JPH07181086A - 光ファイバ温度センサ - Google Patents

光ファイバ温度センサ

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Publication number
JPH07181086A
JPH07181086A JP5324293A JP32429393A JPH07181086A JP H07181086 A JPH07181086 A JP H07181086A JP 5324293 A JP5324293 A JP 5324293A JP 32429393 A JP32429393 A JP 32429393A JP H07181086 A JPH07181086 A JP H07181086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
sensor part
housing
temperature
temperature sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5324293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tamano
研治 玉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP5324293A priority Critical patent/JPH07181086A/ja
Publication of JPH07181086A publication Critical patent/JPH07181086A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバを用いて局所温度を測定するため
の光ファイバ温度センサに関する。 【構成】 距離分解能に相当する長さ以上の光ファイバ
7を局部測定すべき長さに券回して形成された局部セン
サ部1を筐体2に収納して形成された光ファイバ温度セ
ンサであって、前記局部センサ部1は熱伝導性のよい充
填材6と共に接着剤5で固着されて被測定体3と接触し
て配設され、前記筐体2は断熱材で形成され、 局部セ
ンサ部1と筐体2との間に空隙4が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを用いて局
所温度を測定するための光ファイバ温度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一本の光ファイバを用いてその長手方向
に沿った温度分布を検出する目的で、図4に示すような
温度分布測定装置が考えられている。この装置は石英等
からなる光ファイバコード8を用い、OTDR(Opt
ical Time Domain Reflec
tometry)装置22で後方散乱光レベル分布を測
定するようになっている。OTDR装置22はパルス発
生器23、光源24、光分波器25、受光器26、デー
タ処理器27及びデータ表示器28からなっている。上
記温度分布測定装置は、光ファイバコード8の長手方向
に沿った温度分布を計測することができるが、温度測定
点が装置の距離分解能によって決定されるため、距離分
解能に相当する長さ以下の局所に光ファイバコード8を
沿わせて設置した場合、その部分の温度を精度内で検出
することができないという問題がある。このような問題
に対処するために、距離分解能に相当する長さ以上の光
ファイバをコイル状に巻回したセンサを作成し、これを
予め布設してある光ファイバ系統に接続して局所温度を
検出する方式が考えられている(例えば、実開平3−1
30530号公報)。即ち、図3に示すように光ファイ
バ11を金属シート12に挟んでセンサ部を形成し、こ
れを片面は金属板13、他面は樹脂材料からなるケース
14にジェリー状の充填材15と共に収納したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなセンサを用
いた場合には、距離分解能の問題を解決することはでき
るが、センサ本体がシートやケースで覆われているため
にセンサが温度変化を検知するまでのタイムラグがあり
被測定体の温度を正確に捕らえることができなく、ま
た、周囲温度の影響を受けやすいという問題があった。
そこで本発明は、かかる問題点を解決した光ファイバ温
度センサを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる光ファイ
バ温度センサは、距離分解能に相当する長さ以上の光フ
ァイバを局部測定すべき長さに券回して形成された局部
センサ部を筐体に収納して形成された光ファイバ温度セ
ンサであって、前記局部センサ部は熱伝導性のよい充填
材と共に接着剤で固着されて被測定体と接触して配設さ
れ、前記筐体は断熱材で形成され、 局部センサ部と筐
体との間に空隙を設けたことを特徴とする。
【0005】上記の温度センサは、充填材は金属粉末又
はグラファイト粉末であること、また、断熱材はベーク
ライト又はFRPであることが好ましい。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、本発明に係わる光ファイ
バ温度センサは温度を検知する光ファイバが直接被測定
体と接触しているためにセンサが温度変化を検知するま
でのタイムラグが非常に少なく、かつ券回された光ファ
イバは熱伝導性の良い充填材と共に接着剤で固着されて
いるので被測定体の温度を正確に捕らえることができ
る。さらに、この光ファイバ温度センサは周囲を断熱材
からなる筐体で覆われ、かつ温度センサと筐体との間に
空隙を設けているので周囲温度の影響を極力遮断してい
るので測定誤差を小さくすることができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一
符号を付し、重複する説明を省略する。図1は本実施例
の構成を示す斜視図(a)及びX−X断面の拡大図
(b)であり、図2は本実施例にかかる光ファイバ温度
センサ部の断面図である。
【0008】図において、8は光ファイバ心線にテンシ
ョンメンバ及びシースを被覆してなる光ファイバコード
で、その一端は図示していないOTDR装置に接続され
ている。光ファイバ温度センサは、光ファイバコード8
を温度分布測定装置の距離分解能に相当する長さ以上用
いて局部測定すべき大きさのループに券回することによ
り局部センサ部1を形成し、この局部センサ部1を固定
部材9によって被測定体3に固定し、その上に筐体2を
被せることにより構成されている。
【0009】局部センサ部1を構成している光ファイバ
7はガラスファイバへの熱伝導を良くするために光ファ
イバ心線又は素線の状態で券回される。券回された光フ
ァイバ7は熱伝導性の良い銅、鉄等の金属粉末あるいは
グラファイトの粉末と共にエポキシ樹脂等の接着剤で一
体に固着する。券回された光ファイバ7の温度を均一に
し、同時に一定の形状を保持させるためである。形成さ
れた局部センサ部1はコの字型の固定部材9によって被
測定体3の表面に直接取り付けられる。被測定体3とし
ては、例えば中にガスあるいは液体を輸送している金属
管である。
【0010】局部センサ部1の上には筐体2を被せて固
定する。筐体2は収納された局部センサ部1の機械強度
を保護するためと、日光等の周囲温度の影響を遮断し熱
的外乱を除去するために断熱性があり強度の大きいベー
クライトあるいはFRP等が好適である。さらに、局部
センサ部1と筐体2との間に空隙4を設けることにより
断熱効果を上げることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる光
ファイバ温度センサは温度を検知する光ファイバが直接
被測定体と接触しているためにセンサが温度変化を検知
するまでのタイムラグが非常に少なく、かつ券回された
光ファイバは熱伝導性の良い充填材と共に接着剤で固着
されているので被測定体の温度を正確に測定することが
できる。さらに、この光ファイバ温度センサは周囲を断
熱材からなる筐体で覆われ、かつ温度センサと筐体との
間に空隙を設けているので周囲温度の影響を極力遮断し
ているので測定誤差を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる構成を示す斜視図(a)及び
X−X断面の拡大図である。
【図2】本実施例にかかる光ファイバ温度センサ部の断
面図である。
【図3】従来例の構成を示す断面図である。
【図4】OTDR装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1:局部センサ部 2:筐体 3:被測定体 4:空隙 5:接着剤 6:充填材 7:光ファイバ 8:光ファイバコード 9:固定部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 距離分解能に相当する長さ以上の光ファ
    イバを局部測定すべき長さに券回して形成された局部セ
    ンサ部を筐体に収納して形成された光ファイバ温度セン
    サであって、 前記局部センサ部は熱伝導性のよい充填材と共に接着剤
    で固着されて被測定体と接触して配設され、前記筐体は
    断熱材で形成され、 局部センサ部と筐体との間に空隙
    を設けたことを特徴とする光ファイバ温度センサ。
  2. 【請求項2】 充填材は金属粉末又はグラファイト粉末
    であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ温
    度センサ。
  3. 【請求項3】 断熱材がベークライト又はFRPである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ温度セン
    サ。
JP5324293A 1993-12-22 1993-12-22 光ファイバ温度センサ Pending JPH07181086A (ja)

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JP5324293A JPH07181086A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 光ファイバ温度センサ

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Cited By (3)

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