JPH07179196A - ディフューザーの利用により、艇体を効率よく推進させる方法 及びその装置 - Google Patents

ディフューザーの利用により、艇体を効率よく推進させる方法 及びその装置

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JPH07179196A
JPH07179196A JP35471693A JP35471693A JPH07179196A JP H07179196 A JPH07179196 A JP H07179196A JP 35471693 A JP35471693 A JP 35471693A JP 35471693 A JP35471693 A JP 35471693A JP H07179196 A JPH07179196 A JP H07179196A
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JP
Japan
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water
diffuser
propulsion
efficiency
making use
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JP35471693A
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Inventor
Yasuhiro Yamashima
康弘 山嶋
Ryohei Matsubara
良平 松原
Hideko Furukawa
秀子 古川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディフューザーを利用し、ウォータージェッ
トポンプの噴出水流を整流する事により、推進効率をあ
げるものである。 【構成】 水を後方へ噴出して水上及び水中の艇体を推
進させる時、吸入された水を加圧するポンプユニット
と、ノズル、スロート、ディフューザーの利用により噴
出する水を効率よく推進力に変換するユニットの組み合
わせにより、構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水上及び水中の艇体の
推進力を、効率よく得る為のものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の方法は、噴出水量を多
く、及び噴出速度を速くする事により、その反力を利用
して推進力を得ていた。この方法は、噴出速度を増加さ
せる為の装置に、多くのエネルギーを必要とし、また小
型に製作するに難があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のウォータージェ
ット噴流による推進力は、その効率が20%〜25%程
度である。この推進方法の効率増加をはかり、推進効率
をよくする事を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】水上及び水中の艇体が、
その艇体上にある動力を使用してその艇体前方に設置さ
れた取水口より取り入れた水を、艇体内で加圧水にし、
艇体外後方に噴出する時、効率良く推進力を得る為に、
ノズル、スロート、ディフューザーを利用したユニット
を使用して、噴出水流の整流を行い、造波抵抗を減少さ
せて、推進効率を増加させるものである。 1.取水口より取り込まれた水は、2.ポンプにより加
圧水になる。 2.ポンプの加圧の効率は、遠心ポンプの利用の時は、
75%程度であり、斜流ポンプの利用の時は、85%程
度であり、軸流ポンプの利用の時は、65%程度であ
り、スクリューポンプの利用の時は、85%程度であ
る。 3.4.5.のノズル、スロート、ディフューザーを利
用しての効率は、45%程度である。よって、本装置で
の合計効率は、40%程度となる。従来の推進力を得る
方法の一つで、スクリューを駆動源にしている艦艇の、
印加エネルギーのスクリューへの伝達効率は、60%程
度であり、このスクリューから水に、推進力としての伝
達効率=推進係数は、65%程度であるから、駆動源か
ら推進力への総合効率は、40%程度となる。又、別の
推進力を得る方法で、吸入水を加速して吐出する事を推
進力としている方式での、推進力に変換される効率は、
20%〜25%程度である。以上の説明により、 スク
リューでの推進効率は、概略40%となり、従来のウォ
ータージェットポンプによる推進効率は、概略25%と
なる。又、ディフューザーを利用した本方法の推進効率
は、概略40%である。本方法による推進は、効率的に
はプロペラスクリューによるものと同程度であるが、機
関の簡便さ、制御性能の向上のメリットを考えれば、今
後この本論による方式に価値が出来る。
【0005】
【発明の作用】第1図は、本発明の実施例であって、本
装置を水中翼船に取り付けたものである。1.は取水
口、2.は水の加圧装置(ポンプ)、3.4.5.はノ
ズル、スロート、ディフューザーであり、水の噴出の
時、整流作用により効率をアップする為の装置である。
次にこれを動作させると、1.より取り入れられた水
は、2.のポンプにより加圧され、ポンプ出口より噴出
された加圧水は、3.のノズルに送り込まれる。この水
は、4.スロートを通り、5.ディフューザーを介して
6.吐出口から艇外に放出される。第2図は、請求項2
に対する説明の為に、ディフューザーの吐出方向の変更
で、転舵に応用出来る説明の為の、上面図である。加圧
水が4.スロート5.ディフューザーを通り、6.吐出
口より放出される時、このディフューザーの方向を転換
する事により、本装置を装架した艇体は、転舵される事
となる。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように、推進力が効率よく
得られる事から、印加エネルギーが少ない時の利用とし
て、湖沼及び海岸に於けるレジャーボートに変わって水
上自転車に応用出来、また、大型艦艇に利用するのであ
れば、加圧装置に電動モーターとポンプの組み合わせを
利用し、電動モーターの制御能力の簡便さと、推進力の
調節の簡便さが一次的に比例する事を利用して、従来の
ディーゼルエンジンとスクリューの組み合わせの推進力
発生機構に置き換えられるものである。又、前述の水上
自転車を考えた時、その構成部品が全てプラスチックで
製作可能である事から、海岸での防腐、防錆、電食の対
策が不要となるのが、メリットの一つである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は、本発明の方式を、水中翼船方式の
艇体に取り付けた時の側面図である。
【図2】 第2図は、艇体部分を除いた部分での、上面
図である。(転舵時、デフューザーの吐出方向を変更す
る。)
【符号の説明】
1 取水口 4 スロート 2 ポンプ 5 ディフュー
ザー 3 ノズル 6 吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 秀子 埼玉県所沢市松が丘1−32−6

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を後方へ噴出して水上及び水中の艇体を
    推進させる時、吸入された水を加圧するユニットと、デ
    ィフューザーの利用により噴出する水を効率よく推進力
    に変換するユニットの組み合わせにより、艇体を効率良
    く推進させる方法、及びその装置。
  2. 【請求項2】このディフューザーの吐出方向を変更する
    事により、操舵に応用する方法、及びその装置。
JP35471693A 1993-12-22 1993-12-22 ディフューザーの利用により、艇体を効率よく推進させる方法 及びその装置 Pending JPH07179196A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257299A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Nobutaka Fukamachi 流体振動推進器
KR20180045682A (ko) * 2016-10-26 2018-05-04 대우조선해양 주식회사 신축성 수중 글라이더형 어뢰
US10315741B2 (en) 2014-10-03 2019-06-11 National University Corporation Tokyo University Of Marine Science And Technology Underwater propulsion apparatus and underwater exploration apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10315741B2 (en) 2014-10-03 2019-06-11 National University Corporation Tokyo University Of Marine Science And Technology Underwater propulsion apparatus and underwater exploration apparatus
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