JPH0717546U - ケーブル印字装置 - Google Patents

ケーブル印字装置

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JPH0717546U
JPH0717546U JP5336893U JP5336893U JPH0717546U JP H0717546 U JPH0717546 U JP H0717546U JP 5336893 U JP5336893 U JP 5336893U JP 5336893 U JP5336893 U JP 5336893U JP H0717546 U JPH0717546 U JP H0717546U
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JP
Japan
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ink
cable
rollers
roller
transfer
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JP5336893U
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English (en)
Inventor
栄真 市村
道人 平岩
昌栄 秋山
昌宏 高橋
正男 藤井
Original Assignee
日本電設工業株式会社
有限会社協同エレクトロン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルの外周上の相対する部分に品質、形
状、用途、行先等の所望の内容を簡単に、かつ正確に印
字し、ケーブル布設工事を正確に、かつ能率良く行うこ
とができるようにしたケーブル印字装置を提供する。 【構成】 下フレーム1と上下動可能な上フレーム9に
入口ローラ20と21、転写ローラ26と27、インク
ローラ58と59、活字ローラ66と67等を支持す
る。ケーブル90を入口ローラ20、21の間から転写
ローラ26、27の間に通す。ケーブル90を引張るこ
とにより転写ローラ26、27を回転させ、歯車機構を
介して活字ローラ66、67、インクローラ58、59
を順次回転させる。インクポット内のインクをインクロ
ーラ58、59、活字ローラ66、67、転写ローラ2
6、27を介してケーブル90の外周上の反対側の部分
に転写により印字する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気設備のシステム・機器相互間を接続するケーブルに品質、形状 、用途、行先等の所望の内容を示す文字、数字などを印刷するために用いる可搬 型(携帯型)のケーブル印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気設備のシステム・機器相互間は多数のケーブル、電線で接続されている。 そのルートは管路、ケーブルラック等、屋内・屋外を問わず多様であり、かつ多 数布設されている。そのため、ケーブルの品質、形状、特に用途、行先を速やか に判別することはほぼ不可能である。そこで、ケーブル布設工事をする者はもと より、完成設備の引渡しを受けた側でも、ケーブル内容を識別することができて 管理・保守を容易に行うことができるようにケーブルにその品質、形状、用途等 を表示することが要望されている。
【0003】 そして、従来においては、ケーブルの両端末や中間部に名札を取り付けたり、 テープを貼付して表示している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術では、特に、中間部の表示に際し、手間 がかかるだけでなく、誤った表示を付ける恐れがある。
【0005】 本考案は、上記のような従来の問題を解決するものであり、ケーブルに品質、 形状、用途、行先等の所望の内容を簡単に、かつ正確に表示することができ、し たがって、ケーブル布設工事の際の整理や保守管理の便を図ることができ、また 、表示内容をケーブルの外周上の相対する部分に表示して任意の方向から見やす くすることができ、したがって、表示内容を容易に識別することができ、更には コンパクトにまとめて容易に持ち運ぶことができ、したがって、ケーブル布設工 事現場で表示することができ、ケーブル布設工事を正確に、かつ能率良く行うこ とができるようにしたケーブル印字装置を提供することを目的とするものである 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の技術的手段は、回転可能で、ケーブルを水 平方向に移動するように導く上下の入口ローラと、インクを収める上下のインク ポットと、回転可能で、上記各インクポット内のインクを付着する上下のインク ローラと、回転可能で、外周に文字、数字等から成る複数の活字を有し、上記各 インクローラに付着したインクが活字の表面に付着される上下の活字ローラと、 回転可能で、水平方向に移動する上記ケーブルと接触して互いに逆方向に回転さ れ、上記活字に付着したインクを上記ケーブルの外周上の反対側の部分に転写に より印字するための上下の転写ローラと、各転写ローラの回転により上記各活字 ローラおよびインクローラを順次逆方向に回転させる回転力伝達手段と、上記下 側の組と上側の組のインクポット、インクローラ、活字ローラ、転写ローラおよ び回転力伝達手段を支持する下フレームおよび上フレームと、上記下フレームに 対して上記上フレームを上下動可能に支持する支持手段とを備えたものである。
【0007】 また、上記技術的手段において、ケーブルの移動方向に沿う両側の複数箇所で 回転可能に支持され、上記ケーブルが外方へずれないように規制する規制ローラ と、この両側の規制ローラを下ケース上で上記ケーブルの移動方向と直角方向に 移動可能に支持する支持手段と、上記両側の規制ローラの間隔を調整する調整手 段とを備えたものである。
【0008】
【作用】
本考案は、上記構成により、ケーブルを上下の入口ローラの間に通し、続いて 上下の転写ローラの間に通し、転写ローラの先方でケーブルを引張ると、上下の 転写ローラが互いに逆方向に回転し、各回転力伝達手段を介して各活字ローラお よび各インクローラが順次逆方向に回転する。これに伴い、各インクポット内の インクが各インクローラを介して各活字ローラの外周の複数の活字に付着し、続 いて活字の表面のインクが各転写ローラの外周に写され、ケーブルの外周上の相 対する部分に印字される。このようにケーブルに品質、形状、用途、行先等の所 望の内容を簡単に、かつ正確に表示することができる。また、表示内容をケーブ ルの外周上の相対する部分に表示して任意の方向から見やすくすることができる 。更に、各部材を上下のフレームにコンパクトにまとめて容易に持ち運ぶことが できる。
【0009】 また、間隔調整可能に規制ローラを設けることにより、硬いケーブルは勿論の こと、柔軟性を有するケーブルであっても側方へずれないように規制して容易に 、かつ確実に印字することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。 図1ないし図7は本考案のケーブル印字装置の一実施例を示し、図1は正面図 、図2は側面図、図3は下フレーム側の一部切欠平面図、図4は図2のA−A矢 視断面図、図5は図2のB−B矢視断面図、図6は図1のC−C矢視断面図、図 7は転写ローラによりケーブルに印字している状態の一部詳細断面図である。
【0011】 図1ないし図6に示すように、下フレーム1は底板2と、側板3、4と、正面 板5と、背面板6と、正面板5および背面板6の中間部でこれらと平行な仕切板 7と、頂板8とから構成され、正面板5が上部にのみ形成され、その下方の正面 側が開放されている。上フレーム9は底板10と、側板11、12と、正面板1 3と、背面板14と、正面板13および背面板14の中間部でこれらと平行な仕 切板15と、頂板16とから構成され、正面板13が下部にのみ形成され、頂板 16が背部にのみ形成され、正面側上方と頂面側上方が開放されている。下フレ ーム1の仕切板7における側板3、4寄り位置の背面の上下部に突設された突出 部17に垂直方向の案内軸18の下部が固定され、各案内軸18の上部は下フレ ーム1の頂板8および上ケース9の底板10に挿通され、上フレーム9の仕切板 15の背面に対応して固定された案内ブロック19が各案内軸18の上部に上下 動可能に嵌合されている。したがって、案内ブロック19が案内軸18に軸方向 に沿って摺動することにより、上フレーム9が下フレーム1に対して上下動し得 るように支持されている。
【0012】 下フレーム1と上フレーム9の側板4、12側、すなわち、ケーブル90の入 口側には入口ローラ20、21が対応して水平方向の軸22、23により正面板 5と背面板6に回転可能に支持されている。各入口ローラ20、21は外周部に ウレタンゴムが用いられてケーブル90との摩擦抵抗が大きくなるように設定さ れ、それぞれ上部と下部が頂板8の穴24と底板10の穴25から突出され、挿 入されるケーブル90を下側と上側の両側から押圧して挟んだ状態で互いに逆方 向に回転することにより、ケーブル90を水平方向に導くことができる。
【0013】 下フレーム1と上フレーム9の中間部には転写ローラ26と27が対応して水 平方向の回転軸28と29により回転可能に支持されている。すなわち、回転軸 28は正面板5、仕切板7および背面板6に水平方向に長くなるように形成され た長穴30、31および32に挿通され、回転軸28の両側突出部が軸受板33 の軸受部に回転可能に支持され、軸受板33がその水平方向に長くなるように形 成された長穴34を利用してボルト、ナット35により正面板5と背面板6に固 定されている。したがって、転写ローラ26は長穴30、31、32および34 を介してケーブル90の移動方向に沿って位置調整可能に取り付けられている。 回転軸29も同様に、正面板13、仕切板15および背面板14に水平方向に長 くなるように形成された長穴36、37および38に挿通され、回転軸29の両 側突出部が軸受板39の軸受部に回転可能に支持され、軸受板39がその水平方 向に長くなるように形成された長穴40を利用してボルト、ナット41により正 面板13と背面板14に固定されている。したがって、転写ローラ27は長穴3 6、37、38および40を介してケーブル90の移動方向に沿って位置調整可 能に取り付けられている。両転写ローラ26、27は外周部にシリコンゴムが用 いられ、それぞれ上部と下部が頂板8の穴42と底板10の穴43から突出され 、上記入口ローラ20、21を通り、水平方向で直線状に移動するケーブル90 と圧接して互いに逆方向に回転される(図1、図2、図4、図6では転写ローラ 26、27のケーブル90との接触部は変形していない状態で示しているが、実 際には外周のシリコンゴムの弾性変形により図7に示すようにケーブル90の上 下部の湾曲形状に沿うように変形した状態で圧接している。)。
【0014】 下フレーム1の頂板8上には入口ローラ20と転写ローラ26の外方でケーブ ル90の移動方向と直交方向にリニアガイド台44が固定されている。各リニア ガイド台44には一対の移動台45、46が移動可能に支持され、両側の移動台 45上と46上にそれぞれ跨って支持板47と48が固定されている。支持板4 7と48上には規制ローラ49と50がそれぞれ複数箇所に対応して垂直方向の 軸により回転可能に支持されている。頂板8上にはリニアガイド台44の中間部 で、かつ支持板47と48の中間部で軸受台51が固定され、この軸受台51に 調整ねじ52の軸部の中間部が回転のみ可能に支持されている。支持板47と4 8の中間部上にナット53と54が固定され、各ナット53と54に調整ねじ5 2の軸部の基部側と先端部側に互いに逆回転となるように形成されたねじ部52 aと52bが螺合されている。したがって、調整ねじ52を任意の方向に回転さ せることにより、ナット53と54、すなわち、支持板47および規制ローラ4 9と支持板48および規制ローラ50の間隔が広がり、若しくは狭くなるように 調整され、対応する規制ローラ49、50の間隔が所望のケーブル90の直径に 適合し得るようになっている。そして両側の規制ローラ49、50により上記の ように水平方向に移動するケーブル90が側方へずれないように規制される。
【0015】 下フレーム1の底板2上と上フレーム9の底板10上にはそれぞれインクポッ ト55と56が固定され、インクポット55、56内にはインク57が納められ ている。各インクポット55と56の上部内側でインクローラ58と59が水平 方向の回転軸60と61により回転可能に支持され、インクローラ58、59の 下部がインク57内に浸漬されるようになっている。したがって、インクローラ 58、59の回転に伴い、その外周面にインク57が付着される。各インクポッ ト55、56の上部突出部には掻きとり部材62、63の中間部が水平方向の軸 により回動可能に支持されている。各掻き取り部材62、63の基部に形成され たねじ穴には調整ねじ64、65が螺合され、各調整ねじ64、65の先端がイ ンクポット55、56の外側面に当接されている。そして、調整ねじ64、65 の調整により掻き取り部材62、63の先端掻き取り部のインクローラ58、5 9の外周面に対する間隔が調整される。したがって、インクローラ58、59の 表面の余分なインク57が掻き取り部材62、63により掻き取られ、インク付 着量が均一となるように調整される。
【0016】 下フレーム1と上フレーム9にはそれぞれ活字ローラ66、67が回転可能に 支持される。すなわち、各活字ローラ66、67は活字ローラ本体68と押さえ 円盤69とから成り、活字ローラ本体68は円盤の外周内側方に複数の活字保持 用凹部70が形成されている。そして、活字ローラ本体68の所望の活字保持用 凹部70に文字、数字などのゴムから成る活字71が挿入され、押さえ円盤69 で活字71が活字保持用凹部70から離脱しないように押さえられ、この状態の 活字ローラ66と67が、仕切板7および背面板6、仕切板15および背面板1 4にそれぞれ水平方向で回転可能に支持された回転軸72と73の突出部上に嵌 合され、各活字ローラ本体68が位置決めされ、回転軸72と73の先端部のね じ部にナット74と75が螺着されている。これにより活字ローラ66、67が 回転軸72、73に取り外し可能に固定され、回転軸72、73と一体に回転さ れる。背面板6と14の内側には回転軸72と73の外周においてカムクラッチ 76と77が取り付けられ、回転軸72および活字ローラ66と回転軸73およ び活字ローラ67が互いに逆方向で一方向にのみ回転されるようになっている。 各活字ローラ66、67はその外周の活字71の外面がインクローラ58、59 と転写ローラ26、27の外周面に接触した状態で回転されるように設定されて いる。
【0017】 転写ローラ26、活字ローラ66、インクローラ58の回転軸28、72、6 0上には歯車78、79、80が固定され、歯車78と79、79と80が順次 かみ合わされている。したがって、転写ローラ26の回転に伴い、歯車78、7 9、80を介して活字ローラ68、インクローラ58が順次逆方向に回転される 。これに伴い、インクローラ58の外周に付着したインク57が活字ローラ66 の活字71に付着され、その活字71に付着されたインク57が転写ローラ26 の外周に付着される。転写ローラ27、活字ローラ67、インクローラ59の回 転軸29、73、61上にも歯車81、82、83が固定され、歯車81と82 、82と83が順次かみ合わされている。したがって、転写ローラ27の回転に 伴い、歯車81、82、83を介して活字ローラ67、インクローラ59が順次 逆方向に回転される。これに伴い、インクローラ59の外周に付着したインク5 7が活字ローラ67の活字71に付着され、その活字71に付着されたインク5 7が転写ローラ27の外周に付着される。
【0018】 上フレーム9の正面板13と背面板14の中間部にはナット84が固定され、 下フレーム1の正面板5と背面板6の中間部にはナット84に対応してばね掛け 85が固定されている。ナット84にはねじ軸86が螺合され、ねじ軸86にナ ット87が螺合され、ねじ軸86が進退可能に固定されている。ねじ軸86の下 方突出部に形成された穴に加圧ばね88の一側が係止され、加圧ばね88の他側 には係止部材89の一側が係止され、係止部材89の他側がばね掛け85に係止 されている。そして、加圧ばね88の弾性により、入口ローラ21、転写ローラ 27が入口ローラ20、転写ローラ26側に加圧され、入口ローラ20、21と 転写ローラ26、27とでケーブル90を確実に押圧した状態で挟むことができ るようになっている。
【0019】 以上の構成において、以下、その動作について説明する。 あらかじめ上下の活字ローラ67、66に所望の文字列等で活字71をセット し、上下のインクポット56、55内にインク57を注入しておく。準備完了後 、ケーブル90を入口側の左右の規制ローラ49、50で側方へのずれを規制し ながら上フレーム9側を加圧ばね88の弾性に抗して案内軸18に沿って少し上 昇させた状態で上下の入口ローラ21、20の間に送り込む。続いてこの入口ロ ーラ21、20の回転を利用し、中間部の左右の規制ローラ49、50の間でケ ーブル90を水平方向に移動させ、上下の転写ローラ27、26の間から先方へ 突出させる。そして、転写ローラ27、26の先方からケーブル90を引き出す ことにより、このケーブル90に圧接している転写ローラ27、26を回転させ 、転写ローラ27と26の回転により歯車81、82、83と歯車78、79、 80を介して活字ローラ67と66、インクローラ59と58を順次回転させる 。これに伴い、インクポット56と55内のインク57がインクローラ59と5 8を介して活字ローラ67と66の文字、数字などの活字71の表面に付着し、 続いて活字71の表面に付着しているインク57が転写ローラ27と26の外周 面に付着する。転写ローラ27と26はその外周のシリコンゴムが図7に示すよ うにケーブル90の上下部の湾曲形状に沿うように変形した状態で圧接している ので、外周面に付着した活字のインク57をケーブル90の軸方向に沿う外周上 の反対側の部分に順次連続的に転写して印刷することができる。この印字に際し 、上記のように上フレーム9側を案内軸18に沿って上下動可能に支持し、しか も、加圧ばね88により下方へ加圧しているので、転写ローラ26、27をケー ブル90の外面に確実に接触させることができる。なお、インク57は印字品質 、乾燥時間等、ケーブル被覆の材質等に影響されないものを選択する。
【0020】 ケーブル90の所望の箇所にのみ印字を行う場合には、上フレーム9側を加圧 ばね88の弾性に抗して案内軸18に沿って上昇させ、ケーブル90を下側の入 口ローラ20と転写ローラ26上に載せ、上フレーム9側を下降させ、上下の入 口ローラ21、20と転写ローラ27、26をケーブル90に対して圧接状態に する。そして、上記のようにケーブル90を引張って転写ローラ27、26等を 回転させることにより、上記と同様、ケーブル90の軸方向に沿う外周上の反対 側の部分に転写して印刷することができる。
【0021】 また、径の異なるケーブル90に印字する場合には、上記のように調整ねじ5 2を操作し、規制ローラ49、50の間隔を広げ、若しくは狭めてケーブル90 の径に合わせることにより、上記と同様にして印字を行うことができる。そして 、この規制ローラ49、50を用いてケーブル90が側方へずれないように規制 することにより、ケーブル90に対する印字のブレを防止することができ、特に 柔軟性を有するケーブル90のはみ出しを防止することができる。
【0022】 なお、上フレーム9側の荷重が転写ローラ27のケーブル90に対する追従に 充分であれば、加圧ばね88を省略することもできる。また、ケーブル90が硬 い場合には規制ローラ49、50および調整ねじ52等の間隔調整手段を省略す ることもできる。また、入口ローラ20、21のいずれか一方をハンドルの操作 により積極的に回転させ、ケーブル90を引き出しやすくすることもできる。更 に、転写ローラ27、26、活字ローラ67、66、インクローラ59、58の 回転力伝達手段も歯車に代えてプーリー、ベルト等を用いることができる。本考 案は、このほか、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設計変更すること ができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ケーブルを上下の入口ローラの間に通し 、続いて上下の転写ローラの間に通し、転写ローラの先方でケーブルを引張ると 、上下の転写ローラが互いに逆方向に回転し、各回転力伝達手段を介して各活字 ローラおよび各インクローラが順次逆方向に回転する。これに伴い、各インクポ ット内のインクが各インクローラを介して各活字ローラの外周の複数の活字に付 着し、続いて活字の表面のインクが各転写ローラの外周に写され、ケーブルの外 周上の相対する部分に印字される。このようにケーブルに品質、形状、用途、行 先等の所望の内容を簡単に、かつ正確に表示することができる。したがって、ケ ーブル布設工事の際の整理や保守管理の便を図ることができる。また、表示内容 をケーブルの外周上の相対する部分に表示して任意の方向から見やすくすること ができ、したがって、表示内容を容易に識別することができる。更に、各部材を 上下のフレームにコンパクトにまとめて容易に持ち運ぶことができ、したがって 、ケーブル布設工事現場で表示することができ、ケーブル布設工事を正確に、か つ能率良く行うことができる。
【0024】 また、間隔調整可能に規制ローラを設けることにより、柔軟性を有するケーブ ルであっても側方へずれないように規制して容易に、かつ確実に印字することが できる。したがって、一台でケーブルの種類による制約を受けることなく印字す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のケーブル印字装置の一実施例を示す正
面図である。
【図2】同ケーブル印字装置を示す側面図である。
【図3】同ケーブル印字装置における下フレーム側を示
す一部切欠平面図である。
【図4】同ケーブル印字装置を示し、図2のA−A矢視
断面図である。
【図5】同ケーブル印字装置を示し、図2のB−B矢視
断面図である。
【図6】同ケーブル印字装置を示し、図1のC−C矢視
断面図である。
【図7】同ケーブル印字装置を示し、転写ローラにより
ケーブルに印字している状態を示す一部詳細断面図であ
る。
【符号の説明】
1 下フレーム 9 上フレーム 18 案内軸 20 入口ローラ 21 入口ローラ 26 転写ローラ 27 転写ローラ 49 規制ローラ 50 規制ローラ 52 調整ねじ 53 ナット 54 ナット 55 インクポット 56 インクポット 57 インク 58 インクローラ 59 インクローラ 66 活字ローラ 67 活字ローラ 71 活字 90 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 秋山 昌栄 東京都台東区池之端一丁目2番23号 日本 電設工業株式会社内 (72)考案者 高橋 昌宏 広島県福山市東川口町三丁目4番58号 有 限会社協同エレクトロン内 (72)考案者 藤井 正男 広島県福山市東川口町三丁目4番58号 有 限会社協同エレクトロン内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能で、ケーブルを水平方向に移動
    するように導く上下の入口ローラと、インクを収める上
    下のインクポットと、回転可能で、上記各インクポット
    内のインクを付着する上下のインクローラと、回転可能
    で、外周に文字、数字等から成る複数の活字を有し、上
    記各インクローラに付着したインクが活字の表面に付着
    される上下の活字ローラと、回転可能で、水平方向に移
    動する上記ケーブルと接触して互いに逆方向に回転さ
    れ、上記活字に付着したインクを上記ケーブルの外周上
    の反対側の部分に転写により印字するための上下の転写
    ローラと、各転写ローラの回転により上記各活字ローラ
    およびインクローラを順次逆方向に回転させる回転力伝
    達手段と、上記下側の組と上側の組のインクポット、イ
    ンクローラ、活字ローラ、転写ローラおよび回転力伝達
    手段を支持する下フレームおよび上フレームと、上記下
    フレームに対して上記上フレームを上下動可能に支持す
    る支持手段とを備えたケーブル印字装置。
  2. 【請求項2】 ケーブルの移動方向に沿う両側の複数箇
    所で回転可能に支持され、上記ケーブルが側方へずれな
    いように規制する規制ローラと、この両側の規制ローラ
    を下ケース上で上記ケーブルの移動方向と直角方向に移
    動可能に支持する支持手段と、上記両側の規制ローラの
    間隔を調整する調整手段とを備えた請求項1記載のケー
    ブル印字装置。
JP5336893U 1993-09-06 1993-09-06 ケーブル印字装置 Pending JPH0717546U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289621A (ja) * 2005-04-05 2006-10-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The 印刷装置
KR101362634B1 (ko) * 2012-06-07 2014-02-12 금호타이어 주식회사 잉크전사식 트레드 문자 마킹장치
CN110001206A (zh) * 2019-05-13 2019-07-12 国网冀北电力有限公司承德供电公司 一种线缆标签打印机

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