JPH0717760Y2 - 玄関機能具の取付け部 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、門廻りのような玄関部に立設される玄関ポー
ルに関し、詳しくは照明器具、郵便受け箱及びインター
ホーン子機等の玄関機能具をまとめて外観よく設置しよ
うとする技術に係るものである。

［従来の技術］ 最近の住宅は、街景観や敷地環境から塀等を設けないオ
ープン形態のものが増えている。

［考案が解決しようとする課題］ ところが、このようなオープン形態のものにおいては、
照明器具、郵便受け箱、インターホーン子機等の玄関機
能具を設置する場所がなくなるという問題があった。

本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、玄関機能具を必要に応じて容
易にかつ外観よく取付けることにある。

［課題を解決するための手段］ 本考案の玄関機能具の取付け部は、角パイプ状のポール
本体１の一側面に、そのポール本体１の長手方向に平行
して２本の凹溝5,5を形成し、その２本の凹溝5,5間の平
行間隔に合わせて玄関機能具４の一側板となる取付板11
に複数対の通孔9,9、9,9を形成し、ねじ具6,6を前記取
付板11の通孔９、９を介して前記凹溝5,5内にねじ込む
ことにより、前記玄関機能具４の取付板11を前記ポール
本体１の一側面に取付け固定して成るものである。

なお、前記玄関機能具４としては、例えば郵便受け箱４
その他インターホーンの子機などがある。

［作用］ このように、玄関部に立設されたパイプ状のポール本体
１の上端開口部に照明器具２の下部の接続部３を挿合接
続することによって、玄関に必要な照明器具２に玄関部
に立設したパイプ状のポール本体１の上端に安定的に取
付けることができ、ポール本体１の内部を配線空所に利
用し、照明器具２を外観よく取付けるようにしたもので
ある。

又、ポール本体１の外側面に郵便受け箱やインターホー
ン子機のような玄関機能具４を取付けるねじ具６のねじ
孔状部となるための凹溝５をポール全長に形成すること
によって、郵便受け箱インターホーン子機のような玄関
機能具４を必要に応じてポール本体１の使い勝手のよい
箇所にその凹溝５を利用してタッピングビスのようなね
じ具６にて容易に取付けることができるようにしたもの
である。

［実施例］ 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。

玄関部に立設されるパイプ状のポール本体１は例えばア
ルミニウムのような金属製の角パイプ状の押出成形品で
あり、ポール本体１の外側面に郵便受け箱７やインター
ホーン子機８のような玄関機能具４を取付けるねじ具６
のねじ孔状部となるための２本の凹溝5,5を、ポール本
体１の全長にわたって長手方向に平行して形成してあ
る。この凹溝５は押出成形時に形成されるものでる。

しかして灯具（図示せず）を内蔵した照明器具２の下部
から垂下された円筒状の接続部３をポール本体１の上端
開口部に遊合し、先端部にドリル部を形成したタッピン
グビスのようなねじ具６を凹溝５にねじ込み、ポール本
体１を貫通したねじ具６を円筒状の接続部３に当接して
廻り止めを行い、ポール本体１の上端に照明器具２を取
付けるのである。かかる場合、ポール本体１の内部空所
に電気配線（図示せず）を通すのである。又、サインポ
ストのような郵便受け箱７を取付ける場合には、郵便受
け箱７の取付板11に通孔９を２本の凹溝5,5の間隔に合
わせて形成しておき、このような通孔９に挿通したタッ
ピングビスのようなねじ具６を凹溝５にねじ込み、その
凹溝５部分をねじ孔状部とし、そして凹溝５の底部部分
を貫通して郵便受け箱７をポール本体１の適宜な箇所に
取付けるのである。かかる場合、ねじ具６は凹溝５の溝
底を貫通しなくてもよい。又、インターホーン子機８も
凹溝５を使って同様に取付けられる。かかる場合、ポー
ル本体１には取付孔10が形成され、インターホーン子機
８側に取付けられたマイクやスピーカ等の諸機器は取付
孔10に臨ませてその配線（図示せず）がポール本体１の
内部に通されている。

そして第６図及び第７図のように、ポール本体１を上部
を屈曲させ、その直立部分に郵便受け箱７やインターホ
ーン子機８を取付けてもよい。

又、照明器具２とポール本体１との接続形態は種々設計
変更可能である。又、インターホーン子機８は凹溝５を
使わずに取付けることができる。

［考案の効果］ 以上要するに本考案は、角パイプ状のポール本体の一側
面に、そのポール本体の長手方向に平行して２本の凹溝
を形成し、その２本の凹溝間の平行間隔に合わせて玄関
機能具の一側板となる取付板に複数対の通孔を形成し、
ねじ具を前記取付板の通孔を介して前記凹溝内にねじ込
むことにより、前記玄関機能具の取付板を前記ポール本
体の一側面に取付け固定して成るものであるから、玄関
機能具、例えば郵便受け箱をポール本体の一側面の長手
方向における使い勝手のよい任意の位置に、ポール本体
に対して傾斜することなく、正しくそして確実かつ容易
にしかも外観上も体裁よく設置できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の分解斜視図、第２図は同上
の照明器具の取付けを示す断面図、第３図は同上の郵便
受け箱の取付けを示す断面図、第４図は同上の取付け状
態の正面図、第５図は同上の側面図、第６図は同上の他
の実施例の正面図、第７図は同上の側面図であり、１は
ポール本体、４は玄関機能具、５は凹溝、６はねじ具、
９は通孔、11は取付板である。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】角パイプ状のポール本体の一側面に、その
   ポール本体の長手方向に平行して２本の凹溝を形成し、
   その２本の凹溝間の平行間隔に合わせて玄関機能具の一
   側板となる取付板に複数対の通孔を形成し、ねじ具を前
   記取付板の通孔を介して前記凹溝内にねじ込むことによ
   り、前記玄関機能具の取付板を前記ポール本体の一側面
   に取付け固定して成る玄関機能具の取付け部。
2. 【請求項２】前記玄関機能具が、郵便受け箱，インター
   ホーンの子機などである請求項１記載の玄関機能具の取
   付け部。