JPS601740B2 - 積層形鉛蓄電池 - Google Patents
積層形鉛蓄電池Info
- Publication number
- JPS601740B2 JPS601740B2 JP54012476A JP1247679A JPS601740B2 JP S601740 B2 JPS601740 B2 JP S601740B2 JP 54012476 A JP54012476 A JP 54012476A JP 1247679 A JP1247679 A JP 1247679A JP S601740 B2 JPS601740 B2 JP S601740B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode plate
- acid battery
- stacked
- partition plate
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は積層形鉛蓄電池の改良に関するものである。
金８蓄電池の起電力は約２Ｖで、他の電池たとえばニッ
ケルーカドミウム電池などに比べると高いが、これを１
個だけで使用することはほとんどなく、多くの場合は複
数個を直列に接続してより高い電圧で使用している。
ケルーカドミウム電池などに比べると高いが、これを１
個だけで使用することはほとんどなく、多くの場合は複
数個を直列に接続してより高い電圧で使用している。
特に４・容量の電池では６Ｖ，１２Ｖあるいは２４Ｖで
用いられることが多いが、そのような用途にふさわしい
ものとして積層形鉛蓄電池がある。従釆の積層形金臼蓄
電池は第１図に示すように正極板、セパレータおよび負
極板からなる極板群間に設置した仕切板１を貫通した鉛
合金製接続導体２によって当該極板群の正極板３と隣接
する極板群の負極板４とを電気的に接続するという構造
である。そこでは隣接する極板群間の電流漏洩を防止す
るため、仕切板の周囲と露槽５との空隙、及び仕切板と
接続導体２との空隙とを完全になくす必要がある。その
ため電池は非常に複雑な構造となり、製造にあたっては
多大な工数を要しているうえに、使用期間が経過したり
振動、衝撃などが加わることにより仕切板と電槽とが容
易にはく離するという欠点も有している。また鉛合金製
接続導体の腐食にともなって、仕切板との間に空隙が生
じ電流漏洩をひき起こすために電池の耐久性能は非常に
劣っている。本発明はこのような欠点を解消し、構造が
極めて簡単でありながらすぐれた耐久性を有し、しかも
補水などの保守の必要が全くなく、転倒，振動などによ
っても電解液のもれる恐れのない積層形鉛蓄電池を提供
するものである。
用いられることが多いが、そのような用途にふさわしい
ものとして積層形鉛蓄電池がある。従釆の積層形金臼蓄
電池は第１図に示すように正極板、セパレータおよび負
極板からなる極板群間に設置した仕切板１を貫通した鉛
合金製接続導体２によって当該極板群の正極板３と隣接
する極板群の負極板４とを電気的に接続するという構造
である。そこでは隣接する極板群間の電流漏洩を防止す
るため、仕切板の周囲と露槽５との空隙、及び仕切板と
接続導体２との空隙とを完全になくす必要がある。その
ため電池は非常に複雑な構造となり、製造にあたっては
多大な工数を要しているうえに、使用期間が経過したり
振動、衝撃などが加わることにより仕切板と電槽とが容
易にはく離するという欠点も有している。また鉛合金製
接続導体の腐食にともなって、仕切板との間に空隙が生
じ電流漏洩をひき起こすために電池の耐久性能は非常に
劣っている。本発明はこのような欠点を解消し、構造が
極めて簡単でありながらすぐれた耐久性を有し、しかも
補水などの保守の必要が全くなく、転倒，振動などによ
っても電解液のもれる恐れのない積層形鉛蓄電池を提供
するものである。
その要旨とするところは、正極板、セパレータおよび負
極板を積み重ねてなる極板群を、イオン電導を起こさず
、しかも溌水性の仕切板を介して２個以上積み重ね、各
極板群を接続導体で直列に連結し、逆止弁を有する気密
な電槽に収納し、かつ非流動性電解液を用いるというこ
とにある。以下実施例に基づいて詳細に説明する。
極板を積み重ねてなる極板群を、イオン電導を起こさず
、しかも溌水性の仕切板を介して２個以上積み重ね、各
極板群を接続導体で直列に連結し、逆止弁を有する気密
な電槽に収納し、かつ非流動性電解液を用いるというこ
とにある。以下実施例に基づいて詳細に説明する。
実施例 １
第２図は本例を示す要部断面図である。
正極板６および負極板７には酸化鉛と希硫酸とを混練し
て得たペーストを鉛合金製格子体に充填後、希硫酸中で
化成したものを用いる。セパレータ８は従来鉛蓄電池に
一般的に用いられる徴孔ゴムセパレータ、パルプセパレ
−夕などを用いる。９は正極板６の上にセパレータ８、
負極板７を各々１枚もしくは数枚重ねた極板群の上に当
俵した電解液を通さずまた耐硫酸性で、なおかつすぐれ
た溌水性を有する材質、たとえばポリプロピレン、四フ
ッ化エチレン重合体などで出来た極板よりも若干広い面
積を有する仕切板である。
て得たペーストを鉛合金製格子体に充填後、希硫酸中で
化成したものを用いる。セパレータ８は従来鉛蓄電池に
一般的に用いられる徴孔ゴムセパレータ、パルプセパレ
−夕などを用いる。９は正極板６の上にセパレータ８、
負極板７を各々１枚もしくは数枚重ねた極板群の上に当
俵した電解液を通さずまた耐硫酸性で、なおかつすぐれ
た溌水性を有する材質、たとえばポリプロピレン、四フ
ッ化エチレン重合体などで出来た極板よりも若干広い面
積を有する仕切板である。
１川ま当該極板群の正極板と隣接する極板群の負極板と
を電気的に直列に接続する接続導体である。
を電気的に直列に接続する接続導体である。
１１は無水珪酸と希硫酸とを混合して得られるゲル状電
解液、１２は逆止弁である。
解液、１２は逆止弁である。
このような構造にすると電解液は流動性を有しないゲル
状であるから隣接する極板群の電解液どうしが接触する
ことがない。もし、離しよう液や水蒸気の凝縮による流
動性の液が生成しても、仕切板の持つすぐれた溌水性と
セパレータの有する吸水性のために、その流動性の液が
セル外に出ることは決してない。このようにセル間のイ
オン電導は仕切板によって絶縁され、接続導体によって
電子電導だけがおこるので極板群の数を増してゆくこと
により任意の電圧が得られる。しかも本電池はゲル状電
解液を用いた密閉形電池であるので、充電中に正極板よ
り発生する酸素ガスは負極板表面で吸収されるいつぼう
負極板は水素ガス発生電位にまで達しないので充電中に
電解液中の水が減少することかない。したがって電池を
長時間使用しても補水する必要がなく、補水の際に仕切
板がぬれて電流漏洩をひきおこす恐れも皆無である。ま
た電解液に流動性がないので電池を転倒したり、振動を
加えたりしても液が電池外にもれる恐れは全くない。実
施例 ２ 実施例１において用いた仕切板として第３図に示すよう
な、周辺部９′はすぐれた溌水性を有する物質、たとえ
ばポリプロピレン、四フツ化エチレン重合体、シリコー
ンからなるかまたはプラスチックの板に表面をそれら溌
水性物質でおおつたもので、中央部９″はシリカゲル，
アルミナ粒子，ガラス繊維などのいわゆる親水性物質で
おおつたプラスチック製からなるものを用いる。
状であるから隣接する極板群の電解液どうしが接触する
ことがない。もし、離しよう液や水蒸気の凝縮による流
動性の液が生成しても、仕切板の持つすぐれた溌水性と
セパレータの有する吸水性のために、その流動性の液が
セル外に出ることは決してない。このようにセル間のイ
オン電導は仕切板によって絶縁され、接続導体によって
電子電導だけがおこるので極板群の数を増してゆくこと
により任意の電圧が得られる。しかも本電池はゲル状電
解液を用いた密閉形電池であるので、充電中に正極板よ
り発生する酸素ガスは負極板表面で吸収されるいつぼう
負極板は水素ガス発生電位にまで達しないので充電中に
電解液中の水が減少することかない。したがって電池を
長時間使用しても補水する必要がなく、補水の際に仕切
板がぬれて電流漏洩をひきおこす恐れも皆無である。ま
た電解液に流動性がないので電池を転倒したり、振動を
加えたりしても液が電池外にもれる恐れは全くない。実
施例 ２ 実施例１において用いた仕切板として第３図に示すよう
な、周辺部９′はすぐれた溌水性を有する物質、たとえ
ばポリプロピレン、四フツ化エチレン重合体、シリコー
ンからなるかまたはプラスチックの板に表面をそれら溌
水性物質でおおつたもので、中央部９″はシリカゲル，
アルミナ粒子，ガラス繊維などのいわゆる親水性物質で
おおつたプラスチック製からなるものを用いる。
このような構造にすることによって、実施例の効果の他
に仕切板９と負極板８との間にも電解液が存在すること
になり電池の容量の点ですぐれたものが得られる。実施
例 ３ 実施例１において用いたセパレータにかえて、たとえば
極細ガラス繊維を抄造して得た液保持性にすぐれたセパ
レータを用い、ゲル状電解液に代えて希硫酸を該セパレ
−外こ保持させることによって非流動化した電解液を用
いる。
に仕切板９と負極板８との間にも電解液が存在すること
になり電池の容量の点ですぐれたものが得られる。実施
例 ３ 実施例１において用いたセパレータにかえて、たとえば
極細ガラス繊維を抄造して得た液保持性にすぐれたセパ
レータを用い、ゲル状電解液に代えて希硫酸を該セパレ
−外こ保持させることによって非流動化した電解液を用
いる。
このような構造であればゲル状電解液を用いた実施例１
による電池と同様に補水などの保守は全く不要でしかも
転倒などによる漏液の恐れが全くないのみならず、離し
よう液が生成する心配は全くなくなるために辻切板の絶
縁性がいっそうすぐれたものとなり、性能の安定したよ
り耐久性のすぐれた電池が得られる。以上のような構造
を有する積層形鉛蓄電池をＪＩＳＤ５３０１に準ずる充
放電サイクルによって耐久性能の試験を行なった結果、
従来品は約３００回の充放電サイクルで、電流漏洩によ
って放電不能となり、その期間中に約２０回の補水を必
要とした。
による電池と同様に補水などの保守は全く不要でしかも
転倒などによる漏液の恐れが全くないのみならず、離し
よう液が生成する心配は全くなくなるために辻切板の絶
縁性がいっそうすぐれたものとなり、性能の安定したよ
り耐久性のすぐれた電池が得られる。以上のような構造
を有する積層形鉛蓄電池をＪＩＳＤ５３０１に準ずる充
放電サイクルによって耐久性能の試験を行なった結果、
従来品は約３００回の充放電サイクルで、電流漏洩によ
って放電不能となり、その期間中に約２０回の補水を必
要とした。
いっぽう本発明品は約６００サイクルの耐久性能を示し
たがその寿命原因はことごとく正極板の劣化にあり、電
流漏洩によるものはなかった。６００サイクルの期間中
補水は全く行なわなかった。
たがその寿命原因はことごとく正極板の劣化にあり、電
流漏洩によるものはなかった。６００サイクルの期間中
補水は全く行なわなかった。
以上のように本発明による積層形鉛蓄電池は極板群にイ
オン電導性がなく、穣水性を有する仕切板を当俵し、電
解液を非流動化するという極めて簡単な構造でありなが
ら、すぐれた耐久性能を有し、しかも補水などの保守の
必要が全くなく、転倒，振動，衝撃などによっても電解
液の漏れる恐れが全くない積層形鉛蓄電池を提供するも
ので、その工業的価値は極めて大きい。
オン電導性がなく、穣水性を有する仕切板を当俵し、電
解液を非流動化するという極めて簡単な構造でありなが
ら、すぐれた耐久性能を有し、しかも補水などの保守の
必要が全くなく、転倒，振動，衝撃などによっても電解
液の漏れる恐れが全くない積層形鉛蓄電池を提供するも
ので、その工業的価値は極めて大きい。
第１図は従来の積層形鉛蓄電池を示す要部断面図、第２
図は本発明積層形鉛蓄電池の一実施例を示す要部断面図
、第３図は本発明に用いる仕切板の一例を示す斜視図で
ある。 ６．．・正極板、７・・・負極板、８・・・セパレータ
、９・・・仕切板、１１・・・ゲル状電解液。 芽１図 努之図 多３楓
図は本発明積層形鉛蓄電池の一実施例を示す要部断面図
、第３図は本発明に用いる仕切板の一例を示す斜視図で
ある。 ６．．・正極板、７・・・負極板、８・・・セパレータ
、９・・・仕切板、１１・・・ゲル状電解液。 芽１図 努之図 多３楓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 正極板、セパレータおよび負極板を積み重ねてなる
極板群をイオン電導性がなく、少なくとも周辺部が撥水
性の仕切板を介して２つ以上積み重ね、各極板群を接続
導体で直列に接続して、逆止弁を有する気密な電槽内に
収納し、かつ非流動性電解液を用いることを特徴とする
積層形鉛蓄電池。 ２ 仕切板の周辺部が撥水性、中央部が親水性であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の積層形鉛蓄
電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54012476A JPS601740B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 積層形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54012476A JPS601740B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 積層形鉛蓄電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55104083A JPS55104083A (en) | 1980-08-09 |
| JPS601740B2 true JPS601740B2 (ja) | 1985-01-17 |
Family
ID=11806423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54012476A Expired JPS601740B2 (ja) | 1979-02-06 | 1979-02-06 | 積層形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS601740B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106486666A (zh) * | 2015-09-01 | 2017-03-08 | 甄占波 | 一种新的铅酸电池制作方法 |
| WO2022201622A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 古河電池株式会社 | 双極型蓄電池 |
-
1979
- 1979-02-06 JP JP54012476A patent/JPS601740B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55104083A (en) | 1980-08-09 |
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