JPH0718266U - 検体自動分析装置 - Google Patents

検体自動分析装置

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JPH0718266U
JPH0718266U JP5001193U JP5001193U JPH0718266U JP H0718266 U JPH0718266 U JP H0718266U JP 5001193 U JP5001193 U JP 5001193U JP 5001193 U JP5001193 U JP 5001193U JP H0718266 U JPH0718266 U JP H0718266U
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JP
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rack
racks
blood collection
test tube
longitudinal direction
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Application number
JP5001193U
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English (en)
Inventor
朝信 丸山
克己 吉川
時弘 新山
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Nihon Kohden Corp
Original Assignee
Nihon Kohden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で試験管に設けられたバーコード
を読み取ることができ、正確に検体の分析を自動的に行
うことができるようにする。 【構成】 10本の採血管1がそれぞれ直線上に保持さ
れた5個のラック12を密着して一端をロックプレート
13で弾性的に保持し、5個のラック12をテーブル1
1上に載置し、1個のラック12をスライダ15により
テーブル11から引き出して、採血管1に設けられたバ
ーコード3をバーコードリーダ17で読み取る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、試験管に採取された検体を自動的に分析する検体自動分析装置に係 り、特に複数本の試験管を保持するラックの構造及び移動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば試験管を用いて採血管に採取された検体としての血液中の血球数を分析 する場合、従来は図10に示すように複数本の採血管1を保持する立方体状のラ ック2を用いていた。図10において、ラック2には例えば1列に10本の採血 管1が5列マトリックス状に配置されており、合計50本の採血管1がそれぞれ 着脱可能となっている。そして図示しない攪拌機構により採血管1を1本ずつ往 復回転させて攪拌し、攪拌された採血管1内の血液を図示しない吸引管によって 一定量吸引し、血液中の血球数の分析を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
採血管1の外周には通常被検者を区分するために、図11に示すようにバーコ ード3が記載されたラベル4が接着されている。そして血球数の計測の都度バー コード3をバーコードリーダで読み取って、計測データがどの被検者のものかを 区分している。しかし図10に示すラック2に保持された採血管1のバーコード 3を読み取るためには、採血管1を1本ずつ取り出さなければならない。この操 作を自動化するためには機構が複雑になるという問題があった。
【0004】 本考案はこのような状況に鑑みてなされたもので、簡単な構造で試験管に設け られたバーコードを読み取ることができ、正確に検体の分析を自動的に行うこと のできる検体自動分析装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、試験管に採取された検体を自動的に分 析する検体自動分析装置において、複数本の前記試験管を直線上に着脱可能に保 持するラックと、複数個の前記ラックを密着して長手方向に移動可能に載置し、 前記長手方向に対して直角の方向に移動可能なテーブルと、該テーブル上に載置 された複数個の前記ラックの長手方向の一端を弾性的に一体に保持する保持具と 、1個の前記ラックの長手方向の他端と係合して前記テーブル上から引き出すス ライダと、引き出された1個の前記ラック上の前記試験管外周に設けられたバー コードを読み取るバーコードリーダと、引き出された前記試験管内の検体を吸引 する吸引部材とを備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記の構成においては、長手方向に密着して配置された複数個のラックの一端 が保持具としてのロックプレートで一体に保持されているので、ラックが倒れに くく運搬が容易である。測定時にはテーブルをラックの1列分ずつ移動し、1個 のラックをスライダによりプレート上から引き出し、試験管のピッチと等しい長 さだけ順次ピッチ送りして、試験管に設けられたバーコードをバーコードリーダ により読み取る。同時に試験管内の検体を吸引部材により一定量吸引して、検体 の分析を行う。1個のラックに保持された複数本の試験管についての分析が終れ ば、そのラックを再びテーブル上に戻し、次の列のラックを引き出して同様に分 析を行う。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の検体自動分析装置の一実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1乃至図9に本考案の一実施例としての自動血球数計測装置の構成を示す。 図1において、装置本体内で矢印A−B方向に図示しない駆動源によって往復移 動されるテーブル11上には、矢印A−Bに対して直角の矢印C−D方向に往復 移動可能に、5個の横長のラック12が相互に密着して載置されている。5個の ラック12の一端はロックプレート13により弾性的に一体に保持されている。 またラック12の他端に形成された溝部14には、ラック12の1個分の幅を有 するフック状のスライダ15が係合しており、スライダ15の矢印C方向の移動 により1個のラック12が測定台16上に引き出される。スライダ15は図示し ないステップモータにより、ラック12に保持された10個の試験管としての採 血管1のピッチ分だけ、順次ピッチ送りされるようになっている。
【0009】 測定台16上には採血管1に設けられた図11に示すバーコード3に対向する ようにバーコードリーダ17が取り付けられている。また測定台16の上部には 採血管1の上端に対向して攪拌部材18と吸引部材19が設けられている。攪拌 部材18は図示しないモータにより往復回転駆動されるさい頭円錐体で構成され ており、採血管1の上端に押圧することにより採血管1を往復回転させる。
【0010】 図2乃至図5に1個のラック12の詳細構造を示す。横長立方体状に形成され たラック12には10本の採血管1がそれぞれ挿入され回転自在に保持される1 0個の保持孔21が設けられている。ラック12の一端には長手方向に突出して くさび状の突起22が水平に設けられており、突起22の中心部には上下方向に 位置決め板23が設けられている。またラック12の他端にはフック状の溝24 が設けられている。
【0011】 ラック12の上下面両側には図4及び図5に示すように、それぞれ下向きの凹 溝25と上向きの凹溝26とが形成されており、隣接するラック12の下向きの 凹溝25と上向きの凹溝26とが相互に長手方向に摺動自在に嵌合して、幅方向 の位置決めがなされる。なお、凹溝25,26は片側が長手方向の全長にわたっ て形成され反対側は部分的に形成されていて、摺動抵抗を最小限としている。
【0012】 図6及び図7にロックプレート13の詳細構造を示す。ロックプレート13は 5列分のラック12の幅方向の長さと等しい長さを持つ横長の合成樹脂部材で構 成されており、10個の断面U字状の挟持部31が等ピッチで突出して設けられ ている。挟持部31の先端は内側に向って突出しており、ラック12の突起22 の両側を弾性的に挟持するようになっている。また挟持部31の上部には2個の 位置決め部32が幅方向に平行に設けられており、位置決め部32にはラック1 2の位置決め板23が嵌合する5個の切欠き33が形成されている。
【0013】 図8及び図9に検体自動分析装置の全体の概略構成を示す。装置本体41内の 底部にはテーブル11が進退可能に設けられており、前面に設けられた開口部4 2からテーブル11上にラック12を装着するようになっている。またテーブル 11の上部には攪拌部材18を回転駆動する駆動部43が設けられている。さら に装置本体41の前面上部にはバーコードリーダ17で読み取った被検者の名前 と測定した血球数を表示する表示部44が設けられている。
【0014】 次に本実施例の作用を説明する。5個のラック12はロックプレート13の位 置決め部32の切欠き33に位置決め板23を嵌合することにより、相互に密着 位置決めされ、挟持部31により突起22を弾性的に保持することにより一体に 固定される。一体となった5個のラック12をテーブル11上に載置固定し、テ ーブル11を矢印A方向に移動して1列目のラック12を所定の位置に位置決め する。この位置においてスライダ15は1列目のラック12の溝部14に嵌合す る。
【0015】 次にスライダ15を矢印C方向に移動し、ラック12上の左端の採血管1をバ ーコードリーダ17に対向させ、採血管1に設けられたバーコード3の読み取り を行う。このときバーコード3がバーコードリーダ17に対向していない場合は 、攪拌部材18により採血管1を回転させてバーコード3の読み取りを行う。読 み取りが終ったら攪拌部材18により採血管1を往復回転させ、採血管1内の血 液の攪拌を行う。その後吸引部材19により一定量の血液を吸引採取し、血液中 の血球数の測定を行う。
【0016】 左端の採血管1についての測定が終了したら、スライダ15を矢印C方向に採 血管1の1ピッチ分だけ移動して次の採血管1についての測定を同様に行う。1 個のラック12に保持された10本の採血管1についての測定が終了したら、ス ライダ15を矢印D方向に移動し、ラック12をテーブル11上の元の位置に戻 し、テーブル11を矢印A方向に1列分移動して同様の操作をくりかえす。50 本の採血管1についての測定がすべて終了したら、テーブル11を矢印B方向に 移動して、5個のラック11を装置外に取り出す。
【0017】 本実施例によれば、採血管1が直線上に保持された5個のラック12のうちの 1個をスライダ15によりテーブル11上から測定台16上に引き出し、バーコ ードリーダ17により採血管1に設けられたバーコード3を読み取るようにした ので、簡単な構造でバーコード3の読み取りを自動的に行うことができる。また 5個のラック12はロックプレート13により一体に保持されるので、ラック1 2が倒れにくく移動も容易に行うことができる。さらに5個のラック12に保持 された50本の採血管1の配置は常に一定であるため、採血管1の位置が確認し やすく、再検時などに誤った測定が行われることを防止でる。
【0018】 上記実施例では10本の採血管1が保持されたラック12を5個並列に設けた 場合について説明したが、1個のラック12が保持する採血管1の本数及びラッ ク12の個数はそれぞれ10本及び5個に限定されない。
【0019】 上記実施例では検体自動分析装置が自動血球数計測装置であり、試験管が採血 管である場合について説明したが、他の自動分析装置に応用しても同様の効果が 得られる。例えば血清、細胞、酵素、窒化化合物、糖、電解質、蛋白、薬物など の検体を分析する自動分析装置に応用してもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の検体自動分析装置によれば、複数本の試験管が 保持された複数個のラックを移動可能に保持具により保持し、スライダによりテ ーブルから1個ずつ引き出して試験管に設けられたバーコードを読みとるように したので、簡単な構造でバーコードの読み取りを自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の検体自動分析装置の一実施例によるラ
ック構造を示す斜視図。
【図2】図1のラック単体の構造を示す正面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2の右側面図。
【図5】図2の左側面図。
【図6】図1のロックプレートの構造を示す側面図。
【図7】図6のE−E線断面図。
【図8】本考案の一実施例による自動血球数測定装置の
全体の概略構成を示す正面図。
【図9】図8のF−F線断面図。
【図10】従来のラック構造の一例を示す斜視図。
【図11】試験管の一例の構造を示す正面図。
【符号の説明】
1…採血管(試験管) 3…バーコー
ド 11…テーブル 12…ラック 13…ロックプレート 15…スライ
ダ 17…バーコードリーダ 19…吸引部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験管に採取された検体を自動的に分析
    する検体自動分析装置において、複数本の前記試験管を
    直線上に着脱可能に保持するラックと、複数個の前記ラ
    ックを密着して長手方向に移動可能に載置し、前記長手
    方向に対して直角の方向に移動可能なテーブルと、該テ
    ーブル上に載置された複数個の前記ラックの長手方向の
    一端を弾性的に一体に保持する保持具と、1個の前記ラ
    ックの長手方向の他端と係合して前記テーブル上から引
    き出すスライダと、引き出された1個の前記ラック上の
    前記試験管外周に設けられたバーコードを読み取るバー
    コードリーダと、引き出された前記試験管内の検体を吸
    引する吸引部材とを備えることを特徴とする検体自動分
    析装置。
JP5001193U 1993-09-14 1993-09-14 検体自動分析装置 Pending JPH0718266U (ja)

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Effective date: 19990907