JPH0717707B2 - オレフインの重合方法 - Google Patents

オレフインの重合方法

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JPH0717707B2
JPH0717707B2 JP63228303A JP22830388A JPH0717707B2 JP H0717707 B2 JPH0717707 B2 JP H0717707B2 JP 63228303 A JP63228303 A JP 63228303A JP 22830388 A JP22830388 A JP 22830388A JP H0717707 B2 JPH0717707 B2 JP H0717707B2
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フイリツプス ピトローリアム カンパニー
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良されたシリカ−担持酸化クロム触媒およ
び水素を使用するエチレンのようなモノ−1−オレフイ
ンの重合に関する。
エチレンのようなモノ−1−オレフインは、アルミナ、
シリカ、硫酸アルミニウム、チタニア,ジルコニア、マ
グネシアまたは他の耐火性物質のような支持体上のバナ
ジウム、クロムまたは他の金属を使用する触媒系で重合
できることは周知である。初期にはかような触媒は主と
してエチレンホモポリマーの形成に使用された。しか
し、間もなくエチレンホモポリマーより耐衝撃性の高い
ポリマーを必要とする多数の用途が開発された。その結
果、比較的可撓性の遊離基重合エチレンポリマーのよう
な短鎖長分枝を有するポリマーの製造のためにプロピレ
ン、ブテン、ヘキセンまたはこれより高級なオレフイン
のようなコモノマーをエチレンと共重合させて特別の用
途に適合した樹脂が製造されるようになつた。しかし、
このコポリマーは異なるモノマーの在庫を持たねばなら
ず、かつ、コモノマーは一般にエチレンより高価である
から製造費が高くなる。短鎖長分枝を有する線状エチレ
ンポリマーは旧式の遊離基高圧法を使用して純エチレン
から形成できるが、この製品を製造するのに必要な条件
は高価すぎて商業的の競争にはならない。
重合方法および得られたポリマーに対する追加の調整も
望ましい。線状エチレンの密度を一貫して減少させ、か
つ、コモノマーをさらに効率よく製造し、そして線状エ
チレンポリマーに配合する方法は経済的に有利である。
分枝の長さを減少させ、かつ、分枝の量を増加させるポ
リマー分枝分布の変更も経済的には望ましいことであ
る。
本発明によつて、本質的にエチレン供給物を重合条件下
で高チタニアシリカ−チタニアコーゲル支持体上のクロ
ムから成る触媒と接触させる。該触媒は最初に酸素含有
環境中において活性化し、その後に一酸化炭素で還元
し、次いで、トリアルキル硼素化合物、ジアルキルアル
コキシド化合物、トリアルキルアルミニウム化合物およ
びそれらの混合物から成る群から選ばれる助触媒と予備
接触させる。それに加えてさらに、約0.915〜約0.965g/
ccの範囲内の密度を有する重合生成物を得るのに十分な
量で水素を重合用反応器に導入する。
好ましい態様の説明 触媒 触媒支持体は高チタニア(TiO2)シリカ−チタニアコー
ゲル支持体でなければならない。支持体は存在するシリ
カ、チタニアおよび任意の他の耐火物成分に基づいて少
なくとも約60重量%のシリカおよび約3〜32重量%のチ
タニアを含まなくてはならない。好ましくは支持体は約
8〜約19重量%のチタニアを含む。アルミナまたはジル
コニアのような他の酸化物も支持体に存在することがで
きる。
シリカ−チタニア支持体は当業界において周知であり、
その開示が本明細書の参考になるDietzのU.S.P.3,887,4
94に開示されているように製造できる。
触媒成分はクロム化合物でなければならない。クロム成
分はシリカ、チタニアおよびクロム成分の同時沈殿三元
ゲルを形成するような当業界で公知の任意の方法によつ
てシリカ−チタニア成分と組合せることができる。ある
いはまた、水溶性クロム成分の水性溶液をシリカ−チタ
ニア成分のヒドロゲルに添加してもよい。好適なクロム
化合物はこれに限定されないが、硝酸クロム、酢酸クロ
ムおよび三酸化クロムである。あるいはまた、t−ブチ
ルクロメート、ジア−レンクロム化合物、ビスシクロペ
ンタジエニルクロムIIまたはクロムアセチルアセトネー
トのような炭化水素可溶性クロム化合物が、ヒドロゲル
からの水の除去によつて得られるシリカ−チタニアキセ
ロゲルの含浸に使用できる。
クロム成分は活性化後のクロムおよび支持体の全重量に
基づいて約0.05〜約5、好ましくは約0.5〜約2重量%
のクロムになるのに十分な量で使用される。
高チタニアシリカ−チタニア支持体上の得られたクロム
成分は、次いで、当業界で慣用的に使用されているよう
な方法で酸素含有雰囲気中において活性化に処せられ
る。経済的理由で好ましい酸素含有雰囲気は空気、好ま
しくは乾燥空気である。活性化は約400゜〜約900℃の範
囲内の高められた温度で約1/2〜約50時間、好ましくは
約2〜約10時間行なわれる。これらの条件下では比較的
低い原子価状態にある任意のクロムの少なくとも実質的
部分がこの焼方法によつて六価状態に転化される。
得られた焼した担持触媒成分を冷却し、次いで、助触
媒と組合せる前に六価クロムをこれより低い原子価状態
に少なくとも部分的に還元させる。還元剤は一酸化炭素
でなければならない。一酸化炭素は約300゜〜約500℃の
間の温度で使用されるが、約350゜〜約450℃の範囲内の
温度がさらにしばしば使用される。還元操作における還
元ガスの分圧は、減圧から比較的高い圧力まで変化しう
るが、最も簡単な還元操作は、本質的に純粋な一酸化炭
素を使用してほぼ大気圧で行なわれる。
還元時間は数分から数時間またはそれ以上と変化しう
る。還元の程度は触媒の色の肉眼による観察によつて行
うことができる。初期の活性化された触媒の色は、六価
クロムの存在を示して一般に橙色である。本発明におい
て使用する還元触媒の色は、最初の六価クロムの全部ま
たは実質的に全部がこれより低い原子価、一般には二価
状態を示す青色である。
空気活性化橙色触媒の一酸化炭素による還元の過程はパ
ルス滴定によつて正確に測定できる。既知量の一酸化炭
素を1パルス当り添加し、そして発生した二酸化炭素量
を測定する。還元が完結したときは、一酸化炭素のみが
存在し、触媒は青色になる。還元された青色触媒は酸素
のパルスで滴定し、触媒を元の橙色に転化させる。酸化
が完結したとき、排出ガス中の酸素が証拠となる。
還元後、還元された担持触媒成分をアルゴンまたは窒素
のような不活性雰囲気中において一酸化炭素を追出して
約25℃のようなほぼ室温に冷却する。このフラツシユ処
理後には触媒は一酸化炭素または酸素のいずれにも接触
させないで保存する。
助触媒 助触媒は、トリアルキル硼素化合物、ジアルキルアルミ
ニウムアルコキシド化合物、トリアルキルアルミニウム
化合物およびそれらの混合物から成る群から選ばれる。
好ましい助触媒は、トリエチルボラン、ジエチルアルミ
ニウムエトキシド、トリエチルアルミニウムおよびそれ
らの混合物から成る群から選ばれる。最も好ましい助触
媒は、トリエチルボランおよびジエチルアルミニウムエ
トキシドである。
助触媒は、処理されるべき還元された支持クロム成分の
重量に基づいて、約0.5〜約10重量%の範囲内の量で使
用され、その中でも約1〜約8重量%が好ましい。還元
された担持触媒成分の青色は、処理後には緑がかつた青
色に変化しうるが、クロムは二価状態のままであると考
えられている。反応器の内容物1Kg当りの助触媒のmg単
位(mg/Kg)で表わせば、助触媒は反応器内容物に基づ
いて約0.5〜約20、好ましくは約2〜約8mg/Kgの範囲内
で使用される。
触媒および助触媒の予備接触 本発明の操作において成分の添加順序は必須事項であ
る。助触媒およびシリカ、チタニアおよびクロムから成
る還元された担持触媒をモノマーと接触させる前に予備
接触させることが必須事項である。バツチ操作では、こ
れは支持触媒成分を助触媒で前処理し、次いで得られた
組成物を反応器に添加するかまたは担持触媒および助触
媒を別個の流れとして反応器に添加し、その後にモノマ
ーを添加する、いずれかの方法で行うことができる。し
かし、予備接触容器の使用が好ましい。このような方法
で、担持触媒および助触媒は、好ましくは次の重合反応
における溶剤または希釈剤として使用するのと同じ物質
である溶剤または希釈剤中の助触媒の溶液を一般に利用
して連続式またはバツチ式のいずれかで導入される。こ
の予備接触容器には、例えば担持触媒成分と助触媒の自
由な予備接触が得られるようにかく拌機によるかく拌を
行う。
その後に、担持触媒/助触媒組成物を反応器に導入す
る。好ましくは予備接触は、担持触媒/助触媒組成物を
反応器に導入する直前に行うが、所望ならば得られた担
持触媒/助触媒組成物を重合反応において使用するまで
不活性条件下に貯蔵することもできる。
担持触媒と助触媒との予備接触は、本質的に純粋なエチ
レン供給物を使用する重合反応において現場でのコモノ
マーを生成を主として予想している。純粋のエチレン供
給物とは有意量の他の任意のモノマーを含まない重合等
級のエチレンの意味である。現場で生成させるコモノマ
ーに加えて、追加のコモノマーを積極的に導入してエチ
レンコポリマーを形成することも可能である。しかし、
コモノマーの積極的導入は、別個のコモノマー供給原料
を使用することなくコポリマーを製造できることによつ
て経済に寄与する本発明の重要な特徴の一つが希釈され
ることになる。
ポリマーの特徴 本発明によつて、重合反応器に添加する水素ガスの量を
調節することによつてポリマー密度を制御する新規の方
法が提供される。例えば、電解等級水素を直接重合反応
器に添加して、イソブテンのような反応器希釈剤に基づ
いて約0.05〜約5モル%の範囲内の水素濃度を得る。反
応器中における水素濃度は、好ましくは約0.1〜約4モ
ル%の範囲内であり;最も好ましくは水素濃度は約0.2
〜約2モル%の範囲内である。一般に比較的高い水素の
モル%では、比較的低いポリマー密度になる。水素は約
0.915〜約0.965g/ccの範囲内にエチレンポリマー密度を
調節するのに使用できるが、一般には水素使用によるポ
リマー密度は約0.920〜約960g/ccの範囲内である。
ポリマー密度の制御に他の方法も使用できる。これらの
方法は本発明の方法と連携して使用できる。触媒と予備
接触させる助触媒量の増加は、現場生成されるコモノマ
ーの量を増加させるであろう。比較的多いコモノマーの
生成は比較的低密度ポリマーが得られる。助触媒濃度の
調節によつて、一般に約0.930〜約0.955g/ccの密度範囲
のポリマーが製造される。これに加えて、所望ならば、
上述したように少量のコモノマーを積極的に添加して密
度の微細調整することもできる。さらに、反応器温度も
ポルマー密度制御のために調整できる。しかし、ポリマ
ー密度を減少させる温度の増加は、反応溶液または反応
器希釈剤中へのポリマーの溶解を生ずるから反応は厳密
に監視しなければならない。
水素の添加はポリマー密度を制御するのみならず、重合
反応器中における遊離オレフイン濃度に示されるように
遊離オレフイン分布にも影響を及ぼす。換言すれば、コ
モノマーを現場で生成させる重合方法に関連して使用さ
れる水素は、生成するコモノマーの量の制御にも使用で
きる。主としてブテン、ヘキセンおよびオクテンのコモ
ノマーが生成される。これに加えて、デセンから少なく
ともエイコセンまでの高級オレフインの少量も生成され
る。一般に、重合反応器中における水素濃度が高けれ
ば、それに応じて現場で生成されるコモノマーの広い、
比較的平均に分布した範囲になる。従つて、比較的高濃
度の水素ではヘキセン:ブテン(C6 /C4 )およびヘ
キセン:オクテン(C6 /C8 )の比較的低い比が得ら
れる。主としてヘキセンであるコモノマーが所望なら
ば、重合反応器には比較的少ない水素を添加すべきであ
る。
重合反応器における水素添加との関連において触媒と予
備混合する助触媒の選択は、C6 /C4 およびC6 /C8
比の別の制御手段である。助触媒としてジエチル アル
ミニウムエトキシド(DEALE)を使用した場合には、ヘ
キセン濃度に比較して高い濃度のブテンおよびオクテン
が生成する。
予備接触させる助触媒を変化させ、および(または)反
応器中における水素濃度を変化させることによりC6 /C
4 比を約0.5〜約5の範囲内に制御することができる。
通常、C6 /C4 比は約1〜約4.5の範囲内である。
C6 /C8 比は、反応器中における水素濃度および(ま
たは)予備混合される助触媒によつて約2〜約5の範囲
内に制御でき、通常、C6 /C8 比は約2.2〜約5の範囲
内に制御できる。
重合反応器中における水素濃度も、1−ブテン及び1−
ヘキセンのコモノマーが各々ポリマー中に組み込まれた
ときに生ずる、2−炭素原子と4−炭素原子のペンダン
ト基の比率を意味する、エチル:n−ブチル(C2/C4)短
鎖分枝(SCBs)のモル%比によつて示されるような得ら
れたエチレンポリマー中のオレフイン分枝分布に影響を
及ぼす。水素の比較的低い濃度では、比較的低いC2/C4
モル%比が生成し;重合反応器中の水素濃度が増加する
と、C2/C4モル%比が増加する。さらに、比較的高い水
素濃度は、エチレンポリマー中における短鎖分枝の合計
モル%並びに10,000個の主鎖炭素当りの短鎖分枝数を増
加させる。
C6 /C4 およびC6 /C8 遊離オレフイン比と同様に、
重合反応器中への水素の添加と共に触媒と予備接触させ
る助触媒の選択は、エチレンポリマー中のC2/C4モル%
比、および10,000個の主鎖炭素当りのSCBsの全数をさら
に制御する方法である。助触媒としてジエチルアルミニ
ウム エトキシド(DEALE)を使用したときは、助触媒
としてトリエチルボラン(TEB)を使用したときより高
い比、全モル%および合計SCBsが生成される。
反応条件 重合は、気相、溶液またはスラリー条件で重合させるよ
うな当業界で公知の任意の方法で行うことができる。バ
ツチ方式ではかく拌反応器を利用できる、また反応はル
ープ反応器もしくは連続式かく拌反応器中において連続
的に行うこともできる。
好ましい重合方法は、温度をポリマーが溶液中に移行す
る温度より低く保つ、粒子形状またはスラリー法と呼ば
れる方法である。かような重合方法は当業界において公
知であり、例えばNorwoodのU.S.3,248,179に開示されて
いる、なお同特許は本明細書の参考になる。
粒子形状法における好ましい温度は、約185゜〜約230゜
F(85゜〜110℃)の範囲内である。スラリー法の2種の
好ましい重合方法は、Norwoodの特許に開示されている
ようなループ反応器を使用する方法および異なる反応器
では反応条件が異なる複数個のかく拌反応器を直列、並
列、またはそれらの組合せで使用する方法である。例え
ば直列の反応器においては、還元工程に処せられていな
いクロム触媒を本発明の触媒系を使用する反応器の前ま
たは後のいずれかで使用できる。他の特別の例において
は、主としてシリカ支持体上の慣用の酸化クロムを、本
発明の触媒系を使用する反応器と並列の反応器中におい
て使用し、ポリマーを回収する前に得られた重合効果を
組合せる。
ポリマーの分子量は、温度の調整(比較的高温度は比較
的低分子量を与える)および追加の水素の導入による分
子量を低下させるかまたは触媒配合の変更によつて制御
できる。
実施例 次の実施例では、本発明の種々の特徴を説明する。各実
施例では重合条件、並びに得られたポリマーに関するデ
ータを含む。ループ型重合反応器におけるエチレン濃度
は、実験番号104以外の全実験で約7〜約8重量%であ
つた。実験番号104におけるエチレン濃度は、約8〜約
9重量%であつた。使用した助触媒は、トリエチルボラ
ン(TEB)またはジエチルアルミニウム エトキシド(D
EALE)のいずれかであつた。
密度はASTM D1505およびASTM D1928条件Cにより、圧
縮成形試料を約15℃/時間で冷却し、室温で約40時間状
態調節した試料で測定し、g/ccで表わした。高荷重メル
トインデツクス(HLMI)は、190℃で21,600g荷重を使用
しASTM D1238によつて測定した。メルトインデツクス
(MI)は、190℃で2,160g荷重を使用し、ASTM D1238に
よつて測定した。
実施例 I 第I表の表は、重合反応器中における水素濃度の増加
は、得られたポリマー密度を減少させることを示してい
る。実験番号101の反応器温度は約97℃であつた、実験1
02,103および104では反応器温度は約93℃であつた。実
験101および102で使用した触媒系は約13重量%の二酸化
チタン(TiO2)を含有した。実験103および104で使用し
た触媒系は約8重量%のTiO2を含有した。
一酸化炭素で還元した触媒系を使用する重合反応器中に
おける水素濃度は、得られたポリマー密度に直接影響を
与える。実験101および102の実質的に同等の条件下で
は、水素濃度の増加はポリマー密度を低下させた。実質
的に同等の条件を維持した実験103および104においても
同様な結果が観察された。
実施例II 第II表のデータは、重合反応器中における遊離オレフイ
ンの濃度に及ぼす水素および助触媒の影響を示す。TEB
が助触媒のときは、使用した触媒系は約8重量%のTiO2
を含み、反応器温度は97℃であつた。助触媒がDEALEの
ときは、使用した触媒系は約13重量%のTiO2を含み、反
応温度は約93℃であつた。反応器のオフ−ガス試料は遊
離オレフインの重量%を測定した。
本実施例では、重合反応器に比較的低濃度の水素が添加
されたときは、ブテンおよびオクテンに比較して多い量
のヘキサンが生成されることが示されている。水素はC6
/C8 比よりC6 /C4 比に有意な影響を有する。さら
に、助触媒としてのDEALEの選択は、重合反応器中にお
ける相対的ヘキセン濃度を減少させることが示されてい
る。本実施例ではまた、実施例Iと同様に、重合反応器
中における水素濃度の増加は、得られたポリマーの密度
も減少させることも示している。
実施例III 第III表のデーターには、本発明において、重合反応器
への水素の添加は、得られたポリマーを調整および制御
する新規の方法となることを示している。n−ブチル:
エチル(C4/C2)短鎖長分枝(SCBs)のモル%比、ポリ
マーSCBsの全モル%および10,000個の主鎖炭素原子当り
のSCBsの数は水素の添加によつて制御できる。さらに、
予備接触させる助触媒の選択は、ポリマー制御の付加的
手段である。
実験301では、使用した触媒系は約3重量%のTiO2を含
有し、;実験302,303,304および305では約8重量%のTi
O2を含む触媒系を使用した。実験301,302および303では
反応器温度は約97℃であり;実験304および305における
反応器温度は約93℃であつた。実験306では約13重量%
のTiO2を含む触媒系を使用し、反応器温度は約89℃であ
つた。試料はC−13NMRスペクトル分析によつてSCBsに
ついて分析した。
本実施例では、重合反応器中における水素濃度の増加
は、C4:C2のSCBモル%を減少させ、ポリマーSCBsの全モ
ル%を増加させ、かつ、10,000個の主鎖炭素当りのSCBs
数を増加させることを明瞭に示している。予備接触助触
媒がDEALEの場合には、これらの値はさらに有意に変化
しうる。本実施例ではまた、重合反応器中における水素
濃度の増加は、得られたポリマーの密度を減少させるこ
とも証明している。
本発明の本質は、重合反応器中に水素を存在させると、
C6 /C4 の比(本質的にエチレンの供給物からその場
で生成される、1−ヘキセンと1−ブテンの遊離オレフ
ィンの比)に著しい影響を与え、同時に遊離のコモノマ
ーの結合によって生ずる短鎖分枝のC4/C2比のモルパー
セントの比率にも同様に影響を与えるということにあ
る。それ故に、水素を添加する本発明の新規な方法によ
って、得られるポリマーの密度を調節することが出来る
のである。特に、水素濃度を上げると、相対的なヘキセ
ン濃度を減少させ、そしてそれ故C6 /C4 の比率(表I
I)も低下させる。生成したヘキセン量が少ないほど、
ブテンに比例してポリマー中に組み込まれるものは少な
く、その結果C4/C2比(表III)は減少し、同時に得られ
たポリマー密度も同様に減少するのである。
本発明を説明の目的で詳細に述べたが、これによつて本
発明が限定されると解釈すべきではない。この詳細な説
明は本発明の精神および範囲内のすべての変更および改
良を包含する積りである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる重合工程を明瞭にする為、当該
工程をフローチャート図の形で示したものである。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合条件下で本質的にエチレンの供給原料
    を、 (a)比較的低い原子価状態にある任意のクロムの少な
    くとも一部分を六価状態に転化させるのに十分な高めら
    れた温度で触媒組成物を酸素含有雰囲気中において活性
    化処理し、その後に該活性化された触媒組成物を還元条
    件下で一酸化炭素で処することによって製造した、チタ
    ニアが触媒支持体の重量に基づいて約8〜約19重量%の
    範囲内の量で存在する高チタニアのシリカ−チタニアコ
    ーゲル支持体上にクロム触媒成分を含む該触媒組成物;
    および (b)トリアルキル硼素化合物、ジアルキルアルミニウ
    ムアルコキシド化合物、トリアルキルアルミニウム化合
    物またはそれらの混合物である助触媒と接触させること
    から成るエチレンの重合方法であって、その際、(c)
    前記(a)および(b)を前記のエチレンと接触させる
    前に、不活性雰囲気中において予備混合し;そして、 (d)前記のエチレンの重合の間、エチレンとその場所
    で生成した1種またはそれ以上のオレフィンコモノマー
    とのコポリマー生成物であって、水素の存在によって減
    少した密度を有するコポリマーを生成するのに十分な量
    で該コモノマーが生成される該コポリマー生成物を生成
    させるのに十分な水素を導入することを特徴とするエチ
    レンの重合方法。
  2. 【請求項2】前記のコポリマー生成物が約0.915〜0.965
    g/ccの範囲内の密度を有する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記の供給原料が、純粋の重合等級エチレ
    ンから本質的に成る請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記の活性化を、約400゜〜約900℃の範囲
    内の温度で空気中において行う請求項1〜3の任意の1
    項に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記の一酸化炭素還元を、約300゜〜約500
    ℃の範囲内の温度で行う請求項1〜4の任意の1項に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】前記のコポリマー生成物が、約0.920〜約
    0.960g/ccの範囲内の密度を有する請求項1〜5の任意
    の1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記の還元された担持触媒成分を、前記の
    助触媒の炭化水素溶液と混合容器中において接触させる
    請求項1〜6項の任意の1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記のコポリマーを回収する請求項1〜7
    の任意の1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記の水素が電解等級水素から本質的に成
    る請求項1〜8の任意の1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記の水素を、反応器希釈剤に基づいて
    約0.05〜約5モル%の範囲内の濃度で重合用反応器に添
    加する請求項1〜9の任意の1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記の助触媒が、トリエチルボランであ
    る請求項1〜10の任意の1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記の助触媒が、ジエチルアルミニウム
    エトキシドである請求項1〜10の任意の1項に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】前記の助触媒が、トリエチルアルミニウ
    ムである請求項1〜10の任意の1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記のシリカ−チタニアコーゲル支持体
    が、約8〜約13重量%のチタニアを含有し、そして、前
    記の触媒組成物を酸素含有雰囲気下、約400゜〜約900℃
    の範囲内の温度で約1/2〜約50時間の範囲内の時間活性
    化し、その後に該活性化された触媒組成物を約300゜〜
    約500℃の範囲内の温度で一酸化炭素で処することによ
    って製造されたものであり、前記の助触媒を、支持され
    たクロム成分に基づいて約0.5〜約10重量%の範囲内の
    量、および、反応器の内容物に基づいて約2〜約8mg/kg
    の範囲内の量で前記の触媒組成物と予備混合し、;そし
    て、前記のエチレンの重合によって前記のコポリマー生
    成物を生成させる間、反応器希釈剤に基づいて約1〜約
    1.5モル%の水素を導入し、前記の反応器温度を約85゜
    〜約110℃の範囲内に維持する請求項1〜13の任意の1
    項に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記の現場生成させたオレフィンコモノ
    マーが、約4〜約20個の炭素原子を有する請求項1〜14
    の任意の1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記の現場生成させたオレフィンコモノ
    マーが、ブテン、ヘキセン、オクテンまたはそれらの混
    合物である請求項15に記載の方法。
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