JPH07181954A - 映像変倍表示方法 - Google Patents
映像変倍表示方法Info
- Publication number
- JPH07181954A JPH07181954A JP5323573A JP32357393A JPH07181954A JP H07181954 A JPH07181954 A JP H07181954A JP 5323573 A JP5323573 A JP 5323573A JP 32357393 A JP32357393 A JP 32357393A JP H07181954 A JPH07181954 A JP H07181954A
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- JP
- Japan
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- video
- frame
- window
- displayed
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- Pending
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- Image Processing (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 映像記憶装置等に蓄積された映像を再生する
際、カメラ光学的特性や画質等の制約を受けることなく
ズームを用いて表示画面上の対象物が徐々に近づいたり
遠ざかったりするような表示を可能とする。 【構成】 一つの対象物について複数の映像のフレーム
を映像記憶装置11に格納しておく。ズームを用いて対
象物を縮小して映像出力装置13に表示する場合、隣接
の複数フレームの一部又は全体を連結したウィンドウを
映像合成装置12で合成して、1つのカメラで撮影可能
なフレームよりも大きな領域を表示可能とする。逆に、
ズームを用いて対象物を拡大表示する場合には、1つ又
は隣接の複数フレームの一部を連結したウィンドウを同
様に合成して表示することにより、一つのフレームのみ
でズームを行う場合よりもきめ細かい画質で対象物を拡
大した映像を表示可能とする。
際、カメラ光学的特性や画質等の制約を受けることなく
ズームを用いて表示画面上の対象物が徐々に近づいたり
遠ざかったりするような表示を可能とする。 【構成】 一つの対象物について複数の映像のフレーム
を映像記憶装置11に格納しておく。ズームを用いて対
象物を縮小して映像出力装置13に表示する場合、隣接
の複数フレームの一部又は全体を連結したウィンドウを
映像合成装置12で合成して、1つのカメラで撮影可能
なフレームよりも大きな領域を表示可能とする。逆に、
ズームを用いて対象物を拡大表示する場合には、1つ又
は隣接の複数フレームの一部を連結したウィンドウを同
様に合成して表示することにより、一つのフレームのみ
でズームを行う場合よりもきめ細かい画質で対象物を拡
大した映像を表示可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像の再生方法に関
し、特に1つの対象物を複数のカメラで部分的かつ同時
に撮影するなどによって得られる複数の映像素材をもと
に、任意に縮小または拡大した映像を表示する映像変倍
表示方法に関するものである。
し、特に1つの対象物を複数のカメラで部分的かつ同時
に撮影するなどによって得られる複数の映像素材をもと
に、任意に縮小または拡大した映像を表示する映像変倍
表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラで撮影された映像の世界に
おいて、現実の世界と同じように任意の距離から対象物
を観察することができれば、映像の世界のリアリティは
高くなる。対象物と観察者の間の距離を変化させる方法
として、映像の撮影時にズームを用いることが一般的に
行われている。すなわち、ズームによって対象物を拡大
すれば、観察者はあたかも対象物に接近して観察してい
るように感じ、ズームによって対象物を縮小して表示範
囲を広げれば、観察者はあたかも対象物から離れて観察
しているように感じる。以上で述べた方法は映像の撮影
時にズームを用いるものであるが、映像の再生時にズー
ムを用いることによっても同じ効果を得ることができ
る。
おいて、現実の世界と同じように任意の距離から対象物
を観察することができれば、映像の世界のリアリティは
高くなる。対象物と観察者の間の距離を変化させる方法
として、映像の撮影時にズームを用いることが一般的に
行われている。すなわち、ズームによって対象物を拡大
すれば、観察者はあたかも対象物に接近して観察してい
るように感じ、ズームによって対象物を縮小して表示範
囲を広げれば、観察者はあたかも対象物から離れて観察
しているように感じる。以上で述べた方法は映像の撮影
時にズームを用いるものであるが、映像の再生時にズー
ムを用いることによっても同じ効果を得ることができ
る。
【0003】図5は、ファイルに蓄積された映像を再生
する一般的なシステムの構成を示した図である。図5に
おいて、11は映像を格納する映像記憶装置、13は映
像を表示する映像出力装置、14は映像出力装置13の
表示画面である。このようなシステムにおいて、一般に
映像はフレームと呼ばれる1コマの静止画の集合として
映像記憶装置11に格納されており、フレームを一定
(例えば、毎秒30コマ)の速度で映像出力装置13の
表示画面14に出力することにより、映像の再生が行わ
れる。
する一般的なシステムの構成を示した図である。図5に
おいて、11は映像を格納する映像記憶装置、13は映
像を表示する映像出力装置、14は映像出力装置13の
表示画面である。このようなシステムにおいて、一般に
映像はフレームと呼ばれる1コマの静止画の集合として
映像記憶装置11に格納されており、フレームを一定
(例えば、毎秒30コマ)の速度で映像出力装置13の
表示画面14に出力することにより、映像の再生が行わ
れる。
【0004】図6は、図5に示したシステムにおいて、
ズームを用いて映像を再生する場合の状態例を示した説
明図である。図6において、14は上記映像出力装置1
3の表示画面、21−i(i=1,2,3、以下同じ)
は上記映像記憶装置11に格納された映像の1フレー
ム、22−iはフレーム内で実際に表示画面14に出力
されるウィンドウ、23−iはフレームが表示される時
刻(ti)である。この例では、時刻t1においてフレ
ーム21−1の一部分であるウィンドウ22−1が表示
画面14に出力されされ、次の時刻t2においてフレー
ム21−2の一部分であるウィンドウ22−2が表示画
面14に出力され、以下同様に繰り返される。ここで、
ウィンドウの大きさを時刻の経過に従って徐々に大きく
していくことにより、大きさが固定の表示画面上では対
象物が徐々に縮小されながら出力され、観察者はあたか
も対象物から徐々に遠ざかりながら観察しているように
感じる。
ズームを用いて映像を再生する場合の状態例を示した説
明図である。図6において、14は上記映像出力装置1
3の表示画面、21−i(i=1,2,3、以下同じ)
は上記映像記憶装置11に格納された映像の1フレー
ム、22−iはフレーム内で実際に表示画面14に出力
されるウィンドウ、23−iはフレームが表示される時
刻(ti)である。この例では、時刻t1においてフレ
ーム21−1の一部分であるウィンドウ22−1が表示
画面14に出力されされ、次の時刻t2においてフレー
ム21−2の一部分であるウィンドウ22−2が表示画
面14に出力され、以下同様に繰り返される。ここで、
ウィンドウの大きさを時刻の経過に従って徐々に大きく
していくことにより、大きさが固定の表示画面上では対
象物が徐々に縮小されながら出力され、観察者はあたか
も対象物から徐々に遠ざかりながら観察しているように
感じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のズ
ームを用いた映像の再生方法では、映像記憶装置に格納
された1つのフレームの範囲内でのみズームが可能であ
る。しかし、1つのカメラで撮影して得られるフレーム
では、カメラのレンズの光学的な特性によって生じる歪
みの問題から、1つのフレームの範囲をあまり大きくす
ることはできない。また、カメラの解像度の関係から対
象物を拡大していくと画質が荒くなるため、再生時にあ
まり大きく拡大することはできない。すなわち、ズーム
によってウィンドウを大きくする場合と小さくする場合
の両方に制約が生じるという問題があった。
ームを用いた映像の再生方法では、映像記憶装置に格納
された1つのフレームの範囲内でのみズームが可能であ
る。しかし、1つのカメラで撮影して得られるフレーム
では、カメラのレンズの光学的な特性によって生じる歪
みの問題から、1つのフレームの範囲をあまり大きくす
ることはできない。また、カメラの解像度の関係から対
象物を拡大していくと画質が荒くなるため、再生時にあ
まり大きく拡大することはできない。すなわち、ズーム
によってウィンドウを大きくする場合と小さくする場合
の両方に制約が生じるという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的は、映像記憶装置に
格納されたフレームをズームを用いて再生する場合にお
いて、カメラのレンズの光学的特性や画質等による制約
を受けることなくウィンドウを大きくしたり小さくした
りして表示画面上の対象物が徐々に近づいたり遠ざかっ
たりするような表示を可能とする映像変倍表示方法を提
供することにある。
めになされたものであり、その目的は、映像記憶装置に
格納されたフレームをズームを用いて再生する場合にお
いて、カメラのレンズの光学的特性や画質等による制約
を受けることなくウィンドウを大きくしたり小さくした
りして表示画面上の対象物が徐々に近づいたり遠ざかっ
たりするような表示を可能とする映像変倍表示方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、蓄積した映像の一部を任意の大きさに縮
小または拡大して表示する映像変倍表示方法において、
1つの対象物を部分的かつ同時に撮影して得られる複数
のフレームからなる映像素材または前記撮影とは別の方
法によって得られる前記映像素材と等価な映像素材を蓄
積しておき、映像を縮小して表示する際には、隣接する
複数の前記フレームの一部または全部を連結したウィン
ドウを合成して表示し、映像を拡大して表示する際に
は、1つまたは隣接する複数の前記フレームの一部を連
結したウィンドウを合成して表示し、かつこれらの表示
を行う際には、映像を連続して再生しながら縮小または
拡大する倍率を時刻の経過に従って変化させることを特
徴としている。
め、本発明は、蓄積した映像の一部を任意の大きさに縮
小または拡大して表示する映像変倍表示方法において、
1つの対象物を部分的かつ同時に撮影して得られる複数
のフレームからなる映像素材または前記撮影とは別の方
法によって得られる前記映像素材と等価な映像素材を蓄
積しておき、映像を縮小して表示する際には、隣接する
複数の前記フレームの一部または全部を連結したウィン
ドウを合成して表示し、映像を拡大して表示する際に
は、1つまたは隣接する複数の前記フレームの一部を連
結したウィンドウを合成して表示し、かつこれらの表示
を行う際には、映像を連続して再生しながら縮小または
拡大する倍率を時刻の経過に従って変化させることを特
徴としている。
【0008】
【作用】この発明の映像変倍表示方法では、映像を連続
して再生しながら、ズームを用いて対象物を縮小して表
示範囲を広げる場合には、一つの対象物についての隣接
する複数のフレームの一部または全体を連結したウィン
ドウを合成することにより、1つのカメラで撮影可能な
フレームよりも大きな領域を表示可能とする。逆に、ズ
ームを用いて対象物を拡大する場合には、1つまたは隣
接する複数のフレームの一部を連結したウィンドウを合
成して表示することにより、一つのフレームのみでズー
ムを行う場合よりもきめ細かい画質で対象物を拡大した
映像を表示可能とする。
して再生しながら、ズームを用いて対象物を縮小して表
示範囲を広げる場合には、一つの対象物についての隣接
する複数のフレームの一部または全体を連結したウィン
ドウを合成することにより、1つのカメラで撮影可能な
フレームよりも大きな領域を表示可能とする。逆に、ズ
ームを用いて対象物を拡大する場合には、1つまたは隣
接する複数のフレームの一部を連結したウィンドウを合
成して表示することにより、一つのフレームのみでズー
ムを行う場合よりもきめ細かい画質で対象物を拡大した
映像を表示可能とする。
【0009】
【実施例】以下、ウィンドウの作成方法について図面を
参照し具体例を用いながら説明する。
参照し具体例を用いながら説明する。
【0010】図1は、本発明の映像変倍表示方法を実現
するシステム構成を示した図である。図1において、1
1は複数の映像素材を個別に格納する映像記憶装置、1
2は複数の映像素材を1つの映像に合成する映像合成装
置、13は合成された映像を表示する映像出力装置、1
4は映像出力装置の表示画面である。
するシステム構成を示した図である。図1において、1
1は複数の映像素材を個別に格納する映像記憶装置、1
2は複数の映像素材を1つの映像に合成する映像合成装
置、13は合成された映像を表示する映像出力装置、1
4は映像出力装置の表示画面である。
【0011】図2は、図1に示したシステムにおいて、
ズームを用いて映像を再生する場合の状態例を示したも
のである。図2において、14は上記映像出力装置13
の表示画面、21−ij(i=1,2,3、j=1,
2,…,9)は上記映像記憶装置11に格納された一つ
の対象物についての複数(本例では9個)の映像のフレ
ームのうちの任意の1フレーム、22−iは9個のフレ
ームの一部もしくは全部を合成し実際に表示画面14に
出力されるウィンドウ、23−iは表示画面に出力され
る時刻(ti)である。この例では、時刻t1において
中心のフレーム21−15全体とこれに隣接するフレー
ム21−11〜14、21−16〜19の一部を連結し
たウィンドウ22−1が表示画面14に出力され、次の
時刻t2においてフレーム21−25全体とこれと隣接
するフレーム21−21〜24、21−26〜29の一
部を連結したウィンドウ22−2が表示画面14に出力
され、以下同様に繰り返される。ここで、ウィンドウの
大きさを時刻の経過に従って徐々に大きくしていくこと
により、大きさが固定の表示画面上では対象物が徐々に
縮小されながら出力され、ズームの効果を得ることがで
きる。
ズームを用いて映像を再生する場合の状態例を示したも
のである。図2において、14は上記映像出力装置13
の表示画面、21−ij(i=1,2,3、j=1,
2,…,9)は上記映像記憶装置11に格納された一つ
の対象物についての複数(本例では9個)の映像のフレ
ームのうちの任意の1フレーム、22−iは9個のフレ
ームの一部もしくは全部を合成し実際に表示画面14に
出力されるウィンドウ、23−iは表示画面に出力され
る時刻(ti)である。この例では、時刻t1において
中心のフレーム21−15全体とこれに隣接するフレー
ム21−11〜14、21−16〜19の一部を連結し
たウィンドウ22−1が表示画面14に出力され、次の
時刻t2においてフレーム21−25全体とこれと隣接
するフレーム21−21〜24、21−26〜29の一
部を連結したウィンドウ22−2が表示画面14に出力
され、以下同様に繰り返される。ここで、ウィンドウの
大きさを時刻の経過に従って徐々に大きくしていくこと
により、大きさが固定の表示画面上では対象物が徐々に
縮小されながら出力され、ズームの効果を得ることがで
きる。
【0012】ここでは、説明の便宜上9個のカメラで撮
影して得られる9個の互いに重なり部分がなくかつ隣接
した映像素材を再生する方法について説明する。なお、
ここで説明する方法はカメラが9個以外の場合や、映像
素材間に部分的な重なりがある場合にも容易に拡張可能
である。図3は、対象物を縮小して表示範囲を広げる場
合に、9個のフレーム21−j(iは省略)を連結した
ウィンドウ22−iを合成する方法を示したものであ
る。図3においては、以下のパラメータを使用する。
影して得られる9個の互いに重なり部分がなくかつ隣接
した映像素材を再生する方法について説明する。なお、
ここで説明する方法はカメラが9個以外の場合や、映像
素材間に部分的な重なりがある場合にも容易に拡張可能
である。図3は、対象物を縮小して表示範囲を広げる場
合に、9個のフレーム21−j(iは省略)を連結した
ウィンドウ22−iを合成する方法を示したものであ
る。図3においては、以下のパラメータを使用する。
【0013】H:フレームの横方向の長さ V:フレームの縦方向の長さ t:時刻 n(t):時刻tに表示するフレームのコマ番号 x(t):時刻tにおけるウィンドウの横方向の中心位
置 y(t):時刻tにおけるウィンドウの縦方向の中心位
置 z(t):時刻tにおけるズーム比率(z(t)<1) h(t)(=H/z(t)):時刻tにおけるウィンド
ウの横方向の長さ v(t)(=V/z(t)):時刻tにおけるウィンド
ウの縦方向の長さ 図3において、フレーム21−5に中心位置があり、横
と縦の長さがそれぞれhとvのウィンドウは、以下の9
つのフレームから切り出された長方形を用いて合成する
ことができる。
置 y(t):時刻tにおけるウィンドウの縦方向の中心位
置 z(t):時刻tにおけるズーム比率(z(t)<1) h(t)(=H/z(t)):時刻tにおけるウィンド
ウの横方向の長さ v(t)(=V/z(t)):時刻tにおけるウィンド
ウの縦方向の長さ 図3において、フレーム21−5に中心位置があり、横
と縦の長さがそれぞれhとvのウィンドウは、以下の9
つのフレームから切り出された長方形を用いて合成する
ことができる。
【0014】フレーム21−1:左上角(x(t)−h
(t)/2,y(t)−v(t)/2)、右下角(H,
V)を頂点とする長方形 フレーム21−2:左上角(H,y(t)−v(t)/
2)、右下角(2H,V)を頂点とする長方形 フレーム21−3:左上角(2H,y(t)−v(t)
/2)、右下角(x(t)+h(t)/2,V)を頂点
とする長方形 フレーム21−4:左上角(x(t)−h(t)/2,
V)、右下角(H,2V)を頂点とする長方形 フレーム21−5:全体 フレーム21−6:左上角(2H,V)、右下角(x
(t)+h(t)/2,2V)を頂点とする長方形 フレーム21−7:左上角(x(t)−h(t)/2,
2V)、右下角(H,y(t)+v(t)/2)を頂点
とする長方形 フレーム21−8:左上角(H,2V)右下角(2H,
y(t)+v(t)/2)を頂点とする長方形 フレーム21−9:左上角(2H,2V)、右下角(x
(t)+h(t)/2,y(t)+v(t)/2)を頂
点とする長方形 例えば、毎秒30コマの速度でフレームを表示する映像
で、時刻0の時のズーム比率がk、速度が毎秒90%の
等速ズームを行うと仮定すると、
(t)/2,y(t)−v(t)/2)、右下角(H,
V)を頂点とする長方形 フレーム21−2:左上角(H,y(t)−v(t)/
2)、右下角(2H,V)を頂点とする長方形 フレーム21−3:左上角(2H,y(t)−v(t)
/2)、右下角(x(t)+h(t)/2,V)を頂点
とする長方形 フレーム21−4:左上角(x(t)−h(t)/2,
V)、右下角(H,2V)を頂点とする長方形 フレーム21−5:全体 フレーム21−6:左上角(2H,V)、右下角(x
(t)+h(t)/2,2V)を頂点とする長方形 フレーム21−7:左上角(x(t)−h(t)/2,
2V)、右下角(H,y(t)+v(t)/2)を頂点
とする長方形 フレーム21−8:左上角(H,2V)右下角(2H,
y(t)+v(t)/2)を頂点とする長方形 フレーム21−9:左上角(2H,2V)、右下角(x
(t)+h(t)/2,y(t)+v(t)/2)を頂
点とする長方形 例えば、毎秒30コマの速度でフレームを表示する映像
で、時刻0の時のズーム比率がk、速度が毎秒90%の
等速ズームを行うと仮定すると、
【0015】
【数1】
【0016】となるため、nコマ目に画面表示するウィ
ンドウは、
ンドウは、
【0017】
【数2】
【0018】を用いてフレーム21−1〜9に対する上
式を計算することにより、ウィンドウを合成することが
できる。
式を計算することにより、ウィンドウを合成することが
できる。
【0019】次に図4は、対象物を拡大して表示する場
合に、単一のフレーム21−5からウィンドウを生成す
る方法を示した図である。図4においても、以下のパラ
メータを除き、図3と同じパラメータを用いる。
合に、単一のフレーム21−5からウィンドウを生成す
る方法を示した図である。図4においても、以下のパラ
メータを除き、図3と同じパラメータを用いる。
【0020】 z(t):時刻tにおけるズーム比率(z>1) 図4において、フレーム21−5の中から横と縦の長さ
がそれぞれhとvのウィンドウは、以下の範囲の長方形
を切り出すことにより作成することができる。
がそれぞれhとvのウィンドウは、以下の範囲の長方形
を切り出すことにより作成することができる。
【0021】左上角(x(t)−h(t)/2,y
(t)−v(t)/2)、右下角(x(t)+h(t)
/2,y(t)+v(t)/2)を頂点とする長方形 例えば、毎秒30コマの速度でフレームを表示する映像
で、時刻0の時のズーム比率がk、速度が毎秒110%
の等速ズームを行うと仮定すると、
(t)−v(t)/2)、右下角(x(t)+h(t)
/2,y(t)+v(t)/2)を頂点とする長方形 例えば、毎秒30コマの速度でフレームを表示する映像
で、時刻0の時のズーム比率がk、速度が毎秒110%
の等速ズームを行うと仮定すると、
【0022】
【数3】
【0023】となるため、nコマ目に画面表示するウィ
ンドウは、
ンドウは、
【0024】
【数4】
【0025】を用いて上式を計算することにより、ウィ
ンドウを作成することができる。
ンドウを作成することができる。
【0026】以上、ウィンドウが9個のフレームから合
成される場合と1個のフレームのみから生成される場合
についてのみ説明したが、その中間の2〜8個のフレー
ムから合成される場合も同様に容易に導くことができ
る。従って、ウィンドウの中心を任意の位置に移動し、
かつズーム倍率を任意に変化させて再生することが可能
である。また、ズームの方法が等倍でなく、等差や可変
速の場合でも、時刻tにおけるズーム比率を決定できる
限り計算が可能である。
成される場合と1個のフレームのみから生成される場合
についてのみ説明したが、その中間の2〜8個のフレー
ムから合成される場合も同様に容易に導くことができ
る。従って、ウィンドウの中心を任意の位置に移動し、
かつズーム倍率を任意に変化させて再生することが可能
である。また、ズームの方法が等倍でなく、等差や可変
速の場合でも、時刻tにおけるズーム比率を決定できる
限り計算が可能である。
【0027】また、個々の映像素材は複数のカメラで対
象物を部分的かつ同時に撮影することによって得られる
が、他の方法によっても等価なものを得ることができ
る。例えば、ハイビジョン等の解像度が高い1つのカメ
ラで焦点距離が短い広角レンズを用いて対象物を撮影
し、必要に応じて映像の周辺部分の歪みを補正し、複数
の部分に分割した後、通常の大きさに拡大することによ
って作成できる。また、動きのない対象物または同じ動
きが繰り返される対象物については、1個のカメラで撮
影範囲を変えながら複数回撮影することによっても一つ
の対象物についての複数の映像素材を作成できる。
象物を部分的かつ同時に撮影することによって得られる
が、他の方法によっても等価なものを得ることができ
る。例えば、ハイビジョン等の解像度が高い1つのカメ
ラで焦点距離が短い広角レンズを用いて対象物を撮影
し、必要に応じて映像の周辺部分の歪みを補正し、複数
の部分に分割した後、通常の大きさに拡大することによ
って作成できる。また、動きのない対象物または同じ動
きが繰り返される対象物については、1個のカメラで撮
影範囲を変えながら複数回撮影することによっても一つ
の対象物についての複数の映像素材を作成できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明の映像変倍
表示方法を用いることにより、複数の映像素材を合成す
ることにより1つの対象物を表示することができ、従来
の方法で問題となっていたズームによるウィンドウの拡
大と縮小の両方に関する制約を緩和することが可能にな
る。すなわち、1つのカメラで撮影可能なフレームより
も広い範囲の映像を表示したり、1つのカメラで撮影し
た場合よりもきめ細かい画質で対象物を拡大した映像を
表示したりできるという効果が得られる。
表示方法を用いることにより、複数の映像素材を合成す
ることにより1つの対象物を表示することができ、従来
の方法で問題となっていたズームによるウィンドウの拡
大と縮小の両方に関する制約を緩和することが可能にな
る。すなわち、1つのカメラで撮影可能なフレームより
も広い範囲の映像を表示したり、1つのカメラで撮影し
た場合よりもきめ細かい画質で対象物を拡大した映像を
表示したりできるという効果が得られる。
【図1】この発明の一実施例を実現するシステム構成例
を示す図
を示す図
【図2】上記実施例を用いた映像再生状態を説明する図
【図3】上記実施例における対象物縮小時のウィンドウ
作成を説明する図
作成を説明する図
【図4】上記実施例における対象物拡大時のウィンドウ
作成を説明する図
作成を説明する図
【図5】従来の映像の再生方法を用いたシステム構成を
示す図
示す図
【図6】従来の映像の再生方法を用いた映像再生状態を
説明する図
説明する図
11…映像記憶装置 12…映像合成装置 13…映像出力装置 14…表示画面 21−i,21−ij,21−j…フレーム 22−i…ウィンドウ 23−i…時刻
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦史光 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 蓄積した映像の一部を任意の大きさに縮
小または拡大して表示する映像変倍表示方法において、
1つの対象物を部分的かつ同時に撮影して得られる複数
のフレームからなる映像素材または前記撮影とは別の方
法によって得られる前記映像素材と等価な映像素材を蓄
積しておき、映像を縮小して表示する際には、隣接する
複数の前記フレームの一部または全部を連結したウィン
ドウを合成して表示し、映像を拡大して表示する際に
は、1つまたは隣接する複数の前記フレームの一部を連
結したウィンドウを合成して表示し、かつこれらの表示
を行う際には、映像を連続して再生しながら縮小または
拡大する倍率を時刻の経過に従って変化させることを特
徴とする映像変倍表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5323573A JPH07181954A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 映像変倍表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5323573A JPH07181954A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 映像変倍表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07181954A true JPH07181954A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18156219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5323573A Pending JPH07181954A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 映像変倍表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07181954A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0951458A (ja) * | 1995-08-03 | 1997-02-18 | Canon Inc | 映像入力装置 |
WO2007013334A1 (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | 映像合成装置及びプログラム |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5323573A patent/JPH07181954A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0951458A (ja) * | 1995-08-03 | 1997-02-18 | Canon Inc | 映像入力装置 |
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