JPH0717471Y2 - ベント式タンデム押出機 - Google Patents

ベント式タンデム押出機

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JPH0717471Y2
JPH0717471Y2 JP1989146244U JP14624489U JPH0717471Y2 JP H0717471 Y2 JPH0717471 Y2 JP H0717471Y2 JP 1989146244 U JP1989146244 U JP 1989146244U JP 14624489 U JP14624489 U JP 14624489U JP H0717471 Y2 JPH0717471 Y2 JP H0717471Y2
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JP
Japan
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resin
screw
stage extruder
extruder
pressure
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JP1989146244U
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JPH0384127U (ja
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規矩夫 森下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はベント式タンデム押出機に関し、特に第2段押
出機の構造に特徴を有するベント式タンデム押出機に関
する。
(従来の技術) 第3図において1は第1段押出機、2は接続管、3は第
2段押出機、4はフィルタ、5はベント孔、6は第2電
動機、7は速度設定器、8は第1電動機、9は圧力検出
器、11は比較器、12は増幅器、13は加算器、14は速度比
率設定器、15は増幅器であり、16はベント孔5の中心か
ら下流側へL(Lは2D以上でフィード及びコンプレッシ
ョンゾーンに該当する長さ、Dはスクリュの口径)の位
置に配設された樹脂圧力検出器、17は前記圧力検出器16
からの電気信号のうち、高周波域を出力側に伝送しない
高域遮断型濾波器、18,19は圧力設定器と増幅器であ
る。20は圧力設定器18と高域遮断型濾波器17の出力を比
較する比較器である。
次に作用を説明すると、フィルタ4の目詰まり等により
第4図の2点鎖線の如く樹脂はベント孔5側へ充満する
とともに、圧力分布を第5図の2点鎖線の如く昇圧す
る。この際圧力検出器16により樹脂圧力は電気信号に変
換され、高域遮断型濾波器17に送られ、高周波域を除い
た信号が出力されるが、圧力設定器18の設定値と比較器
20で比較され、そく偏差信号は増幅器19を経て比較器11
へ送られる。
比較器11に於いて第2段押出機3の入口部に於ける樹脂
圧力を一定にする記号7,8,9,12,13,14,15,11からなる制
御回路に前記偏差信号を導入して、接続管2からの圧力
信号と比較し、その偏差信号を従来と同様の経路を経て
第1電動機8に速度信号として送り、第1段押出機1の
押出量を増減させる。
以上の制御により、ベント孔前の押出量Qvaは増減し、
フィルタを通過する樹脂は圧力検出器16の取付位置の圧
力が一定に保たれることによりベントアップを未然に防
止されると共に、変動の少ない押出しを確保する。
第6図は第3図の第2段押出機3の構造を具体的に断面
図により説明したものである。第6図の符号中3〜16は
第3図の対応部分と同一であり、そのまま適用できる。
21は第3図における接続管2と第2段押出機3の継ぎ口
すなわち樹脂入口であり、22は第2段押出機3の入口側
スクリュでリングバルブ23に向かってスクリュの溝は浅
くなり、ここを通る樹脂の圧力が高められる(コンプレ
ッションゾーン)。樹脂の流れはリングバルブ23で絞ら
れており、リングバルブ23の左右の移動により入口側の
圧力が変り樹脂の流量が変るが、押出機3の稼働中(ス
クリュ回転中)はリングバルブ23の隙間25又はシリンダ
とのラップ量を変えることはしない。
24は樹脂出口側のスクリュであり、ベント孔5付近は深
溝に、出口付近は浅溝に形成されている。また、これら
の中間に溝底の直径が出口部に向けて小から大に連続的
に変化する部分がある。この部分は樹脂の充満度が増え
て樹脂圧が増加するコンプレッションゾーンであり、樹
脂圧検出器16がシリンダ側に取付けられる。
(考案が解決しようとする課題) 第2段押出機3の樹脂出口に設けられたフィルタ4に異
物等が詰まり、樹脂の流れが悪くなることがある。この
ときスクリュ出口の樹脂圧は上昇し、樹脂の流速は遅く
なる。もし樹脂の上流側の流速が変らなかったら当然ベ
ントアップを起こすが、スクリュ24のコンプレッション
ゾーンのシリンダ側に設けられた樹脂圧検出器16により
圧力の変化を感知し、第1段押出機1の速度を下げる制
御を行っているため、ベントアップに到達する前にリン
グバルブ23から流れる樹脂の量が減らされベントアップ
を防ぐことが出来るが、第2段押出機3の入口側スクリ
ュ22と出口側スクリュ24は同じ回転をしているので各々
の押出量は回転数を変えない限り変化しない。基本的に
同じになるよう設計されている。従って同軸である以上
入口側スクリュ22の押出量だけ下げることは出来ない。
これを補うため第1段押出機1の押出量を下げても、第
2段押出機3の入口側スクリュ22との押出量のバランス
が保てず制御不能となる。
その結果ベントアップの問題は相変わらず解決されてい
ない。
本考案の目的は上記事情が発生してもベントアップを確
実に防止できるベント式タンデム押出機を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は第1段押出機と第2
段押出機が接続管を介して連結されたベント式タンデム
押出機において、前記第2段押出機のベント上流側のス
クリュ長さを2〜4D(Dはシリンダの口径)とし、且
つ、その部分のスクリュ溝を深溝に形成して計量化作用
を減少せしめることを構成とし、これを上記課題の解決
手段とするものである。
さらに本考案では、上記スクリュの形状変更による計量
化能力の減少をカバーするために第1段押出機の、スク
リュ長さ/シリンダ内径(L/D)を増すことは有効な手
段となる。
(作用) (1)前項で述べた如く第2段押出機の入口スクリュの
計量化能力を減少させた結果、このスクリュによる圧力
上昇は僅かで、且つ樹脂の吸込み力も減少する。即ち樹
脂の流れは第1段押出機によって作り出された流量と圧
力を殆んど維持した状態で第2段押出機のリングバルブ
に至る。
(2)第2段押出機出口のフィルタが詰まり、樹脂の流
れが遅くなり樹脂圧が上昇した時、圧力検出器から制御
回路に信号が送られ、第1段押出機の送り出し速度を下
げると、樹脂の流れはリングバルブの位置まで直ちに反
応してリングバルブを超えて流れ出る樹脂量が減り、樹
脂がベントアップにまでオーバーフローする心配がな
い。
(実施例) 以下、本考案を図示実施例につき詳細に説明する。
第1図に第2段押出機のスクリュにこの考案を適用した
例を示す。第2図には本考案りベント式タンデム押出機
の全体図と制御システムを示す。制御システムは従来技
術で説明した第3図の方式と同じである。
第1図において、21は樹脂入口、26は入口側スクリュで
あり、第6図に示す従来の押出機のスクリュに比べる
と、長さl2が2〜4D(従来のl1は約5D)で、d2(本実施
例の溝底径)d2<d1(従来のスクリュ溝底径)であり、
第6図の溝底径d1はリングバルブ23に向かって次第に大
きくなっており強いコンプレッションゾーンであること
を示しているが、これに対し第1図(本実施例)のスク
リュの溝底径d2は一定であり、この部分の樹脂圧の上昇
は殆んど無いことを示している。
24は樹脂出口側スクリュで、コンプレッションゾーンに
は樹脂圧検出器16が取付けられる。この部分は第6図に
示す従来のものと変りはない。25はリングバルブ23とシ
リンダの隙間で、ベント部へ流れ出す樹脂流量を制限す
る。ただし運転中の隙間調整は行わない。
第2図の1は第1段押出機で、L1はスクリュの長さ、D1
はシリンダ内径を示す。本実施例においてL1/D1は、従
来例(L1/D1≒17〜20)のものより3乃至5D1大きくし
たもの(L1/D1≒20〜25)を採用している。第1段押出
機1はモータ8により駆動される。9は接続管2に取付
けられた樹脂圧検出器、27は上記各圧力検出器9,16より
の信号を受け、樹脂の流れ状況をチェックして適正な制
御状態と比較し、第1段押出機1のモータ8の速度を制
御する制御盤である。
次にその作用を説明する。
第1段押出機1において樹脂ペレットがホッパーより投
入される。スクリュの回転により樹脂が押し出され、シ
リンダ内で加熱、加圧混練され溶融状態となって、接続
管2を通り第2段押出機3まで送られて来る。第2段押
出機3の入口21から入って来た樹脂は入口側スクリュ26
により前方へ送られ、リングバルブ23とシリンダの隙間
25を通ってベント孔5が設けられた出口側のスクリュ24
へ入り、ここでは樹脂圧はゲージ圧で0となってスクリ
ュ24の溝間に空間を生じ不要ガスを放出する。スクリュ
24のコンプレッションゾーン以降で再び圧縮、混練、加
熱がなされ、フィルタ4を通りダイへ向かう(ダイは図
示しない)。
樹脂が定常状態で送られている時は圧力検出器16,9によ
って第1段押出機1の樹脂供給量と第2段押出機3の出
口の押出量がバランスしてベント部のみスクリュの溝間
に空間が生じたまま諸工程が続けられる。
フィルタが目詰まりして第2段押出機3の出口側が詰ま
って来ると、樹脂はコンプレッションゾーンを満たして
ベント部のスクリュの空間が減って来ると、コンプレッ
ションゾーンの樹脂圧力が上がり、樹脂圧検出器16が信
号を制御盤27に送り、制御盤27で信号をチェックして第
1段押出機1の駆動モータ8を減速し、第1段押出機1
から第2段押出機3へ送る樹脂量を減らす。
第6図に示す従来技術の押出機の場合、圧力の変化が生
じて第1段押出機1の押出量が減っても、第2段押出機
3の入口スクリュ22には計量化作用があるので、相変わ
らず樹脂はリングバルブ23を超えてベント部に流れ込
み、樹脂がベント孔5より溢れ出るベントアップを生ず
るが、本実施例の如く押出機3の入口側スクリュを改造
したものは計量化作用が少なく、樹脂圧力は第1段押出
機1で生じた圧力が殆んどそのままでリングバルブ23ま
で伝わり、第1段押出機1の流量の減少は殆んど遅れる
ことなく、リングバルブ23からの樹脂流量の減少となる
ので、ベントアップの虞れがなくなる。
第2段押出機3の入口スクリュ26における長さの短縮
は、樹脂の混練を減らしリングバルブ前の圧力減少を起
こすが、例えば第1段押出機1のL1/D1を延長すること
によってこれを補うことが出来る。
(考案の効果) 以上、詳細に説明した如く本考案によれば、第2段押出
機の入口側スクリュの構造、すなわち溝深さを深くする
と共にスクリュ長を短くしたため、この部分での計量化
作用が少なく、第2段押出機スクリュの樹脂圧検知によ
る第1段押出機の回転速度制御すなわち樹脂の流量制御
が適確に行えるので、第2段押出機のベント孔からのベ
ントアップが防止できる。
同様に樹脂の流量制御が適確に行えるので、押出条件の
選定が容易となり、またグレードの異なった樹脂の押し
出しも容易に実施できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例を示す第2段押出機の
断面図、第2図は同ベント式第2段押出機の全体制御シ
ステムブロック図、第3図は従来のベント式第2段押出
機の全体制御システム図、第4図は同第2段押出機のス
クリュ位置と樹脂の充満度の関係図、第5図は同じくス
クリュ位置と圧力分布との関係図、第6図は同第2段押
出機の断面図である。 図の主要部分の説明 1……第1段押出機、3……第2段押出機 26……入口側スクリュ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1段押出機と第2段押出機が接続管を介
    して連結されたベント式タンデム押出機において、前記
    第2段押出機のベント上流側のスクリュ長さを2〜4D
    (Dはシリンダの口径)とし、且つ、その部分のスクリ
    ュ溝を深溝に形成して計量化作用を減少せしめることを
    特徴とするベント式タンデム押出機。
JP1989146244U 1989-12-19 1989-12-19 ベント式タンデム押出機 Expired - Lifetime JPH0717471Y2 (ja)

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JPH0384127U JPH0384127U (ja) 1991-08-27
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