JPH07182077A - 論理回路及びこれを用いたデータ処理装置 - Google Patents

論理回路及びこれを用いたデータ処理装置

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JPH07182077A
JPH07182077A JP32285693A JP32285693A JPH07182077A JP H07182077 A JPH07182077 A JP H07182077A JP 32285693 A JP32285693 A JP 32285693A JP 32285693 A JP32285693 A JP 32285693A JP H07182077 A JPH07182077 A JP H07182077A
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data
circuit
input
phase signal
signal
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JP32285693A
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Yukio Otaguro
幸雄 大田黒
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリチャージ形式のバスにデータを出力する
際の消費電力を低減させた論理回路を提供することであ
る。 【構成】 複数ビットのデータを転送するデータバスの
各ビットに接続され、該データバスを第1の電位にプリ
チャージするバス充電回路と、入力データを構成するビ
ットに“1”/“0”のいずれの数が多いのかを判断し
て反転制御信号を出力する計数回路と、前記入力データ
の各ビットを前記反転制御信号に従って反転する反転出
力回路と、前記反転出力回路の出力信号に従って前記デ
ータバスを第2の電位にディスチャージする放電回路
と、前記データバス上のデータが反転されているか否か
を示す位相信号を転送する位相信号用信号線へ前記反転
制御信号を出力する位相信号出力回路と、前記位相信号
用信号線上の位相信号に従ってデータバス上のデータを
反転してデータを取り込む入力回路とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプロセッサ内部
においてデータの転送を行うための論理回路及びこの論
理回路を用いてデータの記憶等を行うデータ処理装置に
関し、特に消費電力の低減を図った論理回路及びこれを
用いたデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセッサは、データを転送するための
内部バスと、該内部バスに接続された複数の演算器やメ
モリなどから構成され、その動作は内部バスを通じてこ
れらのハードウェアの間でデータの転送を行うことによ
って進められる。データ転送は、選択された演算器やメ
モリが内部バスにデータを出力し、そのデータを必要と
するレジスタなどがバスからデータを取り込むことによ
って行われる。
【0003】従来、演算器やメモリの内容を内部バスへ
出力するための論理回路としては、例えば図8に示すよ
うなものがあった。
【0004】図8は、従来のデータ出力回路の一構成例
を示す回路図である。
【0005】このデータ出力回路は32ビット構成であ
り、同図においては最下位ビットと最上位ビットの構成
のみが図示されているが、残りのビットもこれと同様の
構成である。
【0006】例えばこのデータ出力回路の最下位ビット
の構成は、入力データIN0を反転するインバータ10
1-0と、これに対応したデータバス102-0とを備えて
いる。さらに、データバス102-0とグランド電位との
間には、それぞれ2個のNチャネルMOSトランジスタ
(以下、N−MOSという)103-0,104-0が直列
接続されている。
【0007】そのうち、N−MOS103-0のゲートに
は出力許可信号ENが供給されると共に、N−MOS1
04-0のゲートには前記インバータ101-0の出力、つ
まり入力データIN0の反転データが供給されるように
なっている。
【0008】また、データバス102-0と電源電位との
間には、前記出力許可信号ENによりオン/オフ制御さ
れるバスプリチャージ用のPチャネルMOSトランジス
タ(以下、P−MOSという)105-0が接続されてい
る。
【0009】このデータ出力回路の最上位ビットの構成
も上記最下位ビットと同様の構成である。すなわち、最
下位ビットの入力データIN0反転用インバータ101
-0、データバス102-0、N−MOS103-0,104
-0、及びP−MOS105-0にそれぞれ対応して、入力
データIN31反転用インバータ101-31 、データバ
ス102-31 、N−MOS103-31 ,104-31 、及
びP−MOS105-31 が設けられている。
【0010】次に、上記構成のデータ出力回路の動作を
説明する。
【0011】ここでは、最下位ビットの動作を図9を用
いて説明する。
【0012】時刻t1以前の出力許可信号ENが“L”
レベルのときは、P−MOS105-0がオン状態にな
り、データバス102-0は電源電位に相当する“H”レ
ベルにプリチャージされる。
【0013】その後、時刻t1に至り入力データの
“H”レベル時に出力許可信号ENが“H”レベルとな
ると、N−MOS103-0はオン状態となるが、N−M
OS104-0がオフ状態となるので、データバス102
-0の放電は発生せず、データバス102-0は“H”レベ
ルに維持される。
【0014】さらに、時刻t2の入力データの“L”レ
ベル時に出力許可信号ENが“H”レベルとなると、N
−MOS103-0,104-0が共にオン状態となる結
果、データバス102-0は放電して“L”レベルとな
る。
【0015】また、最上ビットを含む残りのビットの動
作も上記同様に行われ、このようにして、入力データI
N1〜IN31をデータバス102-01〜102-31 へ
それぞれ出力することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ出力回路では、入力データに“0”が多い場
合は、データバスの充電と放電とが繰り返し発生し、消
費電力が増加するという問題があった。特に、システム
の規模が大きくなると、バスの負荷容量が増大し、消費
電力はさらに増加する。
【0017】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、プリチャージ
形式のバスにデータを出力する際の消費電力を低減させ
た論理回路及びこれを用いたデータ処理装置を提供する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、複数ビットのデータを転送す
るデータバスの各ビットに接続され、該データバスを第
1の電位にプリチャージするバス充電回路と、入力デー
タを構成するビットに“1”/“0”のいずれの数が多
いのかを判断して反転制御信号を出力する計数回路と、
前記入力データの各ビットを前記反転制御信号に従って
反転する反転出力回路と、前記反転出力回路の出力信号
に従って前記データバスを第2の電位にディスチャージ
する放電回路と、前記データバス上のデータが反転され
ているか否かを示す位相信号を転送する位相信号用信号
線へ前記反転制御信号を出力する位相信号出力回路と、
前記位相信号用信号線上の位相信号に従ってデータバス
上のデータを反転してデータを取り込む入力回路とを備
えたことにある。
【0019】第2の発明の特徴は、第1の発明におい
て、前記計数回路を、前記入力データを反転する入力反
転回路と、第1のノードを前記第1の電位にプリチャー
ジする第1の充電回路と、第2のノードを前記第1の電
位にプリチャージする第2の充電回路と、各ゲートがそ
れぞれ前記入力データの各ビットに接続されると共に各
ドレインが前記第1のノードに接続され、該入力データ
に従って前記第1のノードを前記第2の電位にディスチ
ャージする複数の第1のディスチャージ用トランジスタ
と、各ゲートがそれぞれ前記入力データの反転結果の各
ビットに接続されると共に各ドレインが前記第2のノー
ドに接続され、該入力データの反転結果に従って前記第
2のノードを前記第2の電位にディスチャージする複数
の第2のディスチャージ用トランジスタと、前記第1及
び第2のノードにおける電位の変化速度に応じてセット
/リセットされて前記反転制御信号を出力するセットリ
セットフリップフロップとで構成したことにある。
【0020】第3の発明の特徴は、請求項1または請求
項2記載の論理回路と、各アドレスごとに前記データバ
ス上のデータを記憶するデータ記憶領域、及びそのデー
タに対応した前記位相信号を記憶する位相記憶領域を有
し、データ書き込み時には、所定のアドレスの前記デー
タ記憶領域に前記データバス上のデータを書き込むと共
に前記位相信号を前記位相記録領域に書き込み、データ
読出し時には、対応するアドレスの内容を前記データバ
スに出力すると共に前記位相記憶領域から前記位相信号
を前記位相信号用信号線へ出力するランダム・アクセス
・メモリとを備えたことにある。
【0021】第4の発明の特徴は、請求項1または請求
項2記載の論理回路と、各アドレスごとに所定のデータ
が記憶されたデータ記憶領域、及びそのデータが反転さ
れているか否かを示す位相信号を記憶する位相記憶領域
を有し、データ読出し時には、対応するアドレスの内容
を前記データバスへ出力すると共に前記位相記憶領域か
ら前記位相信号を前記位相信号用信号線へ出力する読出
し専用メモリとを備えたことにある。
【0022】
【作用】上述の如き構成によれば、第1の発明は、バス
充電回路によりデータバスを第1の電位にプリチャージ
して、放電回路により前記データバスを第2の電位にデ
ィスチャージして入力データをバスに出力する場合にお
いて、計数回路により入力データを構成するビットに
“1”/“0”のいずれの数が多いのかを判断すること
により、放電されるビット数が放電されないビット数よ
りも多いか否かを判定し、放電されるビット数が多い場
合には、反転出力回路により入力データを反転すること
によって放電されるビット数を減少させる。これによ
り、データバスがディスチャージされる割合が少なくな
る。
【0023】第2の発明は、入力データ及びその反転結
果を用いてセットリセットフリップフロップの入力側の
第1及び第2のノードにおける電位を変化させることに
より、その第1及び第2のノードにおける電位の変化す
る速度の相違により、セットリセットフリップフロップ
がセット/リセットのいずれになるかが決定される。こ
れにより、入力データに存在する“1”あるいは“0”
の数の大小判断を簡単に行える。
【0024】第3及び第4の発明は、上記論理回路を用
いているので、常にデータバスに出力されるデータには
放電されるビット数が少なくなる。さらに、ランダム・
アクセス・メモリの各アドレスごとにデータ記憶領域に
記憶されているデータに対応した位相信号を記憶する位
相記憶領域を設け、これを用いてデータの書き込み/読
出しを行ったので、データ記憶領域に格納されるデータ
は常に放電されるビット数が少なくなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明を実施した論理回路(データ入出
力回路)の構成を示す回路図である。
【0026】このデータ入出力回路は32ビット構成で
あり、図中の太線のラインが32ビットに対応した信号
線を示している。このデータ入出力回路は、入力データ
IN<0:31>をデータバス1<0:31>へ出力す
るデータ出力回路2と、データバス1からデータを取り
込みそのデータが反転されているか否かを示す位相信号
PHに基づいて出力データOUT<0:31>を出力す
るデータ入力回路3と、クロックCKに従ってデータバ
ス1を電源電圧にプリチャージするプリチャージ回路
(バス充電回路)4とを備えている。
【0027】さらに、データ出力回路2は、入力データ
INを構成するビットに“1”あるいは“0”のいずれ
が多いのかを判定して反転制御信号INVを出力する計
数回路5と、反転制御信号INVに従って入力データI
Nを反転して出力する反転出力回路6と、反転出力回路
6の出力に応じてデータバス1をディスチャージするデ
ィスチャージ回路7とで構成されている。
【0028】図1に示すデータ入出力回路によれば、入
力データIN<0:31>は計数回路5に入力され、入
力データIN中に“1”の数が多いのか、あるいは
“0”の数が多いのかが判定される。その結果、入力デ
ータINに“1”の数が多いときには反転制御信号IN
Vを“1”にし、“0”の数が多いときには反転制御信
号INVを“0”にする。
【0029】反転出力回路6では、反転制御信号INV
が“1”のときには入力データINを反転する。そのた
め、結果として、反転出力回路6の出力は常に“0”の
数が多くなる。
【0030】一方、クロックCKの前半ではプリチャー
ジ回路4が動作し、データバス1<0:31>をプリチ
ャージする。クロックCKの後半になると、ディスチャ
ージ回路7により反転出力回路6の出力が“1”である
ビットのみデータバス1をディスチャージする。これと
同時に反転制御信号INVを位相信号PHへ出力する。
【0031】データ入力回路3は、位相信号PHが
“1”のときはデータバス1<0:31>の各ビットを
反転してそれを出力データOUT<0:31>としてを
出力し、位相信号PHが“0”のときはデータバス1<
0:31>の各ビットをそのまま出力データOUT<
0:31>として出力する。
【0032】このように、本実施例によれば、反転出力
回路6の出力が常に“0”の数が多くなるようにし、そ
してディスチャージ回路7により反転出力回路6の出力
が“1”であるビットのみデータバス1をディスチャー
ジするようにしたので、データバス1のディスチャージ
されるビットの数を減らすことが可能となり、消費電力
が低減する。
【0033】図2は、図1中のデータ出力回路2の具体
的な回路例を示す回路図である。
【0034】計数回路5は、入力データIN0〜IN3
1をそれぞれ反転するインバータ5a-0〜5a-31 を有
し、それらの各入力側がディスチャージトランジスタ
(N−MOS)5b-0〜5b-31 の各ゲートにそれぞれ
接続されている。ディスチャージトランジスタ5b-0〜
5b-31 の各ドレインは共通接続されてノードN1(第
1のノード)に接続されている。さらに、ディスチャー
ジトランジスタ5b-0〜5b-31 の各ソースには、出力
許可信号ENに基づきオン/オフ制御されるディスチャ
ージ制御トランジスタ(N−MOS)5c-0〜5c-31
がそれぞれ直列接続され、そのディスチャージ制御トラ
ンジスタ5c-0〜5c-31 の各ソースが接地されてい
る。
【0035】また、電源電位と前記ノードN1との間に
はP−MOSから構成されるプリチャージ回路5dが接
続され、このプリチャージ回路5dは、出力許可信号E
Nに基づきノードN1をプリチャージする。
【0036】一方、インバータ5a-0〜5a-31 の各出
力側にも、上記同様構成で、ディスチャージトランジス
タ5e-0〜5e-31 と、ディスチャージ制御トランジス
タ5f-0〜5f-31 と、プリチャージ回路5gとが設け
られ、プリチャージ回路5gは出力許可信号ENに基づ
きノードN2(第2のノード)をプリチャージする。
【0037】前記ノードN1,N2は、セットリセット
フリップフロップを構成する2入力NORゲート5h,
5iの各一方入力側にそれぞれ接続され、このNORゲ
ート5h,5iの出力側が同フリップフロップのインバ
ータ5j,5kを介してノードN3,N4にそれぞれ接
続されている。そして、ノードN4がN−MOSで構成
される位相信号出力回路5lに接続されている。位相信
号出力回路5lはノードN4が“1”のとき位相信号P
Hをディスチャージする。
【0038】反転出力回路6は、2個の2入力ORゲー
トとこの出力を取り込む2入力NANDゲートとからな
るセレクタ6a-0〜6a-31 で構成されている。その2
入力ORゲートの一方は入力データIN0〜IN31と
前記ノードN3のデータとをそれぞれ入力し、他方の2
入力ORゲートはインバータ5a-0〜5a-31 の出力デ
ータと前記ノードN4のデータとをそれぞれ入力する。
そして、この反転出力回路6は、ノードN3が“0”の
ときには入力データIN0〜IN31を選択し、ノード
N4が“0”のときには入力データIN0〜IN31の
反転を選択する。
【0039】ディスチャージ回路7は、N−MOSから
なる放電回路7a-0〜7a-31 で構成され、前記反転出
力回路6の出力、つまりNANDゲート6c-0〜6c-3
1 の出力に従ってデータバス1-1〜1-31 の各ビットを
ディスチャージする。
【0040】図2に示すデータ出力回路2によれば、出
力許可信号ENが“0”のときは(図3の時刻T1以
前)プリチャージ回路5d,5gがオンし、ディスチャ
ージ制御トランジスタ5c-0〜5c-31 ,5f-0〜5f
-31 がオフする。その結果、ノードN1,N2が電源電
圧にプリチャージされ、ノードN3,N4は“L”レベ
ルとなる。
【0041】このデータ出力回路は32ビット構成であ
り、同図においては最下位ビットと最上位ビットの構成
のみが図示されているが、残りのビットもこれと同様の
構成である。
【0042】また、出力許可信号ENが“1”になった
場合に(図3の時刻T1)、入力データIN0〜IN3
1に“0”が多いときには、ノードN2に接続されたデ
ィスチャージトランジスタ5e-0〜5e-31 の方が、ノ
ードN1に接続されたディスチャージトランジスタ5b
-0〜5b-31 よりもオンになっている数が多いので、ノ
ードN2の方が速く“L”レベルになる(図3の時刻T
2)。
【0043】従って、フリップフロップの出力のうち、
ノードN4の出力は“H”レベルとなり、ノードN3の
出力は“L”レベルのままである。このノードN3,N
4の出力はインバータ5j,5kで反転されて、反転出
力回路6のORゲート6b-0〜6b-31 に入力される。
この時、ノードN4は“H”レベルであるので、入力デ
ータの反転データが選択される。
【0044】反転出力回路6の出力は、ディスチャージ
回路7の放電回路7a-0〜7a-31へ供給され、その反
転出力回路6の出力の“1”であるビットに対応するデ
ータバス1-0〜1-31 を放電する。
【0045】この場合、入力データIN0〜IN31に
“0”が多いので、該入力データの反転が選択され、従
ってインバータ5a-0〜5a-31 の出力データには
“1”が多く、NANDゲート6c-0〜6c-31 の出力
には“0”が多くなる。すなわち、放電回路7a-0〜7
a-31 で放電されるビット数は少なくなる。
【0046】入力データIN0〜IN31に“1”が多
い場合は、フリップフロップ及び前記反転出力回路6が
逆の動作を行い、同様に放電されるビット数が少なくな
る。
【0047】このように、データバス1に出力するデー
タに“0”あるいは“1”のいずれが多い時でも、プリ
チャージされたデータバス1を放電するビット数が減る
ので、消費電力が減少する。
【0048】図4は、図1中のデータ入力回路3の具体
的な回路例を示す回路図である。
【0049】このデータ入力回路3は、位相信号PHを
駆動するバッファ3aと、このバッファ3aからの位相
信号PHを一方入力側に、データバス1-1〜1-31 の各
ビットのデータIN0〜IN31を他方入力側にそれぞ
れ取り込む排他的論理和回路3a-0〜3a-31 とで構成
されている。
【0050】この排他的論理和回路3a-0〜3a-31 に
よれば、位相信号PHが“1”のときにはデータIN0
〜IN31を反転し、位相信号PHが“0”のときには
データIN0〜IN31をそのまま出力データOUT0
〜OUT31として出力する。
【0051】このデータ入力回路3により、データバス
1のデータが反転されている場合は、さらに反転するこ
とにより所定のデータを得ることができる。
【0052】図5は、上記の論理回路(データ入出力回
路)を適用例であって、メモリを内蔵したプロセッサコ
アを示すブロック図である。なお、図1と共通の要素に
は同一の符号が付されている。
【0053】このプロセッサは、32ビット構成であ
り、図中の太線のラインが32ビットに対応した信号線
を示している。このプロセッサは、該プロセッサへの命
令やデータを格納する外部メモリ11に接続されてお
り、この外部メモリ11からのデータの読み込みを制御
する読み込み回路12と、該読み込み回路12からのデ
ータをデータバス1へ出力する上記構成のデータ出力回
路2と、データバス1からのデータを取り込み前記位相
信号PHに基づいて出力データOUTを出力する上記構
成のデータ入力回路3と、このデータ入力回路3からの
出力データOUTを前記外部メモリ11へ書き込むため
の制御を行う書き込み回路13とを有する。
【0054】さらに、データバス1には、プロセッサの
内部制御情報やデータを格納するROM14と、演算デ
ータを格納するRAM15と、加減算や論理演算を行う
ALU(演算器)16とが接続されているほか、該デー
タバス1をプリチャージするプリチャージ回路4が接続
されている。ここで、プリチャージ回路4はP−MOS
で構成され、クロックCKにより制御される。
【0055】また、前記ROM14には、該ROM14
中のデータが反転されているか否かを示す位相信号を格
納するROM位相信号格納部18が設けられ、これが位
相信号PHを転送する位相信号用信号線17に接続され
ている。さらに、前記RAM15には、該RAM15に
格納されているデータが反転されているか否かを示す位
相信号を格納するRAM位相信号格納部19が設けら
れ、これがROM位相信号格納部18と同様に位相信号
用信号線17に接続されている。
【0056】位相信号用信号線17には、該信号線17
をプリチャージするプリチャージ回路20が接続されて
いる。ここで、プリチャージ回路20は、前記プリチャ
ージ回路4と同様にP−MOSで構成され、クロックC
Kにより制御される。
【0057】ROM14に格納されているデータについ
てより具体的に説明すると、ROM14の各アドレスに
は、データに“1”が多い場合にはそのデータがそのま
ま格納され、この時、ROM位相信号格納部18には
“0”が格納されている。また、データに“0”が多い
場合にはそのデータの反転が格納され、この時、ROM
位相信号格納部18には“1”が格納されている。
【0058】図5の回路によれば、クロックCKが
“L”レベルのときはデータバス1及び位相信号用信号
線17はプリチャージされる。そして、ROM14の内
容をデータバス1に出力するときには、同時にROM位
相信号格納部18の内容を位相信号用信号線17へ出力
する。
【0059】また、データバス1上のデータをRAM1
5に書き込むときには、同時に位相信号PHをRAM位
相データ格納部19に書き込み、RAM15からデータ
バス1上へデータを読み出すときには、同時にRAM位
相データ格納部19の内容を位相信号PHの信号線17
へ出力する。
【0060】さらに、外部メモリ11から読み込んだデ
ータを内部データバス1へ出力する場合には、データ出
力回路2で常に“1”の数が多くなるようにして出力
し、逆に内部データバス1上のデータを外部メモリ11
へ出力するときには、位相信号PHによりデータを反転
して出力する。
【0061】以上により、このプロセッサコアによれ
ば、データバス1上に出力されるデータには“1”が多
く存在することになり、データバス1の各ビットがディ
スチャージされる割合が減る。従って、消費電力の削減
が可能となる。
【0062】また、ROM14及びRAM15に格納さ
れるデータには常に“1”が多く存在することになり、
ROM14及びRAM15の消費電力が低減される。こ
の点について図6を用いて具体的に説明する。
【0063】図6は、RAM15(32ビット×32ワ
ード)の読出し回路の構成を示す図である。
【0064】このRAM15は、ワード線21-1〜21
-31 と読出し線22-1〜22-31 とを有し、その各交差
箇所には、逆並列接続された2個のインバータからなる
データ記憶用のセル23がそれぞれ設けられている。ワ
ード線21-1〜21-31 は、対応するアドレスが選択さ
れると“1”となり、読出し線22-1〜22-31 には各
セル23からの読出しデータが乗る。また、各読出し線
22-1〜22-31 には、クロックCKに従って読出し線
22-1〜22-31 をプリチャージするためのトランジス
タ(P−MOS)24-1〜24-31 が接続されている。
【0065】図6の回路によれば、クロックCKが
“0”のときにはトランジスタ24-1〜24-31 がオン
し、読出し線22-1〜22-31 を電源電圧にまでプリチ
ャージする。クロックCKが“1”になると、選択され
たアドレスの各ビットが“0”であれば、対応する読出
し線を“L”レベルにディスチャージする。ビットが
“1”であれば読出し線22-1〜22-31 はそのままの
状態を維持する。
【0066】このように、データが“1”であるときに
は電力を消費しないので、常にデータ中の“1”の数を
多くすることによって消費電力が低減される。
【0067】図7は、上記の論理回路(データ入出力回
路)の他の適用例を示すマイクロコントローラのブロッ
ク図である。なお、図5と共通の要素には同一の符号が
付されている。
【0068】このマイクロコントローラは、図5に示す
プロセッサコアで構成されたMPUコア21と、プロセ
ッサの制御データや命令あるいは演算データを格納する
RAM15と、データ転送の制御を行うダイレクト・メ
モリ・アクセス・コントローラであるDMAC22と、
外部からの割り込みを制御する割り込みコントローラ2
3とを備え、その他の構成要素は図5に示すものと同様
である。
【0069】このマイクロコントローラにおいても、図
5に示すプロセッサコアと同様に、使用されるデータの
ビット内に常に“1”が多く存在するように制御され
る。
【0070】以上のように、本発明のデータバスの制御
方式を、図5に示すプロセッサコア内部のみのでなく、
システム規模の大きいマイクロコントローラLSIや制
御ボードに使用することによって、データバスの消費電
力をより低減させることができる。すなわち、システム
が大規模になるに伴い、バスの負荷容量が増大するた
め、消費電力が増加する傾向にあるが、本発明の方式を
使用することにより、消費電力の増加をより低く抑える
ことができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、データバスを放電させる割合が少なくなるよ
うにしたので、データバスの消費電力を低減させること
が可能となる。
【0072】第2の発明によれば、第1及び第2のノー
ドにおける電位の変化速度に応じてセット/リセットさ
れて反転制御信号を出力するセットリセットフリップフ
ロップを設けたので、簡単な回路により入力データに存
在する“1”あるいは“0”の数の大小判断を行うこと
が可能となる。
【0073】第3及び第4の発明は、第1または第2の
発明の論理回路を用い、且つ各アドレスごとにデータ記
憶領域に記憶されているデータに対応した位相信号を記
憶する位相記憶領域を設けたので、メモリの消費電力を
低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した論理回路(データ入出力回
路)の構成を示す回路図である。
【図2】図1中のデータ出力回路2の具体的な回路例を
示す回路図である。
【図3】図2の回路の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図4】図1中のデータ入力回路3の具体的な回路例を
示す回路図である。
【図5】論理回路(データ入出力回路)の適用例を示す
図である。
【図6】RAMの読出し回路の構成を示す図である。
【図7】論理回路(データ入出力回路)の他の適用例を
示す図である。
【図8】従来のデータ出力回路の一構成例を示す回路図
である。
【図9】図8の回路の動作を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 データバス 2 データ出力回路 3 データ入力回路 4 プリチャージ回路 5 計数回路 6 反転出力回路 7 ディスチャージ回路 14 ROM 15 RAM 18 ROM位相信号格納部 19 RAM位相信号格納部 IN 入力データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ビットのデータを転送するデータバ
    スの各ビットに接続され、該データバスを第1の電位に
    プリチャージするバス充電回路と、 入力データを構成するビットに“1”/“0”のいずれ
    の数が多いのかを判断して反転制御信号を出力する計数
    回路と、 前記入力データの各ビットを前記反転制御信号に従って
    反転する反転出力回路と、 前記反転出力回路の出力信号に従って前記データバスを
    第2の電位にディスチャージする放電回路と、 前記データバス上のデータが反転されているか否かを示
    す位相信号を転送する位相信号用信号線へ前記反転制御
    信号を出力する位相信号出力回路と、 前記位相信号用信号線上の位相信号に従ってデータバス
    上のデータを反転してデータを取り込む入力回路とを備
    えたことを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】 前記計数回路は、 前記入力データを反転する入力反転回路と、 第1のノードを前記第1の電位にプリチャージする第1
    の充電回路と、 第2のノードを前記第1の電位にプリチャージする第2
    の充電回路と、 各ゲートがそれぞれ前記入力データの各ビットに接続さ
    れると共に各ドレインが前記第1のノードに接続され、
    該入力データに従って前記第1のノードを前記第2の電
    位にディスチャージする複数の第1のディスチャージ用
    トランジスタと、 各ゲートがそれぞれ前記入力データの反転結果の各ビッ
    トに接続されると共に各ドレインが前記第2のノードに
    接続され、該入力データの反転結果に従って前記第2の
    ノードを前記第2の電位にディスチャージする複数の第
    2のディスチャージ用トランジスタと、 前記第1及び第2のノードにおける電位の変化速度に応
    じてセット/リセットされて前記反転制御信号を出力す
    るセットリセットフリップフロップとで構成したことを
    特徴とする請求項1記載の論理回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の論理回路
    と、 各アドレスごとに、前記データバス上のデータを記憶す
    るデータ記憶領域及びそのデータに対応した前記位相信
    号を記憶する位相記憶領域を有し、データ書き込み時に
    は、所定のアドレスの前記データ記憶領域に前記データ
    バス上のデータを書き込むと共に前記位相信号を前記位
    相記録領域に書き込み、データ読出し時には、対応する
    アドレスの内容を前記データバスに出力すると共に前記
    位相記憶領域から前記位相信号を前記位相信号用信号線
    へ出力するランダム・アクセス・メモリとを備えたこと
    を特徴とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の論理回路
    と、 各アドレスごとに所定のデータが記憶されたデータ記憶
    領域、及びそのデータが反転されているか否かを示す位
    相信号を記憶する位相記憶領域を有し、データ読出し時
    には、対応するアドレスの内容を前記データバスへ出力
    すると共に前記位相記憶領域から前記位相信号を前記位
    相信号用信号線へ出力する読出し専用メモリとを備えた
    ことを特徴とするデータ処理装置。
JP32285693A 1993-12-21 1993-12-21 論理回路及びこれを用いたデータ処理装置 Pending JPH07182077A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007179724A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Intel Corp 空間的に符号化されたデータ格納を具備するメモリ

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