JP4176684B2 - 判定帰還型等化器 - Google Patents

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本発明は、ディジタル信号伝送方式の受信回路において、波形等化を行う非線形フィルタに関するものである。特に本発明は、光ファイバの偏波分散、波長分散等により生じる符号間干渉を補償する非線形フィルタに関するもので、具体的には、光伝送システムにおいて光受信部の構成回路である等化回路に関する。
光伝送方式では、伝送媒体である光ファイバーの偏波分散(PMD;Polarization−Mode Dispersion)による群遅延時間により、信号伝達後の受信信号には符号間干渉や波形歪が生じる。特に、伝送速度が高速な場合や、分散値の大きなマルチモードファイバ(MMF:Mu1ti−Mode Fiber)を用いる場合において、この偏波分散の影響が大きい。この符号間干渉や波形歪を取り除くために、非線形フィルタである判定帰還型等化器(DFE:Decision Feedback Equa1izer)が従来用いられてきた。
従来の非線形フィルタの構成を図9に示す。図中、1は減算回路、2は重み付け回路、3は遅延回路(Delay)、4は識別器(DEC)である。図10に、図9に示した従来の非線形フィルタ回路(DFE)の基本的動作のタイミング図を示す。送信信号である原信号(Source Signa1)に対し、光ファイバを透過することによりPMD(偏波分散)が生じる。図11に伝送系においてPMDにより波形歪みが生じる過程を示す。
すなわち、送信側の原信号Sは伝送路である光ファイバ13に固有の偏波分散により受信側では原信号Sに対応した受信信号Sと、この受信信号Sに対して偏波モードによる群遅延の影響を受けて遅延した信号Sとに分離して受信される。このPMDによる遅延信号を伴った信号を、光電変換装置(O/E)14により電気信号に変換すると、原信号成分SOEとそれに対して時間のずれた信号成分SDEとが合成された波形となる。この偏波分散の影響を受けた波形は図10の“入力データ(Signa1 with PMD)”に示すような符号間干渉を受けた波形になる。
この干渉波形(図10中の斜線部)を取り除くために、等化器が用いられる。従来の判定帰還型等化器では、図9に示すように、入力データを識別器4により一旦“1”、“0”の判別を行い、その判別した信号(図10における「DEC出力」)を遅延回路3により遅延させて通常伝送速度の1周期分Tとなるように遅延させる。この遅延信号に重み係数C(tap weight)を乗算することにより重み付けを行い、この重み付けが行われた信号を入力の減算器1にフィードバックして、入力データ(Signal with PMD)から減算することによりPMD(偏波分散)による干渉波形を除去する。
しかしながら、上記従来回路において伝送速度が高速になると、フィルタ回路を構成する回路の内部遅延時間の影響により正常に動作できなくなるという問題がある。すなわち、フィルタを構成する各回路には実際には遅延時間があり、この構成回路自身の遅延時間が遅延回路3の遅延時間に加算される。遅延回路3の遅延時間をT、識別器4におけるクロック判定による遅延時間をtCLKとし、さらに等化器の構成回路それぞれの回路遅延時間をΔtDEC(識別器4の回路遅延時間)、ΔtMIX(重み付け回路2の回路遅延時間)、ΔtSUB(減算器1の回路遅延時間)とすると、入力データに対する帰還データの全遅延時間TDelay_Allは、
Delay_All=tCLK+Td+ΔtDEC+ΔtMIX+ΔtSUB (数1)
となる。ここで、判定帰還型等化器のクロック判定および遅延回路における遅延時間を除く等化器構成回路における遅延時間texcessは、
excess=ΔtDEC+ΔtMIX+ΔtSUB (数2)
である。構成回路の遅延時間texcessが遅延回路3の遅延時間Tに比べて無視できない程の大きな場合、この遅延時間texcessを考慮する必要がある。
特に、遅延回路3の遅延時間Tを0としても、構成回路の遅延時間texcessが全遅延時間として設定した時間“T”を超えてしまう場合、例えTCLKが十分に小さいとしても問題となる。すなわち、
Delay_All=texcess>T (数3)
の場合である。通常の判定帰還型等化器の場合、この遅延時間の設定時間“T”はデータ速度の1周期である。この場合の最高動作速度“Operation_SpeedMAX”は、
Operation_SpeedMAX=1/TDelay_All (数4)
で与えられる式で制限される。
図12に、上記(数3)式の条件の場合(texcess>T)のタイミング図の例を示す。本来は図10の「減算器出力」に示すように、入力データに重畳されているPMD(図中斜線部)が減算器1出力で相殺される筈が、texcess>Tでは減算のタイミングがずれるため図12の減算器出力に示すように逆に波形を崩してしまう(図中塗りつぶし部)。
すなわち、高速伝送に適用するためには構成回路自身の遅延時間texcessにより動作速度の上限が決められてしまうという問題があり、さらに高速動作させるためにはこの回路遅延時間が小さな素子すなわち高価な高速デバイスを用いる必要があった。
特開平06−252702号公報、(図1) "PMD mitigation at 10 Gbit/s using linear and nonlinear integrated electronic equaliser circuits"、H. Buchali, W. Baumert, R. Ballentin, and T. Wehren, IEE Electronics Letters, 20th Jan., 2000, Vol.36, pp.163-164, Fig.1.
上記のように、従来の判定帰還型等化器では、伝送速度を高速化した場合、等化器の重要なパラメータである遅延時間が構成回路自身の遅延時間texcessにより必要とする遅延時間よりも大きくなってしまうと言う問題があった。また、構成回路の遅延時間texcessにより、帰還ループの遅延時間に下限ができ動作速度が制限され高速化が困難という問題を有する。
本発明の目的は以上の問題を解決し、高速で動作可能な判定帰還型等化器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1においては、入力信号の符号判定を行う識別回路と、該識別回路による識別信号を遅延させる遅延回路と、該遅延信号の振幅値の重み付けを行う重み付け回路と、第一の入力端子に入力された信号から、第二の入力端子に入力された信号を減算する減算回路とから成る判定帰還型等化器において、入力信号端子は前記減算回路の第一の入力端子に接続され、前記減算回路の出力端子は前記識別回路のデータ入力端子に接続され、前記識別回路の出力端子は前記遅延回路の入力端子に接続され、前記遅延回路の出力端子は前記重み付け回路を介して前記減算回路の第二の入力端子に接続されており、前記減算回路は、前記入力信号を入力とする第一の差動回路と、前記遅延回路出力の遅延信号を入力とする第二の差動回路と、前記第一および前記第二の差動回路の出力にそれぞれ接続された第一および第二の負荷抵抗とから構成され、前記第一の差動回路の正転出力端子と前記第二の差動回路の反転出力端子を前記第一の負荷抵抗に接続し、前記第一の差動回路の反転出力端子と前記第二の差動回路の正転出力端子を前記第二の負荷抵抗に接続した電流モードの減算回路で構成し、さらに、前記重み付け回路は、前記第二の差動回路とその出力電流を外部より与える重み付け値により制御する電流制御手段とによって構成することにより、前記減算回路と前記重み付け回路とを一体化した判定帰還型等化器を規定している。
請求項2においては、請求項1に示す判定帰還型等化器において、前記遅延回路の遅延時間を零とした、もしくは前記遅延回路を削除した構成の判定帰還型等化器について規定している。
請求項3においては、請求項1に示す判定帰還型等化器において、前記第二の差動回路の出力電流を前記重み付け値により制御する電流制御手段として、前記第二の差動回路の電流源となる第三の差動回路を設け、該第三の差動回路の差動対トランジスタの第一のトランジスタのコレクタを前記第二の差動回路を構成する差動対トランジスタのエミッタ結合部に接続し、該差動対トランジスタの第二のトランジスタのコレクタを固定電位に接続したことにより、前記第二の差動回路のコレクタ電流を前記第三の差動回路で制御する構成としたことによって前記減算回路と前記電流制御手段とを一体化した判定帰還型等化器について規定している。
請求項4においては、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の判定帰還型等化器において、前記識別回路をマスター・フリップフロップとスレーブ・フリップフロップの従属接続からなる構成とし、該スレーブ・フリップフロップ出力を当該判定帰還型等化器の出力とし、前記マスター・フリップフロップの出力端子を前記遅延回路の入力端子もしくは前記重み付け回路の入力端子に接続した構成について規定している。
非線形フィルタを用いた本発明により、光ディジタル伝送システムの受信回路において伝送速度が高速な場合でも符号間干渉を補償することが可能となる。これにより高速光ディジタル伝送を行う受信器において、受信感度劣化を改善できるので伝送距離を長くすることができ、高価な中継器がいらなくなるためシステムの低コスト化が可能となる。特に、本発明は偏波分散の影響の大きな高速光ファイバー伝送システムにおいて有効である。
(第1の実施の形態)
図1に本発明に係わる第1の実施の形態による判定帰還型等化器の構成図を、また図2に減算回路1、重み付け回路2の具体的な回路例を示す。図1において、1は減算回路(SUB)、2は重み付け回路(MIX)、3は遅延回路(Td)、4は識別器(DEC)であり、図2において、5は第1の差動回路、6は第2の差動回路、7は第1の負荷抵抗、8は第2の負荷抵抗、9は電流制御手段である。
本発明においては従来別々に構成されていた重み付け回路2と減算回路1とを一体化することにより、回路の遅延時間を減らすことができる。特に、これら両回路の遅延時間のうち重み付け回路2での遅延時間を減らすことができる。これにより、判定帰還型等化器の帰還ループの遅延時間を低減出来るため動作速度を高速にすることを可能としている。
図2は減算回路1と重み付け回路2とを一体化して構成する場合の回路を示すもので、第2の差動回路6は遅延回路3で遅延された信号(Delayed Data)に外部の別回路で設定された重み(Tap Weight)で電流制御手段9を制御して得た重み係数Cを乗算し、この乗算結果と第1の差動回路5の出力とを逆相で加算することにより減算出力としている。
図3に、図1に示す回路の動作例を示した。光の送信側の原信号としてNRZの方形波信号を入力する場合を想定すると、光ファイバーの偏波分散等により符号間干渉が生じ等化器の「入力データ」では、斜線部のような偏波分散による干渉信号が起こる。この斜線部を取り除くために、「入力データ」を一旦識別器4で符合の“1”、“0”を判定し「識別器出力」を得る。
この「識別器出力」は「入力データ」よりも(tCLK+ΔtDEC)だけタイミングが遅延したものであり、これは目標とする遅延時間Tよりも小さいため、遅延回路3により図3斜線部のPMDによる符号間干渉成分のタイミングに合わせるように遅延(TDelay)し、さらに重み付け回路2によりこの遅延データを外部から与える“Tap Weight”に対応した振幅hの信号にする。この遅延され振幅が重み付けされた“減算回路入力(−)”信号を、減算回路1において「入力データ」から減算処理することにより、PMDを取り除くことができる。尚、従来回路では、図3最下段に示すように、tDelay’ が大きくなり回路自体の遅延により最適なタイミングに合わせることができなかった。
(第2の実施の形態)
図4に、本発明における第2の実施の形態の構成図を示す。図4において、1は減算器、2は乗算器、4は識別器である。この回路構成の特徴は遅延回路を設けないことであり、遅延回路を削除することにより遅延回路分の遅延時間を短縮することができる(T=0)。ただし、この構成では遅延回路がなくなるため遅延時間を調整をすることができなくなるが高速化に寄与する。遅延時間に付いては、調整は不可能なものの、例えば減算回路1、重み付け用の乗算器2および識別器4において事前に遅れ時間を設定しておくことは可能である。
(第3の実施の形態)
図5に、本発明における第3の実施の形態を示す。この回路は図1に示した前記第1の実施の形態における構成を実現する回路例である。図5において、5は第1の差動回路、6は第2の差動回路、7は第1の負荷抵抗、8は第2の負荷抵抗、9は電流制御手段、10は固定電位である。また、VCCは高電位側電源線を、VEEは低電位側電源線を示している。図5に示した回路図は、図1に示した構成の具体的回路図で示したもので、各構成回路および部品に付された番号は図2の回路の番号に対応している。
固定電位Vrefは電流制御手段9の差動対トランジスタのうち、第2の差動回路6に接続しないトランジスタのコレクタ電位を与えるものである。また、電流制御手段9を構成する差動回路の電流源は、電流値を任意に設定可能である。図5において、各端子の名称に付加されているPおよびNはそれぞれPは正相を、Nは逆相を示している。また、入力端子SUB1P/SUB1Nは図1における入力(Data)を、SUB2P/SUB2Nは重み付け回路2の遅延回路3からの遅延された信号入力端子であり、MIXP/MIXNは重み係数C(Tap weight)の入力端子に対応している。すなわち、電流加算型の減算器の一方の電流源を電流調整可能な差動回路による電流制御手段を加えた回路構成となっている。また、OUTP/OUTNはそれぞれ正相出力端子および逆相出力端子である。
この簡略化した構成により、重み付け回路自身の余分な遅延時間分を減らすことができるため、判定帰還型等化回路の高速化が可能となる。
(第4の実施の形態)
図6は、前記第3の実施の形態として、先に示した図5の回路で電流制御手段9として設けた差動回路の一方のコレクタ出力に接続された固定電位供給端子Vrefを高電位側電源線(VCC)に接続したものである。これにより、固定電位を別途設ける必要がなくなるので、回路の簡略化が可能となる。
(第5の実施の形態)
図7に、本発明による第5の実施の形態を示す。図7において、1は減算器、2は乗算器、3は遅延回路、4は識別器、11はマスターフリップフロップ(M−FF)、12はスレーブフリップフロップ(S−FF)である。識別回路4は、高速動作でも安定動作が得られるマスタースレーブ型D−FF構成が用いられるが、回路遅延が大きくなってしまう。本発明では、識別回路4の信号出力はS−FF回路12の出力とし、一方減算回路1への帰還信号をM−FF回路11の出力から取り出すことによりS−FF回路の遅延時間を減らすことができる。これにより、帰還ループの遅延時間の下限を減らすことができるため、高速な判定帰還型等化器が構成できる。
以上述べたとおり、本発明の非線形フィルタ回路を用いた判定帰還型等化器によれば、構成回路による遅延時間があってもこの時間を差し引いて動作可能な高速判定帰還型等化器を容易に実現できる。図8は上述の各実施の形態における遅延時間低減の効果を示すものである。
図8において、「従来回路」の遅延時間配分は(数1)式で示したTDelay_Allに対応しており、クロックの識別回路、遅延回路、減算回路その他全構成回路の遅延時間が含まれている。「第1の実施の形態」は第3の実施の形態および第4の実施の形態に対しても成立するもので、減算回路1と重み付け回路2とを一体化することにより重み付け回路2の回路遅延時間ΔtMIX=0としている。
また、「第2の実施の形態」においては、図1における遅延回路3を削除することによりT=0としている。
更に「第5の実施の形態」においては、識別回路4をマスターフリップフロップ11とスレーブフリップフロップ12とで構成しており、PMDによる波形歪み補整用のフィードバック信号はマスターフリップフロップ11の出力から取り出している。このため補償すべき遅延時間もマスターフリップフロップ11の遅延時間(ΔtM-FF)のみで良く、さらには、この遅延回路3を削除してT=0とすることも出来る。この場合、全遅延時間TDelay_Allは、
Delay_All=tCLK+ΔtM-FF+ΔtSUB (数5)
となり、最小の遅延時間が得られる。
第1の実施の形態による判定帰還型等化器の構成図。 図1の減算回路と重み付け回路とを一体化した場合の回路構成図。 図1の構成における動作タイミング図。 第2の実施の形態による判定帰還型等化器の構成図。 図2の回路構成の具体的な回路の1例である第3の実施の形態を示す回路図。 図2の回路構成の具体的な回路の他の1例である第4の実施の形態を示す回路図。 第5の実施の形態による判定帰還型等化器の構成図。 本発明の各実施の形態における遅延時間低減の効果を示す比較図。 従来の判定帰還型等化器の構成図。 従来の判定帰還型等化器における動作タイミング図。 伝送系で生じた偏波遅延により波形歪みを生じる過程を説明する模式図。 回路遅延時間を考慮した従来の判定帰還型等化器のタイミング図。
符号の説明
1:減算回路
2:重み付け回路
3:遅延回路
4:識別器
5:第1の作動回路
6:第2の作動回路
7:第1の負荷抵抗
8:第2の負荷抵抗
9:電流制御手段
10:固定電位
11:マスター・フリップフロップ
12:スレーブ・フリップフロップ
13:光ファイバ
14:光電変換装置

Claims (4)

  1. 入力信号の符号判定を行う識別回路と、
    該識別回路による識別信号を遅延させる遅延回路と、
    該遅延信号の振幅値の重み付けを行う重み付け回路と、
    第一の入力端子に入力された信号から、第二の入力端子に入力された信号を減算する減算回路とから成り、前記入力信号を前記減算回路の第1の入力端子に入力し、前記識別回路の出力を出力信号とする判定帰還型等化器において、
    入力信号端子は前記減算回路の第一の入力端子に接続され、
    前記減算回路の出力端子は前記識別回路のデータ入力端子に接続され、
    前記識別回路の出力端子は前記遅延回路の入力端子に接続され、
    前記遅延回路の出力端子は前記重み付け回路を介して前記減算回路の第二の入力端子に接続されており、
    前記減算回路は、前記入力信号を入力とする第一の差動回路と、前記遅延回路出力の遅延信号を入力とする第二の差動回路と、前記第一および前記第二の差動回路の出力にそれぞれ接続された第一および第二の負荷抵抗とから構成され、
    前記第一の差動回路の正転出力端子と前記第二の差動回路の反転出力端子とを前記第一の負荷抵抗に接続し、前記第一の差動回路の反転出力端子と前記第二の差動回路の正転出力端子とを前記第二の負荷抵抗に接続した電流モードの減算回路で構成し、
    さらに、前記重み付け回路は、前記第二の差動回路とその出力電流を外部より与える重み付け値により制御する電流制御手段とによって構成することにより、前記減算回路と前記重み付け回路とを一体化したことを特徴とする判定帰還型等化器。
  2. 請求項1に示す判定帰還型等化器において、
    前記遅延回路の遅延時間を零とした、もしくは前記遅延回路を削除した構成としたことを特徴とする判定帰還型等化器。
  3. 請求項1に示す判定帰還型等化器において、
    前記第二の差動回路の出力電流を前記重み付け値により制御する電流制御手段として、前記第二の差動回路の電流源となる第三の差動回路を設け、
    該第三の差動回路の差動対トランジスタの第一のトランジスタのコレクタを前記第二の差動回路を構成する差動対トランジスタのエミッタ結合部に接続し、該差動対トランジスタの第二のトランジスタのコレクタを固定電位に接続したことにより、前記第二の差動回路のコレクタ電流を前記第三の差動回路で制御する構成としたことによって前記減算回路と前記電流制御手段とを一体化したことを特徴とする判定帰還型等化器。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の判定帰還型等化器において、
    前記識別回路をマスター・フリップフロップとスレーブ・フリップフロップの従属接続からなる構成とし、該スレーブ・フリップフロップ出力を当該判定帰還型等化器の出力とし、前記マスター・フリップフロップの出力端子を前記遅延回路の入力端子もしくは前記重み付け回路の入力端子に接続したことを特徴とする判定帰還型等化器。
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