JPH07181456A - 光駆動型液晶表示装置 - Google Patents
光駆動型液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH07181456A JPH07181456A JP32417693A JP32417693A JPH07181456A JP H07181456 A JPH07181456 A JP H07181456A JP 32417693 A JP32417693 A JP 32417693A JP 32417693 A JP32417693 A JP 32417693A JP H07181456 A JPH07181456 A JP H07181456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- light
- display device
- type liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、光駆動型液晶素子を利用して、安価
で大型画面の液晶表示装置を提供する。 【構成】液晶分子の整列向きがレーザー光の照射により
反転し、照射部分の透過度が変化する液晶特性を持つ光
駆動型液晶表示板１と、レーザー発光ダイオード７と、
文字や図形を表示するためにレーザー光線を偏向し走査
する手段３、４、５、６と、表示された画面を一括消去
するためのストロボ発光装置８とを備える。
で大型画面の液晶表示装置を提供する。 【構成】液晶分子の整列向きがレーザー光の照射により
反転し、照射部分の透過度が変化する液晶特性を持つ光
駆動型液晶表示板１と、レーザー発光ダイオード７と、
文字や図形を表示するためにレーザー光線を偏向し走査
する手段３、４、５、６と、表示された画面を一括消去
するためのストロボ発光装置８とを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光で駆動する液晶を利用
した液晶表示装置に関する。
した液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、実用段になりつつあるＴＦＴ型液
晶ディスプレーの構造は、２枚のガラス基板を数μｍの
空間を介して対向させて固定し、その間隙に液晶を挿入
した構造である。下側のガラス基板上に信号線と走査線
がマトリック状に配置し、これらの交点にＴＦＴと透明
な画素電極が構成する。上側のガラス基板上に共通電極
とカラーフィルターが配置する。よって数百万個のＴＦ
Ｔトランジスタを構成するには集積回路技術を有効的に
活用しなければならない。
晶ディスプレーの構造は、２枚のガラス基板を数μｍの
空間を介して対向させて固定し、その間隙に液晶を挿入
した構造である。下側のガラス基板上に信号線と走査線
がマトリック状に配置し、これらの交点にＴＦＴと透明
な画素電極が構成する。上側のガラス基板上に共通電極
とカラーフィルターが配置する。よって数百万個のＴＦ
Ｔトランジスタを構成するには集積回路技術を有効的に
活用しなければならない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のＴＦＴ型液晶デ
ィスプレーでは、各画素にたいして欠陥は許せないの
で、製造の歩留まりを上げるために大きい努力が計られ
ているが、現在製造コストは高くならざる得ない状況で
ある。更に、表示装置の画面を広角にすれば益々歩留ま
りを上げることは困難になる。
ィスプレーでは、各画素にたいして欠陥は許せないの
で、製造の歩留まりを上げるために大きい努力が計られ
ているが、現在製造コストは高くならざる得ない状況で
ある。更に、表示装置の画面を広角にすれば益々歩留ま
りを上げることは困難になる。
【０００４】本発明は、上記の問題点を解決し、光駆動
型液晶素子を利用して大型画面の液晶表示装置を可能に
することを目的とする。
型液晶素子を利用して大型画面の液晶表示装置を可能に
することを目的とする。
【０００５】ここで、光駆動型液晶は東京工業大学池田
富樹助教授らが開発した液晶表示方式で、液晶画面にレ
ーザー光線を当てるだけで文字などを表示できる。この
液晶では液晶分子が光に反応してその分子の向きを変え
る。そこで、分子が整列しているところにレーザー光を
照射すると、レーザー光にあたつた液晶分子の向きが反
転するのでその部分の透過度が変わり、この透過度の変
化で液晶上に文字や絵を描くことができる。よって、薄
膜トランジスタ（ＴＦＴ）で構成する液晶に比較して、
数百万個のトランジスタを構成する集積回路が必要ない
ので、大画面化でもコストが安い利点がある。特にレー
ザー光で文字を書き込んだ後に、再びレーザー光で書き
込まないと、文字は液晶画面上に保持される。この現象
は画像の記録素子ととして応用できる特徴がある。
富樹助教授らが開発した液晶表示方式で、液晶画面にレ
ーザー光線を当てるだけで文字などを表示できる。この
液晶では液晶分子が光に反応してその分子の向きを変え
る。そこで、分子が整列しているところにレーザー光を
照射すると、レーザー光にあたつた液晶分子の向きが反
転するのでその部分の透過度が変わり、この透過度の変
化で液晶上に文字や絵を描くことができる。よって、薄
膜トランジスタ（ＴＦＴ）で構成する液晶に比較して、
数百万個のトランジスタを構成する集積回路が必要ない
ので、大画面化でもコストが安い利点がある。特にレー
ザー光で文字を書き込んだ後に、再びレーザー光で書き
込まないと、文字は液晶画面上に保持される。この現象
は画像の記録素子ととして応用できる特徴がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はこの液晶を利用
した大型の表示装置を提供することを目的とし、液晶分
子が整列しているところにレーザー光を照射すると、レ
ーザー光にあたつた液晶分子の向きが反転しその部分の
透過度が変わる原理を利用して、文字や図形情報等の大
型表示装置において、液晶分子の整列向きがレーザー光
の照射により反転し、照射部分の透過度が変化する液晶
特性を持つ光駆動型液晶表示板と、レーザー光の発光源
と、前記液晶表示板に表示するためにレーザー光線を偏
向し走査するための偏向走査手段と、前記液晶表示板上
の表示された画面を一括消去するためのストロボ発光装
置とを備えたことを特徴とする光駆動型液晶表示装置を
提供する。
した大型の表示装置を提供することを目的とし、液晶分
子が整列しているところにレーザー光を照射すると、レ
ーザー光にあたつた液晶分子の向きが反転しその部分の
透過度が変わる原理を利用して、文字や図形情報等の大
型表示装置において、液晶分子の整列向きがレーザー光
の照射により反転し、照射部分の透過度が変化する液晶
特性を持つ光駆動型液晶表示板と、レーザー光の発光源
と、前記液晶表示板に表示するためにレーザー光線を偏
向し走査するための偏向走査手段と、前記液晶表示板上
の表示された画面を一括消去するためのストロボ発光装
置とを備えたことを特徴とする光駆動型液晶表示装置を
提供する。
【０００７】また、偏向走査手段はミラーを装着したパ
ルスモーターを回転し、文字等のデータに対応するよう
にレーザー光を偏向し、その背後を照明する手段により
液晶上に文字や絵を描く液晶表示装置を提供する。
ルスモーターを回転し、文字等のデータに対応するよう
にレーザー光を偏向し、その背後を照明する手段により
液晶上に文字や絵を描く液晶表示装置を提供する。
【０００８】
【作用】本発明の構成によれば、文字や図形を液晶画面
上に表示する安価で大型の表示装置を提供出来る。
上に表示する安価で大型の表示装置を提供出来る。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
明する。
【００１０】図１は本発明による光駆動型液晶表示装置
の側面配置関係を表す概略図である。まず観察者は、図
面で示す矢印方向から液晶画面を観察する姿勢になる。
表示原理は、液晶表示画面の背面からレーザー光を照射
することにより、液晶画面の透過度を変化させ、液晶画
面の前面上に文字や図形のデータを形成するものであ
る。レーザー発光ダイオード７による光線は水平偏向用
ミラー５で反射し、垂直偏向用ミラー３で液晶画面の垂
直方向に偏向する。反射したレーザー光は光駆動型液晶
表示板１の背面上のある点に結像する。
の側面配置関係を表す概略図である。まず観察者は、図
面で示す矢印方向から液晶画面を観察する姿勢になる。
表示原理は、液晶表示画面の背面からレーザー光を照射
することにより、液晶画面の透過度を変化させ、液晶画
面の前面上に文字や図形のデータを形成するものであ
る。レーザー発光ダイオード７による光線は水平偏向用
ミラー５で反射し、垂直偏向用ミラー３で液晶画面の垂
直方向に偏向する。反射したレーザー光は光駆動型液晶
表示板１の背面上のある点に結像する。
【００１１】レーザー光を水平方向に走査するときには
水平偏向用ミラー駆動パルスモーター１５を駆動し、垂
直方向に走査するときには垂直偏向用ミラー駆動パルス
モーター１６を駆動する。
水平偏向用ミラー駆動パルスモーター１５を駆動し、垂
直方向に走査するときには垂直偏向用ミラー駆動パルス
モーター１６を駆動する。
【００１２】図２は本発明による光駆動型液晶表示装置
の背面配置関係を表す概略図である。液晶画面上にイロ
ハニホと表示する場合、図２に示すようにイロハニホの
文字を裏返したパターンになるようにレーザー光を偏向
させる。
の背面配置関係を表す概略図である。液晶画面上にイロ
ハニホと表示する場合、図２に示すようにイロハニホの
文字を裏返したパターンになるようにレーザー光を偏向
させる。
【００１３】自然画を表示する場合は、図４に示す通り
画面全体にレーザー光を走査するが、文字を表示する場
合は、図３に示す通り走査速度を上げるために文字の形
成部分を走査する。このように、文字に関係ない領域を
走査することを避けている。すなわち、図３に示すよう
に一文字ごとに、水平走査と垂直走査とを繰り返して文
字を形成する方法をとる。
画面全体にレーザー光を走査するが、文字を表示する場
合は、図３に示す通り走査速度を上げるために文字の形
成部分を走査する。このように、文字に関係ない領域を
走査することを避けている。すなわち、図３に示すよう
に一文字ごとに、水平走査と垂直走査とを繰り返して文
字を形成する方法をとる。
【００１４】この方法を実現するために光偏向を実施す
るための回路は、図５に示すとおりで、主に以下の回路
で構成する。
るための回路は、図５に示すとおりで、主に以下の回路
で構成する。
【００１５】図５においてこの回路は、ビディオ回路１
０、ビディオメモリー制御回路１１、ミラー偏向制御回
路１２、水平偏向用駆動回路１３、垂直偏向用駆動回路
１４で構成する。ビディオ回路１０はパソコンやＡＶ機
器からのコンポーネント信号（Ｒ，Ｇ，Ｂ）やコンポジ
ット信号を受信し、この信号をディジタル変換し、ビデ
ィオメモリー制御回路１１にＲ，Ｇ，Ｂのディジタルデ
ータを供給する。
０、ビディオメモリー制御回路１１、ミラー偏向制御回
路１２、水平偏向用駆動回路１３、垂直偏向用駆動回路
１４で構成する。ビディオ回路１０はパソコンやＡＶ機
器からのコンポーネント信号（Ｒ，Ｇ，Ｂ）やコンポジ
ット信号を受信し、この信号をディジタル変換し、ビデ
ィオメモリー制御回路１１にＲ，Ｇ，Ｂのディジタルデ
ータを供給する。
【００１６】ビディオメモリー制御回路１１はディジタ
ル信号を記録し、一画面分が記憶される。一方、文字デ
ータなどはデータの圧縮による転送速度の向上のために
キャラクターコードでデータの転送を行うので、例えば
ビディオメモリー制御回路１１にＲＳ２３２Ｃのライン
で入力し、一時記録される。
ル信号を記録し、一画面分が記憶される。一方、文字デ
ータなどはデータの圧縮による転送速度の向上のために
キャラクターコードでデータの転送を行うので、例えば
ビディオメモリー制御回路１１にＲＳ２３２Ｃのライン
で入力し、一時記録される。
【００１７】このキャラクターコードをビディオメモリ
ー制御回路１１の内部で、図３、４に示す走査用ドット
パタンに変換される。ドットパタンは文字と逆向きにな
つているが、光駆動型液晶表示板１の正面から見ると正
しい文字姿勢で表示される。ミラー偏向制御回路１２に
は内部に高速処理するＣＰＵが内在する。このＣＰＵは
前述のビディオメモリー制御回路１１の内部にある前述
の走査用ドットパタンを記録するメモリーから順次読み
出す。このドットパタンに対応するミラー偏向の回転角
を得るように、ＣＰＵは水平偏向駆動回路１３と垂直偏
向駆動回路１４にパルスを転送する。このパルスにより
パルスモーター１５と１６は回転する。このミラーの回
転偏向は光駆動型表示板１上に文字を描く。
ー制御回路１１の内部で、図３、４に示す走査用ドット
パタンに変換される。ドットパタンは文字と逆向きにな
つているが、光駆動型液晶表示板１の正面から見ると正
しい文字姿勢で表示される。ミラー偏向制御回路１２に
は内部に高速処理するＣＰＵが内在する。このＣＰＵは
前述のビディオメモリー制御回路１１の内部にある前述
の走査用ドットパタンを記録するメモリーから順次読み
出す。このドットパタンに対応するミラー偏向の回転角
を得るように、ＣＰＵは水平偏向駆動回路１３と垂直偏
向駆動回路１４にパルスを転送する。このパルスにより
パルスモーター１５と１６は回転する。このミラーの回
転偏向は光駆動型表示板１上に文字を描く。
【００１８】またＣＰＵはレーザーダイオード駆動回路
１７に指示して走査中に文字データに相当する位置では
レーザーダイオード７を発光し、文字データ以外の位置
ではレーザーダイオード７を消灯する。文字を表示する
場合には蛍光灯で照射して文字を表示板上に現す。
１７に指示して走査中に文字データに相当する位置では
レーザーダイオード７を発光し、文字データ以外の位置
ではレーザーダイオード７を消灯する。文字を表示する
場合には蛍光灯で照射して文字を表示板上に現す。
【００１９】表示板上の文字を消去するときは、消去用
ストロボ光を発光して、表示板上の文字をいっぺんに消
去する。
ストロボ光を発光して、表示板上の文字をいっぺんに消
去する。
【００２０】
【発明の効果】光駆動型液晶は構造がシンプルで歩留ま
りが良く、また簡単な偏向走査システムであるので、制
御は容易であり、安価で大型の情報表示装置が提供出来
る。
りが良く、また簡単な偏向走査システムであるので、制
御は容易であり、安価で大型の情報表示装置が提供出来
る。
【図１】本発明の実施例の光駆動型液晶表示装置の側面
配置関係を表す概略図。
配置関係を表す概略図。
【図２】図１の光駆動型液晶表示装置の背面配置関係を
表す概略図。
表す概略図。
【図３】文字を表示するためのレーザー光駆動方法を示
す説明図。
す説明図。
【図４】表示画面全体を表示する場合のレーザー光を走
査する走査パターンを示す図。
査する走査パターンを示す図。
【図５】本発明の実施例の光駆動型液晶表示装置を作動
する回路図。
する回路図。
１ 光駆動型液晶表示板 ２ 光駆動型液晶表示板のスタンド ３ 垂直偏向用ミラー ４ 水平偏向用ミラー駆動パルスモーター ５ 水平偏向用ミラー ６ 水平偏向用ミラー駆動モーター ７ レーザーダイオード ８ データ消去用ストロボ発光光源 ９ 液晶表示背光光源（９Ａ 拡散板、９Ｂ 蛍光灯光
源） １０ ビディオ回路 １１ ビディオメモリー制御回路 １２ ミラー偏向制御回路 １３ 水平偏向用駆動回路 １４ 垂直偏向用駆動回路 １５ 水平偏向用駆動パルスモーター回路 １６ 垂直偏向用回路パルスモーター回路 １７ レーザーダイオード駆動回路
源） １０ ビディオ回路 １１ ビディオメモリー制御回路 １２ ミラー偏向制御回路 １３ 水平偏向用駆動回路 １４ 垂直偏向用駆動回路 １５ 水平偏向用駆動パルスモーター回路 １６ 垂直偏向用回路パルスモーター回路 １７ レーザーダイオード駆動回路
Claims (1)
- 【請求項１】文字や図形情報等の大型表示装置におい
て、 液晶分子の整列向きがレーザー光の照射により反転し、
照射部分の透過度が変化する液晶特性を持つ光駆動型液
晶表示板と、 レーザー光の発光源と、 前記液晶表示板に表示するためにレーザー光線を偏向し
走査するための偏向走査手段と、 前記液晶表示板上の表示された画面を一括消去するため
の発光装置とを備えたことを特徴とする光駆動型液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32417693A JPH07181456A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 光駆動型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32417693A JPH07181456A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 光駆動型液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07181456A true JPH07181456A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18162942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32417693A Pending JPH07181456A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 光駆動型液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07181456A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114859583A (zh) * | 2022-04-11 | 2022-08-05 | 汕头大学 | 一种液晶光驱动显示样品性能优化的装置及光调整方法 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32417693A patent/JPH07181456A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114859583A (zh) * | 2022-04-11 | 2022-08-05 | 汕头大学 | 一种液晶光驱动显示样品性能优化的装置及光调整方法 |
| CN114859583B (zh) * | 2022-04-11 | 2023-12-12 | 汕头大学 | 一种液晶光驱动显示样品性能优化的装置及光调整方法 |
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