JPH0718148Y2 - 電線端子用手動圧着工具 - Google Patents
電線端子用手動圧着工具Info
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- JPH0718148Y2 JPH0718148Y2 JP1989012414U JP1241489U JPH0718148Y2 JP H0718148 Y2 JPH0718148 Y2 JP H0718148Y2 JP 1989012414 U JP1989012414 U JP 1989012414U JP 1241489 U JP1241489 U JP 1241489U JP H0718148 Y2 JPH0718148 Y2 JP H0718148Y2
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- Japan
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- jaw
- piece
- crimping operation
- operation piece
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- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、圧着端子を咬着歯の噛み合いにより圧潰して
電線端子に圧着端子を固着する手動圧着工具に関する。
電線端子に圧着端子を固着する手動圧着工具に関する。
〈従来技術〉 第8図に示す様に、枢支軸bにより回動可能に支持され
た杆状ハンドルa,a対の先端部に、相互に噛み合う咬着
歯e,eを対向状に形成した二枚の顎片d,dからなる圧着作
動片cを、連結軸f,fを挿通して回動可能に連結してな
るものは公知である。前記圧着作動片cは、顎片d,dの
側面に連結側板gを差渡して、該連結側板gの両端部
と、該顎片d,dとを回動支軸h,hで支持することにより連
結される。
た杆状ハンドルa,a対の先端部に、相互に噛み合う咬着
歯e,eを対向状に形成した二枚の顎片d,dからなる圧着作
動片cを、連結軸f,fを挿通して回動可能に連結してな
るものは公知である。前記圧着作動片cは、顎片d,dの
側面に連結側板gを差渡して、該連結側板gの両端部
と、該顎片d,dとを回動支軸h,hで支持することにより連
結される。
そして、かかる構成にあって、杆状ハンドルa,aの把持
操作により、連結軸f,fは枢支軸bを中心に離間移動
し、その作用により圧着作動片cの各顎片d,dが回動支
軸h,hを中心に回動して、咬着歯e,e相互が噛み合う。従
って、咬着歯e,e間に圧着端子x(第3図参照)を位置
させて上記操作をすることにより、該圧着端子xはカシ
メられて電線yと固着する。
操作により、連結軸f,fは枢支軸bを中心に離間移動
し、その作用により圧着作動片cの各顎片d,dが回動支
軸h,hを中心に回動して、咬着歯e,e相互が噛み合う。従
って、咬着歯e,e間に圧着端子x(第3図参照)を位置
させて上記操作をすることにより、該圧着端子xはカシ
メられて電線yと固着する。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来構成にあって、顎片d,dに対向状に形成されて
相互に噛み合う咬着歯e,eの形状は、圧着端子xの規格
形状に対応して異なる。
相互に噛み合う咬着歯e,eの形状は、圧着端子xの規格
形状に対応して異なる。
そこで、従来は圧着端子xの形状が異なるたびに、手動
圧着工具を交換していた。このため、数種類の手動圧着
工具を用意しておく必要があり、保守管理が面倒である
と共に、不経済であった。
圧着工具を交換していた。このため、数種類の手動圧着
工具を用意しておく必要があり、保守管理が面倒である
と共に、不経済であった。
本考案は、かかる従来欠点の除去を目的とするものであ
る。
る。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、圧着作動片を杆状ハンドル対し脱着可能に装
着し、杆状ハンドル対を共通としたものである。
着し、杆状ハンドル対を共通としたものである。
そして、該圧着作動片を杆状ハンドル対に脱着可能に装
着し得る連結機構として、次のものが提案される。
着し得る連結機構として、次のものが提案される。
第一の構成 前記圧着作動片を構成する両顎片の後端部に、内方へ開
放された回動溝を形成するとともに、両顎片の後端部を
相互に接近する方向に付勢する復動ばね等の復動弾性部
材を圧着作動片に付装し、該回動溝内に連結軸を外嵌し
たもの。
放された回動溝を形成するとともに、両顎片の後端部を
相互に接近する方向に付勢する復動ばね等の復動弾性部
材を圧着作動片に付装し、該回動溝内に連結軸を外嵌し
たもの。
第二の構成 前記圧着作動片を構成する両顎片の後端部内面に嵌合溝
を形成すると共に、その後端部内面に板ばねを垂設し、
嵌合溝と該板ばね下端部間で、前記連結軸を挟持したも
の。
を形成すると共に、その後端部内面に板ばねを垂設し、
嵌合溝と該板ばね下端部間で、前記連結軸を挟持したも
の。
第三の構成 前記圧着作動片を構成する両顎片の後端部に、内方へ開
放された連結軸に外嵌する回動溝を形成するとともに、
前記回動溝を遮蔽して、前記連結軸を離脱不能とするロ
ックピンを、前記顎片に昇降可能に装着したもの。
放された連結軸に外嵌する回動溝を形成するとともに、
前記回動溝を遮蔽して、前記連結軸を離脱不能とするロ
ックピンを、前記顎片に昇降可能に装着したもの。
〈作用〉 第一の構成にあって、前記圧着作動片の先端部を復動ば
ねに抗して強く把持すると、顎片が回動支軸を中心に回
動して、その下端部相互が離間する。そこで、圧着作動
片を装着する場合には、前記回動溝の開口を、連結軸に
当てて、前記把持を解除する。これにより、復動弾性部
材により、回動溝内に連結軸が嵌入し、かつその状態が
復動弾性部材の付勢力により保持される。圧着作動片を
杆状ハンドル対から離脱する場合には、前記圧着作動片
の先端部を復動弾性部材に抗して強く把持して回動溝と
連結軸との嵌合を解除すればよい。
ねに抗して強く把持すると、顎片が回動支軸を中心に回
動して、その下端部相互が離間する。そこで、圧着作動
片を装着する場合には、前記回動溝の開口を、連結軸に
当てて、前記把持を解除する。これにより、復動弾性部
材により、回動溝内に連結軸が嵌入し、かつその状態が
復動弾性部材の付勢力により保持される。圧着作動片を
杆状ハンドル対から離脱する場合には、前記圧着作動片
の先端部を復動弾性部材に抗して強く把持して回動溝と
連結軸との嵌合を解除すればよい。
第二の構成にあって、圧着作動片を装着する場合には、
嵌合溝と板ばね下端部間に対応する位置に連結軸をあて
て、前記板ばねの付勢力に抗して、圧着作動片を下方へ
押し込む。これにより、嵌合溝と該板ばね下端部間で、
連結軸が挟持されて、圧着作動片は装着される。また圧
着作動片を離脱する場合には、該圧着作動片を板ばねに
抗して強く上方へ引張するだけで良い。
嵌合溝と板ばね下端部間に対応する位置に連結軸をあて
て、前記板ばねの付勢力に抗して、圧着作動片を下方へ
押し込む。これにより、嵌合溝と該板ばね下端部間で、
連結軸が挟持されて、圧着作動片は装着される。また圧
着作動片を離脱する場合には、該圧着作動片を板ばねに
抗して強く上方へ引張するだけで良い。
第三の構成にあって、圧着作動片を装着する場合には、
ロックピンを上昇させて、回動溝の入口を開放し、該回
動溝内に連結軸を入れ、ロックピンを下降させて、回動
溝の入口を該バーにより遮断すれば良い。また圧着作動
片を離脱する場合には、ロックピンを上昇させて、連結
軸を回動溝内から除去すれば良い。
ロックピンを上昇させて、回動溝の入口を開放し、該回
動溝内に連結軸を入れ、ロックピンを下降させて、回動
溝の入口を該バーにより遮断すれば良い。また圧着作動
片を離脱する場合には、ロックピンを上昇させて、連結
軸を回動溝内から除去すれば良い。
〈実施例〉 第1〜3図に従って、手動圧着工具1の基本構成につい
て説明する。
て説明する。
2,2は枢支軸3により回動可能に支持された杆状ハンド
ル対であって、一方の杆状ハンドル2には、節度杆4が
軸5により揺動可能に垂設されている。前記節度杆4の
後部側面には鋸歯状係合歯6が刻設されている。また他
方の杆状ハンドル2の内側下端部には、前記節度杆4を
挿通する節度管7が固定され、その後部内側に形成した
欠部から回動可能に軸支された係合爪8が突出してい
る。該係合爪8は節度ばね9により、図中時計方向に回
動付勢され、前記係合歯6に係合している。
ル対であって、一方の杆状ハンドル2には、節度杆4が
軸5により揺動可能に垂設されている。前記節度杆4の
後部側面には鋸歯状係合歯6が刻設されている。また他
方の杆状ハンドル2の内側下端部には、前記節度杆4を
挿通する節度管7が固定され、その後部内側に形成した
欠部から回動可能に軸支された係合爪8が突出してい
る。該係合爪8は節度ばね9により、図中時計方向に回
動付勢され、前記係合歯6に係合している。
かかる構成にあって、杆状ハンドル2,2対を把持して第
2図のように最大限に絞った状態では、前記係合爪8と
係合歯6との係合が解除され、この状態からは杆状ハン
ドル2,2対の把持を解除すれば、節度ばね9による解除
方向保持により係合爪8は係合歯6と係合することな
く、係合歯6上を通過し、該杆状ハンドル2,2対の最大
離間位置への変換がなされ得る。そして、この状態から
杆状ハンドル2,2対を絞って、中途で把持を解除する
と、第1図の様に、係合歯6に係合爪8が噛み合って、
その杆状ハンドル2,2対の位置が保持される。そして、
その後は杆状ハンドル2,2対は把持方向への作動のみが
可能となる。従って、かかる構成により、圧着端子xを
電線yに連結する作動において、途中で力を抜いても、
元に戻ることはないから、そのカシメ操作が容易になさ
れ得ることとなる。
2図のように最大限に絞った状態では、前記係合爪8と
係合歯6との係合が解除され、この状態からは杆状ハン
ドル2,2対の把持を解除すれば、節度ばね9による解除
方向保持により係合爪8は係合歯6と係合することな
く、係合歯6上を通過し、該杆状ハンドル2,2対の最大
離間位置への変換がなされ得る。そして、この状態から
杆状ハンドル2,2対を絞って、中途で把持を解除する
と、第1図の様に、係合歯6に係合爪8が噛み合って、
その杆状ハンドル2,2対の位置が保持される。そして、
その後は杆状ハンドル2,2対は把持方向への作動のみが
可能となる。従って、かかる構成により、圧着端子xを
電線yに連結する作動において、途中で力を抜いても、
元に戻ることはないから、そのカシメ操作が容易になさ
れ得ることとなる。
また杆状ハンドル2,2の先端には、連結軸11,11により、
後記する各連結機構によって圧着作動片10が脱着可能に
連結される。
後記する各連結機構によって圧着作動片10が脱着可能に
連結される。
前記圧着作動片10は、相互に噛み合う咬着歯13,13を対
向状に形成した二枚の顎片12,12を、その両側面に連結
側板14,14を差渡し、かつ該連結側板14,14の両端部と、
顎片12,12とを回動支軸15,15で支持することにより連結
されてなる。
向状に形成した二枚の顎片12,12を、その両側面に連結
側板14,14を差渡し、かつ該連結側板14,14の両端部と、
顎片12,12とを回動支軸15,15で支持することにより連結
されてなる。
そして、第3図に示すように、圧着端子xと電線yと
を、重ね合わせて咬着歯13,13間に位置させ、杆状ハン
ドル2,2対を絞ることにより、前記連結軸11,11が枢支軸
3を中心に離間方向に移動し、これによって顎片12,12
が回動支軸15,15を中心として回動して前記咬着歯13,13
が噛み合い、圧着端子xの連結用舌片zが電線yを包み
込んだ状態でカシメられ、圧着端子xと電線yとが固着
されることとなる。
を、重ね合わせて咬着歯13,13間に位置させ、杆状ハン
ドル2,2対を絞ることにより、前記連結軸11,11が枢支軸
3を中心に離間方向に移動し、これによって顎片12,12
が回動支軸15,15を中心として回動して前記咬着歯13,13
が噛み合い、圧着端子xの連結用舌片zが電線yを包み
込んだ状態でカシメられ、圧着端子xと電線yとが固着
されることとなる。
次に、本考案の要部に係る圧着作動片10と杆状ハンドル
2,2対との第一の構成の連結機構を説明する。
2,2対との第一の構成の連結機構を説明する。
第1図において、杆状ハンドル2,2対の先端には連結軸1
1,11が固定されている。また顎片12,12の後部には、夫
々内方へ開口する回動溝16,16が形成されている。さら
には、前記顎片12,12の前部には、相互にくの字を構成
する付装溝17a,17aが内面に形成され、一方の顎片12に
は、軸18が固着される。そして、顎片12,12の前部間
に、復動弾性部材の一例である板状復動ばね19aが、そ
の中心部を軸18に巻き込み、その両翼を付装溝17a,17a
に嵌着して付装される。この復動ばね19aにより、顎片1
2,12相互は拡開方向に付勢されることとなる。
1,11が固定されている。また顎片12,12の後部には、夫
々内方へ開口する回動溝16,16が形成されている。さら
には、前記顎片12,12の前部には、相互にくの字を構成
する付装溝17a,17aが内面に形成され、一方の顎片12に
は、軸18が固着される。そして、顎片12,12の前部間
に、復動弾性部材の一例である板状復動ばね19aが、そ
の中心部を軸18に巻き込み、その両翼を付装溝17a,17a
に嵌着して付装される。この復動ばね19aにより、顎片1
2,12相互は拡開方向に付勢されることとなる。
かかる構成にあって、前記圧着作動片10の先端部を復動
ばね19aに抗して強く把持すると、顎片12,12が回動支軸
15,15を中心に回動して、その下端部の回動溝16,16相互
が離間する。そこで、圧着作動片10を装着する場合に
は、前記回動溝16,16の開口を、連結軸11,11に当てて把
持力を解除する。これにより、復動ばね19aにより、回
動溝16,16内に連結軸11,11が嵌入し、かつその状態が復
動ばね19aの付勢力により保持される。一方、圧着作動
片10を杆状ハンドル対2,2から離脱する場合には、圧着
作動片10の先端部を復動ばね19aに抗して強く把持し
て、回動溝16,16相互を拡開して連結軸11,11との嵌合を
解除すればよい。
ばね19aに抗して強く把持すると、顎片12,12が回動支軸
15,15を中心に回動して、その下端部の回動溝16,16相互
が離間する。そこで、圧着作動片10を装着する場合に
は、前記回動溝16,16の開口を、連結軸11,11に当てて把
持力を解除する。これにより、復動ばね19aにより、回
動溝16,16内に連結軸11,11が嵌入し、かつその状態が復
動ばね19aの付勢力により保持される。一方、圧着作動
片10を杆状ハンドル対2,2から離脱する場合には、圧着
作動片10の先端部を復動ばね19aに抗して強く把持し
て、回動溝16,16相互を拡開して連結軸11,11との嵌合を
解除すればよい。
第4図は、板状復動ばね19aに代えて、コイルバネから
なる復動ばね19bを顎片12,12間に付装したものである。
なる復動ばね19bを顎片12,12間に付装したものである。
即ち、各顎片12,12に、回動支軸15,15と回動溝16,16間
位置で、左右に貫通する付装孔17b,17bを形成し、該付
装孔17b,17bに、復動ばね19bを挿通して、その端部を顎
片12,12の側部に掛けたものであって、顎片12,12を回動
支軸15,15後部で内方へ付勢する。従って復動ばね19aと
同様の作用を生じ、杆状ハンドル2,2対への連結も上記
と同様に行なわれる。
位置で、左右に貫通する付装孔17b,17bを形成し、該付
装孔17b,17bに、復動ばね19bを挿通して、その端部を顎
片12,12の側部に掛けたものであって、顎片12,12を回動
支軸15,15後部で内方へ付勢する。従って復動ばね19aと
同様の作用を生じ、杆状ハンドル2,2対への連結も上記
と同様に行なわれる。
上記第一の連結機構にあって、復動弾性部材は、復動ば
ねのほかに、輪ゴム等の構成が提案され得る。
ねのほかに、輪ゴム等の構成が提案され得る。
第5図は、第二の連結機構の実施例を示し、前記圧着作
動片10を構成する両顎片12,12の後端部内面に円弧状の
嵌合溝20を形成すると共に、前部を固定した板ばね21を
嵌合溝20に対向させて垂設したものである。
動片10を構成する両顎片12,12の後端部内面に円弧状の
嵌合溝20を形成すると共に、前部を固定した板ばね21を
嵌合溝20に対向させて垂設したものである。
この構成にあって、圧着作動片10を装着する場合には、
嵌合溝20と板ばね21間の下端位置に連結軸11,11を当て
て、前記板ばね21の付勢力に抗して、圧着作動片10を下
方へ押し込む。これにより、嵌合溝20と該板ばね21下端
部間で、連結軸11,11が挟持されて、圧着作動片10は装
着される。また圧着作動片10を離脱する場合には、該圧
着作動片10を板ばね21に抗して強く上方へ引張するだけ
で良い。
嵌合溝20と板ばね21間の下端位置に連結軸11,11を当て
て、前記板ばね21の付勢力に抗して、圧着作動片10を下
方へ押し込む。これにより、嵌合溝20と該板ばね21下端
部間で、連結軸11,11が挟持されて、圧着作動片10は装
着される。また圧着作動片10を離脱する場合には、該圧
着作動片10を板ばね21に抗して強く上方へ引張するだけ
で良い。
第6図は、第三の連結機構の実施例を示し、第1〜4図
の構成と同じく、前記圧着作動片10を構成する両顎片1
2,12の後端部に、内方へ開放された連結軸11,11に外嵌
する回動溝16,16を形成するとともに、顎片12,12の後端
部に、前記回動溝16,16の開口に連動する前後方向の案
内溝30を形成し、該案内溝30に直交する開放保護溝31a
と閉鎖保持溝31bとを前後に形成し、案内溝30にロック
レバー33を突成したロックピン32を昇降可能に装着した
ものである。このロックピン32は、ロックレバー33を傾
斜させて、閉鎖保持溝31bに係合させることにより、回
動溝16,16の開口をロックピン32後端で遮断(第6図位
置)し、開放保持溝31aに係合させることにより開放す
るものである。
の構成と同じく、前記圧着作動片10を構成する両顎片1
2,12の後端部に、内方へ開放された連結軸11,11に外嵌
する回動溝16,16を形成するとともに、顎片12,12の後端
部に、前記回動溝16,16の開口に連動する前後方向の案
内溝30を形成し、該案内溝30に直交する開放保護溝31a
と閉鎖保持溝31bとを前後に形成し、案内溝30にロック
レバー33を突成したロックピン32を昇降可能に装着した
ものである。このロックピン32は、ロックレバー33を傾
斜させて、閉鎖保持溝31bに係合させることにより、回
動溝16,16の開口をロックピン32後端で遮断(第6図位
置)し、開放保持溝31aに係合させることにより開放す
るものである。
そして、ロックレバー33を操作して、回動溝16,16を連
結軸11,11に外嵌又はその解除を行うことにより、圧着
作動片10は杆状ハンドル2,2対に離脱可能となる。
結軸11,11に外嵌又はその解除を行うことにより、圧着
作動片10は杆状ハンドル2,2対に離脱可能となる。
第7図は、上記構成の変形例であって、開放保持溝31c
を形成すると共に、保持ばね34によりロックピン32を回
動溝16,16の開口を遮断する閉鎖位置に保持するように
したものである。
を形成すると共に、保持ばね34によりロックピン32を回
動溝16,16の開口を遮断する閉鎖位置に保持するように
したものである。
かかる構成にあって、杆状ハンドル2,2対に圧着作動片1
0を装着するには、前記保持ばね34に抗してロックピン3
2を上昇させて、該回動溝16,16を開放し、連結軸11,11
の挿脱を行えば良い。
0を装着するには、前記保持ばね34に抗してロックピン3
2を上昇させて、該回動溝16,16を開放し、連結軸11,11
の挿脱を行えば良い。
〈考案の効果〉 本考案は、上述の様に杆状ハンドル2,2対の先端に保持
される圧着作動片10を交換可能としたから、圧着端子x
の形状が異なる場合には、杆状ハンドル2,2対をそのま
まにして、該圧着作動片10のみを交換すれば良い。従っ
て、各種の圧着端子xに対応するために、咬着歯13,13
の形状が異なる圧着作動片10を多種用意しておけば良
く、保守管理が容易となり、かつ経済的である等の優れ
た効果がある。
される圧着作動片10を交換可能としたから、圧着端子x
の形状が異なる場合には、杆状ハンドル2,2対をそのま
まにして、該圧着作動片10のみを交換すれば良い。従っ
て、各種の圧着端子xに対応するために、咬着歯13,13
の形状が異なる圧着作動片10を多種用意しておけば良
く、保守管理が容易となり、かつ経済的である等の優れ
た効果がある。
第1,2図は第一の構成の手動圧着工具1の作動を示す一
部切欠正面図、第3図は同圧着作動片10等の斜視図、第
4図は第一の構成の変形例を示す圧着作動片10の一部切
欠正面図、第5図は第二の構成の同正面図、第6図は第
三の構成の同正面図、第7図は第三の構成の変形例を示
す同正面図、第8図は従来構成の手動圧着工具1の正面
図である。 1…手動圧着工具 2,2…杆状ハンドル 3…枢支軸 10…圧着作動片 11,11…連結軸 12,12…顎片 13,13…咬着歯 15,15…回動支軸 16,16…回動溝 19a,19b…復動ばね 32…ロックピン 34…保持ばね x…圧着端子、y…電線
部切欠正面図、第3図は同圧着作動片10等の斜視図、第
4図は第一の構成の変形例を示す圧着作動片10の一部切
欠正面図、第5図は第二の構成の同正面図、第6図は第
三の構成の同正面図、第7図は第三の構成の変形例を示
す同正面図、第8図は従来構成の手動圧着工具1の正面
図である。 1…手動圧着工具 2,2…杆状ハンドル 3…枢支軸 10…圧着作動片 11,11…連結軸 12,12…顎片 13,13…咬着歯 15,15…回動支軸 16,16…回動溝 19a,19b…復動ばね 32…ロックピン 34…保持ばね x…圧着端子、y…電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平田 徳博 愛知県名古屋市瑞穂区南浜通1丁目1番地 竹川鉄工株式会社内 (72)考案者 野田 洋一 愛知県名古屋市瑞穂区南浜通1丁目1番地 竹川鉄工株式会社内 (72)考案者 岡本 正二 愛知県名古屋市瑞穂区南浜通1丁目1番地 竹川鉄工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−143774(JP,A) 特公 昭45−31520(JP,B1) 実公 昭46−9944(JP,Y1)
Claims (3)
- 【請求項1】枢支軸により回動可能に支持された杆状ハ
ンドル対と、 相互に噛み合う咬着歯を対向状に形成した二枚の顎片
を、その側面に連結側板を差渡して、該連結側板の両端
部と、該顎片とを回動支軸で支持することにより連結し
てなる圧着作動片とを、 前記ハンドルの先端と、各顎片の後端とに連結軸を挿通
して回動可能に連結してなるものにおいて、 前記圧着作動片を構成する両顎片の後端部に、内方へ開
放された回動溝を形成するとともに、両顎片の後端部を
相互に接近する方向に付勢する復動弾性部材を圧着作動
片に付装し、該回動溝内に連結軸を外嵌して、前記圧着
作動片を杆状ハンドル対に脱着可能に装着したことを特
徴とする電線端子用手動圧着工具。 - 【請求項2】枢支軸により回動可能に支持された杆状ハ
ンドル対と、 相互に噛み合う咬着歯を対向状に形成した二枚の顎片
を、その側面に連結側板を差渡して、該連結側板の両端
部と、該顎片とを回動支軸で支持することにより連結し
てなる圧着作動片とを、 前記ハンドルの先端と、各顎片の後端とに連結軸を挿通
して回動可能に連結してなるものにおいて、 前記圧着作動片を構成する両顎片の後端部内面に嵌合溝
を形成すると共に、その後端部内面に板ばねを垂設し、
嵌合溝と該板ばね下端部間で、前記連結軸を挟持して、
前記圧着作動片を杆状ハンドル対に脱着可能に装着した
ことを特徴とする電線端子用手動圧着工具。 - 【請求項3】枢支軸により回動可能に支持された杆状ハ
ンドル対と、 相互に噛み合う咬着歯を対向状に形成した二枚の顎片
を、その側面に連結側板を差渡して、該連結側板の両端
部と、該顎片とを回動支軸で支持することにより連結し
てなる圧着作動片とを、 前記ハンドルの先端と、各顎片の後端とに連結軸を挿通
して回動可能に連結してなるものにおいて、 前記圧着作動片を構成する両顎片の後端部に、内方へ開
放された連結軸に外嵌する回動溝を形成するとともに、
前記回動溝を遮蔽して、前記連結軸を離脱不能とするロ
ックピンを、前記顎片に昇降可能に装着して、前記圧着
作動片を杆状ハンドル対に脱着可能に装着したことを特
徴とする電線端子用手動圧着工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989012414U JPH0718148Y2 (ja) | 1989-02-04 | 1989-02-04 | 電線端子用手動圧着工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989012414U JPH0718148Y2 (ja) | 1989-02-04 | 1989-02-04 | 電線端子用手動圧着工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02104594U JPH02104594U (ja) | 1990-08-20 |
JPH0718148Y2 true JPH0718148Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31221839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989012414U Expired - Lifetime JPH0718148Y2 (ja) | 1989-02-04 | 1989-02-04 | 電線端子用手動圧着工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718148Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011052967B4 (de) * | 2011-08-24 | 2013-12-19 | Wezag Gmbh Werkzeugfabrik | Presszange, Wechselkassette für eine Presszange und Presszangenset |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63143774A (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-16 | ヒロセ電機株式会社 | 結線装置 |
-
1989
- 1989-02-04 JP JP1989012414U patent/JPH0718148Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02104594U (ja) | 1990-08-20 |
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