JPH0718257U - 水浸用超音波探触子 - Google Patents

水浸用超音波探触子

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JPH0718257U
JPH0718257U JP4885093U JP4885093U JPH0718257U JP H0718257 U JPH0718257 U JP H0718257U JP 4885093 U JP4885093 U JP 4885093U JP 4885093 U JP4885093 U JP 4885093U JP H0718257 U JPH0718257 U JP H0718257U
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幸男 中村
桂一 高津
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水浸用超音波探触子において、ホルダー本体
内の水が零れにくく、かつホルダー本体内の超音波媒体
空間に水が自然に補給されるようにする。 【構成】 上蓋4と超音波を透過するフィルム2等の底
板とを有するホルダー本体1内に超音波媒体液としての
水Wを満たし、超音波振動子Aの下部をホルダー本体1
内の水に浸してなる水浸用超音波探触子において、エア
抜き孔10を上蓋4に設け、ホルダー本体1内に仕切板
5を設けてホルダー本体内を下部の超音波媒体用空間7
と上部の補給用空間8に区分する。この仕切板5に、超
音波振動子Aを下部が超音波媒体用空間7に突出するよ
うに固定し、空間7と8とを連通する連通孔9を設け、
空間7および8に水Wを満たす。エア抜き孔10が上部
にあるので、水が零れにくく、かつ水が空間8から空間
7に自然に補給される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鉄鋼製品等の超音波探傷に使用され、振動子部分をホルダー内の 水等の超音波媒体液に浸した局部水浸用超音波探触子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄鋼製品の超音波探傷には、液中の方が超音波の指向性が鋭いことなどから、 超音波振動子の下部をホルダー内に満たした水に浸し、水を通して超音波を送り 込む局部水浸用超音波探触子が使用されている。
【0003】 図5に示すのは、従来の局部水浸用超音波探触子の例であり、ホルダー本体1 の底にフィルム2をフィルム固定用底リング3を介して取り付けることにより、 超音波を透過可能な有底の容器を形成し、上蓋4の中央部に超音波振動子(超音 波送受波器)Aを取り付け、ホルダー本体1の上部側壁に、ホルダー本体内の空 気を外部に逃がすエア抜き(水吹き出し)孔10を設けている。
【0004】 このようなホルダー本体1内に水Wを満たし、超音波振動子Aの下部を水Wに 浸した状態で、水Wを通して超音波を送り出し、探触子を鋼板P上で水平移動さ せて探傷を行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような従来の局部水浸用超音波探触子の場合、エア抜き 孔10がホルダー本体1の上部側面に形成されているため、鋼板を探傷する際、 探触子の水平移動により、ホルダー本体1内の水Wがエア抜き孔10から零れて しまう欠点がある。
【0006】 このため、ホルダー本体1内に水を補給する必要があり、探傷作業中に上蓋4 を取り外して何度も水の補給をしなければならず、煩わしい補給作業により探傷 作業が中断され、作業能率が低下するなどの問題がある。
【0007】 この考案は、前述のような問題点を解消すべくなされたもので、その目的は、 ホルダー本体内の超音波媒体液としての水を零れにくくするとともに、ホルダー 本体内の超音波媒体空間に水を自然に補給することのできる水浸用超音波探触子 を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上蓋と超音波を透過するフィルム等の底板とを有するホルダー本 体内に超音波媒体液(例えば、水)を満たし、超音波振動子の下部をホルダー本 体内の前記水に浸して構成される水浸用超音波探触子において、 エア抜き孔を前記上蓋に設け、前記ホルダー本体内に設けた仕切板により、ホ ルダー本体内を下部の超音波媒体用空間と上部の補給用空間に区分して上下に二 重の構造とする。また、仕切板には、超音波振動子を下部が超音波媒体用空間に 突出するように固定するとともに、超音波媒体用空間と補給用空間を連通する連 通孔を設け、超音波媒体用空間および補給用空間に水を満たして構成する。
【0009】
【作用】
以上のような構成において、探傷に際して探触子を水平移動させても、エア抜 き孔がホルダー本体上部の上蓋に設けられているため、ホルダー本体上部からの 水の洩れ量を少なくすることができ、また洩れても補給用空間内の水が減少する だけで超音波媒体空間には何ら影響を与えない。さらに、ホルダー本体の底部な どから水が少量洩れたとしても、補給用空間から連通孔を介して超音波媒体用空 間に水が自然に補給され、補給頻度を大幅に低減することができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案を図示する一実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、この 考案に係る水浸用超音波探触子の概略縦断面図、図2,図3はその具体例を示す 分解状態の縦断面図,矢視・横断面図である。なお、従来と同一あるいは相当す る部分には同一符号を付する。
【0011】 この考案に係る水浸用超音波探触子は、図1〜図3に示すように、主としてホ ルダー本体1,フィルム2,フィルム固定用底リング3,上蓋4,仕切板5,探 触子固定筒6から構成する。
【0012】 図2,図3に示すように、ホルダー本体1は、円筒状であり、その上端および 下端の側面にそれぞれ雄ねじが形成され、上部に上蓋4が、下部にフィルム固定 用底リング3が着脱可能に螺着される。フィルム2はホルダー本体1の下部開口 を塞ぐ薄い円板状であり、フィルム固定用底リング3によりホルダー本体1の下 端部に水密的に取り付けられる。なお、フィルム固定用底リング3の中央には、 開口窓3aが形成されている。
【0013】 このようなホルダー本体1内の上部に仕切板5を水平に設けて、上下に二重構 造とし、ホルダー本体1内の下部に超音波媒体空間7,上部に補給用(バッファ ー)空間8を形成する。この仕切板5には、探触子固定筒6を介して超音波振動 子(超音波送受波器)Aを取り付け、また超音波媒体空間7と補給用空間8とを 連通する連通孔9を穿設する。さらに、エア抜き孔10は上蓋4に穿設する。
【0014】 探触子固定筒6は、上部の大径円柱部6aと、下部の小径筒部6bから構成し 、超音波振動子Aを大径円柱部6aの装着孔と小径筒部6b内に貫通して取付け 、小径筒部6bを仕切板5の中央に穿設した取付孔11内に挿入する。
【0015】 仕切板5と小径筒部6bには、取付孔11の周囲に周方向に間隔をおいて複数 のビス貫通孔12とビス取付孔13をそれぞれ穿設し、図示しないビスにより大 径円柱部6aを仕切板5に固定する。
【0016】 連通孔9は、ビス貫通孔12の外側に例えば2個所配置し、また下部に向かっ て滑らかに絞られた孔とし、補給用空間8から超音波媒体空間7へ水が流入しや すく、またこれと逆の方向に逆流しにくくする。エア抜き孔10は、大径円柱部 6aの外側に位置するように、1か所設ける。なお、上蓋4の中央には、超音波 探触子Aのコネクター14が突出し得る孔15が形成されている。
【0017】 以上のような構成において、上蓋4を取り外してホルダー本体1内に水Wを入 れ、超音波媒体空間7から補給用空間8まで水Wを満たし、上蓋4を取り付ける 。この状態で探触子を水平移動させて探傷を行う。
【0018】 エア抜き孔10が上部にあるので、探傷中のホルダー本体1の上部からの水の 洩れ量を少なくすることができ、またエア抜き孔10から水が洩れても、上部の 補給用空間8内の水が減少するだけで、下部の超音波媒体空間7には何ら影響が なく、超音波媒体空間7の水はそのままで減ることはない。
【0019】 さらに、ホルダー本体1の底部などから水が洩れて超音波媒体空間7内の水が 減っても、補給用バッファー空間8内の水が連通孔9を介して超音波媒体空間7 内に自然に補給され、前述の水洩れ低減と相まって、水の補給の頻度を大幅に削 減することができる。
【0020】 表1は、実際に探傷を行って単位面積当たりの水洩れ量と単位時間当たりの探 傷面積を本発明と従来タイプ(I) および改善タイプ(II)とで比較した例である。
【0021】 図4に示すように、従来タイプ(I) はエア抜き孔10をホルダー本体1の上部側 面に、改善タイプ(II)は上蓋4に設けたタイプである。
【0022】
【表1】
【0023】 従来タイプ(I) では、エア抜き孔が側面に設けられているため、探傷中の探触 子の水平移動により水洩れしやすく、上蓋を外しての水補給頻度が多くなるのに 対し、改善タイプ(II)では、上部に設けられているため、水洩れ量が減少し、水 の補給頻度も減少させることができた。本考案では、改善タイプ(II) に仕切板 を付加して二重構造としたため、超音波媒体空間からの水洩れ量および水の補給 頻度をさらに少なくでき、連続探傷面積を大幅に増大させることができた。
【0024】 なお、補給用空間8を広くすることにより、連続探傷面積をさらに増大させる ことができることはいうまでもない。
【0025】
【考案の効果】
前述の通り、この考案に係る水浸用超音波探触子は、エア抜き孔を上蓋に設け 、ホルダー本体を仕切板により二重構造としてホルダー本体内に超音波媒体空間 と補給用空間が形成されるように構成したため、ホルダー本体からの水等の超音 波媒体液の洩れ量を少なくできるとともに、超音波媒体空間に水等を自然に補給 することができ、水等の補給頻度を著しく低減することができる。これにより、 煩わしい水等の補給作業が削減され、探傷作業を中断することなく連続して行う ことができ、作業能率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る水浸用超音波探触子を示す概略
縦断面図である。
【図2】図1の水浸用超音波探触子の一実施例を示す分
解状態の縦断面図である。
【図3】図2における各部分の矢視図、横断面図であ
る。
【図4】従来タイプ,改善タイプおよび本考案の水浸用
超音波探触子を示す概略縦断面図である。
【図5】従来の水浸用超音波探触子を示す概略縦断面図
である。
【符号の説明】
A 超音波振動子 W 水 1 ホルダー本体 2 フィルム 3 フィルム固定用底リング 4 上蓋 5 仕切板 6 探触子固定筒 6a 大径円柱部 6b 小径筒部 7 超音波媒体空間 8 補給用空間 9 連通孔 10 エア抜き孔 11 探触子取付孔 12 ビス貫通孔 13 ビス取付孔 14 コネクター 15 コネクター孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上蓋と超音波を透過する底板とを有する
    ホルダー本体内に超音波媒体液を満たし、超音波振動子
    の下部をホルダー本体内の前記超音波媒体液に浸して構
    成される水浸用超音波探触子において、 エア抜き孔を前記上蓋に設け、前記ホルダー本体内に設
    けた仕切板により、ホルダー本体内を下部の超音波媒体
    用空間と上部の補給用空間に区分し、前記仕切板に、超
    音波振動子を下部が超音波媒体用空間に突出するように
    固定するとともに、超音波媒体用空間と補給用空間とを
    連通する連通孔を設け、超音波媒体用空間および補給用
    空間に超音波媒体液を満たして構成されていることを特
    徴とする水浸用超音波探触子。
JP4885093U 1993-09-08 1993-09-08 水浸用超音波探触子 Expired - Fee Related JP2560431Y2 (ja)

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JP2560431Y2 JP2560431Y2 (ja) 1998-01-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102071174B1 (ko) * 2019-05-08 2020-01-29 한전케이피에스 주식회사 격납용기 라이너 플레이트 두께측정용 초음파 탐촉자 및 이를 이용한 검사 시스템

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