JPH07180161A - プレキャストブロック基礎のブロック間連結構造 - Google Patents

プレキャストブロック基礎のブロック間連結構造

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Publication number
JPH07180161A
JPH07180161A JP34626793A JP34626793A JPH07180161A JP H07180161 A JPH07180161 A JP H07180161A JP 34626793 A JP34626793 A JP 34626793A JP 34626793 A JP34626793 A JP 34626793A JP H07180161 A JPH07180161 A JP H07180161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
foundation
metal fitting
blocks
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP34626793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenori Mimura
武教 三村
Akihiko Tsuru
明彦 津留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Nihon Cement Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Cement Co Ltd filed Critical Nihon Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場作業が容易で、連結強度の高いプレキャ
ストブロック基礎のブロック間連結構造とする。 【構成】 基礎用ブロック11の接合端面に凹溝12を
設け、その凹溝内にC型チャンネル状をした固定金具1
3をアンカー16を用いて固定する。固定金具13の溝
14内に断面がI型の板状をした連結金具の両端を挿入
し、凹溝12内をモルタル26にて埋める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として木造家屋の基
礎としてプレキャストブロックを連結して構築されるプ
レキャストブロック基礎のブロック間連結構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プレキャストブロック基礎として
は、図6,7に示すように捨コンクリートによる場所打
ち基礎1上にプレキャストコンクリート製の基礎用ブロ
ック2,2を互いに端面を接合させて並べ、その両ブロ
ックの一方側より連結ボルト3を突出しておき、これを
他方側のボルト挿入部4に挿入し、ナット5によって締
結するようにしたものや、図8に示すようにブロック
2,2の端面に連結用の金具6,6を埋め込んでおき、
その金具6,6間をボルト7をもって締結するようにし
たもの、更には図9に示すように両ブロック2,2から
突設したアンカーボルト8,8をカプラー9によって連
結するようにしたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の基礎
ブロック間の連結構造では、いずれもボルトやナットの
締結によってブロック間の連結をなすものであるため、
製作時の誤差によってボルトの挿入が困難になる場合が
生じ、また狭い場所でのボルト止め作業を要し、作業能
率上好ましくない等の問題があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題にかんが
み、作業性が良く、しかも高強度の連結がなされるプレ
キャストブロック基礎のブロック間連結構造の提供を目
的としてなされたものである。
【0005】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、互いに接合されるプレキャストコンクリー
ト製の基礎用ブロックの接合端面にそれぞれ上端がブロ
ック上面に開放された凹溝を備え、その各凹溝内に内部
が拡開した縦向きの連結金具嵌合溝を有するC型チャン
ネル状の固定金具をそれぞれ前記各ブロックに一体化さ
せて備え、両端にフランジ部を一体に有する断面がI型
をした板状の連結金具の両端を前記両固定金具の連結金
具嵌合溝に挿入し、前記両凹溝内にモルタルを充填して
なるプレキャストブロック基礎のブロック間連結構造
(請求項1)に存する。また連結金具の両端部が挿入さ
れた固定金具の連結金具嵌合溝内の空隙に楔を圧入して
両金具間を固定することにより強固な連結状態が得られ
(請求項2)、更に各基礎用ブロックの端面の凹溝は、
該基礎用ブロックの全高にわたって連続して形成され、
その中間高さ部分に拡幅部を備えることにより、溝内に
充填したモルタルによって上下及び横方向のせん断応力
がより高いものとなる(請求項3)。
【0006】
【作用】本発明のプレキャストブロック基礎のブロック
間連結構造では、基礎用ブロック間が互いに離反する方
向の外力に対して連結金具及び固定金具が対抗し、また
上下左右のせん断力に対しては、連結金具及びこれによ
って補強された凹溝内のモルタルによるコンクリートが
対抗する。またせん断応力は、凹溝の一部に拡幅部を設
けることにより特に上下方向のせん断応力が高くなる。
【0007】また構築に際しては、ブロック設置後両端
面の凹溝内にまたがらせて連結金具を落し込み、これを
モルタルで埋め込むことにより連結が完了する。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図1〜図5について説
明する。
【0009】図において、10は栗石及び捨コンクリー
トによる場所打ち基礎であり、その上に基礎用ブロック
11,11……が端面を互いに突き合せ配置にして並べ
られている。基礎用ブロック11はプレキャストコンク
リート製であり、立上がり壁部11aの下縁両側にフラ
ンジ11b,11bが一体成形されている。
【0010】基礎用ブロック11の接合端面には、略全
高にわたって凹溝12が形成されている。この凹溝12
は上端がブロック上面に開放されており、最上端部に上
方が拡開したテーパー部12aがあり、その下に固定金
具収容部12bがある。この収容部12bの下側が細幅
部12cとなっており、その下に拡幅部12d、細幅部
12eが交互に連続させた形状となっている。
【0011】固定金具収容部12b内には、略C型チャ
ンネル状をした固定金具13が収容されている。この固
定金具13は内部が拡幅した形状の連結金具嵌合溝14
を外方向に向け、縦向きに配置されており、その溝14
の下端は底板15によって閉じられている。また固定金
具11の背面にはアンカー鋼棒16がねじ込まれて固着
され、そのアンカー鋼棒16をブロック11内に埋め込
むことにより固定金具13をブロック11と一体化させ
ている。
【0012】このように凹溝12及び固定金具13が設
けられた隣り合うブロック11,11の接合端面間に
は、連結金具20が掛け渡されている。連結金具20は
鋼板20aの両端にフランジ20b,20bを一体成形
された断面がI型の板状をしており、その両端のフラン
ジ20b,20b部分を固定金具13の連結金具嵌合溝
14内に挿入し、隙間に鋼製の楔21,21を打ち込ん
で抜け止めされている。
【0013】このようにして連結金具20を装着した両
凹溝12,12内にモルタル26を充填して両金具1
3,20を埋め込むとともに、凹溝12,12内を埋め
ている。
【0014】一方、両ブロック11,11のフランジ1
1b,11bの上面には、互いに連続配置に凹陥部2
2,22が形成され、その各凹陥部内にアンカーナット
23,23が開口部を露出させて埋め込まれている。そ
して両凹陥部22,22にまたがらせて鋼板からなる連
結板24が挿入され、両端を貫通してボルト25,25
をアンカーナット23,23に締結して、両フランジ1
1,11間を互いに連結している。締結後、凹陥部2
2,22内はモルタル27を充填することにより埋めら
れている。
【0015】
【発明の効果】上述したように本発明のプレキャストブ
ロック基礎のブロック間連結構造では、連結金具を固定
金具の溝内に落し込み、これを埋め込んでモルタルを凹
溝内に充填することにより強固な連結が得られ、しかも
その作業は著しく簡略化されることとなったものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連結構造を示す縦断面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】図1中のA−A線拡大断面図である。
【図4】図3中のB−B線断面図である。
【図5】図2中のC−C線拡大断面図である。
【図6】従来の連結構造の一例の分解斜視図である。
【図7】同上の連結状態の側面図である。
【図8】従来の連結構造の他の例の断面図である。
【図9】従来の連結構造の更に他の例の断面図である。
【符号の説明】
10 場所打ち基礎 11 基礎ブロック 11b フランジ 12 凹溝 12a テーパー部 12b 固定金具収容部 12c 細幅部 12d 拡幅部 12e 細幅部 13 固定金具 14 連結金具嵌合溝 15 底板 16 アンカー鋼棒 20 連結金具 20a 鋼板 20b フランジ 21 楔 22 凹陥部 23 アンカーナット 24 連結板 24a 長欠 25 ボルト 26,27 モルタル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接合されるプレキャストコンクリ
    ート製の基礎用ブロックの接合端面にそれぞれ上端がブ
    ロック上面に開放された凹溝を備え、その各凹溝内に内
    部が拡開した縦向きの連結金具嵌合溝を有するC型チャ
    ンネル状の固定金具をそれぞれ前記各ブロックに一体化
    させて備え、両端にフランジ部を一体に有する断面がI
    型をした板状の連結金具の両端を前記両固定金具の連結
    金具嵌合溝に挿入し、前記両凹溝内にモルタルを充填し
    てなるプレキャストブロック基礎のブロック間連結構
    造。
  2. 【請求項2】 連結金具の両端部が挿入された固定金具
    の連結金具嵌合溝内の空隙に楔を圧入して両金具間を固
    定してなる請求項1に記載のプレキャストブロック基礎
    のブロック間連結構造。
  3. 【請求項3】 各基礎用ブロックの端面の凹溝は、該基
    礎用ブロックの全高にわたって連続して形成され、その
    中間高さ部分に拡幅部を備えてなる請求項1もしくは2
    に記載のプレキャストブロック基礎のブロック間連結構
    造。
JP34626793A 1993-12-22 1993-12-22 プレキャストブロック基礎のブロック間連結構造 Pending JPH07180161A (ja)

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JP34626793A JPH07180161A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 プレキャストブロック基礎のブロック間連結構造

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JP34626793A JPH07180161A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 プレキャストブロック基礎のブロック間連結構造

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JPH07180161A true JPH07180161A (ja) 1995-07-18

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ID=18382249

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JP34626793A Pending JPH07180161A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 プレキャストブロック基礎のブロック間連結構造

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JP (1) JPH07180161A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016223128A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 大和ハウス工業株式会社 プレキャスト基礎接合構造
JP2017008535A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 大和ハウス工業株式会社 プレキャスト基礎接合構造
JP2020105729A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 大和ハウス工業株式会社 アンカー筋用鉄筋、アンカー筋およびプレキャストコンクリート基礎

Cited By (3)

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JP2017008535A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 大和ハウス工業株式会社 プレキャスト基礎接合構造
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