JPH07174646A - 荷重センサ - Google Patents

荷重センサ

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JPH07174646A
JPH07174646A JP6236905A JP23690594A JPH07174646A JP H07174646 A JPH07174646 A JP H07174646A JP 6236905 A JP6236905 A JP 6236905A JP 23690594 A JP23690594 A JP 23690594A JP H07174646 A JPH07174646 A JP H07174646A
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Yutaka Harada
豊 原田
Makoto Kamei
誠 亀井
Noriyuki Jitosho
典行 地頭所
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポインティングデバイスとして用いられる荷
重センサに関するものであり、抵抗精度、コスト、量産
性、信頼性、強靱性にすぐれた荷重センサを提供するこ
とを目的とするものである。 【構成】 周囲を4ヵ所固定されガラスホーロー被覆を
設けた弾性板1にあって、弾性板1の中央に立てられた
操作部2に加えた力により、弾性板1が変形し、この変
形をホーロー上に直接形成された二対の歪み抵抗検出素
子5、5′、6、6′の抵抗値変化で検知し、各一対の
抵抗値変化の差を演算することにより、操作部の力の方
向と大きさを検出するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元の座標入力を行
うポインティングデバイスに用いる荷重センサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、2次元の座標入力として、またパ
ーソナル・コンピュータ(以下、「パソコン」と記
す。)等のGUI(グラフィカル・ユーザー・インター
フェイス)の操作入力装置として、ポインティングデバ
イスが重要な入力として注目されている。パソコンの小
型・軽量化の流れからノートブックパソコンが広く使わ
れるようになってきて、このポインティングデバイスの
1つとして、「マウス」が広範に使用されている。しか
しながら、ノートブックパソコンは机の上だけでなく、
膝の上に置いたり、列車や飛行機などの座席等のマウス
を操作するための平面を確保できない場所での使用が多
くなり、マウスは使用上問題のあるポインティングデバ
イスになってきており、この課題を解決するために、荷
重センサを用いたポインティングデバイスが開発されて
いる。
【0003】以下に、従来の荷重センサを用いたポイン
ティングデバイスについて説明する。図12は、従来の
荷重センサを用いたポインティングデバイスの斜視図で
ある。図12において、41は取付台である。42は取
付台41の中央部に一体に設けられた4角柱状の軸で、
上面は指で荷重を与える操作部43を有している。この
軸42の側面は、対向する面と対になるように張り付け
られた二対の第1、第2の歪みゲージ44、44′、4
5、45′を有し、操作部43に加えられた力で、軸4
2と垂直な分力により軸42が変形し、この変形に応じ
て、第1、第2の歪みゲージ44、44′、45、4
5′が収縮して、抵抗値が変化する。
【0004】つまり、第1、第2の歪みゲージ44、4
4′、45、45′は軸42の中心軸と対称な1組を一
対としており、この二対の第1、第2の歪みゲージ4
4、44′、45、45′は90°の間隔に配設してい
るので、軸42の変形を2つの座標に分割することがで
きる。実際には、第1の歪みゲージ44、44′の一対
の歪みゲージの信号の差を取った信号を1座標軸方向の
信号とし、第2の歪みゲージ45、45′も同様に差の
信号を取り、他の座標軸の信号としている。
【0005】2つの座標軸の上記信号により、指が操作
部43に与えた力の方向と大きさを検知して、CRT
(図示せず)上のポインタを動かす信号となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
軸42に第1、第2の歪みゲージ44、44′、45、
45′を接着しているので、接着する位置がずれると軸
42の上面の操作部43に加えられた力に対する感度が
変わりポインタの動く方向が変わるため、精度良く位置
決めしなければならないと共に、接着時に第1、第2の
歪みゲージ44、44′、45、45′を変形させない
ような接着方法を取る必要があるという課題を有してい
た。
【0007】さらに、軸42の対向する側面の第1、第
2の歪みゲージ44、44′、45、45′の抵抗値を
同一にしておく必要があると共に、選別して使用しなけ
ればならずコストアップになり、組立が複雑になるとい
う課題を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、低コストで量産性に優れた荷重センサを提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来課題を解決する
ために、本発明は、端部に固定部を有する弾性板と、こ
の弾性板の中央に配設された操作部と、前記弾性板上に
設けられた少なくとも2つの歪み抵抗検出素子とからな
るものである。
【0010】また、中央に固定部を有する弾性板と、こ
の弾性板の端部に設けた操作部と、前記弾性板上に少な
くとも2つの歪み抵抗検出素子とからなるものである。
【0011】
【作用】したがって、本発明によれば厚膜印刷等の方法
で弾性板に直接歪み抵抗検出素子を形成することから、
従来の技術のような接着による位置ずれがなく、一括し
て精度良く歪み抵抗検出素子が配置できる。
【0012】また、金属板上のガラスホーロー被膜上に
歪み抵抗検出素子を形成することから、相対抵抗精度が
高くトリミングが容易で抵抗値の高制度化が可能である
ものである。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下に、本発明の一実施例における荷重セ
ンサを用いたポインティングデバイスについて説明す
る。
【0014】図1は、本発明の一実施例における荷重セ
ンサを用いたポインティングデバイスの斜視図である。
図1において、1は弾性板で、圧電材料からなる基板、
ガラスまたは樹脂の電気絶縁材料を少なくとも一部分を
コーティングした金属板、ホーロー金属板、アルミナか
らなる基板、樹脂材料からなる基板または銅張積層板の
いずれからなるものである。2は弾性板1の略中央部に
この弾性板1と連結して設けられた操作部である。3は
取付台で、弾性板1の周囲4ヵ所の端部である固定部4
で固定され、操作部2を指で力を加えることにより、弾
性板が変形する構造になっている。弾性板1上の操作部
2と固定部4との間には、操作部2と対向する位置、つ
まり、弾性板1の同一表面上に固定部4と操作部2とを
結ぶ線の直交する対称位置に抵抗値の等しい歪み感応抵
抗体からなる第1、第2の歪み抵抗検出素子5、5′、
6、6′が設けられている。
【0015】以上のように構成された本発明の一実施例
における荷重センサを用いたポインティングデバイスの
動作について、以下に説明する。
【0016】まず、操作部2を図1に示す弾性板1と平
行な「ア」の方向に力を加えた場合、弾性板1の第1の
歪み抵抗検出素子5の部分は凹面に、第1の歪み抵抗検
出素子5′の部分は凸面に変形する。この変形により、
第1の歪み抵抗検出素子5の抵抗値は下がり、第1の歪
み抵抗検出素子5′の抵抗値は上がる。この第1の歪み
抵抗検出素子5、5′の一対の抵抗値変化の差を演算す
ることで、抵抗値変化が2倍に拡大され、加えられた力
を検出することができる。
【0017】一方、第2の歪み抵抗検出素子6、6′
は、同じ方向のねじり応力が加えられるだけで抵抗値変
化は起こらない。つまり、第1の歪み抵抗検出素子5、
5′上の座標軸方向のみの力が検出できる。
【0018】次に、操作部2を図1に示す弾性板1と平
行な「イ」の方向に力を加えた場合、弾性板1の第2の
歪み抵抗検出素子6の部分は凹面に、第2の歪み抵抗検
出素子6′の部分は凸面に、第1の歪み抵抗検出素子
5、5′は同じ方向のねじり応力が加えられ、第2の歪
み抵抗検出素子6、6′上の座標軸方向のみの力が検出
できる。
【0019】このように、操作部2に加えられた力は、
2座標軸の方向に分離されて、方向と大きさが検出でき
るものである。
【0020】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
おける荷重センサを用いたポインティングデバイスで、
実施例1と同様な構成は同一番号を付し、説明は省略す
る。実施例1と異なるところは、対になる第1の歪み抵
抗検出素子5、5′および第2の歪み抵抗検出素子6、
6′を弾性板1の表裏に配置したことである。本実施例
2では、対になる第1、第2の歪み抵抗検出素子5、
5′、6、6′は、弾性板の歪みに対して圧縮・伸張の
変形を受け検出精度が向上するものである。
【0021】(実施例3)図3は、本発明の実施例3に
おける荷重センサを用いたポインティングデバイスで、
実施例1と同様な構成は同一番号を付し、説明は省略す
る。実施例3は、実施例1の弾性板1の形状を変えたも
ので、弾性板7を操作部2を中心とした十字型とし、端
部の4ヵ所を固定部4で固定したものである。本実施例
4では、加えられた力に対する弾性板7の変形量が上述
した実施例1、2よりも大きくなるので力に対する信号
変化の感度が高くできるものであると共に、歪みが均等
に発生しやすくなるため、第1、第2の歪み抵抗検出素
子の位置精度に高精度が要求されず、生産性が高くな
る。
【0022】(実施例4)図4、図5は本発明の実施例
4であり、8はガラスホーロー被覆が設けられたL字状
の弾性板、2は操作部、9は取付台である。13はピポ
ット支持部で取付台9からの突起である。弾性板8の中
央は操作部2と連結し、周囲の2ヵ所は取付台9の固定
部10で固定されている。また、弾性板8の中央は取付
台9からのピポット支持部13で支持されている。さら
に、弾性板8表面のガラスホーロー被覆面には11,1
2の第1、第2の歪み抵抗検出素子がグレーズ抵抗を印
刷被膜して直接構成している。
【0023】以下に、動作について説明すると、操作部
2を図4上の「ウ」の方向(弾性板8と平行)に力を加
えた場合、金属弾性板の第2の歪み抵抗検出素子12の
部分は凹面に変形する。一方11の部分はピポット支持
によりねじり変形をする。この第2の歪み抵抗検出素子
12の部分の変形により歪み抵抗検出素子は抵抗値が変
化するが、第1の歪み抵抗検出素子11はねじり応力が
加えられるだけで抵抗値変化はない。次に操作部2を図
4上の「エ」の方向(弾性板8と平行)に力を加えた場
合、弾性板8の第1の歪み抵抗検出素子11の部分は凹
面に変形し、第2の歪み抵抗検出素子12はねじり応力
が加えられる。このように操作部2に加えられた力は2
座標軸の方向に分離されて、方向と大きさが検出でき
る。
【0024】また、本実施例4ではピポット13の支持
により垂直荷重を受けるので、正確に水平荷重のみを検
出することができ、操作性の優れた荷重センサを用いた
ポインティングデバイスが提供できる。
【0025】(実施例5)図6は歪み抵抗検出素子の他
の配置例である。第1、第2の歪み抵抗検出素子11、
12と対になる第1、第2の歪み抵抗検出素子11′1
2′は、弾性板14を延ばした固定部10の外側に配置
している。この位置にある第1、第2の歪み抵抗検出素
子11′、12′は弾性板14が歪んでも影響を受けな
い。本実施例5では対になる第1の歪み抵抗検出素子1
1、11′および第2の歪み抵抗検出素子12、12′
のそれぞれ抵抗変化の差を演算する。このことで歪み抵
抗検出素子の温度変化をキャンセルすることができるも
のである。
【0026】(実施例6)図7(a),(b)は、本発
明の実施例6であり、断面を示したものである。15は
弾性板、16は支持台、17は取付台、18は操作部で
ある。操作部17と弾性板15は一体で、操作部18の
中央最下部には円錐状の凹部19を設けてある。支持台
16からは円錐状の突起であるピポット支持部20を設
け、操作部18の凹部19に当接している。このような
支持であるから操作部18は支持台16の突起部20の
先端を中心として自由に回転できるが、操作部18が支
持台16方向に押さえられても支持台16のピポット支
持部20で支持されている。
【0027】21は支持台16と取付台17の弾性板1
5周辺の支持部で弾性板15をはさんでいるが、弾性板
15の厚みに対して適切なクリアランスをもたせてあ
る。さらに弾性板15と取付台17の支持部21は図7
(b)に示したように、弾性板15には長円の孔をあけ
ており、取付台17から円柱状の突起が入り込んでい
る。このような構造であるから弾性板15は操作部18
の中央と支持部21を結ぶ線上のみ自由にスライドする
ことができる。
【0028】なお、弾性板15には実施例5の弾性板1
4上と同様に歪み抵抗検出素子が設けられているが図上
は省略している。
【0029】この実施例でも操作部18先端に加えられ
た力によって弾性板15が変形することは、他の実施例
と同様で、荷重センサとしての機能を持つ。本実施例で
は弾性板15の面と平行な方向での固定部は操作部18
の凹部19のみであるから支持台16・取付台17の温
度による膨張・収縮の影響を受けない構造になってい
る。
【0030】(実施例7)図8は実施例4の図6の弾性
板をT字状の弾性板22として固定部10のない第3の
アーム部に歪み抵抗検出素子11″、12″を配置した
ものである。歪み抵抗検出素子11″、12″は応力を
受けない事は実施例4と同様である。本実施例では配線
パターン22が固定部10の近傍を通す必要がなくアー
ム部が細くできさらに小型化が可能となる。
【0031】図9は図4、図5の本発明の荷重センサを
フルキーボードのポインティングデバイスとして用いた
応用例を示すものであり、23はキートップ、24はS
W素子、25は実施例4,5の荷重センサである。各キ
ートップ23の下に破線で示したようにSW素子24が
配置され、これらのSW素子24の間にハッチングで示
した荷重センサ25が設置されている。これから明らか
なようにL字形状はセンサが大きくなってもキーの間に
うまく配置できる特徴がある。T字形状も同じである。
このためにポインティングデバイスを内蔵したノートパ
ソコンのさらなる小型化に貢献できるものである。
【0032】図10は、本発明における荷重センサを用
いたポインティングデバイスの実施例4〜6における弾
性板と軸と歪み抵抗検出素子との関係を示した図であ
る。ここで実施例6のポインティングデバイスを例にし
て説明すると、操作部2に連結された弾性板22の連結
部の直径をDとする。弾性板22上の歪み抵抗検出素子
11、12を配置したアーム部22a,22bの幅をW
とする。歪み抵抗検出素子11、12と操作部2中心ま
での距離をHとする。
【0033】この時、操作部2の「オ」の方向に水平荷
重を加えると、弾性板22の歪み抵抗検出素子12を配
したアーム部22aは曲げ応力を受ける。この時、操作
部2は剛体であり、この剛体である操作部2に連結され
た弾性板22に曲げ応力を加えると、操作部2と弾性板
22との境界部が最大の応力を受けるので、アーム部2
2aの中心軸と操作部2の外周との交点Aが最大の応力
を受けることとなる。この交点Aは、H=0.5Dであ
る。
【0034】一方、この時アーム部22bはねじり応力
を受けているのでひっぱり応力としてはアーム部22b
の中心軸は中性点で0であり、中心軸から離れるにした
がってひっぱり応力が大きくなり、アーム部22bの中
心軸上に配置することで、ねじり応力に対する歪みは最
小となる。このような応力分布から歪み抵抗検出素子1
1、12をアーム部22a,22bの中心軸上でH=
0.5D付近に配置することで曲げ応力に対し最大で、
かつ、ねじり応力に対して最小の信号が得られる。
【0035】つまり長方形の弾性板にねじり応力を加え
た場合中性点は長方形の弾性板の中心軸となるが、本実
施例6ではT字状の弾性板22の片側のアーム部22a
にねじり応力が加えられているので、他方のアーム部2
2bの曲げ応力の歪みの影響を受けて中心軸上が中性点
とはならない。中性点を中心軸上にするために、剛体で
ある操作部2の直径を太くして2つのアーム部22a,
22bに歪みが伝わらないようにしてやれば良い。つま
り、操作部2と弾性板22との連結部の円周を、2つの
アーム部22a,22bの外辺との交点(図10のB
点)と重なる直径以上にする。つまり、
【0036】
【外1】
【0037】とすることでねじり応力の影響を小さくし
て誤差信号が最小となる。このように歪み抵抗検出素子
の位置と操作部2の直径とアーム部22a,22bの寸
法を規定することで、操作部2に加えられた水平荷重
を、誤差を最小にして二軸に分離することができる。
【0038】(実施例8)図11(a),(b)は本発
明における荷重センサを用いたポインティングデバイス
の実施例8で図11(a)は斜視図、図11(b)は断
面図である。本実施例で26が弾性板、27は操作部、
28は取付台、29は固定部である。弾性板26は中心
を取付台28の固定部29で固定され、操作部27は弾
性板周囲と連結されている。操作部27先端を荷重
「オ」のように力を加えられると、弾性板26はその中
心に対して力の方向に応力を加えられ変形する。本実施
例8で図1〜3の実施例と逆の構造となっており、弾性
板26の中心が固定で、周辺部に操作部27からの荷重
を受けている。
【0039】本実施例8では操作部27が弾性板26に
応力を加える位置(図11(b)のL)が実施例4〜6
より長くすることが可能である。操作部27の先端は指
先のあてる部分でその先端形状を操作し易い形状にする
ので樹脂成型品を使うことになる。本実施例8ではL寸
法が長いので弾性板と結合された部分の応力が小さくな
り、樹脂の変形が小さいので弾性板を変形させる作用点
が安定しているため、温度による弾性板の変形量の変動
が少なくなる。
【0040】また、弾性板にホーロー金属板、もしくは
ガラスコート金属板を使うことにより、外部応力や衝撃
に対して強靱であると共に、かしめ等の組立工法が使用
でき組立が容易となる。また高温処理が可能なことから
抵抗体に高信頼性のメタルグレーズ抵抗体を使うことが
できる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、歪み抵抗検出素子を平面上に
配置していることから、厚膜印刷等の方法で平面に歪み
抵抗検出素子を形成することで、一括して精度よく歪み
抵抗検出素子が配置でき、抵抗値の相対精度が高く、ト
リミングも容易で抵抗値の高精度化が可能である。特に
一面だけ歪み抵抗体を形成した実施例ではこの特徴が顕
著である。また、ガラスホーローを絶縁層とすることか
ら、高温処理が可能で高信頼性なメタルグレーズ抵抗体
を使うことができる。さらに金属弾性板を使用している
ことから外部応力や衝撃に対して強靱であることや、か
しめ等の組立工法が使用でき組立が容易となる特徴があ
る。他の特徴としてガラスホーロー被覆上に厚膜ハイブ
リッド集積回路も構成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷重センサの一実施例の斜視図
【図2】同他の実施例の斜視図
【図3】同他の実施例の斜視図
【図4】同他の実施例の斜視図
【図5】同側面図
【図6】同他の実施例の斜視図
【図7】(a)同他の実施例の側断面図 (b)同要部の上部断面図
【図8】同他の実施例の斜視図
【図9】本発明の荷重センサを用いたキーボードを説明
する上面図
【図10】同要部の平面図
【図11】(a)同他の実施例の斜視図 (b)同側面図及び断面図
【図12】従来の荷重センサの斜視図
【符号の説明】
1,15 弾性板 2,18,27 操作部 3,9,17,28 取付台 4,10,29 固定部 5,5′ 第1の歪み抵抗検出素子 6,6′ 第2の歪み抵抗検出素子 7,26 十字形状の弾性板 8,14 L字形状の弾性板 11,11′ 第1の歪み抵抗検出素子 11,11″ 第1の歪み抵抗検出素子 12,12′ 第2の歪み抵抗検出素子 12,12″ 第2の歪み抵抗検出素子 13,20 ピポット支持部 21 スライド支持部 22 T字形状の弾性板 23 キートップ 24 キーボードのSW素子 31 断面が正方形の軸 32,32′ 一対の歪みゲージ 33,33′ 他の一対の歪みゲージ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に固定部を有する弾性板と、この弾
    性板の中央に配設された操作部と、前記弾性板上に設け
    られた少なくとも2つの歪み抵抗検出素子とからなる荷
    重センサ。
  2. 【請求項2】 中央に固定部を有する弾性板と、この弾
    性板の端部に設けた操作部と、前記弾性板上に少なくと
    も2つの歪み抵抗検出素子とからなる荷重センサ。
  3. 【請求項3】 L字状の弾性板と、この弾性板上に設け
    られたガラスホーロー被覆層と、前記弾性板の中央に立
    てられた操作部と、前記弾性板の中央の支持部と、前記
    弾性板を装着する支持部と、ホーロー上に直接形成され
    た少なくとも2つの歪み抵抗検出素子とからなる荷重セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 弾性板は支持部によって全方向に固定さ
    れ、中央の支持部を回転可能であるが金属弾性板平面と
    垂直な動きを規制するピポット支持とする請求項3記載
    の荷重センサ。
  5. 【請求項5】 2つの歪み抵抗検出素子と対になる他の
    2つの歪み抵抗検出素子を、弾性板周囲の支持部より外
    側の延長部に配置したことを特徴とする請求項4記載の
    荷重センサ。
  6. 【請求項6】 弾性板の支持部は弾性板中央と周囲との
    支持部を結ぶ方向のみ可動とし、中央の支持部は回転可
    能であるが金属弾性板平面と垂直方向の動きを規制する
    ピポット支持としたことを特徴とした請求項1または3
    記載の荷重センサ。
  7. 【請求項7】 歪み抵抗検出素子は、歪み感応抵抗体で
    ある請求項1,2または3記載の荷重センサ。
  8. 【請求項8】 弾性板は、圧電材料からなる基板、ガラ
    スまたは樹脂の電気絶縁材料を少なくとも一部分をコー
    ティングした金属板、ホーロー金属板、アルミナからな
    る基板、樹脂材料からなる基板または銅張積層板のいず
    れからなる請求項1,2または3記載の荷重センサ。
  9. 【請求項9】 二対の歪み抵抗検出素子を弾性板の同一
    表面上に有し、この二対の歪み抵抗検出素子に直交する
    線の対称位置に配置する請求項1,2または3記載の荷
    重センサ。
  10. 【請求項10】 二対の歪み抵抗検出素子を有し、各一
    対の歪み抵抗検出素子を弾性板の面対称になる表裏に配
    置する請求項1,2または3記載の荷重センサ。
  11. 【請求項11】 弾性板と連結してなる操作部の直径
    を、前記弾性板の幅より前記操作部の直径を大きくして
    なる請求項4記載の荷重センサ。
JP6236905A 1993-10-01 1994-09-30 荷重センサ Expired - Fee Related JP3039286B2 (ja)

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