JPH07176973A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

弾性表面波フィルタ

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JPH07176973A
JPH07176973A JP34457193A JP34457193A JPH07176973A JP H07176973 A JPH07176973 A JP H07176973A JP 34457193 A JP34457193 A JP 34457193A JP 34457193 A JP34457193 A JP 34457193A JP H07176973 A JPH07176973 A JP H07176973A
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shaped
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shaped electrode
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】必要な通過帯域幅が得られ、小型で、低挿入損
失で、通過帯域内リップルの低い弾性表面波フィルタの
構造を提供する。 【構成】(a)圧電体からなる基板と、(b)該基板表
面上に配置され、相互に並列に接続された複数のくし型
電極からなる第1のくし型電極群と、(c)該第1のく
し型電極群の各くし型電極の間の前記基板表面上に配置
され、並列に接続された複数のくし型電極からなる第2
のくし型電極群とを含み、(d)前記第1のくし型電極
群に属するくし型電極と、前記第2のくし型電極群に属
するくし型電極の電極指中心間距離L1が (0.30+n/2)λ≦L1≦(0.45+n/2)
λ (λは前記くし型電極の周期、nは零または自然数であ
る。)で、(e)前記第1および第2のくし型電極群の
少なくとも一方に含まれるくし型電極の対数および電極
膜厚が、通過帯域周波数内での該くし型電極群の放射コ
ンダクタンスが放射サセプタンスの絶対値よりも大きく
なる値に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波を利用した
フィルタ、特には、移動体通信機器などの受信部にフロ
ントエンドフィルタとして使用される弾性表面波フィル
タの素子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信機器などの受信部に用いられ
るフロントエンドフィルタは、受信信号を周波数変換す
る以前に選択するために用いられるもので、低挿入損失
で、必要な帯域がリップルなく得られることが望まし
い。このような用途に適するフィルタとして、IIDT
電極構造の弾性表面波フィルタがある。IIDT電極構
造は、多数の入力、出力用のIDT(くし型電極)を交
互に配置し、それぞれを並列に接続したものであり、ト
ランズバーサル型フィルタにおける方向性の損失がな
く、また、共振子型フィルタに比べて比較的広い通過帯
域が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成による弾性
表面波フィルタの特性は、以下の点から移動体通信等に
用いられるフロントエンドフィルタとして、必ずしも十
分ではない。
【0004】通過帯域内での振幅リップルが大きい。
特に電極指を構成する金属膜厚が厚い場合、電極指によ
る反射率が増大し、振幅リップルが大きくなる。なお、
UHF帯(300MHz)以上での使用においては、反
射率を低減するために金属膜厚を薄くすると、電極指の
内部抵抗が増大して挿入損失が増大する。
【0005】外部整合回路を必要とする。フロントエ
ンドフィルタの入出力インピーダンスは、通常、純抵抗
値が用いられる。しかし、弾性表面波フィルタの最適な
特性が得られる整合条件は純抵抗とは限られず、そのた
め、外部に整合回路を付加することが必要となる。特
に、機器の小型化が重要視される移動体通信機器では、
部品数、実装面積の増大につながるため、大きな問題と
なる。また、通過帯域幅が用途によっては十分でない
こともある。
【0006】本発明の目的は、移動体通信用フロントエ
ンドフィルタとして十分な特性、すなわち、必要な通過
帯域幅が得られ、小型で、低挿入損失で、通過帯域内リ
ップルの低い弾性表面波フィルタの構造を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による弾性表面波
フィルタは、(a)圧電体からなる基板と、(b)該基
板表面上に配置され、相互に並列に接続された複数のく
し型電極からなる第1のくし型電極群と、(c)該第1
のくし型電極群の各くし型電極の間の前記基板表面上に
配置され、相互に並列に接続された複数のくし型電極か
らなる第2のくし型電極群とを含み、(d)前記第1の
くし型電極群に属するくし型電極と、それに隣接する前
記第2のくし型電極群に属するくし型電極の電極指中心
間距離L1が
【式1】(0.30+n/2)λ≦L1≦(0.45+
n/2)λ (ただし、λは前記くし型電極の周期、nは零または自
然数である。)を満たし、(e)前記第1および第2の
くし型電極群の少なくとも一方に含まれるくし型電極の
対数および電極膜厚が、通過帯域周波数内での該くし型
電極群の放射コンダクタンスが放射サセプタンスの絶対
値よりも大きくなる値に設定されているものである。
【0008】加えて、(f)前記第1および第2のくし
型電極群を挾むように配置され、前記くし型電極の電極
指と同一周期の相互に短絡された複数の金属ストリップ
からなる反射器を含み、(g)前記くし型電極に最も近
接した前記金属ストリップの中心と、それに隣接する前
記くし型電極の電極指の中心との中心間距離L2が
【式2】(0.35+m/2)λ≦L2≦(0.65+
m/2)λ (ただし、λは前記くし型電極の周期、mは零または自
然数である。)を満たすことが望ましい。
【0009】さらに、前記第1および第2のくし型電極
群の少なくとも一方に含まれる全てのくし型電極の対数
および電極膜厚が、通過帯域周波数内での該くし型電極
の放射コンダクタンスが放射サセプタンスの絶対値より
も大きくなる値に設定されていることが望ましい。より
具体的には、前記基板が30〜40°Y回転LiTaO
3であり、前記くし型電極の対数Nおよび電極膜厚hが
【式3】15+log10(h/λ)≦N≦−20−40log
10(h/λ) (ただし、λは前記くし型電極の周期、log10(x)は
xの常用対数である。)を満たすものである。
【0010】
【作用】本発明による第1の電極構成の概略を図1に示
す。圧電体からなる基板1の表面上に複数の入力用くし
型電極2と複数の出力用くし型電極3が交互に隣接して
配置されている。並列用の配線4、5により、入力用く
し型電極2と出力用くし型電極3の一方は、それぞれが
並列に接続され、他方は接地されている。入力用くし型
電極2と隣接する出力用くし型電極3の間隔は、それぞ
れに属する最も近接した電極指6の中心間距離L1が
【式1】(0.30+n/2)λ≦L1≦(0.45+
n/2)λ (ただし、λは前記くし型電極の周期、nは零または自
然数である。)の範囲にある。そして、並列に接続され
ている入力用くし型電極2全体の(および/または、並
列に接続されている出力用くし型電極3全体の)通過帯
域周波数内における放射コンダクタンスが、放射サセプ
タンスの絶対値よりも大きく(望ましくは、3倍以上
と)なるように、入力用くし型電極2(および/また
は、出力用くし型電極3)の対数および電極膜厚が設定
されている。
【0011】このような電極構成において、電極指の中
心間距離L1を変化させた場合の通過特性(通過帯域幅
を+、挿入損失を●、および帯域内リップルを○で示
す。)を図2にまとめる。挿入損失は、0.87λ近隣
で極小となり、0.75〜0.95λで特に低くなるこ
とがわかる。0.87〜1.1λでは帯域内リップルは
発生せず、0.80〜0.87λでは帯域内リップルを
1.0dB以下とすることができる。また、この範囲で
は、3%程度の比較的広い通過帯域幅が得られることが
わかる。したがって、電極指の中心間距離L1を0.8
0〜0.95λに設定することにより挿入損失が低く、
かつ帯域内リップルの低いフィルタを構成することがで
きる。特に、規格化膜厚が比較的厚い(3%以上の)場
合、外部整合回路を用いることなく、リップルが低く、
かつ、挿入損失も低くでき、加えて、電極指の電気抵抗
を下げることができ、電極の内部抵抗による挿入損失を
さらに低減できる。また、この特性は、λ/2の周期性
を持っており、電極指の中心間距離L1を1.30〜
1.45λなどに設定してもよく、λ/2の周期で変化
させも同様の特性が得られることがわかる。なお、この
特性は、36°Y回転LiTaO3基板上に入力用5
組、出力用5組のくし型電極(25.5対)を交互に配
置し、その入出力インピーダンスを50Ωとした場合の
通過特性をシミュレーションしたものである。
【0012】本発明による第2の電極構成の概略を図3
に示す。この電極構造は、第1の電極構造に加えて、入
力用くし型電極2および出力用くし型電極3を挾むよう
に配置され、これらのくし型電極の電極指6と同一周期
(λ/2)の相互に短絡された複数の金属ストリップ7
からなる一対の反射器8を含み、この反射器8のくし型
電極2、3に最も近接した金属ストリップ7の中心と、
それに隣接するくし型電極の電極指6の中心との中心間
距離L2が
【式2】(0.35+m/2)λ≦L2≦(0.65+
m/2)λ (ただし、λは前記くし型電極の周期、mは零または自
然数である。)の範囲にある。
【0013】このような電極構成において、金属ストリ
ップ7とくし型電極の電極指6の中心間距離L2を変化
させた場合の通過帯域幅(3dB帯域幅を○、1dB帯
域幅を●で示す。)を図4にまとめる。中心間距離L2
が0.75λ程度で帯域幅が極小(3dB帯域幅が約
1.2%)となり、また、その通過特性は、帯域内に大
きなリップルを生じる。0.65λ以下または0.85
λ以上では3dB帯域幅が2.5%以上となり、十分広
くすることができる。0.60λ以下または0.95λ
以上とすることで、さらにで通過帯域幅を広くすること
ができる。これらの特性は、36°Y回転LiTaO3
基板上に入力用5組、出力用5組のくし型電極(25.
5対)と、互いに短絡された40本の金属ストリップか
らなる反射器を配置し、電極指の中心間距離L1を0.
85λ、その入出力インピーダンスを50Ωとした場合
の通過特性をシミュレーションしたものである。
【0014】反射器のない第1の電極構成、および反射
器のある第2の電極構成を用いて、入力用、出力用を合
わせたくし型電極の数(組数)を変化させた場合の挿入
損失の変化を図5に示す。反射器のある第2の電極構成
を用いることで、反射器のない第1の電極構成に比べて
挿入損失が低下することがわかる。特に、7組以上のく
し型電極を用いた場合に挿入損失が十分に低くなること
がわかる。
【0015】さらに、第1および第2の電極構造におい
て、入力用くし型電極2および/または出力用くし型電
極3のくし型電極の対数および電極膜厚が、通過帯域周
波数内での放射コンダクタンスが放射サセプタンスの絶
対値よりも大きくなる値に設定されているので、外部に
整合回路を設けることなく純抵抗の外部インピーダンス
に整合することができる。したがって、回路全体を小型
化することが可能となる。特に、表面波音速が早く、温
度特性に優れた36°Y回転LiTaO3基板を用いた
場合に、くし型電極の対数Nおよび電極膜厚hを
【式3】15+log10(h/λ)≦N≦−20−40log
10(h/λ) (ただし、λは前記くし型電極の周期、log10(x)は
xの常用対数である。)の範囲に設定することで、入力
用くし型電極2および/または出力用くし型電極3の放
射コンダクタンスを放射サセプタンスの絶対値よりも小
さくできるので、整合が容易であり、さらに装置を小型
化することができる。図6に、36°Y回転LiTaO
3基板を用いた場合に、放射サセプタンスの絶対値を低
くするこのできる1つのくし型電極における対数の範囲
を示している。規格化膜厚h/λを大きく(特に4%以
上と)すると対数の範囲が(18対〜25対程度と)狭
くなっており、式3の範囲を示していことがわかる。
【0016】以上のように、本発明によれば、十分広い
通過帯域を有し、挿入損失が低く、通過帯域内のリップ
ルが小さく、小型の弾性表面波フィルタを実現すること
が可能となる。なお、以上のシミュレーション結果は、
実際の測定と同様の結果である。36°Y回転LiTa
3基板は、その回転角度が30ないし40°の範囲
で、また、弾性表面波の伝搬方向がX方向もしくはそれ
から5°の範囲内では、ほぼ同様の特性が得られる。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。第1の実施例であるSAWフィルタの電極構造の概
略は図1に示したものと同様である。36°Y回転のL
iTaO3(タンタル酸リチウム単結晶)からなる基板
1を用い、弾性表面波の伝搬方向はX方向とした。基板
1の表面上に5個の入力用くし型電極2と5個の出力用
くし型電極3が交互に隣接して配置されている。並列用
の配線4、5により、入力用くし型電極2と出力用くし
型電極3の一方がそれぞれが並列に接続され、他方は接
地されている。これらのくし型電極2、3および配線
4、5は、規格化膜厚h/λが4.5%のアルミニウム
膜からなる。これらのくし型電極2、3は、対数25.
5対で、シングル電極(電極指の幅および電極指間の間
隔がそれぞれ約λ/4)の正規型であり、開口長は20
λである。入力用くし型電極2と隣接する出力用くし型
電極3のそれぞれに属する最も近接した電極指6の中心
間距離L1をすべて0.8λとした。なお、通過周波数
帯域において、1つのくし型電極3、4の放射コンダク
タンスの絶対値は、放射サセプタンスの絶対値の3倍以
上である。
【0018】入出力の終端インピーダンスを50Ω+j
0Ω(純抵抗)とした場合の第1の実施例によるSAW
フィルタの通過特性(周波数fは、通過中心周波数fo
で規格化した規格化周波数f/fo)を図7に示す。1
dB比帯域幅2%以上、最小挿入損失2dB以下、帯域
内リップル0.5dB以下の良好なフィルタ特性が得ら
れた。なお、フィルタの通過帯域は、弾性表面波の反射
により決まるくし型電極のストップバンド内にあり、単
一のモードで共振しているため帯域内リップルのない優
れた特性が得られる。
【0019】比較例1として、電極指6の中心間距離L
1を1.0λとして、それ以外は実施例1と同等とした
ものの通過特性を図8に示す。1dB比帯域幅1%未満
と狭いフィルタ特性しか得ることができず、加えて、通
過帯域外の減衰量も十分得られていない。
【0020】次に、図3に示した電極構造を有するSA
Wフィルタを第2の実施例として説明する。第2の実施
例では、第1の実施例と同様の基板1、入力用くし型電
極2、出力用くし型電極3、配線4、5からなり、入力
用くし型電極2と隣接する出力用くし型電極3のそれぞ
れに属する最も近接した電極指の中心間距離L1はすべ
て0.8λである。さらに、入力用くし型電極2および
出力用くし型電極3を挾むように配置され、これらのく
し型電極の電極指6と同一周期(λ/4の金属部分と、
λ/4の金属の無い部分の繰り返しを有する)の相互に
短絡された40本の金属ストリップ7からなる一対の反
射器8を含んでいる。(金属ストリップ7は、くし型電
極3、4と同じ、アルミニウム膜からなる。)反射器8
のくし型電極3、4に最も近接した金属ストリップ7の
中心と、それに隣接するくし型電極の電極指6の中心間
距離L2を0.5λとしている。
【0021】入出力の終端インピーダンスを50Ω+j
0Ω(純抵抗)とした場合の第2の実施例によるSAW
フィルタの通過特性を図9に示す。1dB比帯域幅2%
以上、最小挿入損失1.5dB以下、帯域内リップル
0.5dB以下の良好なフィルタ特性が得られた。反射
器8を用いることにより挿入損失は実施例1に比較して
0.4dB以上向上していることがわかる。
【0022】比較例2として、金属ストリップ7の中心
と、それに隣接するくし型電極の電極指6の中心間距離
L2を0.75λとして、それ以外は実施例2と同等と
したものの通過特性を図10に示す。帯域内に大きなリ
ップル(5dB以上)を持ったフィルタ特性しか得られ
ない。
【0023】なお、本発明は以上の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、電極の構成としては、本発明による
フィルタを複数個縦続に接続してもよい。入出力端子
は、片側を接地して非平衡としているが、接地を行なわ
ずに平衡入出力型としてもよい。くし型電極は、アルミ
ニウムに銅、シリコンなどを添加してもよいし、他の導
電性の材料を用いてもよい。また、入力用くし型電極の
数と出力用くし型電極の数を同数(N:N)とせず、片
方を1つ増やして(N:N+1)も良いが、同数とした
方が入出力のインピーダンス整合条件をとりやすい。特
に、くし型電極の対数なども含めて、電極構造を点対称
に設計することがフィルタ特性上、望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の電極構成を説明するための
概念図である。
【図2】第1の電極構成において、電極指の中心間距離
L1を変えた場合の通過特性を示した図である。
【図3】本発明による第2の電極構成を説明するための
概念図である。
【図4】第2の電極構成において、金属ストリップと電
極指の中心間距離L2を変えた場合の通過帯域幅を示し
た図である。
【図5】第1および第2の電極構成において、くし型電
極の数を変えた場合の挿入損失を示した図である。
【図6】LiTaO3基板を用いた場合に、放射サセプ
タンスの絶対値を低くするこのできる対数の範囲を示す
図である。
【図7】第1の実施例によるSAWフィルタの通過特性
を示す図である。
【図8】第1の比較例によるSAWフィルタの通過特性
を示す図である。
【図9】第2の実施例によるSAWフィルタの通過特性
を示す図である。
【図10】第2の比較例によるSAWフィルタの通過特
性を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 入力用くし型電極 3 出力用くし型電極 4、5 並列用の配線 6 電極指 7 金属ストリップ 8 反射器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)圧電体からなる基板と、(b)該基
    板表面上に配置され、相互に並列に接続された複数のく
    し型電極からなる第1のくし型電極群と、(c)該第1
    のくし型電極群の各くし型電極の間の前記基板表面上に
    配置され、相互に並列に接続された複数のくし型電極か
    らなる第2のくし型電極群とを含み、(d)前記第1の
    くし型電極群に属するくし型電極と、それに隣接する前
    記第2のくし型電極群に属するくし型電極の電極指中心
    間距離L1が 【式1】(0.30+n/2)λ≦L1≦(0.45+
    n/2)λ (ただし、λは前記くし型電極の周期、nは零または自
    然数である。)を満たし、(e)前記第1および第2の
    くし型電極群の少なくとも一方に含まれるくし型電極の
    対数および電極膜厚が、通過帯域周波数内での該くし型
    電極群の放射コンダクタンスが放射サセプタンスの絶対
    値よりも大きくなる値に設定されていることを特徴とす
    る弾性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】(f)前記第1および第2のくし型電極群
    を挾むように配置され、前記くし型電極の電極指と同一
    周期の相互に短絡された複数の金属ストリップからなる
    反射器を含み、(g)前記くし型電極に最も近接した前
    記金属ストリップの中心と、それに隣接する前記くし型
    電極の電極指の中心との中心間距離L2が 【式2】(0.35+m/2)λ≦L2≦(0.65+
    m/2)λ (ただし、λは前記くし型電極の周期、mは零または自
    然数である。)を満たすことを特徴とする請求項1記載
    の弾性表面波フィルタ。
  3. 【請求項3】前記第1および第2のくし型電極群の少な
    くとも一方に含まれる全てのくし型電極の対数および電
    極膜厚が、通過帯域周波数内での該くし型電極の放射コ
    ンダクタンスが放射サセプタンスの絶対値よりも大きく
    なる値に設定されていることを特徴とする請求項1ない
    し2記載の弾性表面波フィルタ。
  4. 【請求項4】前記基板が30〜40°Y回転LiTaO
    3であり、前記くし型電極の対数Nおよび電極膜厚hが 【式3】15+log10(h/λ)≦N≦−20−40log
    10(h/λ) (ただし、λは前記くし型電極の周期、log10(x)は
    xの常用対数である。)を満たすことを特徴とする請求
    項3記載の弾性表面波フィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7358832B2 (en) 2004-11-04 2008-04-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Balanced saw filter
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JP2018501714A (ja) * 2014-12-05 2018-01-18 スナップトラック・インコーポレーテッド Dmsフィルタ及び急峻な右側エッジを備える配列

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