JPH07174990A - 光ファイバ線路切替装置 - Google Patents
光ファイバ線路切替装置Info
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- JPH07174990A JPH07174990A JP5319463A JP31946393A JPH07174990A JP H07174990 A JPH07174990 A JP H07174990A JP 5319463 A JP5319463 A JP 5319463A JP 31946393 A JP31946393 A JP 31946393A JP H07174990 A JPH07174990 A JP H07174990A
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- Japan
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- optical fiber
- switching device
- magnet
- core fiber
- feed screw
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- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバ線路を切替後の状態に保持する自
己保持機能を備え、構造が簡単で小型なうえ、安価な光
ファイバ線路切替装置を提供する。 【構成】 多数の光ファイバ7の任意の光ファイバに単
心ファイバ6を切替接続する光ファイバ線路切替装置
1。切替装置1は、多数の光ファイバの一端側を保持す
る複数の保持溝2aが形成され、単心ファイバの一端を
各保持溝内でいずれかの光ファイバと対向接続させる突
合せ部材2、単心ファイバの一端側に被着される磁性体
3及び単心ファイバの一端側を磁性体と共に複数の保持
溝の配列方向に所定ピッチ移動させると共に、配列方向
と直交する方向に移動させる移動手段5を備えている。
移動手段5は、磁性体を吸着、反発する分極した磁石5
1、磁石を固定する送りねじ52及び磁性体を複数の保持
溝の配列方向と直交する方向に移動自在に位置決めし、
送りねじによって複数の保持溝の配列方向に移動される
移動部材53を有している。
己保持機能を備え、構造が簡単で小型なうえ、安価な光
ファイバ線路切替装置を提供する。 【構成】 多数の光ファイバ7の任意の光ファイバに単
心ファイバ6を切替接続する光ファイバ線路切替装置
1。切替装置1は、多数の光ファイバの一端側を保持す
る複数の保持溝2aが形成され、単心ファイバの一端を
各保持溝内でいずれかの光ファイバと対向接続させる突
合せ部材2、単心ファイバの一端側に被着される磁性体
3及び単心ファイバの一端側を磁性体と共に複数の保持
溝の配列方向に所定ピッチ移動させると共に、配列方向
と直交する方向に移動させる移動手段5を備えている。
移動手段5は、磁性体を吸着、反発する分極した磁石5
1、磁石を固定する送りねじ52及び磁性体を複数の保持
溝の配列方向と直交する方向に移動自在に位置決めし、
送りねじによって複数の保持溝の配列方向に移動される
移動部材53を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ線路切替装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光加入者網の整備に伴い、光線路を監視
する目的で光ファイバ線路切替システムが実用化されて
いる。この光ファイバ線路切替システムに用いる光ファ
イバ線路切替装置は、例えば、一端に光測定器が接続さ
れた単心ファイバの他端を、通信用線路を構成する多心
ファイバの任意の光ファイバに接続し、その光ファイバ
の劣化等を通信光の伝送ロスから自動的に監視するもの
である。
する目的で光ファイバ線路切替システムが実用化されて
いる。この光ファイバ線路切替システムに用いる光ファ
イバ線路切替装置は、例えば、一端に光測定器が接続さ
れた単心ファイバの他端を、通信用線路を構成する多心
ファイバの任意の光ファイバに接続し、その光ファイバ
の劣化等を通信光の伝送ロスから自動的に監視するもの
である。
【0003】このような光ファイバ線路切替装置は、省
電力の目的から光ファイバ切替時以外は電力を供給しな
くとも切替状態に保持する自己保持機能を備えているこ
とが望ましい。このような自己保持機能を備えた光ファ
イバ線路切替装置として、例えば、2軸移動ステージに
固定された単心ファイバを2個の回転モータで2軸方向
に移動させることにより、多心ファイバの各端部に取り
付けた任意のアダプタに接続させる装置が知られてい
る。
電力の目的から光ファイバ切替時以外は電力を供給しな
くとも切替状態に保持する自己保持機能を備えているこ
とが望ましい。このような自己保持機能を備えた光ファ
イバ線路切替装置として、例えば、2軸移動ステージに
固定された単心ファイバを2個の回転モータで2軸方向
に移動させることにより、多心ファイバの各端部に取り
付けた任意のアダプタに接続させる装置が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光加入者網
の更なる整備に伴い、今後、光ファイバ線路切替装置の
一層の小型化が望まれている。このため、回転モータに
よって2軸移動ステージの2軸方向における各直進運動
を達成する従来のタイプの光ファイバ線路切替装置で
は、構成部品数が多く、大幅な小型化を図るうえでは問
題があった。
の更なる整備に伴い、今後、光ファイバ線路切替装置の
一層の小型化が望まれている。このため、回転モータに
よって2軸移動ステージの2軸方向における各直進運動
を達成する従来のタイプの光ファイバ線路切替装置で
は、構成部品数が多く、大幅な小型化を図るうえでは問
題があった。
【0005】一方、装置の小型化を実現するうえで、半
導体技術を用いた光スイッチが提案されている。この光
スイッチは、基板上に形成した導波路中に、電気で光の
透過・反射を制御する光学素子を埋め込んだもので、大
幅な小型化を図れるという利点があるが、光ファイバ線
路を切替後の状態に保持するためには電気の供給が不可
欠で、自己保持機能を備えていないという問題があっ
た。
導体技術を用いた光スイッチが提案されている。この光
スイッチは、基板上に形成した導波路中に、電気で光の
透過・反射を制御する光学素子を埋め込んだもので、大
幅な小型化を図れるという利点があるが、光ファイバ線
路を切替後の状態に保持するためには電気の供給が不可
欠で、自己保持機能を備えていないという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、光ファイバ線路を切替後の状態に保持する自己保持
機能を備え、構造が簡単で小型なうえ、安価な光ファイ
バ線路切替装置を提供することを目的とする。
で、光ファイバ線路を切替後の状態に保持する自己保持
機能を備え、構造が簡単で小型なうえ、安価な光ファイ
バ線路切替装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
を達成するため、多数の光ファイバの任意の光ファイバ
に単心ファイバを切替接続する光ファイバ線路切替装置
において、前記多数の光ファイバの一端側を保持する複
数の保持溝が形成され、前記単心ファイバの一端を前記
各保持溝内で前記いずれかの光ファイバと対向接続させ
る突合せ部材、前記単心ファイバの一端側に被着される
磁性体及び前記単心ファイバの一端側を前記磁性体と共
に前記複数の保持溝の配列方向に所定ピッチ移動させる
と共に、配列方向と直交する方向に移動させる移動手段
を備え、該移動手段は、前記磁性体を吸着、反発する分
極した磁石、該磁石を固定する送りねじ及び前記磁性体
を前記複数の保持溝の配列方向と直交する方向に移動自
在に位置決めし、前記送りねじによって前記複数の保持
溝の配列方向に移動される移動部材を有する構成とした
ものである。
を達成するため、多数の光ファイバの任意の光ファイバ
に単心ファイバを切替接続する光ファイバ線路切替装置
において、前記多数の光ファイバの一端側を保持する複
数の保持溝が形成され、前記単心ファイバの一端を前記
各保持溝内で前記いずれかの光ファイバと対向接続させ
る突合せ部材、前記単心ファイバの一端側に被着される
磁性体及び前記単心ファイバの一端側を前記磁性体と共
に前記複数の保持溝の配列方向に所定ピッチ移動させる
と共に、配列方向と直交する方向に移動させる移動手段
を備え、該移動手段は、前記磁性体を吸着、反発する分
極した磁石、該磁石を固定する送りねじ及び前記磁性体
を前記複数の保持溝の配列方向と直交する方向に移動自
在に位置決めし、前記送りねじによって前記複数の保持
溝の配列方向に移動される移動部材を有する構成とした
ものである。
【0008】
【作用】突合せ部材は、単心ファイバの一端を保持溝内
に配置し、多数の光ファイバの任意の光ファイバと互い
に撓ませた状態で対向接続する。磁性体は、送りねじに
よって移動される移動部材により、単心ファイバを突合
せ部材の複数の保持溝の配列方向に所定ピッチ移動させ
ると共に、移動手段の分極した磁石によって吸着あるい
は反発され、単心ファイバを複数の保持溝の配列方向と
直交する方向に移動させる。これにより、単心ファイバ
は、前記保持溝を乗り越え、前記任意の光ファイバに隣
接した他の光ファイバに切り替えられて対向接続され
る。
に配置し、多数の光ファイバの任意の光ファイバと互い
に撓ませた状態で対向接続する。磁性体は、送りねじに
よって移動される移動部材により、単心ファイバを突合
せ部材の複数の保持溝の配列方向に所定ピッチ移動させ
ると共に、移動手段の分極した磁石によって吸着あるい
は反発され、単心ファイバを複数の保持溝の配列方向と
直交する方向に移動させる。これにより、単心ファイバ
は、前記保持溝を乗り越え、前記任意の光ファイバに隣
接した他の光ファイバに切り替えられて対向接続され
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図18に
基づいて詳細に説明する。光ファイバ線路切替装置(以
下、「切替装置」という)1は、図1に示すように、突
合せ部材2、円筒磁石3、固定部材4及び移動手段5を
備えており、これらはハウジングH内に収容されてい
る。尚、以下の説明においては、図1に示す左右方向を
前後方向、これに直交する突合せ部材2の後述する保持
溝2aの配列方向を幅方向と呼ぶ。
基づいて詳細に説明する。光ファイバ線路切替装置(以
下、「切替装置」という)1は、図1に示すように、突
合せ部材2、円筒磁石3、固定部材4及び移動手段5を
備えており、これらはハウジングH内に収容されてい
る。尚、以下の説明においては、図1に示す左右方向を
前後方向、これに直交する突合せ部材2の後述する保持
溝2aの配列方向を幅方向と呼ぶ。
【0010】突合せ部材2は、上面に4条のV溝からな
る保持溝2aを所定ピッチで形成した平板状の部材で、
図1及び図2に示すように、任意の保持溝2aの一側に
は円筒磁石3を被着した単心ファイバ6が先端側を保持
溝2aに押圧させて撓んだ状態で保持されると共に、対
向する他側には4本の光ファイバ7の夫々が同様にして
先端を撓ませて保持されている。これにより、単心ファ
イバ6は、所定の光ファイバ7と突き合わされて光学的
に対向接続されている。
る保持溝2aを所定ピッチで形成した平板状の部材で、
図1及び図2に示すように、任意の保持溝2aの一側に
は円筒磁石3を被着した単心ファイバ6が先端側を保持
溝2aに押圧させて撓んだ状態で保持されると共に、対
向する他側には4本の光ファイバ7の夫々が同様にして
先端を撓ませて保持されている。これにより、単心ファ
イバ6は、所定の光ファイバ7と突き合わされて光学的
に対向接続されている。
【0011】ここで、図示の状態においては、単心ファ
イバ6と光ファイバ7は、端面間に僅かな隙間が存在す
るが、端面間にマッチングオイル等の屈折率整合材を滴
下することにより、適切な突合せ状態が保障される。円
筒磁石3は、パイプ状の磁石で、図1に示すように、単
心ファイバ6の先端側の移動手段4と対応する位置に被
着されている。
イバ6と光ファイバ7は、端面間に僅かな隙間が存在す
るが、端面間にマッチングオイル等の屈折率整合材を滴
下することにより、適切な突合せ状態が保障される。円
筒磁石3は、パイプ状の磁石で、図1に示すように、単
心ファイバ6の先端側の移動手段4と対応する位置に被
着されている。
【0012】固定部材4は、支持ブロック4a上に取り
付ける固定板4bによって単心ファイバ6を保持し、先
端側を突合せ部材2の保持溝2aに押圧させるようにし
て固定する。これにより、単心ファイバ6は、先端側を
撓ませた状態で突合せ部材2の保持溝2a内に配置され
る。移動手段5は、単心ファイバ6の先端側を円筒磁石
3と共に複数の保持溝2aの配列方向に所定ピッチ移動
させると共に、配列方向と直交する上下方向に昇降させ
る。この移動手段5は、図3及び図4に示すように、円
筒磁石3を吸着、あるいは反発する磁石51、この磁石51
を固定する送りねじ52及び送りねじ52によって幅方向に
移動される移動部材53を有している。
付ける固定板4bによって単心ファイバ6を保持し、先
端側を突合せ部材2の保持溝2aに押圧させるようにし
て固定する。これにより、単心ファイバ6は、先端側を
撓ませた状態で突合せ部材2の保持溝2a内に配置され
る。移動手段5は、単心ファイバ6の先端側を円筒磁石
3と共に複数の保持溝2aの配列方向に所定ピッチ移動
させると共に、配列方向と直交する上下方向に昇降させ
る。この移動手段5は、図3及び図4に示すように、円
筒磁石3を吸着、あるいは反発する磁石51、この磁石51
を固定する送りねじ52及び送りねじ52によって幅方向に
移動される移動部材53を有している。
【0013】磁石51は、軸方向に半円筒状に縦割りされ
た分極した半割磁石51a,51bからなり、半割磁石51a
は円筒磁石3を吸着している。送りねじ52は、移動部材
53を複数の保持溝2aの配列ピッチと同一ピッチで幅方
向に移動させるもので、図示しないモータ等の駆動手段
によって正逆両方向に回転される。移動部材53は、磁石
51から磁力の影響を受けないように非磁性体、例えば合
成樹脂で成形された門形の部材で、円筒磁石3を跨ぐ位
置に配置される。この移動部材53は、円筒磁石3を跨ぐ
位置に円筒磁石3の昇降作動を案内するガイド溝53aが
上下方向に形成され、側壁53b,53bには送りねじ52が
幅方向に貫通している。
た分極した半割磁石51a,51bからなり、半割磁石51a
は円筒磁石3を吸着している。送りねじ52は、移動部材
53を複数の保持溝2aの配列ピッチと同一ピッチで幅方
向に移動させるもので、図示しないモータ等の駆動手段
によって正逆両方向に回転される。移動部材53は、磁石
51から磁力の影響を受けないように非磁性体、例えば合
成樹脂で成形された門形の部材で、円筒磁石3を跨ぐ位
置に配置される。この移動部材53は、円筒磁石3を跨ぐ
位置に円筒磁石3の昇降作動を案内するガイド溝53aが
上下方向に形成され、側壁53b,53bには送りねじ52が
幅方向に貫通している。
【0014】本発明の切替装置1は、上記のように構成
されており、光ファイバ線路を切替接続するときに以下
のようにして使用される。例えば、図2に示すように、
単心ファイバ6が4本の光ファイバ7のうち手前側の光
ファイバ7と突き合わされ、光学的に対向接続されてい
る状態から、単心ファイバ6を手前側から2番目の光フ
ァイバ7に切替接続するときは、前記駆動手段によって
送りねじ52を1回転させる。ここにおいて、図1乃至図
4に示す状態が切替開始前の各部材の位置である。
されており、光ファイバ線路を切替接続するときに以下
のようにして使用される。例えば、図2に示すように、
単心ファイバ6が4本の光ファイバ7のうち手前側の光
ファイバ7と突き合わされ、光学的に対向接続されてい
る状態から、単心ファイバ6を手前側から2番目の光フ
ァイバ7に切替接続するときは、前記駆動手段によって
送りねじ52を1回転させる。ここにおいて、図1乃至図
4に示す状態が切替開始前の各部材の位置である。
【0015】この送りねじ52の回転により、移動部材53
が複数の保持溝2aの配列ピッチと同一ピッチで幅方向
へ移動され、円筒磁石3が、幅方向に移動されると共
に、極性の異なる半割磁石51a,51bにより、円筒磁石
3が単心ファイバ6と共にガイド溝53aに案内されなが
ら昇降作動する。これにより、単心ファイバ6も、先端
側が保持溝2aの1ピッチ分だけ幅方向に切替移動され
ると共に昇降作動する。
が複数の保持溝2aの配列ピッチと同一ピッチで幅方向
へ移動され、円筒磁石3が、幅方向に移動されると共
に、極性の異なる半割磁石51a,51bにより、円筒磁石
3が単心ファイバ6と共にガイド溝53aに案内されなが
ら昇降作動する。これにより、単心ファイバ6も、先端
側が保持溝2aの1ピッチ分だけ幅方向に切替移動され
ると共に昇降作動する。
【0016】このとき、送りねじ52が半回転すると、移
動部材53が円筒磁石3を伴って保持溝2aの半ピッチ分
だけ幅方向に移動する。また、磁石51は、半割磁石51a
と極性の異なる半割磁石51bが、図4に示す送りねじ52
の下側から、図5に示す送りねじ52の上側に移動する結
果、半割磁石51bと円筒磁石3とが反発し合い、円筒磁
石3をガイド溝53a内に上昇させ、単心ファイバ6は先
端側が保持溝2aから浮き上がる。
動部材53が円筒磁石3を伴って保持溝2aの半ピッチ分
だけ幅方向に移動する。また、磁石51は、半割磁石51a
と極性の異なる半割磁石51bが、図4に示す送りねじ52
の下側から、図5に示す送りねじ52の上側に移動する結
果、半割磁石51bと円筒磁石3とが反発し合い、円筒磁
石3をガイド溝53a内に上昇させ、単心ファイバ6は先
端側が保持溝2aから浮き上がる。
【0017】次いで、送りねじ52が更に半回転すると、
円筒磁石3は、移動部材53によって保持溝2aの半ピッ
チ分だけ更に幅方向に移動されると共に、半割磁石51b
が、図5に示す送りねじ52の上側から、図4に示す送り
ねじ52の下側に移動する結果、半割磁石51bと引き合っ
てガイド溝53a内を下降し、単心ファイバ6は先端側が
手前側から2番目の保持溝2a内に下降する。
円筒磁石3は、移動部材53によって保持溝2aの半ピッ
チ分だけ更に幅方向に移動されると共に、半割磁石51b
が、図5に示す送りねじ52の上側から、図4に示す送り
ねじ52の下側に移動する結果、半割磁石51bと引き合っ
てガイド溝53a内を下降し、単心ファイバ6は先端側が
手前側から2番目の保持溝2a内に下降する。
【0018】これにより、単心ファイバ6は、保持溝2
aの1ピッチ分だけ幅方向に切替移動され、手前側から
2番目の保持溝2aに保持されている光ファイバ7と光
学的に対向接続されて光ファイバ線路が切替えられる。
そして、切り替えられた単心ファイバ6は、固定部材4
に保持されて先端側が保持溝2aに押圧され、切替状態
に自己保持される。
aの1ピッチ分だけ幅方向に切替移動され、手前側から
2番目の保持溝2aに保持されている光ファイバ7と光
学的に対向接続されて光ファイバ線路が切替えられる。
そして、切り替えられた単心ファイバ6は、固定部材4
に保持されて先端側が保持溝2aに押圧され、切替状態
に自己保持される。
【0019】一方、手前側から2番目の保持溝2aに移
動された単心ファイバ6を移動させて、図2に示すよう
に、元の手前側の光ファイバ7に切替接続するときは、
前記駆動手段によって送りねじ52を逆方向に1回転させ
れば、前記と逆の作動により元の接続状態に切り替える
ことができる。このように、本発明の切替装置1によれ
ば、光ファイバ線路の切替操作に伴う単心ファイバ6の
切替移動を、送りねじ52を正逆両方向に回転させる単一
の駆動手段によって達成することができ、しかも、単心
ファイバ6の撓み力によって切替状態に自己保持するの
で、構成が単純となり、小型で安価な装置とすることが
できる。
動された単心ファイバ6を移動させて、図2に示すよう
に、元の手前側の光ファイバ7に切替接続するときは、
前記駆動手段によって送りねじ52を逆方向に1回転させ
れば、前記と逆の作動により元の接続状態に切り替える
ことができる。このように、本発明の切替装置1によれ
ば、光ファイバ線路の切替操作に伴う単心ファイバ6の
切替移動を、送りねじ52を正逆両方向に回転させる単一
の駆動手段によって達成することができ、しかも、単心
ファイバ6の撓み力によって切替状態に自己保持するの
で、構成が単純となり、小型で安価な装置とすることが
できる。
【0020】ここで、切替装置1の変形例を以下に説明
するが、切替装置1と同一の構成部材には図中に同一の
符号を付して説明を簡単にする。先ず、切替装置は、図
6及び図7示すように、突合せ部材2と移動手段5との
間に支点バー8を設けると共に、移動手段5を上下方向
に反転させて磁石51が円筒磁石3の上側に位置するよう
に配置してもよい。ここで、支点バー8は、単心ファイ
バ6の先端側が昇降作動するときに、このバー8を支点
として先端側を上下方向に回動させる。
するが、切替装置1と同一の構成部材には図中に同一の
符号を付して説明を簡単にする。先ず、切替装置は、図
6及び図7示すように、突合せ部材2と移動手段5との
間に支点バー8を設けると共に、移動手段5を上下方向
に反転させて磁石51が円筒磁石3の上側に位置するよう
に配置してもよい。ここで、支点バー8は、単心ファイ
バ6の先端側が昇降作動するときに、このバー8を支点
として先端側を上下方向に回動させる。
【0021】このような配置にすると、移動手段5から
突合せ部材2側に延出している単心ファイバ6は、支点
バー8を支点として先端側が回動して昇降する。従っ
て、単心ファイバ6は、図中に矢印で示すように、先端
が上下動に近い軌跡を描いて昇降するので、突き合わさ
れる光ファイバ7との干渉を避けることができる。更
に、切替装置は、図8に示すように、支点バー8の回転
軸8aに保持溝2aの配列ピッチと等しいピッチの螺旋
溝を形成した溝部材8bを設け、支点バー8を送りねじ
52と同期して回転するように構成してもよい。このよう
な構成にすると、ガイドカム3による単心ファイバ6の
幅方向への切替移動の際に、単心ファイバ6の先端側
を、突合せ部材2の保持溝2aと平行する方向に切替移
動させることができる。このため、単心ファイバ6の切
替操作に際して、先端側を確実に突合せ部材2の保持溝
2a内へ下降させることができ、光ファイバ7との円滑
な突合せ接続が達成される。
突合せ部材2側に延出している単心ファイバ6は、支点
バー8を支点として先端側が回動して昇降する。従っ
て、単心ファイバ6は、図中に矢印で示すように、先端
が上下動に近い軌跡を描いて昇降するので、突き合わさ
れる光ファイバ7との干渉を避けることができる。更
に、切替装置は、図8に示すように、支点バー8の回転
軸8aに保持溝2aの配列ピッチと等しいピッチの螺旋
溝を形成した溝部材8bを設け、支点バー8を送りねじ
52と同期して回転するように構成してもよい。このよう
な構成にすると、ガイドカム3による単心ファイバ6の
幅方向への切替移動の際に、単心ファイバ6の先端側
を、突合せ部材2の保持溝2aと平行する方向に切替移
動させることができる。このため、単心ファイバ6の切
替操作に際して、先端側を確実に突合せ部材2の保持溝
2a内へ下降させることができ、光ファイバ7との円滑
な突合せ接続が達成される。
【0022】また、切替装置は、図9に示すように、単
心ファイバ6の先端側をガイドブロック9で案内しても
よい。このガイドブロック9は、門型の本体9aに支点
バー9bを掛け渡すと共に、本体9aを送りねじ9cで
幅方向に移動自在としたもので、送りねじ9cは送りね
じ52と同期して回転させる。更に、図10に示す切替装
置10や図11に示す切替装置12のように、図8や図
9に示す切替装置と比べて、支点バー8やガイドブロッ
ク9と送りねじ52との位置を入れ替えてもよい。
心ファイバ6の先端側をガイドブロック9で案内しても
よい。このガイドブロック9は、門型の本体9aに支点
バー9bを掛け渡すと共に、本体9aを送りねじ9cで
幅方向に移動自在としたもので、送りねじ9cは送りね
じ52と同期して回転させる。更に、図10に示す切替装
置10や図11に示す切替装置12のように、図8や図
9に示す切替装置と比べて、支点バー8やガイドブロッ
ク9と送りねじ52との位置を入れ替えてもよい。
【0023】また、送りねじ52のピッチは、突合せ部材
2に形成する保持溝2aの配列ピッチと必ずしも同一に
する必要はない。例えば、送りねじ52の1/2回転が、
保持溝2aの1ピッチの場合は、図12に示す移動手段
5のように、磁石51を軸方向に縦割りした4分割の縦割
磁石51a〜51dとすれば、単心ファイバ6の昇降と切替
移動とを同期させることができる。
2に形成する保持溝2aの配列ピッチと必ずしも同一に
する必要はない。例えば、送りねじ52の1/2回転が、
保持溝2aの1ピッチの場合は、図12に示す移動手段
5のように、磁石51を軸方向に縦割りした4分割の縦割
磁石51a〜51dとすれば、単心ファイバ6の昇降と切替
移動とを同期させることができる。
【0024】更に、移動手段5は、円筒磁石3を磁性体
からなる磁性円筒20とし、図13に示すように、移動部
材53のガイド溝53a内に、磁性円筒20と移動部材53との
間を連結する引きばね54を設け、半割磁石51a,51bか
らなる磁石51の一部に非磁性体55を配置してもよい。こ
のように構成すると、半割磁石51a,51bの部分におい
ては、図14に示すように、磁性円筒20が半割磁石51
a,51bに吸着され、単心ファイバ6の先端側が突合せ
部材2の保持溝2a内に押圧されて撓んでいる。
からなる磁性円筒20とし、図13に示すように、移動部
材53のガイド溝53a内に、磁性円筒20と移動部材53との
間を連結する引きばね54を設け、半割磁石51a,51bか
らなる磁石51の一部に非磁性体55を配置してもよい。こ
のように構成すると、半割磁石51a,51bの部分におい
ては、図14に示すように、磁性円筒20が半割磁石51
a,51bに吸着され、単心ファイバ6の先端側が突合せ
部材2の保持溝2a内に押圧されて撓んでいる。
【0025】そして、図15に示すように、送りねじ52
が半回転して非磁性体55が上側に移動すると、半割磁石
51a,51bから作用する磁力が弱くなるため、引きばね
54のばね力が磁力に打ち勝って磁性円筒20を引き上げ
る。このとき、送りねじ52の半回転により、移動部材53
も幅方向に半ピッチ移動する。このようにして、移動手
段5においては、単心ファイバ6の昇降と切替移動とを
実現することができる。
が半回転して非磁性体55が上側に移動すると、半割磁石
51a,51bから作用する磁力が弱くなるため、引きばね
54のばね力が磁力に打ち勝って磁性円筒20を引き上げ
る。このとき、送りねじ52の半回転により、移動部材53
も幅方向に半ピッチ移動する。このようにして、移動手
段5においては、単心ファイバ6の昇降と切替移動とを
実現することができる。
【0026】ここで、磁石51は、上記のように軸方向に
縦割した形状の他に、図16に示すように、軸に直交す
る方向に分割された極性の異なる半割磁石51e,51fと
してもよい。また、移動手段5は、図17に示すよう
に、送りねじ52に軸方向に半円筒状に縦割りされた分極
した半割磁石51a,51bを固定し、前記とは逆に、円筒
磁石3と移動部材53との間に押しばね56を設けてもよ
い。このように構成すると、半割磁石51bが上側に位置
する場合には、円筒磁石3と半割磁石51bとが反発し、
図示のように押しばね56のばね力に抗して円筒磁石3を
押し上げている。
縦割した形状の他に、図16に示すように、軸に直交す
る方向に分割された極性の異なる半割磁石51e,51fと
してもよい。また、移動手段5は、図17に示すよう
に、送りねじ52に軸方向に半円筒状に縦割りされた分極
した半割磁石51a,51bを固定し、前記とは逆に、円筒
磁石3と移動部材53との間に押しばね56を設けてもよ
い。このように構成すると、半割磁石51bが上側に位置
する場合には、円筒磁石3と半割磁石51bとが反発し、
図示のように押しばね56のばね力に抗して円筒磁石3を
押し上げている。
【0027】一方、送りねじ52が半回転して半割磁石51
aが上側に移動すると、図18に示すように、円筒磁石
3と半割磁石51aとの間の吸着力と押しばね56のばね力
とにより円筒磁石3が下降する。これと並行して、送り
ねじ52の半回転により、移動部材53も幅方向に半ピッチ
移動し、単心ファイバ6の昇降と切替移動とが実現され
る。
aが上側に移動すると、図18に示すように、円筒磁石
3と半割磁石51aとの間の吸着力と押しばね56のばね力
とにより円筒磁石3が下降する。これと並行して、送り
ねじ52の半回転により、移動部材53も幅方向に半ピッチ
移動し、単心ファイバ6の昇降と切替移動とが実現され
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、光ファイバ線路を切替後の状態に保持する自己
保持機能を備え、構造が簡単で小型なうえ、安価な光フ
ァイバ線路切替装置が提供される。
よれば、光ファイバ線路を切替後の状態に保持する自己
保持機能を備え、構造が簡単で小型なうえ、安価な光フ
ァイバ線路切替装置が提供される。
【図1】本発明の光ファイバ線路切替装置の概略構成を
断面にして示した正面図である。
断面にして示した正面図である。
【図2】光ファイバと単心ファイバとが突合せ部材上で
対向接続された状態を示す斜視図である。
対向接続された状態を示す斜視図である。
【図3】移動手段を単心ファイバの軸方向から見た正面
図である。
図である。
【図4】移動手段の断面図である。
【図5】図4において単心ファイバを浮上させた切替状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図6】切替装置の変形例を示すもので、図1に示す切
替装置に支点バーを追加した正面図である。
替装置に支点バーを追加した正面図である。
【図7】図6に示す切替装置の移動手段を単心ファイバ
の軸方向から見た正面図である。
の軸方向から見た正面図である。
【図8】支点バーに、螺旋溝を形成した溝部材を設けた
切替装置の変形例を示す平面図である。
切替装置の変形例を示す平面図である。
【図9】移動部材から延出する単心ファイバの先端側に
ガイドブロックを配置した他の変形例を示す斜視図であ
る。
ガイドブロックを配置した他の変形例を示す斜視図であ
る。
【図10】移動部材と支点バーの位置を入れ替えた変形
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図11】移動部材とガイドブロックの位置を入れ替え
た変形例を示す正面図である。
た変形例を示す正面図である。
【図12】磁石を四分割体とした移動手段の変形例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図13】移動手段の他の変形例を示すもので、移動手
段を単心ファイバの軸方向から見た正面図である。
段を単心ファイバの軸方向から見た正面図である。
【図14】図13の移動手段の断面図である。
【図15】図14に示す移動手段において、単心ファイ
バの切替状態を示す断面図である。
バの切替状態を示す断面図である。
【図16】図14に示す移動手段に用いる磁石の変形例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図17】移動手段の更に他の変形例を示すもので、押
しばねを円筒磁石と移動部材との間に配置した断面図で
ある。
しばねを円筒磁石と移動部材との間に配置した断面図で
ある。
【図18】図17の移動手段において円筒磁石を引き下
げた状態を示す断面図である。
げた状態を示す断面図である。
1 光ファイバ線路切替装置 2 突合せ部材 2a 保持溝 3 円筒磁石 4 固定部材 5 移動手段 6 単心ファイバ 7 光ファイバ 8 支点バー8 9 ガイドブロック 10 光ファイバ線路切替装置 12 光ファイバ線路切替装置 20 磁性円筒 51 磁石 51a,51b 半割磁石 52 送りねじ 53 移動部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/12 (72)発明者 山根 基宏 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 富田 信夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 多数の光ファイバの任意の光ファイバに
単心ファイバを切替接続する光ファイバ線路切替装置に
おいて、 前記多数の光ファイバの一端側を保持する複数の保持溝
が形成され、前記単心ファイバの一端を前記各保持溝内
で前記いずれかの光ファイバと対向接続させる突合せ部
材、前記単心ファイバの一端側に被着される磁性体及び
前記単心ファイバの一端側を前記磁性体と共に前記複数
の保持溝の配列方向に所定ピッチ移動させると共に、配
列方向と直交する方向に移動させる移動手段を備え、 該移動手段は、前記磁性体を吸着、反発する分極した磁
石、該磁石を固定する送りねじ及び前記磁性体を前記複
数の保持溝の配列方向と直交する方向に移動自在に位置
決めし、前記送りねじによって前記複数の保持溝の配列
方向に移動される移動部材を有することを特徴とする光
ファイバ線路切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319463A JPH07174990A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 光ファイバ線路切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319463A JPH07174990A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 光ファイバ線路切替装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174990A true JPH07174990A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18110488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5319463A Pending JPH07174990A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 光ファイバ線路切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07174990A (ja) |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP5319463A patent/JPH07174990A/ja active Pending
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