JPH07175756A - 小型電子機器 - Google Patents

小型電子機器

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JPH07175756A
JPH07175756A JP5317830A JP31783093A JPH07175756A JP H07175756 A JPH07175756 A JP H07175756A JP 5317830 A JP5317830 A JP 5317830A JP 31783093 A JP31783093 A JP 31783093A JP H07175756 A JPH07175756 A JP H07175756A
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JP
Japan
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key
input
character
information
slide
Prior art date
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Pending
Application number
JP5317830A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Maeda
良三 前田
Hiroaki Kusuyama
裕章 楠山
Masayuki Higuchi
正行 樋口
Katsumi Jinbo
克己 神保
Sachiko Kagawa
幸子 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH07175756A publication Critical patent/JPH07175756A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 文字、数値、漢字変換等のキー群2からの入
力情報を表示装置1に表示させ、該入力された社名に応
じた電話番号を入力し、これを登録させるために入力キ
ーを操作することで、記憶部分(RAM)に入力情報を
記憶する機能を備えた小型電子機器において、検索キー
4a,4bを除くキー群2を覆うカバー6を閉じ、検索
情報の頭出しを行うための頭文字の入力をスライドキー
5を指定文字位置に位置付けた状態で、検索キー4aま
たは4bを操作することで、頭文字の先頭の情報が呼び
出され表示装置1に表示される。 【効果】 検索のための文字入力がスライドキーを指定
文字位置にスライドさせるだけで頭出しのための文字入
力を行え、検索操作をより便利にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、社名や個人名と共に電
話番号や住所等の情報を入力し、これを記憶してなる電
子手帳、電子文具、電子メモ等にかかる情報記憶機能を
備えた携帯用の小型電子機器において、情報の入力及び
検索操作を簡略化してなる小型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図8及び図9に示す小型電子機器
は、計算機の他に例えば電話番号等を検索項目、例えば
相手方の姓名(人名又は社名)等と合わせて入力し、こ
れを記憶し、必要に応じて記憶情報を呼び出すことが可
能の機能を備えている。
【0003】図8は情報入力を行うためローテーション
にて入力するためのキー入力方式を利用しており、相手
方の電話と共に姓名等、各種情報をキー群30にて文字
入力している。この入力情報は表示装置31にて表示さ
れ、入力された表示情報は、必要に応じて登録する場合
には、入力キー32が最終的に操作されることで完了す
る。
【0004】この入力、つまり登録された情報は、検索
項目として人名又は社名の場合には例えば50音順(ア
イウエオ順)あるいはアルファベット順にその都度並び
変えられて登録(記憶)され、呼び出しは検索キー33
を一度操作(押圧)することで、50音順の先頭又は最
後より呼び出され、表示装置31に電話番号と共に人名
又は社名が表示される。あるいは、頭出しを行う場合に
検索項目である人名又は社名の頭文字の一字を入力し、
検索キー33を操作しれば、その頭文字に応じた記憶情
報の先頭が最初に呼び出され表示され、この状態で順検
索キー33a又は逆検索キー33bの操作に応じて順方
向に又は逆方向に順番に呼び出されていく。
【0005】また図9は、入力文字の数に応じたキーを
設け(ダイレクトキー方式)、図8と同様に登録したい
相手方の姓名及び電話番号や住所をキー群35にて入力
し、最終的に入力キー36を操作することで登録され
る。このキー入力方式であれば、1つのキーを複数の文
字に対応させることがないため、キー操作が1度ですみ
入力が簡単になる。しかし入力文字を捜すのが面倒であ
り、かつ多数のキーを設ける必要性から、キーの占める
領域が非常に広くなるため、キートップを操作する領域
が非常に小さくなり、つまり1個のキーが占める占有面
積が非常に小さくなるため入力ミス等が生じる。
【0006】何れの電子機器においても、情報の入力は
各文字を入力することで行われるが、情報検索において
は登録された情報を50音順(アイウエオ順)又はアル
ファベット順に呼び出す他に、検索項目である相手の読
みを文字入力し検索キーを操作することで、その相手の
電話を即座に検索し表示できる。またその入力が面倒な
場合には頭出し、つまり人名等の頭文字の一字のみを入
力することで、該頭文字から始まる情報から先に呼び出
し、この状態から次の情報を検索キーを操作することで
順次呼び出すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯用の小型電子機器においては、検索のための文字入
力のために所望する文字キーを捜すのが非常に面倒であ
る。特に図8の小型電子機器のキー入力方式では、文字
がロテーションされるため頭文字の入力だけでもキー操
作が非常に面倒になる。また図9のものにては、多数の
キーの中から特定のキーを見つけ出すのが非常に面倒で
もある。
【0008】しかも特定のキーを見付け出すのに他のキ
ーが存在することは、非常に煩わしさが感じる。つまり
キーが多いと非常に目障りになり、間違った入力を行う
ことにもなる。また携帯用である以上キーを設ける領域
に制約を受け、キー数が多くなれば1個の操作キーの占
有領域が小さくなり、操作性が落ちる。
【0009】そこで、本発明は、上述の問題点に鑑み、
文字入力を簡単にできる入力部を別途設けることを目的
とする。また本発明は、文字入力のためのキーが目障り
になることを無くした携帯用の小型電子機器を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の小型電子機器
は、情報入力を行う文字等のキーと、入力された情報を
表示する表示装置と、表示された情報を記憶部に記憶さ
せる入力キーと、記憶された情報を必要に応じて呼び出
すための検索キーとを備え、上記情報入力キー、入力キ
ー及び検索キーの操作を認識し、該入力に応じて上記表
示装置に必要情報を表示させると共に上記記憶部への情
報記憶および呼び出しを制御してなる制御部からなる小
型電子機器において、上記情報入力キーとは別に移動可
能に配置され、移動位置に応じて必要な文字情報を入力
してなるスライドキーを設け、該スライドキーにより指
定された入力文字に対応する上記記憶部の記憶情報を呼
び出し表示装置に表示さる構成を特徴とする。
【0011】本発明は上述の構成において、さらに上記
検索キーを除く上記情報入力キーを覆う開閉可能なカバ
ーを設け、該カバーの閉成時に上記スライドキーにて指
定された文字に対応する記憶部の記憶情報を検索するも
のである。
【0012】また本発明は上述の構成において、上記ス
ライドキーとして移動位置に応じた抵抗変化を文字に対
応させて入力することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の小型電子機器によれば、入力された必
要な情報は入力キーの操作により記憶部に記憶される。
また、必要な情報を呼び出す時には検索キーを操作して
表示装置に表示できる。このような小型電子機器におい
て、情報の入力としては文字入力用のキーを利用する以
外に、スライドキーにて特定の文字を入力できる。そし
て、該入力された文字に対応する情報を記憶部より検索
キーの操作により呼び出される。この場合、多数のキー
の中から特定の文字を選択する面倒さをなくし、スライ
ドキーを特定の文字位置に対応させることで簡単に文字
入力を行える。このスライドキーとしては1個であるた
め、対応する文字位置に移動させるだけで簡単に文字入
力を行える。特にスライドキーの操作部を大きくするこ
とで操作性を向上できる。
【0014】また、情報検索のために、検索モードを特
別設定することなく、検索キーを露出させるように開閉
可能なカバーを閉じることで検索モードに設定でき。こ
の時、目障りな多数のキーが存在しないため、文字入力
の煩わしくを解消できる。
【0015】しかも、スライドキーによる文字入力を抵
抗変化して処理する場合には、多数の文字に対応させて
も、1個のスライドキーにて多数の文字に対応できるだ
けでなく、スライドキーが占める領域の大きくはならな
い。
【0016】
【実施例】以下に図面に従って、本発明による携帯用の
小型電子機器について説明する。図1及び図2は、本発
明における小型電子機器の外観を示す斜視図であり、特
に図1は開閉可能な入力キーカバーを開放した状態を、
図2は入力キーカバーを閉成した状態を示す。
【0017】該図において、1はLED(液晶表示装
置)等からなる表示装置、2は必要な情報を入力する文
字及び数字、さらに漢字への変換キー等の機能キーから
なる情報入力用のキー群、3は入力された情報を登録し
記憶させる入力キー、4は入力され記憶(登録)された
情報を必要に応じて検索するための呼び出しキーであ
り、4aは登録された情報の50音順(アイウエオ順)
又はアルファベット順の先頭より呼び出す順方向検索キ
ー、4bはその記憶の最終位置より逆順序で呼び出すた
めの逆方向検索キーである。
【0018】本発明によれば、上記文字等の情報入力を
行うキー群2の外に文字入力を行うための移動可能とな
したスライドキー5を、表示装置1とキー群2との間に
設けている。該スライドキー5は、小型電子機器の内部
にキー接点(電極)を短絡するためのキー接続部を有
し、小型電子機器の外部に指標5aを位置させるように
設けている。該指標5aに対して、小型電子機器の外装
には入力文字が図に示されている通り印刷されている。
この文字としては例えば50音順に印刷される。
【0019】また、携帯用の小型電子機器は、検索キー
4を除く入力キー3及びキー群2を覆い隠す開閉可能な
入力キーカバー6を設けている。該カバー6は図1に示
すように、一側部が小型電子機器本体の一側部に開閉可
能に連結されており、開放することで、スライドキー5
だけでなく、キー群2による情報入力をも行える。該カ
バー6を図2に示すようにキー群2を覆うことで、登録
した情報の検索を行う状態にする。つまり、カバー6が
閉成されると図示していないスイッチ等を操作させ、既
に登録した情報の検索モードを設定する。
【0020】上記の小型電子機器を用いて電話帳又は住
所録として利用する場合には、該小型電子機器をモード
切換スイッチにて情報の登録モードに設定する。このよ
うなことは従来より自明の手段を用いたものであり詳細
は省略する。例えば、モードとしては通常、計算、時
計、カレンダ、及び電話帳や住所録等の機能が備わって
いれば、その各モードの一つを設定することで小型電子
機器はその設定モードに応じた機能を実行する。
【0021】該モードの設定により検索項目となる社名
や人名を最初に入力する。該入力としてはキー群2を利
用して入力してもよく、スライドキー5を入力文字位置
に合わせて1文字づつ入力できる。このスライドキー5
による文字入力としては、スライドする間に各文字位置
を通過し入力可能となるため、スライドキーの停止位置
で、例えば採用キーとの操作を併用させて1文字づつ入
力できる。また、スライドキー6が文字位置に所定時
間、例えば2秒間停止した状態で指定文字が入力される
構成であってもより。またスライドキー5の停止位置で
該スライドキーの指標5a下に押圧することで、別のキ
ースイッチがオンする構成にすることで、スライドキー
5が停止した文字の入力を行うように構成してもよい。
【0022】上述にようにして、社名や人名の入力を完
了すれば、入力キー3の操作にて該社名又は人名が記憶
装置に一字記憶される。そして、該社名又は人名に対応
する電話番号を入力し、入力後に入力キー3を操作する
ことで、先の社名又は人名に対応する記憶部分に電話番
号が合わせて記憶される。さらに、その外の必要な情
報、例えば住所やその他の必要事項を合わせて入力し、
これを入力キー3の操作により上記記憶装置に記憶でき
る。このようにして記憶(登録)された情報は、例えば
社名又は人名の“よみかな”を50音(アイウエオ)順
又はアルファベット順にその都度並び変えて登録を行
う。
【0023】一方、登録された情報を検索する場合に
は、図2に示す通り、キーカバー6を閉成し、検索キー
4のみを操作可能にする。この状態で、検索モードが設
定される。そこで、必要な情報が検索キー4の操作によ
り呼び出せる。この時、検索項目である人名又は社名の
頭文字の一字を入力することで、その文字から始まる登
録情報を最初に呼び出し表示させることができる。その
ためにもスライドキー5を頭文字に対応する位置に位置
付け、その文字の入力状態が表示される。この表示を認
識した上で、検索キー4a又は4bを操作すれば、該文
字にかかる社名又は人名の先頭の情報が呼び出され表示
装置1に人名と同時に電話番号が表示される。この場
合、電話番号と共に住所等の他の情報が合わせて表示さ
れる。この表示状態において検索キー4a又は4bを操
作し、登録情報を50音順又はアルファベット順に順方
向又は逆方向に順次呼び出し表示できる。
【0024】なお、スライドキー5において、文字入力
を行う時に、所望の文字位置にスライドキー5の指標5
aが所定時間位置付けられた時に、検索キー4を操作す
ることなく、自動的に検索動作を実行させるように構成
できる。つまりスライドキー5にて入力文字を特定する
停止時間を例えば2秒として定め、この2秒後に自動的
に検索させることで検索キー4の操作を省くことができ
る。これは、カバー6を閉じることで検索モードが設定
され、スライドキー5の操作と関連させることで簡単に
実現できる。また、情報の検索においては、カバー6を
閉じて行うもに限定されるものではなく、カバー6を開
放した時には、スライドキー5の文字入力により検索キ
ー4を操作させて検索を開始させればよい。しかも、キ
ー群2を用いて文字入力を行うようにしてもよい。
【0025】以上のように、本発明によれば、スライド
キー5を移動する指標5aに対応して小型電子機器の外
装部に印刷された文字の位置に位置付けるだけで検索文
字の入力を行えるため、必要な項目の検索を簡単に行え
る。例えば、キー群2の中から所望の文字を捜し出すの
に比べて、1個のスライドキー5をスライドさせて所望
の文字位置に位置付ければよく、その操作が簡単とな
る。この場合、スライドキー5の位置に応じた文字が表
示装置1に表示されるが、間違いであればそれを確認
し、スライドキー5位置を多少左右に移動させて正規の
文字が入力されたかを確認すればよい。
【0026】上記スライドキー5における文字入力を行
うキースイッチの一例を示す構造を、図3の断面図を示
している。図において、小型電子機器は外装を形成する
上下のキャビネット7及び8にキー接点及びキー入力の
制御部であるCPU9等を電気的に配線してなる基板1
0を収容している。下キャビネット7は、主要部を構成
する上記制御用CPU9及びその他の電子部品を配線し
てなる上記基板10を支持している。該基板10の上
面、つまり上キャビネット8と対向する面側には検索キ
ー4,キー群2及び入力キー3に対応し、さらにスライ
ドキー5のキー接点が形成(配線)されている。
【0027】上記検索キー4及び入力キー3さらにキー
群2の各キートップは上キャビネット8に形成された開
口部より突出しており、キートップ11と一体的に形成
されてる弾性部12にて通常は、基板10上のキー接点
13とは離間している。この弾性部12に抗してキート
ップ11部分を押下することで、キートップ11の反対
面に個々に設けられた導電部14がキー接点13に当接
することで、キー接点が短絡(オン)し、このオン位置
をCPU9が確認することで該キーの入力情報を認識
し、文字や数字等においては表示装置1に表示させ、機
能キーにおいてはその機能に応じた制御を実行すること
になる。
【0028】また、スライドキー5においては、基板9
にビス等にて固定されたスライドキーの保持部材15が
スライドキー5と対応して上キャビネット8にて形成さ
れる空間部に設けられている。該保持部材15に対して
スライドキー5のキー接点の接続部16が、保持部材1
5に図中手前と奥方向にスライド可能に保持されてい
る。該キー接続部16は、上キャビネット8に形成され
た開口部より上キャビネット8の外部に位置された指標
5aが一体的に形成されている。
【0029】キー接続部16の空間部には、図4に示す
如く、基板10に配線されているキー接点17a,17
bと対向し電気的に接触する導電部18が固定されて設
けられている。該導電部18と共に該キー接続部16を
文字に対応する位置に位置決めるための突出部19と、
該突出部19を通常は突出状態に付勢するバネ20とを
備えている。この突出部19に対応させて保持部材15
の壁面15aには文字数に応じ、その文字に対応させた
凹部が形成されている。
【0030】従って、スライドキー5の指標5aを左右
の方向に移動させてることで、キー接続部16の突出部
19が保持部材15の凹部より離脱し、所望の文字位置
に移動させて時に、その文字部に対応する凹部に嵌まり
込み、この時の導電部18が接点17aと17bを短絡
(オン)し入力を行うことができる。上記導電部18は
バネ性を有した導電性金属からなり、常にキー接点17
側へと押圧されている。
【0031】上記基板10上のスライドキー5に対応す
るキー接点17aと17bとしては、図5に示す通りで
ある。スライドキー5を構成するキー接点は、共通接点
17aと、各文字に対応する個別の文字接点17b−1
〜17b−nからなり、これらと電気的に接触する導電
部18の一方が共通接触17a側に常に電気的に接触し
ており、他方が文字接触17b−1〜17b−n側の何
れかに電気的に接触した時に導通状態となり、この時に
CPU21からの信号を共通接触17a→導電部18→
文字接触17bの1つを介してCPU21が入力するこ
とで入力文字を特定している。
【0032】この図5のブロック図において、CPU2
1には上記スライドキー5による文字入力キーと共に、
検索キー4、入力キー3及びキー群2による入力を行う
キー接点が接続されている。該キー接点のオン状態の確
認についても、CPU21より信号をキー接点の一方に
入力し、オンされた他の接点からCPU21に入力され
る信号を確認することでキー入力の情報を認識する。
【0033】CPU21はさらに表示装置1と接続さ
れ、キー入力された情報が文字や数値であれば表示装置
1に表示させる一方入力キーが機能キーであればその機
能に応じた制御を実行する。例えば入力文字に対する漢
字変換を行うキーが操作されれば、その文字を漢字変換
し、その変換した漢字を表示する。特に表示装置1は図
3において基板10にCPUと共に電気的に接続されて
いる。
【0034】また、入力された情報は、入力キー3の操
作をCPU21が確認することで、RAM22に記憶さ
れる。該RAM20は図示していないが、バックアップ
電源が接続されており、小型電子機器の電源をOFFし
た時にもRAMの内容が保持される。該RAMは小型電
子機器本体に対して着脱可能に設けられるICカード等
を利用可能であり、ユーザ専用RAMとしても使用でき
る。
【0035】以上の構成において、電話あるいは住所モ
ードが選択されると、スライドキー5又はキー群2より
文字入力されることで、該文字が表示装置1に表示され
る。該情報の入力が終了すれば、入力キー3の操作によ
り、入力情報、例えば人名又は社名がRAM22に記憶
される。そして、電話番号の入力を行い、この入力され
た番号を確認し正解であれば入力キー3の操作により、
先の人名に対応して電話番号がRAM22に記憶され
る。さらに住所の入力をスライドキー5又はキー群2よ
り文字入力し、該入力情報を登録させる場合には入力キ
ー3が操作されることで、先の人名あるいは社名に対応
したRAM22内の領域に記憶される。以上の制御はC
PU21が入力情報に応じて実行する。
【0036】そして、登録された情報、例えば人名又は
社名の電話番号又は住所を知りたければ、キー群2又は
スライドキー5にて人名又は社名の頭文字の一文字を入
力し、検索キー4a又は4bを操作する。該操作により
RAM22に登録された入力文字に対応した頭文字の先
頭を呼び出し、これが表示装置1に表示される。この表
示を確認し、目的の人名又は社名でなければ順送のため
の検索キー4a又は逆送のための検索キー4bを操作す
ることで、表示されていた前又は次に登録された人名又
は社名と共に電話番号及び住所が新たに呼び出されて表
示され、これを所望の人名等が表示されるまで繰り返
す。
【0037】この時、1文字入力のためには、キー群2
の中から特定のキーを見付け出すよりも、スライドキー
5を所望の文字位置へと移動さる方が文字入力の操作が
簡単である。そのためにも、カバー6にてキー群を覆
い、この状態でスライドキー5にて所望の文字を指定
し、その後に検索キー4を操作すれば目的とする情報を
表示装置1にて表示でき、その操作が非常に簡単にな
る。特にキー群2がカバー6にて覆われるため、所望の
文字を指定するスイッチがスライドキー5のみであっ
て、目移りすることなく文字入力が簡単に行える。この
時、カバー6が閉じ時に検索モードが自動設定された時
に、スライドキー5にて指定した文字に応じた検索を自
動的に行うこともでき、これにより検索キー4の操作を
待つ事なくスライドキー5の入力文字に対応する情報が
表示装置1にそもまま表示され、キー操作を簡略化でき
る。
【0038】ここで、人名や社名に応じた電話番号、住
所を入力するための文字入力については、キー群2を利
用することが面倒であれば、カバー6を閉じ、スライド
キー5のみを利用して入力できる。この場合、入力デー
タを登録させるために入力キー3を利用する場合には、
カバー6を閉じた時に該入力キー3が検索キー4と同様
に露出できるように構成するとよい。
【0039】しかも、スライドキー5にて複数の文字入
力を行う時には、指標5aにて特定した文字を採用し、
次の文字入力を行うようにする必要がある。そのために
も、1文字を指定した時に、該文字を採用するためのキ
ーを別途設ければよい。また、スライドキー5を例えば
指定文字に2秒以上停止させた時に、その文字の入力を
採用し、次の文字入力を可能にするようにしてもよい。
あるいは、指標5aにて指示した文字を入力するため
に、指標5aそのものを押下げ可能に設け、その時に文
字入力のためのキー接点17a,17bとは別のキー接
点を短絡させ、これにより入力文字を採用させてもよ
い。そのために、例えば図4において、指標5aと一体
的に形成されているキー接続部16の折り曲げ部分16
aの基板10と対向する部分に導電部16bを形成し、
基板10上にスライドキー5が左右にスライドできる範
囲にキー接点10aを配線しておけば簡単に形成でき
る。この時、キー接続部16に弾性力を持たせるように
工夫すればよく、図では折り曲げ部16aの弾性力を利
用し、通常はキー接点10aより導電部16bが離間し
た状態とし、指標5aを押下した時に、その弾性変形に
より導電部16bが接点10aに接触するように構成す
ればよい。
【0040】以上の通り、文字入力のために、スライド
キー6を設けたことから、検索時の指定の文字入力を簡
単にでき、所望の情報の検索操作を簡単にできる。この
スライドキー5の一例としては、各入力文字に対してア
イウエオ順における50音のア〜ンまでの全ての文字に
対応したキーを設けているが、“あ”の段に対応した1
1文字(あ,か,さ・・わ,ん)を設けて検索文字の入
力をより簡単にしてもよい。
【0041】しかもスライドキー5としては各入力文字
に対して夫々のキー接点17b−1〜17b−nを設け
ているため、各文字に対応するキー接点17bからの信
号線をCPU21に接続する必要がある。この場合、C
PU21の入出力ポート端子には制限があり、各文字に
信号線を配線することが困難になる。そのため、あ行、
か行・・・わ行(んを含めて)の10行に対して共通接
点17aを10分割し、該分割された共通接点にCPU
21より時分割信号(キ−ストロ−ブ信号を)を供給
し、各行のあ段、い段、う段、え段及びお段を共通配線
した5つの信号線をCPU21へ入力するようにすれ
ば、15本の入出力線ですむ。
【0042】また、図6に示すように、各文字に対応す
るキー電極17b−1〜17b−nの各電極間に電気抵
抗素子23を接続し、該スライドキー5の位置に応じて
電気抵抗の変化として捕らえることで、文字入力を可能
にできる。この場合には、共通接点17aからの得られ
るアナログ信号(電圧)をADコンバータ24を介して
CPU21に入力することで、スライドキー5の文字位
置に応じた入力が可能となる。そのために、50音に対
応させる場合にはADコンバータ24からは少なくとも
5ビットデータをCPU21に入力すればよく、並列処
理する場合には5本の信号線を配線するだけですむ。な
お、CPU21側でシリアル/パラレル変換する場合に
は、ADコンバータ24よりパラレル/シリアル変換し
た信号をCPU21に供給すればよく1本の信号線です
む。
【0043】図7は図6を更に簡略化したものであっ
て、文字入力のための文字接点側をカーボン抵抗体接点
17cを用いることで、該共通接点17aと抵抗体接点
17cとを接触して導電部18が移動する時の共通接点
17a側に現れる抵抗変化をそのまま利用している。こ
の場合には、文字に対応する個々の接点をなくすことが
できる。該抵抗変化においても、共通接点17aに出力
される抵抗変化を電圧に変換し、これをADコンバータ
24を介してCPU21に入力することで図6と同様の
文字入力を行える。この場合文字入力のためのキー電極
を設ける必要がないため、連続的に変化する抵抗分をよ
り細かく分割できる。そのため、50音以上のキー入力
に対応させることができる。これは、図6のようなキー
電極間が短絡しないスペースを電極間に設定する必要性
からキー入力文字にも制約を受けるが、図7の場合には
そのような制約を受けることがない。しかも、スライド
キー5にて指定した文字を表示させることでその文字を
確認して目的の文字を正確に入力できる。ここで、AD
コンバータ24として8ビット出力を行う場合には、2
56通りの分解能を得ることができ、256文字に対応
させて入力が可能になる。
【0044】また、図6及び図7においては直線的であ
るため、終点が存在する。これを回転式にすることによ
り終点が存在することなく、再度最初の文字入力位置に
復帰させてそのまま文字指定を行える。つまり、文字入
力のための可変抵抗体17cを円形に設ければよい。こ
のようなスライドキーは必要に応じて選択して利用され
るものである。
【0045】
【発明の効果】本発明の小型電子機器によれば、入力情
報を必要に応じて検索する時に、移動可能なスライドキ
ーを設け、該スライド位置に応じた文字を入力するもの
であるから、頭出しによける文字入力を簡単にし、検索
操作をより簡略化できる。また、カバーを閉じることで
スライドキーのみの入力を行い、自動的に情報検索を行
うこともできる。
【0046】特にスライドキーを検索だけでなく文字入
力としても利用できるため、必要に応じて利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による小型電子機器の外観であり、特に
開閉可能に設けたキー開閉カバーを開放した状態を示す
斜視図。
【図2】本発明による小型電子機器の外観であり、特に
開閉可能に設けたキー開閉カバーを閉成した状態を示す
斜視図。
【図3】本発明にかかるスライドキーの一例を説明する
ためのキー部の断面図。
【図4】本発明にかかるスライドキーのキー接点部分を
示す斜視図。
【図5】本発明のスライドキーによる文字指定の一例を
示すもので小型電子機器の制御系を示すブロック図。
【図6】本発明のスライドキーの別の例を示すブロック
図。
【図7】本発明のスライドキーの他の例を示すブロック
図。
【図8】入力情報を記憶する機能を備えた従来の小型電
子機器の一例を示す正面図。
【図9】入力情報を記憶する機能を備えた従来の小型電
子機器の他の例を示す正面図。
【符号の説明】
1 表示装置 2 文字情報入力用のキー群 3 入力キー 4 検索キー 5 スライドキー 5a 指標 6 開閉カバー 10 基板 16 キー接続部 17a キー共通接点 17b キー文字接点 17c 文字抵抗体 21 CPU(制御部) 22 RAM(情報記憶装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神保 克己 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 香川 幸子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報入力を行う文字等のキーと、入力され
    た情報を表示する表示装置と、表示された情報を記憶部
    に記憶させる入力キーと、記憶された情報を必要に応じ
    て呼び出すための検索キーとを備え、上記情報入力キ
    ー、入力キー及び検索キーの操作を認識し、該入力に応
    じて上記表示装置に必要情報を表示させると共に上記記
    憶部への情報記憶および呼び出しを制御してなる制御部
    からなる小型電子機器において、 上記情報入力キーとは別に移動可能に配置され、移動位
    置に応じて必要な文字情報を入力してなるスライドキー
    を設け、該スライドキーにより指定された入力文字に対
    応する上記記憶部の記憶情報を呼び出し表示装置に表示
    させてなる小型電子機器。
  2. 【請求項2】上記検索キーを除く上記情報入力キーを覆
    う開閉可能なカバーを設け、該カバーの閉成時に上記ス
    ライドキーにて指定された文字に対応する記憶部の記憶
    情報を検索してなる請求項1記載の小型電子機器。
  3. 【請求項3】上記スライドキーは、移動位置に応じた抵
    抗変化を文字に対応させて入力することを特徴とする請
    求項2記載の小型電子機器。
JP5317830A 1993-12-17 1993-12-17 小型電子機器 Pending JPH07175756A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1138968A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Korugu:Kk 電子楽器における文字データ入力装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1138968A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Korugu:Kk 電子楽器における文字データ入力装置

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