JPH0718212Y2 - レ−ザ−飛点走査装置 - Google Patents

レ−ザ−飛点走査装置

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JPH0718212Y2
JPH0718212Y2 JP1983115578U JP11557883U JPH0718212Y2 JP H0718212 Y2 JPH0718212 Y2 JP H0718212Y2 JP 1983115578 U JP1983115578 U JP 1983115578U JP 11557883 U JP11557883 U JP 11557883U JP H0718212 Y2 JPH0718212 Y2 JP H0718212Y2
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JP
Japan
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optical system
film
laser
laser beam
deflector
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JP1983115578U
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JPS6025275U (ja
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建一 林
武久 石田
悌一 種田
幸雄 杉浦
佑一 二宮
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、映画やスライド等のフィルム画像をテレビ信
号に変換するためのレーザー飛点走査装置に関するもの
であり、特に、レーザービームがフィルムを走査する際
にフィルム表裏面での多重反射により、レーザビームの
可干渉性に起因して生ずる干渉縞の可視度を低減しよう
とするものである。
干渉縞の可視度は特にフィルム濃度D(D=log10(1/
T);Tは透過率)の小さいところで大きく、再生画像の
画質を著しく損ねるものである。
従来、レンズやビームスプリッターなどの光学系で発生
する干渉縞に対しては、光軸をわずかにずらしたり、あ
るいはビームスプリッターなどにウェッジを付けるなど
の対策が行われてきた。しかし、被写体であるフィルム
において発生する干渉縞についてはこれまで何の対策も
講じられていなかった。
また、現在、フィルムのゴミ,キズ対策として、フィル
ムと同程度の屈折率の液体を用いたウエットゲートプリ
ンティングの技術が開発されている。この手法を応用す
ることにより、フィルム表裏面での反射そのものをなく
すことは可能である。しかし、この手法は液体を用いる
ため保守,運用が煩雑となり、フィルム送像装置に適用
するには不適当な手段である。
このように、フィルムで発生する有害な干渉縞を除去す
るための有効な対策はこれまでとられていなかった。
そこで、本考案の目的は、上述した手段を用いることな
く、レーザビームで走査する際に生じる干渉縞の可視度
を著しく低減しようとするものである。
かかる目的を達成するため、本考案は、レーザと、該レ
ーザからのレーザビームを第1方向に偏向する第1偏向
器と、該第1偏向器により偏向されたレーザビームを伝
達するためのリレーレンズと、該リレーレンズからのレ
ーザビームを前記第1方向と直交する第2方向に偏向す
る第2偏向器とを有する2次元偏向器と、該2次元偏向
器のリレーレンズの光軸と光軸方向を一致させた光学系
であって、該光学系の光軸と直交する平面内にあるフィ
ルムに、前記第2偏向器からの偏向レーザビームを導く
ための第1光学系と、該第1光学系の光軸と光軸を一致
させた光学系であって、前記フィルムを透過したレーザ
ビームを光電変換器に導くための第2光学系とを有する
レーザー飛点走査装置において、前記第1光学系と前記
フィルムを前記第1光学系の焦点距離だけ離間して配置
し、前記第1光学系および前記第2光学系の光軸と、前
記フィルムを、共に、前記フィルム面に対するレーザビ
ームの予め定めた入射角に応じたシフト量だけ、前記リ
レーレンズの光軸に対して垂直方向に平行にシフトさせ
たことを特徴とする。
以下に、図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第1図は反射率4%で板厚150μmの平行平面ガラス板
に、波長632.8nmで、ビームウエストの直径30μmのガ
ウシアンビームを入射した場合において、入射角(平面
ガラス板に立てた法線と入射ビームとのなす角)を変え
たときの透過光強度の変化を示す図である。この図で
は、透過光強度の極大および極小を、それぞれ、曲線
(点線)で結んである。各入射角において、縦軸と平行
な直線がこれらの極大および極小の曲線と交わる点をそ
れぞれ、その角度におけるImaxおよびIminとする。
本考案では、干渉縞の可視度VをこのImaxとIminを用い
て、 と定義する。
このようにして求めた可視度Vと入射角との関係を第2
図に示す。この図ではθ=0のときのVを1としてプロ
ットしてある。この図から明らかなように、上述した条
件のもとでは、入射角をほぼ15度にすると、可視度は1/
5以下に低減される。
本考案は、以上の実験結果にもとづいて、再生画像に混
入する干渉縞の可視度を大幅に低減しようとするもので
ある。
以下に、本考案に係るレーザー飛点走査装置の一実施例
を説明する。
まず、第3図および第4図はそれぞれ従来のレーザー飛
点走査装置におけるレーザービームの2次元偏向系の様
子を示す平面図および側面図である。
ここで、レーザ光源1より出射したレーザービーム2は
水平偏向器3および垂直偏向器6により、それぞれ、水
平および垂直に偏向される。レンズ4および5は水平偏
向器3および垂直偏向器6上の偏向点を結合するための
リレーレンズである。このようにして2次元偏向された
レーザービームはレンズ7を介して被写体フィルム8を
走査する。ここで、走査レーザービームはフィルム面に
対して垂直に入射させており、かつビームはフィルム面
上でフォーカスさせている。フィルム8を走査した透過
レーザービームはレンズ9を介して光電変換器10に集め
られる。
このように、フィルム面に垂直にレーザービームを入射
させる従来のレーザー飛点走査装置では、前述したよう
に、フィルム表裏面での多重反射により生ずる干渉縞の
発生を防止することはできなかった。
第5図は本考案に係るレーザー飛点走査装置の1実施例
を示す側面図である。第4図と比較して、レンズ7の光
軸を光学素子3〜6で構成した2次元偏向器の光軸に対
して垂直方向に平行移動させてある。光学素子8,9およ
び10の位置もこれに対応して垂直方向にシフトしてお
く。本実施例の平面図は第3図と同一である。このよう
に簡単な配置変更だけで、走査レーザービームをフィル
ム面上にフォーカスするという条件を保つと同時に、斜
め入射を実現することができる。
第6図は光軸のシフト量と入射角との関係を詳しく説明
するために第5図の一部分を拡大して示したものであ
る。ここで、レンズ7の焦点距離をfおよび光軸のシフ
ト量をdとすると、入射角θは、 で与えられる。
一般に、干渉縞の可視度はフィルムの濃度に関係する。
例えばフィルム画像の濃度が1.0以上であれば可視度は
1%以下で干渉縞は目立たないが、濃度が0.2の場合に
は、干渉縞の可視度は5%にも達し、再生画像の画質は
著しく劣化する。
従って、フィルムの濃度が0.2の場合にも可視度を1%
以下にするためには、第2図から明らかなように、θは
15度もしくはそれ以上に設定することが望ましい。
以上に述べたところから明らかなように、本考案によれ
ば、フィルム画像を対象としたレーザー飛点走査装置に
おける、やっかいな干渉縞の問題を斜め入射という非常
に簡単な手段により解決することができる。
更に、本考案は、上述した実施例に示したスラドのよう
な被写体フィルムの画像を2次元走査する場合のみなら
ず、連続走行する映画フィルムの画像をレーザー飛点に
より一線走査して読み出す場合、あるいは、映画フィル
ムの画像を、一線走査に加えてそれと垂直方向の補助偏
向を行わせながら読み出す場合などにも有効に適用する
ことができる。
さらに、一般にフィルムに記録された情報をレーザービ
ームを使用して読み出すすべてのシステムにも本考案を
有効に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は透過光強度の入射角依存性を示す特性曲線図、 第2図は可視度と入射角との関係を示す特性曲線図、 第3図は、従来のレーザー飛点走査装置におけるレーザ
ービームの2次元偏向系を示す平面図、 第4図は第3図示の2次元偏向系の側面図、 第5図は本考案レーザー飛点走査装置の一実施例を示す
側面図、 第6図はその光軸のシフト量と入射角との関係を説明す
るための第5図の部分拡大図である。 1……レーザー光源、2……レーザービーム、3……水
平偏向器、4……レンズ、5……レンズ、6……垂直偏
向器、7……レンズ、8……被写体フィルム、9……レ
ンズ、10……光電変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 種田 悌一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会総合技術研究所内 (72)考案者 杉浦 幸雄 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会総合技術研究所内 (72)考案者 二宮 佑一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会総合技術研究所内 (56)参考文献 特公 昭49−49380(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザと、 該レーザからのレーザビームを第1方向に偏向する第1
    偏向器と、該第1偏向器により偏向されたレーザビーム
    を伝達するためのリレーレンズと、該リレーレンズから
    のレーザビームを前記第1方向と直交する第2方向に偏
    向する第2偏向器とを有する2次元偏向器と、 該2次元偏向器のリレーレンズの光軸と光軸方向を一致
    させた光学系であって、 該光学系の光軸と直交する平面内にあるフィルムに、前
    記第2偏向器からの偏向レーザビームを導くための第1
    光学系と、 該第1光学系の光軸と光軸を一致させた光学系であっ
    て、前記フィルムを透過したレーザビームを光電変換器
    に導くための第2光学系と を有するレーザー飛点走査装置において、 前記第1光学系と前記フィルムを前記第1光学系の焦点
    距離だけ離間して配置し、 前記第1光学系および前記第2光学系の光軸と、前記フ
    ィルムを、共に、前記フィルム面に対するレーザビーム
    の予め定めた入射角に応じたシフト量だけ、前記リレー
    レンズの光軸に対して垂直方向に平行にシフトさせた ことを特徴とするレーザー飛点走査装置。
JP1983115578U 1983-07-27 1983-07-27 レ−ザ−飛点走査装置 Expired - Lifetime JPH0718212Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1983115578U JPH0718212Y2 (ja) 1983-07-27 1983-07-27 レ−ザ−飛点走査装置

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JP1983115578U JPH0718212Y2 (ja) 1983-07-27 1983-07-27 レ−ザ−飛点走査装置

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Publication Number Publication Date
JPS6025275U JPS6025275U (ja) 1985-02-20
JPH0718212Y2 true JPH0718212Y2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=30266751

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JP1983115578U Expired - Lifetime JPH0718212Y2 (ja) 1983-07-27 1983-07-27 レ−ザ−飛点走査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3832910A (en) * 1972-06-15 1974-09-03 C Bryant Telescopic belt tightener

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JPS6025275U (ja) 1985-02-20

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