JPH0717943B2 - 加熱処理法 - Google Patents
加熱処理法Info
- Publication number
- JPH0717943B2 JPH0717943B2 JP61213649A JP21364986A JPH0717943B2 JP H0717943 B2 JPH0717943 B2 JP H0717943B2 JP 61213649 A JP61213649 A JP 61213649A JP 21364986 A JP21364986 A JP 21364986A JP H0717943 B2 JPH0717943 B2 JP H0717943B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat treatment
- protective film
- film
- treatment method
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は加熱処理法に関するものであって、更に詳しく
は内部に熱ヒステリシスや加工ヒステリシスを有する金
属材料やセラミックスグリーンシートの加工前及び加工
時における表面の損傷を防止すると供に、加工後はその
まま加熱処理操作を行うことができる加熱処理法を提供
するものである。
は内部に熱ヒステリシスや加工ヒステリシスを有する金
属材料やセラミックスグリーンシートの加工前及び加工
時における表面の損傷を防止すると供に、加工後はその
まま加熱処理操作を行うことができる加熱処理法を提供
するものである。
〈従来技術とその問題点〉 従来、内部に熱ヒステリシスや加工ヒステリシスを有す
る金属材料やセラミックスグリーンシートは、熱ヒステ
リシス等を減少させて標準状態に戻すために行う加熱操
作や、シートを焼成するための加熱操作を施すものであ
るが、これらの加熱操作前に又は操作中に、金属材料や
シートの表面が外的要因によって損傷されるという欠点
があった。
る金属材料やセラミックスグリーンシートは、熱ヒステ
リシス等を減少させて標準状態に戻すために行う加熱操
作や、シートを焼成するための加熱操作を施すものであ
るが、これらの加熱操作前に又は操作中に、金属材料や
シートの表面が外的要因によって損傷されるという欠点
があった。
かかる欠点を解決するために、金属材料やシートの表面
にプラスチックフィルム等の保護フィルムを仮着してお
くことも考えられるが、従来の保護フィルムでは加工品
に貼り付けたまま加熱操作を行うと、材料又はシート表
面を汚染するために、加熱操作前に剥離しなければなら
ないという欠点があった。
にプラスチックフィルム等の保護フィルムを仮着してお
くことも考えられるが、従来の保護フィルムでは加工品
に貼り付けたまま加熱操作を行うと、材料又はシート表
面を汚染するために、加熱操作前に剥離しなければなら
ないという欠点があった。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明はかかる従来技術の欠点を解決した新規な加熱処
理法を提供するものであって、その要旨とするところ
は、未処理物品面に、未延伸ポリオレフィン系フィルム
の表面にポリイソプレンゴム層を設けた保護フィルムを
貼り合せた後加工し、該加工品を加熱することにある。
理法を提供するものであって、その要旨とするところ
は、未処理物品面に、未延伸ポリオレフィン系フィルム
の表面にポリイソプレンゴム層を設けた保護フィルムを
貼り合せた後加工し、該加工品を加熱することにある。
本発明の方法によれば、内部に熱ヒステリシスや加工ヒ
ステリシスを有する金属材料やセラミックスグリーンシ
ートに保護フィルムを貼り付けておくことによって、該
材料やシートの損傷をなくすことができ、そのままの状
態で加熱処理しても汚染することがないという特徴を有
するものである。
ステリシスを有する金属材料やセラミックスグリーンシ
ートに保護フィルムを貼り付けておくことによって、該
材料やシートの損傷をなくすことができ、そのままの状
態で加熱処理しても汚染することがないという特徴を有
するものである。
本発明の実施に当って用いられる未延伸ポリオレフィン
系フィルムは、一方向に約25%以上は延伸されていない
ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどの
ポリオレフィン系フィルムであって、厚さは5〜120μ
mのものが好適に使用される。
系フィルムは、一方向に約25%以上は延伸されていない
ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどの
ポリオレフィン系フィルムであって、厚さは5〜120μ
mのものが好適に使用される。
そしてこのような未延伸ポリオレフィン系フィルムの表
面には、常温において感圧接着性を有するポリイソプレ
ンゴム層が5〜60μmの厚みで設けられ、保護フィルム
とされる。
面には、常温において感圧接着性を有するポリイソプレ
ンゴム層が5〜60μmの厚みで設けられ、保護フィルム
とされる。
このように構成された保護フィルムは、これを未処理物
品面に貼り付けて加熱処理すると、昇温に従って端末部
分から除々に燃焼してガス化して行くために金属材料又
はシート面を汚染等することがないという特徴を有す
る。
品面に貼り付けて加熱処理すると、昇温に従って端末部
分から除々に燃焼してガス化して行くために金属材料又
はシート面を汚染等することがないという特徴を有す
る。
特に保護フィルムとして、未延伸ポリオレフィン系フィ
ルムの厚み及び延伸率と、ポリイソプレンゴム層の接着
力とを設定し、SUS304ステンレス板に貼り合せ、10〜15
℃/分の速度で400℃まで加熱したときの収縮率を10%
以下としておくと、加熱時にフィルムが収縮し、その個
所でフィルムが燃焼することによって、局部的に金属材
料やシートが加熱され、それによって金属材料やシート
に局部的な歪を与えることがないので好ましいものであ
る。
ルムの厚み及び延伸率と、ポリイソプレンゴム層の接着
力とを設定し、SUS304ステンレス板に貼り合せ、10〜15
℃/分の速度で400℃まで加熱したときの収縮率を10%
以下としておくと、加熱時にフィルムが収縮し、その個
所でフィルムが燃焼することによって、局部的に金属材
料やシートが加熱され、それによって金属材料やシート
に局部的な歪を与えることがないので好ましいものであ
る。
このように設計された保護フィルムは、内部に熱ヒステ
リシスや加工ヒステリシスを有する金属材料やセラミッ
クスグリーンシートに貼り合され、所定形状に打ち抜き
等される。しかして、材料やシートの表面には保護フィ
ルムが貼り合されているので加工時に傷や異物が付着す
ることがないものである。
リシスや加工ヒステリシスを有する金属材料やセラミッ
クスグリーンシートに貼り合され、所定形状に打ち抜き
等される。しかして、材料やシートの表面には保護フィ
ルムが貼り合されているので加工時に傷や異物が付着す
ることがないものである。
次いで、加工品は、約500〜1500℃で約30〜10時間加熱
処理して、金属材料は焼なましされ、セラミックスグリ
ーンシートは焼成されるものである。
処理して、金属材料は焼なましされ、セラミックスグリ
ーンシートは焼成されるものである。
〈発明の効果〉 本発明の方法によれば、未処理物品面に保護フィルムを
貼り合せるものであるから、加工時の傷や異物の付着が
なく、しかも加工後は端末部分から徐々に燃焼する保護
フィルムを貼り合せた状態で加熱処理できるので加熱温
度のバラツキによって、金属材料やシートに歪を起生す
ることがないという特徴を有する。
貼り合せるものであるから、加工時の傷や異物の付着が
なく、しかも加工後は端末部分から徐々に燃焼する保護
フィルムを貼り合せた状態で加熱処理できるので加熱温
度のバラツキによって、金属材料やシートに歪を起生す
ることがないという特徴を有する。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を示す。
実施例1 厚さ50μmで、延伸倍率が約3%のポリプロピレンフィ
ルムの片面に、厚さ10μmのポリイソプレンゴム層を形
成して保護フィルムを得た。
ルムの片面に、厚さ10μmのポリイソプレンゴム層を形
成して保護フィルムを得た。
次に該フィルムを厚さ100μmの鉄箔面に貼り合せ、こ
れを10mm角に打ち抜き加工した。
れを10mm角に打ち抜き加工した。
この加工品を非酸化性ガス雰囲気下で900℃で3時間加
熱して焼なましを行った。
熱して焼なましを行った。
このように焼なましを行った鉄箔シート片は、外観の汚
染、損傷もなく美麗なものであった。
染、損傷もなく美麗なものであった。
なお、上記フィルムの収縮率は約5%であった。
実施例2 実施例1の保護フィルムをアルミナセラミックグリーン
シートに貼り合せ、打ち抜き加工を行った。
シートに貼り合せ、打ち抜き加工を行った。
この加工品を常法に従って焼成を行ったところ、セラミ
ックスの表面は損傷なく、美麗なものであった。
ックスの表面は損傷なく、美麗なものであった。
Claims (2)
- 【請求項1】未処理物品面に、未延伸ポリオレフィン系
フィルムの表面にポリイソプレンゴム層を設けた保護フ
ィルムを貼り合せた後加工し、該加工品を加熱すること
を特徴とする加熱処理法。 - 【請求項2】保護フィルムをSUS304ステンレス板に貼り
合せ10〜15℃/分の速度で400℃まで加熱したときの収
縮率が10%以下である特許請求の範囲第1項記載の加熱
処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61213649A JPH0717943B2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 加熱処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61213649A JPH0717943B2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 加熱処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6369912A JPS6369912A (ja) | 1988-03-30 |
JPH0717943B2 true JPH0717943B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=16642655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61213649A Expired - Lifetime JPH0717943B2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 加熱処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717943B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2752658B2 (ja) * | 1988-10-17 | 1998-05-18 | リンテック株式会社 | セラミックス保護用テープ |
-
1986
- 1986-09-09 JP JP61213649A patent/JPH0717943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6369912A (ja) | 1988-03-30 |
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