JPH07174629A - 光劣化検出回路 - Google Patents

光劣化検出回路

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JPH07174629A
JPH07174629A JP5319785A JP31978593A JPH07174629A JP H07174629 A JPH07174629 A JP H07174629A JP 5319785 A JP5319785 A JP 5319785A JP 31978593 A JP31978593 A JP 31978593A JP H07174629 A JPH07174629 A JP H07174629A
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JP
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current
light
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resistor
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JP5319785A
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Yutaka Hayashi
豊 林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/06Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
    • H01S5/068Stabilisation of laser output parameters
    • H01S5/06825Protecting the laser, e.g. during switch-on/off, detection of malfunctioning or degradation

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  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オフセット調整を行うことなく正確に発光手
段の電流−光出力特性の劣化を検出することができる光
劣化検出回路を得る。 【構成】 レーザダイオード1からの光を受光するフォ
トダイオード2のカソードが電源13に接続され、アノ
ードが抵抗9の一端に接続される。基準電流源8が電源
13と比較器11の一方入力間に介挿される。比較器1
1の一方入力は抵抗10の一端に接続され、他方入力は
抵抗9の一端に接続される。比較器11は、抵抗10の
一端より得られる比較電圧V10と抵抗9の他端より得
られる比較電圧V9とを比較し、その比較結果に基づき
出力電圧V11を出力する。 【効果】 個々の抵抗値に比較的大きな誤差が生じて
も、抵抗比の誤差としては無視できるレベルの誤差に抑
えることができるため、正確に発光手段の電流−光出力
特性の劣化を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発光素子等の発光手
段の光劣化状態を検出する光劣化検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の光劣化検出回路の構成を
示す回路図である。同図に示すように、発光素子である
レーザダイオード1のアノードが電源13に接続され、
受光素子であるフォトダイオード2のカソードが電源1
3に接続される。レーザダイオード1のカソードは基準
電流源4を介して接地端子15に接続されるとともに、
電流増幅回路3の出力に接続される。また、フォトダイ
オード2のアノードが抵抗9の一端に接続される。
【0003】電流増幅回路3の入力は抵抗9の他端に接
続されるとともに、NPNバイポーラトランジスタ6の
コレクタに接続される。NPNバイポーラトランジスタ
6のエミッタは基準電流源5を介して接地端子15に接
続されるとともに、ベースは基準電圧源7を介して接地
端子15に接続される。
【0004】上記したレーザダイオード1、フォトダイ
オード2、電流増幅回路3、基準電流源4、基準電流源
5、NPNバイポーラトランジスタ6、基準電圧源7及
び抵抗9からAPC(AutomaticPowerControl)回路
が構成される。
【0005】比較器11は、抵抗9の一端より得られる
比較電圧V91と他端より得られる比較電圧V92とを
比較し、その比較結果を出力端子12に出力する。
【0006】以下、図13で示した光劣化検出回路の動
作について説明する。
【0007】レーザダイオード1に駆動電流ILDが流
れ、レーザダイオード1は駆動電流ILDに基づく光強度
で発光する。なお、駆動電流ILDは、基準電流源4の基
準電流I4から電流増幅回路3の出力電流IOUT を差し
引いた電流量となる。
【0008】そして、レーザダイオード1で発光する光
をフォトダイオード2にて受光し、その受光強度に基づ
き検出電流IPDが抵抗9を流れる。
【0009】一方、比較器11は、予め基準電位差ΔV
Rが設定されており、比較電圧V91と比較電圧V92
との電位差ΔV12と基準電位差ΔVRとを比較して、
その比較結果を出力端子12に出力する。
【0010】レーザダイオード1の電流−光出力特性が
良好な場合は検出電流IPDが大きくなり比較電圧V91
と比較電圧V92との電位差ΔV12が基準電位差ΔV
Rより大きくなり、電流−光出力特性が劣化すると検出
電流IPDが小さくなり電位差ΔV12が基準電位差ΔV
Rより小さくなる。
【0011】したがって、比較器11は比較電圧V91
と比較電圧V92との電位差ΔV12を検出し、電位差
ΔV12と基準電位差ΔVRとを比較して、その比較結
果を出力端子12に出力することにより、レーザダイオ
ード1の電流−光出力特性の劣化を検出することができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の光劣化検出回路
は以上のように構成されており、抵抗9の両端より得ら
れる電圧を検出することにより、発光素子の電流−光出
力特性の劣化を検出していた。
【0013】このため、抵抗9の抵抗値の絶対精度の誤
差が、そのまま比較器11の判定基準の誤差として反映
されてしまう。例えば、製造上の抵抗9の抵抗値のバラ
ツキが±20%であるとした場合、検出電流IPDが同一
電流値であっても、抵抗9の両端の電位差ΔV12は2
0%変動してしまうことになる。
【0014】このため、発光素子の電流−光出力特性の
劣化を正確に判定することが困難であるという問題点が
あった。また、この問題点を解消するには、抵抗9の抵
抗値の誤差により生ずる比較器11の判定基準の誤差の
訂正用にオフセット調整を設ける必要があった。
【0015】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、オフセット調整を行うことなく正確に発
光手段の電流−光出力特性の劣化を検出することができ
る光劣化検出回路を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載の光劣化検出回路は、発光手段の電流−光出力特
性が劣化した光劣化状態を検出する回路であって、前記
発光手段からの光を受光し、その受光強度に基づく検出
電流を供給する光電変換手段と、所定の基準電流を供給
する基準電流供給手段と、前記検出電流が一端から他端
にかけて流れるように設けられた第1の抵抗と、前記所
定の基準電流が一端から他端にかけて流れるように設け
られた第2の抵抗と、前記第1の抵抗を前記検出電流が
流れることにより生じる第1の電圧降下量と前記第2の
抵抗を前記所定の基準電流が流れることにより生じる第
2の電圧降下量とを比較して、比較結果に基づき出力信
号を出力する電圧比較手段とを備えて構成される。
【0017】この発明にかかる請求項2記載の光劣化検
出回路は、発光手段の電流−光出力特性が劣化した光劣
化状態を検出する回路であって、前記発光手段からの光
を受光し、その受光強度に基づく検出電流を供給する光
電変換手段と、所定の基準電流を供給する基準電流供給
手段と、前記検出電流と前記所定の基準電流との電流量
を比較して、その比較結果に基づき出力信号を出力する
電流比較手段とを備えて構成される。
【0018】この発明にかかる請求項3記載の光劣化検
出回路は、発光手段の電流−光出力特性が劣化した光劣
化状態を検出する回路であって、前記発光手段からの光
を受光し、その受光強度に基づく第1の検出電流を供給
する光電変換手段と、前記発光手段が正常状態である場
合に想定される前記第1の検出電流の電流量を有する第
1の基準電流を供給する第1の基準電流供給手段と、第
2の基準電流を供給する第2の基準電流供給手段と、一
方電極に前記第1の検出電流を受け、他方電極が前記第
1の基準電流供給手段に接続され、前記第1の基準電流
より前記第1の検出電流が小さい場合のみ、飽和状態と
なり制御電極から前記他方電極にかけて制御電流を供給
するトランジスタと、前記制御電流の電流量に基づく電
流量の第2の検出電流を供給する検出電流供給手段と、
前記第2の検出電流が一端から他端にかけて流れるよう
に設けられた第1の抵抗と、前記第2の基準電流が一端
から他端にかけて流れるように設けられた第2の抵抗
と、前記第1の抵抗を前記第2の検出電流が流れること
により生じる第1の電圧降下量と前記第2の抵抗を前記
第2の基準電流が流れることにより生じる第2の電圧降
下量とを比較して、比較結果に基づき出力信号を出力す
る電圧比較手段とを備えて構成される。
【0019】
【作用】この発明における請求項1記載の光劣化検出回
路は、検出電流が一端から他端にかけて流れるように設
けられた第1の抵抗と、所定の基準電流が一端から他端
にかけて流れるように設けられた第2の抵抗と、第1の
抵抗を検出電流が流れることにより生じる第1の電圧降
下量と第2の抵抗を所定の基準電流が流れることにより
生じる第2の電圧降下量とを比較して、比較結果に基づ
き出力信号を出力する電圧比較手段とを備えている。
【0020】したがって、発光手段が正常状態である場
合と光劣化状態である場合とで、上記第1の電圧降下量
と上記第2の電圧降下量との大小関係が異なるように、
上記基準電流、上記第1及び第2の抵抗の抵抗値を設定
することにより、電圧比較手段の出力信号から発光手段
の光劣化状態を検出することができる。
【0021】この発明における請求項2記載の光劣化検
出回路の電流比較手段は、検出電流と所定の基準電流と
の電流量を比較して、その比較結果に基づき出力信号を
出力する。
【0022】したがって、発光手段が正常状態である場
合と光劣化状態である場合とで、検出電流との大小関係
が異なるように、所定の基準電流の電流値を設定するこ
とにより、電流比較手段の出力信号から発光手段の光劣
化状態を検出することができる。
【0023】この発明における請求項3記載の光劣化検
出回路は、一方電極に第1の検出電流を受け、他方電極
が基準電流供給手段が接続され、第1の基準電流より第
1の検出電流が小さい場合のみ、制御電極から他方電極
にかけて制御電流を供給するトランジスタと、制御電流
に基づく第2の検出電流が一端から他端にかけて流れる
ように設けられた第1の抵抗と、第2の基準電流が一端
から他端にかけて流れるように設けられた第2の抵抗
と、第1の抵抗を第2の検出電流が流れることにより生
じる第1の電圧降下量と第2の抵抗を第2の基準電流が
流れることにより生じる第2の電圧降下量とを比較し
て、比較結果に基づき出力信号を出力する電圧比較手段
とを備えている。
【0024】したがって、発光手段が正常状態である場
合と光劣化状態である場合とで、上記第1の電圧降下量
と上記第2の電圧降下量との大小関係が異なるように、
上記第2の基準電流の電流量、上記第1及び第2の抵抗
の抵抗値を設定することにより、電圧比較手段の出力信
号から発光手段の光劣化状態を検出することができる。
【0025】
【実施例】
<<第1の実施例>> <基本構成>図1はこの発明の第1実施例である光劣化
検出回路の構成を示す回路図である。同図に示すよう
に、発光素子であるレーザダイオード1のアノードが電
源13に接続され、受光素子であるフォトダイオード2
のカソードが電源13に接続される。レーザダイオード
1のカソードは基準電流源4を介して接地電位が付与さ
れる接地端子15に接続されるとともに、電流増幅回路
3の出力に接続される。また、フォトダイオード2のア
ノードが抵抗9の一端に接続される。また、基準電流源
8が電源13と比較器11の一方入力間に介挿される。
比較器11の一方入力は抵抗10の一端に接続され、他
方入力は抵抗9の一端に接続される。
【0026】比較器11は、抵抗10の一端より得られ
る比較電圧V10と抵抗9の他端より得られる比較電圧
V9とを比較し、その比較結果に基づき出力電圧V11
を出力端子12に出力する。なお、比較器11は、正入
力を一方入力、負入力を他方入力とした通常のオペアン
プを用いて構成することができる。
【0027】電流増幅回路3の入力は抵抗9の他端及び
抵抗10の他端に接続されるとともに、NPNバイポー
ラトランジスタ6のコレクタに接続される。NPNバイ
ポーラトランジスタ6のエミッタは基準電流源5を介し
て接地端子15に接続され、ベースは基準電圧源7を介
して接地端子15に接続される。なお、基準電圧源7は
後述するバンドギャップ回路等で構成される。
【0028】上記したレーザダイオード1、フォトダイ
オード2、電流増幅回路3、基準電流源4、基準電流源
5、NPNバイポーラトランジスタ6、基準電圧源7及
び抵抗9からAPC回路20が構成される。
【0029】抵抗9の抵抗値をR9、抵抗10の抵抗値
をR10とし、比較器11の増幅率をα(理想的には
∞)とすると、比較器11の出力電圧V11は次の(I)
式で決定する。
【0030】 V11=α・(R9・IPD−R10・I8)…(I) <電流増幅回路>図2は、図1で示した電流増幅回路3
の内部構成を示す回路図である。同図に示すように、P
NPバイポーラトランジスタT1,T2及びT4と、N
PNバイポーラトランジスタT3から電流増幅回路3は
構成される。
【0031】トランジスタT1のコレクタが電源13に
接続され、ベースが抵抗9の他端に接続され、エミッタ
がトランジスタT2のベースに接続される。トランジス
タT2のコレクタはトランジスタT3のコレクタに接続
され、エミッタはダイオードD1のアノードに接続さ
れ、ダイオードD1のカソードが接地される。トランジ
スタT3のエミッタが電源13に接続され、ベースがト
ランジスタT4のベースに接続され、トランジスタT4
のコレクタが電源13に接続される。
【0032】そして、トランジスタT4のエミッタより
得られる電流が出力電流IOUT として出力される。
【0033】このような構成において、トランジスタT
1のベース電流をIe とし、I4及びI5をそれぞれ基
準電流源4,5の基準電流とし、トランジスタT1〜T
4の電流増幅率をそれぞれα1〜α4とすると下式(II)
〜(IV)が成立する。
【0034】Ie =IPD−I5…(II) IOUT =α1・α2・α3・α4・Ie …(III) ILD=IOUT −I4…(IV) 電流増幅回路3は、(III) 式に従い、ベース電流Ie を
増幅した出力電流IOUT を出力する。
【0035】<基準電流源(その1)>図3は、図1で
示した基準電流源4の内部構成を示す回路図である。同
図に示すように、基準電流源4は、オペアンプ51、N
PNバイポーラトランジスタ52及び抵抗53から構成
され、オペアンプ51の正入力に定電圧VSが付与さ
れ、その出力がトランジスタ52のベースに与えられる
とともに、オペアンプ51の負入力に帰還する。そし
て、トランジスタ52のエミッタが抵抗53を介して接
地される。このトランジスタ52を流れる電流が基準電
流I4となる。
【0036】このように、負帰還をかけたオペアンプ5
1の出力電流をトランジスタ52のベースに与えること
により、安定した基準電流I4を流すことができる。
【0037】<基準電流源(その2)>図4は、図1で
示した基準電流源5の具体的構成を示す回路図である。
同図に示すように、基準電流源5として可変抵抗が用い
られており、この可変抵抗の抵抗値を変化させることに
より、基準電流I5の電流値を変更することができる。
【0038】<基準電流源(その3)>図5は、図1で
示した基準電流源8の内部構成を示す回路図である。同
図に示すように、基準電流源8は、抵抗54、PNPバ
イポーラトランジスタ55及び定電圧源56から構成さ
れ、抵抗54の一端は電源13に接続され、他端はトラ
ンジスタ55のエミッタに接続され、抵抗54の一端と
トランジスタ55のベースとの間に定電圧源56が介挿
される。
【0039】このように、抵抗54を介してトランジス
タ55のエミッタ,ベース間に定電圧源56を介挿する
ことにより、トランジスタ55のコレクタから基準電流
I8を供給することができる。
【0040】<動作>以下、図1で示した第1の実施例
の光劣化検出回路の動作を説明する。
【0041】レーザダイオード1に駆動電流ILDが流れ
ると、レーザダイオード1は駆動電流ILDに基づく光強
度(光出力P(mW))で発光する。なお、駆動電流I
LDは、基準電流源4の基準電流I4から電流増幅回路3
の出力電流IOUT を差し引いた電流量となる。
【0042】そして、レーザダイオード1が発光する光
をフォトダイオード2にて受光し、フォトダイオード2
は受光強度に基づき光電変換して検出電流IPDを抵抗9
に流す。
【0043】一方、基準電流源8から基準電流I8が抵
抗10に供給される。また、基準電流源5の基準電流I
5がNPNバイポーラトランジスタ6を介して、抵抗9
の他端から接地端子15にかけて流れる。
【0044】以下、検出電流IPD、基準電流I5及び基
準電流I8の大小関係で分類して、レーザダイオード1
が正常な場合の動作説明を行う。
【0045】 ・IPD+I8<I5の場合(出力増加制御) 電流増幅回路3への入力電流は0レベルとなり、出力電
流IOUT も0となるため、レーザダイオード1の駆動電
流ILDは基準電流源4の基準電流I4まで増加する方向
に作用し、レーザダイオード1の光強度が上昇する。そ
の結果、レーザダイオード1の光強度上昇に伴いフォト
ダイオード2の検出電流IPDが増加するため、(IPD+
I8)=I5になる方向に制御が働く。
【0046】 ・IPD+I8>I5の場合(出力減少制御) (IPD+I8−I5)>0の電流量が電流増幅回路3の
入力となり、出力電流IOUT が増加するため、駆動電流
ILDが減少する方向に作用し、レーザダイオード1の光
強度が減少する。その結果、レーザダイオード1の光強
度下降に伴いフォトダイオード2の検出電流IPDが減少
し、(IPD+I8)=I5になる方向に制御が働く。
【0047】このように、レーザダイオード1が正常な
場合、IPD+I8=I5で安定する4ように、APC回
路20が動作する。
【0048】このとき、例えば、抵抗値R9=抵抗値R
10で、I8=I5/2に設定しておくと、(I) 式よ
り、比較器11の出力電圧V11は0となる。
【0049】レーザダイオード1の電流−光出力特性が
若干劣化した場合、検出電流IPDが減少して、短期的に
「IPD+I8<I5」状態に変化するが、多少の劣化で
あれば上記出力増加制御が働き、出力電流IOUT の減少
による駆動電流ILDの増加により、レーザダイオード1
の光強度は一定に保たれる。上記出力増加制御は、出力
電流IOUT が0になり、駆動電流ILDが基準電流I4に
なるまで作用する。
【0050】レーザダイオード1の電流−光出力特性が
異常に劣化した場合、出力電流IOUT が0になっても、
「IPD+I8<I5」状態から変化することができず、
APC回路20による上記出力増加制御が働かなくな
る。
【0051】この場合、電流増幅回路3は完全にオフ
し、「IPD+I8<I5」状態で固定されてしまう。こ
の時、NPNバイポーラトランジスタ6が飽和し、検出
電流IPDの減少分を補うべく、電流量(I5−(IPD+
I8))のベース電流IB がエミッタに流れ込み、下式
が成立する。
【0052】IPD+IB =I5/2…(V) その結果、検出電流IPDは基準電流I8(I5/2)を
下回って安定状態となるため、比較器11の出力電圧V
11は、 V11=α・(R9・IPD−R10・I8) =α・R9(IPD−I8)<0 となる。
【0053】このように、第1の実施例の光劣化検出回
路は、検出電流IPDが流れる抵抗9の一端の電圧V9
と、基準電流I8が流れる抵抗10の一端の電圧V10
との比較結果に基づき決定される比較器11の出力電圧
V11が0か負であるかを検出することにより、レーザ
ダイオード1に光劣化が生じたか否かを検証することが
できる。
【0054】出力電圧V11は下記(I) 式(再掲)で決
定するため、出力電圧V11の誤差は抵抗9及び抵抗1
0の抵抗比(R9/R10)に比例した誤差で生じる。
【0055】 V11=α・(R9・IPD−R10・I8)…(I) 同一工程で製造される抵抗に生じる抵抗値の誤差は、同
じ傾向で抵抗それぞれに生じるため、個々の抵抗値に±
20%の誤差が生じても、抵抗比の誤差としては無視で
きるレベルの誤差に抑えることができる。なお、抵抗比
の誤差を最小に抑えるには、抵抗9及び抵抗10を同一
形状、同一サイズで形成することが望ましい。
【0056】その結果、第1の実施例の光劣化検出回路
は、オフセット調整を行うことなく正確に発光素子の電
流−光出力特性の劣化を検出することができる。
【0057】<利用分野>図6及び図7は、第1の実施
例の光劣化検出回路の一利用分野であるエルビウム(E
r)光ファイバ増幅器の構成を示す説明図である。図6
は前方励起型を示し、図7は双方向励起型を示す。
【0058】図6において、入力ポート107より例え
ば1.55mmの波長の光信号が入り、LDモジュール102
よりErを励起させるためのエネルギーとなるレーザ光
(例えば1.48mmの波長)を出力する。ファイバカプ
ラ103は光信号とレーザ光とを合成して合成光を光ア
イソレータ104に出力する。アイソレータは合成光の
うち、所定の方向だけの光をErドープファイバ105
に出力する。Erドープファイバ105は入力光を増幅
して出力光信号を光フィルタ106を介して出力ポート
108に出力する。
【0059】LDモジュール102の光出力を安定制御
して駆動するのがポンプレーザ制御/駆動回路101で
ある。したがって、図6で示したEr光ファイバ増幅器
において、第1の実施例の光劣化検出回路は、ポンプレ
ーザ制御/駆動回路101に相当し、レーザダイオード
1がLDモジュール102に相当する。また、通常、ポ
ンプレーザ制御/駆動回路101及びLDモジュール1
02は一体形成される。
【0060】一方、図7で示したEr光ファイバ増幅器
は、2つのLDモジュール112及び122を用いた双
方向励起型であり、111はLDモジュール112の光
出力を安定制御して駆動するポンプレーザ制御/駆動回
路であり、121はLDモジュール122の光出力を安
定制御して駆動するポンプレーザ制御/駆動回路であ
る。また、113及び123はファイバカプラ、11
4、124及び125は光アイソレータ、116は光フ
ィルタ、117は入力ポート、118は出力ポートであ
る。
【0061】図7で示したEr光ファイバ増幅器におい
て、第1の実施例の光劣化検出回路は、ポンプレーザ制
御/駆動回路111あるいは121に相当し、レーザダ
イオード1がLDモジュール112あるいは122に相
当する。また、通常、ポンプレーザ制御/駆動回路11
1(121)及びLDモジュール112(122)は一
体形成される。
【0062】なお、以降で述べる第2〜第4の実施例の
光劣化検出回路の一利用分野としても、図6及び図7で
示したEr光ファイバ増幅器が該当する。
【0063】<<第2の実施例>>図8は、この発明の
第2の実施例である光劣化検出回路の構成を示す回路図
である。同図に示すように、発光素子であるレーザダイ
オード1のアノードが電源13に接続され、受光素子で
あるフォトダイオード2のカソードが電源13に接続さ
れる。レーザダイオード1のカソードは基準電流源4を
介して接地端子15に接続されるとともに、電流増幅回
路3の出力に接続される。
【0064】また、ベース・コレクタ共通のPNPバイ
ポーラトランジスタ16とPNPバイポーラトランジス
タ17とによりカレントミラー回路が構成され、PNP
バイポーラトランジスタ16及びPNPバイポーラトラ
ンジスタ17のエミッタが共通にフォトダイオード2の
アノードに接続される。PNPバイポーラトランジスタ
17のコレクタが抵抗9の一端に接続される。なお、P
NPバイポーラトランジスタ16及び17のトランジス
タサイズは同一に設定される。
【0065】そして、基準電流源8が電源13と比較器
11の一方入力間に介挿される。比較器11の一方入力
は抵抗10の一端に接続され、他方入力は抵抗9の一端
に接続される。
【0066】比較器11は、抵抗10の一端より得られ
る比較電圧V10と抵抗9の一端より得られる比較電圧
V9とを比較し、その比較結果に基づき出力電圧V11
を出力端子12に出力する。なお、比較器11は、正入
力を一方入力、負入力を他方入力とした通常のオペアン
プを用いて構成することができる。
【0067】電流増幅回路3の入力はPNPバイポーラ
トランジスタ16のコレクタ及びNPNバイポーラトラ
ンジスタ6のコレクタに接続される。NPNバイポーラ
トランジスタ6のエミッタは基準電流源5を介して接地
端子15に接続され、ベースは基準電圧源7を介して接
地端子15に接続される。
【0068】上記したレーザダイオード1、フォトダイ
オード2、電流増幅回路3、基準電流源4、基準電流源
5、NPNバイポーラトランジスタ6、基準電圧源7、
PNPバイポーラトランジスタ16及びPNPバイポー
ラトランジスタ17からAPC回路20が構成される。
【0069】ここで、第1の実施例同様、抵抗9の抵抗
値をR9、抵抗10の抵抗値をR10とし、比較器11
の増幅率をα(理想的には∞)とすると、PNPバイポ
ーラトランジスタ16及び17からなるカレントミラー
回路により、検出電流IPDが正確に2分され、同一電流
量(IPD/2)でNPNバイポーラトランジスタ6のコ
レクタ及び抵抗9の一端にそれぞれ流れる。
【0070】したがって、比較器11の出力電圧V11
は次の(VI)式で決定する。
【0071】 V11=α・(R9・IPD/2−R10・I8)…(VI) 以下、図8で示した第2の実施例の光劣化検出回路の動
作を説明する。
【0072】レーザダイオード1に駆動電流ILDが流
れ、レーザダイオード1は駆動電流ILDに基づく光強度
で発光する。なお、駆動電流ILDは、基準電流源4の基
準電流I4から電流増幅回路3の出力電流IOUT を差し
引いた電流量となる。
【0073】そして、レーザダイオード1が発光する光
をフォトダイオード2にて受光し、フォトダイオード2
は受光強度に基づき検出電流IPDを抵抗9に流す。
【0074】一方、基準電流源8から基準電流I8が抵
抗10に供給される。また、基準電流源5の基準電流I
5がNPNバイポーラトランジスタ6を介して、抵抗9
の他端から接地端子15にかけて流れる。
【0075】以下、検出電流IPD、基準電流I5及び基
準電流I8の大小関係で分類して、レーザダイオード1
が正常な場合の動作説明を行う。
【0076】・IPD/2<I5の場合(出力増加制御) 電流増幅回路3への入力電流は0レベルとなり、出力電
流IOUT も0となるため、レーザダイオード1の駆動電
流ILDは基準電流源4の基準電流I4まで増加する方向
に作用し、レーザダイオード1の光強度が上昇する。そ
の結果、レーザダイオード1の光強度上昇に伴いフォト
ダイオード2の検出電流IPDが増加するため、(IPD/
2)=I5になるように制御が働く。
【0077】・IPD/2>I5の場合(出力減少制御) (IPD/2−I5)>0の電流量が電流増幅回路3の入
力となり、出力電流IOUT が増加するため、駆動電流I
LDが減少する方向に作用し、レーザダイオード1の光強
度が減少する。その結果、レーザダイオード1の光強度
減少に伴いフォトダイオード2の検出電流IPDが減少す
るため、IPD/2=I5になるように制御が働く。
【0078】このように、レーザダイオード1が正常な
場合、IPD/2=I5で安定するように、APC回路2
0が動作する。
【0079】このとき、例えば、抵抗値R9=抵抗値R
10で、I8=I5に設定しておくと、(VI)式より、比
較器11の出力電圧V11は0となる。
【0080】レーザダイオード1の電流−光出力特性が
若干劣化した場合、検出電流IPDが減少して「IPD/2
<I5」状態に短期的に変化するが、上記出力増加制御
が働き、出力電流IOUT の減少による駆動電流ILDの増
加により、レーザダイオード1の光強度は一定に保たれ
る。上記出力増加制御は、出力電流IOUT が0になり、
駆動電流ILDが基準電流I4になるまで作用する。
【0081】レーザダイオード1の電流−光出力特性が
異常に劣化した場合、出力電流IOUT が0になっても、
「IPD/2<I5」状態から変化することができず、A
PC回路20による上記出力増加制御が働かなくなる。
【0082】この場合、電流増幅回路3は完全にオフ
し、「IPD/2<I5」状態で固定されてしまう。この
時、NPNバイポーラトランジスタ6が飽和し、検出電
流IPDの減少分を補うべく、電流量(I5−IPD/2)
のベース電流IB がエミッタに流れ込み、下式が成立す
る。
【0083】IPD/2+IB =I5…(VII) その結果、IPD/2は基準電流I5を下回った状態で安
定状態となるため、比較器11の出力電圧V11は、 V11=α・(R9・IPD/2−R10・I8) =α・R9(IPD/2−I8)<0 となる。
【0084】このように、第2の実施例の光劣化検出回
路は、第1の実施例同様、検出電流IPDが流れる抵抗9
の一端の電圧V9と、基準電流I8が流れる抵抗10の
一端の電圧V10との比較結果に基づき決定される比較
器11の出力電圧V11が0か負であるかを検出するこ
とにより、レーザダイオード1に光劣化が生じたか否か
を検証することができる。
【0085】さらに、第1の実施例同様、出力電圧V1
1の誤差は抵抗9及び抵抗10の抵抗比R9/R10の
誤差に応じて生じるため、個々の抵抗値に比較的大きな
誤差が生じても、抵抗比の誤差としては無視できるレベ
ルの誤差に抑えることができる。
【0086】その結果、第2の実施例の光劣化検出回路
は、オフセット調整を行うことなく正確に発光素子の電
流−光出力特性の劣化を検出することができる。
【0087】加えて、第1の実施例の光劣化検出回路
(図1)の構成では、レーザダイオード1に光劣化が生
じた場合、検出電流IPDの電流量変化に伴い抵抗9の一
端側の電位が変化することによりフォトダイオード2の
アノード・カソード間電圧が変化するという不具合が生
じるが、第2の実施例の光劣化検出回路(図8)の構成
では、検出電流IPDの電流量変化に関わらず、PNPバ
イポーラトランジスタ16のベース・エミッタ間電圧は
一定に保たれるため、フォトダイオード2のアノード・
カソード間電圧を一定に保つことができる効果を奏す
る。
【0088】<<第3の実施例>>図9はこの発明の第
3の実施例である光劣化検出回路の構成を示す模式図で
ある。
【0089】同図に示すように、発光素子であるレーザ
ダイオード1のアノードが電源13に接続され、受光素
子であるフォトダイオード2のカソードが電源13に接
続される。レーザダイオード1のカソードは基準電流発
生手段21を介して接地端子15に接続されるととも
に、電流増幅回路3の出力に接続される。また、フォト
ダイオード2のアノードが基準電流発生手段22及び検
出電流供給手段23に接続される。基準電流発生手段2
1及び基準電流発生手段22は所定の基準電流を供給す
る手段であり、検出電流供給手段23は検出電流IPDに
基づく電流量の検出電流I23を供給する手段である。
【0090】また、24は、基準電流I24を供給する
基準電流発生手段であり、この基準電流I24と検出電
流I23とを電流比較手段25が受け、電流比較手段2
5は、検出電流I23と基準電流I24との比較結果に
基づき判定信号S25を出力端子12から出力する。
【0091】検出電流供給手段23の検出電流I23と
基準電流発生手段24の基準電流I24とは、レーザダ
イオード1の正常時においてI23>I24となり、レ
ーザダイオード1が光劣化し、電流−光出力特性が悪化
して不良レベルに達すると、I23<I24となるよう
にそれぞれ設定される。
【0092】上記したレーザダイオード1、フォトダイ
オード2、電流増幅回路3、基準電流発生手段21及び
基準電流発生手段22からAPC回路20が構成され
る。
【0093】このような構成において、APC回路20
の制御下で、第1及び第2の実施例同様、レーザダイオ
ード1の出力増加制御及び出力減少制御が行われる。
【0094】レーザダイオード1が正常な場合、検出電
流I23と基準電流I24との関係はI23>I24と
なるため、電流比較手段25は、正常状態を指示する判
定信号S25を出力端子12から出力する。
【0095】一方、レーザダイオード1の電流−光出力
特性が異常に劣化した場合、検出電流I23と基準電流
I24との関係はI23<I24となるため、電流比較
手段25は、異常状態を指示する判定信号S25を出力
端子12から出力する。
【0096】このように、第3の実施例の光劣化検出回
路は、検出電流IPDに基づく検出電流I23と基準電流
I24との電流比較により、レーザダイオード1に光劣
化が生じたか否かを検証することができる。
【0097】この検証には、抵抗が全く用いずに行うこ
とができ、抵抗値及び抵抗比の誤差の影響を全く受けな
いため、オフセット調整を行うことなく、第1及び第2
の実施例以上に正確に発光素子の電流−光出力特性の劣
化を検出することができる。
【0098】図10は、図9で示した第3の実施例の光
劣化検出回路の具体的構成を示す回路図である。同図に
示すように、基準電流発生手段21は基準電流I4を流
す基準電流源4で構成され、基準電流発生手段22は基
準電流I5を流す基準電流源5、NPNバイポーラトラ
ンジスタ6及び基準電圧源7で構成され、検出電流供給
手段23は、カレントミラー回路を構成するPNPバイ
ポーラトランジスタ16及びPNPバイポーラトランジ
スタ17で構成され、基準電流発生手段24は基準電流
I8(図9の基準電流I24に相当)を供給する基準電
流源8で構成される。なお、これら個々の構成及び動作
については第2の実施例の光劣化検出回路と同様である
ため、説明を省略する。ただし、PNPバイポーラトラ
ンジスタ16及びPNPバイポーラトランジスタ17の
トランジスタサイズは同一に設定される。したがって、
PNPバイポーラトランジスタ17のコレクタからIPD
/2(図9の検出電流I23に相当)の電流が流れる。
【0099】電流比較手段25は、カレントミラー回路
を構成するPNPバイポーラトランジスタ57及びPN
Pバイポーラトランジスタ58からなり、ベース・コレ
クタ共通のトランジスタ57のコレクタがPNPバイポ
ーラトランジスタ17のコレクタに接続され、トランジ
スタ58のコレクタが基準電流源8及び出力端子12に
接続され、トランジスタ57及びトランジスタ58のエ
ミッタが共通に接地端子15に接続される。また、トラ
ンジスタ57及びトランジスタ58のトランジスタサイ
ズは同一に設定される。
【0100】そして、PNPバイポーラトランジスタ1
7のコレクタ電流IPD/2と基準電流I8とは、レーザ
ダイオード1の正常時においてIPD/2>I8となり、
レーザダイオード1の光劣化し、電流−光出力特性が悪
化して不良レベルに達すると、IPD/2<I8となるよ
うにそれぞれ設定される。
【0101】このような構成において、APC回路20
の制御下で、第1及び第2の実施例同様、レーザダイオ
ード1の出力増加制御及び出力減少制御が行われる。
【0102】レーザダイオード1が正常な場合、IPD/
2>I8となるため、出力端子12からトランジスタ5
8を介して接地端子15に電流量(IPD/2−I8)の
電流が流れることにより、出力端子12から正常状態を
指示するLレベル(接地レベル)の判定信号S25が出
力される。
【0103】一方、レーザダイオード1の電流−光出力
特性が異常に劣化した場合、IPD/2<I8となるた
め、電源13に接続された基準電流源8から出力端子1
2にかけて電流量(I8−IPD/2)の電流が流れるこ
とにより、出力端子12から異常状態を指示するHレベ
ル(電源13の電圧)の判定信号S25が出力される。
【0104】<<第4の実施例>>図11はこの発明の
第4の実施例である光劣化検出回路の構成を示す回路図
である。同図に示すように、発光素子であるレーザダイ
オード1のアノードが電源13に接続され、受光素子で
あるフォトダイオード2のカソードが電源13に接続さ
れる。レーザダイオード1のカソードは基準電流源4を
介して接地端子15に接続されるとともに、電流増幅回
路3の出力に接続される。
【0105】また、ベース・コレクタ共通のPNPバイ
ポーラトランジスタ26とPNPバイポーラトランジス
タ27とによりカレントミラー回路が構成され、PNP
バイポーラトランジスタ26及びPNPバイポーラトラ
ンジスタ27のエミッタが共通に基準電圧源18に接続
される。PNPバイポーラトランジスタ27のコレクタ
が抵抗9の一端に接続される。
【0106】そして、基準電流源8が基準電圧源18と
比較器11の一方入力間に介挿される。比較器11の一
方入力は抵抗10の一端に接続され、他方入力は抵抗9
の一端に接続される。また、抵抗9及び抵抗10の他端
は共通に接地端子15に接続される。
【0107】比較器11は、抵抗10の一端より得られ
る比較電圧V10と抵抗9の一端より得られる比較電圧
V9とを比較し、その比較結果に基づき出力電圧V11
を出力端子12に出力する。
【0108】電流増幅回路3の入力はフォトダイオード
2のアノード及びNPNバイポーラトランジスタ6のコ
レクタに接続される。NPNバイポーラトランジスタ6
のエミッタは基準電流源5を介して接地端子15に接続
されるとともに、ベースはPNPバイポーラトランジス
タ26のコレクタに接続される。
【0109】上記したレーザダイオード1、フォトダイ
オード2、電流増幅回路3、基準電流源4、基準電流源
5及びNPNバイポーラトランジスタ6からAPC回路
20が構成される。
【0110】また、基準電流源8から供給する基準電流
I8は、0に近い微小レベルに設定される。
【0111】<定電圧回路>図12は、図11で示した
基準電圧源18の内部構成を示す回路図である。同図に
示すように、バンドギャップ回路30の出力電圧V30
が抵抗59を介してオペアンプ60の正入力に付与され
る。バンドギャップ回路30の接地レベル出力GNDが
抵抗61及び62を介してオペアンプ60の負入力に付
与され、オペアンプ60の出力が抵抗63を介して負入
力に帰還するとともに、抵抗64を介して抵抗61に接
続される。
【0112】バンドギャップ回路30は、定電流源7
1、抵抗72〜74、NPNバイポーラトランジスタ7
5,76及びダイオード77から構成される。すなわ
ち、電源13,接地間に、定電流源71、抵抗72及び
ダイオード77が介挿され、定電流源71,抵抗72間
のノードN1に抵抗74の一端、トランジスタ76のコ
レクタが接続され、抵抗72,ダイオード77のアノー
ド間のノードN2にトランジスタ75のベースが接続さ
れ、ダイオード77のカソード側のノードN3に抵抗7
3の一端が接続される。トランジスタ75のコレクタは
抵抗74の他端に接続され、エミッタが抵抗73の他端
に接続される。また、トランジスタ76のベースが抵抗
74の他端に接続される。
【0113】そして、ノードN1より得られる電圧がバ
ンドギャップ回路30の出力電圧V30となる。この出
力電圧V30は、抵抗72〜74の抵抗値をR1〜R
3,ダイオード77の閾値電圧をVT、抵抗72を流れ
る電流をI1、抵抗73を流れる電流をI2、トランジ
スタ76のベース・エミッタ間電圧をVBEとすると、次
の(IX)式で決定する。
【0114】V30=(R3/R2)・VT・ln(I
1/I2)+VBE…(IX) 例えば、R1:R2:R3=1:1:10に設定する
と、出力電圧V30は1.2Vcc(電源13の電圧)と
なる。
【0115】上記構成の基準電圧源18はバンドギャッ
プ回路30の出力電圧V30を正入力とするオペアンプ
60に負帰還をかけることにより、オペアンプ60の出
力として、安定した電圧VOUTを出力することができ
る。
【0116】<動作>このような構成において、第4の
実施例の光劣化検出回路は、APC回路20の制御下
で、第1及び第2の実施例同様の原理で、検出電流IPD
が基準電流I5に等しくなるように、出力増加制御及び
出力減少制御が行われる。
【0117】第4の実施例の光劣化検出回路において、
抵抗9の抵抗値をR9、抵抗10の抵抗値をR10と
し、NPNバイポーラトランジスタ6のベース電流をI
B とし、比較器11の増幅率をα(理想的には∞)にす
ると、比較器11の出力電圧V11は次の(VIII)式で決
定する。
【0118】 V11=α・(R9・IB −R10・I8)…(VIII) レーザダイオード1が正常な場合、APC回路20の制
御下でIPD=I5が保たれ、その結果、NPNバイポー
ラトランジスタ6のベース電流IB は0となるため、(V
III)式より、比較器11の出力電圧V11はレーザダイ
オード1の正常状態を指示するLレベルとなる。
【0119】レーザダイオード1の電流−光出力特性が
異常に劣化した場合、APC回路20の制御が作用しな
くなり、IPD<I5で安定してしまうため、微小な基準
電流I8を上回る電流量(I5−IPD)のベース電流I
B が流れる。
【0120】その結果、(VIII)式より、比較器11の出
力電圧V11はレーザダイオード1の異常状態を指示す
るHレベルとなる。
【0121】このように、第4の実施例の光劣化検出回
路は、ベース電流IB が流れる抵抗9の一端の電圧と、
基準電流I8が流れる抵抗10の一端の電圧との比較結
果に基づき決定される比較器11の出力電圧V11がH
レベルかLレベルであるかを検出することにより、レー
ザダイオード1に光劣化が生じたか否かを検証すること
ができる。
【0122】さらに、第1及び第2の実施例同様、出力
電圧V11の誤差は抵抗9及び抵抗10の抵抗比R9/
R10の誤差に応じて生じるため、個々の抵抗値に比較
的大きな誤差が生じても、抵抗比の誤差としては無視で
きるレベルの誤差に抑えることができる。
【0123】その結果、第4の実施例の光劣化検出回路
は、オフセット調整を行うことなく正確に発光素子の電
流−光出力特性の劣化を検出することができる。
【0124】加えて、第4の実施例の光劣化検出回路の
構成では、検出電流IPDの電流量変化に関わらず、フォ
トダイオード2のアノード・カソード間電圧を一定に保
つことができる効果を奏する。
【0125】さらに、第1及び第2の実施例の光劣化検
出回路は、レーザダイオード1及びフォトダイオード2
の特性に合わせて基準電流I5及び基準電流I8を正確
に調整する必要があったが、第4の実施例の光劣化検出
回路で用いる基準電流I8は、ベース電流IB の有無の
検出用の電流であるため、単に0に近い微小なレベルに
設定しておけばよく正確性は要求されず、レーザダイオ
ード1、フォトダイオード2等の種類の相違によっても
変更する必要がないという効果がある。以下、上記効果
について詳述する。
【0126】表1は、フォトダイオード(PD)2の種
類の違いに基づく、基準電流I5及び基準電流I8の設
定値を示す表である。
【0127】
【表1】
【0128】表1において、第1の種類のフォトダイオ
ードPD1が、レーザダイオード1の正常状態時に流れ
る検出電流IPDをIPD1とし、第2の種類のフォトダ
イオードPD2が、レーザダイオード1の正常状態時に
流れる検出電流IPDをIPD2とする。なお、ここでい
うフォトダイオードPD1及びPD2はフォトダイオー
ド2に相当する。
【0129】第1の実施例の構成では、フォトダイオー
ドの種類ごとにレーザダイオード1及びフォトダイオー
ド2が正常な場合の検出電流IPD(IPD1,IPD
2)の2倍の電流量に劣化許容微小電流ΔIPDを加え
た電流値に基準電流I5を設定し、レーザダイオード1
及びフォトダイオード2が正常な場合の検出電流IPDに
劣化許容微小電流ΔIPDを加えた電流値に基準電流I
8設定する必要があった。
【0130】また、第2の実施例の構成では、フォトダ
イオードの種類ごとにレーザダイオード1及びフォトダ
イオード2が正常な場合の検出電流IPD(IPD1,I
PD2)の半分の電流値に基準電流I5を設定し、レー
ザダイオード1及びフォトダイオード2が正常な場合の
検出電流IPDに劣化許容微小電流ΔIPDを加えた電流
値に基準電流I8を設定する必要があった。
【0131】一方、第4の実施例の構成では、フォトダ
イオードの種類ごとにレーザダイオード1及びフォトダ
イオード2が正常な場合の検出電流IPD(IPD1,I
PD2)に基準電流I5を設定する必要性はあるが、基
準電流I8については、フォトダイオードの種類に関係
なく、ゼロ近傍の微小レベルの劣化許容微小電流ΔIP
Dに設定すれば済む。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の光劣化検出回路は、検出電流が一端から
他端にかけて流れるように設けられた第1の抵抗と、所
定の基準電流が一端から他端にかけて流れるように設け
られた第2の抵抗と、第1の抵抗を検出電流が流れるこ
とにより生じる第1の電圧降下量と第2の抵抗を所定の
基準電流が流れることにより生じる第2の電圧降下量と
を比較して、比較結果に基づき出力信号を出力する電圧
比較手段と備えている。
【0133】したがって、発光手段が正常状態である場
合と光劣化状態である場合とで、上記第1の電圧降下量
と上記第2の電圧降下量との大小関係が異なるように、
上記基準電流、上記第1及び第2の抵抗の抵抗値を設定
することにより、電圧比較手段の出力信号から発光手段
の光劣化状態を検出することができる。
【0134】この電圧比較手段の出力信号による光劣化
状態の検出精度は、第1及び第2の抵抗の抵抗比により
生ずる誤差に比例して悪化するが、第1及び第2の抵抗
それぞれの抵抗値に比較的大きな誤差が生じても、第1
及び第2の抵抗を同一製造工程すれば第1及び第2の抵
抗の抵抗比に生じる誤差は無視できるレベルに抑えるこ
とができるため、オフセット調整を行うことなく正確に
発光手段の電流−光出力特性の劣化を検出することがで
きる。
【0135】この発明における請求項2記載の光劣化検
出回路の電流比較手段は、検出電流と所定の基準電流と
の電流量を比較して、その比較結果に基づき出力信号を
出力する。
【0136】したがって、発光手段が正常状態である場
合と光劣化状態である場合とで、検出電流との大小関係
が異なるように、所定の基準電流の電流値を設定するこ
とにより、電流比較手段の出力信号から発光手段の光劣
化状態を検出することができる。
【0137】しかも、電流比較手段により、抵抗を用い
ることなく発光手段の光劣化状態を検出することができ
るため、オフセット調整を行うことなくより正確に発光
手段の電流−光出力特性の劣化を検出することができ
る。
【0138】この発明における請求項3記載の光劣化検
出回路は、一方電極に第1の検出電流を受け、他方電極
が基準電流供給手段が接続され、第1の基準電流より第
1の検出電流が小さい場合のみ、制御電極から他方電極
にかけて制御電流を供給するトランジスタと、制御電流
に基づく第2の検出電流が一端から他端にかけて流れる
ように設けられた第1の抵抗と、第2の基準電流が一端
から他端にかけて流れるように設けられた第2の抵抗
と、第1の抵抗を第2の検出電流が流れることにより生
じる第1の電圧降下量と第2の抵抗を第2の基準電流が
流れることにより生じる第2の電圧降下量とを比較し
て、比較結果に基づき出力信号を出力する電圧比較手段
とを備えている。
【0139】したがって、発光手段が正常状態である場
合と光劣化状態である場合とで、上記第1の電圧降下量
と上記第2の電圧降下量との大小関係が異なるように、
上記第2の基準電流の電流量、上記第1及び第2の抵抗
の抵抗値を設定することにより、電圧比較手段の出力信
号から発光手段の光劣化状態を検出することができる。
【0140】この電圧比較手段の出力信号による光劣化
状態の検出精度は、第1及び第2の抵抗の抵抗比により
生ずる誤差に比例して悪化するが、第1及び第2の抵抗
それぞれの抵抗値に比較的大きな誤差が生じても、第1
及び第2の抵抗を同一製造工程すれば第1及び第2の抵
抗の抵抗比に生じる誤差は無視できるレベルに抑えるこ
とができるため、オフセット調整を行うことなく正確に
発光手段の電流−光出力特性の劣化を検出することがで
きる。
【0141】加えて、第2の基準電流は、制御電流の有
無を検出するための比較用の電流であるため、第2の基
準電流の電流量はゼロレベル近傍の微小レベルであれば
よく、さほどの精度は要求されず、さらに発光手段、光
電変換手段の種類の相違によっても変化させる必要がな
いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である光劣化検出回路
の構成を示す回路図である。
【図2】図1の電流増幅回路の内部構成を示す回路図で
ある。
【図3】図1の基準電流源(その1)の内部構成を示す
回路図である。
【図4】図1の基準電流源(その2)の構成を示す回路
図である。
【図5】図1の基準電流源(その3)の内部構成を示す
回路図である。
【図6】Er光ファイバ増幅器の構成を示す説明図であ
る。
【図7】Er光ファイバ増幅器の構成を示す説明図であ
る。
【図8】この発明の第2の実施例である光劣化検出回路
の構成を示す回路図である。
【図9】この発明の第3の実施例である光劣化検出回路
の構成を示す模式図である。
【図10】この発明の第3の実施例である光劣化検出回
路の具体的構成を示す回路図である。
【図11】この発明の第4の実施例である光劣化検出回
路の構成を示す回路図である。
【図12】図11の基準電圧源の内部構成を示す回路図
である。
【図13】従来の光劣化検出回路の構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2 フォトダイオード 3 電流増幅回路 4 基準電流源 5 基準電流源 6 NPNバイポーラトランジスタ 7 基準電圧源 8 基準電流源 9 抵抗 10 抵抗 11 比較器 12 出力端子 13 電源 15 接地端子 16 PNPバイポーラトランジスタ 17 PNPバイポーラトランジスタ 25 電流比較手段 26 PNPバイポーラトランジスタ 27 PNPバイポーラトランジスタ 20 APC回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/096

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光手段の電流−光出力特性が劣化した
    光劣化状態を検出する光劣化検出回路であって、 前記発光手段からの光を受光し、その受光強度に基づく
    検出電流を供給する光電変換手段と、 所定の基準電流を供給する基準電流供給手段と、 前記検出電流が一端から他端にかけて流れるように設け
    られた第1の抵抗と、 前記所定の基準電流が一端から他端にかけて流れるよう
    に設けられた第2の抵抗と、 前記第1の抵抗を前記検出電流が流れることにより生じ
    る第1の電圧降下量と前記第2の抵抗を前記所定の基準
    電流が流れることにより生じる第2の電圧降下量とを比
    較して、比較結果に基づき出力信号を出力する電圧比較
    手段とを備えた光劣化検出回路。
  2. 【請求項2】 発光手段の電流−光出力特性が劣化した
    光劣化状態を検出する光劣化検出回路であって、 前記発光手段からの光を受光し、その受光強度に基づく
    検出電流を供給する光電変換手段と、 所定の基準電流を供給する基準電流供給手段と、 前記検出電流と前記所定の基準電流との電流量を比較し
    て、その比較結果に基づき出力信号を出力する電流比較
    手段とを備えた光劣化検出回路。
  3. 【請求項3】 発光手段の電流−光出力特性が劣化した
    光劣化状態を検出する光劣化検出回路であって、 前記発光手段からの光を受光し、その受光強度に基づく
    第1の検出電流を供給する光電変換手段と、 前記発光手段が正常状態である場合に想定される前記第
    1の検出電流の電流量を有する第1の基準電流を供給す
    る第1の基準電流供給手段と、 第2の基準電流を供給する第2の基準電流供給手段と、 一方電極に前記第1の検出電流を受け、他方電極が前記
    第1の基準電流供給手段に接続され、前記第1の基準電
    流より前記第1の検出電流が小さい場合のみ、飽和状態
    となり制御電極から前記他方電極にかけて制御電流を供
    給するトランジスタと、 前記制御電流の電流量に基づく電流量の第2の検出電流
    を供給する検出電流供給手段と、 前記第2の検出電流が一端から他端にかけて流れるよう
    に設けられた第1の抵抗と、 前記第2の基準電流が一端から他端にかけて流れるよう
    に設けられた第2の抵抗と、 前記第1の抵抗を前記第2の検出電流が流れることによ
    り生じる第1の電圧降下量と前記第2の抵抗を前記第2
    の基準電流が流れることにより生じる第2の電圧降下量
    とを比較して、比較結果に基づき出力信号を出力する電
    圧比較手段とを備えた光劣化検出回路。
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