JPH07183026A - 密閉式鉛蓄電池 - Google Patents

密閉式鉛蓄電池

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Publication number
JPH07183026A
JPH07183026A JP5346274A JP34627493A JPH07183026A JP H07183026 A JPH07183026 A JP H07183026A JP 5346274 A JP5346274 A JP 5346274A JP 34627493 A JP34627493 A JP 34627493A JP H07183026 A JPH07183026 A JP H07183026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
held
specific gravity
sealed lead
sulfuric acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP5346274A
Other languages
English (en)
Inventor
Akifumi Tanaka
昌文 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Storage Battery Co Ltd filed Critical Japan Storage Battery Co Ltd
Priority to JP5346274A priority Critical patent/JPH07183026A/ja
Publication of JPH07183026A publication Critical patent/JPH07183026A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電解液減少が多い用途においても長期寿命を
有する密閉型鉛蓄電池を提供する。 【構成】 水あるいは比重1.100(20℃)以下の
硫酸を、極板群及び極板群に保持された電解液と非接触
状態で、蓄電池内部に保持させる。充放電により極板群
に保持された水分が減少して濃度が上がると、水あるい
は比重1.100(20℃)以下の硫酸液から水が蒸発
して極板群に保持された電解液に吸収されるので、極板
群の水分は増加する。水が無くなるま、あるいは比重
1.100(20℃)以下の硫酸液の濃度が高くなって
しまうまで、このサイクルが繰り返されるので、容易に
は電解液不足による寿命に至ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密閉型鉛蓄電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】密閉型鉛蓄電池は、電解液をリテーナと
呼ばれる電解液保持剤に保持させたりゲル状にして保持
させたりしており、液式といわれる従来の開放型鉛蓄電
池に比べて電解液量ははるかに少ない。少量の電解液に
もかかわらず、一般的に使用される密閉型鉛蓄電池が長
寿命を有するのは、陰極ガス吸収による酸素サイクルを
利用しており、充放電による電解液減少がほとんど起こ
らないことによる。
【0003】このガス吸収反応が、陰極と酸素ガスと電
解液との、いわゆる3相界面で起こることは周知の通り
である。従って、電解液量が多すぎて陰極表面が電解液
で覆われてしまうと3相界面の面積が減少し、ガス吸収
反応効率が悪くなる。逆に、電解液量を減らしすぎる
と、3層界面の面積が増大するのでガス吸収反応効率は
よくなるが、セパレータの電解液が少ない分、内部抵抗
が増大して電気特性が悪くなったり、寿命性能が悪くな
ったりする。そのため、密閉型鉛蓄電池では、ガス吸収
反応効率と電気的特性とを考慮して電解液量(液量と硫
酸根量)が定めてある。通常の密閉型鉛蓄電池では、比
重1.300〜1.320(20℃)の電解液が使用さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ホークリフ
ト等の電気車に使用される密閉型鉛蓄電池は、従来の液
式鉛蓄電池と同じような均等充電が行われるため、電解
液減少が大きく、早期に寿命に至ってしまうケースがあ
る。このような場合、外部から電解液を注入してやれば
寿命は回復するが、これでは密閉型鉛蓄電池そのものの
価値が失われてしまう。例え、電解液減少が大きい用途
においても長期寿命を有する密閉型鉛蓄電池があれば便
利である。
【0005】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は電解液減少が多い用途に
おいても長期寿命を有する密閉型鉛蓄電池を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、水あるいは比重
1.100(20℃)以下の硫酸を、極板群及び極板群
に保持された電解液と非接触状態で、蓄電池内部に保持
した密閉型鉛蓄電池を採用した。
【0007】
【作用】電解液が雰囲気中の水蒸気を吸収するか放出す
るかは、電解液である硫酸水溶液の蒸気圧と雰囲気中の
水蒸気圧との相対関係による。従って、蓄電池内部に、
極板群及び極板群に保持された電解液と非接触状態で、
水あるいは比重1.100(20℃)以下の硫酸を有す
る密閉型鉛蓄電池とした場合、蓄電池中においては、電
解液の蒸気圧の方が雰囲気中の水蒸気圧よりも低ければ
水分を吸収し、電解液の蒸気圧の方が雰囲気中の水蒸気
圧よりも高ければ水分が減少する。通常の条件下では、
比重1.300〜1.320(20℃)の硫酸電解液の
蒸気圧は大気中の水蒸気圧とほとんど変わらないので、
電解液比重がこの範囲にある間は、液保持部材に保持し
た液分から水が蒸発して極板群に保持された電解液に吸
収されることはほとんどない。しかし、充放電により極
板群に保持された水分が減少すれば、その分電解液の濃
度が上がり、蒸気圧が著しく低下して、液保持部材に保
持した液分から水が蒸発して極板群に保持された電解液
に吸収されるので、極板群の水分量はもとの状態に戻
る。従って、内部抵抗が増大したり、液がれが生じたり
することはない。
【0008】尚、蓄電池内部に保持する液分としては、
原理的には、極板群に保持される比重1.300〜1.
320(20℃)以下の硫酸水溶液であればよいことに
なるが、実使用的には比重1.100(20℃)以下で
ないと効果がない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体的実施例を用いて詳述す
る。
【0010】図1は本発明の1実施例にかかる密閉型鉛
蓄電池の断面図であり、1は蓄電池蓋、2はブッシング
部、3は弁部、4は、陽極板と陰極板とリテーナマット
とよりなる極板群であり、5は極柱、6は電槽、7は極
板群上部に配され液保持部材である。液保持部材7には
水が保持させてある。
【0011】液保持部材7としては液保持力が強いほど
よい。例えば、液保持部材7として連続気泡を持つたフ
ェノール樹脂を用いたとき、通常の電気車の使用状態の
場合であれば、液保持部材7から水が自然滴下すること
はない。しかし、自然滴下や液保持部材7と極板群4と
の接触により、本発明の目的とする方法以外で液保持部
材7から水分が移動する恐れがあるときは、水蒸気透過
可能に構成された仕切り部8を極板群4と液保持部材7
との間に配すればよい。仕切り部材8としては通気孔を
有する樹脂板やセラミック板等を用いることができる。
【0012】図2は、本発明にかかる蓄電池と、クラ下
部(電槽底部)に水を貯えさせた従来の密閉型鉛蓄電池
との実車試験のよる寿命性能を示す図である。これより
本発明にかかる蓄電池の方がはるかに寿命性能がすぐれ
ていることがわかる。
【0013】図3は、本発明の他の実施例を示す図であ
る。この図において、9は極板群4を収納した非透水性
の極板群収納体であり、この例では電槽と同じ素材で形
成してある。10は電槽底部に貯蔵された水であり、こ
の水と極板群4とは極板群収納体9により隔離されてい
る。11は水蒸気透過膜である。
【0014】図4は、本発明のさらに他の実施例を示す
図である。この例では、水蒸気透過膜11を有する貯水
部材12が極板群上部に配されている。
【0015】尚、図1、3及び4において、同一符号は
同一機能部材を示している。
【0016】
【発明の効果】以上、本発明にかかる密閉型鉛蓄電池
は、水あるいは比重1.100(20℃)以下の硫酸
を、極板群及び極板群に保持された電解液と非接触状態
で、蓄電池内部に保持したことを特徴としている。
【0017】電解液比重が所定範囲にある間は、液保持
部材に保持した液分から水が蒸発して極板群に保持され
た電解液に吸収されることはほとんどない。しかし、充
放電により極板群に保持された水分が減少すれば、その
分硫酸水溶液の濃度が上がり、蒸気圧が著しく低下し
て、蓄電池内部に保持した水あるいは比重1.100
(20℃)以下の硫酸から水が蒸発して極板群に保持さ
れた電解液に吸収されるので、極板群の水分は増加する
ので、液がれ寿命に至ることがない。蓄電池内部に保持
した水が無くなるまで、あるいは比重1.100(20
℃)以下の硫酸の濃度が高くなるまで、このサイクルが
繰り返される。従って、電解液減少が多い用途において
も長期寿命を有する密閉型鉛蓄電池を容易に提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す図である。
【図2】寿命性能を示す図である。
【図3】本発明の1実施例を示す図である。
【図4】本発明の1実施例を示す図である。
【符号の説明】
4 極板群 7 液保持部材 8 仕切り部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水あるいは比重1.100(20℃)以
    下の硫酸を、極板群及び極板群に保持された電解液と非
    接触状態で、蓄電池内部に保持した密閉型鉛蓄電池。
  2. 【請求項2】 水あるいは比重1.100(20℃)以
    下の硫酸を保持した液保持部材が極板群上部に配された
    請求項1記載の密閉型鉛蓄電池。
  3. 【請求項3】 極板群と液保持部材とが、仕切り部材に
    より、水蒸気透過可能に隔離された請求項2記載の密閉
    型鉛蓄電池。
  4. 【請求項4】 水あるいは比重1.100(20℃)以
    下の硫酸が蓄電池底部に保持された請求項1記載の密閉
    型鉛蓄電池。
JP5346274A 1993-12-22 1993-12-22 密閉式鉛蓄電池 Pending JPH07183026A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5346274A JPH07183026A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 密閉式鉛蓄電池

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JP5346274A JPH07183026A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 密閉式鉛蓄電池

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JPH07183026A true JPH07183026A (ja) 1995-07-21

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ID=18382299

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JP5346274A Pending JPH07183026A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 密閉式鉛蓄電池

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110474015A (zh) * 2019-08-27 2019-11-19 江西新威动力能源科技有限公司 一种自动补液防止热失控的电池

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110474015A (zh) * 2019-08-27 2019-11-19 江西新威动力能源科技有限公司 一种自动补液防止热失控的电池

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