JPH10260018A - 歪測定装置 - Google Patents

歪測定装置

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Publication number
JPH10260018A
JPH10260018A JP9062886A JP6288697A JPH10260018A JP H10260018 A JPH10260018 A JP H10260018A JP 9062886 A JP9062886 A JP 9062886A JP 6288697 A JP6288697 A JP 6288697A JP H10260018 A JPH10260018 A JP H10260018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser light
light
transmitting material
refractive index
light transmitting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9062886A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsufumi Gotou
満文 後藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9062886A priority Critical patent/JPH10260018A/ja
Publication of JPH10260018A publication Critical patent/JPH10260018A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被測定物の種々の雰囲気条件下においても精
度、安全性、応答性に優れた歪測定装置を提供する。 【解決手段】高屈折率の光透過材からなるコア部5a及
びコア部5aを覆うように構成され、コア部5aよりも
低屈折率の光透過材からなるクラッド部5b及びクラッ
ド部5bを覆うように構成され、クラッド部5bよりも
高屈折率の光透過材からなる周辺部光透過材6により構
成される検出部と、この検出部へ光ファイバ4aを介し
てレーザ光を送光するレーザ光発光部1と、検出部中を
伝搬したレーザ光を光ファイバ4bを介して受光するレ
ーザ光受光部2とを備え、被測定物3に接合した検出部
の形状の変化に伴うレーザ光の光透過率の変化を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の歪を測
定する歪測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被測定物の歪を測定する装置とし
ては、例えば歪ゲージ等の電気抵抗体を被測定物の表面
に直接貼付し、被測定物の形状の変化に伴う電気抵抗体
の電気抵抗の変化を測定し、この電気抵抗を歪に換算す
る歪測定装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電気抵抗体
を用いた歪測定装置の場合、電気抵抗体は耐腐食性が低
く、検出する媒体として電気を使用することから、例え
ば水中、溶液中等の化学雰囲気条件下での測定が困難で
ある。また、ガス管路等の危険雰囲気条件下での測定を
行う場合においては、電気放電による爆発の恐れがあり
測定不可能であった。さらに、高温条件下においても抵
抗温度係数の非可逆的変化等により測定が困難であり、
このような条件に該当しないような限られた測定条件の
下でしか測定を行うことが出来なかった。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、被測定物の種々の
雰囲気条件下においても安全かつ応答性に優れた歪測定
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の歪測定装置は、
光透過材からなるコア部を覆うように該コア部よりも低
屈折率の光透過材からなるクラッド部を形成し、該クラ
ッド部を覆うように該クラッド部よりも高屈折率の光透
過材からなる周辺部を形成することにより構成される検
出手段と、該検出手段へ光ファイバを介してレーザ光を
送光するレーザ光発光手段と、前記検出手段中を伝搬し
たレーザ光を光ファイバを介して受光するレーザ光受光
手段とを備え、被測定物に接合した前記検出手段の形状
の変化に伴うレーザ光の光透過率の変化を検出するよう
にしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る歪測定装置の全体構成を示す上面図、図2は図1
のA部を拡大して側面から詳細に示した横断面図であ
る。図1に示すように、光透過材5及び6からなる検出
部が被測定物3の測定箇所に取り付けられる。この取り
付けには、図2に示すように接着剤7が用いられてもよ
いし、また圧着等でもよい。すなわち、光透過材5及び
6が変形しないように取り付けられればよい。一般に
は、この検出部の線径は通常0.5〜0.7mmのもの
が用いられる。そして、この検出部の中心部光透過材5
の両端には光ファイバ4a及び4bが接続される。光フ
ァイバ4aは、検出部とレーザ光発光部1を接続するも
のであり、また光ファイバ4bは、検出部とレーザ光受
光部2を接続するものである。
【0007】図3は、図2をB−B’面から見た横断面
図である。図3において、中心部光透過材5は、光ファ
イバ4a,4bと同様に、高屈折率のコア部5aと、こ
のコア部5aに比して屈折率の低いクラッド部5bから
構成される。またクラッド部5bは、コア部5aを覆う
ように構成されている。
【0008】さらに、この中心部光透過材5中を光波が
伝搬する際に、屈折率の低いクラッド部5bに浸みだし
た光波により生じるクラッドモードを除去するため、中
心部光透過材5と機械的材料特性が近似した周辺部光透
過材6が中心部光透過材5の周辺を覆っている。すなわ
ち、この周辺部光透過材6は、中心部光透過材5に比し
て高屈折率となっており、透過材5及び6の境界面に達
した光波を反射させずに減衰させる機能を有する。さら
にこの周辺部光透過材6は、中心部光透過材5を保護す
る機能をも有する。また、これら光透過材5及び6は誘
電体により構成されるため、本来的に耐熱性、耐腐食性
が高い構造となっている。
【0009】本実施形態に係る歪測定装置の動作を説明
する。図1において、レーザ光発光部1から発光された
レーザ光は、光ファイバ4aを伝搬し、被測定物3に接
合された中心部光透過材5と周辺部光透過材6からなる
検出部に供給される。供給されたレーザ光は、この検出
部中の中心部光透過材5の中心部を伝搬して反対側の光
ファイバ4bから出て、レーザ光受光部2で受光され
る。この際、伝搬するレーザ光のうちの一部は中心部光
透過材5のコア部5aからクラッド部5bに浸みだす
が、このクラッド部5bの周囲を被覆する高屈折率の周
辺部光透過材6により、浸みだしたレーザ光は除去され
る。レーザ光受光部2は、この受光したレーザ光から光
透過率を算出し、その算出値に基づいて被測定物3の歪
量を導く。
【0010】被測定物3に歪が生じると、その歪に応じ
て光透過材5及び6も形状が変化し、光透過率が変化す
る。この光透過率の変化の様子を示したのが図4であ
る。図4(a)は、中心部光透過材5の横断面図を示
し、破線で表したのが初期の形状、すなわち変化前の形
状であり、実線で表したのが変化後の形状である。ま
た、この初期の形状の光エネルギーの伝搬の様子を図4
(b)に示す。実線の矢印が伝搬する光エネルギーであ
り、破線が損失する光エネルギーを示す。図4(a)に
示すように、初期の破線の形状に対して被測定物3に歪
が生じた場合の変化後の形状が実線で示すように変化し
た場合、図4(b)に示した光エネルギー伝搬の状態か
ら、図4(c)に示すようなエネルギー伝搬の状態にな
る。すなわち、光透過材の形状の変化に伴い、光エネル
ギーの伝搬の際に生じるエネルギー損失量に変化が生
じ、従って伝搬する光エネルギーが変化して光透過率が
変動する。
【0011】このような光透過率の変化は、光ファイバ
4bを伝搬してレーザ光受光部2に伝わる。そして、レ
ーザ光受光部2において、受光したレーザ光の光透過率
の測定が行われる。ここで、予め把握しておいたレーザ
光の光透過率の変化と被測定物の歪量との関係に基づい
て、被測定物の歪量が導出される。
【0012】このように、誘電体を用いた光透過材を用
いることで、耐熱性、耐腐食性が高く、危険雰囲気中に
おいても電気放電による爆発の恐れなく被測定物の歪を
検出することが可能となる。また、検出部の構造が単純
であるため、レーザ光の検出部通過の際の歪量の減衰が
低減される。
【0013】また、この中心部光透過材5の周りに、よ
り屈折率の高い周辺部光透過材6で覆うことで、周辺部
光透過材6に浸みだした光波により生じるクラッドモー
ドを除去することが可能となり、検出効率が向上し、高
精度の測定を可能とする。さらに、検出する媒体として
レーザ光を使用することから、応答性に優れた測定が可
能となる。さらに、遠隔監視により測定を行うことも可
能となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
透過材からなるコア部を覆うように、該コア部よりも低
屈折率の光透過材からなるクラッド部を形成し、このク
ラッド部を覆うように、該クラッド部よりも高屈折率の
光透過材からなる周辺部により構成される検出手段と、
該検出手段へ光ファイバを介してレーザ光を送光するレ
ーザ光発光手段と、前記検出手段中を伝搬したレーザ光
を光ファイバを介して受光するレーザ光受光手段とを備
え、被測定物に接合した前記検出手段の形状の変化に伴
うレーザ光の光透過率の変化を検出するようにしたこと
で、被測定物の雰囲気条件に関係なく、水中や溶液中あ
るいは危険ガス雰囲気中でも安全な測定が可能になる。
また、検出部の構造が単純であり、検出する媒体として
レーザ光を使用する事から、応答性に優れた測定が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る歪測定装置の全体構
成を示す上面図。
【図2】同実施形態における歪測定装置の図1における
A部を詳細に示した横断面図。
【図3】同実施形態における歪測定装置の図2における
B−B’面から見た横断面図。
【図4】同実施形態における検出部の形状変化に伴う光
エネルギーの伝搬の様子を示した図。
【符号の説明】
1 レーザ光発光部 2 レーザ光受光部 3 被測定物 4 光ファイバ 5 中心部光透過材 5a コア部 5b クラッド部 6 周辺部光透過材 7 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過材からなるコア部を覆うように該
    コア部よりも低屈折率の光透過材からなるクラッド部を
    形成し、該クラッド部を覆うように該クラッド部よりも
    高屈折率の光透過材からなる周辺部を形成することによ
    り構成される検出手段と、該検出手段へ光ファイバを介
    してレーザ光を送光するレーザ光発光手段と、前記検出
    手段中を伝搬したレーザ光を光ファイバを介して受光す
    るレーザ光受光手段とを備え、被測定物に接合した前記
    検出手段の形状の変化に伴うレーザ光の光透過率の変化
    を検出するようにしたことを特徴とする歪測定装置。
JP9062886A 1997-03-17 1997-03-17 歪測定装置 Withdrawn JPH10260018A (ja)

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JP9062886A JPH10260018A (ja) 1997-03-17 1997-03-17 歪測定装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139693A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Univ Of Tokyo 設定ひずみ告知型目視光ひずみ計
JP2009165846A (ja) * 2001-06-29 2009-07-30 Boston Scientific Ltd エンドリークおよび/またはプロテーゼの形態変化を検出するための管腔内デバイスおよびモニタリングシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009165846A (ja) * 2001-06-29 2009-07-30 Boston Scientific Ltd エンドリークおよび/またはプロテーゼの形態変化を検出するための管腔内デバイスおよびモニタリングシステム
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