JPH0718152Y2 - カートリッジヒータの取付け構造 - Google Patents

カートリッジヒータの取付け構造

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JPH0718152Y2
JPH0718152Y2 JP8027987U JP8027987U JPH0718152Y2 JP H0718152 Y2 JPH0718152 Y2 JP H0718152Y2 JP 8027987 U JP8027987 U JP 8027987U JP 8027987 U JP8027987 U JP 8027987U JP H0718152 Y2 JPH0718152 Y2 JP H0718152Y2
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JP
Japan
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cartridge heater
hole
bolt
flange
mounting
Prior art date
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JP8027987U
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JPS63188893U (ja
Inventor
広行 漆谷
幸宏 柴田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,鋳砂を焼き固める際に金型を加熱するカート
リッジヒータに関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は,金型に取付けられている従来のカートリッジ
ヒータの正面図である。
第5図において,1は上型,2は下型,10はカートリッジヒ
ータである。第5図の金型4は鋳造用の鋳砂5を固める
ためのものであり,カートリッジヒータ10は鋳砂5を固
める際に熱を加えるためのものである。11と12は押出棒
である。
鋳造用の鋳砂5はレジンと呼ばれるいわば接着剤によっ
て一つ一つの粒子が結合されるが,この結合の際に熱を
必要とするのでカートリッジヒータ10が用いられてい
る。
カートリッジヒータ10は,カートリッジヒータ本体3と
フランジ14から構成されている。
第5図から分かるように,鋳砂5は凹形状をしており,
このような形状の鋳砂5が全体にわたって焼けるように
するために,カートリッジヒータ本体3は円筒状のもの
が用いられており,上型1には一端が開口されただけの
カートリッジヒータ取付け穴13が穿設されており,その
カートリッジヒータ取付け穴13にカートリッジヒータ本
体3を矢印A方向に挿入することによってカートリッジ
ヒータ10は上型1に取り付けられるようになっている。
カートリッジヒータ10は,フランジ14において取付けボ
ルト16により上型1に固定されている。
カートリッジヒータ本体3に通電されたとき,カートリ
ッジヒータ本体3自体は約600℃程度になり,上型1の
表面は約300℃程度になる。この温度によって鋳砂5が
焼き固められる。
カートリッジヒータ本体3の熱を効率良く上型1に伝え
るために,カートリッジヒータ本体3とカートリッジヒ
ータ取付け孔13との間の隙間は非常に小さくされてい
る。
第6図は,従来のカートリッジヒータと上型との連結構
造を説明するためのカートリッジヒータの一部分の縦断
面図である。
第6図において,1は上型,10はカートリッジヒータ,3は
カートリッジヒータ本体,14はフランジである。フラン
ジ14とカートリッジヒータ本体3とは溶接されている。
フランジ14には貫通孔15が穿設されており,上型1には
ボルト孔19が穿設されており,フランジ14の貫通孔15に
取付けボルト16を貫通させて取付けボルト16を上型1の
ボルト孔19に螺着させることによりカートリッジヒータ
10は上型1に取付けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のカートリッジヒータ10においては,長期間使用し
たあとカートリッジヒータ10を交換しようとして,取付
けボルト16を外して,カートリッジヒータ10をカートリ
ッジヒータ取付け穴13から矢印B方向に引き抜こうとし
ても殆どの場合抜けない。これは,カートリッジヒータ
本体3とカートリッジヒータ取付け穴13とは熱を効率良
くカートリッジヒータ本体3から上型1に伝えるために
殆ど隙間なく作られているので,長期間使用するとカー
トリッジヒータ取付け穴13の内壁面やカートリッジヒー
タ本体3の外表面が酸化して固着してしまうからであ
る。
従来,カートリッジヒータ10をカートリッジヒータ取付
け穴13から抜き出すために,たとえばカートリッジヒー
タ本体3に矢印A方向からドリルで孔を開けてカートリ
ッジヒータ本体3をカートリッジヒータ取付け穴13から
掻き出すようにしていた。このため,従来はカートリッ
ジヒータ10の交換に非常に手間がかかるという問題があ
った。
本考案は,このような従来の技術の問題点を解決するも
のである。
本考案の技術的課題は,カートリッジヒータの交換が容
易なカートリッジヒータの取付け構造を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するために,本考案にあっては次
のような手段が講じられている。
即ち,本考案に係るカートリッジヒータというのは,柱
状のカートリッジヒータ本体と,該カートリッジヒータ
本体が挿入嵌合される嵌合穴と、該嵌合穴周囲に取付け
ボルトと螺着するボルト孔が穿設された金型に、前記カ
ートリッジヒータ本体に固着されるとともに、前記取付
けボルトよりも大径で且つ前記取付けボルトを挿嵌させ
る貫通孔が穿設されたフランジを介して、前記カートリ
ッジヒータ本体が取付けられるカートリッジヒータの取
付け構造において、前記取付けボルトの外径よりも大き
な外径を有し、且つ前記フランジと対向する金型の取付
け面に軸部先端が当接する取り外しボルトを螺着可能な
雌螺子が、前記貫通孔の内面に刻設されていることを特
徴とするものである。
〔作用〕
カートリッジヒータを金型の嵌合穴から抜くときには,
先ず取付けボルトを取り外す。次に,フランジの貫通孔
の雌螺子に整合する取り外しボルトを貫通孔に螺着させ
て,取り外しボルトを回動させる。
取り外しボルトは貫通孔の雌螺子に螺合しているが,上
型のボルト孔の雌螺子には螺合しておらず,上型の表面
にその先端が当接している。従って,取り外しボルトを
回動させれば,フランジとともにカートリッジヒータ本
体は金型から持ち上がることになる。
一旦カートリッジヒータ本体が持ち上がればあとはフラ
ンジを工具でつかんで引っ張るか,あるいはフランジと
上型との間にバールをいれてこじればカートリッジヒー
タは容易に金型から離れる。
〔実施例〕
第1図は,本考案の一実施例に係るカートリッジヒータ
の一部分の縦断面図である。
第1図において,金型は図示しない下型と,上型1とか
ら構成されている。10はカートリッジヒータ全体であ
り,3はカートリッジヒータ本体,14はフランジである。
カートリッジヒータ10はカートリッジヒータ本体3とフ
ランジ14から構成されている。フランジ14とカートリッ
ジヒータ本体3とは溶接されている。
第3図は,第1図のカートリッジヒータ全体の正面図で
ある。
第3図において,10はカートリッジヒータ全体を指して
おり,3はカートリッジヒータ本体,14はフランジであ
る。図から分かるように,カートリッジヒータ本体3は
円筒状をしており,内部にニクロム線が配置されてい
る。カートリッジヒータ本体3自体はステンレスで出来
ている。
カートリッジヒータ本体3からはカートリッジヒータ本
体3の内部のニクロム線に電気を供給するためのリード
線22が延びている。
第4図は,第3図のカートリッジヒータの右側面図であ
る。
第4図において,3はカートリッジヒータ本体,22はリー
ド線,14はフランジである。
図から分かるように,フランジ14には二つの貫通孔15が
穿設されており,貫通孔15には雌螺子21が刻設されてい
る。
第1図に戻って,先に述べたように,カートリッジヒー
タ本体3は円柱状をなし,上型1には一端が開口された
だけの嵌合穴であるカートリッジヒータ取付け穴13が穿
設されている。そのカートリッジヒータ取付け穴13にカ
ートリッジヒータ本体3を矢印A方向に挿入することに
よってカートリッジヒータ10は上型1に取り付けられて
いる。
先に述べたように,フランジ14には貫通孔15が穿設され
ており,他方上型1にもボルト孔19が穿設されている。
貫通孔15に取付けボルト16を貫通させてボルト孔19に取
付けボルト16を螺着させることにより,カートリッジヒ
ータ本体3は上型1に固定されるようになっている。
貫通孔15の内径は取付けボルト16の外径よりも大きくさ
れている。そして,貫通孔15には雌螺子21が刻設されて
いる。この雌螺子21と取付けボルト16とは螺合していな
い。
本実施例の作用を説明する。
第1図において,カートリッジヒータ10を上型1のカー
トリッジヒータ取付け孔13から矢印B方向に抜くときに
は,先ず取付けボルト16を取り外す。次に,第2図に示
されるように,貫通孔15の雌螺子21に整合する取り外し
ボルト25を貫通孔15に螺着させて,取り外しボルト25を
矢印方向に回動させる。
取り外しボルト25は貫通孔15の雌螺子21に螺合している
が,上型1のボルト孔19の雌螺子39には螺合しておら
ず,上型1の表面31にその先端が当接している。従っ
て,取り外しボルト25を矢印方向に回動させれば,フラ
ンジ14とともにカートリッジヒータ本体3が矢印B方向
に持ち上がることになる。
一旦カートリッジヒータ本体3が持ち上がればあとはフ
ランジ14を工具(図示しない)でつかんで引っ張るか,
あるいはフランジ14と上型1との間にバール(図示しな
い)をいれてこじればカートリッジヒータ10は容易に上
型1から離れる。
斯くて,本実施例によれば,カートリッジヒータ10の交
換が容易になるという効果を奏する。
上記説明から分かるように,取り外しボルト25と貫通孔
15の雌螺子21とが、いわゆるジャッキ機構に相当する。
因みに,カートリッジヒータ本体3にドリルで孔を開け
てカートリッジヒータ本体3の残骸を掻き出す従来の方
式では,カートリッジヒータ10を1本を取り出すのに約
30分かかっていたが,本実施例にかかるやり方では約5
分で済むようになった。
また,カートリッジヒータ10を取り出す理由として,カ
ートリッジヒータ10が故障してカートリッジヒータ10を
新品のものに交換する場合以外にも,カートリッジヒー
タ10は故障していないが上型1の方が破損したので上型
1を交換するためのときもあるが,このような場合に従
来のやり方ではカートリッジヒータ10が再使用不能にな
ってしまうが,本実施例のやり方ではカートリッジヒー
タ10を再使用することが出来るという利点もある。
また,ドリルを使う従来のやり方では誤って上型1のカ
ートリッジヒータ取付け穴13に傷をつけてしまうおそれ
もないとはいえなかったが,本実施例のやり方ではその
ようなおそれは全くない。
以上,本考案の特定の実施例について説明したが,本実
施例はこの実施例に限定されるものではなく,実用新案
登録請求の範囲内において種々の実施態様が包含される
ものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば,カートリッジヒーターと金型との間
に、いわゆるジャッキ機構が設けられているので,カー
トリッジヒータの交換が容易になるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本考案の一実施例に係るカートリッジヒータ
の一部分の縦断面図, 第2図は,カートリッジヒータに設けられているジャッ
キアップ機構を説明するための説明図, 第3図は,第1図のカートリッジヒータ全体の正面図, 第4図は,第3図のカートリッジヒータの右側面図, 第5図は,金型に取付けられている従来のカートリッジ
ヒータの正面図, 第6図は,従来のカートリッジヒータと上型との連結構
造を説明するためのカートリッジヒータの一部分の縦断
面図である。 1……上型(金型) 3……カートリッジヒータ本体 10……カートリッジヒータ 13……カートリッジヒータ取付け穴 14……フランジ 15……貫通孔 16……取付けボルト 19……ボルト孔 21……雌螺子 25……取り外しボルト 39……雌螺子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱状のカートリッジヒータ本体が挿入嵌合
    される嵌合穴と、該嵌合穴周囲に取付けボルトと螺着す
    るボルト孔が穿設された金型に、 前記カートリッジヒータ本体に固着されるとともに、前
    記取付けボルトよりも大径で且つ前記取付けボルトを挿
    嵌させる貫通孔が穿設されたフランジを介して、 前記カートリッジヒータ本体が取付けられるカートリッ
    ジヒータの取付け構造において、 前記取付けボルトの外径よりも大きな外径を有し、且つ
    前記フランジと対向する金型の取付け面に軸部先端が当
    接する取り外しボルトを螺着可能な雌螺子が、前記貫通
    孔の内面に該設されていることを特徴とするカートリッ
    ジヒータの取付け構造。
JP8027987U 1987-05-27 1987-05-27 カートリッジヒータの取付け構造 Expired - Lifetime JPH0718152Y2 (ja)

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JPS63188893U JPS63188893U (ja) 1988-12-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022175763A (ja) * 2021-05-14 2022-11-25 本田技研工業株式会社 締結構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022175763A (ja) * 2021-05-14 2022-11-25 本田技研工業株式会社 締結構造

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