JPH07183588A - 圧電アクチュエータ用制御装置 - Google Patents

圧電アクチュエータ用制御装置

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JPH07183588A
JPH07183588A JP5347424A JP34742493A JPH07183588A JP H07183588 A JPH07183588 A JP H07183588A JP 5347424 A JP5347424 A JP 5347424A JP 34742493 A JP34742493 A JP 34742493A JP H07183588 A JPH07183588 A JP H07183588A
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動用高電圧の漏電を防ぐことによって安全
性の高い圧電アクチュエータ用制御装置を提供する。 【構成】 指令信号異常検出回路4が、充放電回路3に
入力される充放電指令信号値が所定レベルを越える異常
を検出する。また、ハーネス異常検出回路5がシールド
線8によって、充放電回路3と圧電アクチュエータ1と
を接続するワイヤハーネス7a,7bの断線等の異常を
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電アクチュエータを
制御するとともに、駆動用の高電圧の危険性を回避する
ようにした圧電アクチュエータ用制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ピエゾ素子等の圧電体は印加する電圧に
より微小な変位量を極めて高精度で制御することができ
る。そのため、近年、精密位置決め装置などの精度を要
求される位置決め用アクチュエータや、ショックアブソ
ーバの減衰力切換制御装置などの車両用アクチュエータ
の駆動源として利用されている。また、前記圧電アクチ
ュエータを駆動するためには数百ボルトの高電圧を印加
する必要がある。そのため、ワイヤハーネスの断線や短
絡などが発生した場合の安全対策が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧電アクチュエータ用制御装置によると、車両に組み込
まれる場合を主に想定しているため、工作機械のような
人が直接触れるような状況を十分に配慮していなかっ
た。さらに、図6に示すような板金曲げ加工機の場合な
どには、ワイヤハーネスcが曲げダイスとパンチの間に
かみこまれたり、治工具などによって傷つけられたりし
て、圧電アクチュエータaと圧電アクチュエータ用制御
装置bを接続する前記ワイヤハーネスcの被覆が破損
し、そこに人が触れた場合に前記駆動用高電圧が人体に
漏電する虞れがあるため危険であった。
【0004】また、車両用と想定している場合には、マ
イクロコンピュータの破損などがない限り圧電アクチュ
エータ用制御装置に異常な充放電指令信号が入力される
ことはないが、前記工作機械などに汎用タイプの圧電ア
クチュエータユニットとして使用される場合には、安価
な構成としてアナログ回路によって圧電アクチュエータ
用制御装置が設けられる。しかしながら、この場合には
前記圧電アクチュエータ用制御装置はユーザの手によっ
て汎用マイクロコンピュータなどのシステムユニットと
組合わされ、システムユニットからの充放電指令信号を
アナログ回路によって数百倍に増幅して圧電アクチュエ
ータを制御している。従って、ユーザのプログラミング
ミスや、インターフェイスの選択ミスなどによって、マ
イクロコンピュータからの充放電指令信号が高くなった
場合には、圧電アクチュエータ制御装置によって更に増
幅されるため、前記駆動用高電圧が許容値以上に高くな
って漏電する虞れがあるため危険であった。本発明は、
上記課題を解決するためになされたもので、駆動用高電
圧の漏電を防ぐことによって安全性の高い圧電アクチュ
エータ用制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための具体的手段として、請求項1記載の圧電ア
クチュエータ制御装置により、充放電指令信号によって
圧電アクチュエータへの高電圧の充電および放電を制御
して該圧電アクチュエータを制御する圧電アクチュエー
タ制御装置において、前記圧電アクチュエータ制御装置
に入力される前記充放電指令信号の異常を検出する指令
信号異常検出手段を設けたことを特徴とする圧電アクチ
ュエータ用制御装置が提供される。また、請求項2記載
の圧電アクチュエータ制御装置により、充放電指令信号
によって圧電アクチュエータへの高電圧の充電および放
電を制御して該圧電アクチュエータを制御する圧電アク
チュエータ制御装置において、前記圧電アクチュエータ
制御装置と前記圧電アクチュエータとを接続するワイヤ
ハーネスの異常をシールド線によって検出するハーネス
異常検出手段を設けたことを特徴とする圧電アクチュエ
ータ用制御装置が提供される。
【0006】
【作用】上記構成の請求項1記載の圧電アクチュエータ
用制御装置によれば、指令信号異常検出手段が圧電アク
チュエータ制御装置に入力される充放電指令信号の異常
を検出する。上記構成の請求項2記載の圧電アクチュエ
ータ用制御装置によれば、ハーネス異常検出手段がシー
ルド線によって、圧電アクチュエータ用制御装置と圧電
アクチュエータとを接続するワイヤハーネスの異常を検
出する。
【0007】
【実施例】本発明の圧電アクチュエータ用制御装置の一
実施例を添付図面を参照して説明する。図1は本実施例
の全体構成を示す構成図である。圧電アクチュエータ1
は図2に示すように、複数個の電極板10と圧電素子1
1を1枚ずつ交互に積層して構成され、各圧電素子10
は電気的に並列に接続され、印加電圧の増減量に応じて
積層方向に伸縮する。
【0008】高電圧発生手段を成す高電圧発生回路2は
図5に示す構成からなり、スイッチングレギュレータI
C(日本電気製upc494)20をシングルモードで
使用している。フライバックトランス21の1次側コイ
ルに流れる電流をFET22でスイッチングすることに
より、低電圧源からフライバックトランス21の2次側
コイルに高電圧を発生させるものである。1次側電流の
スイッチングにより、フライバックトランス21の2次
側に誘起された電流は、整流ダイオード23にて整流さ
れる。その整流された電荷は、コンデンサ24に静電エ
ネルギの形で蓄えられる。ここで2次側電圧+HVは、
抵抗25,26にて分圧された2〜3Vの電圧を演算増
幅器27でスイッチングレギュレータIC20にフィー
ドバックさせることによって+600Vに保持される。
この+HV=600Vの電圧は、圧電アクチュエータ1
を伸長させる時に印加する高電圧で、図1に示すように
端子2T1から充放電回路3の端子3T4に送られる。
【0009】充放電手段を成す充放電回路3は図1及び
図3に示すように、外部のシステムユニット(ユーザに
より選択される)9からの充電指令信号が端子3T1を
介してFET3aのゲートに入力される。また、放電指
令信号が端子3T2を介して同様にFET3cのゲート
に入力される。FET3aのソースとFET3cのドレ
インが抵抗3bを介して接続され、FET3cのソース
は抵抗3dを介してGNDに接続される。該FET3c
のドレインは3T5及びワイヤハーネス7aを介して圧
電アクチュエータ1の+側にも接続される。圧電アクチ
ュエータ1の−側はワイヤハーネス7bから端子3T6
に接続され、抵抗3eを介してGNDに接続される。ま
た端子3T5とGND間に接続される抵抗3gと抵抗3
hにより圧電アクチュエータ1の電圧が分割されて端子
3T3に出力され、この電圧Vfeは圧電アクチュエー
タ1の伸びに比例するため、位置決め制御時等の目標値
としてシステムユニット9にフィードバックされる。ま
た、禁止回路2の禁止指令によって圧電アクチュエータ
1の電荷を放電するために、ダイオード3fが設けられ
る。
【0010】システムユニット9から位置決めの指令信
号として充電指令信号が充放電回路3の端子3T1に入
力されたときはFET3aが導通し、高電圧発生回路2
で生成された+HV(600V)が、抵抗3bおよびワ
イヤハーネス7aを介して、圧電アクチュエータ1に印
加される。それによって、圧電アクチュエータ1に充電
電流Ichが流れて該圧電アクチュエータ1が伸長し、充
電指令信号と圧電アクチュエータ1の伸長量をモニタで
きるフィードバック信号Vfeを比較することにより、
位置決め目標値に到達するまで高電圧を印加する。ま
た、システムユニット9から位置決めの指令信号として
放電指令信号が入力された時には、FET3cが導通
し、圧電アクチュエータ1の蓄積電荷がワイヤハーネス
7b、FET3cおよび抵抗3dを介してGNDに放電
される。それによって、圧電アクチュエータ1に放電電
流Idcが流れて該圧電アクチュエータ1が収縮する。そ
して、充電時と同様に放電指令信号とフィードバック信
号Vfeを比較し、位置決め目標値に到達するまで放電
する。
【0011】指令信号異常検出手段を成す指令信号異常
検出回路4は図1及び図4に示すように、外部のシステ
ムユニット9からの充放電指令信号が端子4T1に入力
される。そして、ダイオード40と抵抗42による正の
電圧と、ダイオード43と抵抗45による負の電圧に分
離される。正の電圧は抵抗46と抵抗47によって分圧
された異常判定電圧Vrefとコンパレータ48で比較
され、異常判定電圧Vrefを正の指令信号が越えた場
合、コンパレータ48の出力がハイからロウに切り換わ
る。負の電圧も同様に抵抗49と抵抗50によって分圧
された異常判定電圧−Vrefとコンパレータ51で比
較され、異常判定電圧−Vrefより負の指令信号が低
い場合、コンパレータ51の出力がハイからロウに切り
換わる。
【0012】また、位置決め制御時等に圧電アクチュエ
ータ1の伸長量をモニタするフィードバック信号Vfe
も、前記指令信号と同様に端子4T3に入力され、正の
電圧をダイオード41と抵抗42で、負の電圧をダイオ
ード44と抵抗45で分離して、それぞれ、コンパレー
タ48,コンパレータ51で異常判定を行う。コンパレ
ータ48またはコンパレータ51が指令信号またはフィ
ードバック信号の異常を検出して、出力がハイからロウ
に切り換わると、トランジスタ52がオンになる。
【0013】それによって、トランジスタ53及びトラ
ンジスタ54がオンになって、抵抗55と抵抗56によ
ってVcc(15V)が分圧されて異常判定信号とし
て、端子4T2から外部のシステムユニット9に入力さ
れる。外部のシステムユニット9は、この異常判定信号
によって充放電の指令信号の出力を停止する。また、圧
電アクチュエータ1とGND間に開閉器を設け、システ
ムユニット9が圧電アクチュエータ1の電荷を強制的に
放電させる方式にすると、より信頼性を高めることがで
きる。また同時に、トランジスタ54のコレクタ端子は
端子4T4に接続されるため、図5に示す後述の禁止回
路の端子6T1に禁止信号を入力する。
【0014】ハーネス異常検出手段を成すハーネス異常
検出回路5は図3下欄に示すように、充放電回路3と圧
電アクチュエータ1を接続するワイヤハーネス7a及び
ワイヤハーネス7bの異常を、シールドライン8を用い
て前記ワイヤハーネス7a及びワイヤハーネス7bのリ
ーク電流を検出して積分し、それによって、ワイヤハー
ネス7a及びワイヤハーネス7bの異常を検出する。ワ
イヤハーネス7a及びワイヤハーネス7bに巻装される
シールド線8と、ハーネス異常検出回路5の端子5T2
が接続される。
【0015】そして、端子5T2は抵抗5aを介してコ
ンパレータ5hの反転入力端子に接続され、コンデンサ
5dが並列に接続されてRC積分回路を構成する。一方
コンパレータ5hの非反転入力端子には、定電圧電源5
lが接続され基準電圧VTHを作っている。コンパレータ
5hの出力端子には異常判定信号出力用のトランジスタ
5iとトランジスタ5nが並列に接続される。該トラン
ジスタ5nは、コンパレータ5hが異常判定してロウ信
号となった時にその状態を保持する。トランジスタ5i
のコレクタは抵抗5jを介してシステムユニット9への
出力端子5T1に接続されている。また、トランジスタ
5iのコレクタは禁止回路6への出力端子5T3に接続
されている。一方、トランジスタ5nのベースはVcc
(15V)へプルアップし、エミッタは抵抗5lを介し
てコンパレータ5hの反転入力端子に接続され自己保持
回路を形成している。抵抗5bは、耐ノイズ対策用の入
力インピーダンス抵抗である。ツェナダイオード5c,
5kは回路保護用である。また、異常時に点灯する異常
表示用に抵抗5fを介してLED5gがトランジスタ5
nのコレクタ側に接続される。
【0016】ハーネス異常検出回路5の作用を説明す
る。かみこみなどで異常が発生すると、ワイヤハーネス
7a或いはワイヤハーネス7bの芯線とシールドライン
8が導通するため、+600Vの高電圧は圧電アクチュ
エータ1に印加されずシールドライン8を通し抵抗5a
を介してハーネス異常検出回路5のコンデンサ5dに印
加される。そして、抵抗5aとコンデンサ5dのRC積
分回路によりコンパレータ5hの反転入力端子の電位は
徐々に上昇して、基準電位VTHを越えるとコンパレータ
5hはロウ信号を出力する。それによって、トランジス
タ5nがオンになりVCC電圧が抵抗5eを介してコンパ
レータ5hの反転入力端子に再び印加されて、Vcc電
位は基準電位VTHよりも大きいためコンパレータ5hは
ロウ信号を出力し続け、LED5gが点灯する。そし
て、コンパレータ5hのロウ出力によって、トランジス
タ5iがオフになって、抵抗5jと抵抗5mによってV
cc(15V)が分圧されて異常判定信号として、端子
5T1から外部のシステムユニット9に入力される。ま
た同時に、トランジスタ5iのコレクタ端子は端子5T
3に接続され、図5に示す禁止回路の端子6T1に禁止
信号を入力する。
【0017】禁止手段を成す禁止回路6は図1及び図5
に示すように、端子6T1と指令信号異常検出回路4の
端子4T4及びハーネス異常検出回路5の端子5T3が
接続され、高電圧発生回路2と一体的に設けられる。端
子6T1は、トランジスタ60のベースに接続され、該
トランジスタ60のコレクタは、トランジスタ61のベ
ース及びトランジスタ62のベースに接続される。トラ
ンジスタ60のエミッタは高電圧発生回路2のフライバ
ックトランス21の1次側コイルに接続される。トラン
ジスタ61のコレクタは、高電圧発生回路2のFET2
2のゲート端子に接続され、エミッタはGNDに接続さ
れる。前記トランジスタ62のエミッタはGNDに接続
され、コレクタは低電圧源Eとトランジスタ63のベー
スに接続される。トランジスタ63のエミッタはGND
に接続され、コレクタはFET64のベースに接続され
る。
【0018】指令信号異常検出回路4又はハーネス異常
検出回路5が異常を検出して、禁止回路6の端子6T1
に禁止信号が入力されると、トランジスタ60がオンし
てトランジスタ61及び高電圧発生回路2のトランジス
タ62がオンになる。トランジスタ61のオンによっ
て、高電圧発生回路2の一次側スイッチング用のFET
22が停止して、高電圧の発生を禁止する。また、高電
圧発生回路2のトランジスタ62のオンによって、高電
圧発生回路2のトランジスタ63がオフになる。それに
よって、高電圧発生回路2の2次側に接続されるFET
64がオンになり、コンデンサ24に蓄えられた静電エ
ネルギを強制放電する。更に、高電圧発生回路2の端子
2T1と充放電回路3の3T4が接続されているため、
充放電回路3のダイオード3fを介して、圧電アクチュ
エータ1の電荷も強制放電する。
【0019】次に上記構成による本実施例の全体の作動
について説明する。システムユニット9から充電指令信
号が出力されると、高電圧発生回路2が発生した駆動電
圧+HV=600Vが充放電回路3の端子3T4に加わ
り、ワイヤハーネス7aから、圧電アクチュエータ1に
印加されて圧電アクチュエータ1を充電する。システム
ユニット9から放電指令信号が出力されると、ワイヤハ
ーネス7bを介して圧電アクチュエータ1の蓄積電荷を
放電する。この時に、指令信号異常検出回路4で指令信
号の異常が検出され、ハーネス異常検出回路5でハーネ
スの異常が検出される。
【0020】指令信号異常検出回路4によって指令信号
に異常が検出されると、異常判定信号がシステムユニッ
ト9に出力されるとともに、禁止回路6に禁止信号が出
力される。また、ハーネス異常検出回路5でワイヤハー
ネス7aまたはワイヤハーネス7bの異常が検出される
と、指令信号異常の時と同様に、異常判定信号がシステ
ムユニット9に出力されるとともに、禁止回路6に禁止
信号が出力される。禁止回路6に禁止信号が入力される
と、禁止回路6は高電圧発生回路2による高電圧の発生
を禁止し、高電圧発生回路2は、コンデンサ24の電荷
を強制放電するとともに、圧電アクチュエータ1の電荷
を強制放電する。
【0021】前述したように、異常を検出する指令信号
異常検出回路4およびハーネス異常検出回路5は、一度
異常を検出すると異常検出状態を維持して、異常原因が
解除されても圧電アクチュエータ1の制御は行わず、電
源を一旦落として再投入するまで異常状態を解除しな
い。従って、異常発生部の検出が容易となるとともに、
本質的な異常が取り除かれるまで圧電アクチュエータ用
制御装置が作動しないため、更に安全性を高めることが
できる。
【0022】以上述べたように、本実施例では異常発生
時における圧電アクチュエータ1の蓄積電荷の放電を、
充放電回路3を利用して行っているが、圧電アクチュエ
ータ1とGND間にスイッチングトランジスタなどを設
け、異常発生時には直接圧電アクチュエータ1とGND
を短絡して放電するようにすることも可能である。この
場合、ワイヤハーネス7を介して放電されないため更に
安全性が向上する。なお、本実施例では位置決め等の目
標値の測定として圧電アクチュエータの電圧を利用し、
抵抗3g,3hで分割した信号Vfeにより位置をモニ
タしているが、位置センサ等を用いて圧電アクチュエー
タの変位を測定し、その出力信号によって位置をモニタ
してもよい。
【発明の効果】本発明の圧電アクチュエータ用制御装置
は上記した構成を有し、駆動用高電圧の漏電および異常
な高電圧の発生を防ぐことによって高い安全性を有する
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す構成図である。
【図2】圧電アクチュエータの構造を示す斜視図であ
る。
【図3】充放電回路及びハーネス異常検出回路を示す回
路図である。
【図4】指令信号異常検出回路を示す回路図である。
【図5】高電圧発生回路及び禁止回路を示す回路図であ
る。
【図6】板金曲げ加工機の構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1...圧電アクチュエータ、 2...高電圧発生回路、
3...充放電回路、 4...指令信号異常検出回路、
5...ハーネス異常検出回路、 6...禁止回路、7a,
7b...ワイヤハーネス、 8...シールド線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 織田 真郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充放電指令信号によって圧電アクチュエ
    ータへの高電圧の充電および放電を制御して該圧電アク
    チュエータを制御する圧電アクチュエータ制御装置にお
    いて、 前記圧電アクチュエータ制御装置に入力される前記充放
    電指令信号の異常を検出する指令信号異常検出手段を設
    けたことを特徴とする圧電アクチュエータ用制御装置。
  2. 【請求項2】 充放電指令信号によって圧電アクチュエ
    ータへの高電圧の充電および放電を制御して該圧電アク
    チュエータを制御する圧電アクチュエータ制御装置にお
    いて、 前記圧電アクチュエータ制御装置と前記圧電アクチュエ
    ータとを接続するワイヤハーネスの異常をシールド線に
    よって検出するハーネス異常検出手段を設けたことを特
    徴とする圧電アクチュエータ用制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1235283A2 (en) * 2001-02-23 2002-08-28 Denso Corporation Piezoelectric actuator drive circuit and fuel injection system
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