JPH07182842A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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Publication number
JPH07182842A
JPH07182842A JP32455393A JP32455393A JPH07182842A JP H07182842 A JPH07182842 A JP H07182842A JP 32455393 A JP32455393 A JP 32455393A JP 32455393 A JP32455393 A JP 32455393A JP H07182842 A JPH07182842 A JP H07182842A
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JP
Japan
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cleaning
cleaning roller
optical card
card
dust
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JP32455393A
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Inventor
Takeshi Togawa
剛 外川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニングローラの寿命を延ばし、塵埃等
を光学部品に付着しないようにし、動力源を設けずに駆
動するようにし、変形した光カードをも十分に清掃でき
るようにした情報記録再生装置を提供すること。 【構成】 光カードを清掃する弾性のあるクリーニング
ローラ(15)、このクリーニングローラ(15)に堆
積した塵埃を除去するブラシ(22)、クリーニングロ
ーラ(15)に動力を伝達する伝達機構を光学部品等を
収納した密閉領域外に設け、光カード排出時にのみクリ
ーニングローラ(15)に堆積した塵埃をブラシ(2
2)で除去するようにし、クリーニングローラ(15)
の寿命を延ばしながら効率よく光カードを清掃するよう
にしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカード状記録媒体を使用
し、情報の読み出しおよび/または情報の書込みを行う
情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カード状記録媒体を用いる情報記録再生
装置は、カード状記録媒体を長期間にわたり使用すると
表面に塵埃が堆積する。塵埃が堆積すると情報の適正な
記録や再生を行えなくなるので、塵埃は装置内に設けて
あるクリーニングローラによって除去するようにしてい
る。例えば、特開平4-188384号では、記録媒体の装置内
への挿入時に回転を止め、記録媒体排出時に記録媒体排
出方向に回転するようにクリーニングローラを構成し、
クリーニングローラの寿命を長くしようとしたものが提
案されている(従来例1)。また、特開平4-188385号で
は、クリーニング部材が記録媒体が装置内に挿入される
時記録媒体面に接触し、装置内部から排出される時記録
媒体表面に接触しないように退避させるようにして、記
録媒体面に塵埃等が付着することがないようにしたもの
が提案されている(従来例2)。また、特開平3-296981
号では、カードへの情報再生を行う領域と、カードの清
掃領域とを分離可能に構成することにより、クリーニン
グ部材の交換を容易に行なえるようにした内容が提案さ
れている(従来例3)。
【0003】また、特開平2-148487号では、クリーニン
グローラを回転支承する部材を回転方向に移動可能とす
ることにより、クリーニングローラを着脱自在とした内
容が提案されている(従来例4)。また、特開平2-1484
85号では、カードローディング中のカードクリーニング
をするクリーニング機構が提案されている(従来例
5)。また、特開平4-283487号では、フレームを分割
し、その接合面に設けた弾性部材を弾性変形した状態で
組み立て、光学ヘッド等の構成部品を収納したフレーム
を外部から密閉して、フレーム内の防塵を図った内容が
提案されている(従来例6)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではクリーニングローラによってカードから塵埃を
取り除くようにしているが、取り除かれた塵埃がクリー
ニングローラ自身に堆積される量には限りがあるため、
頻繁にクリーニングローラを交換しなければならないと
いう不具合を有している。また、従来例4〜6では、ク
リーニングローラを回転させるためにモータの駆動力を
使用する構成であるために装置の消費電流が増加するた
めに、バッテリを使用する携帯型の装置には採用が難し
いという不具合を有している。また従来例1〜3では、
カードを清掃する際にクリーニングローラが回転しない
ものがあり、十分な清掃効果が期待できないという不具
合を有している。
【0005】また、従来例4,5では、外部から侵入す
る塵埃等に関しては言及されておらず、従来例6では、
クリーニング部材によってカードから取り除かれた指紋
や塵埃が、光学部品等に付着してしまう可能性があると
いう不具合を有している。また、従来例1,2では、外
部から侵入する塵埃等に関しては言及されておらず、従
来例3では、カードへの情報記録再生を行う領域とカー
ドの清掃領域とを分離可能に構成し、両者の間は挿入口
によって結ばれているが、従来例4にも記載されている
ように、実験によればカードやヘッドの移動によるポン
プ作用によって、カードの清掃領域とカードへの情報記
録再生を行う領域との間で挿入口を通した空気の流入あ
るいは流出が活発に行われることは明白であり、結局ク
リーニング部材によってカードから取り除かれた指紋や
塵埃が、光学部品等に付着してしまう可能性があるとい
う不具合を有している。また、上記の各従来例では、ク
リーニングローラ自体が弾性力を有していないため、例
えば、反りを生じてしまったカードやエンボス等の突起
のあるカードを清掃する場合には、十分な清掃が行えな
くなるという不具合を有していた。
【0006】本発明は、上記の不具合を解決し、クリー
ニングローラの寿命を延ばすとともに、体積した塵埃等
を装置外に排出し、更に塵埃等が光学部品等に付着しな
いようにし、更にこれらの動作を特別な動力源を用いる
ことなく行わせることができるようにした情報記録再生
装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、情報記録媒体をヘッドに対し相対的に
移動させ、情報の読み出しおよび/または情報の書込み
を行う情報記録再生装置において、情報記録媒体を清掃
する第1の清掃部材と、該第1の清掃部材に接触するこ
とにより堆積した塵埃を取り除く第2の清掃部材とを具
備し、前記情報記録媒体の移動に連動して前記第2の清
掃部材が前記第1の清掃部材に接触する状態と、接触し
ない状態とを選択的に取り得るよう構成したことを特徴
とする情報記録再生装置である。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成したので、カード排
出時の移動に連動してクリーニングローラ自体に体積し
た塵埃を第2の清掃部材により落とすことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例を説明する。図1〜図8は、本発明の一実施例に係わ
り、このうち図1は、クリーニングユニット、ローディ
ングユニットおよびカード駆動系の斜視図、図2はクリ
ーニングユニットの構成説明図、図3はクリーニングロ
ーラの構成説明図、図4は中継部材とシャッタ部材の斜
視図、図5は中継部材とシャッタ部材の構成説明図、図
6はクリーニングユニットの側断面図、図7はカード挿
入途上のクリーニングユニットの側断面図、図8はカー
ド排出途上のクリーニングユニットの側断面図を示して
いる。
【0010】まず、図1〜図5を用いて構成の説明を行
う。カードドライブユニット1、ローディングユニット
2およびヘッドドライブユニット(不図示)は、中継部
材3の開口部4を除いて密封されたフレーム(不図示)
内部に位置している(図1、図4)。そして、中継部材
3のローディングユニット側の開口部には、ピン5を中
心に回動自在に支持されたシャッタ部材6のフラップ部
7が当接されるように、シャッタ部材6が不図示のバネ
で附勢されている。また、フラップ部7の中継部材3が
当接する部分には、例えばクロロプレンゴムなどに代表
される弾性部材8が具備され、シャッタ部材6が閉じて
いる状態では装置内部へ塵埃が侵入できない構造になっ
ている(図4)。
【0011】なお、情報記録再生装置は、筐体とフロン
トパネル36で上記各部材を収納するようになってい
る。そして、フロントパネル36は、その下端が回転可
能に筐体に取り付けられているので、クリーニングユニ
ットの清掃時等の所要時にはフロントパネル36を開け
て作業を行うことができる。また、筐体内にはカードド
ライブユニット1、ローディングユニット2およびヘッ
ドドライブユニットを設けたフレームが取り付けられ、
このフレームは中継部材3に形成された開口部4を除い
て密封状態となっており、塵埃等が侵入し光学部品等に
付着してしまうのを防止するようになっている。
【0012】また、中継部材3とフロントパネル36に
形成された挿入排出口9との間には、クリーニングユニ
ット10が位置している。このクリーニングユニット1
0には、円筒部材11に弾性部材12更にクリーニング
クロス13が周回されシャフト14を回転軸としたクリ
ーニングローラ15と、このクリーニングローラ15と
一体的に同軸回転するギヤ16、前記シャフト14と並
設されるシャフト17を中心として回転可能に支持され
たゴムローラ18と、このゴムローラ18と一体的に同
軸回転するギヤ19と、回動中心軸20を軸心にして回
動自在に支持され、不図示のバネによって鉛直下方向に
附勢された揺動部材21と、この揺動部材21と一体的
に回動するブラシ22とが設けられている(図2、図
3、図1)。上記のようにクリーニングローラは情報記
録媒体に対して弾力性を有するように構成されているの
で、反りを生じたカードやエンボス等の突起を有するカ
ードに対しても十分な清掃効果を得ることが可能とな
る。
【0013】また、図5、図6に示すように、中継部材
3の内側(ローディングユニット側)には開口部4を囲
むように突出部3aが形成されるとともにこの突出部3
aの端部には傾斜面が形成され、ローディングユニット
側に傾斜した傾斜面3bに前記シャッタ部材6のフラッ
プ部7(図4)の面が当接するようになっている。な
お、シャッタ部材6はピン5を軸心に回動自在に支持さ
れているが、不図示のバネによりフラップ部7の面が傾
斜面3bに当接する方向に附勢されている。また、フラ
ップ部7の面には、例えばクロロプレンゴム等の弾性部
材8が貼付されており、シャッタ部材6により開口部4
が閉じられている状態では、フレーム内部には塵埃が侵
入しないようになっている。
【0014】次に、図6、図7に従って装置へ光カード
50を挿入する際の動作について説明する。光カード5
0が挿入排出口9から挿入される以前の状態では、図6
に示すように揺動部材21は不図示のバネによって鉛直
下方向に附勢されており、ブラシ22もクリーニングロ
ーラ15とは接触しない位置にある。そして、図7に示
すように挿入排出口9から光カード50が装置内に挿入
されると、光カード50はその先端部によって揺動部材
21を図中反時計回り方向にやや回転させながら進み、
クリーニングローラ15とゴムローラ18との間に到達
する。なお、揺動部材21には、図2に示すように光カ
ード50のメディア領域より幅の広い凹部23が設けら
れているために、光カード50が揺動部材21に接触し
てもメディア領域を傷つけることはない。
【0015】こうして、クリーニングローラ15とゴム
ローラ18との間に光カード50の先端が到達した後に
更に光カード50を装置内に挿入すると、光カード50
とゴムローラ18との摩擦係数がクリーニングローラ1
5との摩擦係数よりも遙かに大きいために、光カード5
0はゴムローラ18を回転させるようにして装置内部へ
と進入する(図7)。このとき、ゴムローラ18の回転
はクリーニングユニット10(図2)を構成するギヤ1
9、ギヤ16を介してクリーニングローラ15に伝達さ
れるが、ギヤ16はギヤ19と比べて歯数が多いため
に、光カード50とクリーニングローラ15表面との間
には相対速度が生じ、光カード50に付着している指紋
や塵埃はクリーニングローラ15によって充分に取り除
かれ、指紋や塵埃の大半はクリーニングローラ15自体
に堆積する。
【0016】こうして、クリーニングローラ15によっ
て取り除かれた指紋や塵埃の一部でクリーニングローラ
15に付着しなかった指紋や塵埃は、クリーニングロー
ラ15近傍の底板(不図示)上に堆積するが、光カード
50が装置内に挿入された後、図4に示したシャッタ部
材6が中継部材3の開口部4を閉じている状態では、装
置内部の塵埃を嫌う部分は密閉された構造となってお
り、また装置の輸送時や、ヘッドや光カード50の移動
によるポンプ作用が生じる際には、前記シャッタ部材6
が閉じている状態のため、前記の堆積した塵埃が光学系
等に付着してしまうおそれはない。
【0017】次に、光カード50先端が中継部材3を通
過してローディングユニット2(図1)に到達すると、
光カード50は図示しないローディングモータによって
自動的に装置内部に取り込まれ、カードドライブユニッ
トにより情報の記録・再生ができるように移動される。
なお、ローディングユニット2およびカードドライブユ
ニットの具体的な構成、動作については説明を省略す
る。
【0018】次に、装置から光カード50を排出する際
の動作について説明する。光カード50が上記カードド
ライブユニットからローディングユニット2に移送さ
れ、更にローディングユニット2の駆動力(反転駆動)
によって中継部材3から挿入排出口9に向けて移動し、
光カード50の先端が再びクリーニングローラ15およ
びゴムローラ18に到達すると、挿入時と同様に光カー
ド50はゴムローラ18を回転させながら挿入排出口9
へと進行する。こうして、光カード50が更に挿入排出
口9に向かって進行すると、図8に示すように光カード
50は揺動部材21を図中時計回り方向に回転させ、ブ
ラシ22をクリーニングローラ15に当接させる。
【0019】この状態で光カード50は、その後端がロ
ーディングユニット2によって搬送できなくなる位置ま
で図中左方向に移動して停止するが、この間にブラシ2
2によってクリーニングローラ15に堆積された指紋や
塵埃は掻き落とされる。また、ユーザが光カード50を
装置から引き抜く際にもブラシ22によってクリーニン
グローラ15に堆積された指紋や塵埃は掻き落とされ、
大半はカード上に堆積されてカードと共に装置外部へと
排出される。
【0020】こうして、クリーニングローラ15から掻
き落とされた指紋や塵埃の一部は、光カード50挿入時
と同様にクリーニングローラ15の近傍の底板(不図
示)上に堆積するが、光カード50が中継部材を通過
後、図4に示したシャッタ部材6が中継部材3の開口部
4を閉じている状態では、装置内部の塵埃を嫌う部分は
密閉された構造となっており、また装置の輸送時や、ヘ
ッドや光カード50の移動によるポンプ作用が生じる際
には、前記シャッタ部材6が閉じている状態のため前記
の堆積した塵埃が光学系等に付着してしまうおそれはな
い。
【0021】この実施例によれば上記のように、装置内
部で掻き落とされた指紋や塵埃の大半を光カード50上
に堆積した形で装置外部へと排出することが可能となる
ために、装置内部に堆積する塵埃を最小限にすることが
できる。また、光カード50を装置に挿入する際にはク
リーニングローラ15はブラシ22によって清掃されな
いので、挿入時にも清掃部材がクリーニングローラ15
に対して作用する場合と比較し、クリーニングローラ1
5の寿命を飛躍的に延ばすことが可能となる。
【0022】即ち、常にクリーニングローラ15が清掃
されるように、例えば図8に示される位置にブラシ22
が固定された場合には、光カード50挿入時にもクリー
ニングローラ15に堆積されていた指紋や塵埃が光カー
ド50上に掻き落とされ、一旦光カード50上に堆積さ
れた後に再びクリーニングローラ15によって取り除か
れることになり、クリーニングローラ15の寿命は半減
しまう。また、クリーニングローラ15近傍の底板上に
堆積する塵埃も増加してしまう結果となる。
【0023】図9は上記実施例の一変形例であり、上記
実施例におけるギヤ16、ギヤ19(図2)に代えてギ
ヤ24、ギヤ25、ギヤ26を用いた構成としたもの
で、他の構成については上記実施例と同様である。この
変形例はクリーニングユニット10のギア構成を上記の
ように変えたので、ゴムローラ18の回転力をクリーニ
ングローラ15に伝達するにあたり、ギア25を介して
ギア26からギア24に伝達されるので、クリーニング
ローラ15の回転方向は上記従来例とは反対方向に変わ
る。このような構成にしても、ゴムローラの回転力を動
力としてクリーニングローラを回転させるようにし、特
別な動力源を使用することがない上記実施例とほぼ同一
の効果を期待できることはいうまでもない。
【0024】図10〜図13は本実施例の他の変形例
で、揺動部材21(図2)の構成を変えたものであり、
他の構成については本実施例と同様である。図10に示
すように、ピン27を軸心に回動自在に支持された揺動
部材28は、ピン27の両端近傍に設けられたバネ29
によって図中下方へ附勢され、また揺動部材基部28a
の一端側に設けられたねじりコイルバネ31によって矢
印Y方向に附勢されている。また、揺動部材28は装置
に設けられているストッパ30(図11〜図13)によ
って図11に示す位置から矢印Y方向への回動を制限さ
れている。なお、ピン27は筐体の底板に対して垂直に
設けられた支持板(不図示)に支持され、ピン27は支
持板に形成された上下方向に長い孔を介して上下方向に
のみ移動可能になっている。また、一端がピン27に係
止されているバネ29の他端は不図示の係止ピンを介し
て支持板に係止されている。
【0025】また、揺動部材28の下部両端にはフロン
トパネル36に面するとともに下側に向かって傾斜した
スロープ28aが形成されており、上部にはブラシ22
が固着されている。なお、光カード50は両スロープ2
8a間に形成されている凹部28bに上記メディア領域
が対応しながら通過するので、損傷を生じさせるおそれ
はない(光カード50の排出時においても同様であるこ
とはもちろんである)。
【0026】このように構成してあるので、光カード5
0挿入時には、光カード50先端が揺動部材28のスロ
ープ28aと係合することによって、揺動部材28は矢
印Y方向へ回動しようとするが、ストッパ30によって
係止されスロープ28aにかかる力は揺動部材28上方
に押し上げる力となり、揺動部材28は図12に示すよ
うにバネ29(図10)の附勢力に抗して、ブラシ22
とともに図中上方へ移動し光カード50の先端が揺動部
材28の下端に達することにより揺動部材28の上昇動
は止まる。また、光カード50排出時には、光カード5
0の端部によって揺動部材28の垂直面部が押されるよ
うにして図中時計回り方向に回動され、図13に示すよ
うブラシ22がクリーニングローラ15に当接される。
その後のブラシ22による塵埃等の掻き落とし動作およ
び掻き落とされた塵埃等による影響については、前記実
施例と同様である。
【0027】図14〜図17は本実施例の他の変形例で
あり、図10〜図13に記載された変形例と同様に揺動
部材21(図2)の構成を変えたものであり、他の構成
については本実施例と同様である。図14に示すよう
に、揺動部材に相当するスライド部材32の両端のZ方
向に貫通したスライド孔32dにはピン33が挿通さ
れ、このピン33が突出した上下にそれぞれ圧縮バネ3
4が配設され、スライド部材32はその中立位置からZ
方向上下に移動可能となっている。なお、ピン33は光
カード50の挿入、排出方向に直交するように下端が不
図示の筐体底板に固定されている。また、ピン33の上
下に設けられている圧縮バネ34は、スライド部材32
が中立位置にある時後述するスロープ32aが挿入排出
口9に対向するように位置調整されている。
【0028】また、スライド部材32下部両端のX方向
両面には光カード50の記録領域に接触しないようにス
ライド部材32のX(+)側は光カード50当接箇所か
ら下方に向かって傾斜したスロープ32a、スライド部
材32のX(−)側は光カード50当接箇所から上方に
向かって傾斜した32bが形成されている。また、スラ
イド部材32のZ方向下端には光カード50が挿入時に
通過する際にメディア領域との接触を回避させるための
凹部32cが形成され、同様にZ方向略中央位置に形成
されている開口部35にも光カード50が排出時に通過
する際にメディア領域との接触を回避させるための凹部
35aが形成されている。上部にブラシ22が設けられ
ているのは前記実施例と同様であり、他の構成について
は前記実施例と同様である。
【0029】このように構成されているので、光カード
50挿入時には光カード50先端がスライド部材32の
スロープ32aと係合することにより、スライド部材3
2はピン33および圧縮バネ34の附勢力に抗して図1
6に示される位置まで押し上げられ、ブラシ22も図1
5の位置からクリーニングローラ15より更に離れる方
向へと移動する。
【0030】一方、光カード50排出時には、光カード
50端部がスロープ32bと係合することにより開口部
35に入り込む。そして、スライド部材32は図17に
示される位置まで押し下げられ、ブラシ22はクリーニ
ングローラ15に当接された状態で、光カード50は開
口部35を通り排出されていく。ブラシ22による塵埃
等の掻き落とし動作および掻き落とされた塵埃等による
影響については、前記実施例と同様である。
【0031】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、幾多の変形、応用が可能である。例え
ば、上記実施例ではクリーニングローラを光カードの搬
送力によって従動的に回転するゴムローラの駆動力によ
って回転させる構成をとっているが、装置からの光カー
ド排出時にクリーニングローラに堆積された指紋や塵埃
を掻き落とす部分の構成や、クリーニングローラが光カ
ードに対して弾力性をもって接触する構成、少なくとも
情報記録再生ヘッドを密閉領域に配置し、該密閉領域外
に情報記録媒体清掃部材を配置する構成に関しては、ク
リーニングローラをモータ等で回転させる方式を採用し
た場合にも有効である他、ラチェットやワンウェイクラ
ッチ等を用いて、光カード排出時のみにクリーニングロ
ーラが回転する方式を採用した場合にも有効である。ま
た、ブラシを導電性材料で構成して除電効果を期待して
もよいし、ブラシの代わりにワイパー状の部材を用いて
もよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
カードの排出時のみの移動に連動してクリーニングロー
ラ自身に堆積された塵埃を払い落とすようにしているの
で、クリーニングローラの寿命を飛躍的に延ばすことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置のクリーニングユ
ニット、ローディングユニットおよびカード駆動系の斜
視図である。
【図2】同じくクリーニングユニットの斜視図である。
【図3】同じくクリーニングローラの斜視図である。
【図4】同じく中継部材とシャッタ部材の斜視図であ
る。
【図5】同じく中継部材とシャッタ部材の分解斜視図で
ある。
【図6】同じくクリーニングユニットの側断面図であ
る。
【図7】同じく光カード挿入途上のクリーニングユニッ
トの側断面図である。
【図8】同じく光カード排出途上のクリーニングユニッ
トの側断面図である。
【図9】上記実施例の変形例に係るクリーニングユニッ
トの斜視図である。
【図10】他の変形例に係る揺動部材の斜視図である。
【図11】同じくクリーニングユニットの側断面図であ
る。
【図12】同じく光カード挿入途上のクリーニングユニ
ットの側断面図である。
【図13】同じく光カード排出途上のクリーニングユニ
ットの側断面図である。
【図14】他の変形例に係るスライド部材の斜視図であ
る。
【図15】同じくクリーニングユニットの側断面図であ
る。
【図16】同じく光カード挿入途上のクリーニングユニ
ットの側断面図である。
【図17】同じく光カード排出途上のクリーニングユニ
ットの側断面図である。
【符号の説明】
1 カードドライブユニット 2 ローディングユニット 3 中継部材 9 開口部 10 クリーニングユニット 11 円筒部材 12 弾性部材 14 シャフト 16 ギア 17 シャフト 19 ギア 20 回転中心軸 22 ブラシ 36 フロントパネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体をヘッドに対し相対的に移
    動させ、情報の読み出しおよび/または情報の書込みを
    行う情報記録再生装置において、 情報記録媒体を清掃する第1の清掃部材と、該第1の清
    掃部材に接触することにより堆積した塵埃を取り除く第
    2の清掃部材とを具備し、前記情報記録媒体の移動に連
    動して前記第2の清掃部材が前記第1の清掃部材に接触
    する状態と、接触しない状態とを選択的に取り得るよう
    構成したことを特徴とする情報記録再生装置。
JP32455393A 1993-12-22 1993-12-22 情報記録再生装置 Withdrawn JPH07182842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32455393A JPH07182842A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 情報記録再生装置

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JP32455393A JPH07182842A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 情報記録再生装置

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JP32455393A Withdrawn JPH07182842A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 情報記録再生装置

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JP (1) JPH07182842A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6157605A (en) * 1997-10-02 2000-12-05 Sony Corporation Optical disc apparatus

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US6157605A (en) * 1997-10-02 2000-12-05 Sony Corporation Optical disc apparatus

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