JPH07178444A - フィックスダミーブロック - Google Patents

フィックスダミーブロック

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JPH07178444A
JPH07178444A JP32759293A JP32759293A JPH07178444A JP H07178444 A JPH07178444 A JP H07178444A JP 32759293 A JP32759293 A JP 32759293A JP 32759293 A JP32759293 A JP 32759293A JP H07178444 A JPH07178444 A JP H07178444A
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JP
Japan
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billet
dummy block
cooling
fixed dummy
block
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Hiroyoshi Oba
浩義 大庭
Hideki Iwai
英樹 岩井
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブリスタや不純物の混入によって押出型材の
品質ないし歩留まりを低下しないようにする。 【構成】 押出ステムの前端部に配設されてビレットの
押出しを行うフィックスダミーブロックにおいて、前記
押出ステムの中心部に配設されたコネクションロッドの
先端部にあって前後端に向って縮径状のテーパを有する
コアブロックと、前記コアブロックの前端外周部にあっ
てポケット状の段差形状を有した外側リングを設けると
ともに、前記押出ステムに引続くフィックスダミーブロ
ック内に冷却用の透孔を介して冷却装置に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム合金などの
押出ステム先端部に取付けて使用するフィックスダミー
ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダミーブロックを冷却する場
合、例えば実開平3−81214号公報や特開平4−1
97514号に記載されているように、ノズルをダミー
ブロックの前方に突出させ、ノズルから冷却剤をダミー
ブロックの前端面に噴射してダミーブロックの前端面を
冷却するようにしていた。
【0003】一方、実開昭61−122008号公報に
は、押出ステムの前方にフィックスダミーブロックが記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記実開平
3−81214号や特開平4−197514号に記載さ
れたダミーブロックの冷却では押出プレスの押出待機時
間約20秒の間にダミーブロックの先端温度を450℃
から200〜300℃へ温度降下することが難しいとい
った問題があり、温度が降下しないために押出型材中に
ブリスタが多量に含有し、製品歩留まりが悪いといった
問題がある。
【0005】また、前記実開昭61−122008号公
報に記載されたフィックスダミーブロックの形状は中央
部が最大で、前後端に向ってテーパを以って縮径されて
おり、押出ステムの前進に伴ってフィックスダミーブロ
ック外周面の縮径部とコンテナ間の空間部でビレットの
表皮部分に含まれる不純物や残留空気などを除去しよう
とすると、前記空間部にビレットの後端外周部が深く入
り込んで、押出完了時に押出ステムと押出完了後のディ
スカードとの分離ができにくく、さらに空間部に入り込
んだビレットが多いため歩留まりが悪いといった問題が
あった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的はブリスタや不純物の混入によって押
出型材の品質ないし歩留まりを低下させないフィックス
ダミーブロックを提供するようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、押出ステムの前端部に配設
されてビレットの押出しを行うフィックスダミーブロッ
クにおいて、前記押出ステムの中心部に配設されたコネ
クションロッドの先端部にあって前後端に向って縮径状
のテーパを有するコアブロックと、前記コアブロックの
前端外周部にあってポケット状の段差形状を有した外側
リングを設けるとともに、前記押出ステムに引続くフィ
ックスダミーブロック内に冷却用の透孔を介して冷却装
置に接続した構成にする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、押出ステムの押出作用面側
に取付けたフィックスダミーブロックを冷却してビレッ
ト後端部の温度を低下させることにより、ビレット後端
部の外周から中心部に向うメタルフローを防止するとと
もに、フィックスダミーブロックの外側リングの段差部
に残留空気や不純物が集積することになるので不良部と
して残されるビレット後端部、あるいは切除される押出
型材は少なくてすみ歩留まりが向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るフィックスダミーブロッ
クを図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1ないし図5は本発明に係るフィックス
ダミーブロックの1実施例を示し、図1は本発明に係る
フィックスダミーブロックを用いた押出プレスの縦断面
図、図2は冷却装置および段差形状のポケットの付いた
フィックスダミーブロック部の1実施例を示す断面図、
図3は外側リングの前端外周部に設けられたポケット部
の要部断面図、図4はコンテナ内で加圧されるビレット
のつぶれ方を示す概念図、図5はポケット部近傍におけ
るビレット表皮部分の流れ状態を示す説明図である。
【0011】図1において、1は押出プレスのコンテ
ナ、2はコンテナ内の被押出材であるビレット、3はコ
ンテナ1の内面とビレット2の外周面との間の空間部、
4は押出ステム、15は押出ステム4の先端部に設けた
フィックスダミーブロックである。
【0012】フィックスダミーブロック15は、押出ス
テム4内の軸芯部に固定して設けられたコネクションロ
ッド16の先端部にねじ11aで取付けられているダミ
ーボス11、このダミーボス11の先端外周部にねじ1
6aで取付けられていて、その先端部が外径方向に拡が
ってコンテナ1の内周面に密接し得る外側リング5、外
側リング5内にあってダミーボス11の軸芯部に固定し
て設けたアダプタ17の先端部にねじ17aで取付けら
れているコアブロック7によって構成されている。
【0013】前記ダミーボス11の前端外周部は図2に
示すように段差形状に刻設されてポケット部18が配設
されており、押出中にメタルフローがビレット2の後端
部の表皮部分からビレット中心部に向う際に、ビレット
2の表皮部分に残留する空気や不純物を前記ポケット部
18で堆積除去されるようになっている。
【0014】コアブロック7の先端外周部は押出作用端
からダミーボス11に向って拡径から縮径へとテーパ状
に変化し、外側リング5の先端部が押圧時のビレット2
からの押圧力の作用で外周に拡がり、コンテナ1の内周
面に密接し得るようになっており、テーパ状から直胴状
7aの形状をなしている。この直胴状7aの外周部には
冷却通路10bに通じる冷却溝10cが設けられてい
る。
【0015】本実施例のフィックスダミーブロックの冷
却装置の冷却通路10は、冷却媒体供給源20、流量調
整弁21からメインクロスヘッド14とプレッシャリン
グ13内の冷却通路10aを介して、コネクションロッ
ド16内に設けられた往路の冷却通路10aおよびアダ
プタ17内の冷却通路10bから前記冷却溝10cを通
った後、ダミーボス11内の冷却通路10d、さらに、
コネクションロッド16内に設けられた復路の冷却通路
10eからメインクロスヘッド14とプレッシャリング
13内の冷却通路10fを介して回収されるようになっ
ている。符号4aは押出ステムホルダ、13はプレッシ
ャリング、14はメインクロスヘッド、23は盲プラ
グ、26はダイリング、27はダイスである。
【0016】前記構成によるフィックスダミーブロック
の作用について説明する。コンテナ1内にビレット2を
装填する直前から予め冷却媒体供給源20から例えば冷
却水を通水を通水し冷却通路10を介して図示しないタ
ンクに回収しながらフィックスダミーブロック15の先
端面温度が200〜300℃になるように連続的に冷却
しておく。次いで図1に示すように図示しないビレット
ローダ上に載置されたビレット2を押出ステム4の前進
によってコンテナ1内に装填する。
【0017】図4でコンテナ1とビレット2の間の空間
部3は押出ステム4でダイス27方向にビレット2がS
1 からS3 まで順次加圧されていけば、この空間部3は
ダイス27側に押しせばめられるのが図4よりわかる。
引続きさらに押出ステム4を引続き前進させるとダイス
27から所望の製品が押出される。
【0018】ビレット2の押出中に図5(1)〜(3)
に示すようにビレット2後端の表皮部分に残留する空気
や酸化物および不純物はポケット部18に逐次堆積され
る。なお、フィックスダミーブロック15を冷却するこ
とによりビレット2の表皮部分から中心部に向うメタル
フローは規制される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明に係るフィックスダミーブロックでは、押出
ステムの前端部に配設されてビレットの押出しを行うフ
ィックスダミーブロックにおいて、前記押出ステムの中
心部に配設されたコネクションロッドの先端部にあって
前後端に向って縮径状のテーパを有するコアブロック
と、前記コアブロックの前端外周部にあってポケット状
の段差形状を有した外側リングを設けるとともに、前記
押出ステムに引続くフィックスダミーブロック内に冷却
用の透孔を介して冷却装置に接続したことにより、ビレ
ット後端部の外周から中心に向うメタルフロー抑制と、
フィックスダミーブロックの外側リングの段差部に残留
空気や不純物を集積することができるため、押出型材中
のブリスタやピンホールなどの発生を防止でき、製品押
出型材の歩留まりが大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィックスダミーブロックを用い
た押出プレス装置の縦断面図である。
【図2】冷却装置付フィックスダミーブロック部の1実
施例を示す断面図である。
【図3】外側リングの前端外周部に設けられたポケット
部の要部断面図である。
【図4】コンテナ内で加圧されるビレットのつぶれ方を
示す概念図である。
【図5】ポケット部近傍におけるビレット表皮部分の流
れ状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンテナ 2 ビレット 3 空間部 4 押出ステム 5 外側リング 7 コアブロック 10 冷却通路 10c 冷却溝 11 ダミーボス 13 プレッシャリング 14 メインクロスヘッド 15 フィックスダミーブロック 16 コネクションロッド 17 アダプタ 18 ポケット部 20 冷却媒体供給源 21 流量調整弁 26 ダイリング 27 ダイス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出ステムの前端部に配設されてビレッ
    トの押出しを行うフィックスダミーブロックにおいて、
    前記押出ステムの中心部に配設されたコネクションロッ
    ドの先端部にあって前後端に向って縮径状のテーパを有
    するコアブロックと、前記コアブロックの前端外周部に
    あってポケット状の段差形状を有した外側リンクを設け
    るとともに、前記押出ステムに引続くフィックスダミー
    ブロック内に冷却用の透孔を介して冷却装置に接続した
    ことを特徴とするフィックスダミーブロック。
JP32759293A 1993-12-24 1993-12-24 フィックスダミーブロック Expired - Fee Related JP2998878B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089123A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Showa Denko Kk ダミーブロック

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010089123A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Showa Denko Kk ダミーブロック

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