JPH0717897Y2 - ヒューズコック付きガス遮断弁 - Google Patents

ヒューズコック付きガス遮断弁

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JPH0717897Y2
JPH0717897Y2 JP1988152933U JP15293388U JPH0717897Y2 JP H0717897 Y2 JPH0717897 Y2 JP H0717897Y2 JP 1988152933 U JP1988152933 U JP 1988152933U JP 15293388 U JP15293388 U JP 15293388U JP H0717897 Y2 JPH0717897 Y2 JP H0717897Y2
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JP
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gas
valve
fuse
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gas chamber
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恒男 見城
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は例えばヘッダーコックなどに取り付けられて
使用されるヒューズコック付きガス遮断弁に関する。
(従来の技術) 最近では戸建て住宅の内部に使われるガス器具の数が多
くなり、各部屋にガス配管を行う必要が生じているた
め、従来の鋼管などによる配管では使用ガス器具に対応
し切れない場合が生じている。
そのような場合に対処するものとして、屋外に設置され
る分岐配管用のヘッダーコックがあり、このヘッダーコ
ックに多数設けらたヒューズコック付きガス遮断弁を介
して多数のフレキシブルホースを接続し、このホースを
壁面の裏側や天井裏をはわせて目的の部屋に分岐配管
し、かつ前記ガス遮断弁に対する信号線もホースに沿わ
せて配線できるようにしたシステムが提案されている。
第3図はそのヘッダーコックに用いられるヒューズコッ
ク付きガス遮断弁を示すもので、ヘッダーコック本体1
に連通するガス入口2と、フレキシブルホースを接続し
たガス出口3の中間部にはガス室1aが形成され、このガ
ス室1aの内部にはヒューズボール4が配置され、ガス室
1aの上下に形成されたそれぞれのノズル部5,6に対向し
ている。ガス室1aの下部側には手動開閉用のコック7が
設けられ、手動によってガス入口2を閉じるようにして
いるとともに、コック7の内部には前記ボール4のリセ
ット用のピン8が配置されている。
また、ガス室1aの上部にはソレノイド9が配置され、そ
のプランジャ10を前記ボール4に対向させている。
以上の構成において、ガス出口3側が負圧となった場合
には、前記ボール4は浮上し、ガス室1aの上部側ノズル
部5に吸着することでガス流路を遮断する また、ソレノイド9が遮断動作を行った場合にはプラン
ジャ10を下部に突出させてボール4を下部側ノズル部6
に押付けて同じくガス流路の遮断を行う。
すなわち、この構造のものではいずれもボール4をノズ
ル部に押付けることで遮断動作を行うようになってい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この構造のヒューズコック付きガス遮断
弁にあっては、第4図に拡大して示すようにボール4の
リセット状態または上部側ノズル部5を閉じている状態
からプランジャを突出させて下部側ノズル部6までに押
付けるまでの動作ストロークが大きく、したがって大型
ソレノイドが必要になる欠点があった。また、この構造
であると、図示のごとく垂直姿勢に設定した場合以外
は、ボールの作動流量が変化してしまい、設置などに精
度を必要とするほか、構造が複雑化する欠点があった。
この考案は以上の欠点を解決するもので、ソレノイドプ
ランジャの作動ストロークが短くて良く、したがってソ
レノイドが小型軽量化し、また、取付け姿勢によらず一
定の作動流量でヒューズボールを作動できるようにした
小型かつコンパクトなヒューズコック付きガス遮断弁を
提供するものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するこの考案は、ハウジング内に、ガス
の異常な流出によって発生する負圧で流路を遮断するヒ
ューズ弁と、ソレノイドによってプランジャを介して駆
動される弁体を有するガス遮断弁とを備えたヒューズコ
ック付きガス遮断弁において、ガス流入通路によってガ
スが供給され、ガス流出通路によってガスが流出するガ
ス室を前記ハウジング内に設け、このガス室のガス流出
通路側内部には第1の弁座を設け、これを前記弁体で開
閉可能に構成し、前記ガス室へのガス流入通路は、前記
ガス遮断弁の動作方向に交差する方向に設け、前記ガス
流入通路内の前記ガス室との接続部には第2の弁座を設
け、この第2の弁座を開閉する前記ヒューズ弁は球状体
として前記ガス流入通路内に設けると共に、、この球状
体は、前記ガス室内の負圧によって前記第2の弁座に着
座した時に、その一部が前記弁体の動作軌跡内に突出す
るように形成し、前記ヒューズ弁が前記ガス室へのガス
流入通路を遮断した状態で前記ガス遮断弁が遮断動作を
行った時に、前記弁体が前記ヒューズ弁に当接して、前
記ヒューズ弁を開弁させるように動作することを特徴と
している。
(作用) 以上の構成によれば、ヒューズ弁がガス遮断弁の動作方
向に対して交差する方向に取り付けられているので、ヒ
ューズ弁の作動流量はヒューズ弁を付勢するためのスプ
リングのばね定数に係わり、ガス遮断弁そのものの取付
姿勢には関与しない。
また、ヒューズ弁はガス室内が負圧になった時に動作し
て第2の弁座を閉弁してガスの流出を防止する。そし
て、ヒューズ弁がガス室へのガス流入通路を遮断した状
態でガス遮断弁が遮断動作を行うと、ガス遮断弁の弁体
が第1の弁座に着座する過程でこの弁体がヒューズ弁に
当接してヒューズ弁を開弁させる。ガス遮断弁の弁体が
第1の弁座を閉弁し、ヒューズ弁が第2の弁座を開弁し
た状態では、ガス室とガス流入通路内の圧力は同じにな
るので、この状態ではヒューズ弁は第2の弁座を閉弁し
ない。
更に、ガス遮断弁は第1の弁座を開閉するだけのストロ
ークを備えていれば良いので、ガス遮断弁を駆動するプ
ランジャの作動ストロークは必要最小限で済む。
(考案の実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図はこの考案のかかるヒューズコック付きガス遮断
弁を示すものである。
図において、20は弁ハウジングであり、このハウジング
20の一側部にはガス流入通路22が形成されているととも
に、下部側にはガス流出通路24が形成され、さらにガス
流入通路22とガス流出通路24の中間部にはガス室26が形
成されている。この実施例では、ガス流出通路24はガス
室26の底部に接続しており、ガス流入通路22はガス室の
側面に接続している。
ガス室26とガス流入通路22側とを画成する側面部分には
ノズル部28が形成され、このノズル部28にはガス流入通
路22側の流路内に配置されたヒューズ弁の弁体を球状体
としたヒューズボール30が配置されている。
このヒューズボール30は、ボール本体30aと、ボール本
体30aの先端部に一体に突出形成され、前記ノズル部の
中央よりガス室内26に突出する突起部30bとからなって
おり、かつボール本体30aの後端は、引っ張りコイルス
プリング32の一端に連結している。
このスプリング32の他端は前記ボールの後退位置を規制
するストッパ34に接続している。
このストッパ34はガス流入通路22の内壁に固定される皿
状部34aと、この皿状部34aから前方に突出するストッパ
部34bとからなっており、通常のリセット状態ではスプ
リング32のバネ圧によってヒューズボール30の後端はス
トッパ部34bの先端に位置している状態となっている。
さらに、前記ガス室26とガス流出通路24とを画成する底
面部分にはガス室26側に突出する第一の弁座を構成する
ノズル部36が突出形成され、このノズル部36にはガス遮
断弁50の弁体38が対向している。
ガス遮断弁50は、ハウジング20の上部に形成された空間
20a内部に固定配置されたソレノイド40と、ソレノイド4
0の中心に配置され、かつガス室26内に突出するプラン
ジャ42と、プランジャ42の周縁に配置された遮断時の加
速用スプリング44と、プランジャ42の先端に配置された
前述の弁体38からなっている。
そして、前記弁体38の直径は前記ヒューズボール30の突
起部30bがガス室26に突出した状態でこれと接触する程
度の大きさに設定されている。
さらに、空間20aの上部は蓋46によって閉じられている
とともに、ソレノイド40の信号線40aはブッシュ48を介
してハウジング20の側部に引き出されている。
次に以上の構成におけるガス遮断および復帰動作につい
て説明する。
《遮断動作》 まず、ヒューズボール30単独の遮断動作は、ガス流入通
路22とガス流出通路24の間に差圧が生じ、ガス流出通路
24側が負圧になるとバネ圧に坑してガス室26内に引か
れ、ボール本体30aがノズル部28に当接してガス流路を
遮断する。このとき、突起部30bは第2図に拡大して示
すように、ガス室26の底面側ノズル部36の近傍に突出し
た状態となる。
また、遮断弁単体では、ソレノイド40に信号線40aを通
じて遮断パルスが流れると、プランジャ42が下部に突出
し、弁体38がノズル部36を閉鎖し同じくガス流路を遮断
する。
さらに、ヒューズボール30がノズル部28に当接し、遮断
している状態でソレノイド40に遮断パルスが流れると、
前記と同様に弁体38が下降してノズル部36を閉鎖する。
このとき弁体の周縁は同じく第2図に示すように、ボー
ル30の突起部30bに当接する結果、ボール30は後退し、
ノズル部28とボール本体30aとの間に隙間が生じ、ガス
流入通路22側からガスがガス室26内に流入し、圧力が均
一となり、この結果ボール30はスプリング32のバネ圧に
よって後退し、リセット位置に復帰する。
《復帰動作》 ボール30の復帰動作は、前記ソレノイド40の遮断動作時
に行われる。したがって、ボール30単体が遮断動作を行
っている状態でこれを復帰させる場合には、人為的にソ
レノイド40に遮断パルスおよび復帰パルスを交互に印加
することで、ガス入口22とガス出口24の差圧が解消さ
れ、復帰状態となる。
また、ソレノイド側の復帰動作としては、復帰パルスを
印加すれば、プランジャ42は上昇し、弁体38はノズル36
を開く。
[考案の効果] 以上実施例により詳細に説明したようにこの考案に係る
ヒューズコック付きガス遮断弁にあっては、以下の効果
がある。
ヒューズ弁がガス遮断弁の動作方向に対して交差する方
向に取り付けられているので、ヒューズ弁の作動流量は
ヒューズ弁を付勢するためのスプリングのばね定数に係
わり、ガス遮断弁そのものの取付姿勢には関与しない。
また、ヒューズ弁はガス室内が負圧になった時に動作し
て第2の弁座を閉弁してガスの流出を防止する。そし
て、ヒューズ弁がガス室へのガス流入通路を遮断した状
態でガス遮断弁が遮断動作を行うと、ガス遮断弁の弁体
が第1の弁座に着座する過程でこの弁体がヒューズ弁に
当接してヒューズ弁を開弁させる。ガス遮断弁の弁体が
第1の弁座を閉弁し、ヒューズ弁が第2の弁座を開弁し
た状態では、ガス室とガス流入通路内の圧力は同じにな
るので、この状態ではヒューズ弁は第2の弁座を開弁し
ない。
更に、ガス遮断弁は第1の弁座を開閉するだけのストロ
ークを備えていれば良いので、ガス遮断弁を駆動するプ
ランジャの作動ストロークは必要最小限で済む。
したがって、この考案では、フレキシブルホースを多数
配管接続するためのヘッダー用のヒューズコック付きガ
ス遮断弁などに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るヒューズコック付きガス遮断弁
を示す側断面図、第2図は要部拡大の説明図、第3図は
従来のヒューズコック付きガス遮断弁の側断面、第4図
はその不具合を説明するための説明図である。 20……ハウジング 22……ガス流入通路 24……ガス流出通路 26……ガス室 28……ノズル部(第2の弁座) 30……ヒューズボール(ヒューズ弁) 30a……ボール本体,30b……突起部 32……スプリング 34……ストッパ 36……ノズル部(第1の弁座) 38……弁体 40……ソレノイド 42……プランジャ 50……ガス遮断弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に、ガスの異常な流出によっ
    て発生する負圧で流路を遮断するヒューズ弁と、ソレノ
    イドによってプランジャを介して駆動される弁体を有す
    るガス遮断弁とを備えたヒューズコック付きガス遮断弁
    において、 ガス流入通路によってガスが供給され、ガス流出通路に
    よってガスが流出するガス室を前記ハウジング内に設
    け、 このガス室のガス流出通路側内部には第1の弁座を設
    け、これを前記弁体で開閉可能に構成し、 前記ガス室へのガス流入通路は、前記ガス遮断弁の動作
    方向に交差する方向に設け、 前記ガス流入通路内の前記ガス室との接続部には第2の
    弁座を設け、この第2の弁座を開閉する前記ヒューズ弁
    は球状体として前記ガス流入通路内に設けると共に、こ
    の球状体は、前記ガス室内の負圧によって前記第2の弁
    座に着座した時に、その一部が前記弁体の動作軌跡内に
    突出するように形成し、 前記ヒューズ弁が前記ガス室へのガス流入通路を遮断し
    た状態で前記ガス遮断弁が遮断動作を行った時に、前記
    弁体が前記ヒューズ弁に当接して、前記ヒューズ弁を開
    弁させるように動作することを特徴とするヒューズコッ
    ク付きガス遮断弁。
JP1988152933U 1988-11-24 1988-11-24 ヒューズコック付きガス遮断弁 Expired - Lifetime JPH0717897Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52155430A (en) * 1976-06-18 1977-12-23 Ginzaburou Yamaguchi Balllshapeddvalve falling devicee sets correspondingly each opposit poles of inside type parmanent magnet and outside type parmanent magnet and makes valve fallen by magnetic induction of movement of
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JPS6067473U (ja) * 1983-10-15 1985-05-13 トキコ株式会社 弁装置

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