JPH07179428A - 発光性化合物 - Google Patents

発光性化合物

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JPH07179428A JP6131617A JP13161794A JPH07179428A JP H07179428 A JPH07179428 A JP H07179428A JP 6131617 A JP6131617 A JP 6131617A JP 13161794 A JP13161794 A JP 13161794A JP H07179428 A JPH07179428 A JP H07179428A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式I 〔式中、R1は水素、1〜10個の炭素原子を有するア
ルキル、アルケニルなど、R2およびR3は水素、1〜4
個の炭素原子を有するアルキル基、置換もしくは未置換
アミノ基、カルボキシル、C1〜C4−アルコキシ、シア
ノなど、R4はスルホンアミド基がその窒素原子を介し
てカルボニル基に直接結合している基など、A-は化学
発光を妨げない陰イオンを示す〕で示される化学発光性
アクリジニウム誘導体を直接にかまたは架橋分子を介し
て、タンパク、ポリペクチドまたはその他の生物学的に
重要な物質に結合させて安定な免疫学的に活性な接合体
を形成する発光性化合物。 【効果】 化学発光イムノアッセイにおいて前記発光性
化合物を使用すると、高い光量子収率とともに、速い反
応速度が得られ、それにより発光イムノアッセイ測定時
間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光性化合物およびその
発光イムノアッセイへの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】発光性化合物はすでに、広範にわたる様
々な用途を有している。それらはバイオアッセイ、酵素
イムノアッセイおよび発光イムノアッセイにおけるイン
ジケータとして用いられる〔W.P. Collins著「Alternat
ive Immunoassays」、John Wiley & Sons Ltd発行(198
5)参照〕ほか、核酸ハイブリダイゼーションアッセイ
にも用いられる〔J.A. Matthews他著「Analytical Bioc
hemistry」、151、205〜209(1985)参照〕。化学発光
性化合物は更に、「フロー・インジェクション分析」、
液体クロマトグラフィのカラム後検出器、フロー研究に
および人工光源に用いられている。
【0003】化学発光イムノアッセイにおいては、特に
2種類の構造タイプ化学発光マーキング物質が比較的重
要性の高いものとなっている。一方において、これらは
H.R.Schroeder他著「Methods in Enzymology」、Academ
ic Press Inc. 発行、Vol.LVII(1978)424以降、お
よび英国特許第2,008,247号および第2,042,
920号、西独特許第2,618,419号および第2,
618,511号、および欧州特許出願第135,071
号に記載されているルミノールおよびイソルミノール誘
導体である。発光インジケータとしてのイソルミノール
化合物の実際の使用についての総括はW.G. Wood著、
「J. Clin. Chem. Clin. Biochem.」22(1984)、90
5〜918にみることができる。
【0004】他方において、アクリジニウムエステル化
合物も化学発光マーキング物質として用いられている。
かかるアクリジニウムエステルは米国特許第3,352,
791号、英国特許第1,316,363号および第1,
461,877号および欧州特許出願第82,636号に
より知られている。イムノアッセイにおいてアクリジニ
ウムエステルをマーキング物質として用いることはWeek
s他著「Clin. Chem.」29/8(1983)、1474〜1479に記
載されている。発光イムノアッセイにおいてフェナンス
リジニウムエステルをマーキング物質として用いること
はすでに欧州特許出願第170,415号により知られ
ている。
【0005】アクリジニウムエステルの化学発光はアル
カリ性H22溶液の添加により開始することができる。
化学発光のメカニズムについての説明はF. McCapra著
「Acc.Chem. Res.」9, 201(1976)において行われてい
る。すなわち、離脱基の性質が光量子収率および加水分
解安定性のいずれに対しても明らかに決定的である。
【0006】ルミノールおよびイソルミノール化合物に
比べ、すでに今日まで知られているアクリジニウムエス
テルは光量子収率が高くしかもその収率がインジケータ
に結合したタンパクによって悪化することがない点で有
利である〔Weeks他著「Clin.Chem.」29/8(1983)、14
74〜1479参照〕。
【0007】欧州特許出願第82,636号により知ら
れるアクリジニウムフェニルエステルは、化学発光を緩
和な酸化剤で刺激した場合、検出感度が高い点で優れて
いるが、実用化の妨げとなる欠点を有している。特に、
フェニルエステル結合は水性系において、室温において
さえ、極めて不安定である。更に、そこに述べられた酸
化条件下では、発光はわずか約10秒後に大部分、すな
わち95%以上も消失する。これに比較して、他の非ア
イソトープアッセイ法は測定時間がはるかに短く、それ
故にサンプルの処理量の増加を可能にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は高い光量子収率と共により速い反応速度を有し、それ
により発光イムノアッセイ測定時間を短縮できる新しい
アクリジニウム誘導体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】今般、これらの目的が式
【化2】 〔式中、R1は水素、1〜10個の炭素原子を有するア
ルキル、アルケニルもしくはアルキニル基、またはベン
ジルもしくはアリール基であり、R2およびR3は水素、
1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、置換もしくは
未置換アミノ基、カルボキシル、アルコキシ、シアノも
しくはニトロ基またはハロゲンであり、R 4はスルホン
アミド基がその窒素原子を介してカルボニル基に直接結
合している基であるか、または式II
【0010】−S−X−R5 (II) (式中、Xは分枝状もしくは非分枝状脂肪族基または芳
香族基(それはまたヘテロ原子を有することもできる)
であり、そしてR5は緩和な条件下に生物学的に重要な
物質中のアミノ、カルボキシルもしくはチオール基また
はその他の官能基と選択的に結合され得る反応性基であ
る)で示されるチオアルキルまたはチオアリール基であ
り、そしてA-は化学発光を妨げない陰イオンである〕
で示される化学発光性アクリジニウム誘導体により達成
されることが見出された。
【0011】生物学的に重要な物質とは、抗原と理解す
べきである。この用語はホルモン、ステロイド、医薬、
医薬代謝物、毒素、アルカロイドそして抗体なども包含
する。
【0012】化学発光を妨げない陰イオンはテトラフル
オボレート、パークロレート、ハライド、アルキルサル
フェート、ハロスルホネート、アルキルスルホネートま
たはアリールスルホネート陰イオンであってよい。化学
発光を消失しまたは弱めなければその他の任意の陰イオ
ンを用いることもできる。
【0013】アリールとは芳香族炭化水素、特にフェニ
ルおよびナフチルであると理解すべきである。ヘテロ原
子を有する芳香族基とは窒素原子または酸素原子を有す
る芳香族炭化水素、特にキノリン、インドール、ピロー
ルおよびピリジンなどであると理解すべきである。ハロ
ゲンとは弗素、塩素、臭素および沃素である。
【0014】置換アミノ基は好ましくはC1〜C4アルキ
ルまたはC1〜C4ジアルキルアミンであり、またそれら
アルキル基の方も例えばヒドロキシルによりモノ置換さ
れていてもよい。置換アミンはモルホリン基であっても
よい。R2およびR3について記載されたアルコキシ基は
アルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するものが好ま
しい。Xについて記載された分枝状または非分枝状脂肪
族基は好ましくは、C1〜C5−アルキレン基である。
【0015】一般的には、Xがメチレン、エチレン、プ
ロピレンまたはオルト−、メタ−もしくはパラ−フェニ
レン基であるアクリジニウム誘導体が選択される。これ
らの基はアクリジニウム誘導体の水溶性を向上させるべ
く、ヘテロ原子を有する親水性置換分を有していてもよ
い。
【0016】本発明によるアクリジニウム誘導体を使用
する際特に重要なのは置換分R5である。この基を適切
に選択することにより、検出される生物学的物質の官能
基に対し緩和な条件下に選択的に結合され得るような高
い反応性をそのアクリジン誘導体に与えることができ
る。適当な反応性基の例を以下に列挙する。
【0017】
【化3】
【0018】
【化4】
【0019】多くの場合、本発明のアクリジニウム誘導
体の中でR5が式III
【化5】 で示される基であるものが適していることが判ってい
る。
【0020】そのほか、R1がメチル基であるアクリジ
ニウム化合物も好ましい。それ故、式IV
【化6】 (式中、AおよびXは前記の意味を有する)に相当する
本発明のアクリジニウム化合物が特によく用いられる。
【0021】本発明のアクリジニウム誘導体中の基R4
がスルホンアミド基である場合には、それは、式V
【化7】 または式VI
【化8】 〔式中、XおよびR5は前記の意味を有し、そして式V
のR6は1〜10個の炭素原子を有するアルキルもしく
はアルケニル基、好ましくはC1〜C4−アルキルにより
モノ−もしくはジ置換されたアミノ基、またはモルホリ
ノ、ベンジルもしくはアリール基(これらはヒドロキシ
ル、アミノ、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシま
たはアリールオキシにより置換されていてもよい)であ
り、そして式VIのR6はそのほかに水素を表わすことも
できる〕で示されるのが好ましい。
【0022】本発明のこのアクリジニウム誘導体の典型
的代表例は式VII
【化9】 (式中、AおよびXは前記の意味を有する)で示され
る。
【0023】本発明は2つの新しいアクリジニウム化合
物群を提供するが、その一方の群はチオエステル基によ
り区別され、他方はスルホンアミド構造により区別され
る。従来より知られているアクリジニウムフェニルエス
テル化合物よりも、アクリジニウムアシルスルホンアミ
ド誘導体は高い安定性を有し、そしてチオールエステル
は速い反応速度を有する。さらにこれらの化合物群は共
により高い光収率を与える点で優れている。
【0024】欧州特許出願第82,636号により知ら
れるアクリジニウムフェニルエステルと比較した場合、
チオールエステル含有離脱基を有する本発明のアクリジ
ニウム化合物の著しい長所は発光の反応速度が相当に速
い点である。従って、実施例1に従って製造された本発
明のアクリジニウムチオエステル(化合物6)は同じ酸
化条件下に1秒の測定時間で10倍高い光収率を有し
た。この高い光収率および同時に短い測定時間はルミノ
メータにおいて一段と高いサンプル処理量を可能にす
る。
【0025】従って、図1は実施例1により製造された
アクリジニウムチオエステル(化合物6)の抗体接合体
の発光速度を示し、そして図2は4−(2−スクシンイ
ミジル−オキシカルボニルエチル)フェニル−10−メ
チルアクリジニウム9−カルボキシレートメトサルフェ
ート(欧州特許出願第82,636号明細書、第10
頁)の抗体接合体を示す。個々のトレーサ溶液100μ
lを350μlの0.05M KCl/NaOH 緩衝液
(pH13)+0.1%のH22を添加することにより刺
激して化学発光させ、そして10秒間にわたり記録す
る。
【0026】図1において、0.66秒後にすでに最大
発光に達し、0.88秒後にはすでに再び半減してい
る。これに対し、図2においては、1.77秒後にやっ
と最大発光に達しそして2.88秒後になってやっと再
び半減している。
【0027】アクリジニウム9−カルボン酸アミドはア
クリジニウム9−カルボン酸エステルとは対照的に化学
発光を全く示さない〔F. McCapra、W. Carruthersおよ
びJ.K. Sutherland著「Progress in Organic Chem.」Vo
l. 8, 231-277(1973)Butterworth社発行参照〕ことか
ら、そのアミド窒素がスルホニルにより置換されたアク
リジニウム9−カルボン酸アミドが優れた化学発光を呈
することは全く予想外のことである。
【0028】本発明によるアクリジニウム9−カルボン
酸チオエステルは次の方法により製造できる:アクリジ
ンまたはその縮合フェニル環にR2および/またはR3
有する誘導体を、LehmstedtおよびHundertmarkによる、
Ber. 63, 1229(1930)に記載の方法によりエタノール
/氷酢酸およびシアン化カリウム中で9−シアノアクリ
ジンに変換する。再結晶後、この生成物をLehmstedtお
よびWirthによる、Ber. 61, 2044(1928)に記載の方法
に従って硫酸および亜硝酸ナトリウムと反応させること
によりアクリジン−9−カルボン酸またはR2/R3−置
換アクリジン−9−カルボン酸が得られる。アクリジン
−9−カルボン酸またはR2/R3−置換アクリジン−9
−カルボン酸をチオニルクロライドと反応させることに
より、式VIII
【0029】
【化10】 (式中、Yは塩素を表わす)で示される化合物が得られ
る。ハロゲンに代えて、オキシカルボニル−C1−C5
アルキル、オキシカルボニルアリールまたはイミダゾリ
ド基を化合物VIIIのYとして導入することもできる。
【0030】R2/R3−置換アクリジン誘導体は文献に
知られる方法により簡単に合成できる。このような合成
法は例えば「Comprehensive Heterocyclic Chemistr
y」、A.Katritzky, C.W. Ress編、Vol. 2, 395以降、Pe
rgamon Press Ltd. 発行、(1984)または「Heterocycl
ic Compounds」Vol. 9, “Acridines and Cond.”第2
版、R.M. Acheson著、John Wiley & Sons Ltd. 発行、
(1973)に記載されている。
【0031】前記酸クロライド(VIII)を次いで式IX HS−X−COOH (IX) で示されるチオールカルボン酸、例えば2−メルカプト
安息香酸とアルカリ性条件下に反応させるとチオールエ
ステルカルボン酸が得られ、これを次いで基R5の製造
に適した化合物、例えばN−ヒドロキシスクシンイミド
でエステル化する。そのアクリジン化合物を次に、文献
に知られる方法により10位においてアルキル化する。
特に、トリメチルオキソニウムテトラフルオボレートが
メチル化に適しているが、ジメチルサルフェート、メチ
ルフルオロスルホネート、メチルトルエンスルホネート
またはメチルトリフルオロメタンスルホネートを用いて
も化学発光性アクリジニウム化合物が良好な収率で得ら
れる。
【0032】本発明によるアクリジニウムスルホンアミ
ド誘導体の製造にはアクリジン−9−カルボン酸クロラ
イド(VIII)も同様に出発物質として用いられる。次い
でこの化合物を第1または第2スルホンアミド、好まし
くは式X
【化11】 または式XI
【0033】
【化12】 (式中、XおよびR6は前記の意味を有し、そしてZは
カルボキシル基を保護し、後で除去される基である)で
示される保護されたスルホンアミドカルボン酸と反応さ
せる。例えばN−ベンゼンスルホニルグリシンベンジル
エステルをこの反応の保護基として用いることができ
る。保護基を除去した後に形成される酸は次いで、適当
な化合物、例えばN−ヒドロキシスクシンイミドを用い
て基R5に変換される。この生成物の10位の窒素を文
献に知られる方法によりアルキル化することによって化
学発光性アクリジニウム化合物が得られる。
【0034】得られたアクリジニウム化合物は、次い
で、生物学的に重要な物質、例えば抗原、抗体、ホルモ
ン、医薬、医薬代謝物、毒素またはアルカロイドと反応
させて発光性化合物とすることができる。アクリジニウ
ム誘導体は、それによって直接に、または架橋分子例え
ばポリリジン、ポリグルタミン酸またはポリビニルアミ
ンを介して、生物学的に重要な物質に結合されて安定な
免疫学的に活性な接合体を形成する。この接合体もまた
トレーサと呼ばれ、後述の発光イムノアッセイに用いら
れる。拮抗法またはサンドイッチ法による液体サンプル
中の抗原物質を測定するための本発明の発光イムノアッ
セイには固相に固定された少なくとも一つの免疫学的に
活性な成分と前記発光性トレーサが必要である。発光イ
ムノアッセイは現在、様々な方法で行うことができる。
【0035】一つの可能性は、抗原と特異的に反応する
固定された抗体を、検査対象液のサンプルおよび抗原と
化学発光アクリジニウム誘導体との接合体(抗原トレー
サ)と共にインキュベートし、サンプルと非結合トレー
サを分離し、結合トレーサを酸化剤と混合して発光さ
せ、次いで測定された発光強度から抗原の存在量を測定
することである。
【0036】もう一つの可能性は、抗原と特異的に反応
する固定された抗体を、検査対象液のサンプル、特異的
に反応する第2抗体と化学発光性アクリジニウム誘導体
との接合体と共にインキュベートし、そのサンプルと非
結合の標識接合体を分離し、結合した標識接合体を酸化
剤と混合して発光させ、そして測定された発光強度から
抗原の存在量を測定することよりなる。
【0037】前述の発光イムノアッセイは標識接合体を
添加する前に、検査対象液を固定された抗体から分離す
ることにより行うこともできる。
【0038】本発明により行うことができるその他の発
光イムノアッセイにおいては、抗体ではなく抗原の方を
固定する。すなわち、抗体と特異的に反応する固定され
た抗原を検査対象液のサンプルおよび抗体と化学発光性
アクリジニウム誘導体との接合体の溶液と共にインキュ
ベートし、次いでサンプルと非結合の標識接合体を分離
し、そして結合した標識接合体を次いで酸化剤と混合す
ることができる。次いで発光が生じ、その強度から抗原
の存在量を測定することができる。
【0039】もう一つの変法は抗体と特異的に反応する
固定された抗原を、抗体と化学発光性アクリジニウム誘
導体との接合体の溶液と共にインキュベートし、未反応
の標識接合体を分離し、検査対象液のサンプルを添加
し、次いでサンプルを再び分離し、結合した標識接合体
を酸化剤と混合して発光させ、次いでこの発光から抗原
の存在量を測定することよりなる。
【0040】最後に、抗体と特異的に反応する固定され
た抗原を抗体と化学発光性アクリジニウム誘導体との接
合体の溶液と共にインキュベートし、検査対象液のサン
プルを添加し、サンプルと非結合接合体を分離し、結合
した標識接合体を酸化剤と混合し、そして次に測定され
た発光から抗原の存在量を測定する方法によって発光イ
ムノアッセイを行うこともできる。
【0041】
【実施例】本発明によるアクリジニウム化合物の製造例
を実施例1〜3に示す。 実施例 1 9−シアノアクリジン(1) 3.3mlの氷酢酸をエタノール45ml中のアクリジン
(10g)に添加し、5.25gのシアン化カリウムの
水8ml中の溶液を滴加し、反応混合物を2時間還流加熱
しそして冷却し、そして揮発性成分を真空留去する。残
留物を30mlの2NNaOHと共に撹拌し、吸引濾過
し、2N NaOHおよび水で2回洗浄し、そして湿っ
た状態で大気中にしばらく放置する。粗製生成物をメチ
レンクロライド中に撹拌混合し、非溶解物質を吸引濾過
し、メチレンクロライドで洗浄し、合一した有機相を濃
縮し、そして粗製9−シアノアクリジンをn−ブチルア
セテートから再結晶する。 収率:50%、融点:183−5℃ IR:2230cm-1
【0042】アクリジン−9−カルボン酸(2) 9−シアノアクリジン(5g)を40mlの濃H2SO4
少量ずつ徐々に添加し、そしてその混合物を90〜95
℃で2時間加熱し、また8.5gのNaNO2を添加後に
この温度で更に2時間撹拌する。その熱溶液を素早く撹
拌しながら620mlの氷水に注ぎ、そして沈殿を吸引濾
過し、できるだけ少量の2N NaOHに溶解する。溶
液を濾過し、濾液を50%強度H2SO4で酸性化し、そ
して析出したアクリジン−9−カルボン酸を吸引濾過し
そして真空乾燥する。 収率:95%、融点:288−9℃ IR:3440(br),3200(br),2600
−2500(br),1980;1650;1605;
1420cm-1
【0043】アクリジン−9−カルボン酸クロライド塩
酸塩(3) アクリジン−9−カルボン酸(5g)を50mlの用時蒸
留したSOCl2に少量ずつ添加し、そしてその混合物
を5時間還流加熱する。その時点で透明となっている溶
液を沈殿形成が始まるまで蒸留により濃縮し、そしてシ
クロヘキサンの添加および冷却により沈殿を完了させ
る。沈殿を吸引濾過しそして真空乾燥してアクリジン−
9−カルボン酸クロライド塩酸塩を得る。 収率:90%、融点:223℃ 元素分析(C149ClNO×HClとして計算) 計算値 C 60.5 H 2.8 N 5.0 Cl 25.5 実測値 C 59.4 H 3.3 N 5.0 Cl 25.2
【0044】(フェニル−2′−カルボン酸)アクリジ
ン−9−チオカルボキシレート(4) アクリジン−9−カルボン酸クロライド塩酸塩(30
g)を720mlのメチレンクロライドに懸濁し、チオサ
リチル酸(17.7g)および50mlのトリエチルアミ
ンを添加し、そして透明となっている溶液を次いで室温
で10分間撹拌する。溶媒を除去後、35gの炭酸ナト
リウムおよび1400mlの水を残留物に添加し、得られ
る溶液を沈殿が現れるまで濃縮し、そしてこれを吸引濾
過する。濾液をNaClで飽和し、そしてそれにより分
離する沈殿を同様に吸引濾過する。合一した沈殿の水性
溶液を80℃で氷酢酸を用いて酸性化し、そして析出し
た生成物を吸引濾過しそして真空乾燥する。 収率:80%、融点:261−5℃ NMR(DMSO,100MHz):δ=7.6−8.4
ppm、コンプレックスマルチプレット IR:1680cm-1(s),1720(m),1260
(s)
【0045】2′−(スクシンイミドイルオキシカルボ
ニル)フェニルアクリジン−9−チオカルボキシレート
(5) 3.2gのN−ヒドロキシスクシンイミドを10gのチ
オールエステルカルボン酸の乾燥テトラヒドロフラン1
90ml中の懸濁液(0℃)に添加し、次いで6.9gの
ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)を−20℃
で添加し、次にその混合物を−20℃で2時間撹拌した
後室温で一夜撹拌する。0.28mlの氷酢酸を添加後、
その混合物を1時間撹拌し、次いで酢酸エチル(25m
l)を添加し、そして沈殿を濾過する。濾液を濃縮しそ
してクロロベンゼンから再結晶すると淡黄色の2′−
(スクシンイミドイルオキシカルボニル)フェニルアク
リジン−9−チオカルボキシレートが得られる。 収率:80%、融点:198−200℃ IR:1810cm-1,1780,1745,1225,
1205 NMR(DMSO,100MHz):δ=2.95ppm
(s,4H),7.7−8.4ppm(m,12H)
【0046】2′−(スクシンイミドイルオキシカルボ
ニル)フェニル−10−メチルアクリジニウム−9−チ
オカルボキシレートテトラフルオボレート(6) 3gのN−ヒドロキシスクシンイミド−エステル(5)
を40mlの1,2−ジクロロエタン中7.8gのトリメチ
ルオキソニウムテトラフルオボレートと共に80℃で8
時間加熱し、そしてその混合物を次いで室温で一夜撹拌
する。沈殿を濾過し、そして1,2−ジクロロエタンと
共に沸騰させることにより抽出する。合一した有機相を
濃縮しそして残留物をアセトン−ジイソプロピルエーテ
ルから再結晶する。 収率:40%、融点:245℃ IR:3440cm-1(br),1800,1780,1
740(s),1670,1065(s) NMR(DMSO,100MHz):δ=3.0ppm
(s,4H),4.95ppm(s,やや拡散,3H),7.
9−8.6(m,10H),9.9ppm(d,2H)
【0047】実施例 2 酸クロライド(3)およびチオグリコール酸から出発す
るスクシンイミドイルオキシカルボニルメチル−10−
メチルアクリジニウム9−チオカルボキシレートテトラ
フルオボレートの製造を(6)の合成と同様にして行
う。生成物(7)〜(9)の個々の合成工程の収率およ
び分光法による特性を下記に示す: カルボキシメチルアクリジン−9−チオカルボキシレー
ト(7) 収率:60% 融点:218℃(分解) IR:3440cm-1(br),2400(br),19
50(br),1710(m),1660(s),10
70(m) NMR(DMSO,100MHz):δ=4.25ppm
(s,2H);7.6−8.4(m,8H)
【0048】スクシンイミドイルオキシカルボニルメチ
ルアクリジン−9−チオカルボキシレート(8) 収率:80% IR:3440cm-1(br),2930,1820,1
785,1740(s),1205,1165 NMR(DMSO,100MHz):δ=2.95ppm
(s,4H),4.77ppm(s,2H),7.6−8.3
ppm(m,8H)
【0049】スクシンイミドイルオキシカルボニルメチ
ル−10−メチルアクリジニウム9−チオカルボキシレ
ートテトラフルオボレート(9) 収率:40% 融点:250℃ IR:3440cm-1(br),1810,1780,1
735(s),1538,1350,1060 NMR(DMSO,100MHz):δ=2.9ppm
(s,4H),4.8(s,2H),4.9ppm(s,3
H),7.7−9.0(m,8H)
【0050】実施例 3 N−ベンゼンスルホニル−N−(ベンジルオキシカルボ
ニルメチル)アクリジン−9−カルボン酸アミド(1
0) 130gの4−(ジメチルアミノ)−ピリジンおよび6
mlのトリエチルアミンを110mlのテトラヒドロフラン
中の3.3gのN−ベンゼンスルホニルグリシンベンジ
ルエステルに添加し、3gのアクリジン−9−カルボン
酸クロライド塩酸塩を10分後に添加し、そして生じた
懸濁液を6時間還流加熱する。沈殿を吸引濾過し、溶媒
を除去しそして残留物をメチレンクロライドにとりそし
て2NNaOHで短時間撹拌する。MgSO4で乾燥
後、有機相を濃縮しそして得られる残留物をトルエン/
ヘプタンから再結晶する。 収率:70% 融点:58℃ IR:3440cm-1(br),1735,1680,1
357,1165 NMR(DMSO,100MHz):δ=5.2ppm
(s,2H),5.3ppm(s,2H),7.0−8.4pp
m(m,18H)
【0051】N−ベンゼンスルホニル−N−(カルボキ
シメチル)アクリジン−9−カルボン酸アミド(11) 60mlの氷酢酸中の1gのN−ベンゼンスルホニル−N
(ベンジルオキシカルボニルメチル)アクリジン−9−
カルボン酸アミドを室温および常圧で2mlの濃HClお
よびPd/C(10%)を添加して水素添加する。反応
が終了したら、触媒を吸引濾過し、そして濾液を濃縮す
るとカルボン酸が黄色固形物として得られる。 NMR(DMSO,100MHz):δ=5.0ppm
(s,2H),7.1−8.5ppm(m,13H)
【0052】化合物(11)を(5)の製造と同様にし
てN−ヒドロキシスクシンイミドと反応させてN−ベン
ゼンスルホニル−N−(スクシンイミドイルオキシカル
ボニルメチル)アクリジン−9−カルボン酸アミド(1
2)とする。(12)を(6)についての記載と同様に
してトリメチルオキソニウムテトラフルオボレートで4
級化すると、N−ベンゼンスルホニル−N−(スクシン
イミドイルオキシカルボニルメチル)−10−メチルア
クリジニウム9−カルボン酸アミドテトラフルオボレー
ト(13)が得られる。
【0053】実施例 4 N−フェニル−N(4−ベンジルオキシカルボニルベン
ゼンスルホニル)アクリジン−9−カルボン酸アミド
(14) 360mgの4−(ジメチルアミノ)ピリジンおよび1
6.6mlのトリエチルアミンを300mlのメチレンクロ
ライド中の11gのベンジル4−(N−フェニルスルフ
ァミド)ベンゾエートに添加し、10分後に8.34g
のアクリジン−9−カルボン酸クロライド塩酸塩(3)
を添加しそしてその混合物を16時間還流加熱する。冷
却溶液を2N NaOHと共に短時間撹拌し、そして有
機相を分離し、水洗し、Na2SO4で乾燥しそして濃縮
する。残留物をトルエン/ヘプタンから再結晶する。 収率:70% 融点:161−163℃ NMR(DMSO,100MHz):δ=5.5ppm
(s,2H),δ=6.8−8.6ppm(m,22H)
【0054】N−フェニル−N−(4−カルボキシベン
ゼンスルホニル)アクリジン−9−カルボン酸アミド臭
化水素酸塩(15) 8.58gのN−フェニル−N−(4−ベンジルオキシ
カルボニルベンゼンスルホニル)−アクリジン−9−カ
ルボン酸アミド(14)を氷酢酸中の33%強度HBr
30ml中で60℃に2時間加熱し、そして冷却後60m
lのジイソプロピルエーテルを添加し、そして沈殿を吸
引濾過しそして真空乾燥する。 収率:95% 融点:255℃ NMR(DMSO,100MHz):δ=6.8−9ppm
(m)
【0055】N−フェニル−N−(4−スクシンイミド
イルオキシカルボニルベンゼンスルホニル)−アクリジ
ン−9−カルボン酸アミド(16) 2.8mlのトリエチルアミンを250mlのテトラヒドロ
フラン中の5.63gのN−フェニル−N−(4−カル
ボキシベンゼンスルホニル)アクリジン−9−カルボン
酸アミド臭化水素酸塩(15)に添加し、その混合物を
−15℃に冷却し、そして0.96mlのエチルクロロホ
ルメートを添加する。その混合物を次いで20分間撹拌
し、1.15gのN−ヒドロキシスクシンイミドを添加
し、そして混合物を−15℃で3時間撹拌し、室温まで
放置して暖め、次いで一夜撹拌する。沈殿を吸引濾過
し、濾液を濃縮し、残留物をメチレンクロライドにと
り、そして得られた溶液を水、NaHCO3溶液および
水で洗浄し、そしてNa2SO4で乾燥する。有機相を濃
縮し、そして残留物をトルエンから再結晶する。 収率:50% 融点:226℃(分解) NMR(DMSO,100MHz):δ=2.95ppm
(s,4H),δ=6.8−8.7ppm(m,17H)
【0056】N−フェニル−N−(4−スクシンイミド
イルオキシカルボニルベンゼンスルホニル)−10−メ
チルアクリジニウム−9−カルボン酸アミドフルオロス
ルホネート(17) 1.16gのN−フェニル−N−(4−スクシンイミド
イルオキシカルボニルベンゼンスルホニル)アクリジン
−9−カルボン酸アミド(16)を60mlの1,2−ジ
クロロエタン中で0.3mlのメチルフルオロスルホネー
トと共に室温で24時間撹拌し、そして分離した沈殿を
吸引濾過しそして真空乾燥する。 収率:65% IR:3420cm-1(br),3100(br),18
05(w),1770(m),1745(s),170
0(m),1385(m),1280(m),1255
(s),1230(s),1205(s) NMR(DMSO,100MHz):δ=2.95ppm
(s,4H),δ=4.75ppm(s,br,3H),δ
=7.0−9.0ppm(m,17H) マススペクトル:m/z=594:M+(陽イオン)
【0057】実施例 5 ベンジル4−〔N−(4′−メトキシフェニル)スルフ
ァミド〕−ベンゾエートおよびアクリジン−9−カルボ
ン酸クロライド塩酸塩(3)から出発するN−(4−メ
トキシフェニル)−N−(4−スクシンイミドイルオキ
シカルボニルベンゼンスルホニル)−10−メチルアク
リジニウム9−カルボン酸アミドフルオロスルホネート
(21)の製造を(17)の合成(実施例4参照)と同
様にして行う。個々の合成工程の収率および分光法によ
る特性を以下に記載する。 N−(4−メトキシフェニル)−N−(4−ベンジルオ
キシカルボニル−ベンゼンスルホニル)−アクリジン−
9−カルボン酸アミド(18) 収率:70% 融点:182−183℃ NMR(DMSO,100MHz):δ=3.5ppm
(s,3H),δ=5.5ppm(s,2H),δ=6.3
5−6.63ppm(d,br,2H),δ=7.05−7.
2ppm(d,br,2H),δ=7.35−8.5ppm
(m,17H)
【0058】N−(4−メトキシフェニル)−N−(4
−カルボキシベンゼンスルホニル)アクリジン−9−カ
ルボン酸アミド臭化水素酸塩(19) 収率:95% 融点:273℃(分解) NMR(DMSO,100MHz):δ=3.5ppm
(s,3H),δ=6.4−6.6ppm(d,br,2
H),δ=7.05−7.2ppm(d,br,2H),δ
=7.7−8.5ppm(m,12H) N−(4−メトキシフェニル)−N−(4−スクシンイ
ミドイルオキシカルボニルベンゼンスルホニル)アクリ
ジン−9−カルボン酸アミド(20) 収率:50% 融点:232−234℃ NMR(DMSO,100MHz):δ=2.95ppm
(s,4H),δ=3.5ppm(s,3H),δ=6.4
−6.6ppm(d,br,2H),δ=7.05−7.25
ppm(d,br,2H),δ=7.8−8.6ppm(m,1
2H) IR:3050cm-1、1805(w),1780
(m),1740(s),1700(m),1505
(m),1370(m),1250(m),1200
(s),1185
【0059】N−(4−メトキシフェニル)−N−(4
−スクシンイミドイルオキシカルボニルベンゼンスルホ
ニル)−10−メチルアクリジニウム−9−カルボン酸
アミドフルオロスルホネート(21) この物質は反応時には析出せず、溶液を濃縮して残留物
をジイソプロピルエーテルと共に撹拌することにより得
られる。 収率:80% NMR(DMSO,100MHz):δ=2.95ppm
(s,4H),δ=3.5ppm(s,3H),δ=4.8p
pm(d,br,3H),δ=6.45−6.7ppm(d,
br,2H),δ=7.2−7.4ppm(d,br,2
H),δ=7.7−9ppm(m,12H) マススペクトル:m/z=624M+(陽イオン) IR:3440cm-1(br),3100,2950,1
805(w),1775(m),1740(s),16
95(m),1610(m),1505(m),137
5(m),1280(m),1250(s),1205
(s)
【0060】実施例 6 ベンジル3−〔N−(4′−メトキシフェニル)スルフ
ァミド〕−ベンゾエートおよびアクリジン−9−カルボ
ン酸クロライド塩酸塩(3)から出発するN−(4−メ
トキシフェニル)−N−(3−スクシンイミドイルオキ
シカルボニルベンゼンスルホニル)−10−メチルアク
リジニウム9−カルボン酸アミドフルオロスルホネート
(25)の製造を(17)の合成(実施例4参照)と同
様にして行う。個々の合成工程の収率および分光法によ
る特性を以下に記載する。 N−(4−メトキシフェニル)−N−(3−ベンジルオ
キシカルボニルベンゼンスルホニル)アクリジン−9−
カルボン酸アミド(22) 収率:70% 融点:168−170℃ NMR(DMSO,100MHz):δ=3.5ppm
(s,3H),δ=5.45ppm(s,2H),δ=6.
5ppm(s,br,2H),δ=7.1ppm(br,2
H),δ=7.3−8.8ppm(m,17H)
【0061】N−(4−メトキシフェニル)−N−(3
−カルボキシベンゼンスルホニル)アクリジン−9−カ
ルボン酸アミド臭化水素酸塩(23) 収率:90% 融点:264℃ NMR(DMSO,100MHz):δ=3.5ppm
(s,3H),δ=6.4−6.6ppm(d,br,2
H),δ=7.0−7.2ppm(d,br,2H),δ=
7.6−8.8ppm(m,12H) N−(4−メトキシフェニル)−N−(3−スクシンイ
ミドイルオキシカルボニルベンゼンスルホニル)アクリ
ジン−9−カルボン酸アミド(24) 収率:50% 融点:223−225℃ NMR(DMSO,100MHz):δ=2.95ppm
(s,4H),δ=3.5ppm(s,3H),δ=6.4
−6.6ppm(d,br,2H),δ=7.0−7.2ppm
(d,br,2H),δ=7.4−8.9ppm(m,12
H) IR:3500cm-1(br),3060,2950,2
840,1805(w),1785(m),1740
(s),1700(m),1510(m),1380
(m),1250(m),1205(m),1165
(m)
【0062】N−(4−メトキシフェニル)−N−(3
−スクシンイミドイルオキシカルボニルベンゼンスルホ
ニル)−10−メチルアクリジニウム9−カルボン酸ア
ミドフルオロスルホネート(25) 収率:90% NMR(DMSO,100MHz):δ=2.95ppm
(s,4H),δ=3.55ppm(s,3H),δ=4.
8ppm(s,br,3H),δ=6.45−6.7(d,
br,2H),δ=7.05−7.3ppm(d,br,2
H),δ=7.5−8.9ppm(m,12H) IR:3500cm-1(br),3080,2950,1
805(w),1780(m),1740(s),35
1700(m),1610(m),1510(m),
1380(m),1250(s),1205(s),1
170(s) マススペクトル:m/z=624M+(陽イオン)
【0063】実施例 7 α−フェトタンパク化学発光イムノアッセイ用トレーサ
調製 100μlの抗体(1mg/ml)、11.5μlの実施例
1により製造されたアクリジニウムチオエステル(化合
物6)(DMSO中1mg/ml)および600μlの接合反
応用緩衝液(0.01Mホスフェート、pH8.0)を15
分間インキュベートする。次に200μlのリジン(1
0mg/ml)を添加し、そしてその混合物を更に15分間
インキュベートする。このバッチをPD 10カラム(S
ephadexG25 媒質、0.1Mホスフェート、pH6.3を移
動相とする)に移す。10滴/画分を集める。個々の画
分を適宜希釈後その化学発光活性について試験する(酸
化剤350μl:0.1N NaOH中の0.1%H
22)。トレーサ画分(第1活性ピーク)をプールし4
℃で貯蔵する。
【0064】実施例 8 α−フェトタンパク化学発光イムノアッセイ法 50μlのスタンダード/サンプルおよび150μlの
緩衝液(ホスフェート;0.1M pH6.3、1%Tween2
0、0.1%牛血清アルブミン、0.1M NaCl、0.
01% NaN3)をモノクローナル抗−AFP抗体で被
覆された試験管中で15分間振盪する。次に2×1mlず
つの緩衝液で洗浄する。200μlのトレーサを適宜希
釈して添加し、そしてその混合物を15分間振盪する。
再度1mlずつの緩衝液で2回洗浄する。化学発光測定を
350μlの酸化剤(0.1NNaOH中0.1% H2
2、測定時間2秒)を用いて開始する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクリジニウム誘導体例の抗体接合体
の発光速度を示す。
【図2】従来のアクリジニウム誘導体例の抗体接合体の
発光速度を示す。
【図3】α−フェトタンパク(AFP)についてのイム
ノ化学発光測定アッセイ(ICMA)の標準曲線の典型
例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘニング・リユバース ドイツ連邦共和国デー−6231シユヴアルバ ハ・アム・タウヌス.シユペヒトシユトラ ーセ17 (72)発明者 ヘルムート・シユトレツカー ドイツ連邦共和国デー−6102プフングシユ タト.オーデンヴアルトシユトラーセ56 (72)発明者 ゲルト・シユノル ドイツ連邦共和国デー−6268バートヴイル ベル.アウフデムラテイヒコプフ23 (72)発明者 トーニオ・キンケル ドイツ連邦共和国デー−6230フランクフル ト・アム・マイン80.ヘールゼルベルクシ ユトラーセ1

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 〔式中、R1は水素、1〜10個の炭素原子を有するア
    ルキル、アルケニルもしくはアルキニル基、またはベン
    ジルもしくはアリール基であり、R2およびR3は水素、
    1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、置換もしくは
    未置換アミノ基、カルボキシル、C1〜C4−アルコキ
    シ、シアノまたはニトロ基またはハロゲンであり、R4
    はスルホンアミド基がその窒素原子を介してカルボニル
    基に直接結合している基であるか、または式II −S−X−R5 (II) (式中Xは分枝状もしくは非分枝状脂肪族基または芳香
    族基(それはまたヘテロ原子を含むこともできる)であ
    り、そしてR5は穏やかな条件下に生物学的に重要な物
    質中のアミノ、カルボキシルもしくはチオール基または
    その他の官能基と選択的に結合され得る反応性基であ
    る)で示されるチオアルキルもしくはチオアリール基で
    あり、そしてA-は化学発光を妨げない陰イオンであ
    る〕で示される化学発光性アクリジニウム誘導体を直接
    にかまたは架橋分子を介して、タンパク、ポリペクチド
    またはその他の生物学的に重要な物質に結合させて安定
    な免疫学的に活性な接合体を形成する発光性化合物。
  2. 【請求項2】 拮抗法またはサンドイッチ法において少
    なくとも一つの免疫学的に活性な成分が固相に固定さ
    れ、そして少なくとも一つの他の成分であるトレーサが
    請求項1に記載の発光性化合物であることを特徴とする
    液体サンプル中の抗原物質を測定するための発光イムノ
    アッセイ。
  3. 【請求項3】 a) 抗原と特異的に反応する固定され
    た抗体を、検査対象液のサンプルおよび抗原と請求項1
    記載の化学発光アクリジニウム誘導体との接合体と共に
    インキュベートし、 b) そのサンプルおよび非結合の標識接合体を分離
    し、 c) 結合した標識接合体を酸化剤と混合して発光さ
    せ、そして d) 測定された発光強度から抗原の存在量を測定する ことより成る請求項2記載の発光イムノアッセイ。
  4. 【請求項4】 標識接合体を添加する前に検査対象液を
    固定された抗体から分離する請求項3記載の発光イムノ
    アッセイ。
  5. 【請求項5】 a) 抗原と特異的に反応する固定され
    た抗体を、検査対象液のサンプルおよび特異的に反応す
    る第2抗体と請求項1記載の化学発光アクリジニウム誘
    導体との接合体と共にインキュベートし、 b) そのサンプルおよび非結合の標識接合体を分離
    し、 c) 結合した標識接合体を酸化剤と混合して発光さ
    せ、そして d) 測定された発光強度から抗原の存在量を測定する ことより成る請求項2記載の発光イムノアッセイ。
  6. 【請求項6】 標識接合体を添加する前に検査対象液を
    固定された抗体から分離する、請求項5記載の発光イム
    ノアッセイ。
  7. 【請求項7】 a) 抗体と特異的に反応する固定され
    た抗原を、検査対象液のサンプルおよび抗体と請求項1
    記載の化学発光性アクリジニウム誘導体との接合体の溶
    液と共にインキュベートし、 b) そのサンプルおよび非結合の標識接合体を分離
    し、 c) 結合した標識接合体を酸化剤と混合して発光さ
    せ、そして d) 測定された発光強度から抗原の存在量を測定する ことより成る請求項2記載の発光イムノアッセイ。
  8. 【請求項8】 a) 抗体と特異的に反応する固定され
    た抗原を、抗体と請求項1記載の化学発光性アクリジニ
    ウム誘導体との接合体の溶液と共にインキュベートし、 b) 未反応の標識接合体を分離し、 c) 検査対象液のサンプルを添加し、 d) その後サンプルを再び分離し、 e) 結合した標識接合体を酸化剤と混合して発光さ
    せ、そして f) 測定された発光強度から抗原の存在量を測定する ことより成る請求項2記載の発光イムノアッセイ。
  9. 【請求項9】 抗体と特異的に反応する固定された抗原
    を、抗体と請求項1記載の化学発光性アクリジニウム誘
    導体との接合体の溶液と共にインキュベートし、 b) 検査対象液のサンプルを添加し、 c) そのサンプルおよび非結合の接合体を分離し、 d) 結合した標識接合体を酸化剤と混合して発光さ
    せ、そして e) 測定された発光強度から抗原の存在量を測定する ことより成る請求項2記載の発光イムノアッセイ。
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