ビット選
択入力を有する4入力1出力マックスフロップを提供す
る4個の比較器を有することになる。
的な場合への拡張、即ち、複数の入力以前決定が、使用
されるべき次のしきい値を決定するために使用される場
合を考える。例えば、2つの入力以前決定が使用された
とすると、検出器/非線形相殺器428は、結局、2つ
の最近の以前決定を受信するために、結局、2ビット選
択入力を有する4入力1出力マックスフロップを提供す
る4個の比較器を有することになる。
【0053】しかし現在の技術では、マックスフロップ
439により提供されるマルチプレクサとフリップフロ
ップの機能は、別々の/独自性あるマルチプレクサとフ
リップフロップ回路により構成しなければならない。
439により提供されるマルチプレクサとフリップフロ
ップの機能は、別々の/独自性あるマルチプレクサとフ
リップフロップ回路により構成しなければならない。
【0054】これは、検出器/非線形相殺器528とし
て図5に示したような構成を考慮することにより更によ
く理解されよう。図5及び以下に述べる図7ないし図9
では、基準レベルV1ないしVNを発生及び更新する回路
は、図面の明確化のために省略してある。それは、しか
し、図4に示したものと同一となろう。尚、4つの基準
レベルV1、・・・V4を受信する4個の比較器511な
いし514が存在する。
て図5に示したような構成を考慮することにより更によ
く理解されよう。図5及び以下に述べる図7ないし図9
では、基準レベルV1ないしVNを発生及び更新する回路
は、図面の明確化のために省略してある。それは、しか
し、図4に示したものと同一となろう。尚、4つの基準
レベルV1、・・・V4を受信する4個の比較器511な
いし514が存在する。
【0055】これらは、フリップフロップ531ないし
534にデータを送り、これらのフリップフロップが、
今度は、4個の試験的決定AjないしDjをマルチプレク
サ540に供給する。このマルチプレクサの出力a
jは、2つのフリップフロップ551と55を通る。こ
れらのフリップフロップの出力は、それぞれ、aj-1と
an -2である。この後者の2つの出力は、マルチプレク
サ540に選択器入力として作用する。
534にデータを送り、これらのフリップフロップが、
今度は、4個の試験的決定AjないしDjをマルチプレク
サ540に供給する。このマルチプレクサの出力a
jは、2つのフリップフロップ551と55を通る。こ
れらのフリップフロップの出力は、それぞれ、aj-1と
an -2である。この後者の2つの出力は、マルチプレク
サ540に選択器入力として作用する。
【0056】不都合にも、4対1マルチプレクサ540
の実際の構成は、図5に示したように、2対1の3個の
マルチプレクサ541と542、543の組み合わせと
して存在する。このような構造では、2対1の多重化マ
ックスフロップにわたる十分な付加遅延が危うくなり、
全体としてこのシステムにより与え得るビット速度は有
限となる。
の実際の構成は、図5に示したように、2対1の3個の
マルチプレクサ541と542、543の組み合わせと
して存在する。このような構造では、2対1の多重化マ
ックスフロップにわたる十分な付加遅延が危うくなり、
全体としてこのシステムにより与え得るビット速度は有
限となる。
【0057】特に、マルチプレクサ540が十分早くa
j-1とaj-2に応答してフリップフロップ551にクロッ
クで送られるajを十分間に合うように発生することは
不可能かもしれない。これはまた、図4の構成でも生じ
得る。しかし、この問題は他の実施例により解決され
る。
j-1とaj-2に応答してフリップフロップ551にクロッ
クで送られるajを十分間に合うように発生することは
不可能かもしれない。これはまた、図4の構成でも生じ
得る。しかし、この問題は他の実施例により解決され
る。
【0058】この実施例では、 a)ajを、AjないしDj、aj-1及びaj-2のブール関
数として表現し、 b)量jが、a)で得られた式に現れるときは常に、量
jの代わりに単に量(j−1)を代入することによって
aj-1を表現し、 c)a)で得られた式に、b)で得られた式を代入する
ステップによって、aj-2とaj-3で、ajに関する式、
即ち、aj-1へのajの依存性が存在しない式を得ること
ができる。
数として表現し、 b)量jが、a)で得られた式に現れるときは常に、量
jの代わりに単に量(j−1)を代入することによって
aj-1を表現し、 c)a)で得られた式に、b)で得られた式を代入する
ステップによって、aj-2とaj-3で、ajに関する式、
即ち、aj-1へのajの依存性が存在しない式を得ること
ができる。
【0059】別の表現を用いると、ajの式は、a)試
験的決定AjないしDj、及びAj-1、・・・Dj-1、の陽
関数、b)以前決定aj-2及びaj-3の陽関数、及びc)
aj-1の陰関数のみである。これにより、図5において
述べた処理時間問題を回避することが可能となる回路設
計の融通性が得られる。ここに記載された実施例では、
特に、上記のステップにより、ajに関する以下のブー
ル表現が得られる
験的決定AjないしDj、及びAj-1、・・・Dj-1、の陽
関数、b)以前決定aj-2及びaj-3の陽関数、及びc)
aj-1の陰関数のみである。これにより、図5において
述べた処理時間問題を回避することが可能となる回路設
計の融通性が得られる。ここに記載された実施例では、
特に、上記のステップにより、ajに関する以下のブー
ル表現が得られる
【0060】
【数1】
【0061】更に、aj-1に関するブール表現がa
j-(p+1)に続くどの決定に対しても明白な依存性を有し
ないように、この方法はp回繰り返すことができる。こ
の式に従ってajを発生する回路は図6と図7に示して
ある。特に、図7で、「試験的決定組み合わせ回路62
0」として示した要素は、上に定義したWjないしZjの
値を与える。
j-(p+1)に続くどの決定に対しても明白な依存性を有し
ないように、この方法はp回繰り返すことができる。こ
の式に従ってajを発生する回路は図6と図7に示して
ある。特に、図7で、「試験的決定組み合わせ回路62
0」として示した要素は、上に定義したWjないしZjの
値を与える。
【0062】試験的決定組み合わせ回路を実施する例示
的な回路は、図6に示してある。尚、この点では、問題
は解決されていない。それは、図7に示したマルチプレ
クサ740が、図5に示したものと同一であり、同一の
処理時間問題が生じるからである。しかし、フリップフ
ロップ751の出力は、マルチプレクサには帰還されな
いので、この回路におけるその存在は、単に1クロック
サイクルの遅れのみを提供するだけである。
的な回路は、図6に示してある。尚、この点では、問題
は解決されていない。それは、図7に示したマルチプレ
クサ740が、図5に示したものと同一であり、同一の
処理時間問題が生じるからである。しかし、フリップフ
ロップ751の出力は、マルチプレクサには帰還されな
いので、この回路におけるその存在は、単に1クロック
サイクルの遅れのみを提供するだけである。
【0063】そういう理由で、この遅延は、2対1マル
チプレクサ741と742に組み込むことができる。即
ち、図8に示したように、aj-1を提供する図7のフリ
ップフロップ、即ち、フリップフロップ751は、除去
して、マルチプレクサ741と742を、図4のマック
スフロップ439と同一なマックスフロップ841と8
42で置換することができる。
チプレクサ741と742に組み込むことができる。即
ち、図8に示したように、aj-1を提供する図7のフリ
ップフロップ、即ち、フリップフロップ751は、除去
して、マルチプレクサ741と742を、図4のマック
スフロップ439と同一なマックスフロップ841と8
42で置換することができる。
【0064】前に述べたように、4対1マックス/フリ
ップフロップの組み合わせとは異なるこのマックスフロ
ップは、実際、問題の処理速度で動作して、帰還される
べき時間的に間に合う出力を提供することができる。こ
の試みに関連する唯一の「費用」は、全体として、検出
/相殺プロセス内に導入される遅延全体の1クロックサ
イクルの増加分である。
ップフロップの組み合わせとは異なるこのマックスフロ
ップは、実際、問題の処理速度で動作して、帰還される
べき時間的に間に合う出力を提供することができる。こ
の試みに関連する唯一の「費用」は、全体として、検出
/相殺プロセス内に導入される遅延全体の1クロックサ
イクルの増加分である。
【0065】動作速度が更に増加するに従って、マック
スフロップでも十分早く動作できなくなる可能性があ
る。この場合には、図9に示した方法を使用してもよ
い。前述のように、図6の試験的決定組み合わせ回路6
20は、フリップフロップにデータを供給する。次に、
試験的決定組み合わせ回路620の出力は、並列的に2
組の回路に供給される。この回路は、量のWiないしZi
が発生される速度の半分でクロックされる。
スフロップでも十分早く動作できなくなる可能性があ
る。この場合には、図9に示した方法を使用してもよ
い。前述のように、図6の試験的決定組み合わせ回路6
20は、フリップフロップにデータを供給する。次に、
試験的決定組み合わせ回路620の出力は、並列的に2
組の回路に供給される。この回路は、量のWiないしZi
が発生される速度の半分でクロックされる。
【0066】この2組の回路の1つは、jの偶数値の場
合、ajを発生し、そして、jの奇数値の場合は別のも
のを発生する。これらのマルチプレクサの動作速度は、
そうでない場合の動作要求速度の半分であるので、マル
チプレクサにおける処理遅延に関連する上記の問題はま
た克服される。
合、ajを発生し、そして、jの奇数値の場合は別のも
のを発生する。これらのマルチプレクサの動作速度は、
そうでない場合の動作要求速度の半分であるので、マル
チプレクサにおける処理遅延に関連する上記の問題はま
た克服される。
【0067】上に記載した種々の試みは、理論的に拡張
して、所望数の(1を含む)入力以前決定の便宜をはか
ることができる。尚、図4ないし図9の回路は、比較器
の各々に、異なる位相タイミングでクロックを使用する
こともできる。かくして、しきい値は、前のビットに依
存することができるばかりでなく同様にサンプル時間t
0に依存することもでき、これにより更によりよい歪補
償が可能となる。
して、所望数の(1を含む)入力以前決定の便宜をはか
ることができる。尚、図4ないし図9の回路は、比較器
の各々に、異なる位相タイミングでクロックを使用する
こともできる。かくして、しきい値は、前のビットに依
存することができるばかりでなく同様にサンプル時間t
0に依存することもでき、これにより更によりよい歪補
償が可能となる。
【0068】しかし、これらの試みを実施するに必要な
回路量は、入力以前決定の数の各増加ごとに対数的に増
大し、かくして、実際の制限に、すぐ届いてしまう。あ
るいはまた、比較的多数の入力以前決定を使用すること
が望まれる用途では、図10に示した試みを使用するこ
とができる。この試みは、回路の最も適度な増加のみ
が、入力以前決定の数の各増加に必要とされるだけであ
るという利点を有している。
回路量は、入力以前決定の数の各増加ごとに対数的に増
大し、かくして、実際の制限に、すぐ届いてしまう。あ
るいはまた、比較的多数の入力以前決定を使用すること
が望まれる用途では、図10に示した試みを使用するこ
とができる。この試みは、回路の最も適度な増加のみ
が、入力以前決定の数の各増加に必要とされるだけであ
るという利点を有している。
【0069】しかし、これはデジタル選択プロセスを介
して動作するのではなく、むしろアナログ領域で動作す
るので、高周波で動作するときにはアナログプロセスの
精度を維持することが困難であるという欠点を有してい
る。かくして、入力以前決定の数が増加するに従って、
同時に、種々の可能なしきい値レベル間の段階的変化が
小さくなるに従って、プロセス全体の精度は、悪くなる
ことがある。
して動作するのではなく、むしろアナログ領域で動作す
るので、高周波で動作するときにはアナログプロセスの
精度を維持することが困難であるという欠点を有してい
る。かくして、入力以前決定の数が増加するに従って、
同時に、種々の可能なしきい値レベル間の段階的変化が
小さくなるに従って、プロセス全体の精度は、悪くなる
ことがある。
【0070】また、これは、非線形歪ではなく、線形歪
のみを補償する。従って、この技術又は本願に記載した
技術のどれかを使用するための決定は、かくして、この
特定の用途、及び、設計者が操作することを要求される
制限に依存する。次に図10を見ると、図1の試みに対
する類似性に気付くであろう。特に、検出器/線形相殺
器1028は、(図3に示したしきい値検出器に似た)
しきい値検出器1029、遅延要素1031及び更新回
路1037を有している。
のみを補償する。従って、この技術又は本願に記載した
技術のどれかを使用するための決定は、かくして、この
特定の用途、及び、設計者が操作することを要求される
制限に依存する。次に図10を見ると、図1の試みに対
する類似性に気付くであろう。特に、検出器/線形相殺
器1028は、(図3に示したしきい値検出器に似た)
しきい値検出器1029、遅延要素1031及び更新回
路1037を有している。
【0071】しかし、N個のうちの1個を選ぶ選択器
は、トランスバーサルフィルタ1035により置換さ
れ、そして、基準信号発生器は、タップ重み発生器10
38により置換されている。この試みの場合、検出器1
029に供給されたしきい値は、予め定義された複数の
しきい値の1つではない。むしろ、このしきい値は、入
力以前決定の流れでのその決定の通常の位置に関連した
いわゆるタップ重みを入力以前決定の各々にまず乗算す
ることによって発生される。
は、トランスバーサルフィルタ1035により置換さ
れ、そして、基準信号発生器は、タップ重み発生器10
38により置換されている。この試みの場合、検出器1
029に供給されたしきい値は、予め定義された複数の
しきい値の1つではない。むしろ、このしきい値は、入
力以前決定の流れでのその決定の通常の位置に関連した
いわゆるタップ重みを入力以前決定の各々にまず乗算す
ることによって発生される。
【0072】かくして、リード線1095でしきい値検
出器1029内から提供された最新の入力以前決定は、
タップ重みW1により乗算され、遅延1031のうちの
最初の遅延の出力点に提供された第2番目に最新の入力
以前決定は、タップ重みW2を乗算される。以下同様で
ある。
出器1029内から提供された最新の入力以前決定は、
タップ重みW1により乗算され、遅延1031のうちの
最初の遅延の出力点に提供された第2番目に最新の入力
以前決定は、タップ重みW2を乗算される。以下同様で
ある。
【0073】得られる結果は、次に、加算されてリード
線1051で信号を提供する。この信号の値は、正又は
負となり得るが、しきい値検出器1029内で取られる
予め定義した公称しきい値に対するずれ又は補正量を表
す。タップ重み発生器1038により供給されるタップ
重みは、図1の実施例で使用した基準レベルが更新され
るのとまさに同一方法で適応的に更新される。
線1051で信号を提供する。この信号の値は、正又は
負となり得るが、しきい値検出器1029内で取られる
予め定義した公称しきい値に対するずれ又は補正量を表
す。タップ重み発生器1038により供給されるタップ
重みは、図1の実施例で使用した基準レベルが更新され
るのとまさに同一方法で適応的に更新される。
【0074】トランスバーサルフィルタ1035は、例
示的には、複数の乗算ラッチ1041からなり、この乗
算ラッチの各々は、異なる入力以前決定にそれに関連す
るタップ重みを乗算し、その積を表すアナログ信号を提
供する。これらの乗算ラッチの出力は、次に、アナログ
バスとして機能するリード線1051で加算されて上記
の信号のずれを提供する。
示的には、複数の乗算ラッチ1041からなり、この乗
算ラッチの各々は、異なる入力以前決定にそれに関連す
るタップ重みを乗算し、その積を表すアナログ信号を提
供する。これらの乗算ラッチの出力は、次に、アナログ
バスとして機能するリード線1051で加算されて上記
の信号のずれを提供する。
【0075】この記載が続くに従って明らかになるが、
図10に示した機能素子間で通信される信号の多くは差
動信号である。この信号は、公知のように、対をなす信
号リード線で伝送される。図面の簡単化のために、しか
し、これらのリード線の対のすべては、図10において
は単一のリード線として示してある。
図10に示した機能素子間で通信される信号の多くは差
動信号である。この信号は、公知のように、対をなす信
号リード線で伝送される。図面の簡単化のために、しか
し、これらのリード線の対のすべては、図10において
は単一のリード線として示してある。
【0076】図11は、1つの乗算ラッチ1041の回
路図であり、この乗算ラッチは、トランジスタQ7とQ
10のコレクタに差動出力を提供する。特に、この回路
は、2相クロックに応答して動作する。第1相の間、ク
ロック信号Cは、基準レベルCrefよりも高い。これに
より乗算ラッチは、その「獲得」モードに置かれる。こ
のモードでは、トランジスタQ5はオンとなり、それに
より差動対Q1、Q4を介して電流を完全に引き出す。
路図であり、この乗算ラッチは、トランジスタQ7とQ
10のコレクタに差動出力を提供する。特に、この回路
は、2相クロックに応答して動作する。第1相の間、ク
ロック信号Cは、基準レベルCrefよりも高い。これに
より乗算ラッチは、その「獲得」モードに置かれる。こ
のモードでは、トランジスタQ5はオンとなり、それに
より差動対Q1、Q4を介して電流を完全に引き出す。
【0077】特に、トランジスタQ1は、差動入力D、
〈D〉(これはDの否定を示す数1ではDの上付きバー
を表し、以下同じ)として提供された入力以前決定が
「1」の場合にオンとなる。(遅延1031の各々が、
例示的には、図3に示した二重ラッチ装置に類似した二
重ラッチ装置であり、「D、〈D〉」入力は、リード線
295の信号に対応する、最初のラッチの出力から供給
されるということが、ここで知られよう。
〈D〉(これはDの否定を示す数1ではDの上付きバー
を表し、以下同じ)として提供された入力以前決定が
「1」の場合にオンとなる。(遅延1031の各々が、
例示的には、図3に示した二重ラッチ装置に類似した二
重ラッチ装置であり、「D、〈D〉」入力は、リード線
295の信号に対応する、最初のラッチの出力から供給
されるということが、ここで知られよう。
【0078】トランジスタQ1がオンの場合、電流は、
差動対Q7、Q8を通って引き出される。電流は、トラ
ンジスタQ10を流れないので、そのコレクタは、接地
電位にあり、それにより差動出力の1方の側が提供され
る。同時に、トランジスタQ8と対抗するトランジスタ
Q7を流れる電流の一部は、トランジスタQ8に加えら
れる一定レベルWrefを基準とした信号Wのレベルに依
存する。
差動対Q7、Q8を通って引き出される。電流は、トラ
ンジスタQ10を流れないので、そのコレクタは、接地
電位にあり、それにより差動出力の1方の側が提供され
る。同時に、トランジスタQ8と対抗するトランジスタ
Q7を流れる電流の一部は、トランジスタQ8に加えら
れる一定レベルWrefを基準とした信号Wのレベルに依
存する。
【0079】信号Wは、適当なタップ重み値を表すアナ
ログ信号であり、このアナログ信号は、タップ重み発生
器1038により供給されるそのアナログ信号のデジタ
ル変換形から発生される。入力以前決定とそれに関連す
るタップ重みの積を表す信号は、かくして、トランジス
タQ7とQ10のコレクタの間の差動信号として提供さ
れる。入力以前決定が「0」の場合、差動対Q7、Q8
とQ9、Q10の役割は、逆転され、そして、差動信号
は、上記の場合と同一の大きさを有するが、符号は逆と
なる。
ログ信号であり、このアナログ信号は、タップ重み発生
器1038により供給されるそのアナログ信号のデジタ
ル変換形から発生される。入力以前決定とそれに関連す
るタップ重みの積を表す信号は、かくして、トランジス
タQ7とQ10のコレクタの間の差動信号として提供さ
れる。入力以前決定が「0」の場合、差動対Q7、Q8
とQ9、Q10の役割は、逆転され、そして、差動信号
は、上記の場合と同一の大きさを有するが、符号は逆と
なる。
【0080】第2のクロック位相中、トランジスタQ6
はオンで、電流を、差動対Q2、Q3を通して引き出
す。この後者は、対応する遅延素子1031(即ち、あ
る場合には、しきい値検出器1029)の出力から入力
として、差動信号Q、Qを受信する。これにより、第1
のクロック位相中に発生された差動出力信号は、このク
ロック位相中の差動入力D、〈D〉のどのような変化に
も関わらず、一定に保持される。リード線1051の加
算結果が、しきい値検出器1029により読み込まれる
のは、このクロック位相中である。
はオンで、電流を、差動対Q2、Q3を通して引き出
す。この後者は、対応する遅延素子1031(即ち、あ
る場合には、しきい値検出器1029)の出力から入力
として、差動信号Q、Qを受信する。これにより、第1
のクロック位相中に発生された差動出力信号は、このク
ロック位相中の差動入力D、〈D〉のどのような変化に
も関わらず、一定に保持される。リード線1051の加
算結果が、しきい値検出器1029により読み込まれる
のは、このクロック位相中である。
【0081】上記の説明は、単に本発明の原理を示すも
のであって、多くの変形が可能である。例えば、上述の
実施例では、情報を単一チャネルで通信するシステムの
段階で開示されている。しかし、本発明は、波長多重化
又は周波数分割多重化のいずれかであるチャネルのよう
な多重チャネルで情報を通信するシステムにも等しく適
用可能である。これらのシステムでは、歪補償技術は、
別々に各チャネルでの信号に適用することができる。し
かし、ファイバの非線形性のような損害の場合、異なる
チャネルの信号は、互いに干渉することがある。
のであって、多くの変形が可能である。例えば、上述の
実施例では、情報を単一チャネルで通信するシステムの
段階で開示されている。しかし、本発明は、波長多重化
又は周波数分割多重化のいずれかであるチャネルのよう
な多重チャネルで情報を通信するシステムにも等しく適
用可能である。これらのシステムでは、歪補償技術は、
別々に各チャネルでの信号に適用することができる。し
かし、ファイバの非線形性のような損害の場合、異なる
チャネルの信号は、互いに干渉することがある。
【0082】その場合、一定のチャネルに関連する回路
で使用されるしきい値を決定するために使用される決定
のベクトルは、他のチャネルに関連する回路により形成
された決定を含んでもよい。実際、混信が主な損害であ
る場合のような特定の状態では、決定ベクトルは、専
ら、他のチャネルからの決定よりなるものとなろう。即
ち、問題のチャネルからの決定を除外してしまうことに
なろう。
で使用されるしきい値を決定するために使用される決定
のベクトルは、他のチャネルに関連する回路により形成
された決定を含んでもよい。実際、混信が主な損害であ
る場合のような特定の状態では、決定ベクトルは、専
ら、他のチャネルからの決定よりなるものとなろう。即
ち、問題のチャネルからの決定を除外してしまうことに
なろう。
【0083】更に変形例が可能である。例えば、上述の
実施例は、2進(2レベル)と1次元である通信方法を
取るけれども、多段レベル及び(又は)多次元通信方法
も使用することができる。更に、本明細書での説明は、
ブロック、トレリス、又は、他の種類の符号化方法の使
用には言及しないが、本発明は、実際、これらの技術を
使用するシステムで使用することができる。
実施例は、2進(2レベル)と1次元である通信方法を
取るけれども、多段レベル及び(又は)多次元通信方法
も使用することができる。更に、本明細書での説明は、
ブロック、トレリス、又は、他の種類の符号化方法の使
用には言及しないが、本発明は、実際、これらの技術を
使用するシステムで使用することができる。
【0084】更に、特定のアルゴリズムが、該選択器に
より選択された基準電圧を更新するために使用された
が、(符号関数sgnにより提供される)誤差信号ej
の符号よりも、むしろ、この誤差信号のアナログ値を使
用するアルゴリズムのような他のアルゴリズムも代わり
に使用してもよい。更に、その帰還信号値を決定するた
めに使用される決定は、前の信号区間に関連した決定で
あるばかりでなく、更なる通信区間に関連した決定の評
価ともなり得る。
より選択された基準電圧を更新するために使用された
が、(符号関数sgnにより提供される)誤差信号ej
の符号よりも、むしろ、この誤差信号のアナログ値を使
用するアルゴリズムのような他のアルゴリズムも代わり
に使用してもよい。更に、その帰還信号値を決定するた
めに使用される決定は、前の信号区間に関連した決定で
あるばかりでなく、更なる通信区間に関連した決定の評
価ともなり得る。
【0085】更に、非線形性の場合、歪は、過去及び未
来のビットのみばかりでなく、検出されるビットに依存
することがあるので、ここに開示した種類の多数のしき
い値検出器/非線形相殺器を組み合わせて、一連のビッ
ト又は多くのチャネルでの送信ビットのどれがより転送
され易かったかを決定することができる。
来のビットのみばかりでなく、検出されるビットに依存
することがあるので、ここに開示した種類の多数のしき
い値検出器/非線形相殺器を組み合わせて、一連のビッ
ト又は多くのチャネルでの送信ビットのどれがより転送
され易かったかを決定することができる。
【0086】また、上述の実施例では、別々の電子形成
ブロックを使用して実施されるものと示したが、これら
のいずれの電子形成ブロックの機能も、使用される情報
速度及びこのときにおける技術状態に依存して適切にプ
ログラムした専用又は汎用のプロセッサを介して実施し
てもよい。関連する高データ速度のために、単一の集積
回路チップ上に少なくともしきい値検出器/非線形相殺
器を構成することが望ましい。
ブロックを使用して実施されるものと示したが、これら
のいずれの電子形成ブロックの機能も、使用される情報
速度及びこのときにおける技術状態に依存して適切にプ
ログラムした専用又は汎用のプロセッサを介して実施し
てもよい。関連する高データ速度のために、単一の集積
回路チップ上に少なくともしきい値検出器/非線形相殺
器を構成することが望ましい。
【0087】かくして、本明細書で明確に示さず、か
つ、記載しなかったが、本発明の原理を具体化する数多
くの構成を当業者は想到することができるであろう。以
上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技
術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例が考え
得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含さ
れる。尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は、発明
の容易なる理解のためで、その技術的範囲を制限するよ
う解釈されるべきではない。
つ、記載しなかったが、本発明の原理を具体化する数多
くの構成を当業者は想到することができるであろう。以
上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技
術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例が考え
得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含さ
れる。尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は、発明
の容易なる理解のためで、その技術的範囲を制限するよ
う解釈されるべきではない。
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、信
号電力を増加し、ビット速度を高くし、伝送距離を長く
し、多重チャネルを使用することにより、チャネルの能
力をその限界まで使用したときに現れるファイバの非線
形性による信号歪、色彩分散及び偏光分散と関連したフ
ァイバの非線形性が、個々の効果の和よりも大きく歪効
果全体を増大させる問題などを解決し、正確な信号回復
を行うことができる。
号電力を増加し、ビット速度を高くし、伝送距離を長く
し、多重チャネルを使用することにより、チャネルの能
力をその限界まで使用したときに現れるファイバの非線
形性による信号歪、色彩分散及び偏光分散と関連したフ
ァイバの非線形性が、個々の効果の和よりも大きく歪効
果全体を増大させる問題などを解決し、正確な信号回復
を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例の光ファイバ伝送システムの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の原理を説明するための波形図である。
【図3】図1のシステムで使用されるしきい値検出器の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】図1のシステムで使用される検出器/非線形相
殺器の第2の実施例を示すブロック図である。
殺器の第2の実施例を示すブロック図である。
【図5】図1のシステムで使用される検出器/非線形相
殺器の第3の実施例を示すブロック図である。
殺器の第3の実施例を示すブロック図である。
【図6】図1のシステムで使用される検出器/非線形相
殺器の第4の実施例を示すブロック図である。
殺器の第4の実施例を示すブロック図である。
【図7】図1のシステムで使用される検出器/非線形相
殺器の第5の実施例を示すブロック図である。
殺器の第5の実施例を示すブロック図である。
【図8】図1のシステムで使用される検出器/非線形相
殺器の第6の実施例を示すブロック図である。
殺器の第6の実施例を示すブロック図である。
【図9】図1のシステムで使用される検出器/非線形相
殺器の第7の実施例を示すブロック図である。
殺器の第7の実施例を示すブロック図である。
【図10】図1のシステムで使用される検出器/非線形
相殺器の第8の実施例を示すブロック図である。
相殺器の第8の実施例を示すブロック図である。
【図11】図1の検出器/非線形相殺器に使用される乗
算ラッチの回路図である。
算ラッチの回路図である。
11 データ源 12 レーザ 15 光ファイバ 21 光検出器 23 増幅器/フィルタ 26 フィードフォワードイコライザ 28、528、728、828、928、1028 検
出器/非線形相殺器 29、1029 しきい値検出器 31 選択器 37、437 更新回路 38、438 基準信号発生器 42 データシンク 281、282 ラッチ 411、412、511−514 比較器 431、432、531−534、551、552、8
52、853 フリップフロップ 439、841、842 マックスフロップ 540、543、843 マルチプレクサ 620 試験的決定組み合わせ回路 751−753 クロック 1035 トランスバーサルフィルタ 1037 更新回路 1038 タップ重み発生器 1041 乗算ラッチ
出器/非線形相殺器 29、1029 しきい値検出器 31 選択器 37、437 更新回路 38、438 基準信号発生器 42 データシンク 281、282 ラッチ 411、412、511−514 比較器 431、432、531−534、551、552、8
52、853 フリップフロップ 439、841、842 マックスフロップ 540、543、843 マルチプレクサ 620 試験的決定組み合わせ回路 751−753 クロック 1035 トランスバーサルフィルタ 1037 更新回路 1038 タップ重み発生器 1041 乗算ラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サンジェイ カストゥリア アメリカ合衆国 07701 ニュージャージ ィ、レッド バンク、ウェランド ロード 249 (72)発明者 ロバート ジェラルド スウォーツ アメリカ合衆国 07724 ニュージャージ ィ、ティントン フォールズ、ウェリント ン ドライブ 65 (72)発明者 ジャック ハリーマン ウィンターズ アメリカ合衆国 07748 ニュージャージ ィ、ミドルタウン、オールド ワゴン ロ ード 103
Claims (9)
- 【請求項1】 情報を帯びた光信号を光ファイバから受
信する手段(19)と、 受信した信号と少なくとも1つの前のこの決定の関数で
ある帰還信号との結合関数として情報についての決定を
形成する手段(21、23、26、28)とを有するこ
とを特徴とする光ファイバ伝送装置。 - 【請求項2】 決定を形成する手段が、受信した光信号
を情報を表す電気信号に変換する手段(21)を有する
ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ伝送装置。 - 【請求項3】 決定を形成する手段が、 それぞれの試験的な決定を発生するために複数のしきい
値の各々と電気信号とを比較する手段(411、41
2、432、432)と、 前記試験的な決定の特定の1つが前記少なくとも1つの
決定の関数として形成された個々の決定となるように選
択する手段(439)とを有することを特徴とする請求
項2記載の光ファイバ伝送装置。 - 【請求項4】 しきい値を適応的に変更する手段(37
又は437)を有することを特徴とする請求項3記載の
光ファイバ伝送装置。 - 【請求項5】 決定を形成する手段が、 少なくとも1つの決定の関数であるしきい値信号を帰還
信号として発生する手段(35、38)と、 しきい値信号と電気信号とを比較する手段(29)とを
有することを特徴とする請求項2記載の光ファイバ伝送
装置。 - 【請求項6】 比較する手段が、第1及び第2のラッチ
(281、282)を有し、第1のラッチが第1のクロ
ック位相中にその比較の結果を表す中間信号を発生し、
第2のラッチが第2のクロック位相中に前記中間信号に
応答して出力信号を発生し、この出力信号が形成された
個々の決定であり、帰還信号が中間信号の関数として発
生されることを特徴とする請求項5記載の光ファイバ伝
送装置。 - 【請求項7】 しきい値信号が、形成された以前の決定
とのうちの前の決定それぞれの重みとの積の和の関数と
して発生されることを特徴とする請求項5記載の光ファ
イバ伝送装置。 - 【請求項8】 しきい値信号が、決定の非線形関数であ
ることを特徴とする請求項5記載の光ファイバ伝送装
置。 - 【請求項9】 電気信号としきい値信号との差を表す誤
差信号の関数としてしきい値信号を適応的に変更する手
段(437)を有することを特徴とする請求項5記載の
光ファイバ伝送装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US534623 | 1990-05-11 | ||
US07/534,623 US5191462A (en) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | Fiber optic transmission distortion compensation |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07183852A true JPH07183852A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=24130862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3121887A Pending JPH07183852A (ja) | 1990-05-11 | 1991-04-25 | 光ファイバ伝送装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5191462A (ja) |
EP (1) | EP0455910A3 (ja) |
JP (1) | JPH07183852A (ja) |
CA (1) | CA2032616C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010050578A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Fujitsu Ltd | 歪補償器、光受信装置およびそれらの制御方法並びに光伝送システム |
Families Citing this family (55)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE136705T1 (de) * | 1992-02-01 | 1996-04-15 | Sel Alcatel Ag | Digitales optisches nachrichtenübertragungssystem mit einem bei der betriebswellenlänge dispersionsbehafteten lichtwellenleiter |
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